JPH03207335A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH03207335A
JPH03207335A JP902368A JP236890A JPH03207335A JP H03207335 A JPH03207335 A JP H03207335A JP 902368 A JP902368 A JP 902368A JP 236890 A JP236890 A JP 236890A JP H03207335 A JPH03207335 A JP H03207335A
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JP
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injection
pressurized gas
liquid
drug
chemical
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JP902368A
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Yasuhiro Manpuku
康広 萬福
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、患部を観察しながら操作性よく薬液の注入を
行うことができる内視鏡に係り、特に気管支鏡ファイバ
ースコープ等に利用できるものに関する。
[従来の技術] ファイバースコープ等を人体内部に挿入して該人体内部
の患部を観察する内視鏡は従来から知られている。
第2図(a)は従来の内視鏡の正面図、第2図(b)は
従来の内視鏡の平面図、第3図は第2図(a)及び第2
図(b)に示される内視鏡の部分拡大図である。なお、
この従来例は、気管支を観察する内視鏡(気管支鏡ファ
イバースコープ)である。
これらの図面において、操作部101には可撓性管状部
材で構成される挿入部102が接合され、この挿入部1
02の図中右方よりの部位には湾曲部103が形成され
ているとともに、この湾曲部103の右端部は先端部1
04が形成されている。
前記操作部101及び挿入部102内には、前記先端部
104に設けられた対物レンズ105によって結像され
た像を伝送するイメージファイバーバンドル(図示せず
)や、患部を照明する光を伝送するライトガイドバンド
ル106等の観察光学手段のほかに、患部に薬液を注入
したり、あるいは、患部で生じた血液や粘液等を吸引し
て外部に排出するための流体管路107及び前記湾曲部
103を遠隔操作するための伝達部材(図示せず)等が
内蔵されている。
また、前記操作部101には、 注射器108等によって流体管路107を通じて薬液を
注入する鉗子口部109、 前記湾曲部103を遠隔操作する湾曲操作レバー110
、 患部の粘液等を吸引する吸引ポンプ(図示せず)と前記
流体管路107との連絡管路中に設けられた弁111を
開閉する吸引操作ボタン112、前記対物レンズ105
で結像され、前記図示しないイメージファイバーバンド
ルで伝送された患部の像を観察する観察部113、 並びに、 前記流体管路107と図示しない吸引ポンプとを吸引口
114を通じて連絡する吸引管115や光源部116に
コネクタ部117を介して連結されるライトガイドバン
ドル106を内蔵する連絡管118等が設けられ、もし
くは接続されている。
この内視鏡を用いて、例えば、気管支の観察を行うには
、次のようにする。
前記挿入部102を患者の気管支内に挿入する。
その挿入は、術者(内視鏡を操作して観察する者;通常
は医師)が前記観察部113て患部を観察しながらタイ
ミングをはかり、前記鉗子口部109を通じて麻酔液(
4%キシロカイン)を注入しつつ行う。この麻酔液の注
入は気管支を観察する際には欠かせないものである。す
なわち、内視鏡が気管支に挿入されると、内視鏡の挿入
部102、湾曲部103及び先端部104が気管支粘膜
に強く接触するため患者が咳き込み、前記先端部104
が揺れ動いて観察が著しく困難になる。この咳込みを防
止するなめに麻酔液を注入しなければならない。また、
この麻酔液の注入により、患部や対物レンズ等に付着し
た血液や粘液等が洗い落されるという副次的効果も得ら
れる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述の従来の内視鏡は、観察しながら麻酔液
等の薬液を注入するには、術者のほかに薬液の注入操作
を行うアシスタンントが必ず必要であった。しかも、薬
液注入のタイミングをはかるのは術者であり、実際に注
入操作を行うのはアシスタントである。このなめ、注入
のタイミングがずれるおそれが多分にあった。このタイ
ミングずれがあると、特に、気管支観察の場合には患者
が咳き込んで挿入や観察が困難になる。それゆえ、術者
がこのような操作上の問題に神経を使い、肝心の臨床検
査に十分集中できないという問題もあった。
本発明は、上述の背景のもとでなされたものであり、薬
液の注入を含む一連の操作を術者単独で操作性よく行う
ことができる内視鏡を提供することを目的としたものて
゛ある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以下の各構成とすることにより上述の課題を
解決している。
(1)人体内部に挿入される挿入部と、この挿入部に連
結して設けられた操作部とを有し、前記挿入部の先端部
に設けられた結像手段によって結像された人体内部の像
を前記挿入部内に設けられた光伝送手段によって前記操
作部に導き、該操作部に設けられた観察部で観察するよ
うにした内視鏡において、 前記挿入部内に設けられ、前記挿入部の先端部と前記操
作部とを通じて人体内と外部との間で流体を移送できる
流体通路と、 前記流体通路を通じて外部から人体内に注入する薬液を
供給する薬液供給手段と、 前記操作部もしくはすくなくとも該操作部の近傍に設け
られた注入操作手段を操作することにより、前記薬液供
給手段の薬液が前記流体通路を通じて人体内に注入され
る注入状態または注入されない注入停止状態に設定され
る薬液注入制御手段とを備えたことを特徴とする構成。
(2)構成1において、 前記薬液供給手段は、 薬液容器と、該薬液容器に収容された薬液中に一方の開
口端が浸漬されて薬液を外部に導く送液管と、前記薬液
容器内に加圧気体を導入して該薬液容器内を加圧する加
圧手段と、前記薬液容器内の加圧気体を外部に導く送気
管とを有するものであり、 前記薬液注入制御手段は、前記薬液供給手段の送液管か
ら送液される薬液を導入する薬液導入口と、前記送気管
から送気される加圧気体を導入する加圧気体導入口と、
前記薬液導入口から導入された薬液を前記挿入部の流体
通路に導く排出口と、前記加圧気体導入口と連通されて
常時は前記加圧気体導入口から導入された気体を外部に
放出する気体放出流路と、これら薬液導入口、加圧気体
導入口、排出口及び気体放出口の各間の連通状態を切り
替える流路切替機構とを有し、 前記流路切替機構は、第1の状態では前記薬液導入口、
加圧気体導入口及び排出口が互いに遮断状態にあり、第
2の状態にしたときにこれら薬液導入口、加圧気体導入
口及び排出口が互いに連通される流路を形成するもので
あって、 前記気体放出流路を遮断して前記薬液容器内を送液可能
な加扛状態にするとともに、前記流路切替機構を第2の
状態にすることにより、前記薬液を前記排出口を通じて
前記流体通路に送液して人体内に注入するようにしたも
のであることを特徴とした構成。
[作用] 上述の構成(1)によれば、前記操作3部もしくはすく
なくとも該操作部の近傍に設けられた操作手段を操作す
ることにより、前記薬液注入制御手段によって、前記薬
液供給手段の薬液が前記流体通路を通じて人体内に注入
される注入状態または注入されない停止状態にすること
ができる。これにより、必要に応じて人体内に薬液を注
入することができる。この場合、前記薬液注入制御手段
は、前記操作部もしくはすくなくとも該操作部の近傍に
設けられた操作手段を操作することにより注入状態また
は注入停止状態に設定することができる。
したがって、従来の内視鏡のように、注射器により鉗子
口を通じてアシスタントが薬液を注入する等の必要はな
く、術者単独で行うことができる。
これによりアシスタントが不要になるとともに、注入の
タイミングがずれたりするようなことがない。
また構成(2)によれば、極めて操作性よく、所定量の
薬液を瞬時に人体に注入することができる装置を得るこ
とができる。しかも、比較的構成が単純であるから、洗
浄が容易であるとともに製作コストの安価な装置とする
ことができる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例にかかる内視鏡の構成を示す
図、第4図は第1図の部分拡大図である。
なお、この実施例は、前記第2図に示される従来例と共
通する部分が多いので、共通する部分には同一の符号を
付してその説明を省略し、以下ではこの実施例に特徴的
な部分のみを説明する。
第1図において、挿入部102には、さらに、薬液注入
管7が設けられている。この薬液注入管7の一方の端部
は前記挿入部107の先端部104において開口され、
他方の端部は繰作部101に設けられた切替弁1に接続
されている。
なお、この薬液注入管7は、本発明における流体通路を
構成する。
前記切替弁1には、連絡管118及びコネクタ部117
を介して所定の流体管路によって薬液供給手段20に結
合されている。この薬液供給手段は加圧気体の作用によ
って薬液を切替弁1に送出するようになっている。この
場合、前記切替弁1には、この加圧気体を作用させるか
否かを切り替える機構と、薬液を薬液注入管7に導くか
否かの流路を切り替える流路切替機構とが備えられてい
る。すなわち、前記切替弁1を切り替えることによって
、前記薬液供給手段20の薬液が前記薬液注入管7を通
じて人体内に注入される注入状態または注入されない停
止状態にすることができるようになっている。
次に、前記切替弁1及び薬液供給手段20を中心にして
、本実施例をさらに詳述する。
豆笠弁ユ この切替弁1は本発明の薬液注入制御手段を構成するも
のである。第5図はこの切替弁1の縦断面図である。な
お、第5図(a)が薬液注入停止状態、第5図(b)が
薬液注入状態を示している。
第5図において、符号11はシリンダ、符号12はこの
シリンダ11のシリンダ孔13に摺動自在に嵌合された
ピストン、符号2はこのピストン12を移動操作する操
作釦、符号14は前記ピストン12及び操作釦2を移動
自在に前記シリンダ11に保持する保持部材である。
前記シリンダ11の側部にはシリンダ孔13に連通する
薬液導入口11a及び加圧気体導入口11bが設けられ
ており、これら薬液導入口11a及び加圧気体導入口1
1bにはそれぞれ送液管31及び送気管32が接続され
ている。
また、前記シリンダ11の底部にはシリンダ孔13に連
通ずる排出口11cが設けられており、この排出孔口1
1cには薬液注入管7が接続されている。
前記シリンダ孔13の前記薬液導入口に連通された部位
は内径が広くなっており、薬液滞留室13aが形成され
ている。
また、前記薬液滞留室13aから図中下方に所定距離離
れた部位も内径が広く形成されており、連通室13bが
形成されている。
前記ピストン12は、一部を除きその外径が前記シリン
ダ孔13の内径より小さくなっており、ピストン12と
シリンダ孔13との間を流体が流通できるようになって
いる。このピストン12には、図中上部から下方に向か
って順に鍔部12a、この鍔部12aから所定距離下方
の位置に形成された第1シール部12b、この第1シー
ル部12bから所定距離下方の位置に形成された第2シ
ール部12.cが形成されている。第1シール部12b
及び第2シール部12cの外径は前記シリンダ孔13の
内径より僅かに小さく形成されており、これらの外周部
には、所定の溝が切られてシール用のOリンフグ12d
及び多孔質Oリング12eがそれぞれ取り付けられてい
る。すなわち、これら第1シール部12b及び第2シー
ル部12cは、これらがそれぞれ前記薬液滞留室13a
及び連通室13bに位置するとき以外は、前記シリンダ
孔13を塞ぐようになっている。
ここで、前記第2シール部12cに設けられた多孔質O
リング12eは、通常の0リングと異なる機能を有する
。すなわち、薬液に対してはシール効果があるが、気体
(例えば、空気)に対しては透過性を有するものである
。このような、機能を備えたものとして、この実施例で
は、多孔質の4弗化エチレン樹脂等のフッ化樹脂を用い
ている。
また、前記ピストン12には、前記第1シール部12b
から所定距離上方に一方の開口部が設けられ、他方の開
口部が該ピストン12の上端部に設けられたリーク流通
路12fが形成されている。
そして、前記ピストン12の上部は保持部材14の保持
孔14aに摺動自在に嵌合保持され、上端部に操作釦2
が螺合固定されている。この操作釦2には該操作釦2を
上・下に貫通して前記ピストン12に設けられたリーク
流路12に連通ずるリーク孔2fが形成されている。こ
のリーク孔2fと前記リーク流路12fとによって本発
明の気体放出通路を構成する。
前記操作釦2は前記保持部材14に形成されたガイド孔
14bに摺動自在に嵌合されている。なお前記操作釦2
の外周面には該操作釦2とガイド孔14bとの間を密閉
するためのOリング2aが取り付けられている。そして
、前記操作釦2の底部に形成された管状渭2bに圧縮コ
イルスプリングからなるバネ部材15の上部が嵌合され
、該バネ部材15の下部が前記ガイド孔14aの底部を
押圧するようになっている。
すなわち、このバネ部材15の作用により、前記ピスト
ン12に常に図中上方に付勢力が加えられるようになっ
ている。この場合、前記ピストン12の鍔部12aが前
記保持部材14に当接して上方への移動が制限され、脱
離しないように保持されている。なお、上記シリンダ1
1及びピストン12は本発明における切替機構を構成す
る。
さて、第5図(a)は、注入停止状態を示している。こ
の状態では、前記薬液導入口11a、加圧気体導入口1
1b及び排出孔11cがそれぞれ遮断されている。また
、このとき、加圧気体導入口11bは前記リーク流路1
2f及びリーク孔2fによって外部に連通されている。
すなわち、前記送気管32から送られてくる加圧気体は
これらリーク流路12f及びリーク孔2fを通じて外部
に放出される。前記送気管32は、後述するように、薬
液供給手段20の薬液容器内に導入される加圧気体に連
通されている。したがって、この状態では、前記薬液容
器内に導入された加圧気体は前記リーク流路12f及び
リーク孔2fを通じてそのまま外部に放出される。これ
により、前記薬液容器は十分に加圧されることがないか
ら、薬液の送液は起らない。
次に、図に示されるように、指F等により、前記操作釦
2の前記リーク孔2fを塞ぐ。そうすると、前記薬液供
給手段20の薬液容器内が加圧状態となり、薬液が前記
送液管31を通じて薬液滞留室13a内に導入される。
すなわち、前記薬液滞留室13a内にあった気体は、前
記多孔質Oリング12eを通じて押出され、そこに薬液
が満たされる。
次に、第5図(b)に示されるように、前記指Fによっ
て前記リーク孔を塞いだままで、前記操作釦2をさらに
押圧して前記ピストン12を下方に押しさげる。そうす
ると、図に示されるように、前記薬液導入口11a、加
圧気体導入口11b及び排出孔11cがそれぞれ連通さ
れる。これによて、前記薬液滞留室13a内に滞留され
ていた薬液が薬液注入管7を通じて瞬時に人体に注入さ
れる。このとき、前記薬液導入口11aと加圧気体導入
口11bとは連通された状態であるから、これらの部位
は同じ圧力である。したがって、この状態では、前記送
液管31を通じて新たな薬液が導入されることはなく、
人体に注入されるのは、前記薬液滞留室13aに滞留さ
れていた一定量の薬液だけである。
立ヱZ之二旦ユ 前記送液管31及び送気管32は、前記連絡管118内
を通り、前記コネクタ部117に設けられたカップラー
30によって2重管33に連結され、この2重管が前記
薬液供給手段20に連結されている。
第6図は、カップラー30の縦断面図である。
図に示されるように。このカップラー30は、前配送液
管31を前記2重管の内管33aに、送気管32を外管
33bに、それぞれ接続するものである。
前記2重管33の接続端部には雄金具34が固着され、
一方、前記コネクタ部117には雌金具35が固定され
ており、前記雄金具34を雌金具35にカップリングす
ることにより、前記送液管31が内管33aに、送気管
32が外管33bにそれぞれ接続されるようになってい
る。
前記雄金具34の先端部には管状の内管雌金具34aが
固定されている。この内管雄金具34aは、図中上端部
が前記雄金具34の導通孔34b内において前記内管3
3aに接続され、下方部に形成された内管カップリング
孔34cに、前記雌金具35の底部に突出して形成され
た管状の内管雄金具35bが嵌合されるようになってい
る。この内管雄金具35bは連結管35を介して前記送
液管31に接続されている。これにより、前記送液管3
1と内管33aとが接続される。
また、前記雄金具34の先端部には複数の連通孔34d
が形成され、前記雌金具35のカップリング孔35aと
、前記雄金具34のカップリング孔34bとを連通して
いる。そして、前記雌金具のカップリング孔35aは連
結管35dを介して送気管32に連結されている。これ
により、前記送気管32と外管33bとが接続される。
なお、前記雄金具35には、該雄金具35を前記雌金具
34に容易に着脱できるように周知の弾性を有するクリ
ックタイプのC形すングが取り付けられている。また、
前記雄金具34及び雌金具35のコネクト部には、適宜
Oリング34f、35e等が取り付けられている。
栗液医輪土段l且 第7図は薬液供給手段20の縦断面図である。
図に示されるように、この薬液供給手段20は、薬液2
1を収容する薬液容器22と、この薬液容器22内と前
記2重管33とを連通ずる接続金具23と、薬液容器2
2内に加圧気体を導入する加圧ポンプ24とからなる。
前記接続金具23によって前記薬液容器22に接続され
た2重管33のうち、前記内管33aは、その開口端が
、前記薬液21内に常に浸漬されるように該容器22の
底部付近まで延長されている。
また、前記外管33bは薬液21の液面上に形成される
気体部22aに連通される。そして、この気体部22a
には加圧ポンプ24から連結管25を通じて加圧気体が
導入されるようになっている。すなわち、この薬液供給
手段20は、前記加圧ポンプ24から供給される加圧気
体によって前記気体部22aの圧力を上昇させて、前記
内管33aを通じて薬液を送液するものである。その場
合、内視鏡使用時は、常時前記加圧ポンプ24を作動さ
せておき、この加圧ポンプ24によって導入された加圧
気体を前記外管33bを通じて外部にリークさせるか否
かにより前記気体部の圧力を制御して送液もしくは送液
停止ができるようになっている。上述のように、この制
御は、前記操作釦2に設けられたリーク孔2fを塞ぐか
開放するかによって行うことができる。
上述の一実施例おいては、薬液注入は、術者が前記操作
釦2のリーク孔2fを塞ぐとともに、該操作釦2をさら
に押し込むだけで行うことができる。この操作釦2は操
作部101に設けられているから、この操作は、術者が
前記挿入部102を患者の人体内に挿入し、患部を観察
しながら術者単独で行うことができる。したがって、従
来の内視鏡のように、注射器により鉗子口を通じてアシ
スタントが薬液を注入する等の必要はない。これにより
アシスタントが不要になるとともに、注入のタイミング
がずれたりするようなことがない。
また、薬液の送液を加圧気体で行うとともに、前記切替
弁1を用いて流路切替と同時にこの加圧気体のリークを
前記操作釦2上において制御できるようにしたことによ
り、極めて簡単な構成により、送液、または、送液停止
の制御機能を実現している。しかも、前記切替弁1には
、薬液滞留室13aと、この薬液滞留室13aを仕切る
第2シール部に気体は通過させ液体は通過させない多孔
質のOリンングを設げたことがら、前記切替弁1を1回
操作した際に注入される薬液の量が常に−定量となる。
このため、例えば、薬液が麻酔液である場合のように、
注入量に過不足があると、著しい不都合が生ずる場合に
、極めて有用である。
なお、上述の実施例では、薬液注入管7(本発明におけ
る流体通路)を、前記流体管路107と別個に設ける例
を掲げたが、第8図に変型例を示したように、これら薬
液注入管7と流体管路107とを、挿入部102におい
て兼用して1つの流体管路70としてもよい。その場合
、前記吸引用弁111からの流路71と前記切替弁1か
らの流路72とを前記操作部101内で連結することは
勿論である。
これによれば、挿入部102の外径を小さくすることが
可能となる。
また、薬液注入制御手段は必ずしも操作部に設ける必要
はない。すなわち、操作部と薬液供給手段との間の適宜
の場所に設ければよい。
さらに、本発明は、気管支内視鏡以外にも適用できるこ
とは勿論である。
[発明の効果] 以上、詳述したように、本発明は、要するに、操作部も
しくはすくなくとも該操作部の近傍に設けられた注入操
作手段を操作することにより、薬液注入制御手段を駆動
して、薬液供給手段の薬、液が流体通路を通じて人体内
に注入される注入状態または注入されない注入停止状態
に設定されるようにしたものであり、これにより、薬液
の注入を含む一連の操作を術者単独で操作性よく行うこ
とができる内視鏡を得ているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる内視鏡の構成を示す
図、第2図は従来例の構成を示す図、第3図は従来例の
部分拡大図、第4図は第1図の部分拡大図、第5図は切
替弁の縦断面図、第6図はカップラーの縦断面図、第7
図は薬液供給手段の縦断面図、第8図は一実施例の変型
例を示す図である。 1・・・切替弁、 2・・・操作釦、 7・・・薬液注入管、 0・・・薬液供給手段、 0・・・カップラー 01・・・操作部、 02・・・挿入部、 05・・・対物レンズ、 07・・・流体管路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)人体内部に挿入される挿入部と、この挿入部に連
    結して設けられた操作部とを有し、前記挿入部の先端部
    に設けられた結像手段によって結像された人体内部の像
    を前記挿入部内に設けられた光伝送手段によって前記操
    作部に導き、該操作部に設けられた観察部で観察するよ
    うにした内視鏡において、 前記挿入部内に設けられ、前記挿入部の先端部と前記操
    作部とを通じて人体内と外部との間で流体を移送できる
    流体通路と、 前記流体通路を通じて外部から人体内に注入する薬液を
    供給する薬液供給手段と、 前記操作部もしくはすくなくとも該操作部の近傍に設け
    られた注入操作手段を操作することにより、前記薬液供
    給手段の薬液が前記流体通路を通じて人体内に注入され
    る注入状態または注入されない注入停止状態に設定され
    る薬液注入制御手段とを備えたことを特徴とする内視鏡
  2. (2)請求項1記載の内視鏡において、 前記薬液供給手段は、薬液容器と、該薬液容器に収容さ
    れた薬液中に一方の開口端が浸漬されて薬液を外部に導
    く送液管と、前記薬液容器内に加圧気体を導入して該薬
    液容器内を加圧する加圧手段と、前記薬液容器内の加圧
    気体を外部に導く送気管とを有するものであり、 前記薬液注入制御手段は、前記薬液供給手段の送液管か
    ら送液される薬液を導入する薬液導入口と、前記送気管
    から送気される加圧気体を導入する加圧気体導入口と、
    前記薬液導入口から導入された薬液を前記挿入部の流体
    通路に導く排出口と、前記加圧気体導入口と連通されて
    常時は前記加圧気体導入口から導入された気体を外部に
    放出する気体放出流路と、これら薬液導入口、加圧気体
    導入口、排出口及び気体放出口の各間の連通状態を切り
    替える流路切替機構とを有し、 前記流路切替機構は、第1の状態では前記薬液導入口、
    加圧気体導入口及び排出口が互いに遮断状態にあり、第
    2の状態にしたときにこれら薬液導入口、加圧気体導入
    口及び排出口が互いに連通される流路を形成するもので
    あって、 前記気体放出流路を遮断して前記薬液容器内を送液可能
    な加圧状態にするとともに、前記流路切替機構を第2の
    状態にすることにより、前記薬液を前記排出口を通じて
    前記流体通路に送液して人体内に注入するようにしたも
    のであることを特徴とした内視鏡。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015023904A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 オリンパス株式会社 浸透性薬液投与システム及び浸透性薬液投与方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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