JPH03206958A - アルツハイマー症の診断における非神経組織の検査法 - Google Patents

アルツハイマー症の診断における非神経組織の検査法

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JPH03206958A
JPH03206958A JP24860690A JP24860690A JPH03206958A JP H03206958 A JPH03206958 A JP H03206958A JP 24860690 A JP24860690 A JP 24860690A JP 24860690 A JP24860690 A JP 24860690A JP H03206958 A JPH03206958 A JP H03206958A
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amyloid
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Dennis J Selkoe
デニス・ジェイ・セルコー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は一般に、アルツハイマー症の診断および監視(
モニタリング)に関するものである。
[発明か解決すへき課題1 アルッハイマー症(AD)は高齢者における進行性の痴
呆症の最も一般的な原因であり、典型的な症状として記
憶の減退、見当識障害、および総合的な知性の後退を含
む神経学的荒廃か徐々に進行する。これはまた、運動不
能、失禁、および体重減少等の肉体的な衰退の症状をも
伴い、しばしば致死的となる。世界中の様々な種族や人
種に観察されており、現在および将来の公衆衛生および
経済に主要な問題を提起している。この疾患による影響
は米国のみても、200〜300万人に及ふと見積も与
れている。
この問題には、患者の生存期間中に該疾患を明確に診断
することか実際上困難であることか絡んでいる。通常、
アルツハイマー症の明確な診断は、剖検によって脳の状
態をみることて行われる。アルツハイマー症の診断の目
安は脳の特定領域における線維化病巣の形態をとる構造
的変化である。
これらの脳病巣は(1)老年斑、(2)アミ口イト血管
障害(小血管へのアミロイトの枕着)、(3)神経線維
の絡まり、(4)変化した神経細胞線維(神経炎性形成
異常)で示される。
[発明の技術分野〕 実際には、かなりの高齢者の脳には、アルツハイマー症
(AD)に特徴的な小さい線維性脳疾患か幾らかは存在
しており、それは神経内(神経線維の絡まり)、脳細胞
外沈着(老年斑またはアミロイドプラーク)、および髄
膜および脳血管(アミロイド血管障害)沈着として存在
する。近年の化学的、免疫化学的、および分子生物学的
な分析によってβ−アミロイドタンパク質(β−AP)
またはA4と命名された4.2キロダルトン(kDa)
のタンパク質(約38〜約43アミノ酸)が、ADまた
はトリソミー2k(タウン症候群)患者、並びに正常な
加今による高齢者の血管および脳のアミロイトフィラメ
ントのサブユニ,トであることが示された。グレンナー
およびウォン(Glenner & Wong,  B
 iochem. B iophys. Res. C
ommun.  1 2 0 :885−890(1 
984))、グレンナーおよびウオン(G lenne
r & Wong,  B iochem. B io
physRes.Commun.  1 22 : 1
 1 3 1−1 1 35(1984))、マスター
スら(Masters,  Proc.Natl.Ac
ad.Sci.USA  82 : 4245−424
9(1985))、セルコーら( S elkoe, 
 J . N eurochem46: 1820−1
834(1986))、カンら(Kang,  Nat
ure 3 2 5 : 733−73 6(1 98
7))およびコリアら(Coria,  Am.J.P
athol.129・422−428(1 988))
。これらの分析研究の結果、β一APは、様々な動物の
多くの組織で正常に産生される大きい前駆体タンパク質
の小フラグメントであることも示された。ヒトにおいて
、β−AP前駆体タンパク質をコートする遺伝子はヒト
染色体(クロモソーム)21の長い腕(アーム)に位置
する。
最初のADのβ〜APの精製および部分アミノ酸配列の
決定は1984年にグレンナーおよびウォンによって行
われた[グレンナーおよびウォン(Gtenner &
 Wong.  B iochem. B iophy
s. R es. Conmun.120: 885−
890(1 9s4)):。彼らは、長期にわたって確
立された絹織からのアミ口イト精製法の改良広を用いて
ADで死亡した患者の髄膜血管からβ一APを単離した
。彼らは最初の28個のアミノ酸配列の決定を行ったか
、それは後に38−43アミノ酸のタンパク質であるこ
とか示された。彼らか用いた単離法および配列決定のテ
ータは米国特許第4, 6 6 6, 8 2 9号(
グレンナーら、1987年5月19日発行)に記載され
ている。彼らは、1985年に自身が決定した28アミ
ノ酸配列の最初の10アミノ酸を含む合成ペプチトを製
造した。次いで、これらの合成ベフ゜チトを、ウサキま
たはマウスにそれそれ〆主射し、ポリクローナルまたは
モノクローナル抗体を生産させた。これらの抗体は、A
Dおよび正常な加合脳における老年性(アミロイト)斑
点および血管性アミロイFi着の両者を認識したく即ち
、それらと反応した)。
California B iotechnology
, I nc.,によるPCT出願(国際公開番号WO
/03951)はβアミロイド前駆体タンパク質をコー
トする、ある種のD N A配列、並ひにそれを脳脊髄
液または血清に用いてアルッハイマー症を診断すること
を目的とするものである。アルツハイマー症が初めて疾
患と認められて以来、80年以上の間、ADの病理学的
病巣は脳にしか見い出されていない。患者の脳組織の生
検検査は特に危険であるために、ごくまれにしか行われ
ないことから、患者の生存中に簡単かつ安全に診断てき
るよう、有効で危険の少ない方法か求められている。
[発明の要約] 本発明の第lの目的は、アルツハイマー症の診断〆去を
開示することにある。この方l去は、非神経組織の生検
標本を採取し、該標本の少なくとも一部と、β一AP、
β−APを含有するβ−AP前駆体フラグメント、また
は約8個またはそれ以上のアミノ酸からなるβ−APペ
ブチトフラグメントを認識し得る少なくともl個の抗体
と接触させ、標本と抗体との反応程度を監視することか
らなる。
本発明の他の目的は、アルツハイマー症診断用キットて
あって、上記のlまたはそれ以上の抗体、および抗体と
非神経組織標本との反応の程度および特異性を検出する
ための手段とを有するキットを開示することにある。
これらの、および他の本発明の目的、並ひにそれらに伴
う作用効果は以下の定義、詳細な説明、実施例および特
許請求の範囲を読めば最も良く理解することができるで
あろう。
[定義] 本明細書中、「アミロイド」という語句は直径約50−
100オングストロームのタンパク様フィラメントを指
し、これは、ある種の染料一結合特性を有し(コンコー
レノト分子と特定の配列順序で結きし、偏光かアミ口イ
トを通過すると緑の複屈折色か観察される。また、チオ
フラビンSと結合しエビフ゜ルオレノセンスを外付けし
た顕微鏡で監察した時、緑色の蛍光を与える。)、組織
の細胞外空間に次第に蓄積される。その他、アミロイド
にはX線回折分析で確立されたように、多くのβプリー
ツシ一トタンパク質立体構造を有するという特徴かある
。アミロイドはこの節で定義するように、それらの存在
する組織やそれらか構成するタンパク質に関係なく、広
範な疾患に見られるタンパク様フィラメントの総称であ
る。上記の定義にかかわらず、本発明では、アルツハイ
マー症およびタウン症候群に特徴的なタイプのアミロイ
ドであって、そのサブユニットタンパク質が下記のβ一
APであるアミロイドを目的とするものである。
本明細書中、「β−APを含有するβ−アミロイド前駆
体タンパク質フラグメント(断片)」という語句は前駆
体タンパク質の一部であってβ−アミロイドタンパク質
よりも大きい、β−アミロイドタンパク質を念有するポ
リペプチトを指す。
本明細許中、″β−アミロイト前駆体タンパク質」とい
う語句はヒトのクロモソーム(染色体)21のロングア
ームに位置する遺(云子によって産生されるポリペプチ
トであって、そのβ−アミロイドタンパク質の第3カル
ポキンにβ−アミロイドタンパク質(β−AP)を含有
するポリペプチトを指す。現在、ヒト中に存在するとい
うことか分かつているβ−アミロイト前駆体タンパク質
形状の具体例として、カン:)rKang, Natu
re 3 2 5 : 733−736(1 987)
]か記載した695アミノ酸ポリペプチト、ポンテら[
P onte.  N ature33 1 : 52
5−527(1 988)]およびタンシら[Tanz
i,  Nature 3 3 1 : 5 2 8−
5 3 0(1988)]か記載した751アミノ酸ポ
リベプチト、およびキタグチら[Kitaguchi,
  Nature 3 3 1530−532(1 9
88)]らが記載した770アミノ酸ポリペブチドがあ
る。
本明細書中、「β−アミロイドタンパク質」(βAP)
という語句はADおよびタウン症患者の脳に存在し、老
年性(アミロイド)斑点の中心を構成し、小血管に皮着
する無晶形で非フィラメント状の、実質(組織)に沈着
するタンパク質を指す。
β一APはフィラメント状の重合体形をとることもある
(この形で、この物質はアミロイドの特性に関して述べ
たコンコーレ,ドおよびチオフラビンS染料との結合特
性を示す)。それはまた、組織中て非フィラメント状に
なることあり(“プレアミロイト′゜または“アモルフ
ァス”または“拡散”沈着)この形状では検出可能なコ
ンゴーレノドによる複屈折染色を起こさない。髄膜また
は髄膜血管から得られた形のタンパク質部分が米国特許
第4,6 6 6, 8 2 9号(グランナーら、1
987年5月l9日発行)に記載されている。本発明に
おいて用いるβ−APはグランナーらの特許明細書に記
載の方法によって産生されるタンパク質と実質上ホモロ
ーガスな約38−43アミノ酸ペブチドであるか、本発
明にとってはAD患者の大脳皮質から抽出するか、ある
いはAD患者の皮膚(または他の非一神経組織)から抽
出することか好ましい。
たたし、本発明には全β一AP配列の全てまたは一部(
例えば約8またはそれ以上のアミノ酸)を有する合成ペ
ブチドをも含む免疫反応性物質の他の供給源も使用可能
である。とのような形状であれ、β−APはヒトクロモ
ソーム21のロングアームにコートされているβ−アミ
口イト前駆体タンバク質と称する大きい糖タンパク質の
一部であって疎水性の38−43アミノ酸からなるフラ
グメントである。それはまた、SDSポリアクリルアミ
トケル電気庫動における相対的な移動度、並びに凝集し
てアミロイドの超構造おまひ着色性を有する重合体フィ
ラメントを与える前駆性によっても特性化される。その
43アミノ酸配列は、l Asp Ala Glu Phe Arg His A
sp Ser Gly Tyr11 Glu Val His Gln Lys Leu V
al Phe21 Ala Glu Asp Val Gly Ser A
sn Lys Gly Ala31 1 1e Gly  Leu Met  Val  G
ly  Vat41 1 1e  Ala  Thr またはこれと実質上ナモローカスな配列である。
このものは本明細書で完全に引用しているセルコーら[
Selkoe,  Jounal o「Neuroch
emistry 46: 1820−1834(198
6)]の方法(実施例IA参照)によって大脳皮質から
抽出するか、実施例IB記載の方法に従って皮膚から抽
出することかできる。
本明細書中、「約8個またはそれ以上のアミ/酸からな
るβ−APペプチドフラグメント」という語句はβ一A
PまたはAD患者の皮膚または他の非神経組織に存在す
る形のβ−APと反応性を有する抗体を産生じ得るβ−
APフラグメント(または実質上、それとホモローガス
なペプチド)を指す。
AD診断のための皮膚生検標本または他の非神経組織標
本の調製に関して「簡単な固定化」という語句は{票本
を、該標本中の分子を交差結合させるか、強力な分子間
または分子内桔合を形成させることにより安定化する試
薬(本明細書中、“固定化剤(フィキサティブ)”とい
う)で処理することをいう。この処理は標本中のタンパ
ク質の構造上の安定性と分解への抵抗性を確立するのに
十分な期間であって、標本中のβ−アミロイドー免疫反
応性抗原の分子形またはコンホメー/ヨンが著しく変化
する程、長期間には行わない。一般に、本発明の簡単な
固定化は10%中性緩衝化ホルマリン、Bouin溶液
(70%(v/v)飽和ピクリン酸、10%(v/v)
飽和ホルマリン、5%(v/v)飽和氷酢酸)の水濱液
、またはPLP固定化剤(過ヨウ素酸塩Jシン−バラホ
ルムアルデヒド:相対濃度02%.1 4%:2%(w
/v))等のアルデヒト含有固定化剤による処理を意味
する。処理時間は約15分間から約60分間であること
か好ましいが、固定化剤の性質によって、約1o分間の
短時間から、約3時間の長時間に変化させることができ
る。
しかしながら、従来の長期的な固定化(例えば数週間か
ら数カ月)によってもよい。
「腸」という語旬は小腸および大腸(結腸)および直腸
組織を包含する。
特許請求の範囲に記載の本発明の目的に従い、「皮膚生
検標本」という語句は皮膚および皮下組織の両者を包含
する。
[好ましい実施態様の説明コ 本発明は、AD患者の皮膚、皮下結合組織、および腸等
の非神経器官にβ−APか注着するという予想外の発見
によるものである。この発見は、AD患者の脳に必ず見
られるβ〜−アミロイドタンパク質の進行性の枕着か非
神経系組織、とりわけ皮膚および腸にも起きることを初
めて明らかにしたものである。従って、本発明は、通常
、非神経組織標本を検査し、β−AP(またはβ一AP
前駆体のβ−AP含有タンパク質フラグメント)の存在
および量を検出することによるアルッハイマー症(AD
)診断における検査方法を目的とするものである。本発
明のそれら組織のβ−AP検出および定量は、痴呆症患
者がADであるとの臨床診断を確認する際に、また、病
状を追跡する場合に有用である。本発明は、例えば、脳
をも含めた組織へのβ−APi着を安定化し、減少し、
または阻害するための薬物による治療中の症状の監視に
適用できる。
本発明によれば、様々なβ−アミロイドタンパク質(ま
たはβ−アミロイト前駆体タンパク質のβ一AP含有タ
ンパク質フラグメント)に対して惹起されたモノクロー
ナル抗体またはポリクローナル抗体を、皮膚、腸または
その池の非神経組織の生検標本を用いるアルッハイマー
症(AD)患者の診断のためのイムノアッセイに使用す
ることかできる。好ましい態様ではAD大脳皮質から抽
出したβ一AP抽出物を免疫原とする抗体でこれら標本
を試験する。抽出はセルコーら[S elkoe,  
Jounal of Neurochemistry 
4 6 : 1 8 2 0 − 1834(1986
)]およびセルコーおよびアブラハムの方法JSelk
oe & Abraham, Methods inE
nzymology 1 3 7 : 3 7−4 4
(1 9 8 6)]に従って行う。好ましい抽出方法
は後述の実施例rAに記載されている。または、実施例
IBに記載のごとく、β一APの検出に用いる抗体はア
ルツハイマー症患者の皮膚(または他の非神経組織)か
ら抽出されたβ−AP抗原により産生された抗体であっ
てよい。あるいは、ADu膜血管から抽出したβ一AP
またはβ一APの全配列またはその一部を有する合戊ペ
プチトを免疫原として用いてもよいが、アノセイ感度は
通常低い(表I参照)。
皮膚、腸、または他の非神経組織標本の診断に用いる抗
体はポリクローナルまたはモノクローナルのいずれても
よく、今日では当該技術分野で周知となっている方法で
調製することができる。例えば、実施例IAまたはIB
の抽出物に対するポリクローナル抗体は、実施例IC記
載のごとくウサギ等の動物を免疫した後、抗体を精製す
ることで調製され、他方、該抽出物に対するモノクロー
ナル抗体は、実施例ID記載のごとく、コーラーおよび
マイルスタイン[Kohler & Milstein
,Nature(1975)256−495]の方法に
従ってマウス等の動物を免疫し、その牌臓から牌細胞ヲ
得、それをマウス骨髄腫細胞とハイブリサイズさせてハ
イフ゛リトーマを1尋、3亥ハイフ゛リトーマをスクリ
ーニングし、サブクローニングすることによって調製す
ることかできる。
非神経性β−APi着(今日ては、いわゆる脳における
プレアミ口イト沈着として知与れているものと同様に)
は古典的な、組織化学的アミロイト着色反応、即ちコン
コーレノトおよびチオフラビンSとの反応において反応
性か弱いが、または全く反応しない:そのようなα着を
簡便かつ最も容易に採取することかできる皮膚か、AD
のβアミ口イト症部位であると考えられたことはながっ
た;そして、今日、一般的に合成β−APベプチドに対
する抗体は、その発明者および共同発明者よりもAD研
究者によって多く使用されているか、これらによる皮膚
等の非神経性沈着の検出は、表Iに記載されているよう
に、発明者およびその共同発明者によって調製された天
然の脳β一APに対する抗血清よりもはるかに感度が低
い。これらの、および他の因子により、本発明者らの発
見はまったく予想外のことである。当該技術分野てAD
の脳組織の染色に一般に用いられている合成ベプチト免
疫原に対する抗体には、表IにおけるLおよびYで表示
されるものかある。これらはグレンナーおよびウォンの
米国特許第4, 6 6 6, 8 29号に記載され
ているものと同一である。さらに、表■に記載のごとく
、一般的にAD患者の髄膜から抽出された免疫原に対し
て産生された抗体を用いた場合、AD患者の大脳皮質か
ら抽出された免疫原に対して産土された抗体を用いた場
合よりもβ一AP沈着は検出されない。これらの観察結
果は、皮膚その他の血管周囲の結合組織に見いたされる
形のβ一APか、合成β−APペブチトよりも脳組織固
有のβ−AP分子とよく類似していることを示唆するも
のである。
興味深いことに、皮膚および腸に認められるβAP免疫
反応性は髄膜または脳組織に認められるβ−APのそれ
と、ある種異なった性質を有する。例えば、合或ペプチ
ド抗体による脳沈着のβAP染色はギ酸によって促進さ
れるが、抗体と合成β−APとの反応性は通常、キ酸に
よる前処理で破壊される。従って、本発明の実施態様で
は、皮膚および腸標本をキ酸を用いて調製せず、また、
実施例■に記載のごとく、数種の固定化剤の1つを用い
て短期間(例えば、約l5〜約120分間、好ましくは
約30分間)の固定化を行うことが好ましい。
本発明の実施にあたっては、生検によって患者の皮膚、
腸その他の非神経組織から標本を採取する。好ましくは
、不快感を最小限にするために腕の内側表面等の神経終
末が低密度で重大な感覚か殆んとない皮膚部位から1ま
たはそれ以上のパンチ生検を取ることが好ましいか、皮
膚の任意の部分から楕円形の切除生検を採取することも
てきる。
腸生検も、当業者周知の方法で同様に得ることができる
アルツハイマー症(AD)(またはその他の脳へのβ一
AP沈着を特徴とする疾患、ダウン症や高齢)が疑われ
る患者の皮膚、腸その他の非神経組織から生検(パンチ
生検または切除生検)によって得た標本を急速凍結し、
以後のβ−AP抽出、可溶化および定量イムノアッセイ
に用いる。あるいは、非神経組織標本を固定化剤中で変
性した後、免疫組織化学的に検査する。
皮膚、腸その他の非神経組織からのβ一APの抽出、可
溶化および定量のためには、標本を凍結せずにバノファ
−で抽出する(例えば実施例IB記載)か使用まて凍結
保存する、 免疫組織化学的分析のためには、患者の皮膚、腸または
非神経組織生検を短時間の固定化に付すことが好ましい
。そのような短時間固定化の目的は、長期間の固定化に
よってコンホメーション(配座)が変化し、標本中の分
子の抗原部位か破壊される危険性を回避することにある
。例えば、標本を10%中性緩衝化ホルマリン中、15
−60分間固定化した後、標本を生理緩衝液(例えば、
0,02%ナトリウムアンド含有りん酸緩衝肢生理食塩
水、pH7.6)にとり、4°Cて保存する。別広とし
て、より長時間の固定化を行ってもよいが、本発明の好
ましい実施態様では短時間の固定化(即ち、一般に3時
間以内の固定化)か必要である。
ビクリン酸含有固定化剤(例えば、Bouinの方法)
やPLP固定化剤(過ヨウ素酸塩一リンンーパラホルム
アルテヒト)等を使用してもよい。
この処理の後、固定化標本を免疫組織化学的染色用に調
製することかできる。例えば、パラフィン等の媒体には
めこみ、ミクロトームで、通常515ミクロンの厚みの
切片を得、免疫組織化学的検査用にスライトグラスに載
せる。あるいは、低温槽中てミクロトームを用いて皮膚
、腸または他の非神経組織の固定化凍結標本から凍結切
片を調製することもてきる。血管周囲β一AP沈着は皮
下領域に多いので、皮膚標本中に幾らかの皮下組織か屁
人することは診断上好ましい。
次いで、スライドに載せた、または浮遊させた皮膚(ま
たは他の非神経組織)標本を本明細書に記載し、表■に
示す抗血清またはモ/゛クローナル抗体と接触させる(
反応させる)。第l抗体または第1抗体を免疫原形のβ
−APに吸収させた後の対照部分、を標本の上に置き約
2〜約4時間、あるいは一夜放置する。その後、標本を
洗浄し、第1抗体と反応性の第2抗体、例えばヤキ抗ウ
サキIgcまたはヤキ抗マウスIgGまたはIgM抗体
と一緒にインキユヘートする。第2抗体を標識してもよ
い。例えば、ベルオキソターセー抗ベルオキシダーセ等
の酵素マーカーと直接結合させるか、ビオチンと結合さ
せた後、ベルオキシターセと結合させたアビンンービオ
チンと反応させる。そのような反応生戊物は3,3′−
シアミノヘンシシン(DAB)と一緒にインキユベート
して比色分析することにより検出することかできる。光
学顕微鏡で着色した標本を観察する。
組織化学的切片の他の分析法には、アルカリホスファタ
ーセと結合した第2抗体を用いる方法や、フルオロクロ
ム(f luorochrome) (例えばフルオロ
セイン)と結合した第2抗体を用いる方法があり、この
場合、固定化した皮膚、腸、(または他の非神経性組織
)切片と1次抗体との反応をエピフルオレノセンスを備
えた光学顕微鏡で観察する。
好ましい態様では、ADの皮膚、腸、または他の非神経
性組織標本中のβ一APα着を検出するための第1抗体
として以下の実施例の記載に従って産生される幾つかの
β−AP抗体(またはアミ口イト前駆体のβ−AP含有
タンパク質フラグメントまたは8個またはそれ以上のア
ミノ酸からなるβ−アミ口イトペプチトに対する抗体)
(並ひに表1に例示した抗体)を用いることか好ましい
2つの型のコントロール(対照)かあり、それは第1抗
体一染色標本を次の2種のいずれかと比較することで行
われる。(1)免疫原一吸収第1抗体と反応させた、ま
たは正常なウサキ血清と反応させたAD患者由来の同様
の標本、および(2)第1抗体(即ち、抗一β一AP)
で染色した正常組織(βAPを含有しない)標本。好ま
しい態様では、第1抗体(即ち、抗β一AP)によって
検出され、β一AP比着が疑われるものが、(.1)β
−AP形の第l抗体吸収の後、アッセイで陽性ングナル
を産生ずるか、または(2)無関係な抗血清、無関係な
モノクローナル抗体、または無関係な前免疫血隋によっ
て認識されるかを決定する。β−AP抗原による第lβ
−AP抗体吸収の完了は、吸収されていない抗体および
吸収された抗体をAD脳組織切片と反応させ、脳内の既
知のβ一AP含有病巣(例えば老年斑およびアミ口イト
様血管)が吸収された抗体では染色されないことを示す
ことにより確認することかできる。
ADの皮膚、腸、または他の非神経性組織標本中にβ一
A.P沈着か検出されたならば、固定化標本の場合には
、染色した標本を、好ましくは本発明のキットに付属し
た免疫組織化学的切片標準(負および性対照の両者)と
比較する、あるいは定量的イムノア,セイの場合には、
抗原標準曲線と比較する、そうしない場合にはAD試験
陽性であるか否かを決定するために評価を行う。定量的
競合的イムノアッセイの例は実施例■に記載されている
免疫組織化学分析ては皮膚、腸、または他の非神経性組
織中のβ−AP免疫反応性注着の量は、経験的な比較ス
ケールまたはAD患者の既知のβ一AP皮膚(または他
の非神経性組織)注着を同時に評価することて調製され
る基準を用い、顕微鏡で準定量的に評価することができ
る(例えば、〇一不在、1一弱い染色、2一中程度の染
色、3=強い染色)。あるいはβ一APの顕微鏡切片と
免疫反応性物質を含有する、大体の交差切片部分をグラ
テイキュール(graticule)接眼レンズ(また
は他の定量的顕微鏡装置)を用い、例えば、年令を釣り
合わせた、非AD標本に対する一連のADについてあら
かしめ決定しておいた、そのようなβAPd着の標準的
領域と比較することにより、決定する。
上記の免疫組織化学的な使用以外の好ましい態様では、
ADと推測される患者および年令を釣り合わせた対照か
ら得た皮膚、腸または非神経性組織の生検または凍結し
た生検からβ−AP(またはβ−アミロイド前駆体のβ
−AP含有タンパク質フラグメント)を抽出することが
含まれる。βAP(またはβ−AP含有分子)の抽出お
よびその可溶化は実施例IB記載の方法にしたがって行
われる。実施例や表■に記載のβ−AP抗体の診断的イ
ムノアッセイ反応は標準的な方t去て行い得る[キャン
ヘルら(Campell, Methods of  
I mmunology( 1 9 6 4 )参照1
。抽出した、好ましくは可溶化した形状のβ−APは放
射性イムノアッセイ(tA)またはエンサイムリンクト
・イムノアブソーバントアソセイ(ELISA)に用い
得る。125丁、+4C、3H、酵素、発蛍光団または
化学発光分子等の種々の標識を用いることかできる。競
き的または非競合的分析のいずれかを用い、生検標本か
ら得たβ一AP免疫反応性分子の量と標準曲線とを比較
する。
下記の表Iは組織のβ−アミロイド沈着を検出した6個
の別個の、充分に特性化された天然または合戎β一AP
に対する抗血清、即ち抗血隋A、C,F,Y,Phおよ
びLを示すものである。抗血清AおよびCはセルコーら
[S elkoe,  J . N eurochem
.46 : 1820−1834(1986)]および
セルコーら[Selkoe,  Science,  
2 3 5 : 873−877(1 987)]の記
載にしたかってADの皮質のβ−AP免疫原に対して産
生され、抗血清Lは後者文献記載の合成β−アミ口イト
免疫原に対して産生されたものである。抗血清Fおよび
phはジョアンンらEJoachim,  Brain
 Research 474 : 100−I L l
(1987)i記載のADa膜血管β−アミロイド免疫
原に対して産生されたものである。抗血清Yは下記実施
例■記載の方法て産生されたものである。
さらに表Iには比較のために6個の無関係な抗血清、即
ち、抗体P,DJ,G,T,AAおよびCB7か記載さ
れている。抗血清Pはイハラ、アブラハムおよびセルコ
−Jl hara,  A braham,  S e
lkoe,  Nature 304 : 727−7
30(1 983)]により報告された。抗血清DJは
セルコーベル、ポドリスニー、プライス、コーク[サイ
エンス(S cience)、235 : 873−8
77(1 987)]により報告された。抗血清Gはダ
ールlBrain  Res.,   57   34
3    360(1973)コにより報告された。抗
血清Tはカルバイオケム(CaIbiochem)から
得た。抗血AAはシラハマ、コーエンおよびスキナーI
Advances in I mmunohistoc
hemistry,  2 7 7−3 0 2(1 
9 8 4);’iこl己載された。モノクローナル抗
体CB7はンユ、スキナー、シラーマおよびコーエンJ
Fed.Proc.  46.1326(1987)]
によって報告された。
β−APに対する抗体の特異性を確認するために、それ
らを高度に精製したβ一APに吸収させた。β−AP特
異抗体はこの吸収の前には組織沈着を認識(検出)した
か、吸収後には認識せず、これらが皮膚または腸の枕着
を実際に認識していることが確認された。同様に、この
抗体はβ−AP特異抗原に吸収される前には脳のβ−ア
ミ口イト沈着を染色したが後には染色しなかった。抗原
に吸収された、および“対照一吸収”部分ぐいずれも、
1 5 9mM NaCL 5 0mM Tris−H
C((pH 7.6)中)を、AD脳切片、AD皮膚切
片またはAD腸切片、およびβ−AP含有抗原のドット
プロットと、同時に反応させた。例えば、抗血清Aの場
合には界面活性剤で抽出したAD犬脳皮質由来の老年斑
中核(コア)の部分精製画分(実施例IA参照)を吸収
剤として用い:“対照吸収”にはコア画分(例えば、リ
ポフスチン顆粒、コラーケン、および微小血管断片)を
不純物として含有する正常な高齢者の大脳皮質から同様
にして調製した両分を用いた。それらの各実験において
AD老年斑コア吸収はAD患者の脳、皮膚、皮下の無晶
形βAPi着による斑および血管性アミロイドの染色を
著しく戚少または消失させた。吸収対照はこれらの免疫
反応になんらの影響を及ぼさなかった。
無関係な抗原に吸収させた後では、表I記載の他のβ一
AP抗血清によっても同様の結果を得た。
前免疫血清、第2抗体単独および様々な高度免疫血清(
表■参照)は、精製した2重らせんフィラメント(PH
F)、tauタンパク質、ヒト線維性神経膠(ダリア)
酸性タンパク質、およびヒトトランスサイレチン(tr
ansthyret in,プレアルブミン)はいずれ
も皮膚β−APi着を特異的に染色することはなかった
。6個のβ−アミロイド抗血清はそれらの非神経性β一
AP沈着の検出における感度、正確な染色パターンにお
いて大きく相違している。
AD大脳皮質から抽出したアミ口イドフィラメン1から
HPLCM製した天然の4.2kDaβ一APに対して
惹起された抗血清Aは最も高感度のテテクタ−(検出剤
)であった。任意の特定の1抗体からえた標準的な希釈
物の標識における強度は場合ごとに異なっており、特定
のAD症例の1個の皮膚切片に認められるβ一AP沈着
相互間でさえ相違していたが、HPLC精製髄膜血管β
一AP(表rにおけるFおよびPh)および合成β−1
−38ペブチド(表工におけるY)に対する抗血清の感
度はかなり低かった。
(以下余白) 表I記載の感受性の評価は同一AD患者の這接した皮膚
切片のβ一APの相対的な検出に基つく。
評価はベルオ牛ンターセ/ジアミ/−ヘンシシン(DA
B)免疫検出システムに基づき、種々の抗体を用いた場
音の皮膚のβ一AP沈着検出における相違を例示するこ
とを意図したものである。評価は使用した特定の免疫組
織化学的条件下において次の意味を有する 高一中程度
〜強度の褐色の(DAB−陽性)免疫反応生或物;中=
中または中〜弱い褐色反応生成物;最小一褐色反応生成
物か殆と検出されない。特定の抗体について高と評価さ
れたものか結果の容易な解釈という点で好ましい。
表■は41人のヒト対象(11人.AD,26人.非A
D、4人;ダウン症)の皮膚、皮下組織または結腸の試
験結果である。4人以外の全員は剖検により神経病理学
的に正確な診断を下されていた。11のAD症例の内8
症例は明確に、2人は僅かで不確かな、β−AP一反応
性の非神経性沈着を示した。一方、26人の非ADI象
の内3人のみか、明確に非神経性β−AP反応性を示し
、彼らは全員77才以上であった。4人のタウン症患者
の皮膚標本の内、2個は陽性、2個は不明であった。剖
検ての証明以外に、1人のADと1人の健常人の前腕の
パンチ生検を試験し、前者はβAP着色を示し、後者は
示さなかった。
真皮のβ−AP免疫反応性沈着は、上皮/真皮連結部の
下方に、時折、小血管または腺要素に近付いて斑点状に
分布していた。着色物質は細胞外の網状真皮の結合組織
線維間に位置しているようであった。小血管、特に細動
脈の周囲に幾つかの虎着が見られた。大部分の血管およ
び他の皮膚構造(汗腺および脂腺;毛嚢;毛幹:平滑筋
;上皮:ケラチン)は着色しないので、さらに反応の特
異性の証明を試みた。結腸の皮下組織および粘膜下組織
には、明らかに細胞外の、微小血管周辺および血管周囲
結合組織内にβ一AP反応性が見いたされた。腸(大腸
および小腸)のβ一AP沈着は脳および髄膜と類似して
血管位置に明確に起きるので、観察が最も容易である。
観察された皮膚沈着の大部分は無晶形てあり、外観は非
線維状で、AD脳およびある種のタノチ型の遺伝的脳血
管βアミ口イト血症患者の脳に存在する広範な拡散性β
−AP沈着と幾分似通っていた。非神経性注着は、その
切片を、ある脳β−Aphttの染色を促進するき酸で
処理すると、合成β一APに対する抗体との反応性を失
った(表1 t17)V)。コンコーレノトまたはチオ
フラビンSでは皮膚沈着は検出されなかった。
これらの結果は、必ずADの脳に起きる進行性β−アミ
ロイドタンパク質注着か脳以外の組織にも起きることを
初めて証明したものである。天然または合成β−APに
対する4抗体(表IのA5C,FおよびY〉は、β一A
P抗原吸収の前には組織化着を認識したが、吸収後は認
識しなかった。
脳のβ−アミロイド染色も同しく消失した。今日までに
試験されたβ−AP以外のタンパク質に対する抗血清は
非神経性沈着を標識しなかった。
当然なから、上記の好ましい実施態様の詳細な説明およ
び後述する実施例は単なる例示であって、制限的なもの
ではない。当業者には様々な改変か明らかであり、従っ
て、本発明は特許請求の範囲の記載およびそれと法的に
同等と見なされる範囲のみに限定されるものである。
天一ユ 抗体の要約 F Y 精製された〜4kD βAP ADM膜からHPLC 精製された〜4kD βAP 合戊βA P ,..ペプチト 中 中 L xP XDJ xG !T xAA 合成βAP,−28ペブチド 2重ラセンフィラメントfll体 ウシ脳由来の熱一安定化MAPs (tauをも含む) ダリア線維酸性タンパク質 ヒトトランスサイレチン AAアミロイド線維単離体 最小 無 無 モノクローナル抗体 ”C B 7 AAアミロイド線維単離体 無 X 無関係な高度免疫血i*(実施例■および■参照)
であり単なる対照にすきない。
抗血清AおよびCはセルコー(S elkoe)、アブ
ラハム( A braham)、ポトリスニー(P o
dl isny)、タフィー(Duffy)、ンヤーナ
ル・オブ・ニューロケミストリ−( J , N eu
rochem. )、46、1820−1834(1 
986)、およびセルコー(S elkoe)、ヘル(
Bell)、ポトリスニー( P odlisn’/)
、プライス(P rice)、コーク(C ork)、
サイエンス(Science)、235、873−87
7(1 987)に記載されている。
抗血清Lはセルフ−(Selkoe)、ヘル(Bell
)、ポトリス= 一(Podlisny)、プライス(
 P rice)、コーク(C ork)、サイエンス
(Science)、235、873−877(1 9
87)に記載されている。
抗血清FおよびPhはンヨアシン( J oachim
)、タフィー(Duffy)、モーリス(Morris
)、セルコ−− (Selkoe)、ブレイン・リサー
チ(Brain Res.)、474、100−41 
1(1988)に記載されている。
抗血清Yは本明細書の実施例ICに記載されている。
抗血清Pはイハラ(I hara)、アブラハム(A 
braham)、セルコー(S elkoe)、不イチ
ャ(N ature)、304、727−730(1 
983)に記載されている。
抗血iDJはセルコー(S elkoe)、ヘル(Be
ll)、ボドリスニ−( P odlisny)、プラ
イス(P rice)、コーク(Cork)、サイエン
ス(S cience)、235、873−877(1
 987)に記載されている。
抗血7lIGはタール(Dahl)、ブレイン・リサー
チ(Brain Res.)、57、343−360(
1973)に記載されている。抗血清TはC albi
ochemから人手した。
抗血清AAはシラハ7 (S hirahama)、コ
ーへ冫(Cohen)およびスキンナ−(S kinn
er)、アドハンシイーズ・イン・イムノヒストケミス
トリ−(Advances in immunohis
tochemistry)、277−302(1984
)に記載されている。
モノクローナル抗体CB7はジュ(Ju)、ス牛ンナー
(S kinner)、/ラハマ(S hiraham
a)およびコーヘン(COhen)、フェテレーンヨン
・フロンーティングズ(F ed. P roc. )
、46、+326(1987){こ3己載されている。
下記表Hに本発明のAD診断方法を示す。免疫反応性か
証明されたものは一般にAD診断可能であり、表中、+
値で表示されている。
壺一』:4]大のヒト対象から得た非神経組織標本にお
けるβAP免疫反応 アルンハイマー症 皮膚 A−88−46   89F X13、3Q     85M A8g−77     84M A8g−218    82M A85−196 78M AD(>5)工′ remote CVA AD(6) AD(14) AD(2) AD(7) ADsl.AA remote CVA [生存患者] AD mod. AA AD sl. AA, 急性CVA AD,顕著なAA + + + A86−55 77F A87−237 A87−48 A89−10 A89−14 腸: A88−46 89F A88−159 87F 高齢病人 皮膚: A87−144 83F A8g−233 82F A88−52 81M A8g−130 79M A89−40 78M A8g−125 77F 入D/PD(1) 八D(7) AD(4) AD(5) AD(8) AD/PDi′, mod. .A,A AD, mod. AA ADsl.AA AD mod. AA AD mod. AA AD(>5) remote CVA ADsl.AA remote CVA AD(>5) AD.顕著なAA PD,痴号(5)   No PD, sl. sp,
no AA PD(8) 痴呆(1) 黒質/淡蒼球 degen. , no sp sl.AA Remote  iりt Remote polio, no sp, no AA Remote CVA 精神遅滞 Remote CVA, sl. sp, no AA Remote挫傷 no sp, no AA Remote CVA Remote CVA, mod sp;sl.AA 陽 A88−125 77F A8g−194 62F 高齢健常人 床直 A87−45    80M A87−147   76M A87−302   72F A88−347   72M X1362    64M 非高齢健常人 床!・ A87−268   61F Alll9−3    60M A88−376   56F A88−259   55F ^88−258   49M A88−358   45M A83−367   45F A83−256   42M Remote CVA 癌 正常 正常 正常 正常 正常 正常 脳腫瘍 正常 正常 正常 正常 正常 脊髄損傷 Remote CVA. mod sp;sl.AA 転移癌 no sp, no AA 稀なsp, sl. AA No sp. mod. AA No sp, no AA No sp+ sl. AA [生存患者] 正常 グリア芽腫 正常 ND 正常 正常 正常 外傷性 ミエロパンー A8g−28O A8g−368 A88−300 A88−159 場゛ A8g−183 A88−160 脳q重瘍 正常 正常 早熟 グリア芽腫 正常 ND 胚マトリ,クス hemorr 正常 正常 正常 正常 1/ およその疾患の持続期間(年) 2/ADおよびPD両者の典型的な神経病理学的所見タ
ウン症候群 図直 A80−40    44F   ダウン症候群 Mo
d. sp, s I. AAA85−140   3
8M   ダウン症候群 Mod. sp, no A
AA86−98    36F   タウン症候群 M
od. sp, s 1. AAA77−61    
25M   タウン症候群 Mod. sp, no 
AAAD:アルッハイマー症,PD:パー牛ンソン症,
AA:アミロイド脈管障害,CVA:脳血管異常SP:
新皮質老年斑+mod.:中,sl.:僅か,+:特異
的染色が明確,一・染色されず±:僅かまたは不明確な
染色,ND:測定せず。
実施例 実施例I 免疫原および抗体の産生 六 大脳皮質からのβ−アミロイドタンパク質の煉世 アルッハイマー症で死亡した患者を解剖し脳を摘出して
−70゜Cて凍結した。脳からのβ一AP抽出には、β
−アミロイト沈着が著しい脳組織(βAP斑および微小
血管β一APの両者)のみを用いた。神経原線維の絡み
と老年斑アミロイドコアかトテ/ル硫酸ナトリウム(S
DS)に不溶性であることに基っ<、ホ速かっ定量的な
光学顕微鏡アノセイ注を開発し、以下のようにしてβ一
APに富む脳組織を検出した。凍結した大脳皮質(50
−100iy)を10の典型的な脳領域から切除し2%
 SDSバy7ア (2% SDS/O.1Mβ−メル
カプトエタノール(β−ME)/50mMTris−H
 C((pH 7. 6)内で短時間ホモンシナイズし
、100゜Cて5分間加熱し、10,0009で5分間
ペレソト化した。ベレットを2%SDSバッファ−50
μgに再懸冫蜀し、アルブミンて被覆したスライトに載
せ、コンコーレノトの1%水溶液で染色した。偏光顕微
鏡を用い、複屈折性のコアおよび/または絡みの数を数
えるか、または半定量的(例えばO−4+ ; Oはコ
アなし、4+はコア多数を意味する)評価によることも
てきる。アミ口イドコアの精製に際してこのアノセイの
改良法、即ち0.2%コンコーレノト 5μgを画分5
μQと混合し、血球計数計にかけ、各工程におけるコア
精製収率を正確に計算した。
直前に記載したアッセイで著しくβ−AP含有アミロイ
ト沈着に富む領域から凍結大脳皮質(20−100 y
pg)を遺択した。組織から肉眼で見える血管および髄
膜断片を切除し、小刀で刻み、5倍容量の2%SDSバ
ッファ−中て2時間インキユベートした[セルコーら(
 J . N eurochem.  46 : 1 
820−1 834(1 986)の図1参照]。
懸濁液をホモジナイズ( D ounce,乳棒B,2
0ストローク)し、100′Cで10分間インキユヘー
トし、100μ肩のナイロンメッシュふるい(N it
ex)にかけた。ろ液を3009て30分間遠心した。
上浦(多里の神経線維のからみか他の脛在物とともに含
まれている)を、神経椋維のからみを分離精製するため
に凍結した。0.1%SDS溶l夜(01%SDS/1
 50mM NaC(!/0.2%NaN3)中で3回
、ペレノトを洗浄し、ペレ,ト化(300g、lO分間
)した。このペレ,トをホモシナイズし、ふるいにかけ
(35μ次N itex)、l%S D S / 5 
0mM Tris中、シヨ糖a度1.2M,1.4M,
1.6M,1.8Mのシヨ糖勾配を用いてS W 2 
8  B eckman roterで7, 2 0 
0 o9て60分間遠心した。各境界面を採取し0.1
%SDS溶冫夜で5倍希釈し、3009で30分間ペレ
ノト化した。上記のようにして各ペレットの少量を分析
し、コア豊富について評価した。大多数のAD症例て、
1.6/1.8Mおよび1.4/1.6Mショ糖勾配境
界面か最も豊富であった。これらの層から得たペレノト
を以後の使用まで4℃で保存した。1.6/1.8Mお
よび1.4/1.6Mシヨ糖勾配境界面は精製すること
なく、広範な音波処理の後、完全または不完全フロイン
トアジーパントと一緒に免疫原として用いるか、濃き酸
により可溶化した後、凍結乾燥し、ハノファーに再せ濁
し、さらにHPLCてβ一APを精製して免疫原として
用いることがてきる。または下記の免疫原精製広で精製
しても良い。
勾配処理後のコア画分をD ounceナモ/ナイズ(
乳棒B、10−20ストローク)し、35umのNit
exでふるい、直くにBecton Dickinso
n F ACS  440セルソータ−(cell s
orter)に適用した。各画分(フラクション)をF
ACS上、進入(フォワード)角の光散乱(粒子径)測
定、および蛍光度測定で分析した。単離したコアのサイ
ズ域に応じて直径〜5−30μmの粒子をそれ以上およ
び以下の粒子から分離すると同時に、5−30llzの
粒子をオートフルオレッセンス(自己蛍光)の明暗に応
じて2つの亜群に分離するよう、装置を設定した。標本
を2,000−5,000粒子/秒の速度で0.1%S
DS溶液中、80μ尻ノズルおよびアルゴンを用い、最
大励起488nmて、580nmの偏光フィルター、次
いて580nmロングパスフィルターでl肖光をヒ゜ノ
クアノフ゜すること(こより分類した。
最初のFACS分類の後、画分をコアに関して分析し、
大量の分類されたコアを含有する鈍いオートフルオレノ
センス画分を蛍光で免疫標識した。
この目的のためには表1記載のβ一AP抗体、または同
様の抗体を用いることかできる。例えば、部分精製コア
(上記の/ヨ糖勾配で調製した)を、ラノトまたはウサ
キでアミロイトコア抗体を惹起するための免疫原として
用いた。初期注射(完全フロイントアシュハント中〜2
00lll?タンパク質)の後、4回の追加免疫(それ
ぞれ、不完全フ口イントアジュハント中50〜100μ
いによって、ラ,ト血清をSDS単離コアて〜l:2.
o00希釈てラヘルした。血清に正常な高齢者小脳のS
DS不溶性画分のホモジ不一トを一夜、l・lOOO倍
希釈で吸収させた。第IFACSコア画分を吸収した抗
血清(または表Iのβ一AP抗血清)と一緒にTBS(
1 50mM NaCQ,50mMT ris(pH 
7 . 6 ))中でインキュベート(4°C1 18
時間)した。ラヘルしたコアをペレノト化し、TBSで
2回洗浄し、ローダミン結合ヤギ抗ウサキIgG抗体(
1 20、2時間)でラヘルし、2回洗浄した。コアを
蛍光顕微鏡で観察し、簡単にホモジナイズし、FACS
中で2回目の分類に付した。分析では通常、2つの別個
の蛍光集団、5−30μm粒子(またはより明るい蛍光
/ヨルダーを有する単一ピーク)が示され、これらを分
離した。より明るい画分は高純度のコアを含有そしてお
り、これを1%SDS中、too0cで5分間加熱して
IgGを除去し、3〜4回洗浄し(300g、10分間
)4゜Cで保存した。光学顕微鏡および電子顕微鏡で粒
子の純度を測定した。
他の方法を用いてAD大脳皮質からアミロイドフィラメ
ントを調製することもてきる。これはセルコーおよびア
ブラハムのMethods in Enzymol○g
y  134 : 374−4(1986)に記載され
ている。この方法では神経性2重らせんフィラメントと
細胞外アミロイトフィラメントの混合物が得られる。後
者エレメントはこの方法で産生された画分を非常に多く
含有するのでそれを用いて好都合に本発明の免疫原とし
て使用するβ−APを調製することかてきる。実際、こ
の方法て調製された両分から抽出されたH P L C
精製β−APを免疫原として用い、AD皮膚および他の
非神経性組織のβ一APIil:着を高感度で検出する
抗血清A(表I)を調製した。上記の半定量コンコーレ
ノドアノセイに基ついて凍結脳冠切片から、多量の血管
性アミロイド沈着およびアミロイド斑沈着を有する凍結
大脳皮質(20−1009)を切除した。髄膜、灰白物
質および肉眼て見える血管を注意深く除去し、皮質を小
刀で刻んた。組織を5倍容量の2%SDSハノファ−(
2%SDS/0.1M β−ME/50mM Tris
−H(J)(pH7.6))中で2時間インキユヘート
し、ガラスホモジナイザ−(Dounce)とルーズフ
ィ/ティング乳棒Bを用い、10−20ストロークでホ
モノナイズした。ホモジ不一トを、100’Cで5分間
加熱し、110μ肩のナイロンメ/シュふるい(Nit
ex)にかけた。ろ径〜15−20μm)、幾らかの血
管断片、幾与かのりポフスチン顆粒、及ひその池の大き
い不純物と一緒にホモシ不−ト中の大部分の老年性アミ
ロイト斑コアを含有するペレ,トを、アミロイドコアを
別々に精製するために−700Cて保存した。
上清をバスツールピペットで吸引し角度固定ローターに
より1 0 0, 0 0 0yで30分間遠心した。
ヘレノトを1%SDSハノファ−(1%SDS/0.1
Mβ−ME/ 5 0mM Tris(pH 7. 6
)中、約1xQ/t. 5 − 2. 0g出発物質大
脳皮質の比率で再暫濁し、タイトフィ,ティング(A)
Dounce乳鉢で再度ホモジナイズした。
得られた懸濁液をシヨ糖0.4Mにし、38mQのB 
eckman ultraclear超遠心管内で不連
続シヨ糖勾配:2.0Mシヨ糖5村、1.4Mシヨ糖8
スf2,1.2Mシヨ糖8村、および1.0Mシヨ糖7
x((いずれも1%S D S/ 5 0mM Tri
sHC(バッファ一中)の頂上に適用した。直ぐにグラ
ジエントをS W 2 8 B roterで145.
0009なり明確な以Fのハントか観察された:1.O
Mノ3糖喘の頂上と1.0/1.2M境界面に褐色ハン
ト、1.2/1.4および1.4/2.0M境界面に灰
白色ハント、および非常に小さいペレ,トか存在してい
た。各画分をパスツールピペノトで採取し、1%SDS
ハ,ファーで少なくとも5倍希釈し、角度固定ローター
て10,000?て60分間ペレノト化した。
そのような/ヨ糖勾配画分をさらに精製するためにペレ
,トを1%SDSハノファ−11IQに再暫濁し、30
秒間音波処理(Kontes sonicator、出
力8、チューン(調整)4)し、14,OOO9で30
分間遠心した(Beckman Type4 0 ro
tor)。
リポフスチンとPHF断片の大きい凝集物を含有するベ
レノトを捨て、上清を176.0009で60分間遠心
した。この最終ペレノトを電子顕微鏡で観察すると方向
がランタムな小さいPHF断片とアミロイトフィラメン
トか存在する比較的均質な領域が認められた。リボフス
チンの小断片と微細で高密度の顆粒が不純物として残存
していたが、リポフスチン混在は非音l皮処理ンヨ糖勾
配画分中よりも少なかった。音波処理P I{ Fおよ
びアミcイト線維フィラメントは高速ペレ,ト化の後の
コンコーレノド染色の際の緑色の複屈折を保持していた
AD患者の皮膚浣着を認識するためのβ一AP抗体の産
生に用いる免疫原も皮膚自身から調製され得る。まず、
皮膚標本の凍結または固定化切片を表I記載のごとき抗
体を用いて免疫組織化学的に検査しβ一AP沈着の程度
を測定する。病理学的にADと確認された死亡患者から
解剖によって得たβ一APに富む新鮮または新鮮一凍結
皮膚標本を十分に細かく刻み、生理バッファ一(りん酸
緩衝化生理食塩水)中でホモジナイズする。分別遠心の
のち、上清と皮膚の不溶性物質を分離した。
例えば、表1記載の抗体等を用い、エンザイムリンクト
・イムノアブソーバントアソセイ(ELISA)または
ラジオイムノアッセイ(RIA)によって上清のβ−A
P存在を分折する。上浦にβ−AP免疫活性の存在か認
められたならば、皮膚からβ−AP分子に富む画分を得
るために、さ与に通常のクロマトグラフィーおよびアフ
イニテイー結合法の両者て分画することができる。初回
の遠心の不溶性ペレノトかイムノア,セイによってβA
P反応性を示したならば、ペレノトをある種の界面活性
剤および/または塩(例えば1−2%tritonX 
− 1 0 0X1−2% ドテシル硫酸ナトリウム、
6M塩酸グアニジン、または6M尿素)で分別抽出する
。次いて不廖性ペレットの各抽出物をイムノア,セイで
β−AP免疫反応性に関して試験する。特定の抽出物に
可溶化β−APが検出されれば、この抽出物をさ与にク
ロマトグラフイ−(例えばHPLC)および/またはア
フイニテイー結合法で精製することかできる。この方法
で得たβ−APに富む画分をウサギに注射してポリクロ
ーナル抗体を産生させるか、マウスに注射してハイブリ
ドーマ広でモノクローナル抗体を製造する。
C.ポリクローナル抗体の製造 本発明の好ましいポリクローナル抗体調製用βAPの製
造のために、それそれ上記のごとくにしてAD脳から調
製した部分精製または精製アミロイト斑コアまたは2重
らせんフィラメント/アミロイトフィラメントー豊富画
分を6.8MグアニシンSCN処理し、次いで透折し、
凍結乾燥するか、88%ぎ酸処理の後、凍結乾燥した。
凍結乾燥物をl%SDSに溶かし、37゜Cで30分間
インキユヘートした後、to,oooyで遠心した。連
続的に2個のTSK G3000SWカラム(Bio−
Rad)を連結してなるS pectra−P hys
ics 8700HPLC/ステムに適用し、01%S
 D S/ 1 5 0mMりん酸Na(pH6.8)
で平衡化し、0.5m12/分で処理した。220nm
でタンパク質を検出し、キルフォード201フラクショ
ンコレクターでピークを集めた。
両タイプのβ−アミロイド線維製品(精製アミ口イトコ
アまたは単離したPHF/アミロイトフィラメント製品
)は同様のHPLCクロマトグラムを示し、分子量約3
−7kDaおよび11−15kDaの2本のタンパク質
の主ピークを与える(セルコーらのJ ournal 
of Neurochemistry 4 6 : 1
820−1834(1986)、図5参照)。これら}
JPLC画分の両者または1方をウサキ(ボリクローナ
ル抗体の産生のために)またはマウス(通常のハイブリ
トーマ法によるモノクローナル抗体の産生のために)の
免疫原として用いることかできる。例えば、き酸可溶化
アミ口イドコアまたはき酸可溶化PHF/アミロイドフ
ィラメント画分のいずれかの、].1−1 5kDa 
HPLCタンパク質画分250μ2を用い、ウサキを免
疫することかできる。このようにして得られた抗血清は
表Iの抗血清AおよびCである。
抗体産生のための免疫原調製の別法は、β−APの部分
または完全な配列を有する合成ペブチドを製造し、種々
の担体(キーホールリンベソトヘモンアニン、ウサキ”
血l青アルブミン、エテ゛スチン)と結合させ、完全ま
たは不完全フロイントアジュハント中で常広通りウサギ
を免疫することを含む。
この方法て得られる抗血清は表1の抗血清YおよびLで
ある。
D.モノクローナル抗体の製造 モ/クローナル抗体の製造のための注射スケシュールは
以下の通りである。抗原を完全フロイントアンユハント
中、約10μy/m(lのエマルションとし、腹腔内に
注射した。初期注射の15および28日後に抗原約5μ
9の不完全フロイントアシュバント中エマルジョンを腹
腔内に注射する。21日間マウスを休息させた後、抗原
約10μqを腹腔内に注射する。3日後にマウスの牌臓
を融合させる。
融合工程には以下の材料を用いる,高濃度のグルコース
を含有するダルヘッコの改良イーグル培地(DMEM)
:ベーリンカーマンハイム(西独)カら入手したポリエ
チレングリコール1500,融合のスクリーン;ウシ胎
児血清(FBS)、JRサイエンティフィノク(ウソト
ランド、カリフォルニア)から八手;200mM組織培
養グレートのグルタミン 10−2Mの組織培養グレー
ドのヒポキサンチン:200μ2/村の組織培養グレー
トのアサセリン(A zaserine) ; 0 .
 9 3%の塩化アンモニウム.3%テキストラン(高
分子量画分),lM組織培養グレートHEPESハッフ
ァ一、pH7.2;35xCの滅菌ペトリ皿:滅菌ピン
セノトおよび解剖用ハサミ;15個の〆威菌した蓋付き
96ウエル平底組織培養プレート;12チャンネルビペ
ノトおよびそのための滅菌チノプ;2個の顕微鏡用の、
端をスリガラスにした滅菌スライドガラス,アメリカン
・タイプ・カルチャー・コレク/ヨン(ロノクビレ、メ
アリーランド)から得たSP2/0細胞。
融合の日に、2個の異なる培地を調製する。1つはDM
EM400m(1、FBS 100z(!,200mM
 グルタミン 5mQ,LM HEPESバッファ一(
pH 7. 2)7. 5スQおよび10−”Mヒボキ
サンチン5村を含有する増殖培地である。もう1つの培
地は増殖培地75対に200μ9/叶アザセリン750
μCを添加した遺択培地である。
マウスを殺し、10秒間70%エタノールに浸ける。マ
ウスをフローフート(Flow h○Od)に入れ、無
菌状態て牌臓を摘出し、増殖培地5mQを含有する5x
Qペトリ皿に入れる。牌臓をスライトのすりカラス端の
間に分散する。牌細胞懸濁岐を15x12の滅菌試験管
に入れる。ペトl,J皿を増殖培地10m(lで洗浄し
、同じ<15,v(試験管に入れる。
S P 2/O細胞を計数する。通常、密度は約50万
細胞/村以上、90万/村以下である。一般に細胞の生
存性はトリパンブルー排除注て測定したとき、約95%
以上である。次いて、約5000万個の細胞を滅菌した
50mQ試験管に入れる。
次いで、牌細胞およびS P 2/O細胞の両方をクリ
ニカル遠心機で5 0 0 x9で10分間遠心する。
牌細胞から上清を分け、4゜Cで塩化アンモニウム8村
に再懸濁する。これを水上で5分間インキユベートする
S P 2/O細胞をそのままのDMEM15xffに
再懸濁する。牌細胞の5分間インキュベーソヨンの完了
後、牌細胞@濁肢を破片ベレットから分離し、SP2/
O細胞に加える。この細胞混合物にD M E Mを加
えて総量25m(lとする。この牌SP2/OI[I1
胞混音物に3%デキストラン25+(2を加え、5分間
インキユヘートする。細胞を5oO×9で10分間遠心
する。
ペレノトから上清を取り、ペレットをボルテ,クス(転
倒)してゆるめる。PEG1500  1z&を加える
。次いで、試験管をホルテノクスし1分間、ゆっくり回
転させる。これが実際の融合工程である。
試験管にDMEM25i(を加え、1分間インキユヘー
トする。インキュヘーンヨンの後、増殖培地25u(を
加え、■分間インキユヘートする。
細胞を5 0 0 Xgで遠心する。
ベレノトを遭択培地75x(!に再懸濁する。12チャ
ンネルのピペノトを用いて15個の96ウェルプレート
の各ウェルに5oμgを入れる。
融合の2日後、各ウェルに増殖培地50μgを入れる。
融合5日後、50μgを除去し、融合物に増殖培地10
0μgを加える。融合後7日目から融合後10日目の間
に肉眼でハイブリッドが観察される。この時点で、融合
物に増殖培地100μQを加える。一般に10日目位か
ら、スクリーニングを始める。10日目にまたハイフ゛
リノトか観察されない場合には培地150mQを除去し
新鮮な増殖培地150xQを加える。
上記の免疫組織化学的方法て生存可能なハイブリトーマ
上清をβ−AP皮膚モノクローナル抗体に関してスクリ
ーニングする。
実施例■ 病理学的に確認されたAD患者の観察最初の
実験では、7年間の臨床上典型的なADであって、皮質
および髄膜小動脈の顕著なβ−AP陽性アミロイド血管
症を含む、重篤なAD脳病巣を有する78才男性の非角
化肛門周囲皮膚(皮膚および皮下組織を含む)を剖検で
採取した。ホルマリン固定化切片と、β一APの残基1
−38(カンらのNature 325 : 733−
736(1987)に記載されたβ−APの残基597
−634)の合戊ベプチドに対して惹起された抗血清(
表1の抗体Y)との反応は、真皮の結合組織および小動
脈周囲空間に多病巣性に浣着した無晶形物質を特巽的か
つペプチト阻害的にラヘルした。病理学的にADと確認
された数人の他の患者から得たこのブロノクに近接する
切片および皮膚標本(表■)を、次いで、幾つかの、充
分に特性化された純化天然β一APに対する抗体(表I
のA,Cおよび/またはF)、合或β一APペプチドに
対する抗体(表IのY)または無関係のタンパク質に対
する抗体(表I)を用いて試験した。試験したβAP抗
体は、AD患者の真皮および皮下組織中の無晶形タンパ
ク質沈着物を特異的に免疫標識した(表■)。検出感度
は抗血清相互でかなり変化した。
確詔されたlO人のAD患者の内、7人に、皮膚の明確
な免疫反応性が認められた。2人のAD患者は発色かあ
いまいてあり、1人は発色しなかった。
免疫反応の特異性を厠定するために、試験した各β−A
P抗血清の抗原に吸収させた、および“対照吸収”部分
と、AD脳、AD皮膚および抗原ノトノトプロットと同
時に反応させた。例えば抗血清Aの場合には、老年斑コ
アの部分精製SDS抽出物を吸収剤として用い;対p9
吸収にはコアフラク/ヨンの不純物(リポフスチン顆粒
、コラーケンおよび微小血管断片)を含有する正常な皮
質から同様に調製したフラクションを用いた。そのよう
な各実験において、斑コア吸収によってAD脳、皮膚お
よび皮下無晶形沈着のプラークおよび血管アミロイドに
おける着色、およびトソトブロソト上の抗原における着
色か著しく消滅されるか、絶滅された;これらの実験は
同一バノチの吸収抗血清を用いて同時に行った。対照吸
収は変化を来さなかった。他のβ一AP抗血清でも同様
の結果を得た。前免疫血清、第2抗体単独および精製P
HF(P)、tauタンパク質(DJ)、グリア原線維
酸性タンパク質(G)、トランスサイレチン(プレアル
ブミン)(T)またはアミロイドAAタンパク質に対す
る高度免疫抗体(同じくアミロイドAAタンパク質に対
するマウスモノクローナル抗体)のいずれも皮膚沈着を
ラベルしなかった。
真皮に検出されたβ一AP免疫反応性沈着は上皮/真皮
連結部下方に、時には小血管または斤腺や皮脂腺等の腺
成分に近接してバ,チ状に、多病県性で分布しているよ
うてあった。着色物質は網状真皮の結合組織線維の間の
、細胞外に存在するようてあった。それは真皮の正常コ
ラーケンとエラスチン(弾力)線維の間に見いたされた
。幾つかの皮着は小血管の血管周囲に見いたされた。そ
れらの沈着に関与する微小血管は僅かであった:大多数
の血管や他の皮膚構造(斤腺および皮脂腺:毛嚢,毛幹
:平屑筋:上皮)はまったく着色せず、さらに免疫反応
性について試験した。真皮下組織中、無晶形β一AP反
応性物質は、時折微小血管の周囲、結合組織内、または
筋肉線維束周囲の細胞外に存在するようてあった。観察
された大多数の枕着は、AD脳および正常な高齢者の脳
、および遺伝性のタノチ型脳血管β−アミ口イド症(D
u1nen Proc.Natl.Acad.Sci.
,USA  84 : 5991−5994(1987
))の脳に存在するやや拡散したプレアミロイド沈着に
類似した無晶形で非一線維性の外観を呈していた。しか
しながら、α着は、その切片を、通常、合成β一AP抗
体による脳の広範なβ一AP沈着の免疫染色を促進する
物質であるき酸で処理するど、合成β−APに対する抗
体との反応性を失った(表IのY)。皮膚の免疫反応性
β一AP沈着は古典的なアミ口イト染色、フンコーレノ
トおよびチオフラビンSては検出されなかった(あるい
はそれSとの反応は非常に弱かった)。最近、ヤマダら
はAD患者の皮膚はコンコーレノトで染色されないと報
告した(Acta Neuropathologica
 7 7 : 1 3 6 − 1 4 1 (198
8))。
実施例■ 生存患者での観察 6年間の臨床上典型的なAD患者(85才、男)の前腕
から直径3zxのパンチ生検を採取し、10%中性緩衝
化ホルマリン中で短時間(30分間)固定化し、免疫組
織化学的に検査した。
簡単な局部麻酔(1%リドカイン+エピ不フィリン)注
射の後、前腕内側からパンチ生検穿孔器で皮膚標本を採
取した。本目的には、直径3xIII〜7uのパンチ生
検か適当である。生検標本は皮膚組織約80%と皮下組
織約20%からなる。皮膚標本を中性緩衝化10%ホル
マリンに約30分間固定化した。次いで標本をホルマリ
ンから取り出し、生理学的バノファ−(0.02%ナト
リウムアンド含有りん酸ナトリウム緩衝化生理食塩水、
pH7.6)に入れ、4℃で保存した。次いで、皮膚標
本をパラフィンにはめこみ、ミクロトームで切断した。
直径約5〜約l5μ尻の切片を通常の組織学的接着剤で
顕微鏡用スライドガラスに載せた。
抗血清A(表1)との反応および第2のヤギ抗ウサキI
gG抗体/アビンンービオチンペルオキンダーセ検出シ
ステムにおける反応によって、生存患者から得た皮膚標
本は、明視野光学顕微鏡で観察したとき、容易に認めら
れる特異的なβ一AP免疫染色を与えた。天然または合
或β−APに対する種々の抗体(表I)を用いると、抗
体A,CおよびFは、上記実施例■で剖検AD皮膚切片
に関して記載したと同様の組織学的特徴を有する一見、
無品形の細胞外タンパク質様沈着を中〜強度に着色した
。抗体Yは緩〜中程度の着色を与えた。抗血清をADア
ミロイトコアの部分精製フラクンヨンに吸収させると、
抗体A,CおよびFによる真皮染色は消失したか、アミ
ロイドコアを含有しない脳機能対照で吸収させると、染
色は変化しなかった。合成β−APて抗体Yを吸収させ
ると同様の消失か認められた。皮膚切片を濃き酸(88
%)で前処理する(5−10分間)とβ−AP免疫反応
か消失した。DABを用いる最終発色段階の間中、しば
しば顕微鏡で着色反応を観察して皮膚のβAPi着の適
正な免疫反応を保証した:正対照として、同時に染色し
た、免疫反応性β一AP沈着を含有することかあらかじ
め証明された剖検AD皮膚切片、および解剖によって得
たAD脳を用いた。
表Iに記載したように、一般にβ−AP検出程度はAD
皮質から得たβ一A’P抗原に対して惹起された抗血清
Aで皮膚標本を処理した場合に最も強く、合或β1−2
8抗原に対して惹起された抗血清Lで標本を処理しいた
場合に最も弱い。しかしながら、後者のβ一APの合成
断片(アミノ酸128かさなる)や8個またはそれ以上
のアミノ酸を含有する、より小さいβ−AP断片は、A
D患者における皮膚β−APi着の検出に有用なペプチ
ト抗体を産生ずるための免疫原として用いることかでき
る。β−.A P (またはβ−APを含有するβ−ア
ミ口イト前駆体タンパク質のβ−AP含有断片)の様々
な部分か、皮膚のβ−AP免疫検出のための抗体の製造
における特異抗原として役立ち得る。
β一AP以外の抗原に対する一連の無関係な高度免疫血
清(表1および実施例■)、並ひに第2抗体(ヤキ抗ウ
サキIgG)単独、は生検皮膚標本のβ一AP反応性沈
着に正の特異的な染色反応を示さなかった。
実施例■ 他の非神経性組織の検査 表I記載の■またはそれ以上のβ一AP抗体、並びに無
関係な抗血清対照を用いてAD患者の幾つかの非神経性
組織を免疫細胞化学的に検査した。
神経病理学的にADと確認された2人のAD患者の腸粘
膜下結合組織、とりわけ小血管周囲および血管壁にβ−
AP反応性物質の/i:着か検出された。
そのような血管沈着は、明らかな痴呆症を示さないか脳
にADに特徴的な多数の老年斑を有する高齢者(77才
)の小腸にも認められた。免疫反応性物質の幾らかは結
合組織線維間の細胞外に位置するようてあった。腸粘膜
下の血管染色はAD脳および髄膜に共通して認められる
血管および血管周囲染色と似通っていた。β−AP抗体
をAD脳アミロイトファに吸収させると顕著に減少され
、または消滅されたか、対照脳部分の単離フラクソヨン
に吸収させると、反応は変化しなかった。
腸のβ−APi着の存在のための免疫化学的試験法 アルツハイマー症、他の神経性疾患、または高齢で死亡
した患者の結腸または小腸切片を解剖により採取し、通
常の固定化剤(例えば、10%中性緩衝化ホルマリン)
中で固定化した。次いて、切片をバラフィン(または他
の媒質)にはめこみ、マイクロトームを用いて顕微鏡標
本(例えば、切片)を調製し、顕微鏡用スライドグラス
に載せた。
当業者問知の常l去に従い脱パラフィン処理と水分補給
を行った後、天然または合成β一APタンパク質に対す
る抗体(例えば、表I記載)と標本を接触(反応)させ
た。例えば、抗体AはTris緩衝かまたはりん酸緩衝
化生理食塩水で1・250希釈して用いた。この希釈第
1抗体または、β−AP免疫原の形の第1抗体に吸収さ
せた後の対照部分のいずれかを結腸または腸切片の上に
おき、約24時間または一夜インキユヘートした。次い
で、切片をハノファ−で洗浄し、一次抗体と反応性の第
2抗体、例えば、ヤキ抗ウサギIgG抗体とインキユヘ
ートした。第2抗体は市販されており、ビオチンと直接
結合させたものである。この反応に次いで、切片を洗浄
し、それらを市販のべルオキソダー七と結合したアビジ
ンービオチン複合体(ヘクターラホラトリー バーリン
ガム、CA)に暴露した。この反応の後、3,3 −ジ
アミノーベンジジンおよび過酸化水素と一緒にインキユ
ベートし、比色分析によって反応生成物を検出した。
免疫染色の強度を測定し、この反応の適正な反応時間を
決定するために、発色反応の間中、明視野光学顕微鏡で
標本を観察した。次いて、標本を洗浄し、乾燥しカバー
カラスを標本の上に置いた。
そのような免疫染色した腸切片の免疫反応性βAPの分
析のために、明視野オプティノクスを備えた標準的な光
学顕微鏡でスライトを観察した。
第1抗体で染色された切片と、β一AP免疫原に吸収し
た後の第1抗体で染色された隣接する切片とを比較した
。(免疫原に関しては、表■の第2欄参照。)結腸のβ
一AP沈着は小血管壁と周囲の粘膜内結合組織に観察さ
れた。褐色の反応生底物はしばしば小血管(小動脈等)
の外壁の曲がりくねった袖と類似していた。解剖でアル
ッハイマー症と確認された2人の死亡患者の腸切片につ
き、試験した両症例でそのような血管および血管周囲の
粘膜の結腸沈着が認められた(表■参照)。他の疾患で
死亡した2人の患者から得た腸切片のうち、高齢者(7
7才またはそれ以上)から得た切片のみにβ−AP免疫
反応性沈着を有する腸粘膜下血管が幾らか認められた。
63才以下の患者から得た腸標本はこれらの実験て血管
周囲β−AP7i′着を示さなかった。
AD患者および非AD患者から得た結腸および小腸標本
についてさSに免疫組織化学的実験を行い、免疫染色し
た両切片を上記のようにして予め陽性であることか判明
した既知の結腸標本と比較した。新しい切片の各々を、
予め陰性であることか既知の結腸標本とも比較した。
光学顕微鏡観察によるβ−AP免疫反応性物質の位置の
同定は、この、結腸および小腸の粘膜下結合組織内の選
択された血管内においてのみ容易であった。AD患者お
よびある正常な高齢者からのβ−AP陽性切片中、多く
の腸血管かβ−AP反応性を欠いていたが、幾つかはベ
ルオキシターゼ陽性(褐色)免疫反応性沈着を含有して
いた。血管周囲および粘膜のより深部の結合組織にもい
くらかの免疫反応性β−APi着が観察された。
上記の実験に加えて、抗体Y(表■参照)を希釈度1 
500、抗体CおよびFを希釈度1・2SOて用いて、
ADおよび,IIEAD腸切片についてさらに実験を行
った。他の点に関しては、これらの実験と同様の方法、
並ひに正対照および負対μ,召を用いた。
本実施例記載のADおよび非AD患者由来の腸標本を用
いる実験の結果は表Hに例示されている。
実施例V 対照試験 正常な加令の場合にも脳血管および脳β一AP枕着か起
きるので、41人のヒト対象から得た神経性組織標本を
比較した:11人.AD、26人非AD、4人;トリソ
ミ−21(ダウン症)(表■参照)。4人以外の全員は
剖検による詳細な神経病理学的検査で正確に神経学的診
断を下されていた。11のAD症例の内8症例は神経病
理学的染色でβ−AP一反応性の真皮沈着を示した。
方、14人の63才以下の非痴呆症全員の皮膚からはβ
一AP免疫反応性物質が検出されなかった。
ADでない7人の高齢神経学的疾患患者の内4人は陰性
であり、3人は陽性であった。5人の正常な高齢者(≧
63才)の内、3人は陰性であり、2人が皮膚に僅かに
着色する不明確なβ一AP反応性物質の存在を示した。
高齢の病人と正常対象における沈着の組織学的特徴は実
施例■記載のΔD患者のそれと同様であった。
実施例■ 診断用キット 表Hの結果は本発明かADの検査に診断上有用であるこ
とを示すものである。アルッハイマー症の診断用キット
は、例えば、下記の試薬(20アッセイキット用に代表
的な量および濃度を記載した)を別個にパ,ケージング
(包装)シテモヨイ。
試薬    含量  濃度     供給源ホルマリン
   5村 10%      一〜抗β一AP抗体 
5籾 10rtr9/71(l    不ズミモノクロ
ーナルIgG 抗マウスIgG  5村 50μg/触   ヤギ(ビ
オチン標識) アビシンHRP りん酸緩衝化 食塩水 5rpQ   O, 5 tt 9/ rtr1225
村 当業者にとっては自明のことであるか、上記の試薬のa
度および量は個々の適用に応じて変化される。
実施例■ 皮膚または池の非神経性組織のβ−アミロイ
ド反応性の定量 β一AP反応性の定量的競合的イムノアッセイは以下の
ごとく構戊し得る・1)結合したβ一AP含有物質(例
えば、天然の、純化β−AP,または合戊β一APまた
は組織から単離したβ〜APフィラメント)、2)標識
した抗β〜AP抗体、および3)標準曲線を作成するた
めの一連のβAPタンパク質標準。これらの成分を個別
に包装することが好ましい。抗体の“標識′゛は、当該
技術分野で通常用いられる、酵素(西洋ワサビベルオキ
/ターセ、アルカリホスファターゼ)、発蛍光団または
放射性同位元素等である。
種々の濃度のβ一APタンパク質と一緒に、既知量の抗
β−APタンパク質をプレインキユベーションした後、
上清を固相に結合したβ一APと一緒にインキユベーシ
ョンする。結合した標識の検出の後、競合的標準曲線を
作成し、これを用いて未知の皮膚(または他の非神経性
組織)抽出物中の可溶化β−AP(またはβ一AP含有
β一APフラグメント)の濃度を定量する。
この定量的イム/アノセイは、β−APか実際は溶l夜
状になっていない微細化皮膚漂本せ濁物(即ち、β−A
Pか依然として不溶性のままである)を用いても行うこ
とかできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非神経組織の生検標本を採取し; 標本の少なくとも一部と、β−アミロイドタンパク質、
    β−アミロイドタンパク質を含有するβ−アミロイドタ
    ンパク質前駆体フラグメント、または約8アミノ酸また
    はそれ以上の個数のアミノ酸からなるβ−アミロイドペ
    プチドフラグメントを認識し得る少なくとも1個の抗体
    とを接触させ;接触させた標本と抗体との反応の程度を
    監視する工程からなるアルツハイマー症の診断における
    検査法。 2、非神経組織生検標本が皮膚または腸の生検標本であ
    って、抗体がβ−アミロイドタンパク質またはβ−アミ
    ロイドタンパク質を含有するβ−アミロイドタンパク質
    前駆体フラグメントに対する抗体である請求項1記載の
    方法。 3、抗体がアルツハイマー症患者またはダウン症候群患
    者から得られたβ−アミロイドタンパク質またはβ−ア
    ミロイドタンパク質を含有するβ−アミロイドタンパク
    質前駆体フラグメントに対する抗体である請求項1記載
    の方法。 4、抗体が該患者の大脳皮質から得られたβ−アミロイ
    ドタンパク質またはβ−アミロイドタンパク質を含有す
    るβ−アミロイドタンパク質前駆体フラグメントに対す
    る抗体である請求項3記載の方法。 5、抗体が該患者の皮膚または他の非神経組織から得ら
    れたβ−アミロイドタンパク質またはβ−アミロイドタ
    ンパク質を含有するβ−アミロイドタンパク質前駆体フ
    ラグメントに対する抗体である請求項3記載の方法。 6、接触および監視工程が、標本からβ−アミロイドタ
    ンパク質を抽出し、その中のβ−アミロイドタンパク質
    含有量を測定するための標準的な分析を行うことで実施
    される請求項2記載の方法。 7、接触および監視工程が、皮膚標本と抗体とを免疫組
    織化学的に反応させた後、標本中の反応を検出すること
    で行われる請求項2記載の方法。 8、さらに、抗体をあらかじめβ−アミロイドタンパク
    質含有抗原に吸収させ; あらかじめ吸収させた抗体と、皮膚標本の抗体に接触し
    ていない部分または同一患者から得た第2の皮膚標本と
    を接触させ; あらかじめ吸収させた抗体と、皮膚標本の一部または第
    2の皮膚標本との反応の程度を測定することからなるコ
    ントロール試験をも行うことを含む請求項7記載の方法
    。 9、抗体がポリクローナル抗体である請求項3記載の方
    法。 10、抗体がモノクローナル抗体である請求項3記載の
    方法。 11、非神経組織の生検標本を採取し; 生検標本からのβ−アミロイドタンパク質、またはβ−
    アミロイドタンパク質を含有するβ−アミロイドタンパ
    ク質前駆体フラグメントの抽出に適した方法で該生検標
    本から抽出物標本を得;所望により、抽出物中のβ−ア
    ミロイドタンパク質またはβ−アミロイドタンパク質を
    含有するβ−アミロイドタンパク質前駆体フラグメント
    を可溶化して溶液標本を得; 抽出物標本または溶液標本を、β−アミロイドタンパク
    質、β−アミロイドタンパク質を含有するβ−アミロイ
    ドタンパク質前駆体フラグメントあるいは8個またはそ
    れ以上のアミノ酸からなるβ−アミロイドタンパク質の
    ペプチドフラグメントに対する抗体と接触させ; 抽出物標本または溶液標本中での、抗体と、β−アミロ
    イドタンパク質またはβ−アミロイドタンパク質を含有
    するβ−アミロイドタンパク質前駆体フラグメントとの
    反応の程度を監視する工程からなるアルツハイマー症の
    診断における検査法。 12、非神経組織が皮膚または腸であり、抗体がアルツ
    ハイマー症またはダウン症候群患者から得たβ−アミロ
    イドタンパク質またはβ−アミロイドタンパク質を含有
    するβ−アミロイドタンパク質前駆体フラグメントに対
    するものである請求項11記載の方法。 13、抗体が該患者の大脳皮質から得られたタンパク質
    に対するものである請求項12記載の方法。 14、抗体が該患者の皮膚または他の非−神経組織から
    得られたタンパク質に対するものである請求項12記載
    の方法。 15、抗体がポリクローナル抗体である請求項12記載
    の方法。 16、抗体がモノクローナル抗体である請求項12記載
    の方法。 17、抗体がポリクローナル抗体である請求項13記載
    の方法。 18、抗体がモノクローナル抗体である請求項13記載
    の方法。 19、抗体がポリクローナル抗体である請求項14記載
    の方法。 20、抗体がモノクローナル抗体である請求項14記載
    の方法。 21、アルツハイマー症の診断に用いるキットであって
    : β−アミロイドタンパク質、β−アミロイドタンパク質
    を含有するβ−アミロイドタンパク質前駆体フラグメン
    ト、または少なくとも約8個のアミノ酸からなるβ−ア
    ミロイドタンパク質フラグメントを認識し得る抗体;お
    よび抗体と非神経組織標本との反応程度の検出手段とを
    有するキット。 22、抗体がアルツハイマー症患者から得られたβ−ア
    ミロイドタンパク質に対する抗体である請求項21記載
    のキット。 23、抗体が該患者の大脳皮質から得られたβ−アミロ
    イドタンパク質に対する抗体である請求項22記載のキ
    ット。 24、抗体が該患者の皮膚または他の非神経組織から得
    られたβ−アミロイドタンパク質またはβ−アミロイド
    タンパク質を含有するβ−アミロイドタンパク質前駆体
    フラグメントに対する抗体である請求項22記載のキッ
    ト。 25、さらに、β−アミロイドタンパク質、β−アミロ
    イドタンパク質を含有するβ−アミロイドタンパク質前
    駆体フラグメント、または少なくとも約8個のアミノ酸
    からなるβ−アミロイドタンパク質フラグメントをも含
    有する請求項23記載のキット。 26、さらに、β−アミロイドタンパク質またはβ−ア
    ミロイドタンパク質を含有するβ−アミロイドタンパク
    質前駆体フラグメント、または少なくとも8個のアミノ
    酸からなるβ−アミロイドタンパク質フラグメントをも
    含有する請求項24記載のキット。 27、競合的イムノアッセイに用いるように設計されて
    おり、さらに、固相を有し、その固相にタンパク質、タ
    ンパク質フラグメントまたはペプチドフラグメントが結
    合している請求項25記載のキット。 28、競合的イムノアッセイに用いるように設計されて
    おり、さらに、固相を有し、その固相にタンパク質、タ
    ンパク質フラグメントまたはペプチドフラグメントが結
    合している請求項26記載のキット。 29、対照として、既知量のタンパク質、タンパク質フ
    ラグメント、またはペプチドフラグメントを有する請求
    項25記載のキット。 30、対照として、既知量のタンパク質、タンパク質フ
    ラグメント、またはペプチドフラグメントを有する請求
    項26記載のキット。
JP24860690A 1989-09-19 1990-09-17 アルツハイマー症の診断における非神経組織の検査法 Pending JPH03206958A (ja)

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US07/410,138 US5262332A (en) 1989-04-05 1989-09-19 Diagnostic method for Alzheimer's disease: examination of non-neural tissue
US410138 1989-09-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008519988A (ja) * 2004-11-12 2008-06-12 ファイザー・インク アミロイド−ベータペプチドを測定する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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