JPH0320484Y2 - - Google Patents

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JPH0320484Y2
JPH0320484Y2 JP14374084U JP14374084U JPH0320484Y2 JP H0320484 Y2 JPH0320484 Y2 JP H0320484Y2 JP 14374084 U JP14374084 U JP 14374084U JP 14374084 U JP14374084 U JP 14374084U JP H0320484 Y2 JPH0320484 Y2 JP H0320484Y2
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cam
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bush
cam button
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 この考案は、シリンダブロツク又はシリンダヘ
ツドにカムシヤフト各のジヤーナルに対応して穿
設されるカムブツシユ挿入穴の構造技術に関す
る。
(ロ) 技術の背景 内燃機関のカムシヤフトは、OHV(オーバヘツ
ドバルブ)内燃機関の場合にはシリンダブロツク
に、また、OHC(オーバヘツドカム)内燃機関の
場合にはシリンダヘツドに配置される。このよう
なカムシヤフトはシリンダブロツク又はシリンダ
ヘツドに装着される場合、各ジヤーナルをカムブ
ツシユにて支承される。カムシヤフトのジヤーナ
ル数はカムシヤフトの全長等によつて異なるが、
通常4〜7箇所形成されている。そのジヤーナル
に対応してカムブツシユは配置される。第2図は
OHV内燃機関においてカムシヤフトの各ジヤー
ナルに対応してシリンダブロツクaに配置されて
いるカムブツシユを示している(実開昭55−
170401号公報参照)。この場合、カムシヤフトの
ジヤーナルは5箇所であり、従つて、5個のカム
ブツシユb〜fが配置されている。カムブツシユ
b〜fはシリンダブロツクaに穿設されたカムブ
ツシユ挿入穴g〜kに圧入装着されている。カム
ブツシユb〜fの穴径φ1〜φ5はカムシヤフトを
A方向から挿入し易いようにA側に位置するもの
ほど大径とされている。例えば、φ1=46.2mm、φ2
=46.4mm、φ3=46.6mm、φ4=46.8mm、φ5=47.0mm
というようにである。
(ハ) 従来技術と問題点 ところで、従来ではカムブツシユb〜fが圧入
装着されるカムブツシユ挿入穴g〜kはその穴径
がA側に向かつて順次大径とされている。すなわ
ち、φ6<φ7<φ8<φ9<φ10の関係にある。例え
ば、φ6=49.2mm、φ7=49.4mm、φ8=49.6mm、φ9
49.8mm、φ10=50mmというようにである。このこ
とから、カムブツシユb〜fを圧入装着する場
合、それらの挿入は一方向からしか行なえずその
作業に可成りの時間を要した。例示の場合、カム
ブツシユb〜fはA側から挿入されることにな
り、先ず、カムブツシユbがカムブツシユ挿入穴
gに挿入され(第1工程)、次いで順次カムブツ
シユcがカムブツシユ挿入穴hに(第2工程)、
カムブツシユdがカムブツシユ挿入穴iに(第3
工程)、カムブツシユeがカムブツシユ挿入穴j
に(第4工程)、カムブツシユfがカムブツシユ
挿入穴kに(第5工程)挿入される。従つて、全
てのカムブツシユb〜fを挿入するのに5工程を
要し、更にカムチヤンバカバーがない構造にあつ
ては全工程のストローク長(l1〜l5の合計)が図
示のように大きくなり、それだけ時間を要す。カ
ムブツシユb〜fの挿入はブツシユ挿入治具lに
よつて行なわれる。カムブツシユbにおいてはB
側からもカムブツシユ挿入穴gに挿入することが
できる。この場合、B側にもブツシユ挿入治具が
配置され、1工程が省略できる。
(ニ) 考案の目的 そこでこの考案は、上述の如き問題に対処する
ことの可能なカムブツシユ挿入穴の構造を提供す
るものである。
(ホ) 考案の構成 この考案では上記目的を達成するため、シリン
ダブロツク又はシリンダヘツドの中央部、或いは
その付近において左方グループのカムブツシユ挿
入穴と右方グループのカムブツシユ挿入穴に区分
し、左方グループに属するカムブツシユ挿入穴の
場合も右方グループに属するカムブツシユ挿入穴
の場合もシリンダブロツク又はシリンダヘツドの
中央部側に位置するものから端部側に位置するも
のに向かつて順次穴径を大きくした。
(ヘ) 考案の実施例 以下、この考案を第1図に基づき具体的に説明
する。
ここでは、上記第2図のシリンダブロツクに適
用した場合を示しており、1はシリンダブロツ
ク、2〜6は該シリンダブロツク1に穿設された
カムブツシユ挿入穴、7〜11は該カムブツシユ
挿入穴2〜6に圧入装着されたカムブツシユであ
る。
前記カムブツシユ挿入穴2〜6は、シリンダブ
ロツク1の中央部付近おいて、カムブツシユ挿入
穴2,3から成る左方グループとカムブツシユ挿
入穴4,5,6から成る右方グループに区分さ
れ、左方グループに属するカムブツシユ挿入穴
2,3の場合も右方グループに属するカムブツシ
ユ挿入穴4,5,6の場合もシリンダブロツク1
の中央部側に位置するものから端部側に位置する
ものに向かつて順次穴径が大きくされている。左
方グループの場合、カムブツシユ挿入穴2の穴径
φ′6とカムブツシユ挿入穴3の穴径φ′7はφ′6>φ
7
の関係にあり、右方グループの場合、カムブツシ
ユ挿入穴4の穴径φ′8とカムブツシユ挿入穴5の
穴径φ′9とカムブツシユ挿入穴6の穴径φ′10はφ′8
<φ′9<φ′10の関係にある。例えば、φ′6=49.6mm

φ′7=49.4mm、φ′8=49.6mm、φ′9=49.8mm、φ′1
0

50.0mmに設定される。
また、カムブツシユ7〜11はカムシヤフトが
A′側から挿入し易いようにA′側に位置するもの
に向かつて順次その穴径を大径としている。すな
わち、カムブツシユ7の穴径φ′1とカムブツシユ
8の穴径φ2とカムブツシユ9の穴径φ′3とカムブ
ツシユ10の穴径φ′4とカムブツシユ11の穴径
φ′5はφ′1<φ′2<φ′3<φ4<φ′5に関係にある
。例え
ば、φ′1=46.2mm、φ′2=46.4mm、φ′3=46.6mm、
φ′4
=46.8mm、φ′5=47mmに設定される。
このような構造ではカムブツシユ挿入穴2への
カムブツシユ7の挿入とカムブツシユ挿入穴3へ
のカムブツシユ8の挿入はB′側から、また、カ
ムブツシユ挿入穴4へのカムブツシユ9の挿入と
カムブツシユ挿入穴5へのカムブツシユ10の挿
入とカムブツシユ挿入穴6へのカムブツシユ11
の挿入はA′側から実施することが可能となる。
これをカムチヤンバカバーがない構造の場合につ
いて説明する。第1工程でA′側からカムブツシ
ユ9が(ブツシユ挿入治具12によつて)カムブ
ツシユ挿入穴4に、B′側からカムブツシユ8が
(ブツシユ挿入治具13によつて)カムブツシユ
挿入穴3に挿入され、第2工程でA′側からカム
ブツシユ10がカムブツシユ挿入穴5に、B′側
からカムブツシユ7がカムブツシユ挿入穴2に挿
入され、第3工程でA′側からカムブツシユ11
がカムブツシユ挿入穴6に挿入される。このよう
に3工程にて全てのカムブツシユ7〜11の挿入
が完了する。また、その際の作業時間を決定する
ストローク長はl6+l8+l10となり、工程数及びス
トローク長共に従来構造に比べて低減され、カム
ブツシユ7〜11の挿入に要する時間が大幅に短
縮できる。
例示の場合では5個のカムブツシユ挿入穴2〜
6についての構造を説明したが、この考案はカム
ブツシユ挿入穴が4個以上穿設される場合に効果
が発揮され、カムブツシユ挿入穴の数が多いほど
その効果は高い。
(ト) 考案の効果 以上要するに、この考案に係るカムブツシユ挿
入穴の構造は、シリンダブロツク又はシリンダヘ
ツドにカムシヤフトの各ジヤーナルに対応して穿
設されるカムブツシユ挿入穴にあつて、シリンダ
ブロツク又はシリンダヘツドの中央部、或いはそ
の付近において左方グループのカムブツシユ挿入
穴と右方グループのカムブツシユ挿入穴に区分
し、左方グループに属するカムブツシユ挿入穴の
場合も右方グループに属するカムブツシユ挿入穴
の場合もシリンダブロツク又はシリンダヘツドの
中央部側に位置するものから端部側に位置するも
のに向かつて順次穴径を大きくしたものであるか
ら、カムブツシユの挿入をする場合、左方グルー
プに属するカムブツシユ挿入穴へのカムブツシユ
の挿入は左方から、また、右方グループに属する
カムブツシユ挿入穴へのカムブツシユの挿入は右
方から実施することが可能となり、従つて、左方
又は右方の何れか一方からしかカムブツシユの挿
入ができない従来構造に比べると工程数と作業時
間を決定するストローク長が低減でき、そのため
に挿入に要する作業時間が大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の断面図、第2図は
従来のカムブツシユ挿入穴の構造を示す断面図で
ある。 図において、1はシリンダブロツク、2〜6は
カムブツシユ挿入穴、7〜11はカムブツシユ、
φ′6〜φ′10はカムブツシユ挿入穴の穴径である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダブロツク又はシリンダヘツドにカムシ
    ヤフトの各ジヤーナルに対応して穿設されるカム
    ブツシユ挿入穴にあつて、シリンダブロツク又は
    シリンダヘツドの中央部、或いはその付近におい
    て左方グループのカムブツシユ挿入穴と右方グル
    ープのカムブツシユ挿入穴に区分し、左方グルー
    プに属するカムブツシユ挿入穴の場合も右方グル
    ープに属するカムブツシユ挿入穴の場合もシリン
    ダブロツク又はシリンダヘツドの中央部側に位置
    するものから端部側に位置するものに向かつて順
    次穴径を大きくしたことを特徴とするカムブツシ
    ユ挿入穴の構造。
JP14374084U 1984-09-21 1984-09-21 Expired JPH0320484Y2 (ja)

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JP14374084U JPH0320484Y2 (ja) 1984-09-21 1984-09-21

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Publication Number Publication Date
JPS6158601U JPS6158601U (ja) 1986-04-19
JPH0320484Y2 true JPH0320484Y2 (ja) 1991-05-02

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