JPH03203824A - 光ディスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ 書き換え可能な光ディスクに関し、 レーザ光を用いてデータの読み出し・書き込みが行える
新たな構造の光ディスクを提供することを目的とし、 レーザ光で情報を再生する光ディスクにおいて、情報を
記録するための書き換え可能な主トラック領域と、主ト
ラック領域の側方に画定され、トラッキング情報とクロ
ック情報とが記録された補助トラック領域と、を有し、
該主トラック領域がレーザ光によって書き換え可能であ
るように構成する。

［産業上の利用分野］ 、本発明は光ディスクに関し、特に書き換え可能な光デ
ィスクに関する。

近年レーザ光を用いて情報の再生・記録・消去を行う光
ディスク装置およびその装置に使用する光ディスク媒体
等の発達には目覚ましいものかある、この技術の発達に
より、高性能なコンピュータ用記録装置として有力な媒
体となってきている。

また、民生用のレーザ光利用記録装置としては、コンパ
クトディスク（ＣＤ）装置が大幅に背反しており、パソ
コン利用等のＲＯＭ媒体としてＣＤ／ＲＯＭも背反しつ
つある。

このような情況に際し、再生専用のＣＤ／ＣＤＲＯＭ媒
体の一部ないしは全部を消去・再生して使用する要求が
発生してくる。ユーザーサイドで情報の消去・再書き込
みを安定して行うことのできるシステムが望オれる。

［従来の技術］ 第２図に従来の技術によるＣＤを示す、第２図（Ａ）は
ＣＤの全体の平面図を示す、ＣＤ５１は、情報を記録す
る領域の最も内側の部分にリードイン領域５２を有し、
このＣＤにどのようなデータが記録されているかを記録
する。たとえば、音楽用ＣＤであれば、曲名やその曲の
演奏にどの程度の時間が必要かが記録される。リードイ
ン領域に続いて主記録領域であるデータ記録領域５３が
設けられ、その外側にはデータ読み出しを終了させるた
めのリードアウト領域５４が形成されている。

情報の記録は、第２図（Ｂ）に示すように、基板上に形
成されたピットによって行われる。第２図（Ｂ）におい
て、基板６１はスタンバによってピット６２を形成され
ている。この基板６１上に反射膜としてのアルミニウム
膜６３が形成されている。このアルミニウム膜６３の上
には透明な保護層６４が形成されている。レーザ光を照
射した時、ピット部分で反射光が変化することにより、
記録情報が検出される。

第２図（Ａ）の情報記録領域５２．５３．５４には、ス
パイラル状に情報を記録する領域が形成され、そこに第
２図（Ｂ）に示すようなピット６２が形成されている。

ピット６２は記録すべき情報とタイミング情報を混合・
変調して形成されており、ピット６２の情報を読み出し
て、復調することによって記録した情報やクロック情報
を取り出すことができる。

以上述べたような従来のＣＤ／ＣＤ−ＲＯＭのデータ形
式と互換性があり、かつ消去・書き換え可能な装置は現
在存在していない、そのため、そのような書き換え可能
な装置や媒体の詳細な構造についての検討も十分にはさ
れていなかった。

元文書ファイルやフロッピーディスク等においてはディ
スクの面積を円周方向に関して幾つかのセクターに分離
し、セクターの端に種々の基準信号を設けることが行わ
れている。しかし、この方式と上に述べたようなＣＤ／
ＣＤ−ＲＯＭとは互換性がない。

［発明が解決しようとする課題］ ＣＤ／ＣＤ−ＲＯＭような光ディスクにおいては、一連
の情報記録ピットがクロック信号の記録も兼ねている。

もしこれらのピットを消去して新たな書き込みを行うと
すると、データの消去時にはディスクの面上にはクロッ
ク信号もトラッキング情報も記録されていないことにな
る。このような状態で情報書き込みを可能にしようとす
ると、極めて高精度な書き込み装置が必要となり、ユー
ザーが書き込みを行うことを前提にすると、実現が極め
て困誼になってしまう。

本発明の目的は、レーザ光を用いてデータの読み出し・
書き込みが行える新たな構造の光ディスクを提供するこ
とである。

本発明の他の目的は、データを消去してもタロツク信号
がディスク上に残る光ディスクを提供することである。

［課題を解決するための手段］ 第１図（Ａ）、（Ｂ）は本発明の原理説明図である。第
１図（Ａ）において、光ディスク１はリードイン領域２
、データ記録領域３、リードアウト領域４のような情報
記録領域を有し、レーザ６からのレーザ光７によって読
み出し・書き込みを行うことができる。

第１図（Ｂ）は、第１図（Ａ）に示した光ディスクの情
報記録領域における構成を示す、データを記録するため
の主トラック領域８が円周方向に沿って複数段けられ、
それぞれの隣接する主トラック領域８の間には補助トラ
ック領域９が画定されている。

また、補助トラック領域９は半径方向に沿って２種類の
補助トラック領域９ａ、９ｂを交互に形成してもよい。

［作用コ 補助トラック領域９はクロック信号を記録し、データ消
去時にもこのクロック信号は消去しない。

従って、データが消去された状態においても、光ディス
ク面内にはガイドとなるクロック信号が残る。データを
記録する主トラック領域８は消去・書き込み可能な材料
で構成し、レーザ光を照射することによって、書き込み
・消去・読み出しを行うことができる。

補助トラック領域９を２種類のもの９ａ、９ｂで形成し
、半径方向に交互に配置することによって、主トラック
領域８をトラッキングしている際に、半径方向にずれた
場合そのずれの方向を感知することができる。

［実施例］ 第３図（Ａ）、（Ｂ）に本発明の実施例による光ディス
クを概略的に示す、第３図（Ａ）は概略斜視図である。

基板１２上にはスタンバによってクロック信号を表わす
ピット１３が形成されている。ピット１３は光ディスク
１１の表面上にスパイラル状に形成されているが、半径
方向に沿って見た時には、周波数ｆ１のクロック信号を
記録するピット１９ａと周波数ｆ２のクロック信号を記
録するピット１９ｂとが交互に配列されている。

スパイラル状のクロック信号ピットを用いて、このよう
な配置を可能とするため、第３図（Ｂ）に示すように、
たとえば円周方向の所定の位置において、周波数ｆ１の
クロック信号ピット１９ａと周波数で２のクロック信号
ピット１９ｂとが切り換えられている。このクロック信
号ピットを記録している領域が補助トラック領域となる
。この補助トラック領域に挾まれて、データを記録する
ための主トラック領域が画定され、そこにレーザ光照射
によってデータスポット１８が記録される。

たとえば、トラックピッチは約１．６μｍ、クロック信
号ピットを記録する補助トラック領域は幅約０．６μｍ
、データを記録する主トラック領域は幅約１．０μｍで
ある。クロック信号ピットはスタンパによって基板１２
に刻印されているので、データスポット１８を消去して
も消去されることはない、基板１２の上には、相変化材
料による記録層１４が形成されている。この記録層とし
て、たとえばＩｎ：４０％、Ｓｂ：６０％の合金を用い
れば、ＣＤ／ＣＤ−ＲＯＭと互換性のある光ディスクを
製作することができる。その他、相変化によって光学定
数が変化する材料を記録層として用いることができる。

たとえば、結晶状態とアモルファス状態とか変換できる
ＴｅＯｘ　：　ＧｅＳｎ　（Ｇｅ、　Ｓｎはたとえば約
５％づつ含まれる）やＴｅ５ｂＧｅ等を用いることがで
きる。また、この他相変化以外によって光学定数を変化
させ、情報を記録することのできる材料を用いてもよい
。

たとえば、Ｉｎ−５ｂ記録層を用いて、レーザ光の強度
碕調整することによって、記録・消去・再生を行うこと
ができる。記録層１４の上には、図示していないが透明
保護層が設けられる。

次に、上に説明したような光ディスクを用いて情報を読
み出す動作を第４図（Ａ）を参照して説明する。

第４図（Ａ＞において、データを記録するデータスポッ
ト１８が縦方向にならんでおり、その両側には周波数ｆ
１のクロック信号ピット１９ａと周波数ｆ２のクロック
信号ピット１９ｂとが配列している。たとえば、データ
スポット１７ａによって情報を読み出す場合、データス
ポット１７ａの端部は両側のクロック信号ピット１９ａ
、１９ｂにもかかり、クロック信号も読み出すことがで
きる。また、レーザスポット１７ａがたとえば右側に片
寄ると、周波数ｆ２のクロック信号ピットからの信号が
強くなるので、読み出しレーザスポットが右側に片寄っ
たことが分かる。隣のトラックではタロツク信号ピット
の配列が逆になるが、同様にして読み出しレーザスポッ
トの片寄りが検出できる。このようにしてトラッキング
情報を与えることもできる。右側に示すレーザスポット
１７ｂは情報が書き込まれていないトラックを照射して
いる。なお、このような状態でレーザ光の強度を調整す
れば情報を消去しなり、書き込んだりすることができる
。データが消去された状態にあっても、レーザスポット
１７ｂに示すように、光ディスク面上には２種類のクロ
ック信号が記録されているので、レーザスポット１７ｂ
を適正な位置にガイドし、制御することができる。この
ようにしてデータの消去・書き込みが可能となる。

第４図（Ｂ）は、書き込み動作を説明するためのブロッ
ク図である。レーザ光を主トラック領域とその両側の補
助トラック領域に照射し、周波数で１のクロック信号ピ
ット１９ａおよび周波数ｆ２のクロック信号ビット１９
ｂからの反射光を受光器２０で受け、検出回路２１で検
出信号を作成し、トラック信号・基準クロック信号分離
回路２２に供給する６分離回路２２においては、トラッ
ク信号と基準タロツク信号が分離され、それぞれトラッ
キング回路２３、書き込み用信号発生回路２４に供給さ
れる。トラッキング回路２３では、周波数で１の信号と
周波数ｆ２の信号の比較からレーザスポットを主トラッ
ク領域の中央にガイドする制御信号が形成される。レー
ザスポットを適正にトラッキングした状態で書き込み用
信号発生回路２４は強度の高い書き込み用レーザスポッ
トを照射して、主トラック領域にデータを書き込む。

なお、消去時には同様の動作を行いつつ書き込んだ全デ
ータを消去する。読み出しはレーザ光の強度レベルを下
げて行う。

以上、主としてＣＤ／ＣＤ−ＲＯＭと互換性のある書き
込み可能光ディスクの１実施例について説明したが、必
ずしもこれに限られるものではない、たとえば記録層と
して他の材料を用いてもよい、読みだし・書き込み動作
も採用したシステムに合わせて種々に変更してもよい。

タロツク信号は基板に予めスタンパで刻印されている場
合を説明したが、この場合に限らない。

たとえば、基板１２は平らな平面を有し、その上に記録
層１４が形成され、クロック信号１９％レーザ光によっ
て記録されるものであってもよい。

この場合、クロック信号を消去しないようにレーザ光の
照射を制御する。トラッキング信号用に予め連続するス
パイラルの清を形成し、トラッキング信号とクロック信
号とを別にしてもよい。

以上実施例に沿って説明したが、本発明はこれらに制限
されるものではない、たとえば、種々の変更、改良、組
み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、書き換え可能な
新しい構造の光ディスクが提供される。

ＣＤ／ＣＤ−ＲＯＭと互換性のある書き換え可能な光デ
ィスクを提供することもできる。

クロック信号によってトラッキング情報を与えることも
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）、（Ｂ）は本発明の原理説明図であり、第
１図＜Ａ）は光ディスクの斜視図、第１図（Ｂ）は信号
を記録するトラックの構成を示す該略図、 第２図（Ａ）、（Ｂ）は従来の技術によるＣＤを示す図
であり、第２図（Ａ）はＣＤ全体の平面図、第２図（Ｂ
）は一部所面図、 第３図（Ａ）、（Ｂ）は実施例による光ディスクを説明
するための図であり、第３図（Ａ）は要部斜視図、第３
図（Ｂ）はタロツク信号の切換えを示す概略図、 第４図（Ａ）、（Ｂ）は、第３図（Ａ）、（Ｂ）に示し
た光ディスクの書き込み動作を説明するための図であり
、第４図（Ａ）は読み出し動作を説明するための図、第
４図（Ｂ）は書き込み動作を説明するためのブロック図
である。 図において、 １　　　　光ディスク ３ １ ２ ３ ４ ８ ９ａ ９ｂ ０ １ ２ ３ ４ １ リードイン領域 データ記録領域 リードアウト領域 レーザ レーザ光 主トラック領域 補助トラック領域 光ディスク 基板 ピット 記録層 データスポット 周波数ｆ１のクロック信号ピット 周波数ｆ２のクロック信号ピット 受光器 検出回路 分離回路 トラッキング回路 書き込み用信号発生回路 Ｄ 　２ ３ ４ １ ２ ３ ４ リードイン領域 データ記録領域 リードアウト領域 基板 ピット Ａｌ２膜 保護層 （Ａ）光ディスク （Ａ）全体の平面図 （Ｂ）信号を記録するトラックの構成 第２図 第１図 （Ｂ）クロック信号の切換

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、レーザ光（７）で情報を再生する光ディスク装
   置（１）において、 情報を記録するための書き換え可能な主トラック領域（
   ８）と、 主トラック領域（８）の側方に画定され、トラッキング
   情報とクロック情報とが記録されたピットを有する補助
   トラック領域（９ａ、９ｂ）と、 を有し、 該主トラック領域（８）がレーザ光によって書き換え可
   能である光ディスク。
2. （２）、前記補助トラック領域（９ａ、９ｂ）には半径
   方向に関して交互に周波数の異なる情報が書き込まれて
   いる請求項１記載の光ディスク。