JPH03202719A - 溶融ガラス液位計 - Google Patents

溶融ガラス液位計

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JPH03202719A
JPH03202719A JP34114989A JP34114989A JPH03202719A JP H03202719 A JPH03202719 A JP H03202719A JP 34114989 A JP34114989 A JP 34114989A JP 34114989 A JP34114989 A JP 34114989A JP H03202719 A JPH03202719 A JP H03202719A
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JP
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electrodes
liquid level
glass
electrode
molten glass
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JP34114989A
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Inventor
Takehisa Ito
伊藤 武久
Hiroaki Takahara
宏明 高原
Shigeru Asanuma
浅沼 茂
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガラス溶融装置内の溶融ガラスの液位を正確
にかつ広範囲にわたって測定する場合等に利用できる溶
融ガラス液位計に関する。
[従来の技術] 例えば、ガラス溶融装置には、溶融ガラスの液位を一定
レベルに制御するために液位針が設置されている。これ
は、溶融ガラスの液位を一定レベルに保持することによ
り、溶融装置内のガラスの流れを均一にし、かつ、溶融
ガラスの炉外への流出圧力を一定にして溶融ガラスの品
質の安定を図るとともに、オーバーフローが生ずるのを
未然に防止して操業の安全を図るためである。
このような用途に用いられる液位針としては、従来から
、接触抵抗式、放射線式、マイクロ波式等の液位針が知
られている。
髪放肢抗犬撮拉且 この液位針は、2つの電極の一方を溶融ガラス中に浸漬
し、他方をガラスの液面上に配置して、これら電極間に
電圧を印加しておき、ガラスの液面上に配置された電極
が、溶融ガラスと接触したときに前記2つの電極間に流
れる電流を電流計で検知することにより液位を知るもの
である。
この液位計は2つの電極と電源及び電流計があればよく
、構成が単純であるから比較的コンパクトに構成できる
股並楳犬液笠且 この液位計は、ガラス溶融槽の一方の側部に配置された
アイソトープ等の放射線源から液面上を該液面と平行に
放射された放射線の強度を、前記容器の他方の側に配置
された放射線検出器によって測定するようにしたもので
ある。すなわち、液位の変化によって前記放射線が液に
よって遮られれば、放射線検出強度は弱く、逆に液によ
って遮られなければ強い。これにより、液位を知ること
ができる。
ヱエ2旦扶去式 この液位計は、液面に対向して設けられたマイクロ波導
波管開口端から、マイクロ波を射出するとともに、この
マイクロ波の前記液面からの反射波を前記開口端に隣接
して設けられた他の導波管の開口端から導入してその強
度を測定することにより液位を求めるものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述の従来の液位計には、以下のような
欠点がある。
髪駄抵抗犬五拉且 この液位計は、一方の電極を常に液中に浸漬し、他方の
電極を液面近傍に配置することになるから、通常、両電
極間の距離が長くなる。このため、画電極が液によって
電気的に接続された場合の両電極間の抵抗値が大きくな
る。したがって、このとき両電極間に検出可能な電流を
流すには両電極間に比較的高い電圧を印加しなければな
らない。このため、前記電極が溶融ガラスに接触すると
き、または、溶融ガラスから離脱するときに電極とガラ
スとの間でスパークが生ずるおそれが高い。このスパー
クが生ずると、溶融ガラス中に泡が発生したり、スパー
クの熱によってガラスが変質・着色する。
また、例えば、ガラスに直接電気を流してガラス自身を
発熱させることによってガラスを溶融させる直接通電溶
融装置においては、溶融ガラス中に常に交流電場が存在
する。このため、電極間距離の長い上記従来の接触抵抗
式液位計でこの直接通電溶融装置の液位を測定すると、
電気的ノイズを受けて検出精度が悪いという問題もある
さらに、この接触抵抗式液位計で粘性の高い溶融ガラス
を測定した場合には、電極の下端部に付着したガラスが
電極を上昇させた際に糸をひいて電極下端部に残る。こ
のため、電極の下端部に数mm厚のガラスの層が付着す
る。そうすると、次に電極を下降させたときに溶融ガラ
ス液面に接触するのはこのガラス層からであり、このガ
ラス層の接触により電流が通じて液面を検知することに
なってそのガラス層の厚さ分だけ測定誤差を生ずること
になるという問題点もある。
衣剋撲Δ液蕉且 この液位計は、放射線被曝の危険を防止して安全を確保
するため、放射線の洩れを完全になくする等の必要があ
る。そのため、アイソトープ線源とアクセプターの配置
に十分に広いスペースが必要となる。また、管理も極め
て繁雑である等の問題点がある。
ヱエ2旦技撮迫且 この液位計は、溶融炉内に、液面に対向するようにマイ
クロ波導波管の開口端が設けられる。このため、このマ
イクロ波導波管の開口端に、ガラスの溶融の際に生ずる
揮発物(P b O、B203その他)が付着するとい
う現象が起る。前記開口端に付着する揮発物の量が多く
なると、導波管の管路を狭め、検出精度を悪くする。ま
た、この揮発物が溶融ガラス中に落下してガラスの品質
を低下させる。これを防止するためには、揮発物の除去
等のメンテナンスが必要となるが、この作業は著しく煩
雑で困難な作業である。
また、上述のような従来の液位計は、一般に、検出可能
な液位の測定範囲が狭いという欠点もあった。
本発明は、上述の背景のもとでなされたものであり、ガ
ラスの品質に悪影響を与えることなく、比較的広い範囲
の液位を高精度で測定でき、かつ、比較的構成が単純で
コンパクトに構成できる溶融ガラス液位計を提供するこ
とを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以下の各構成とすることにより上述の課題を
解決している。
(1)複数の電極と、 これら複数の電極を同時に上・下に移動させる昇降手段
と、 この昇降手段による前記電極の上・下移動の変位を検出
する変位検出手段と、 前記昇降手段の上・下移動を制御し、前記変位検出手段
で検出された変位から前記複数の電極の位置を求めると
ともに、前記複数の電極が溶融ガラスを介して互いに電
気的に接続されたことを検知し、そのときにおける前記
複数の電極の位置を求める制御手段とを有する構成。
(2)構成工において、 前記複数の電極の少なくとも前記溶融ガラスに接触する
部位を加熱できるようにしたことを特徴とする構成。
[作用] 上述の構成(1)によれば、前記制御手段によって前記
昇降手段が制御されて前記複数の電極が同時に上・下に
移動され、前記変位検出手段で検出された変位から前記
複数の電極の位置を求めるとともに、前記複数の電極が
溶融ガラスを介して互いに電気的に接続されたことが検
知されて、そのときにおける前記複数の電極の上・下位
置が求められる。したがって、この上・下位置から液位
を知ることができる。
この場合、電極間距離を短くした複数の電極を同時に昇
降させるようにしているから、これらの電極が溶融ガラ
スを介して互いに電気的に接続された場合の電極間の抵
抗を小さくできる。これにより、これら電極間に印加す
る電圧を低くしてもこれら電極間に検知可能な電流を流
すことができる。したがってこれら電極間に印加する電
圧を低くして溶融ガラスとの間のスパークが生ずるおそ
れを防止できる。しかも電極間距離が短いから、ノイズ
の混入するおそれがなく、正確な測定が可能となる。
また、複数の電極を同時に上・下するようにしているこ
とから、これら電極間距離を一定の短い距離に保持した
ままで、前記昇降手段の上・下移動のストロークを大き
くとることができ、容易に広い範囲の液位を高精度で測
定することができる。
さらに、複数の電極を同時に昇降させる手段及びこの昇
降手段による前記電極の上・下移動の変位を検出する変
位検出手段等は、比較的単純な構成とすることが可能で
ある。さらに、前記昇降手段の上・下移動を制御し、前
記変位検出手段で検出された変位から前記複数の電極の
位置を求めるとともに、前記複数の電極が溶融ガラスを
介して互いに電気的に接続されたことを検知し、そのと
きにおける前記複数の電極の位置を求める制御手段も、
例えば、IC等で構成することで比較的容易に構成でき
る。したがって、装置全体を、比較的単純にかつコンパ
クトに構成できる。
さらに、構成(2)によれば、前記複数の電極の少なく
とも前記溶融ガラスに接触する部位を加熱できるように
したことにより、この液位計で粘性の高い溶融ガラスを
測定するような場合でも、電極に接触する溶融ガラスの
粘性を低くすることができ、電極の下端部にガラスの層
が形成されるのを防止でき、精度のよい測定が可能にな
る。
[実施例] (第1実施例) 第1図は本発明の第1実施例にかかる液位計の構成を示
すブロック図である。以下、第1図を参照しながら第1
実施例を詳述する。なお、この実施例は、本発明を、ガ
ラス溶融槽中における比較的粘性の低い溶融ガラスの液
位を測定する場合に適用した例である。
図において、符号1a、lbは電極、符号2は昇降手段
、符号21は電極保持アーム、符号22はポールナツト
、符号23はボールネジ、符号24はモータ、符号3は
変位検出手段、符号31はスプロケット、符号32は近
接スイッチ、符号4はガラス溶融槽、符号5は溶融ガラ
ス、符号6はプログラマブルコントローラ、符号7は測
定用電源、符号8は液位指示・記録計である。
前記電極1a、lbは、それぞれ白金または白金合金で
外径的5 mm、肉厚的0.5mmのパイプ状に形成さ
れ、下端部が密閉されたものである。
これら電極1a、lbは、それぞれの中心軸線間の距離
が約20m mとなるようにほぼ平行に、かつ、はぼ垂
直になるように電極保持アーム2■に固定されている。
このとき、前記電極1aとlbとの間の最短距離は15
mmとなる。また、これら電極la、lb間には、前記
測定用電源7から約5Vの交流電圧(50Hz>が印加
されている。
前記電極保持アーム21は前記ポールナツト22に固定
されている。このポールナツト22は、特に図示しない
が、上・下方向にのみ移動可能なように周知のガイド機
構に取り付けられている。
このポールナツト22には、前記ボールネジ23が螺合
されている。このボールネジ23は、図示しないが、回
転のみ可能なように、外部に固定された周知の軸受手段
によって支持されている。このボールネジ23は、前記
モータ24の回転軸に結合されて該モータ24によって
回転駆動されるようになっている。そして、前記モータ
24はモータドライバ9によって駆動され、該プログラ
マブルコントローラ6によって制御されるようになって
いる。すなわち、これら電極保持アーム21、ポールナ
ツト22、ボールネジ23及びモータ24は、昇降手段
2を構成するもので、前記プログラマブルコントローラ
6の指令に基づいて前記モータ24を回転制御すること
により、前記電極la、lbを同時に上・下移動するも
のである。
なお、この昇降手段2は、前記ボールネジ23がその軸
回りに1回転すると、前記電極保持アーム21、つまり
、前記電極1a、lbが1 mm上・下するようになっ
ている。
また、前記ボールネジ23の下端部近傍には、外周部に
10枚の検知用の歯が設けられたスプロケット31が固
定されている。このスプロケット31の近傍には、近接
スイッチ32が配置されている。この近接スイッチ32
は、前記プログラマブルコントローラ6に電気的に接続
されており、前記スプロケット31の歯が該近接スイッ
チ32の検知部を通過したとき、所定の検知作用を行う
ものである。
前記スプロケット31及び近接スイッチ32は、変位検
出手段3を構成する。すなわち、前記ボールネジ23が
1回転する毎に10個の信号が前記プログラマブルコン
トローラ6に送られる。前記ボールネジ23が1回転す
ると、上述のように、前記電極1a、lbが1mm上・
下するようになっているから、結局、前記電極1a、l
bが0.1mm上・下する毎に1個の信号が送られる。
次に、前記プログラマブルコントローラ6について説明
する。このプログラマブルコントローラ6は、本発明に
おける制御手段を構成するもので、周知のマイクロプロ
セッサを含むハード構成となっている。以下では、この
ブログマブルコントローラ6の有する機能について述べ
る。なお、この機能は、所定の10グラムを設定するこ
とによって得られる。
このプログラマブルコントローラ6の機能は、主として
、前記昇降手段2を制御する機能、前記変位検出手段3
で検出された変位を積算して前記電極1a、lbの上・
下位置を算出する機能、前記電極1a、lbが前記溶融
ガラスを介して互いに電気的に接続されたことを検知し
、そのときにおける前記電極1a、lbの上・下位置を
求める機能とからなる。
次に、前記ガラス溶融槽4を1200℃に加熱してフリ
ント系ガラスを溶融し、液位を60m mに調節しつつ
連続溶融する際にこの実施例を適用する場合を例にあげ
て、前記機能をさらに具体的に説明する。
まず、炉底から110 mmの高さを、電極1a。
1bの下端とし、この位置を電極1a、lbの原点とし
て液位の測定を開始する。電極1a、lbは、8mm/
秒で下降を開始し、液面から約10mmにまで接近した
ときに、降下速度を2 mm/秒に落とし、さらに降下
して液面に接する。前記電極1a、lbの降下速度を落
としたことによって、電極1a、lbはそれぞれの下端
が液面に接したときに、ただちに停止でき、液位の測定
制度を高めることができ、且つ電極の下端部に溶融ガラ
ス5が多量に付着するのを防止できる。
前記電極1a、lbが液面に到達すると、これら電極1
a、lbが前記溶融ガラス5を通じて電気的に接続され
る。このため、これら電極間には約0.1+11Aの電
流が流れる。この電流が前記プログラマグルコントロー
ラ6によって検知され、前記電極1a、lbが前記溶融
ガラス5を介して互いに電気的に接続されたことが検知
される。
この検知信号により、そのときの昇降手段2の位置、す
なわち、前記溶融ガラス5の液位が読み出されて記憶さ
れ、また、前記液位指示・記録計8に送出されて液位の
表示及び記録がなされる。
前記電極1a、lbの下端が液面に到達したとき液位の
表示及び記録は瞬時に行われる。従って、電’ila、
lbの下端が液面に接触すると、ただちに前記昇降手段
2がふたたび作動し、前記電極la、lbが8mm/秒
の速度で、原点の手前約10mm間で上昇した後、2 
mm7秒の速度に減速して原点の位置へ戻る。そして、
この位置で約8秒間停止した後、再び、以上述べた動作
が繰り返される。なお、上述の昇降サイクルは1例であ
り、用途に応じて最適のサイクルが選定される。
以上説明した本実施例の液位計によって、液位測定と液
位制御を行なったところ、液位を60±0.2mmとい
う高精度で制御することができた。
なおこの場合、溶融したガラスの粘性は約30ポアズと
小さかったため、前記電極1a、lbがガラス液面から
離脱するときに糸を引くことはなかった。
また、前記溶融ガラス5の溶融は、直接通電法によって
行ったが、前記電極1aと1bとの距離が20m mと
短いため、直接通電で形成される交流電場によるノイズ
で測定に誤差が生ずることはなかった。
さらに、前記電極1aと1bとの間に印加される電圧が
5■と、低電圧であり、前記溶融ガラス5を通じてこれ
ら電極間に流れる電流が0.1mAと小さいことから、
これら電極が溶融ガラス5の液面に接触する際、あるい
は、液面から離脱する際にスパークが発生することがな
かった。このため、溶融ガラス5中にスパークによる泡
の発生や着色等のガラスの品質に悪影響を及ぼす現象は
みられなかった。
また、前記昇降手段2は、該昇降手段2を構成するボー
ルネジ23の長さを十分長くしておくことにより、昇降
ストロークを十分長くとることができる。すなわち、前
記ガラス溶融槽4の底に近接するまで前記電極1a、l
bの下端部を下降させることができる。したがって、操
業条件等の変更等により、操業時の液位の設定値が大巾
に変更された場合でも、精度を落すことなく液位の測定
が可能である。
なお、上述の説明は、溶融ガラス5がフリント系ガラス
の場合であって、前記電極1a、lbの中心軸線間距離
の1例として、該距離を20mmとし、これら電極間の
最短距離が15m mとなる場合を掲げたが、これら電
極間の距離は、ガラスの種類、溶融温度、電極のサイズ
、形状等によって適宜法めればよい。
また、厳密には、前記電極1a、lbの下端が液面に近
付いたとき、電極間には前記溶融槽4内に存在する電離
気体を介して常に微小な電流が流れるが、この微小電流
は、通常は、前記電極が溶融ガラスよって電気的に接続
されたときに流れる電流に比較して著しく小さいから、
前記プログラマブルコントローラに適宜の判別機能をも
たせることにより比較的容易に識別できる。
また、前記溶融ガラス5の種類が変わってその比抵抗が
大きく変わった場合には、測定用電源7により、電極間
に印加する電圧を適当な値に選定することができる。
また、前記実施例では、前記電極1a、lb間に5V、
50Hzの交流電圧を印加する例をあげたが、これは、
直流でもよく、交流の場合は周波数をガラスの種類など
に合わせて適宜選択することができる。
さらに、前記電極1a、lbの下端面の高さは必ずしも
同じである必要はない。
前記電極1a、lbの間の距離は、溶融するガラスの種
類の比抵抗に応じて適宜選定すればよい。
例えば、比抵抗が大きい場合は電極間距離を短くし、逆
に比抵抗が小さい場合は電極間距離を長くするか、また
は測定用電源7内に適宜の電流制限抵抗を設けてもよい
さらに、比抵抗が著しく大きい場合には、第2図に示さ
れるように、前記電極1a、lbの下端部に、ガラスと
の接触面積の大きい板状の付加電極2a、2bを取り付
けることにより、測定可能とすることができる。また、
その場合、このような付加電極を付けなくとも、例えば
、電極の数を増やすことによっても同様の作用を得るこ
とができる。この場合、例えば2対の電極を用いニガご
とに電圧を印加すればよい。
(第2実施例) この実施例は、本発明を、比較的粘性の高い溶融ガラス
の液位を測定する場合に適用した例である。なお、この
実施例は、前記第1実施例の構成と比較して、電極が加
熱できるようになっている点を除き、その他の構成は同
一である。したがって、以下では、本実施例の電極に関
してのみを説明し、その他の構成の説明は省略する。
第3図は第2実施例の一対の電極のうちの一方の側のみ
についての一部省略拡大断面図、第4図は第2実施例の
電極の拡大平面図である。
これらの図において、符号210は前記第1実施例にお
ける電極1aに対応する電極である。なお、この実施例
においても、前記第1実施例における電極1bに対応す
る電極も当然備えているが、その構成は前記電極210
と同一であるので説明を省略する。
さて、前記電極210は、白金または白金合金からなる
円筒状の外側電極211と、この外側電極2工1内に同
軸的に配置され、該外側電極211と同じ材料からなる
円柱状の内側電極212とからなる。これら両電極間の
底部は密閉されて電気的に接続されている。また、両電
極間にはアルミナ粉またはアルミナ磁器管、もしくはそ
の他のセラミックス等の白金または白金合金を侵さない
耐火性絶縁材213が充填されている。
また、前記外側電極211及び内側電極212の上端部
には、これら電極に加熱用の電流を通ずるための外側端
子214及び内側端子215がそれぞれ接続されている
。第3図及び第4図に示されるように、前記外側端子2
14は、前記外側電極211の外径より幅の広い板状導
体であり、その一部、すなわち、図中左方の部位が前記
外側電極21↓の上端部に形成されたフランジのような
かたちとなっている。これにより、電流が前記外側電極
211全体に均一に流れるようになっている。なお、図
示しないが、これら電極は加熱用の電源に接続されてい
る。
また、前記外側端子214には液位検出用の微小電流を
通ずるための導線216が接続されている。
次に、ホウケイ酸塩系カラスを1300℃で溶融本実施
例を適用して液位を測定する場合を例にあげて具体的に
説明する。
ここで、1300℃で溶融されたホウケイ酸塩系ガラス
の粘性は140ポアズであって著しく高い。このため、
前記第1実施例の電極をそのまま用いると、電極下端に
ガラスが付着したり、糸引き現象が起き液位の測定が困
難であった。
そこで、前記外側端子211の外形が10m m、肉厚
が0.5 mm、また内側電極212直径が3.2mm
である電極を用いて、前記外側電極211と内側電極2
12に、前記外側端子214及び内側端子215を介し
て、前記図示していない電源から2V、100 Aの電
流を通じた。
これにより、前記電極210が発熱し、しかも該電極2
10は溶融槽雰囲気からの熱を受けることにより、電極
下端へのガラスの付着や糸引き現象の発生がなく、実施
例1と同様に精度よく液位の測定、制御することができ
た。なお、本実施例では、記述していないが、電極21
0と、第3図において図示を省略した他の電極とが対と
なって液位を測定することはいうまでもない。
なお、昇降手段は前述したものに限定されるものではな
く、空圧又は油圧シリンダー式でもよく、変位検出手段
もレーザ光を使用した非接触式のものでも温調子を使用
した接触式のものを用いることもできる。
さらに、電極の形状等は、上述の各実施例に限られるも
のでなく、硝種、操業条件等に応じて最適なものとすれ
ばよい。また、電極を必ずしも1種類の材料で構成する
必要はなく、例えば、前記第2実施例の場合には、下端
部のみを電気抵抗の高い白金−ロジウム合金にして他の
部分を白金にするようにしてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明は、要するに、複数の電極
を同時に上・下に移動させて液位の検出を行うようにし
たことにより、電極間距離を短くすることかでき、ノイ
ズが混入しないため液位の測定精度を高くできるととも
に、電極間に流す電流を微小にすることができ、電極が
溶融ガラスに接触、離脱するときにスパークが発生しな
いため、ガラスの着色、泡等品質の悪化を防止でき、さ
らに、本発明によれば、構成が簡単でコンパクトな構成
とすることができ、電極の上・下移動のストロークを大
きく液位の測定範囲の広い溶融ガラス液位針を得た。
【図面の簡単な説明】
第↓図は本発明の第1実施例にかかる液位針の構成を示
すブロック図、第2図は第I実施例の電極の変型例を示
す部分拡大図、第3図は第2実施例の電極一部省略拡大
断面図、第4図は第2実施例の電極の拡大平面図である
。 la、lb・・・電極、2・・・昇降手段、3・・・変
位検出手段、4・・・ガラス溶融槽、5・・・溶融ガラ
ス、6・・プログラマブルコントローラ、7・・・測定
用電源、8・・・液位指示・記録計、9・・・モータド
ライバ21・・・電極保持アーム、22・・・ボールナ
・ノド、23・・・ボールネジ、24・・・モータ、3
・・・変位検出手段、31・・・スプロケット、32・
・・近接スイ・ノチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の電極と、 これら複数の電極を同時に上・下に移動させる昇降手段
    と、 この昇降手段による前記電極の上・下移動の変位を検出
    する変位検出手段と、 前記昇降手段の上・下移動を制御し、前記変位検出手段
    で検出された変位から前記複数の電極の位置を求めると
    ともに、前記複数の電極が溶融ガラスを介して互いに電
    気的に接続されたことを検知し、そのときにおける前記
    複数の電極の位置を求める制御手段とを有する溶融ガラ
    ス液位計。
  2. (2)請求項1記載の溶融ガラス液位計において、前記
    複数の電極の少なくとも前記被測定液に接触する部位を
    加熱できるようにしたことを特徴とする溶融ガラス液位
    計。
JP34114989A 1989-12-29 1989-12-29 溶融ガラス液位計 Pending JPH03202719A (ja)

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JP (1) JPH03202719A (ja)

Citations (7)

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