JPH032012A - 超高分子量ポリエチレンの射出成形方法 - Google Patents

超高分子量ポリエチレンの射出成形方法

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JPH032012A
JPH032012A JP13791589A JP13791589A JPH032012A JP H032012 A JPH032012 A JP H032012A JP 13791589 A JP13791589 A JP 13791589A JP 13791589 A JP13791589 A JP 13791589A JP H032012 A JPH032012 A JP H032012A
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Akira Yokota
明 横田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐衝撃性、耐摩耗性、自己潤滑性、耐薬品性
等に優れており、しがも暗度の高い成形を行うことが可
能であることがら、最近各種機械部品、家庭用品等の用
途に広く使用されつつある、超高分子量ポリエチレンの
射出成形方法に関し、特に、本射出成形方法においては
溶融樹脂を金型キャビティ内へ高剪断速度で射出するこ
とが不可欠であるが、このような高剪断速度付与機構を
射出成形機側に設け、成形の自由度を増すと共に、金型
を安価に製作することを目的とする超高分子量ポリエチ
レンの射出成形方法に関する。
(従来の技術) 超高分子量ポリエチレンの射出成形方法については従来
、特公昭57−30067に見られるように高剪断速度
にて射出されたフラッシュフロー状態の樹脂を金型キャ
ビティ内へ射出することが述べられている。一般に前記
剪断速度は、と=4Q/πR2で表される。但し、γ:
剪断速度(sec−’)、Q:射出率(cc/5ec)
、R:注入口半径(c m3 とする。前記の式におい
て高剪断速度を与えるには、Qを大きくするがRを小さ
くすることが必要となるが、Qの最大値は射出成形機の
最大射出能力により決められるものであり、超高分子量
ポリエチレンの射出成形方法においては通常、高剪断速
度を達成するためにRをFl整することとなる。例えば
、一般に市販されている型締力50トンクラスの射出成
形機では、射出率が100 c c / s e c前
後であるために、この射出率で特公昭57−30067
に記載されているごとき50000sec−’以上の剪
断速度を得ようとする場合には、Rを0.137cm以
下としなければならない。即ち、餅脂流路中に前記のご
とき高剪断速度を得る個所を設けなければならなt)が
、この個所は通常第3図に示されるように固定金型21
のゲート部21aあるいはランナ部21bに設置されて
いる。第4図は3枚型の金型を示す図で、固定金型21
及び可動金型23の間に中間金型24より構成されてい
るが、ゲート部21aを小さくしようとするとスプルー
ランナ21b取り出し用のために中間金型24に細工を
施すことが必要となる。尚、25は成形品である。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の技術において、高剪断速度を得る個所を金型
に設置する場合には、金型は既に掘り込まれたもので自
由度がないために成形条f牛、例えば射出率Qが変化す
ると溶融樹脂を試射して、試行錯誤によってRを所定値
に決定しなければならず多大の工数を要していた。また
、超高分子量ポリエチレンの射出成形方法には特公昭5
7−30067にも述べられているごとく、射出される
溶融樹脂が微細な綿菓子状にフラ・ノシュされる作用及
びこの微細な樹脂がキャビティ内に一様に分布される作
用を促進させられた後、前記超高分子量ボJエチレン2
6が金型キャビティ全体にわたって融着一体化され、且
つ、内部に空隙を有しなし1硬質成形品を得るために圧
縮成形することが重要である。このような圧縮成形を行
うには、第5図に示されるようにピストン22を右行さ
せて金型キャビティ内の超高分子量ポリエチレン26を
圧縮するが、圧縮成形中にゲート部21aより金型キャ
ビティ内の超高分子量ポリエチレン26が射出成形機の
加熱シリンダ27のスクリュー28側に逆流する現象が
生じ、成形品に十分な圧縮力を(ヤ用させることができ
ない。このためにゲート部21aを機械的にジャシトオ
フする方式も考えられるが、金型内にこの方式を採用す
ると金型がff1lとなると共に、大型化して製作費用
が嵩んでしまうという間趙があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記従来の技術における課題を解決するために
なされたもので、射出成形機のノズル先端に取り付けた
ロータリバルブの開度とスクリューの移動速度によって
、樹脂に付与される剪断速度の選定調整を行い、金型キ
ャビティ内へ綿状の樹脂を供給し、スクリューの予め選
定された所定ストロークを射出後は直ちにロータリバル
ブを全閉とすると同時に、金型キャビティを圧縮するこ
とを特徴とする超高分子量ポリエチレンの射出成形方法
により目的を達成するようにした。
(作用) 射出成形機のノズル先端には、樹脂の射出速度設定値と
は独立に設定可能な絞り開度設定器により制御されるロ
ータリバルブが設けられており、該ロータリバルブ部で
の超高分子量ポリエチレンの剪断速度は前記射出速度設
定値(Q)と前記ロータリバルブ開度設定値(R;絞り
開度により剪断遠度を与える水力学的相当円半径Rが可
変となる)によって決められる。前記のごとく、ロータ
リバルブ部で高剪断速度を付与された超高分子量ポリエ
チレンは、特公昭57−30067に述べられているよ
うなフラッシュ70−状態を形成し、金型のキャビティ
内へ充填される。所定の射出量をフラッシュ70−状態
にて金型キャビティ内へ充填した後は前記ロークリバル
ブを全閉とし、同時に金型キャピテイを圧縮する工程へ
と進行する。
金型キャビティ内に充填されたfft脂の状態は綿状の
ため、圧縮前の状態でキャビティ内にて計量を行うこと
は困難であるが、スクリュー内では超高分子量ポリエチ
レンに付与される剪断速度は10〜10”5ec−’程
度であり、この状態では超高分子量ポリエチレンは溶融
した高粘度状態であり綿状のフラッシュフローではない
ため、前記金型キャビティ内へ充填する所定樹脂量はス
クリューのストロークによって容易に、しかも高精度に
計量することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明における超高分子量ポリエチレンの射出
成形方法を実施するための装置を示す図で、1は射出成
形機のシリンダー2内へ嵌装されたスクリュー、3は前
記スクリュー1を押圧して超高分子量ポリエチレンを射
出するための射出シリンダ、4は超高分子量ポリエチレ
ンに高剪断速度を付与するためのロークリバルブ、5は
前記ロークリバルブ4によって高剪断速度を付与された
超高分子量ポリエチレンを固定金型6のゲート部6aに
導くためのノズル、7は前記固定金型6及びピストン8
と共に金型キャビティ9を形成するための可動金型、1
0は前記射出シリンダ3のピストンロッド3aに対して
軸方向の動きを固定されたスクリュー位置検出器、11
は前記スクリュー3のストローク設定器、12はスクリ
ュー3のストロークの設定値と実測値を比較するための
比較器、13は前記比較器12からの信号によって制御
される射出速度設定器、14は射出速度設定器13の信
号によって油圧源15から射出シノンダ3への作動油供
給量を制御するための射出速度制御装置、16は前記比
較器12からの信号によって制御されるバルブ開度設定
器、17は前記バルブ開度設定器IGの信号によって制
御されるロークリバルブ4の駆動装置、18は前記バル
ブ開度設定器16からの信号によって金型キャビティ9
内の超高分子量ポリエチレンに圧縮力を与えるための圧
縮力設定器、19は前記圧縮力設定器18の信号に基づ
いて油圧源20からの作動油をピストン8の作動油室8
aに供給して、金型キャビティ9内の超高分子量ポリエ
チレンに圧縮力を与えるための圧縮力制御装置である。
次に作用について説明する。まず射出工程では、射出速
度設定器13、バルブ開度設定器16に設定された設定
値に従って、射出速度制御装置I4及びバルブ駆動装置
17によって、スクリュー1の移動速度(射出率Qはこ
の値により決めらiする)及びロータリバルブ4の開度
が決められ、この二つの値によって決まる所定の剪断速
度により、超高分子量ポリエチレンが金型キャビティ9
内へ射出される。Thj記超高分子量ポリエチレンの射
出量は予め設定されたスクリューストローク設定器11
の値をスクリュー1が移動する量で決められる。即ち射
出開始後はスクリュー1の移動に伴ってスクリュー位置
検出器10がその移動ストロークを検出し、スクリュー
ストローク設定器11に設定された値とを比較512に
て比較する。そし“C1両者が一致したとき射出速度制
御装置14にスクリュ。
−1の移動を停止する指令、即ち、射出を中止する指令
及びバルブ駆動装置17にロータリバルブ4を全開とす
る指令を発し、同時に金型キャビティ9を圧縮するため
の圧縮力制御装置19に圧縮開始の指令を発すると、ピ
ストン8の作動油室8aに油圧源15aから圧縮力制御
装置19を介して作動油が供給され、作動油室8bの作
動油がタンク20に戻されるので、ピストン8により金
型キャビティ9内にある綿状の超高分子量ポリエチレン
が圧縮され、図示しないタイマー期間中鎖圧縮が継続さ
れる。第2図は前記第1図に示された装置における射出
速度制御装置14、バルブ駆動装置17および圧縮力制
御装置19の作動のタイミングを示す図である。第2図
の説明については前記第1図にて説明されているため省
略する。
(発明の効果) 以上詳述した如く、本発明によるときは次の効果を奏す
る。
(1)超高分子量ポリエチレンの高剪断速度付与は射出
成形機に設けたロータリバルブの開度と射出速度設定に
て自由に調整設定できる。
42)金型のスプルーランナは一定の状態に加工されて
いても、剪断速度を与えるための調整装置が射出成形機
側に設置されているため、金型の手直し修正が不要とな
る。
(3)金型キャピテイへの甜脂の充填量は、スクリュー
の位置(ストローク)によって正確に計量することがで
きる。
(4)圧縮工程時にはロータリバルブを全閉にすること
により、金型キャビティから射出成形機側へ甜脂が逆流
するのを防止できるため、圧縮圧力を高く設定でき、良
質の成形品を得ることができる。
(5)全型内成形品のゲートはダイレクトゲートにして
も成形可能のため、ゲートを大きくすることもできるの
で複雑な3枚型等にすることもなく金型を安価に製作す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の超高分子量ポリエチレンの射出成形方
法を実施するための装置を示す図、第2図は前記第1図
に示す装置における射出速度制御装置14、バルブ駆動
装置17および圧縮力制御装置19の作動のタイミング
を示す図、第3図〜第5図は従来の技術を示す図である
。 ・スクリュー ・シリンダ ・射出シリンダ ・ロークリバルブ ・ノズル ・固定金型 ・可動金型 ・ピストン 9 ・ 10 ・ 11 ・ 工 2 ・ 13 ・ l 4 ・ l 5 、 l 6 ・ 17 ・ I 8 ・ l 9 ・ 20 ・ ・金型キャビティ ・スクリュー位置検出器 ・スクリューストローク設定器 ・比較器 ・射出速度設定器 ・射出速度制御装置 15a・・・油圧源 ・バルブ開度設定器 ・バルブ駆動装置 ・・圧縮力設定器 ・・圧縮力制御装置 ・タンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 射出成形機のノズル先端に取り付けたロータリバルブの
    開度とスクリューの移動速度によって、樹脂に付与され
    る剪断速度の選定調整を行い、金型キャビティ内へ綿状
    の樹脂を供給し、スクリューの予め選定された所定スト
    ロークを射出後は、直ちにロータリバルブを全閉とする
    と同時に、金型キャビティを圧縮することを特徴とする
    超高分子量ポリエチレンの射出成形方法。
JP13791589A 1989-05-31 1989-05-31 超高分子量ポリエチレンの射出成形方法 Expired - Lifetime JPH0755511B2 (ja)

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