JPH03201109A - 自走車の操向制御装置 - Google Patents

自走車の操向制御装置

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JPH03201109A
JPH03201109A JP1341090A JP34109089A JPH03201109A JP H03201109 A JPH03201109 A JP H03201109A JP 1341090 A JP1341090 A JP 1341090A JP 34109089 A JP34109089 A JP 34109089A JP H03201109 A JPH03201109 A JP H03201109A
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steering angle
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Kenji Kamimura
健二 上村
Sadachika Tsuzuki
都築 貞親
Kazunori Noda
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自走車の操向制御装置に関し、特に、自動車
、工場内の無人移動搬送装置、農業および土木機械等の
自走車を、直進行程および旋回行程が複合された走行コ
ースに沿って走行させるための操向制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、上記自走車のような移動体の現在位置を検知する
装置として、移動体で発生された光ビームを、移動体を
中心として円周方向に走査する手段と、移動体とは離れ
た少なくとも3カ所に固定され、入射光方向に光を反射
する光反射手段と、該光反射手段からの反射光を受光す
る受光手段とを具備した装置が提案されている(特開昭
59−67476号公報)。
該装置では、前記受光手段の受光出力に基づいて移動体
を中心とする3つの光反射手段間の開き角を検出し、該
開き角とあらかじめ設定された光反射手段の位置情報と
に基づいて移動体位置を演算するようにしている。
しかしながら、受光出力に基づいて移動体の位置を検知
し、走行方向の制御を行うようにしている上記技術では
、移動体が大きな角速度で回転した場合には、移動体位
置の演算結果に大きな誤差を生ずることがある。したが
って、旋回行程のように移動体の向きが急激に変化する
ようなコースの走行時には移動体位置の検出結果に基づ
いて正確に操舵制御を行うことが困難になる場合がある
という問題点があった。
上記問題点に対しては、移動体の旋回行程での走行速度
を、直進行程走行時の走行速度より大幅に低下させれば
、位置演算に大きな誤差が生ずるおそれはなくなる。し
かし、移動体の走行速度を低下させると、旋回完了まで
に時間がかかり、作業能率が低下するという別の問題点
が生じる。
これに対し、特開昭62−269610号公報において
、独立した3つの受光器で受光手段を形成すると共に、
直進行程用の操向制御手段および旋回行程用の操向制御
手段をそれぞれ別個に設けた制御装置が提案されている
該装置では、特に、旋回行程用の操向制御手段を、予め
設定記憶された操向制御情報に基づいて動作させると共
に、3つの受光器の受光対象を旋回開始時点と旋回終了
時点とで切換え変更した後、次の直進行程における移動
体の位置を演算するように構成されている。
一方、本発明者等は、前記問題点の対策として、基準点
として設けられた反射手段からの反射光を受光する1つ
の受光器で、受光対象を変更することなく直進行程およ
び旋回行程での走行を繰返し継続できると共に、旋回行
程から直進行程への変化点を簡単に検知できる自走車の
操向制御装置を提案している(特願昭83−14981
9号)。
該装置では、旋回中の自走車と該自走車の作業領域周辺
に設けられた基準点との相対関係が予定の関係を満足し
た地点を前記変化点として認識するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 上記いずれの制御装置においても、旋回行程では回゛動
する発光手段と受光手段とを搭載している自走車自体が
大きな操舵角で旋回されているため、旋回しながら測定
して採取したデータが旋回状態によっては大きな誤差を
含んでいる場合があり、このようなデータに基づいて算
出した旋回終了時の自己位置(座標値)が、実際に存在
している位置から大きくずれている場合がある。
このような場合に、直進行程への移行後、前記ずれを速
やかに補正すべく大きい操舵角変更によって操向制御が
行われると、ハンチングを起こして予定の直進行程に戻
すまでに時間ががかり、この間の走行軌跡が乱れるため
、例えば芝刈等の作業では刈跡が不揃いになって、良好
な作業の仕上がり外観を得られないことがある。
このハンチングの要因の1つとしては、屋外作業におい
て地面の状態が柔らかい場合、あるいは芝地などで芝の
丈が高くなっている場合に、急に方向を変換するような
操舵を行った場合、操舵の際の抵抗が大きくて逆方向へ
の戻しの操舵が遅れるということが考えられる。
他の要因としては、旋回行程から直進行程へ移行するた
めに大きく操舵角を変化させると、旋回行程における走
行の場合と同様に、自己位置および進行方向の計算結果
の誤差が大きくなって正確な操向制御を行えず、その結
果、さらにハンチングを大きくしているということが考
えられる。
また、操舵方向を直進行程の方向に戻すために急激に操
舵角を変更すると、ロータリ作業機による耕うん作業等
ではロータリに、芝刈り作業機ではカッタや操舵輪の軸
に、それぞれかかる、横方向の負荷が大きくなって好ま
しくない。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、旋回終
了後のハンチングを抑え、仕上がり外観の良好な作業結
果が得られるようにすると共に、自走車の負荷を軽減す
るための自走車の操向制御装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段および作用)前記の問題点
を解決するために、本発明は、自走車を中心として光ビ
ームを円周方向に走査させ、該自走車から離れた3カ所
の位置に設置された反射手段からの前記光ビームの反射
光を、前記自走車に搭載され、水平方向に回動する受光
手段で受光し、その受光出力に基づいて算出された自走
車の位置情報に基づいて直進行程およびこれに連続する
旋回行程に沿って自走車を走行させるための操向制御装
置において、旋回行程から直進行程への変化点に達した
と判断した時点で前記操舵角の固定を解除し、あらかじ
め設定された時間をかけて自走車が徐々に直進方向に戻
るように操舵角を変化させていき、前記予定時間の経過
後、前記受光出力に基づく自己位置算出結果に従って操
向方向を制御するように構成した点に特徴がある。
上記構成を有する本発明では、旋回のために大きな角度
に保持していた操舵角を、直進行程への移行時に急激に
戻すことなく、旋回行程から直進行程への変化点に達し
たと判断された時点から徐々に小さい操舵角に戻すよう
にする。
すなわち、操舵角を大きくとって走行している間は、自
己位置算出結果に誤差を含んでいることがあるので、該
算出結果に基づく操向制御を行わない。そして、操舵方
向が直進方向に戻った後、つまり操舵角が小さくなって
急激に方向変換されない状態となり、自己位置算出結果
に対する信頼性が高くなった時点で、該自己位置算出結
果に基づくフィードバック制御に移行する。
(実施例) 以下に図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。
第10図は本発明の制御装置を搭載した自走車および該
自走車の走行作業領域に配設された光反射器の配置状態
を示す斜視図である。
同図において、自走車1は例えば芝刈り機等の農作業用
自走車である。該自走車1の上部にはモータ5によって
駆動される回転テーブル4が設けられている。そして、
該回転テーブル4には光ビーム2Eを発生する発光器2
、および反射器6a〜6cで反射される該光ビーム2E
の反射光2Rを受ける受光器3が搭載されている。前記
発光器2は光を発生する手段(発光ダイオード)を備え
、受光器3は入射された光を電気的信号に変換する手段
(フォトダイオード)を備えている(共に図示しない)
。ロータリエンコーダ7は回転テーブル4の駆動軸と連
動するように設けられていて、該ロータリエンコーダ7
から出力されるパルスを計数することによって、回転テ
ーブル4の回転角度が検出できる。
作業領域の周囲に配置されている反射器6a〜6Cは操
向制御のための自走車1の位置検出の基準点として利用
される。該反射器68〜6cは入射した光をその入射方
向に反射する反射面を具備しており、コーナキューブプ
リズム等周知の反射手段が使用できる。
次に、本実施例における前記自走車1の動作の概要を説
明する。
第2図は、旋回行程および直線行程が組合わされた走行
コースと自走車1の位置関係を示す図であり、走行コー
スは要部のみを示す。
同図において、基準点A、  B、 Cにはそれぞれ前
記反射器6a、6b、6cが配置される。作業領域22
および自走車1の位置T (x、  y)は、基準点B
を原点とし、該基準点Bおよび基準点Cを通る直線をX
軸とする座標系上で表されている。
自走車1は、直線行程では該自走車1からみた基準点A
−C相互間の開き角に基づいて自己位置を算出し、その
算出結果に基づいて操向制御されて走行する。そして、
直線行程に沿って同図上方向に走行して自己位置のy座
標がyTに達すると、次の直線行程に円滑に移行できる
ような角度に操舵角を固定して旋回を開始する。
旋回開始後は、自走車1の進行方向を基準とする各基準
点A−Cの方位角θa〜θCを監視し、該方位角θa〜
θCのどれか1つが予定の角度になったことを検出した
時点、すなわち旋回行程から直進行程への変化点Pにお
いて、旋回のための操舵角の固定を解除する。
ところで、実際の作業において、例えば芝刈作業や耕う
ん作業では直進行程相互間の間隔りは自走車1の幅と同
程度の狭い間隔であることが多い。
したがって、本実施例では操舵角を最大にとり、かつ駆
動輪は外側の車輪のみを駆動して最少の回転半径で旋回
させるようにしているが、地面の状況などによって自走
車1を予定の旋回行程に沿って円滑に旋回させられない
ことがある。例えば自走車1は点線Nで示したように移
動し、点Eにおいて前記方位角θa〜θCのどれか1つ
が予定の角度になったことを検出して旋回行程の終了を
検出することがあり得る。なお、第2図では理解を容易
にするため点Pと点Eとのずれは強調して大きく図示し
ている。
この点EとPとのX方向のずれを速やかに解消するよう
に操舵角を制御して走行させると、点Mで予定の直進行
程に至るが、急激な方向変換で直進行程に戻したため、
その後の逆方向の操舵の応答が遅れてハンチングを生ず
る。また、急激な方向変換によって自走車1の自己位置
を正確に検出することができずに適切な操向制御を行え
ないことがある。
さらに、急激な操舵角の変更は車体や、車体に取付ける
作業機の横方向に過大な負荷をかける場合がある。
そこで、本実施例では、自走車1が旋回行程を終了して
変化点Pに達した(実際は点Eのようにずれた位置に自
走車1が存在していることが多い)と判断した場合には
、急激な操舵角変更は行わずに徐々に操舵角を変更して
直進行程の走行に入れるようにした。こうすることによ
って、点Mより遅れた位置、つまり点Sで直進行程に戻
るようになるが、その後のハンチングが少ないので結果
的には正常な走行に速く戻ることができる。
次に、自走車1の自己値ff1T (x、  y)の算
出式を示す。第3図は該算出式に用いられる符号の説明
図であり、第2図と同符号は同一または同等部分を示す
。同図において、互いに隣接する基準点A、B相互間の
開き角はα、基準点B、 C相互間の開き角はβである
。自走車1の自己位置T (x、y)の算出式は次のと
おりである。
x−xcl(1+に−cotβ’I / (1+に2)
)・・・・・・(1) y−kx               ・・・・・・
(2)但し、k−(xc−xa−ya l1co ta
)/(ya−xa・cota−xc 11cotβ)・
・・・・・(3) であり直線BTの傾きを表している。
また、自走車1の進行方向θfは次の式を用いて算出さ
れる。
θf−180@−(θb −t a n−1k)・・・
・・・(4) 該算出式(1)〜(4)を導き出すための手順は特願昭
63−116689号、特願昭63−149619号、
特願昭63−202697号に記載されているので詳細
の説明は省略する。
次に、本実施例の制御装置の機能を説明する。
第1図は本実施例の機能ブロック図である。同図におい
て、発光器2から射出される光ビーム2Eは、前記回転
テーブル4の回動方向に走査され、反射器6 (6a〜
6c)によって反射される。
反射器6a〜6Cによって反射された該光ビーム2Rは
前記回動方向に従って反射された順番に受光器3に入射
される。
カウンタ9では、回転テーブル4の回転に伴ってロータ
リエンコーダ7から出力されるパルス数が計数される。
そして、該パルスの計数値(所定の基準位置からの回転
角度、すなわち前記方位角)は受光器3において反射光
を受光する毎に角度検出部10に転送される。角度検出
部10では前記パルスの計数値(一方位角)に基づいて
、自走車1から見た各反射器6a〜6C相互間の開き角
α、βが算出される。
位置・進行方向演算部13では自走車1の座標および進
行方向が算出され、その結果は比較部25に入力される
。比較部25では、走行コース設定部16に設定されて
いる走行コースを表すデータと、前記位置・進行方向演
算部13で得られた自走車1の座標および進行方向とが
比較される。この比較結果は操舵部14に入力され、該
比較結果に基づき、自走車の前輪17に連結された操舵
モータ28が駆動される。該操舵モータ28による前輪
17の操舵角は自走車1の前輪に設けられた舵角センサ
15で検出されて操舵部14にフィードバックされる。
自走車1が直進行程から旋回行程に移行する位置に到達
したことが、自走車1のy座標に基づいて比較部25で
判断されると、操舵部14は比較部25の検出信号に応
答して、操舵角を予定の角度に固定するため、予め設定
された固定の操舵角データに従って操舵モータ28の駆
動制御を行う。
駆動制御部18はエンジン19の始動・停止、および該
エンジン19の動力を後輪21に伝達するクラッチ20
の動作を制御する。該駆動制御部18は位、置・進行方
向演算部13の出力と走行コース設定部16の出力とに
よって、自動的にエンジン19を始動・停止させたり、
クラッチ20を断続させたりすることができる。
解除角度設定部23には、予定の算出式に従って計算さ
れた解除識別角度が設定される。つまり、該解除角度設
定部23には、各反射器6a〜6cのそれぞれの方位角
と予定の解除識別角度とを対応付け、両者間で比較でき
るように、自走車1の左旋回、右旋回用にそれぞれ3種
類(この種類の数は設置されている反射器の数に対応し
、本実施例では反射器6a、6b、6cが設置されてい
るので3種類)、合計61i!類準備された角度算出式
に従って計算された解除識別角度が設定される。
変化点検出部24では前記解除識別角度と、自走車1か
ら見た各反射器6a〜6Cの方位角θa〜θCすなわち
カウンタ9の出力とが比較される。
方位角θa〜θCのどれか1つが、該方位角θa〜θC
のそれぞれと対応付けられて設定されている解除識別角
度の範囲内に入っていると判断された場合には、解除カ
ウンタ26に対し、該カウンタ26のカウント数を更新
する信号を出力する。
カウント数が予定の回数だけ更新されると、該解除カウ
ンタ26はカウントアツプ信号を操舵部14に出力する
操舵部14では、操舵モータ28の駆動制御方式を、固
定の操舵角データに従って行う制御方式に変更した後、
前記解除カウンタ26から入力されるカウントアツプ信
号を監視する。該カウントアツプ信号が、解除カウンタ
26から操舵部14に人力されると、操舵部14は固定
の操舵角データに従って行われている操舵モータ28の
駆動制御を解除する。
解除カウンタ26のカウントアツプ信号に応答して受光
カウンタ27が起動される。つまり、受光カウンタ27
は、前記固定の操舵角に基づく駆動制御の解除後、受光
器3の出力つまり反射光の受光回数を計数し、そのカウ
ント値を操舵部14に供給する。操舵部14は、供給さ
れたカウント値が予定のカウント値に達するまで、該供
給されたカウント値に基づいて、後述する算出式に従っ
て操舵角を算出し、操舵モータ28を駆動する。操舵部
14に供給される受光カウンタ27のカウント値が予定
のカウント値に達するまでは、比較部25の出力にかか
わらず、該受光カウンタ27のカウント値に基づく操舵
角制御を優先させる。
次に、」二記手順によって算出された自走車1の位置情
報に基づく、自走車1の操向制御について説明する。第
4図は自走車1の走行コースと反射器6a〜6Cの配置
状態を示す図であり、第2図および第3図と同符号は同
一または同等部分を示す。第5図は操向制御のフローチ
ャートである。
第4図において、点R(Xret、Yret)は自走車
lの戻り位置を示し、作業領域22は座標(Xs t、
 Ys t)、(Xst、Ye)、(Xe、Ys t)
、(Xe、Ye)で示される点を結ぶ領域である。ここ
では自走車1の位置Tは(Xp、Yp)で示す。
なお、第4図においては、説明を簡単にするため、作業
領域22の4辺をX軸またはy軸に平行にした例を示し
たが、作業領域22の周囲に反射器6a〜6Cを設ける
ようにさえしてあれば、作業領域22の形状および向き
は任意である。
第5図のフローチャートに従って制御手順を説明する。
まず、ステップS1において、前記位置・進行方位演算
部13で演算された自走車1の現在位置R(Xret、
Yret)と、前記走行コース設定部16に設定された
作業開始位置の座標(Xst、Yst)に基づいて、開
始位置への移動コースを設定する。
ステップS2では、エンジン19を始動させ、クラッチ
20をつないで作業開始位置へ自走車1を移動させる。
ステップS3では、走行コースのX座標XnとしてXs
tをセットし、走行コースを決定する。
ステップS4で、自走車1の走行を開始させると、自走
車1は自己位置(Xp、Yp)および進行方位θfの演
算を行う(ステップS5)。
ステップS6では走行コースからのずれ量(ΔX=Xp
−XnsΔθf)が演算され、ステップS7では、前記
ずれ量に応じて操舵部14により操舵角制御が行われる
ステップS8では自走車1がy軸方向において、原点か
ら遠ざかる方向(行き方向)に走行しているか、原点に
近づく方向(戻り方向)に走行しているかが判断される
行き方向であれば、ステップS9において、−行程が終
了したか(Yp>Ye)否かが判断され、戻り方向であ
れば、ステップS10において、−行程終了(Yp<Y
s t)L、、たか否かが判断される。ステップS9ま
たはSIOにおいて、−行程が終了していないと判断さ
れればステップS5〜S8の処理が行われる。
ステップS9またはSIOにおいて、−行程が終了した
と判断されれば、次はステップS11において全行程が
終了した(Xp>Xe)か否かの判断が行われる。
全行程が終了していなければ、ステップSllからステ
ップS12に移って自走車のUターン制御が行われる。
Uターン制御は、前記位置・進行方位演算部13で演算
された自走車1の位置情報を操舵部14にフィードバッ
クするステップ85〜S7の処理によって行われる直線
行程の後向制御とは別の方式、すなわち第2図に関して
その動作概要を説明した方式で行われる。Uターン制御
の詳細は第6図に関して後述する。
ステップS13では、Uターン直後処理が行われる。U
ターン直後処理では、旋回行程の走行を終了したと判断
された時点から、操舵角を徐々に小さくしていく。Uタ
ーン直後処理の詳細は第7図に関して後述する。
ステップS14では、XnにXn+Lがセットされ、次
の走行コースが設定される。次の走行コースが設定され
ればステップS5に戻って前記処理が行われる。
全行程が終了したならば、戻り位置R(Xret。
Yret)へ戻り(ステップ515)、走行が停止され
る(ステップ516)。
次に前記Uターン制御およびUターン直後処理について
説明する。第9図は操舵角の固定解除条件の説明をする
ための、自走車1と反射器6a〜6Cの位置関係を示す
図であり、第4図と同一の符号は同一または同等部分を
表している。第6図はUターン制御の一例を示すフロー
チャート、第7図はUターン直後処理の一例を示すフロ
ーチャート、第8図は各反射器6a〜6Cの方位角と比
較される設定値の計算式である。
第9図において、Uターンつまり旋回行程の走行は自走
車1が直進行程の走行を終了した時点、つまり自走車1
が位置している点のy座標(Yp)が、(Yp>Ye)
あるいは(Yp<Ys t)になった場合に開始される
。Uターンは前輪17の操舵角を予定の角度に固定する
ため予め設定された、固定のUターン操舵角に従って行
われ、この操舵角の固定状態は次に説明する条件を満足
した場合に解除される。
Ldrは自走車1がUターンを終わって戻り方向に走行
を開始する予定の変化点PRと点Aとのy軸方向の偏差
、Ldlは自走車1がUターンを終わって行き方向に走
行を開始する予定の変化点PLのy座標を示す。
角度θOAR、θUBR、θOCRは、自走車1が旋回
を完了して、戻り方向に走行を開始する予定の変化点P
Rと、点A、B、Cとをそれぞれ結ぶ線および自走車1
の予定の進行方向のなす角度(右旋回解除角度という)
であり、角度θUAL 。
θUBL 、  θUCLは自走車1が旋回を完了して
、行き方向に走行を開始する予定の変化点PLと、点A
、B、Cとをそれぞれ結ぶ線および自走車1の予定の進
行方向のなす角度(左旋回解除角度)である。
前記角度θUAR、θUBR、θυCR、θUAL 。
θUBL 、  θυCLは、第8図に示した算出式に
よって求められ、前記解除角度設定部23に設定される
。なお、該算出式においては、前記Ldr。
Ldlを共にLdで表す。
次にフローチャートを参照してUターン制御の一例を説
明する。第5図において、まず、ステップ5121では
、自走車1が右旋回するのか、または左旋回するのかの
判断が行われる。該判断は(Yp>Ye)か、または(
Yp<Yst)かの判別によって行われる。右旋回であ
れば、ステップ5122に進み、旋回終了条件の設定値
として右旋回解除角度θOAR、θUBR、θOCRを
算出し、解除角度設定部23にセットする。
ステップ5123では右旋回用の操舵角を操舵部14に
セットする。
ステップ5124では、解除カウンダ26に“0“をセ
ットして初期化する。
ステップ5125では、基準点からの反射光を受光した
か否かの判別がなされ、反射光を受光したならばステッ
プ5126に進む。
ステップ8126では、操舵角の固定状態を解除して旋
回を完了するか否か、すなわち変化点に達したか否かの
判断が行われる。該判断は自走車1の進行方向を基準と
した各基準点A、 B、 Cの方位角θa、θb、θC
が、方位角θaに対応する角度θUAR、方位角θbに
対応する角度θUBR。
方位角θCに対応する角度θUCRに対して±Δθの範
囲内にあるか否かを順次比較し、どれか1つでも前記右
旋回解除角度±Δθの範囲内にある場合には肯定となる
該判断が肯定ならば、ステップ8127で解除カウンタ
26の値がインクリメントされる。
ステップ8128では、解除カウンタ26のカウント値
が設定値になったか否かが判別される。
該設定値は、基準点以外の反射物体からの反射光を検出
した場合に誤って操舵角の固定が解除されないように、
予定角度からの複数回の反射光検出によって操舵角の固
定を解除しようとするものであるので、本実施例では設
定値を“2″とした。
したがって、解除カウンタ26のカウント値が“2”に
なると、ステップ8128は肯定となってステップ51
29に進み、旋回用操舵角の固定を解除する。操舵角の
固定が解除されると、第5図のステップS13に進んで
Uターン直後処理に移る。
一方、左旋回の場合は、ステップ$130に進んで旋回
終了条件として、角度θUAL 、  θUBL 。
θUCLが演算されて解除角度設定部23にセットされ
る。
以下、ステップ8131〜8136はステップ8123
〜8128と同様であるので説明を省略する。
ステップ5129の処理が終わると、ステップS13に
進みUターン直後処理が行われる。
Uターン直後処理の一例を説明する。第7図のフローチ
ャートにおいて、ステップ5200では、前記受光カウ
ンタ27のカウント値Lcをインクリメントする。
ステップ5201では、右旋回か左旋回かの判断がなさ
れる。右旋回ならばステップ5202に進む。
ステップ5202では、操舵角θEとして受光カウンタ
27のカウント値に基づいて算出される値を設定する。
すなわち、受光カウンタ27のカウント値Lcが増える
に従って旋回時の操舵角(最大操舵角)θTONを漸減
させていくように決定された次の算出式(5〉によって
操舵角が決定される。
操舵角(θE) 一〇TUN X f(PTCD −L c ) / P
TCDI・・・(5)算出式(5)において、符号P 
TCDは受光カウンタ27の設定値を示し、該設定値P
 TCDは自走車1の走行速度、最大操舵角、作業形態
、および作業地面の状態等に応じ、スムーズに直進行程
に移行するのに必要な、実験的に確認された時間をもと
に決定する。
一方、左旋回ならばステップ5203に進み、左旋回用
に設定されている最大操舵角を徐々に小さくしていくた
めの算出式を用いて得られた値を操舵角θEとして設定
する。
ステップ5204では、受光カウンタ27のカウント値
Lcが設定値P TCDに達したか否かが判別される。
該ステップ5204の判断が肯定になるまで、受光毎に
操舵角を減少させていく処理を繰返し、該ステップ52
04の判断が肯定になると、ステップ5205において
受光カウンタ27をクリアしてステップ514(第5図
)に進む。
ステップS14の処理を経た後は、前述のようにステッ
プS5以降の処理によって自走車1の自己位置および進
行方向検出結果に基づくフィードバック制御で操向制御
が行われる。
以上の説明のように、本実施例では、旋回行程の走行を
終了後は、予め設定された時間をかけて光ビームの反射
光を検出する毎に徐々に操舵角を小さくしていき、該操
舵角が自走車を直進させるような値になった時点で操向
制御の方式を自走車1の自己位置および進行方向検出結
果に基づくフィードバック制御に切換えるようにした。
本実施例に示した操舵角漸減手段では、自己位置の検出
に用いている受光器3の出力を利用することかできるの
で、操舵角変更のタイミングを与えることが容易で、全
体の構成が簡単になるという利点を有する。
なお、本実施例に示した操舵角漸減手段に限定されず、
例えば前記エンコーダ7が予定のパルス数を出力したこ
とを検出する毎に操舵角を小さくしていくようにしても
よいし、旋回を終了したと判断した時点でタイマを起動
させ、該タイマがタイムアツプするまで操舵角を予定角
度ずつ段階的に減少させていくようにしてもよい。エン
コーダ7の出力を利用する場合には、該出力を計数する
カウンタ9の計数値の所定桁の値を受光カウンタ27に
入力するようにすればよい。この操舵角漸減手段によれ
ば、タイマの時間関数で規則的に操舵角を変化できるの
で自走車による作業仕上がりにむらがなくなるという利
点がある。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、次の
ような効果が達成できる。
(1)旋回行程から直進行程に移行する時の急激な操舵
戻しに起因する蛇行がなくなって見ばえの良い良好な作
業仕上がり状態を得ることができる。
(2)急激な操舵角変更を避けられるので旋回直後から
作業を開始しても作業機械に対する横方向からの過負荷
がなくなる。
(3)操舵角の急激な変更を避けるために該操舵角を徐
々に変更するタイミングを、反射光の受光タイミングか
ら得るようにしたので構成が簡単である。
(4)旋回行程から直進行程に移行する軌跡を揃えるこ
とができ、良好な作業仕上がり状態を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図、
第4図、第9図は自走車および走行コースならびに反射
器の配置状態を示す図、第3図は開き角および方位角の
説明図、第5図は操向制御のフローチャート、第6図は
Uターン制御のフローチャート、第7図はUターン直後
処理のフローチャート、第8図は旋回解除条件の算出式
を示す図、第10図は自走車および反射器の配置を示す
斜視図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自走車を中心として光ビームを円周方向に走査さ
    せ、該自走車から離れた少なくとも3ヵ所の基準点に設
    置された反射手段からの前記光ビームの反射光を、前記
    自走車に搭載され、水平方向に回動する受光手段で受光
    し、その受光出力を利用して直進行程およびこれに連続
    する旋回行程に沿って自走車を走行させるための操向制
    御装置において、 前記受光手段の出力に基づいて自走車から見た各基準点
    間の開き角を検出する手段と、 前記開き角に基づいて直進行程における自走車の操向を
    制御する手段と、 直進行程から旋回行程への変化点に達した時点で自走車
    の操舵角を予定の角度に固定する手段と、旋回行程から
    直線行程への変化点に達したことを判断して前記操舵角
    の固定を解除する手段と、前記操舵角の固定を解除した
    後、予め設定された時間をかけて自走車を直進方向に戻
    すために、旋回行程走行時の操舵角を徐々に変化させる
    手段と、 前記予定時間の経過後、直線行程における操向制御を行
    う前記操向制御手段に切換えて自走車を制御する手段と
    を具備したことを特徴とする自走車の操向制御装置。
  2. (2)前記受光手段の受光回数が予定回数に達したこと
    を検出する手段を具備し、 前記操舵角の固定を解除した後、自走車を直進方向に戻
    すための時間を、該受光回数が予定回数に達するまでの
    時間で設定し、該時間内に、反射光受光毎に旋回行程走
    行時の操舵角を変化させることを特徴とする請求項1記
    載の自走車の操向制御装置。
  3. (3)旋回行程の走行時において、自走車から見た前記
    各基準点の方位角のうちのどれか1つが、該方位角と対
    比できるように設定されている予定の角度にほぼ合致し
    たことを検出する手段を具備し、該検出手段の出力をも
    って旋回行程から直進行程への変化点に自走車が達した
    と判断することを特徴とする請求項1または2記載の自
    走車の操向制御装置。(4)前記受光手段では、前記光
    反射手段からの前記光ビームの反射光を、該受光手段の
    回動方向に順番に受光することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の自走車の操向制御装置。
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