JPH03199968A - 大便中のランブル鞭毛虫特異的抗原,それに対する単一特異性抗体,およびランブル鞭毛虫症の診断法 - Google Patents

大便中のランブル鞭毛虫特異的抗原,それに対する単一特異性抗体,およびランブル鞭毛虫症の診断法

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JPH03199968A
JPH03199968A JP2087329A JP8732990A JPH03199968A JP H03199968 A JPH03199968 A JP H03199968A JP 2087329 A JP2087329 A JP 2087329A JP 8732990 A JP8732990 A JP 8732990A JP H03199968 A JPH03199968 A JP H03199968A
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gsa65
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giardia lamblia
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John D Rosoff
ジョン ディ.ロゾフ
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Alexon Biomedical Inc
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    • G01N33/569Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for microorganisms, e.g. protozoa, bacteria, viruses
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、大便中の高純度、のランブル鞭毛虫(シアル
シア・ランプリア、 Giardia Iamblia
 )特異的抗原(GSA65)、およびそれに対る、特
異的なポリクローナル単一特異性抗体に関る、。さらに
本発明は、ランブル鞭毛虫によって起こるヒト感染症の
診断法に関る、。
(従来の技術) ランブル鞭毛虫はヒトの小腸に生息る、原生動物である
寄生虫である。これは、米国において明らかにされた飲
料水媒介の下痢を引き起こす最も一般的な原因であり、
特に、子供に下痢が広範囲で大発生している場合は、シ
アルシア(Giardia)で汚染された水、およびヒ
トからヒトへの伝染によって生じる。この疾病はランブ
ル鞭毛虫症と呼ばれている。
ランブル鞭毛虫症は、従来、大便中、または観梅法で小
腸から取出された物質中のランブル鞭毛虫の包嚢もしく
は栄養体を顕微鏡で検出る、ことによって診断されてい
る。卵と寄生虫(0&P)についての大便の顕微鏡検査
によるランブル鞭毛虫感染の診断法は1面倒な方法であ
る。シアルシア検出の感度を高めるために、大便試料を
調製る、ための種々の標準法が実施された後でも、0&
Pの顕微鏡検査の感度は、各調製物を調べる顕微鏡検査
員の熟練度に左右される。大便検査の診断成功率は、大
体50〜70%である。その上、感染性の包嚢は、シア
ルシアに感染しているにもかかわらず。
必ずしも排泄されないので、確実な診断結果が得られな
い大便検査を多数しなければならない。
近年、ランブル鞭毛虫症の診断法の感度を改善る、努力
がなされている。これらの努力の中心は。
主として、抗シアルシア抗体の血清学的検査と。
患者の大便試料中のシアルシア抗体の検出である。
血清学的試験は、シアルシアの診断にはほとんど価値が
ないことが立証されている。その理由は。
陽性の抗シアルシア抗体の力価と、活性ジアルジア感染
症の存在との間にほとんど相関関係がないからである。
微生物の抗原との交差反応も問題を起こしている。
大便の抗体検出試験は血清学的方法よりは成功しており
、 Craft、 J、C,ら(J、Infect、 
Dis、145:499−504.1982年)は、大
便中のジー・ランプリア(G、lamblia)特異的
抗原の検出に、ジー・ランプリア包嚢に対して調製した
ラビット抗血清によるカウンター免疫電気泳動法を利用
る、ことを報告している。Vinayak、 V、 K
、ら(Pediatr、 Infect。
Dis、、 4 : 383−386.1985年)は
、患者の大便中のシアルシア抗原に関る、CIB試験で
、培養で増殖させた栄養体に対る、ラビット抗血清を利
用る、ことを教示している。Ungar、 L、 P、
ら(J、 Infect。
Dis、、 149 : 90−97.1984年)は
、大便中のシアルア抗原を検出る、ための抗原捕獲酵素
結合免疫吸着検定法(E!LISA)の遂行において、
培養物中で増殖させた栄養体に対して調製したラビット
とヤギの抗血清を使用る、ことを説明している。Gre
en。
13、 L、ら化ancet、 ii : 691−6
93.1985年)は、培養で増殖させた栄養体と包嚢
に対して調製した抗血清を用いて、抗原捕獲BLISA
法を同様に説明してMicro、、 27: 431−
435.1989年);および5tibbs。
H,H,ら(J、 CIin9Cl1n9..26:1
665−1669.1988年)は、ごく最近、シアル
シアの感染の検出に用いる免疫検定法を報告している。
感度が良好であるにもかかわらず、上記の試験法にはい
くつかの問題がある。第一に、これらの試験法では1通
常全ランブル鞭毛虫の栄養体および/または包嚢に対る
、。ポリクローナル多特異性抗体が使用され、そしてこ
の抗体と、他の胃腸寄生虫との交差反応関係が起こる。
さらに、これらのポリクローナル多特異性抗体に基づく
検定法で標的とされるほとんどの抗原は、0&P顕微鏡
検査用もしくは大便培養用の大便試料の収集、移送。
および貯蔵に用いる従来の実験室用の固定液と培地に対
して不安定である。このため、このような免疫検定法は
、未処理の大便試料を使用る、必要があり、そのため既
存の大便収集法に制限が課される。
本発明の発明者は、ランブル鞭毛虫症の診断に有用な大
便中のランブル鞭毛虫特異的抗原(GSA 65)の同
定をすでに報告している(Rosoff、 J、 D、
ら。
J、 Cl1n、 Micro、、 23(5):90
5−910. 1986年(■))。
さらに、その抗原は物理的および化学的に特徴付けられ
る(Rosoff、  J、  D、ら、  J、CI
inlCllnl、、  24(6):1079−10
83.1986年(■))。上記の刊行物の報告にもか
かわらず、これらの報告に記載された一般的な方法は、
 GSA65を得るための手順の主要部分を教示してい
ない。以下に詳細に述べるこれらの主要な工程によって
、当業者は、 GSA 65を単離し、そしてそれに対
る、単一特異性のポリクローナル抗体を充分に調製る、
ことができる。上記各刊行物の開示事項を1本願に援用
して1本願の開示部分によって9両列行物の欠陥を明ら
かにる、。
(発明の要旨) 本発明によって1本発明の発明者は、 @乳類ジー・ラ
ンプリアの包嚢に対る、哺乳類起質の抗体によって、糖
タンパクGSA 65の解離安定性(dissocia
testable)複合体を発見した。この複合体は本
発明の1つの態様を構成る、。
第2番目の態様として1本発明の発明者は、この安定な
複合体が次のようにして形成されるのを見い出した。G
SA 65抗原の不純溶液を、@乳類ジー・ランプリア
包嚢に対る、抗体が結合した基質と接触させて、結合複
合体からなる沈降素を形成し;基質から不純物を洗い出
し;その基質を約65〜80℃で約30〜60分間乾燥
し;そしてその後この基質を酸性の水性アルコール混合
物と接触させて結合複合体を部分的に変性させて、安定
なGSA 65−ジー・ランプリア包嚢抗体複合体を含
有る、沈降素を生成させることによって形成される。
得られた安定なGSA 65−包嚢抗体複合体は、@乳
類に、特異的な免疫反応を起こさせるのに利用され得る
。この反応によって、 GSA 65抗原に対して単一
特異性であるポリクローナル抗体が産生される。これら
のポリクローナル単一特異性抗GSA65抗体は1本発
明の1つの態様である。
0 本発明のさらに別の態様には、これらのポリクローナル
抗体を、@乳類のジー・ランプリア感染の検定に用いる
ことと、それに基づくキットが含まれる。
本発明の別の態様では、これらのポリクローナル抗体は
、基質に固定化して、特異的な免疫吸着性基質を生成る
、ことができる。その基質は、最初に、存在る、GSA
 65抗原を純粋な形で選択的に単離る、。またこの抗
原は本発明の別の態様である。
本発明は、ランブル鞭毛虫症の糞便診断に有用なランブ
ル鞭毛虫特異的抗原(GSA 65)であって。
該抗原は、その分子量が約65.000であって、トリ
プシン、キモトリプシンおよびプロテアーゼによるタン
パク分解消化に抵抗性を有る、。
本発明は、精製した形のランブル鞭毛虫特異的抗原(G
SA 65)の調製法であって、該方法は。
大便溶出液由来のランブル鞭毛虫特異的抗原(GSA 
65) 、 ランブル鞭毛虫の包嚢、またはランブル鞭
毛虫の栄養体と、汚染物とを含有る、部分的1 に精製した混合物を、該抗原に対して単一特異性の抗体
が結合されている基質を有る、免疫吸着カラムにかけて
、該抗原が該抗体に対して特異的なリガンドであること
から、該抗原を該基質に特異的に結合させること; 該カラムから汚染物を洗い落とすこと;そして生成した
ランブル鞭毛虫特異的抗原が、カラムに吸着しているの
をカラムから回収る、こと;を包含る、。
本発明は、ランブル鞭毛虫特異的抗原(GSA 65)
に対る、単一特異性抗血清の調製法であって、該方法は
ヒト大便由来のランブル鞭毛虫の包嚢に対る、免疫血清
を哺乳類中で調製る、こと; 該免疫血清由来の抗体を基質のマトリックス内に沈着さ
せること; 該基質を、ランブル鞭毛虫特異的抗原を含む哺乳類の大
便を含有る、溶液で処理し、その結果。
GS^65抗原と、ヒト・ランブル鞭毛虫の包嚢に対る
、抗体との複合体を形成る、こと: 2 該基質から不純物を洗い出すこと; 該基質を約30〜60分間乾燥る、こと;該乾燥基質を
、酸性の水性アルコール混合物で洗浄し、該結合した複
合体を部分的に変性し、安定なGSA 65ランブル鞭
毛虫包嚢抗体沈降素を生成させること; 該沈降素を該基質から取出すこと; 該沈降素を哺乳類に導入る、こと;そしてランブル鞭毛
虫特異的抗原(GSA65)に対る、。
生成した単一特異性抗血清を含有る、哺乳類の血清を回
収る、こと。
を包含る、。
本発明は、哺乳類におけるランブル鞭毛虫症の糞便診断
法であって、該方法は。
大便試料の溶出液を調製る、こと; 該溶出液を、ランブル鞭毛虫に対る、単一特異性抗血清
と接触させて、ランブル鞭毛虫の存在下で複合体を得る
こと;そして 前記複合体の生成を検出る、こと; を包含る、。
3 本発明は、l1ii乳類におけるランブル鞭毛虫症の糞
便診断法であって、該方法は。
大便試料の溶出液を調製る、こと; 該大便試料の溶出液を、ランブル鞭毛虫に対る、単一特
異性抗血清でプレコートした固相基質に添加して、結合
体を得ること; 過剰の溶出液を固相基質から洗い出すこと;該結合体と
免疫反応性を有る、標識抗体を基質に添加して、該抗体
を結合体に結合させること;未結合の標識抗体を該基質
から洗い出すこと;そして。
該基質上の標識抗体を検出る、こと; を包含る、。
本発明の、単離された大便中のGSA 65シアルシア
特異的抗原と、それに対る、単一特異性抗GSA65抗
体は、ランブル鞭毛虫症の糞便診断に有用である。この
ような抗原の同定と特性決定を行うことによって、大便
中のシアルシア抗原に対る、検定法を標準化る、ことが
できる。
その結果、迅速で正確な、ランブル鞭毛虫症の4 診断法が得られる。この方法によれば、標準の0&P試
験法によって陰性と判定されている大便中にGSA65
を検出る、ことができる。さらに、 GSA 65は。
他の腸内原生動物との交差反応性をほとんど示さない。
また1本発明の方法は、大便試料の収集。
移送および貯蔵に用いられる従来の固定液および媒体に
よる悪影響を受けない。
本発明の他の特徴と利点は9発明の構成の下記説明と、
特許請求の範囲とから明らかになるであろう。
(以下余白) 5 (発明の構成) 前記刊行物(1)および(I[)に述べられているよう
に、ジー・ランプリア(WB菌株、 ATCC3095
7)。
トリコモナス・バギナリス(Trichomonas期
1μ状堕局所単離物HMC−1、発明者の命名)、ペン
タトリコモナス・ホミニス(Pentatrichom
onas holIlinis。
Diamond菌株、 ATCC30000) 、およ
びエンタモーバ・ヒストリチカ(Entamoeba 
histol tica)(Nl■200菌株、 AT
CC30458)の栄養体の寄生虫培養は。
次の文献に記載されているように37°Cで無菌状態で
行われた: Einfeld、 D、E、ら(Infe
ct、 Immun。
46 : 377−383.1984年);Toria
n、 B、E、ら、  (Infect。
Is+mun、  46:152−158.1984年
);およびDiamond。
L、S、ら(Trans、 RoSoc、 Tro 、
 Med  H、72:431−432 、1978年
)。培養物はすべて、抗生物質なしの培地で増殖された
。リーシュマニア・ドノバーニ(Leishmania
 donovani )プロマスティボートは、  5
teven Reed  (Issaquah Hea
lth Re5earch6 Laboratory、 l5saquah、 Was
h)から寄贈された。
カンデダ・アルビカンス(Candida albic
ans)は。
ゆるくふたをした垂直のホウケイ酸ガラス管内のサブロ
ー寒天上で25℃にて増殖されたものを、ワシントン大
学のPaula Sundstromから寄贈された。
ラビットポリクローナル抗血清は、下記の方法で見つけ
られた大便中の包嚢に対して調製された。
凍結された。新しい大便試料は、予め顕微鏡でジー・ラ
ンプリア陽性であることを確認された。これを、4〜5
倍の陽性の蒸留水中に懸濁させ、2層の寒冷紗で濾過し
、そして濾液を500〜700Xgで5分間遠心分離し
た。上澄み液を捨て、そしてペレットを0.5%ツイー
ン(Tween) 80を含有る、蒸留水に懸濁させて
脂質を除去した。遠心分離後の上澄み液が透明になるま
で、懸濁した物質を0.5%ツイーン80溶液中で繰返
し洗浄した。次にペレットを蒸留水中に懸濁させ、同容
積の0.85Mショ糖溶液の上に重層した。管を、50
0Xgで20分間遠心分離にかけて、水−ショ糖の界面
から包嚢を取出し、蒸留水で繰返し洗浄し1次に900
Xgで7 2分間遠心分離した。得られた包嚢を、 1.5 dの
ポリプロピレン製の管内の水溶液(200Uのペニシリ
ンG、 200μgのストレプトマイシン、50μgの
ゲンタマイシン、および5μgのアンホテリシンBを1
11Il!当りに含有る、)中に4°Cで貯蔵した。
5X10’紺胞/dの濃度の無傷の包嚢2戚とフロイン
ド不完全アジュバント2Idの混合物を、筋肉内の数箇
所に注射る、ことによって、ラビットを免疫化した。3
週間後、上記のラビットに、包嚢の投与量を増やしなが
ら(5X10S包嚢/dの濃度のものを、0.1d、0
.2m、0.3dおよび0.4威投与)1週間に2回静
脈注射して追加免疫化を行った。最後の追加免疫の注射
をしてから1週間後、ラビットを麻酔にかけて、心臓穿
刺によって採血した。その血清を一20°Cで貯蔵した
。ラビット以外の哺乳動物も、抗血清の調製に利用され
得る。
電気泳動法用の抗体の調製物を以下のようにして調製し
た。
(i)大便溶出液。ジー・ランブリアト包嚢陽性の大便
と対照の大便を種々の診療所や私的な起源8 から収集した。約1gの非ホルマリン固定した(新しい
)大便を3−の蒸留水に添加し、撹拌しながら充分混合
し、そして9OOXgで5分間遠心分離した。上澄液を
一20°Cで貯蔵した。
Ol)ジー・ランプリアの包嚢。予め精製したジー・ラ
ンプリア包嚢を、2X10’〜3X10’包嚢/Idの
濃度で、0.1%トリトンX−100含有の10mMリ
ン酸緩衝液(pH6,8)中に懸濁させ、 Brans
on細胞破砕器による最少の8回の10−.0パルスで
氷上にて音波処理した。包嚢調製物が完全に破砕された
ことを光学顕微鏡で確認した。音波処理をした調製物を
、 12,0OOX gで6分間遠心分離し1次いで得
られた上澄み液のタンパク検定が、 Bradford
M、N、 (^na1. Biochem、  72:
24B−254、1976年)の方法によって行なわれ
た。上澄み液を希釈し最終タンパク濃度を1〜2■/d
として、使用る、時まで一20’Cで貯蔵した。
(fit)ジー・ランプリア、ティ・バギナリス(L■
訂…旦s)+  ピー・ホミニス(P、hominis
 )およびイー・ヒストリチ力(t!、 histo旦
旦並)の9 栄養体。栄養体を対数期(log phase)の末期
に収集した後、これを氷上で20分間冷却し、  8O
OXgで遠心分離してペレット化し、冷リン酸緩衝食塩
水(PBS)または冷食塩水−1%グルコース中で4回
洗浄した。洗浄後、培養物を0.1%トリトンχ−10
0を含有る、10mMリン酸緩衝液(pH6,8)中に
懸濁させ これを氷上で6回の104のバーストで音波
処理をした。音波抽出物を12.0OOx gで6分間
遠心分離る、ことによって、この音波抽出物から得られ
た粒状物質を除去し、上澄み液をBradf。
rdの方法(前出)でタンパクについて検定した。
上澄み液を希釈して、最終タンパク濃度を1〜2■/−
とし、使用る、ときまで一20’Cで貯蔵した。
(iv)大便溶出液由来のジー・ランプリア特異的抗原
。ジー・ランプリア陽性の患者由来の大便の溶出液中に
存在る、ジー・ランプリア特異的抗原を、アフィニティ
ークロマトグラフィーにかける前に下記方法で部分的に
精製した。大便(10g)を500戚の蒸留水に懸濁さ
せ、 10,0OOXgで20分間遠心分離した。ペレ
ットを捨て、上澄み液に500 %硫安沈澱を行ない9次いで10.000x gで20
分間遠心分離した。上澄み液を捨て、ペレットを蒸留水
に懸濁させて、もとの体積にした。これに2回目の50
%硫安沈澱を行ない、 10,0OOX gで20分間
遠心分離した。得られたペレットを蒸留水中に懸濁させ
90.1%水酸化アンモニウム含有の蒸留水に対して、
充分に4℃で透析し1次いで凍結乾燥した。乾燥した物
質を、151Mフッ化フェニルメチルスルホニルと5m
Mf’DTAを含有る、50mM l−リス緩衝液(p
H8,2)の5IIl中に懸濁させ、アフィニティーク
ロマトグラフィーにかけるまで一20°Cで貯蔵した。
l気詠動抜 ポリクローナル抗包嚢抗血清によるCIEを用いて、 
Direct Detection of Micro
or anisms InC11r山徂り伽シ状競(C
oonrod、 J、D、  ら、 Academic
Press+ Inc、 1983年)中の105〜1
11頁にKenny+G、E、が記載したようにして、
ジー・ランプリア包嚢陽性の大便試料中にジー・ランプ
リア特異的抗原が存在る、ことを証明した。電気泳動用
緩衝液1 (20mM Ches、 16mM Bicine、 
0.05%トリトンX−100(pH8,86) )中
に0.9%アガロースを含有させたもの2.5dでスラ
イドガラス〔43m×43IIIIl+もしくは1イン
チ×3インチ(2,54cmX7.62cm) )を覆
い、これを用いて、5mmの間隔をあけた2つの3膿の
直径のウェルを、アガロース内にパンチして形成し、そ
して電場に平行に配向させた。陽極に最も近いウェルは
、 10μ!のラビット抗包嚢抗血清、または単離され
た大便中のジー・ランプリア特異的抗原に対して調製さ
れたラビット単一特異性抗血清のいずれかで満たされた
。陰極に最も近いウェルは、ランブル鞭毛虫症の患者の
大便、もしくは対照の患者の大便の水性溶出液(1部の
大便に対して3部の蒸留水)10μ!で満たされた。
5V/cmのフィールドストレングスの電気泳動法を9
0分間行った。プレートが乾燥およびクーマシー・ブル
ーR−250で染色される前に、プレートをトリス緩衝
食塩水(10mM )リス、 150mM NaC1(
pH7,2) :l中で24時間洗浄し9次に蒸留水中
で24時間すすいだ。
2 単一特異性抗体を産生ずる抗原を、 Axelsen+
 N、H。
ら(Scand、 J、 Immunol、、 5up
p1.1+ 2 : 47−77゜1973年)によっ
て記載されているようにして、ライン免疫電気泳動法を
用いて単離した。スライドガラス(43mm X 43
mm )を、電気泳動用緩衝液に0.9%のアガロース
を含有させた液2,5IR1で覆った。
アガロースの上方の2/3を切取り、これをラビットの
抗包嚢抗血清のIgG画分を2,5%含有る、0、9%
アガロース1.6戚で置き換えた。トラフ(3×35m
n)をアガロースの下方1/3に切入れ1次に。
これを、顕微鏡でジー・ランプリア陽性でありかつ抗包
嚢抗血清を用いて前述のようにしてCIHによってジア
ルディア抗原陽性であることが予めわかった患者由来の
大便溶出液50〜70μ!で満たした。フィールドスト
レングス IV/cmの電気泳動を15時間行った。抗
体−GSA65複合体/沈降素のラインがスライド上に
生成る、。
電気泳動を行った後、直ちにスライドガラスを。
Tes緩衝食塩水(TBS )中で2回転振盪機を用い
2日間にわたって緩衝液を6回かえて洗浄した。
3 次にスライドガラスを、蒸留水を用いて回転振盪機で1
日間、水を3回かえて洗浄した。
洗浄に続いて、スライドガラスをオーブン中65〜80
°Cで、アガロースが乾燥してうすいフィルムになるま
で乾燥した(30〜60分間)。空気乾燥は推奨できな
い。それは、オーブンによる乾燥の方が染色工程におい
てより耐久性を存る、表面が得られるからである。これ
らのスライドガラスは乾燥しすぎないよう注意しなけれ
ばならない。さもないとアガロースにひび割れが生じ1
時にはガラスから剥離る、。
オーブンによる乾燥に続いて、スライドガラスを染色溶
液〔酸9例えば酢酸もしくはトリクロロ酢酸(TCA)
 、好ましくは酢酸、10〜20%(V/V) 。
好ましくは10%;メタノール、エタノールもしくはイ
ソプロパツールのようなアルコール、好ましくはエタノ
ール、35〜50%(V/V ) 、好ましくは45%
;および蒸留水中に0.5%クーマシープルーR−25
0E内で10分間染色し2次に、脱色溶液〔酸。
例えば酢酸もしくはトリクロロ酢酸(TCA ) 、好
4 ましくは酢酸、 10〜20%(V/V ) 、好まし
くは10%;メタノール、エタノールもしくはイソプロ
パツールのようなアルコール、好ましくはエタノ−)L
t、 35〜50%(V/V ) 、好ましくは45%
;および蒸留水)中で、1〜2分間激しく振盪して脱色
した。純水による染色/脱色溶液(0,5%のクーマシ
ーブルーと水だけの溶液)は、抗GSA 65抗血清を
産生できるスライド調製物を生成しない。水による染色
では、抗体GSA 65沈降素をアガロース床中で目視
できるようにる、ことはできない。したがって、沈降素
の抽出は妨害されるかまたは不可能であるかのいずれか
である。さらに、たとえ「水による」染色ゲルから沈降
素を運よく充分に抽出しても、この物質が動物に注射さ
れる場合、この物質は抗原性を有さない。
GSA 65は高い溶解性を有る、ので、これが恐らく
、これが宿主に抗原を与える前に、これらの調製物中の
抗体から解離る、。「水による」染色ゲルで免疫化した
動物には、抗GSA 65の力価が全く認められない。
酢酸/エタノールによる染料は。
5 GSA 65/抗体沈降素複合体を不可逆的に変性る、
ため、複合体は解離せず、これを動物に注射した後でさ
えも不溶性のままのようである。この物質は不溶性のま
まであるので、これは動物の免疫系に充分に与えられ、
すぐれたGSA 65抗体が生成る、。
大便溶出液中に存在る、。ジー・ランプリア特異的抗原
に対る、単一特異性抗血清は、 AlexanderA
、G、ら(Infect、 Immun、、 15−:
 313−321 、1977年)による記載の方法で
調製された。アガロース系免疫電気泳動用プレート(前
出)から、沈降素のアーク形が、 Norrild、 
B、ら(Anal、 Biochem、 81 :43
2−441 、1977年)によって記載されているよ
うにして200のプレートから切取られた。最初の注射
を行うために、アガロース内の沈降素のアーク形をフロ
イント完全アジュバント中で乳濁させ。
これを2匹のニューシーラント白ラビットの頚部および
背中の上部の多数箇所に皮下注射した。3週間後、フロ
イント不完全アジュバント中に乳濁させた沈降素のアー
ク形の筋肉内注射を週1回行6 い、この注射を約3カ月続けた。ラビットを前述のよう
にして採血し、血清を一20℃で貯蔵した。
抗血清の免疫グロブリンG (IgG)の分画は、 G
oding。
J、LJ、 (J、  Ia+munol Metho
ds  13 : 215−216 。
1976年)によって記載されているようにして、プロ
ティンA−セファロースカラム(Pharmacia 
PineChemicals、ニューシャーシー州、 
Piscataway)を用いて行われた。
ジー・ランプリア陽性の大便溶出液中に見出された沈澱
可能な抗原のプロフィルを得るために。
交差免疫電気泳動法を利用した。これらの方法は。
大便抗原の電気泳動の移動度の特性付けと、単一特異性
抗血清と、栄養体および包嚢の調製物由来の抗原との公
差反応性の確認と、抗栄養体抗血清が、類似のシアルシ
ア抗原を大便溶出液から沈澱させることができるか否か
の決定とを行うのに使用した。Axelsen、 V、
H,ら(Scand、 J、 Immunol、。
5upp1.1 、 2 : 47−77 、1973
年)によって記載されている交差免疫電気泳動法、縦列
交差免疫電気泳動法、および中間ゲル内交差免疫電気泳
動法が。
7 0.9%アガロース含有電気泳動用緩衝液2.5dで覆
ったスライドガラス(43X43mm)上で実施された
。一番目の次元の電気泳動に対しては、5v/1のフィ
ールドストレングスを60分間適用した。
ウシ血清アルブミン(BSA )  (3μg)を抗原
に加え、そしてこれが移動標準として使われた。二番目
の次元の電気泳動の前に、2.5%のラビット抗血清と
0.25%のラビット抗BSA抗血清を含有る、ゲルを
1分離した抗原の調製物を含有る、1cm幅のストリッ
プの上に注ぎ、そして電気泳動を15時間、IV/cm
で行った。洗浄と染色の方法はCIHに用いた時と同様
である。
ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気
泳動法(SO3−PAGE)が、免疫吸着カラム溶出液
中およびジー・ランプリア栄養体と包嚢の音波抽出物中
の、ジー・ランプリア特異性抗原の特性決定に利用され
た。5DS−PAGEは、基本的には。
Laemmli 、 U、に、 (Nature (ロ
ンドン) 、 227 : 680−685 、197
0年)によって記載されている方法と同様に行った。5
%の重層用(stacking)ゲルと88 %の分離用ゲルを用いた。免疫吸着カラムの画分。
栄養体の音波抽出物、および包嚢の音波抽出物が。
4%ドデシル硫酸ナトリウム、20%のグリセロール、
10%2−メルカプトエタノール、 0.004%ブロ
モフェノールブルー、および0.2M )リス塩化水素
緩衝液(pH6,8)からなる試料緩衝液と同容積で混
合され、これが試料スロットに添加される前に2分間煮
沸させた。電気泳動を行った後、いくつかの未染色のス
ラブがウェスタンプレッティングに用いられた。残りの
スラブは銀で染色され。
Merril、 C,R,ら(Science  21
1 罎1437.1981年)によって記載された方法
によってタンパク検出る、か、またはTsai、 C,
M、ら(Anal、 Biochem、 119:11
5−119 、1982年)によって記載されている過
コウ素酸酸化−銀染色法によって炭水化物を検出した。
5O3−PAGEで分離された抗原をニトロセルロース
紙に移行させることによって、ウェスタンブロッティン
グ法が行われた。Burnette、 W、N、 (A
、Anal。
Biochem 、 112  : 195−203 
、1981年)の方法で改9 変したTowbinら(Proc、 Natl、 Ac
ad、 Sci、 USA。
頚: 607−610 、1979年)の方法で抗原を
分析した。
移行後、ニトロセルロースシートヲ、フロッキング緩衝
液(160mM NaC1,5mM t!DT八四ナへ
リウム。
0.25%ゼラチン、および0.1%ツイーン20を含
有る、10mM TES (N−トリス(ヒドロキシメ
チル)メチル−2−アミノエタンスルホン酸)緩衝液(
pH7,3) )中、室温で1時間インキュベートした
。シートを。
0.32%ラビット抗血清を含有る、新しいブロッキン
グ緩衝液に移し、ゆっくり振盪しながら1時間インキュ
ベートし1次に0.5%のツイーン20ヲ含有る、0、
02M PBS (pH7,6)  (PBS−T)中
で繰り返し洗浄した。シートを、0.1%の、ペルオキ
シダーゼ結合ヤギ抗ラビットIgG  (Antibo
dies、 Inc、。
カリフォルニア州、デイビス)を含有る、新しいブロッ
キング緩衝液中に25°Cで1時間放置し1次にPBS
中で6回洗浄した。0.06%(W/V ”) 4−ク
ロロ1−ナフトール(Sigma ChemicalC
o、、  ミズーリ州。
セントルイス)と0.01%過酸化水素を含有る、PB
Sを新しく調製し、そしてこの溶液にニトロセルロ0 −スシートを入れて発色させた。
アフィニティーで精製したGSA 65を、 Mari
nsColoids社のMarine Co11oid
s、 Technical Bulletin(Mar
ine Co11oids 、メイン州、ロックランド
1982年)に記載されているように、アガロースを用
いて等電点電気泳動法(IEP )により、以下のよう
に改変して分析した。1%l5oGelアガロースと3
%両性電解質(l5obox両性電解質〔pH3,0〜
10.0)  ; Marine Co11oids 
、メイン州、ロックランド〕とを含有る、アガロースゲ
ルを使用した。
ソルビトールのようなその他の添加剤は全く用いなかっ
た。このゲルを65°Cで11111の厚さに流延し。
4°Cで一夜貯蔵して使用した。
IEFは、熱的に制御されたl5oboxとPS−25
00プログラマブル電源(両方ともにHoefer 5
cientificInstrus+ents社製、カ
リフォルニア州、サンフランシスコ)を用いて行った。
アプリケーションマスクによって、4μ!の試料を10
〜20分間ゲル表面と接触させたままで、実験前に試料
を吸着させた。陽極液としては0.5M酢酸を、陰極液
として1 は1.0 M  Na0)1を使用した。試料は、最初
に、 500Vで5分間電気泳動させた。次に、試料の
アプリケーションマスクを除き、 II!Fを7讐の一
定電力で25分間続けた。実験を終える前に、電圧を5
分間で2.00Q Vまで上げた。ゲルを直ちにl5o
boxから取出し、そしてトリクロロ酢酸中で沈澱させ
た。
製造業者によって推奨されているように、単一特異性ラ
ビット抗血清のIgG画分60■を、20戚のカップリ
ング緩衝液(0,5M NaC1を含有る、0、1MN
aHCO3(pH8,5) )中の2g(乾燥重量)の
CNBrセファロース4B (Pharmacia)に
結合させることによって、免疫吸着クロマトグラフィー
が行われた。
0.1Mグリシン含有のカップリング緩衝液40dとと
もに、スラリーを一夜4°Cでインキュベートる、こと
によって、ゲル上の過剰の活性基はブロックされた。得
られたゲルを101dのカラムに移し。
これをカップリング緩衝液と、  0.5M NaCL
を含有る、0、1M酢酸緩衝液(pH4,0)とで交互
に洗浄した。このゲルは、使用る、際にはPBS−T内
で洗浄した。前述のようにして調製した2部分的に2 精製した大便溶出液由来のジー・ランプリア特異的抗原
と、ジー・ランプリア包嚢と栄養体の音波抽出物を、別
々の免疫吸着カラムにかけ、これらを2時間4℃で反応
させた。100mfのPBS−Tでカラムを洗浄る、こ
とによって、未吸着抗原を除去した。非特異的に吸着さ
れた抗原を、IMNalを含有る、PBS−750−を
使って溶出した。次に、より強く結合したシアルシア抗
原を、3MMarを含有る、PBS−T 25−で溶離
し、4℃で蒸留水に対して徹底的に透析し1次いで凍結
乾燥る、かもしくは限外濾過法で濃縮した。濃縮物は交
差免疫電気泳動法、 5O3−PAGB、およびウェス
タンブロッティング法で分析された。
1%グルコース含有の冷滅菌食塩水中で、はじめに、精
製したジー・ランプリア包嚢を洗浄し。
次いで培養された原性動物の栄養体をすべて、同じ液で
3回洗浄してから、免疫蛍光検定法は行われた。細胞の
濃度は無菌グルコース液1d当り106個に調節され、
この液をlOμβずつ、マルチスポットのテフロン(T
eflon、 B、 1. nu Pont de N
emours3 & Co、Inc、 、プラウエア州、ウィルミントン
)で覆われた顕微鏡用スライドガラスに塗布し、空気中
で乾燥し1次いでこれをアセトン中で5分間固定した。
また免疫蛍光検定法による検定は、プラストシスティス
・ホミニス(Blastocystis homini
s)もしくはイー・ヒストリチ力の包嚢を含有る、大便
の塗抹と、ウシ由来の精製されたクリプトスピ第5版、
 Appleton−Century−Crofts、
  コネチカット州、 Norwalk )によって記
載されている酢酸エチル−ホルマリン濃縮法でヒトの大
便から調製されたメニール鞭毛虫(Chilomast
ix mesnili )の包嚢とについて行われた。
間接的な免疫蛍光検査法による検定は、−次と二次の抗
体の両者について1時間培養法(lh−incubat
ion )を利用し、37℃の湿潤室内で標準法で行わ
れた。使用された2次のフルオレセイン結合抗体は、1
:80に希釈されたローダミン−アルブミン対比染料(
Difc。
Laboratories、  ミシガン州、デトロイ
ト)を含有4 る、PO3中に、1:40に希釈されたフルオレセイン
で標識されたヤギ抗うビッHgG  (IgG画分)(
Cappel Division、 Cooper B
iomedical、Inc1ペンシルベニア州、ウェ
ストチエスター)である。
スライドに蛍光マウンティング媒体(Dirco)をの
せ、これをエビフルオレッセンス(epif Iuor
escence)を用いて見た。写真は、190倍で、
コダックのBktachrome 160タングステン
フイルム(EastmanKodak Co、、ニュー
ヨーク州、ロチェスター)にとられた。
(以下余白) 5 (実施例) 実施例I GSA 65の単離 前述のようにして実施されるCIOは、抗包嚢抗血清に
よって、シアルシア包嚢陽性大便中の抗原を検出できる
か否かを決定る、のに使用された。
第1図に示すように、明確に示された二重の沈降素ライ
ン(二重線)は、40個のシアルシア包嚢陽性大便溶出
液のうち36個から目視可能であった。
しかし、このラインは臨床的な症候のない患者由来の1
0個の包嚢陰性対照例では目視ができなか。
た。抗包嚢抗血清を用いた場合、沈降素ラインは。
洗浄と染色の前にはほとんど目視できなかった。
抗包嚢抗血清1gG画分を使用る、と、沈降素の二重線
の外観が単一線に変化した。抗包嚢抗血清を用いるCI
Bによって陽性であることがわかっている36個の大便
溶出液はすべて1表1に示すように。
単一特異性抗血清を用いるCIHによって陽性であるこ
とを示し、そしてこれらは同じ特徴的な陽極の沈降素の
アーク形を示した。
6 表1 の試験結果 ジー・ランプリアのみ;症候のある患者  36/40
ジー・ランプリア以外の腸内寄生虫    4/31C
IBで沈澱した抗原の電気泳動移動度と純度とを交差免
疫電気泳動法で評価した。顕微鏡とCIBによってジー
・ランプリア以外であると予め確認された患者由来の1
0個の大便溶出液が、単一特異性抗GSA 65抗血清
に対る、。または抗包嚢抗血清のIgG画分に対る、交
差免疫電気泳動法に使用7 された場合、1.26の移動度(1,0の値を指定され
たBSAに対る、移動の距離)を有る、単一のピークが
観察された。この沈降素のピークの高さは、試料ごとに
異なり、大便中の抗原量の変動を反映しているようであ
った。上記と同じ10個の大便溶出液を用いて、ラビッ
ト抗栄養体抗血清もしくは前免疫(preimmune
)ラビット血清が交差免疫電気泳動法に用られた場合、
沈降素のピークは全く観察されなかった。抗包嚢抗血清
を用いる。タンデム交差免疫電気泳動法による。これら
の大便溶出液の比較分析によって、各大便試料由来の沈
澱性抗原は免疫学的に同一であること、すなわち、異な
る大便由来の免疫沈澱物は、単一の凹凸のあるライン中
で融合し、全くスパー(spur)が認められないこと
が明らかになった。抗包嚢抗血清を用いて。
ジー・ランプリア陽性大便溶出液を、中間ゲル中の単一
特異性抗血清との中間ゲル交差免疫電気泳動にかけると
、単一の沈降素のピークが生成した。
これは単一特異性抗血清と抗包嚢抗血清とが同じ抗原を
沈澱させていることを示唆している。
8 大便由来の抗原の近似の分子量を測定る、ために、また
はこの抗原がジー・ランプリアの包嚢と栄養体内で同定
できるかどうかを決定る、ために。
培養で増殖した栄養体由来の音波抽出物、精製した包嚢
の音波抽出物、および包嚢陽性大便溶出液由来の部分的
に精製された抗原を、別々に単一特異性抗血清のIgG
画分で調製したセファロースアフィニティーカラムを通
過させた。5O3−PAGHの後。
再濃縮されたアフィニティーカラムの溶出液をウェスタ
ンブロッティング法に付したところ、溶出液全体が第2
図に示すように同一のバンドパターンを有る、ことが明
らかになった。各々が分子量的62.000〜70.0
00のバンドを示し、主要なものは65、000で、こ
の主要バンドの上下に62.000〜68.000の分
子量を有る、うすいスミヤリング(smear ing
)がある。したがって、この抗原をGSA 65 (G
iardiastool antigen 65)と呼
ぶ。単一特異性抗血清に対る、アフィニティーカラムの
溶出液の交差免疫電気泳動は、包嚢陽性の大便溶出液を
用いて認められたのと同じ電気泳動移動度(1,26)
の沈降素の9 ピークを有る、ことが明らかとなった。栄養体と包嚢の
両者の粗製音波抽出物も、単一特異性抗血清を用いて、
 CIII!と交差免疫電気泳動法とで検出る、のに充
分なGSA 65を含有る、ことが分かった。
実施例2 特異性の試験 GSA 65の種特異性を1種々の原生動物を有る、患
者由来の大便溶出液、その他の寄生虫病の患者由来の大
便溶出液、培養された原生動物の様々な種、および培養
されたシー・アルビカンス(C,albicans)の
様々な種に対して、 CIBによって評価した。特異性
は、すべての場合において、先に調製した単−特異性抗
GSA 65抗血清を用い、前述の免疫蛍光法で評価し
た。その結果を表2に示す。
(以下余白) 0 表2 ジー・ランプリア(栄養体) ピー・ホミニス  (栄養体) ティー・バギナリス (栄養体) イー・ヒストリチ力 (栄養体) エル・ドノバニ (プロマスティボート)シー・アルビ
カンス (酵母と発芽管0;erm tubes))+ 注=a+:陽性反応;−:陰性反応 49個のジー・ランプリア陰性大便溶出液(対照)の全
部は、 GSA 65に対る、単一特異性抗血清を用い
、 CIEIによって、 GSA 65の存在について
検定された(上記表1)。他の非シアルシア原生動物お
よび嬬虫である寄生虫を有る、患者由来の31個の1 大便溶出液のうち、4個はGSA 65抗原に対して陽
性であった。これらの陽性の大便のうち、1つは大腸ア
メーバ(Bntamoeba coli)を含有し、1
つはイー・ヒストリチ力を含有し、そして2つは小形ア
メーバ(Bntamoeba nana)を含有してい
た。
しかし、5個のイー・ヒストリチ力陽性の大便のうち4
個は、4個のイー・コリ (El、coli)含有大便
のうち3個および6個のイー・ナナ(B、 nana)
含有大便のうち4個と同様に、 CIEt陰性であった
胃腸に症候がある患者由来の18個の大便溶出液は。
顕微鏡検査によって腸内寄生虫に対して陰性であった。
この18個の大便溶出液のうち2個がGSA 65の存
在について陽性であった。培養されたピー・ホミニス、
イー・ヒストリチ力、ティー・バギナリス、シー・アル
ビカンスおよびエル・ドノバーニブロマスティゴートの
音波抽出物のCIBによる試験した結果は、 GSA 
65に対して陰性であった。
陽性の対照としてのジー・ランプリア栄養体の音波抽出
物を試験した結果、予想どおり、沈降素のラインを得た
2 免疫蛍光の試験では、単一特異性抗血清が精製したジー
・ランプリア包嚢と強く反応した。包嚢の壁が明るく蛍
光を発し、この蛍光によって内部形態がみえなくなった
。包嚢の壁の蛍光は、包嚢を前免疫血清と反応させた場
合、無視できる程度になった。シアルシア栄養体は、ア
フィニティークロマトグラフィーとCIHによってGS
A 65を含有していることを示した事実にもかかわら
ず、これは単一特異性抗血清もしくは前免疫血清と反応
させた場合に蛍光を発しなかった。単一特異性抗血清は
、イー・ヒストリチ力、ピー・ホミニス、ティー・バギ
ナリスおよびジー・アルビカンスの培養栄養体とは反応
しなかった。イー・ヒストリチ力とエンタモエバ・ハー
トマンニー(F!ntamoebahartmanni
 )の両者の包嚢を含有る、大便の塗抹;およびシー・
メスニリの包嚢;クリブトスポリジウムの卵母細胞;お
よびビー・ホミニスの調製品も非反応性であった。
実施例3 3 特性決定実験の前に、アフィニティーで精製したGSA
 65の純度を、 5O3−PAGB、次いでウェスタ
ンブロッティング法および銀染色法で評価した。ニトロ
セルロースシートを、抗栄養体抗血清と単一特異性抗G
SA 65抗血清で発色させて、 GSA 65に添加
した栄養体抗原が非特異的に結合してアフィニティーカ
ラムから溶出されたか否か評価した。第4図に示すよう
に、 GSA 65に特徴的な単一の拡散したバンドが
分子量65.000の位置に現われた。ポリアクリルア
ミドゲルの過ヨウ素酸シッフ銀染色試験によっても1分
子量65.000の範囲に単一の暗染色領域が現われた
。いずれの方法も汚染物は全く認められなかった。
実施例4 GSA 65の特性決定 GSA65の化学的性質は、タンパク分解消化、煮沸、
過ヨウ素酸酸化、およびレクチン結合の各試験で決定さ
れた。この抗原は10分間煮沸され、その熱安定性を評
価した。酸化性条件下での安定性を、下記に示すように
過ヨウ素酸塩で処理して評4 価した: 100mM Na1O,溶液を、 20mM
酢酸緩衝液(pH4,5)中で調製し、その30μlを
、ポリプロピレン製遠心分離管中の抗原30μl添加し
た。対照には30μlの緩衝液だけを入れた。酸化反応
は、4℃で24時間暗所で行われた。反応は、30μ矛
の0.5MNaBH<によって直ちに停止され1次にN
2雰囲気下で2時間乾燥した。GSA 65のタンパク
分解感度は。
トリプシン、キモトリプシンおよびプロテアーゼ(すべ
てSigma Chemical Co、、  ミズー
リ州、セントルイスより人手)とともにインキュベート
る、ことによって決定された。トリプシンとキモトリプ
シンは、  0,1M  )リス塩酸緩衝液(pH8,
0)中200μg/−の酵素濃度で使用された。GSA
 65を37℃で24時間消化した。プロテアーゼは、
1mMCaCIzを含有る、0、1M  )リス塩酸(
pH8,0)中10mg/−の濃度で使用された。GS
A 65を37℃で15分間インキュベートし1次に6
0℃で24時間消化した。対照には0.1M)リス塩酸
だけを入れた。
消化はすべて3分間沸騰させて停止した。これらの処理
の効果を、ドデシル硫酸ナトリウム−ポリ5 アクリルアミドゲル電気泳動法(SO3−PAGE> 
、次に単一特異性ラビット抗GSA 65抗血清による
ウェスタンプロット法を実施して評価した(後述)。
第5図に示すように、アフィニティーで精製したGSA
 65は、トリプシン、キモトリプシンもしくはプロテ
アーゼによってタンパク分解の消化を行った後も、これ
は不安定にはならなかった。タンパク分解の消化後も、
 GSA 65は単一特異性抗血清との反応性を保持し
ていた。消化物はすべて未消化の対照と同じウェスタン
ブロッティングパターンを保持していた。GSA 65
は、過ヨウ素酸酸化処理の後は不安定であったが、沸騰
後は安定であった。GSA 65をNa1Lで酸化し、
 NaBLで還元した後、 GSA 65は免疫反応性
を失い、免疫プロット法では検知できなかった。沸騰後
、 GSA 65は、免疫反応性と、ウェスタンプロッ
トにおける電気泳動移動度とを保持していた。対照は、
免疫反応性。
移動度、または分子量に変化を示さなかった。
GSA 65の炭水化物の組成を、前述のレクチン結合
試験で評価した。GSA65の試料(5μg)をニ6 トロセルロース試験片(1,5X 1.5cm)に塗布
した。そのニトロセルロース片を、 TBS−C3[1
0mM)リス塩酸、 150mM NaC1(pH8,
0) 、 10% ウシ胎児血清〕中、23℃で12時
間インキュベートして。
残りの結合部位をブロックした。このTBS−C3溶液
を、コンカナバリンA−ペルオキシダーゼ、ヒマアグル
チニンーベルオキシダーゼ(RCA−1> 、またはコ
ムギ胚芽アグリチニンーベルオキシダーゼ(すべてSi
gma社より入手)それぞれの、  5mMCaC]。
と5 mM MgC1zを含有る、TBS−C3中の5
0μg /ml濃度の新しく調製した溶液で置換した。
各ストリップを23℃で30分間インキュベートし1次
いでTBSC8中で5分間ずつ3回洗浄して、未結合の
レクチン−ペルオキシダーゼ結合体を除去した。新しく
調製した溶液である。0.06%(w/v)の4−りo
o−1ナフトール(Sigma )と0.01%の過酸
化水素を含有る、0、1M) !Jス緩衝液に各ストリ
ップを添加る、ことによって、結合したペルオキシダー
ゼが検定された。反応混合物に100mMの濃度で適切
な競合る、糖類を加えて結合の特異性を評価した。
7 レクチン結合性の試験では、 GSA 65はRCAと
結合したが、コンカナバリンA−ペルオキシダーゼとコ
ムギ胚芽アグルチニンーペルオキシダーゼとは結合しな
かった。RCAとの結合性は特異的であり。
反応混合物に100mM O−(”)−ガラクトースを
添加る、ことによってブロックる、ことができた。
第6図に見られるように、アガロース等電点電気泳動ゲ
ルにおいて、 GSA 65は低pHの標準物とともに
移動したが、単一のよく集中したバンドに分離る、こと
はできなかった。代わりに、 GSA 65によって、
 pH5,4から最低のpHを有る、タンパク標準〔ア
ミルグルコシダーゼ(pH3,6) :]よりはるかに
低いpH領域まで広くよごれていた。最も強いバンドは
pH4以下に見られ、 GSA 65は非常に酸性であ
ることを示している。このよごれ(smearing)
は実験ごとに再現性があった。pH8準はすべてうまく
分離し、クーマシープルーR−250で非常に濃く染色
された。
GSA 65のタンパク分解劣化と沸騰に対る、抵抗性
と、過ヨウ素酸酸化に対る、感度は、この抗原8 が炭水化物を含有る、ということを示唆している。
GSA65は、高度に水溶性であり、硫酸アンモニウム
とトリクロロ硫酸中で沈澱し、ポリアクリルアミドゲル
中で過ヨウ素酸−シッフ試薬で非常に濃く染色され、糖
タンパクとして挙動る、。5O3−PAGBとIBFの
バンドパターンによってGSA 65が糖タンパクであ
ることが確認された。特異なグリコシド化のために、糖
タンパクは種々の電荷/重量比を有し、そしてこのタン
パクは純粋なタンパクがほとんどの電気泳動で示す特徴
的な単一バンドに分離できないことが多かった(Sha
ron、 N、、 ComplexCarbohydr
ates、  Addison−Wesley、マサチ
ューセッツ州、レディング、  1975年)。GSA
 65は、ウェスタンプロットとアガロースIBFゲル
において。
特徴的な糖タンパクのフィンガープリントを示した。
炭水化物とタンパクの検定結果は、 GSA 65が高
度にグリコジル化されていることを示唆している。
GSA 65は、はぼ1:4の炭水化物/タンパクの重
量比を有し、これは9〜10個のアミノ酸当りほぼ9 1個のヘキソース単糖に換算される。これは多くのムチ
ン類に見られるグリコジル化比に匹敵る、。
(以下余白) 0 実施例5 貯蔵条件下にふけるGSA 65の安定性CIBによっ
てGSA 65陽性であると予め確認されたランブル鞭
毛虫包嚢陽性の大便溶出液は、ホルマリンによる固定と
長期間の貯蔵に対して耐性であった。ホルマリンで固定
した未処理のGSA 65陽性の大便は4℃または、−
20℃で6ケ月間貯蔵後。
CI[!により特徴的な沈降素のアーク形を与えた。
沈降素のアーク形は、陰性の対照では観察されなかった
実施例6 GSA 65の糞便診断検定 ヒト大便試料の水抽出物中のGSA 65を次のように
して検出した。大便試料(100μl)を、界面活性剤
と防腐剤とが入ったトリス緩衝液を含有した試料希釈緩
衝液(Alexon Biomedical、 Inc
l カリフォルニア州、マウンテンビューが3peci
men旧1ution Bufferとして市販してい
る)で希釈して(1:20v/v)大便溶出液を調製し
た。大便溶出液(200μIl)を、好ましくはポリス
チレン製の免疫検1 元管に入れて、単一特異性抗GSA 65抗体でプレコ
ートした。抗GSA 65抗体でプレコートされた検定
管は、 Alexon Biomedical、 In
c、、カリフォルニア州、マウンテンビューからPre
coated 5tar Tubes■として市販され
ている (Star管は、 Nunc、 Inc、の登
録商標である)。次に、この検定管の内容物を。
約20〜25℃で、好ましくは22℃で1時間インキュ
ベートした。他の固相基質1例えば膜も、この検定法を
実施る、のに利用できる。
インキュベートした後、10倍に濃縮した界面活性剤入
りリン酸緩衝液を含有した希釈された免疫検定洗浄用緩
衝液(Alexon Biomedical、 Inc
、 、カリフォルニア州、マウンテンビューからImm
uno−assay Wash Bufferとして市
販されている)3−ずつで3回、未結合物質を管から洗
い出した。ウシ胎児血清と防腐剤が入ったリン酸緩衝液
で希釈された酵素である西洋ワサビペルオキシダーゼ(
200tt 1 ) (AlexonBiomedic
al、 Inc、 、カリフォルニア州、マウンテンビ
ューからEnzyme−AntibodyConjug
ateとして市販されている)に結合した抗2 GSA 65抗体を管に添加した。次いで内容物を約2
0〜25℃、好ましくは22℃で1時間インキュベート
した。余分な未結合の抗GSA 65−HRP物質を管
から洗い出し、上記の免疫検定洗浄用緩衝液を用いて。
この緩衝液3mi!で4回洗浄し、管をゆっくりと動か
した。
最後の洗浄に続いて、管を2〜3分間逆に転倒させた。
Peroxide Buffer(過酸化水素の入った
クエン酸リン酸緩衝液)とローフェニレンジアミン(O
PD)錠剤(両者ともにAlexon Biomedi
cal、 Inc、 、カリフォルニア州、マウンテン
ビューが市販している)とで調製した(緩衝液4−に1
錠) OPD/過酸化酵素基質溶液(200μm)を、
管に加え、20〜25℃。
好ましくは22℃で10分間インキュベートした。最終
工程として、管に50μlの希酸溶液(2N硫酸)(A
lexon Biomedical、 Inc、、カリ
フォルニア州、マウンテンビューからDilute A
c1d 5olutionとして市販されている)を添
加して反応を停止させた。
抗GSA 65 HRPに結合した酵素は、大便試料中
のGSA 65抗原の存在に依存る、が、前記基質と反
応3 し、目視で認められるような黄色を呈る、。明確な黄色
もしくは黄褐色の反応は、大便試料中にGSA65が存
在る、ことを示し9色強度は大便中のGSA65の濃度
に比例る、。陰性の反応の場合には発色しない。
)1o1y Family Ho5pitalと5ac
red Heart Ho5pitalで1986年7
月から1987年8月に収集した93個のランブル鞭毛
虫0&P陽性の臨床試料を用いて、最初に免疫検定法の
感度を試験した。これら93個の試料全部が、免疫検定
法を用いた目視試験で強い陽性であった。これらの試料
のうち、87個は、光学濃度(0、D、HDynate
c” MR580分光光度計でオフスケール)が2.0
0より大であり残りの6個は1.00より大であった(
黄色域で0.400. D、まで目視で容易に検知でき
る)。93個の試料の0゜D、平均値は1.95であっ
た。表3で示されるように、顕微鏡試験、または大便の
硬さによる大便試料中に存在る、包嚢もしぐは栄養体の
量と、この試験で得られた最終の光学濃度による大便試
料中に存在る、包嚢もしくは栄養体の量との間には、相
関関係はな4 かった。陰性である対照の4個の大便試料(その内、2
個は2重に試験を行った)は、検定後に着色゛が目視さ
れなかった。これらのそれぞれの0. D。
は0.168.0.164.0.163.0.1g3.
0.149 右よび0.158であった。
(以下余白) 5 へd呻 6 表3における用語は5次の意味を有る、。
まれ=22mmカバーグラス当り1〜5゜時々=22m
mカバーグラス当り6〜10゜少量=22mmカバーグ
ラス当り11〜20゜中程度=2211II11カバー
グラス当り21〜40゜多数〈豊富) =22mmカバ
ーグラス当り〉40゜これらの満足すべき結果によって
、 RefugeeScreening C11nic
における臨床試験に発展した。
1987年8月から10月にかけて208個の患者の大
便試料を集めた。これらの試料のうち16個が0&P検
査と免疫検定法で陽性であり、6個が0&P試験では陰
性であって免疫検定法では陽性であり、1個が0&P検
査で陽性で免疫検定法で陰性であった。
眼で見て陽性と判定された22個の試料の平均光学濃度
は1.36であった。8個は0.D、が2.00より大
であり、10個は0.D、が1.00より大で、残りの
4個は0、474〜0..659の範囲であった。眼で
見て陰性と判定された186個の試料の光学濃度の平均
値と標準偏差は0.180(±0.04)であった。ス
ポカンの試験用試料と同様に、顕微鏡で観察した包嚢も
しく7 は栄養体の計数と、免疫検定カラー発色の強度との間の
相関関係はわずかであった。結果を表3に示す。 さら
に、0&P検査によって、シアルシア以外の15種の腸
内寄生虫を含むことが判明した51個の大便試料を、 
San Francisco General Ho5
pitalで1987年8月〜10月に収集した。これ
らの試料は。
表4に示す免疫検定法の交差反応性試験に用いられた。
これらの試料のうち27個は、 RefugeeScr
eening C11nicから集められ、残りの24
個は他の診療所で見つけられた患者から集めた。集めた
51の試料のうち2個だけ陽性反応が認められた。
これら2個の試料の検定光学濃度はそれぞれ1.128
と1.157であった。残りの49個の陰性試料の光学
濃度の平均値と標準偏差は、0.181 (±0.03
6)であった。
(以下余白) 8 表4 (その1) 交差反応性試験パネルに提示されたランブル鞭毛虫以外
の全寄生虫の総合リスト 9 表4 (その2) 鉤虫(Hookworm) 0/8 表4に示すように、2つの場合だけ陽性反応が記録され
た。これらの反応は、同じ寄生虫を含む各カテゴリーの
いくつかの他の試料との反応性がないために、真の交差
反応よりもむしろランブル鞭毛虫症0 が潜在している場合を恐らく示している。陽性を示した
上記の2つの場合は、同時にランブル鞭毛虫症に感染し
たメンバーを有る、ファミリー由来のものであった。
前記のSpecimen Dilution Buff
erの、いくつもの通常の大便固定液と大便移送媒体と
を安定化る、性能を、これら試薬の、免疫検定法との適
合性を決定る、のに利用した。各試薬は、その希釈後の
plが≧7.0であれば適合性であるとみなした。この
ようなpHでは9診断試験の結果に対して重要な抗原−
抗体相互反応が許容できる速度で起こる。SAF固定液
、10%ホルマリンおよびCary−Blair媒体は
、希釈後のplが7.0〜7.5であり、免疫検定法に
適合していた。PVAは、その希釈後のpuが低い(6
,0〜6.5)ために。
免疫検定法に拒絶反応をおこした。
処理されたシアルシア0&P陽性の大便試料30個全部
が、すべての処理カテゴリーにおける免疫検定法により
明らかに陽性であった。上記の列挙した試薬のいずれか
で大便を処理しても、免疫検定感度は有意には変化しな
かった。分光学的には1列挙した試1 薬で処理した同一の大便の間で光学濃度値において小さ
な減少が観察された。最高の性能を示す試薬は。
PBS−T対照とCary−Blair媒体とであり、
これらにぴったり続いてSAF固定液と10%ホルマリ
ンとがある。
各試薬での処理カテゴリーにおける30個の試料のそれ
ぞれの0.D、の平均値と標準偏差(平均値±S、 D
、 )は、 PBS−T  (1,730±0.449
 )  : Cary−Blair媒体(1、667±
0.478)  ;SAP固定液(1,658±0.4
97)  ;および10%ホルマリン(1,556±0
.495)であった。
陰性である6個の対照は、観察可能な色を発色せず。
光学濃度の平均値が0.164であった。試料がCar
y−Blair移送媒体、 SAF固定液もしくは10
%ホルマリンで処理された時、検定感度の低下は無視可
能な程度であった。陽性の試料は、全処理カテゴリーに
おいて1:1,000を越える試料を希釈率でも目視で
認めることができた。
(以下余白) 2 (発明の要約) ランブル鞭毛虫特異的抗原(GSA65)、それに対る
、単一特異性抗体、および哺乳類におけるランブル鞭毛
虫症の糞便診断法が開示されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、3種のランブル鞭毛虫陽性の大便溶出液を、
抗包嚢抗血清を用いてC18分析した結果を示す図であ
る。 第2図は、ランブル鞭毛虫の栄養体の音波抽出物(Aレ
ーン)、ランブル鞭毛虫の包嚢の音波抽出物(Bレーン
)、および精製された、ランブル鞭毛虫陽性の大便溶出
液(Cレーン)それぞれと。 単一特異性抗6S八65抗血清とを反応させて得られた
。アフィニティー精製GSA 65調製物の免疫プロッ
トを示す図である。 第3図は、アフィニティーで精製したGSA 65の5
O3−PAGEウェスタンプロットを示す図である。C
レーンにはタンパクの分子量標準品;bレーンには0.
327%の単一特異性ラビット抗GSA 65抗血清に
よって検出されたGSA 65 ;そして、Cレーンに
3 は0.32%のラビット抗全ランブル鞭毛虫栄養体抗血
清で検出されたGSA 65がそれぞれ含有されている
。 第4図は、タンパク分解処理したGSA 65の5O3
PAGBウエスタンプロツトを示す図である。aとbの
レーンには、未消化(対照)のGSA 65が含有され
;Cレーンにはトリプシンで消化したGSA 65が含
有され;Cレーンにはキモトリプシンで消化したGSA
65が含有され;そして、Cレーンにはプロテアーゼで
消化したGSA 65が含有されている。 第5図は、042%の単一特異性ラビット抗GSA65
抗血清で検出される。熱処理されたGSAおよび酸化さ
れたGSA 65の5O3−PAGBウェスタンプロッ
トを示す図である。Cレーンには、未処理(対照)のG
SA 65が含有され:bレーンには10分間煮沸させ
たGSA 65が含有され;そしてCレーンには過ヨウ
素酸塩で処理され1次にNaBH4で還元されたGSA
65が含有されている。 第6図は、アフィニティーで精製したGSA 65を含
有る、ゲルの等電点電気泳動法による分析結果4 を示す図である。Cレーンにはクーマシーブルーで染色
されたタンパク標準品が含有され;bレーンには光回折
箱内で撮影した。 GSA 65のトリクロロ酢酸によ
る沈澱物が含有されている。中括弧はGSA 65が不
鮮明になる酸性pH領域を示す。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ランブル鞭毛虫症の糞便診断に有用なランブル鞭毛
    虫特異的抗原(GSA65)であって、該抗原は、その
    分子量が約65,000であって、トリプシン、キモト
    リプシンおよびプロテアーゼによるタンパク分解消化に
    抵抗性を有する、ランブル鞭毛虫特異的抗原。 2、精製した形のランブル鞭毛虫特異的抗原(GSA6
    5)の調製法であって、 大便溶出液由来のランブル鞭毛虫特異的抗原(GSA6
    5)、ランブル鞭毛虫の包嚢、またはランブル鞭毛虫の
    栄養体と、汚染物とを含有する部分的に精製した混合物
    を、該抗原に対して単一特異性の抗体が結合されている
    基質を有する免疫吸着カラムにかけて、該抗原が該抗体
    に対して特異的なリガンドであることから、該抗原を該
    基質に特異的に結合させること; 該カラムから汚染物を洗い落とすこと;そして生成した
    ランブル鞭毛虫特異的抗原が、カラムに吸着しているの
    をカラムから回収すること;を包含する、調製法。 3、請求項2に記載の方法により調製した精製ランブル
    鞭毛虫特異的抗原(GSA65)。 4、ランブル鞭毛虫特異的抗原(GSA65)に対する
    単一特異性ポリクローナル抗体。5、ランブル鞭毛虫特
    異的抗原(GSA65)に対する単一特異性抗血清の調
    製法であって、 ヒト大便由来のランブル鞭毛虫の包嚢に対する免疫血清
    を哺乳類中で調製すること; 該免疫血清由来の抗体を基質のマトリックス内に沈着さ
    せること; 該基質を、ランブル鞭毛虫特異的抗原を含む哺乳類の大
    便を含有する溶液で処理し、その結果、GSA65抗原
    と、ヒト・ランブル鞭毛虫の包嚢に対する抗体との複合
    体を形成すること; 該基質から不純物を洗い出すこと; 該基質を約30〜60分間乾燥すること; 該乾燥基質を、酸性の水性アルコール混合物で洗浄し、
    該結合した複合体を部分的に変性し、安定なGSA65
    ランブル鞭毛虫包嚢抗体沈降素を生成させること; 該沈降素を該基質から取出すこと; 該沈降素を哺乳類に導入すること;そして ランブル鞭毛虫特異的抗原(GSA65)に対する、生
    成した単一特異性抗血清を含有する哺乳類の血清を回収
    すること、 を包含する、調製法。 6、前記酸性の水性アルコール混合物が、約10〜20
    %の酢酸と、約35〜50%のエタノールとを含有する
    、請求項5に記載の方法。 7、ランブル鞭毛虫特異的抗原(GSA65)に対する
    単一特異的抗血清で覆われた固相の基質。 8、哺乳類におけるランブル鞭毛虫症の糞便診断法であ
    って、 大便試料の溶出液を調製すること; 該溶出液を、ランブル鞭毛虫に対する単一特異性抗血清
    と接触させて、ランブル鞭毛虫の存在下で複合体を得る
    こと;そして 前記複合体の生成を検出すること; を包含する、糞便診断法。 9、前記単一特異性血清が固体の基質に結合され、前記
    検出が、該基質を、前記複合体と免疫反応性を有する標
    識抗体で処理することを包含する、請求項8に記載の方
    法。 10、哺乳類におけるランブル鞭毛虫症の糞便診断法で
    あって、 大便試料の溶出液を調製すること; 該大便試料の溶出液を、ランブル鞭毛虫に対する単一特
    異性抗血清でプレコートした固相基質に添加して、結合
    体を得ること; 過剰の溶出液を固相基質から洗い出すこと;該結合体と
    免疫反応性を有する標識抗体を基質に添加して、該抗体
    を結合体に結合させること;未結合の標識抗体を該基質
    から洗い出すこと;そして、 該基質上の標識抗体を検出すること; を包含する、糞便診断法。
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