JPH0319871Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0319871Y2
JPH0319871Y2 JP15493187U JP15493187U JPH0319871Y2 JP H0319871 Y2 JPH0319871 Y2 JP H0319871Y2 JP 15493187 U JP15493187 U JP 15493187U JP 15493187 U JP15493187 U JP 15493187U JP H0319871 Y2 JPH0319871 Y2 JP H0319871Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
fine particles
useful
clothing
spongy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15493187U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0159144U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15493187U priority Critical patent/JPH0319871Y2/ja
Publication of JPH0159144U publication Critical patent/JPH0159144U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0319871Y2 publication Critical patent/JPH0319871Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Finger-Pressure Massage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、有用成分が長く持続する被服用治療
具に関する。
(従来の技術とその問題点) 従来、サポータや肩当て乃至靴下などの被服に
水虫治療薬のような薬効成分や、ラベンダやペパ
ーミントのような良い薫りのする芳香成分を含浸
させ、これを着用して患部にこれら有効成分を働
かせたり、良い薫りを周囲に振りまいたりするな
どしていた。処がこのように単に被服に有用成分
を含浸させるような単純な方法では、1度洗濯す
るだけで有用成分が洗い落とされてしまい、以後
何等の効果を発揮し得ず、有用成分の持続力に乏
しいという欠点があつた。その他、単に被服に有
用成分を含浸させるただけでは例えば突起による
物理的な指圧効果など期待できず、有用成分によ
る初期の効果しか期待出来なかつた。
(考案の目的) 本考案は、かかる従来例の欠点に鑑みてなされ
たもので、その目的とする処は、洗濯などには勿
論影響されず、各種有用成分が極めて長く保持さ
れると同時にリング状突起による指圧効果や加温
効果を与える事により効果的且つ短時間に凝りや
痛みを和らげる事が出来る画期的な被服用治療具
を提供するにある。
(問題を解決するための手段) 本考案は上記の目的を達成するために、 海綿状微粒体10に有用成分11を含有させ
る。
連続気泡型樹脂に海綿状微粒体10を混入す
る。
連続気泡型樹脂をリング状突起1に形成して
被服2に配設する。
;という技術的手段を採用している。
(作用) サリチル酸やクエン酸などの水虫を始め各種
皮膚病の治療成分11、ラベンダやペパーミン
トのような芳香成分11など各種の有用成分1
1を含有した海綿状微粒体10を連続気泡型樹
脂に混入し、その連続気泡型樹脂をリング状突
起1に形成して被服2に配設する。
この被服2を着用すると、有用成分11が
徐々に連続気泡12を通して外部に流出し、芳
香を発したり、患部に作用して血行を改善した
り、殺菌作用を発揮して皮膚病などを解消す
る。
同時に、連続気泡型樹脂がリング状突起1に
なつているために懐炉のような加温具4を併用
すると、言わば煙突効果を発揮し、リング状突
起1を通して熱い熱気流を形成し、皮膚の例え
ばつぼ5のような処を迅速且つ効果的に刺激す
る。
又、加温具4を使用しない場合でも連続気泡
型樹脂のリング状突起1の内部が熱の溜り場所
になり、保温効果が他より高くなり、効果的な
加温がなされるものである。
このような有用成分11による治療効果と加
温治療の相乗効果により、神経痛、肩凝り、冷
え症、水虫、痔、疲労回復、うちみ、くじき、
ねんざなどの疾患に対し、従来にない迅速且つ
高い治療効果が発揮される。
又、着衣が汚れると洗濯を行わねばならない
が、前述の有用成分11はリング状突起1を形
成する連続気泡型樹脂内に混入された海綿状微
粒体10内に内蔵されているために洗濯水が有
用成分11の所まで達する事がなく、約3箇月
の長期間にわたつて有用性が保持される。
(実施例) 以下、本考案を図示実施例に従つて詳述する。
有用成分11を含有する海綿状微粒体10は、例
えばシリカの微粉を粒状に固めたもので、その大
きさは1.5μ〜50μ程度のもので表面から中心に至
る細かい孔を多数有している。孔径は20〜600Å
である。海綿状微粒体10には中実多孔質タイプ
と中空多孔質タイプとがある。本実施例では後者
の中空多孔質タイプを使用した場合で説明する。
海綿状微粒体10として用いられる材料としては
シリカの他アルカリ土類金属炭酸塩(炭酸カル
シウム、炭酸バリウム、炭酸コバルト、塩基性炭
酸銅など)アルカリ土類金属珪酸塩(珪酸カル
シウム、珪酸マグネシウム、酸化銅、酸化コバル
トなど)金属酸化物(酸化鉄、アルミナなど)
がある。含有される有用成分11は、例えばサリ
チル酸やクエン酸など水虫を始め皮膚病に効く薬
効成分11、ペパーミントやラベンダなど薫りの
良い芳香成分11などが考えられ、前記中空多孔
質タイプの海綿状微粒体10内に含有される。有
用成分11:海綿状微粒体10:樹脂の混合割合
は、最小1.5:1.5:97〜最大10:10:80である。
1個の海綿状微粒体10には1種類の有用成分1
1が含有され、連続気泡型樹脂には1乃至複数種
類の海綿状微粒体10が適宜混入される。海綿状
微粒体10を混入した樹脂は被服2上又は別体の
矩形のフエルト上にリング状突起1にプリント形
成された後、例えば80℃程度で乾燥・硬化させら
れるが、この時に樹脂に気泡12が多数形成され
て連続気泡12となる。この状態を第7図に示
す。勿論、連続気泡型状樹脂をプリントする布3
はフエルトに限られるものではない。尚、フエル
トの厚さは3mm程度あれば皮膚全体が暖かくなる
程度で、懐炉を使用しても低温やけどをすると言
う事がない。リング状突起1は前記のようにフエ
ルト地にプリントしても良いが、被服2の内面に
直接プリントしても良く、その場合リング状突起
1のプリント形状は第5図に示すように中心に1
つ、その周囲の円周上に適宜の数を配しても良い
し、又、ひじ、ひざ、腹、肩などのつぼ5に合わ
せて適宜配しても良い。
リング状突起1をプリントする被服2として
は、例えば、ひじ当て、ひざ当て、肩当て、靴
下、腹巻きなどがあるが勿論これらに限られる事
はない。ひじ当て等は、大略ひじ又はひざを被覆
し得る長さと径を有した伸縮性の筒編地の主要部
6と、その両端に延設された環状の上緊縮部7と
下緊縮部8とで構成されており、主要部6におい
ては内関節に合致する屈伸部分以外の内面がルー
プを留どめる程度に起毛されており、リング状突
起1が直接プリントされない場合には外関節に一
致する部分ポケツト9が縫着され、このポケツト
9内に前述のフエルトが収納される事になる。
又、ポケツト9に懐炉など加温具4が挿入・使用
される事がある。被服2の他の例として、肩当て
なども有るが、この場合は、肩当ての背面内部に
3つのポケツト9が並列に配置されている。ポケ
ツト9の開口部は上を向いており、前述同様フエ
ルトと壊炉のような加温具4が収納される。フエ
ルトにプリントされたリング状突起1も前述の通
り必要に応じて適宜配置される。又、図示しない
が腹巻きに付いても前述同様必要な箇所にポケツ
ト9を縫着し、リング状突起1付きのフエルト並
びに加温具4を使用する事が出来るものである。
その他、靴下の底に足の裏のつぼ5に合わせて
直接リング状突起1を形成しても良い。図の実施
例では13箇所であるが、勿論これに限られず適宜
増減する事が出来る。
しかして、これら被服2を着用すると、リング
状突起1が人体のつぼ5を押圧して指圧効果を発
揮すると同時に海綿状微粒体10内の有用成分1
1が微細孔並びに連続気泡12を通して外部にに
じみ出し、皮膚を刺激したり殺菌して治療効果を
発揮する。又、香料の場合には芳香が発せられる
事になる。又、加温具4を用いた場合、加温具4
の熱がリング状突起1の間を通つて熱気流となつ
て皮膚に向かつて流れ、言わば煙突効果を発揮す
るが、例えば前述のサリチル酸やクエン酸など水
虫を始め皮膚病に有効な成分11が皮膚に作用し
たり、皮膚の例えばつぼ5のような処を物理的に
迅速且つ効果的に刺激し、迅速な治療効果を発揮
する。
又、加温具4を使用しない場合でも連続気泡型
樹脂のリング状突起1の内部が熱の溜り場所にな
り、保温効果が他より高くなり、効果的な加温が
なされるものである。このような薬理効果と加温
治療の相乗効果により、神経痛、肩凝り、冷え
症、水虫、痔、疲労回復、うちみ、くじき、ねん
ざなどの疾患に対し、従来にない高い治療効果が
発揮される。
尚、被服2内部のパイル起毛によつてひじ又は
ひざ乃至肩全体が保温される。又、肩当ての場
合、夏用には本体部分を薄地としても良い。
又、リング状突起1の数と形成位置は、図示実
施例に限られず、全種類の被服2において〓つ
ぼ〓又は〓つぼ〓以外の任意の位置に任意の数だ
け形成する事が出来る事は言うまでもない。
(効果) 本考案は叙上のように、海綿状微粒体に有用成
分を含有させ、連続気泡型樹脂に海綿状微粒体を
混入し、連続気泡型樹脂をリング状突起に形成
し、被服に配設してあるので、海綿状微粒体内の
有用成分は徐々に微細孔並びに連続気泡を通して
外部ににじみ出し、皮膚を殺菌して水虫を始め各
種の皮膚病を治療したり、芳香を周囲に振りまく
ものであり、しかも有用成分が海綿状微粒体内に
閉じ込められているためリング状突起を配設した
被服を洗濯しても海綿状微粒体内まで洗濯水が入
り込まず、有用成分を長きに渡つて損なわず、従
来にない効果の持続が保証出来たものである。
又、連続気泡型樹脂をリング状突起に形成して被
服に配設してあるので、加温具にて加温した場
合、加温具の熱がリング状突起の間を通つて熱気
流となつて皮膚に向かつて流れ、言わば煙突効果
によるつぼの集中的加温治療効果を発揮する。
又、加温具を使用しない場合でも樹脂のリング状
部分の内部が熱の溜り場所になり、保温効果が他
より高くなり、効果的な加温がなされるものであ
る。この結果、薬理効果と加温治療の相乗効果に
より、神経痛、肩凝り、冷え症、水虫、痔、疲労
回復、うちみ、くじき、ねんざなどの疾患に対
し、従来にない迅速で高い治療効果が発揮され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図……本考案にかかるひじ当て乃至ひざ当
ての一部切欠外観斜視図、第2図……第1図のひ
じ当て乃至ひざ当てを裏返しにした時の外観斜視
図、第3図……第1図の縦断面図、第4図……本
考案に係る肩当ての背面図、第5図……本考案の
ポケツト部分の拡大正面図、第6図……本考案に
係るリング状突起の断面図、第7図……本考案の
リング状突起の拡大断面図、第8図……本考案に
係る靴下を着用した時の底面図。 1……リング状突起、2……被服、3……樹脂
を付着した布、4……加温具、5……つぼ、6…
…主要部、7……上緊縮部、8……下緊縮部、9
……ポケツト、10……海綿状微粒体、11……
有用成分、12……気泡。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 海綿状微粒体に有用成分を含有させ、連続気
    泡型樹脂に海綿状微粒体を混入し、連続気泡型
    樹脂をリング状突起に形成して被服に配設した
    事を特徴とする被服用治療具。 (2) 有用成分をサリチル酸やクエン酸など水虫を
    始め皮膚病に効く薬効成分とした事を特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の被服
    用治療具。 (3) 有用成分をペパーミントやラベンダなど薫り
    の良い芳香成分とした事を特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の被服用治療具。
JP15493187U 1987-10-09 1987-10-09 Expired JPH0319871Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15493187U JPH0319871Y2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15493187U JPH0319871Y2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0159144U JPH0159144U (ja) 1989-04-13
JPH0319871Y2 true JPH0319871Y2 (ja) 1991-04-26

Family

ID=31432105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15493187U Expired JPH0319871Y2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0319871Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0159144U (ja) 1989-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1326442C (en) Sheet material for skin contact medical treatment
US20050118383A1 (en) Multi-layer structure for supporting dispersed super absorbent polymeric material
US3550593A (en) Therapeutic apparatus
JPH0319871Y2 (ja)
EP0489538A1 (en) Articles having healthful and therapeutic effects and production of the same
JP2005328901A (ja) ユーカリの葉を用いた健康寝具、芳香袋、入浴剤
JP2000217855A (ja) 温湿布
KR200192892Y1 (ko) 기능성 마스크
KR20070105845A (ko) 발열 팩에 의한 뜸 기구
CN215900070U (zh) 一种沉香蒸汽眼罩
JP3179676U (ja) 多孔性無機物質を利用する水蒸気温熱布体
KR200171585Y1 (ko) 건강 팬티
CN211747011U (zh) 一种女性艾灸疗法内裤
JPH0379024B2 (ja)
JPH034259Y2 (ja)
KR100607373B1 (ko) 한방향 건강 마스크
KR200321925Y1 (ko) 통풍성 및 습도조절이 우수한 여성용팬티
KR200239695Y1 (ko) 냄새제거용 양말
JP3002198U (ja) 冷却用のヘッドバンド
JP3105177U (ja) 股下部用使い捨てカイロ
KR200240389Y1 (ko) 일회용 뜸 테이프
KR20220073041A (ko) 환부에 착용 가능한 열소통 치료 장치
KR200192225Y1 (ko) 숯양말
KR20230105937A (ko) 구연산 용액 분사 장치
JP3534721B2 (ja) 四肢保護具