JPH0319766Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0319766Y2 JPH0319766Y2 JP1983198147U JP19814783U JPH0319766Y2 JP H0319766 Y2 JPH0319766 Y2 JP H0319766Y2 JP 1983198147 U JP1983198147 U JP 1983198147U JP 19814783 U JP19814783 U JP 19814783U JP H0319766 Y2 JPH0319766 Y2 JP H0319766Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- laminate
- synthetic rubber
- elastic polymer
- natural rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔従来の技術〕
本考案は、炭素繊維もしくは炭素繊維を任意の
パターンで織物とした原料を、天然ゴムあるいは
合成ゴムで結合せしめ、加工した時計用バンドに
関するものである。
パターンで織物とした原料を、天然ゴムあるいは
合成ゴムで結合せしめ、加工した時計用バンドに
関するものである。
従来技術において時計用バンドとして単体で使
用される天然ゴムおよび合成ゴムは、柔らかい特
性を備えているものの、必要以上に伸び率が高
く、また強度も低いため使用状況によつて切れて
しまうという問題があり、時計用バンドとして
は、その利用が限られているのが現状であつた。
用される天然ゴムおよび合成ゴムは、柔らかい特
性を備えているものの、必要以上に伸び率が高
く、また強度も低いため使用状況によつて切れて
しまうという問題があり、時計用バンドとして
は、その利用が限られているのが現状であつた。
本考案は、このような問題点を解決するもの
で、その目的とするところは、予め天然ゴムまた
は合成ゴムで結合された炭素繊維入りゴムを、時
計用バンドに用いることにより、軽量、高強度の
機能性と柔らかさを活かしたフレキシブル性とを
備えた時計用バンドを提供するところにある。
で、その目的とするところは、予め天然ゴムまた
は合成ゴムで結合された炭素繊維入りゴムを、時
計用バンドに用いることにより、軽量、高強度の
機能性と柔らかさを活かしたフレキシブル性とを
備えた時計用バンドを提供するところにある。
本考案の時計用バンドは、時計用バンドの１方
の表面層は、天然ゴム又は合成ゴムからなる第１
の弾性高分子層であり、該第１の弾性高分子層と
接して炭素繊維に該天然ゴム又は合成ゴムを含浸
させた第１の積層板が形成され、該第１の積層板
と接して該天然ゴム又は合成ゴムからなる第２の
弾性高分子層が形成され、該第２の弾性高分子層
と接して炭素繊維に該天然ゴム又は合成ゴムを含
浸させた第２の積層板が形成され、該第２の積層
板と接して、時計用バンドの他方の表面層となる
該天然ゴム又は合成ゴムからなる第３の弾性高分
子層が形成されてなることを特徴とする。
の表面層は、天然ゴム又は合成ゴムからなる第１
の弾性高分子層であり、該第１の弾性高分子層と
接して炭素繊維に該天然ゴム又は合成ゴムを含浸
させた第１の積層板が形成され、該第１の積層板
と接して該天然ゴム又は合成ゴムからなる第２の
弾性高分子層が形成され、該第２の弾性高分子層
と接して炭素繊維に該天然ゴム又は合成ゴムを含
浸させた第２の積層板が形成され、該第２の積層
板と接して、時計用バンドの他方の表面層となる
該天然ゴム又は合成ゴムからなる第３の弾性高分
子層が形成されてなることを特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
明する。
第１図は本実施例に基づく時計用バンドの断面
図である。１，３，５はウレタンゴム。２，４は
予め炭素繊維にウレタンゴムを含浸させた積層板
である。まず、炭素繊維積層板２にウレタンゴム
３をスプレー方式で必要な厚みとした後、炭素繊
維積層板４を重ねてから、加熱加圧して接着させ
る。次に炭素繊維積層板２の表面に、ウレタンゴ
ム１をスプレー方式で塗布し加熱乾燥後、炭素繊
維積層板４の表面に、ウレタンゴム５をやはりス
プレー方式で塗布し、加熱乾燥して仕上げる。こ
うして出来た時計用バンドは、従来のウレタンバ
ンドに比べて引張り強度で約10倍の強度を有し、
重量では金属バンドのおよそ５分の１と軽量化さ
れた。また、炭素繊維積層板の原料に、綾織、朱
子織等のパターンを使用して、それを最表面に出
せば、デザイン的にもバラエテイーに富んだもの
となる。本考案の時計用バンドの加工方法として
は実施例以外に、接着剤による接着法でも良く、
また最初から天然ゴムと炭素繊維、合成ゴムと炭
素繊維の複合体として成形しても良く、特にその
加工方法を限定するものではない。製法の如何を
問わず、炭素繊維と天然もしくは合成ゴムから構
成される外装部品であれば、いずれも本考案を逸
脱するものではない。
図である。１，３，５はウレタンゴム。２，４は
予め炭素繊維にウレタンゴムを含浸させた積層板
である。まず、炭素繊維積層板２にウレタンゴム
３をスプレー方式で必要な厚みとした後、炭素繊
維積層板４を重ねてから、加熱加圧して接着させ
る。次に炭素繊維積層板２の表面に、ウレタンゴ
ム１をスプレー方式で塗布し加熱乾燥後、炭素繊
維積層板４の表面に、ウレタンゴム５をやはりス
プレー方式で塗布し、加熱乾燥して仕上げる。こ
うして出来た時計用バンドは、従来のウレタンバ
ンドに比べて引張り強度で約10倍の強度を有し、
重量では金属バンドのおよそ５分の１と軽量化さ
れた。また、炭素繊維積層板の原料に、綾織、朱
子織等のパターンを使用して、それを最表面に出
せば、デザイン的にもバラエテイーに富んだもの
となる。本考案の時計用バンドの加工方法として
は実施例以外に、接着剤による接着法でも良く、
また最初から天然ゴムと炭素繊維、合成ゴムと炭
素繊維の複合体として成形しても良く、特にその
加工方法を限定するものではない。製法の如何を
問わず、炭素繊維と天然もしくは合成ゴムから構
成される外装部品であれば、いずれも本考案を逸
脱するものではない。
以上述べたように本考案によれば、天然ゴム又
は合成ゴムからなる第２の弾性高分子層の両面
に、炭素繊維に天然ゴム又は合成ゴムを含浸させ
た第１および第２の積層板を形成し、さらに前記
第１および第２の積層板の表面に天然ゴム又は合
成ゴムからなる第１および第３の弾性高分子層を
各々形成する構成としたので、例えば、天然ゴム
又は合成ゴムからなる弾性高分子の中に、炭素繊
維に天然ゴム又は合成ゴムを含浸させた積層板を
単に１枚埋設する構成のものと比較すれば、本考
案の構成は前述の１枚の積層板を平面方向に２分
割して、つまり２枚の積層板の厚さが前述の１枚
の積層板の厚さと等しくなるように形成された第
１および第２の積層板の間に第２の弾性高分子層
が形成されるようにも構成できるので、第１およ
び第２の積層板はその各々の曲げ強度が板厚が薄
くなることにより弱まり変形しやすくなることに
加え、介在する第２の弾性高分子層の強度、かつ
第１および第２の積層板の強度より弱いために前
述の第１および第２の各々の積層板の変形を吸収
し妨げることがないことから、引張り強度に対す
る強度が同一であるにもかかわらず（第１および
第２の積層板の各々の断面積の合計断面積が前述
の１枚の積層板の断面積と同一であるため）腕へ
のフイツト性の優れた時計用バンドが提供できる
という効果を有する。
は合成ゴムからなる第２の弾性高分子層の両面
に、炭素繊維に天然ゴム又は合成ゴムを含浸させ
た第１および第２の積層板を形成し、さらに前記
第１および第２の積層板の表面に天然ゴム又は合
成ゴムからなる第１および第３の弾性高分子層を
各々形成する構成としたので、例えば、天然ゴム
又は合成ゴムからなる弾性高分子の中に、炭素繊
維に天然ゴム又は合成ゴムを含浸させた積層板を
単に１枚埋設する構成のものと比較すれば、本考
案の構成は前述の１枚の積層板を平面方向に２分
割して、つまり２枚の積層板の厚さが前述の１枚
の積層板の厚さと等しくなるように形成された第
１および第２の積層板の間に第２の弾性高分子層
が形成されるようにも構成できるので、第１およ
び第２の積層板はその各々の曲げ強度が板厚が薄
くなることにより弱まり変形しやすくなることに
加え、介在する第２の弾性高分子層の強度、かつ
第１および第２の積層板の強度より弱いために前
述の第１および第２の各々の積層板の変形を吸収
し妨げることがないことから、引張り強度に対す
る強度が同一であるにもかかわらず（第１および
第２の積層板の各々の断面積の合計断面積が前述
の１枚の積層板の断面積と同一であるため）腕へ
のフイツト性の優れた時計用バンドが提供できる
という効果を有する。
また、時計用バンドの外表面に天然ゴム又は合
成ゴムからなる弾性高分子層で形成されているの
で、心地よい携帯感を与えると共に、炭素繊維が
直接腕に触れることもないので、人体に対する安
全性の点においても優れた時計用バンドが提供で
きるという効果を有する。
成ゴムからなる弾性高分子層で形成されているの
で、心地よい携帯感を与えると共に、炭素繊維が
直接腕に触れることもないので、人体に対する安
全性の点においても優れた時計用バンドが提供で
きるという効果を有する。
第１図は本考案に基づく実施例の時計用バンド
の主要断面図。 １，３，５……ウレタンゴム、２，４……炭素
繊維積層板。
の主要断面図。 １，３，５……ウレタンゴム、２，４……炭素
繊維積層板。
Claims (1)
- 時計用バンドの１方の表面層は、天然ゴム又は
合成ゴムからなる第１の弾性高分子層であり、該
第１の弾性高分子層と接して炭素繊維に該天然ゴ
ム又は合成ゴムを含浸させた第１の積層板が形成
され、該第１の積層板と接して該天然ゴム又は合
成ゴムからなる第２の弾性高分子層が形成され、
該第２の弾性高分子層と接して炭素繊維に該天然
ゴム又は合成ゴムを含浸させた第２の積層板が形
成され、該第２の積層板と接して、時計用バンド
の他方の表面層となる該天然ゴム又は合成ゴムか
らなる第３の弾性高分子層が形成されてなること
を特徴とする時計用バンド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19814783U JPS60105411U (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 時計用バンド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19814783U JPS60105411U (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 時計用バンド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60105411U JPS60105411U (ja) | 1985-07-18 |
| JPH0319766Y2 true JPH0319766Y2 (ja) | 1991-04-26 |
Family
ID=30756888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19814783U Granted JPS60105411U (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 時計用バンド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60105411U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH088651Y2 (ja) * | 1987-11-30 | 1996-03-13 | カシオ計算機株式会社 | 時計バンド |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4939457A (ja) * | 1972-08-15 | 1974-04-12 | ||
| JPS5621286U (ja) * | 1979-07-27 | 1981-02-25 |
-
1983
- 1983-12-23 JP JP19814783U patent/JPS60105411U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4939457A (ja) * | 1972-08-15 | 1974-04-12 | ||
| JPS5621286U (ja) * | 1979-07-27 | 1981-02-25 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60105411U (ja) | 1985-07-18 |
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