JPH0319722Y2 - - Google Patents

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JPH0319722Y2
JPH0319722Y2 JP1986202484U JP20248486U JPH0319722Y2 JP H0319722 Y2 JPH0319722 Y2 JP H0319722Y2 JP 1986202484 U JP1986202484 U JP 1986202484U JP 20248486 U JP20248486 U JP 20248486U JP H0319722 Y2 JPH0319722 Y2 JP H0319722Y2
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stall
cow
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cows
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は特定牛の捕獲機能を兼ね備えた酪農用
パーラーに関する。
〔従来技術及びその問題点〕
従来、乳牛のミルキングパーラーとしては例え
ば群管理のできるヘリングボーン型パーラーが知
られている(例えば、特公昭49−21393号公報等
参照)。
ヘリングボーン型パーラーは作業者通路に面し
て牛床の後部保護棚が鋸歯状に設けられており、
牛はこれに沿うとともに、作業者通路に対し斜め
に並び、前面の壁に固定されたそれぞれの飼槽中
の飼料を摂取する。このようなヘリングボーン型
パーラーは群管理ができるため、作業者の労力軽
減、搾乳時間の短縮、設備費の節減、牛の出入が
短時間等の利点がある。
しかし、反面において、群搾乳であるため、一
頭でも搾乳に時間のかかる特定牛(ハードミルカ
ー)が混在していれば、全体の作業能率は当該特
定牛によつて決定され、著しい作業能率低下を来
たす問題がある。
一方、牛群の中には疾病牛、発情牛、妊娠牛等
の牛乳を他の正常牛の牛乳から区別しなければな
らない特定牛が混在するが、従来は特定牛を独房
等の中に入れて個別に飼養、搾乳等の管理を行つ
ていたため、施設費、作業性等において著しい不
利があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記従来技術に存在する諸問題を解決
した酪農用パーラーの提供を目的とするもので、
以下に示すパーラー1によつて達成される。
即ち、本考案に係る酪農用パーラー1は共用す
る作業者用通路10に面して、ヘリングボーンス
トール2と牛一頭を収容可能な少なくとも一つの
タンデムストール3を並べ、かつ作業者用通路1
0の反対側に位置するタンデムストール3の横方
に牛用通路5を並べて設けるとともに、ヘリング
ボーンストール2の出口4に対してタンデムスト
ール3の入口6を牛用通路5の入口を臨ませて配
し、かつタンデムストール3の入口6を開閉して
ヘリングボーンストール2の出口4から出た牛を
牛用通路5又はタンデムストール3に選択的に導
くドア21を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
次に、本考案の作用について説明する。
本考案に係る酪農用パーラー1はヘリングボー
ンストール2内の牛群の中に特定牛が混在してい
ればヘリングボーンストール2内において特定牛
を除く他の牛群の搾乳が行われる。一方、搾乳が
終了して出口4を開くと、牛は牛用通路5から出
て行くが、この際、牛を監視し、出口4から出て
きた牛が特定牛であれば、タンデムストール3の
入口6を開く。これにより、特定牛はそのまま自
動的にタンデムストール3内へ収容される。そし
て、収容したなら入口6を閉じれば後続の牛はそ
のまま牛用通路5を通つて外部へ解放される。一
方、特定牛はタンデムストール3内において別途
搾乳が行われるとともに、必要に応じて所要の処
置がなされる。また、搾乳等の必要な処置が終了
してタンデムストール3の出口7を開ければ特定
牛は牛用通路5を通つて外部へ解放される。な
お、この場合、ヘリングボーンストール2とタン
デムストール3は共用すつ作業者用通路10に面
して設けられるため、作業者は非特定牛(正常
牛)及び特定牛が混在する牛群の全牛に対する搾
乳及び特定牛に対する必要な処置を一連の作業と
して効率的に行うことができる。
〔実施例〕
以下には本考案に係る好適な実施例を図面に基
づき詳細に説明する。
第1図は本考案に係る酪農用パーラーに主要部
を示す平面図、第2図及び第3図は同パーラーの
機能説明図、第4図は同パーラーに用いて好適な
特定牛検出装置における検出器のブロツク回路
図、第5図は同装置における被検出器のブロツク
回路図、第6図は同被検出器の外観正面図であ
る。
まず、第1図を参照して本考案に係るパーラー
1の構成について説明する。10は直線状に設け
た作業者用通路である。この作業者用通路10の
左右両側にはそれぞれ対称に配した一対のヘリン
グボーンストール2,2を設ける。一方のヘリン
グボーンストール2は牛床11を有し、この牛床
11の内側に作業者用通路10に対し仕切る格好
で鋸歯状の保護柵12を配するとともに、牛床1
1の外側に飼料を収容する飼槽13を配する。こ
れにより、牛Cは牛床11上において作業者用通
路10に対し斜めに並んで順次収容される。ま
た、ヘリングボーンストール2の一端には牛Cが
進入する入口14を設け、この入口14は開閉ド
ア15により開閉する。なお、開閉ドア15にお
いて、仮想線は開いた状態、実線は閉じた状態を
示す。また、ヘリングボーンストール2の他端に
は牛Cが退出する出口4を設け、この出口4は開
閉ドア16により開閉する。なお、開閉ドア16
において、仮想線は開いた状態、実線は閉じた状
態を示す。また、他方のヘリングボーンストール
2も同様に構成する。
一方、作業者用通路10はヘリングボーンスト
ール2の出口4よりも、さらにそのまま延長して
設け、この延長した通路10の左右両側にそれぞ
れ対称に配した一対のタンデムストール3,3を
設ける。
また、各タンデムストール3,3とパーラー1
の外側に設けた壁17間には牛用通路5,5を設
ける。この牛用通路5の幅は牛体が容易に通過で
きる、例えば90cm前後に選定することが望まし
く、一端はヘリングボーンストール2の出口4に
連通するとともに、他端は出口18を介して本パ
ーラー1と牛Cが解放されるパドツク等の外部に
連通する。
一方、一つのタンデムストール3は一頭に牛C
を作業者用通路10に対して平行に収容できるよ
うに柵20によつて構成し、牛用通路5に面して
入口6と出口7を設ける。入口6と出口7にはそ
れぞれ対向する部分にヒンジ結合した入口ドア2
1と出口22を設け、各ドア21,22は駆動シ
リンダ23,24によつて開閉できる。よつて入
口ドア21を開いた場合には牛用通路5を遮断す
るとともに、ヘリングボーンストール2の出口4
から出た牛Cをタンデムストール3内へ導き入れ
る通路を形成する。また、出口ドア22を開いた
場合にはタンデムストール3から牛用通路5へ牛
Cを導き出すための通路を形成する。なお、他方
のタンデムストール3も同様に構成する。
次に、第2図及び第3図を参照して本パーラー
1の機能について説明する。
本考案に係るパーラー1は群管理用ヘリングボ
ーンストール2の後に個体管理用のタンデムスト
ール3を併設したため、ヘリングボーンストール
2内の牛群の中に特定牛が全く存在しない場合に
はヘリングボーンストール2内で全牛の搾乳が行
われる。この場合、例えば、同時に搾乳可能なロ
ーライン方式ミルカー等を利用できる。そして、
搾乳が終了したなら第2図のように全部の牛Cが
牛用通路5、さらに出口18を通つてパドツク等
の外部へ解放される。
一方、ヘリングボーンストール2内の牛群の中
に特定牛が混在している場合にはヘリングボーン
ストール2内で特定牛を除く他の残り全ての牛の
搾乳を上記同様に行う。そして、搾乳が終了した
なら牛を順次出口4から牛用通路5へ退出させ
る。一方、後述する特定牛検出装置により、牛を
監視し、出口4から特定牛Coが出てきた場合に
は第3図のようにタンデムストール3の入口6の
ドア21を開くように駆動シリンダ23を制御す
る。この結果、ドア21によつて牛用通路5が遮
断され、同時にヘリングボーンストール2の出口
4からタンデムストール3内へ特定牛Coを導く
通路が形成されるため、特定牛Coは前進によつ
て自動的にタンデムストール3内へ収容される。
収容したなら入口6のドア21を閉じれば後続の
牛はそのまま牛用通路5を通つて出口18から外
部へ解放される。よつて、特定牛Coはヘリング
ボーンストール2からの牛群の解放にともなつて
タンデムストール3に捕獲される。そして、タン
デムストール3において、例えばバケツト方式ミ
ルカー等によつて別途搾乳を行い、また、特定牛
(妊娠牛、発情牛、疾病牛等)に対する必要な処
置を行う。全ての処置が終了したなら出口7のド
ア22を開けばタンデムストール3と牛用通路5
が連通し、特定牛Coは牛用通路5を通つて出口
18から外部へ解放される。
この場合、各ドア21,22は作業者が手動で
開閉してもよいし、或は上記のように特定牛検出
装置と駆動シリンダによつて自動的に開閉できる
ようにしてもよい。
次に、本実施例に用いて好適な特定牛検出装置
について説明する。
第1図のように、牛Cには牛のコード番号等を
記憶させた被検出器50を取付けるとともに、出
口4の近傍にはこの被検出器50のコード番号等
を検出する検出器40を設置する。
検出器40は第4図はのように構成する。同図
において、41は高周波発生回路、42は増幅
器、43は共振回路、44は検波器、45は増幅
器である。この増幅器45の出力信号は検出器4
0の出力となる。一方、被検出器50は第6図の
ように、牛Cの首に掛けるベルト50bの下部に
取付ける。なお、この被検出器50の外面50a
には牛Cのコード番号が刻印されている。また、
この被検出器50の回路は第5図のように構成す
る。同図において、51は共振回路、52は整流
回路、53はエンコーダ、54はスイツチング回
路である。
よつて、検出器40の共振回路43からは所定
周波数の高周波が発信され、この共振回路43に
被検出器50が近付くことによつて、被検出器5
0の共振回路51がこれを受信する。受信した信
号は整流回路52によって直流化され、エンコー
ダ53に供給されるとともに、エンコーダ53は
牛Cのコード番号に対応したビツト信号を出力す
る。この出力により、スイツチング回路54が
ON−OFFし、相互インダクタンスを変える。以
て検出器40の出力はコード番号に応じて変動
し、特定牛を識別できる。
以上、実施例について詳細に説明したが、本考
案はこのような実施例に限定されるものではな
い。例えば、タンデムストールは牛用通路に一つ
配置した場合を例示したが、必要に応じて複数順
次配置してもよい。また、タンデムストールの構
成は任意であり、特に入口及び出口の位置は他の
位置に設けることができる。しかし、本実施例の
ように構成することによつてスペースの占有率、
作業能率等の面で有利となる。その他、細部の構
成、形状、配列、数量等において本考案の要旨を
逸脱しない範囲で任意に変更実施できる。
〔考案の効果〕
このように、本考案に係る酪農用パーラーは共
用する作業者用通路に面して、ヘリングボーンス
トールとタンデムストールを並べ、かつ作業者用
通路の反対側に位置するタンデムストールの横方
に牛用通路を並べて設け、ヘリングボーンストー
ルの出口から出た牛を牛用通路又はタンデムスト
ールに選択的に導くことができるようにしたた
め、次のような効果を得る。
非特定牛と特定牛に対しそれぞれ別々に搾乳
することができるため、非特定牛の搾乳が特定
牛の搾乳速度に全く影響を受けない。したがつ
て、著しい搾乳効率の向上を図ることができる
とともに、特定牛の牛乳を確実に分離すること
ができる。
タンデムストールは特定牛のミルキングパー
ラーとしての機能と特定牛の捕獲機能を兼用す
るため、タンデムストール内で必要な全ての処
置を行うことができる。したがつて、専用の独
房等が不要となり、コスト低減、設備スペース
の有効利用等に寄与できる。
作業者用通路を共有して設置できるため、配
設スペースの合理化、作業性の向上を達成でき
る。また、ドアの開閉のみで自動的に捕獲する
ことができ、特に特定牛検出装置と組合わせれ
ば全自動化も容易になり、合理化、省力化に寄
与できる。
既存設備をそのまま転用することができ、さ
らなるコスト低減に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
第1図……本考案に係る酪農用パーラーの主要
部を示す平面図、第2図及び第3図……同パーラ
ーの機能説明図、第4図……同パーラーに用いて
好適な特定牛検出装置における検出器のブロツク
回路図、第5図……同装置における被検出器のブ
ロツク回路図、第6図……同被検出器の外観正面
図。尚図面中、 1……酪農用パーラー、2……ヘリングボーン
ストール、3……タンデムストール、4……出
口、5……牛用通路、6……入口、10……作業
者用通路、21……ドア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 共用する作業者用通路10に面して、ヘリング
    ボーンストール2と牛一頭を収容可能な少なくと
    も一つのタンデムトール3を並べ、かつ作業者用
    通路10の反対側に位置するタンデムストール3
    の横方に牛用通路5を並べて設けるとともに、ヘ
    リングボーンストール2の出口4に対してタンデ
    ムストール3の入口6と牛用通路5の入口を臨ま
    せて配し、かつタンデムストール3の入口6を開
    閉してヘリングボーンストール2の出口4から出
    た牛を牛用通路5又はタンデムストール3に選択
    的に導くドア21を設けたことを特徴とする酪農
    用パーラー。
JP1986202484U 1986-12-26 1986-12-26 Expired JPH0319722Y2 (ja)

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JP1986202484U JPH0319722Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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JP1986202484U JPH0319722Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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JPS63107159U JPS63107159U (ja) 1988-07-11
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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921393A (ja) * 1972-06-19 1974-02-25

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JPS6169958U (ja) * 1984-10-16 1986-05-13

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JPS4921393A (ja) * 1972-06-19 1974-02-25

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