JPH0319636A - 回転式家畜飼育用設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、例えば乳牛等の家畜を畜舎内で多数頭同時に
飼育できるようにした回転式の家畜飼育用設備に関する
。

［従来の技術］ 一般に乳牛は放牧によって飼育され、搾乳時に乳牛を畜
舎内の搾乳室に導き入れて搾乳作業を行なうようにして
いる。しかしながら放牧は手数がかかるばかりでなく、
ある程度のリスクを伴なうため、特に日本のように比較
的狭い敷地で乳牛を飼わざるを得ない場合には、畜舎内
で飼育しながら給飼や搾乳を行なえるようにすることが
望まれている。

このような要望のもとに、本発明者は回転式の畜舎設備
の開発を行なってきた。この種の設備は、夕一ンテーブ
ル上に牛を飼育するに足るスペースの複数の畜房を設け
るとともに、ターンテーブルの回転方向に搾乳ステージ
と飼料供給用のステジを配置し、搾乳と給何を行なう際
にターンテプルを間欠的に回転させるようにしている。

［発明か解決（２ようとする課題］ 本発明者か開発ｌ７た」二記先行扶術において、乳牛を
数十頭同時に飼育てきるような畜ＤｉをＧｉするターン
テーブルは直径か１０ｍ近くあり、しかも積載時重量は
数＋１・ンにも及ぶ。このような大形ターンテーブルを
モータによって直接回転させるに（もかなり大きな起動
トルクか必要となる。このためタ　ンテーブルの外周部
付近に駆動輪を転接させ、この駆動輪をモータによって
回転させるような駆動機ＩＭが考えられた。しかしなか
ら直径か１０ｍ近くもある大きなターンテーブルの四転
軌跡は、通常の経済的な施工による１法精度程度では正
確な真円を描くとは限らない。ターンテーブルの回転軌
跡が径方向にぶれると、上記駆動輪かターンテーブルに
対して充分に転接てきなくなり、スリソブするなとして
ターンテーブルを正確に回転させることか不可能になる
。

従一）で本発明の１−１的は、上述したような問題を解
決し、多数の家畜を乗せた状態で回転させられる人形の
ターンテーブルを倫えたものにおいて、ターンテーブル
を比較的動力の小さなモ−タによって滑らかにか−′）
汀，確に回転させることのできるような四転式家畜飼で
１川設備をＢＺ供することにある。

［課題をＶｌ決ずるための丁段］ −Ｌ記Ｉ二Ｉ的を果たすために堤案された本発明は、周
方向に区両された複数の畜房をもち各畜房に家畜を１頭
ずつ乗せることかできる回転１；１　ｉ’ｉ：な円形の
ターンテーブルと、このターンテーブルの下而側にこの
ターンテーブルと同心に設１ノられた円環状のリブと、
このリブを厚み方向両側から挟み付ナる一対のタイヤお
よびこのタイヤを回転させるモ−タを含んた駆動ユニッ
トとを倫えている家畜飼育用設備であって、上記駆動ユ
ニツ１・は上記タンテーブルの下面側に設ζプられた機
城室に収容されているとともに、この駆動ユニットは上
記機械室の床に対してターンテーブルの径方向に移動自
在でかつ周方向には移動不能に保持されていることを特
徴とするものである。

［作用］ 本発明の設備において、駆動ユニッ１・のモータを回転
させるとタイヤか回転することにより、このタイヤが転
接（７ているリブを介してターンテプルか］！１１転す
る。駆動ユニッ１・はターンテーブルの径ｈ向のみに自
由に移動できるようになっているから、リブの回転軌跡
が１Ｆ：．確な真円を描かすとも、リブの回転軌跡に応
じて駆動ユニッ１・がタンテーブルの径方向に動く。こ
のため上記タイヤはリブに対して常に一定の力で抑圧さ
れ続け、安定した駆動力を発揮する。

［実施例］ 以下に本発明の一実施例について、第１図ないし第４図
を参照して説明する。

第１図に示された回転式の家畜制育用設備１０は、円形
のターンテーブル１１を備えている。この夕−〉デーブ
ルー１は、その上面側に、周方向こ区画された複数（図
は２０頭分）の畜房１２を備えている。タ−ンテーブル
１］は図示しない建屋内に訛けられている。各々の畜房
］２は、乳牛５ Ａを１頭分たけ飼育するに足るスペースとしてあり、床
にゴムマット］３を敷いてある。ターンテブル］１の寸
法は、外径（半径）Ｄ＋か一例として約５．５ｍ、内径
（半径）Ｄ２が約３ｍ位である。但し、畜房１２の設置
数や飼育スペース等に応してＤ　＋　，　Ｄ　２を適宜
に変更して実施することは言うまでもない。タ−ンテー
ブル１１の外周部と畜舎の床１４との間に、ロストルと
称される格子状の床材１５が設けられている。

畜房１２を互いに区画しているのは欄状の仕切り部４４
’ｌ６，１７である。第２図に示されるように、仕切り
部＋Ｊ’ｌ６，１７はターンテーブル１コ上に立設され
た柱２０に固定されている。ターンテーブル１１の内周
部側には周方向に連続する樋状の飼槽２］か設けられて
いる。この飼槽２１は上記仕切り部拐１７によって各畜
房１２ごとに区画されている。柱２０の近傍に、飼檜２
１に飼料を供給するための給飼パイブ２２が垂直方向に
設けられている。給飼バイプ２２は、柱２０に沿っでお
り、その１：端間口２３は飼槽２１に臨んでい６ る。給飼パイプ２２の上端２４は、給飼用ユニ・ソト２
７の個別シュート２８に接続されている。給飼用ユニッ
ト２７の上方に設けられた計量分配器２９は、各畜房１
２ごとに所定量の飼料を上記個別シュート２８に落下さ
せるのに使われる。３０は飼料供給源のホッパである。

ターンテーブル１１の下面側に、複数のフレム材３５（
第２図参照）が設けられているとともに、互いに平行な
一対のレール３６．３７と、これらレール３６．３７の
間の中央に配置されたリブ３８が溶接等によってフレー
ム材３５に固定されている。第１図に示されるように、
レール３６３７とリブ３８は互いに共通の中心Ｏをもつ
円環状をなしていて、ターンテーブル１１の周方向に連
続している。上記中心Ｏは、ターンテーブル１１の回転
中心である。

レール３６．３７は、ターンテーブル］１の円周方向に
所定ピッチで配置された回転自在なロラ４１，４２　（
一部のみ図示）によって支持されている。ローラ４１，
４２は、ターンテーブル１１の下面側にある機械室４５
内の基礎４６４７の上に設けられている。従ってターン
テーブル１１は、レール３６．３７とローラ４１，４２
を介して、水平面内で回転するように支えられる。

リブ３８の材料としてはいわゆる縞鋼板が適しており、
リブ３８の表面に滑り止め用の凹凸が設けられている。

このリブ３８は、駆動ユニ・ソト５０によって回転駆動
されるようになっている。

駆動ユニット５０は、機械室４５に収容されている。こ
の駆動ユニット５０は、機械室４５の床５１に設置され
た基体５２と、この基体５２に搭載された電動式のモー
タ５Ｂ，５４および減速機５５．５６と、上記モータ５
３，５４によって回転させられる駆動輪としての左右一
対のタイヤ５７．５８等によって構成されている。タイ
ヤ５７　５８はリブ３８を厚み方向から適度の強さで挟
み付けるように水平方向の初期荷重が与えられている。

タイヤ５７．５８は、例えば軽自動車用タイヤ等に用い
られているような比較的小形のものが適するが、それ以
外のタイヤであっても差支えない。モータ５Ｂ，５４は
周知のインバータ回路によって回転速度を変化させるこ
とができるようにしてある。

駆動ユニット５０の基体５２は、ころを用いた平面ベア
リング６１によって、機械室４５の水平な床５１に対し
てターンテーブル１１の径方向に移動自在かつ周方向に
は移動不能に保持されている。すなわち第３図に例示し
たように、ターンテーブル１１の径方向に沿うガイド６
２によって基体５２が図示矢印方向にのみ自由に移動で
きる状態になっている。ガイド６２の態様は図示例に限
ることはない。例えば長孔に沿って基体５２がタンテー
ブル１１の径方向に移動できるような構成でもよい。

上記駆動ユニット５０によって回転駆動される夕−ンテ
ーブル１１の周方向の一部に、ピット状の搾乳室６５が
設けられている。第４図に示されるように、搾乳室６５
の床６６は、搾乳作業の容易化を図るために、ターンテ
ーブル１１の高さすなわち畜舎の床１４の高さよりも例
えば６　８　０　ｍｍ９ 程度低くしてある。搾乳室６５には周知のテートカップ
６７やミルクライン６８等を始めとして、搾乳に必要な
各種装置の一部が配設されてＬ）る。

この搾乳室６５にも、ターンテーブノレ１１寄りの床に
ロストル状の床材６９が設けられてリ）る。

ターンテーブル１１の外周部の下方、すなわち前記ロス
トル状床材１５．６９の下に、ターンテーブル１１の周
方向に連続する樋状の尿尿槽７５が設けられている。こ
の尿尿槽７５の溝底（こ近接して、ターンテーブル１１
の外周部に可動側スクレーパ７６が固定されている。こ
の可動側スクレーバ７６はターンテーブル１１の周方向
｛こ所定間隔で複数個配置されており、各スクレーｚ＜
７　６　ｉよターンテーブル１１の回転に伴なって尿尿
槽７５の長手方向に移動するようになってＬ）る。本実
施例の可動側スクレーパ７６は、例えば牛２頭１こ１つ
ずつ位の割合となるように設けられて０る。

床尿槽７５の一部に廐肥取出し口７７（第１図参照）が
設けられており、この取出し口７７の下方に位置して廐
肥搬送コンヘア７８の一端力《配置１０ されている。廐肥搬送コンベア７８は、周知のものと同
様に、無端走行させられるチェーン７つに所定間隔て複
数のパトル８０を取｛＝ｊけ、チェーン７９の，ｔ行に
伴なってガイトケ−シング８１の内部をパドル８０が移
動するように構成されており、パドル８０の移動に伴な
って廐肥が畜舎外に搬出されるようになっている。なお
、ターンテーブル１ｌの内周部側すなわち飼檜２１か設
けられている側には、ターンテーブル１１と休８５との
間の隙間８８に連なる溝８９かターンテーブル１１の周
方向に沿って設けられている。この溝８９の底の近傍に
位置してスクレーパ９０か設けられている。このスクｌ
ノーバ９０は、ターンテーブル１１の内周部に固定され
ており、ターンテーブル１１の回転に伴なって溝８９内
を移動することにより、／ｇ８９に落ちている飼料くす
等を図示しない搬出口まで掻き出すようになっている。

このスクレバ９０は、一例として牛４頭に１つずつ位の
割合で設けられている。

次に、上記構成の家畜飼育用設備１０の作用に１１ ついて説明する。

ターンテーブル１１は常に回転させられ′Ｃいるのでは
なく、搾乳時と給飼時に所定の速度で回転させられる。

一般に搾乳は１日に２回、給飼は好ましくは１日に４な
いし６回程度に分けて行な−５のがよいとされている。

搾乳時、ターンテーブル１１は所定の周長ずつ間欠的に
回転させられる。例えば第１図の搾乳室６５のように３
頭分の搾乳作業を同時に行なえる場合には、３つ分の畜
房１２に対応した周長ずつ回転させられ、搾乳室６５に
おいては第４図に示されるように搾乳作業か行なわれる
。そして３頭分の搾乳に要する時間か例えば４分間程度
であれば、それよりもやや長めの時間たけターンテーブ
ル１１が停ＩＬさせられたのち（搾乳が終丁したのち）
、３つ分の畜房１２に対応した周長たけタンテーブル１
］か口転ずることにより、引き続き次の３頭分の搾乳作
業か行なわれる。

給飼時においては、ターンテーブル１１は搾乳時よりも
速い四転周速度で連続的に１回転させら１２ れる。ターンテーブル１１が回転ずると、この回転に什
なって言１量分配器２つによって計量された各畜房１２
ごとの側料か個別シュート２８を通して給飼パイプ２２
内に落とされ、各畜房１２ごとのｆｌ５１槽１２に１共
給される。

また、ターンテーブル１１の回転に伴なって、尿尿槽７
５内のＩＩＪ動側スクレーパ７６が移動するため、Ｉ《
尿槽７５に落ちている廐肥がスクレーパ７６の移動とと
もに廐肥取出し口７７から厩肥搬送コンベア７８に落と
し込まれ、畜舎外に搬出される。

本実施例の設備１０によれば、ターンテーブル１］を回
転させる際に、リブ３８の回転軌跡か正確な真円を描か
ずに径方向にぶれを生じていたとしても、駆動ユニソト
５口がリブ３８の位置に追従してターンテーブル１１の
径方向に自由に移動するため、一対のタイヤ５７．５８
は常に一定の押圧力てリブ３８に転接する。このため、
リブ３８の真円度か悪くてもタイヤ５７　５８がタンテ
ーブル〕１を支定した力で円滑に回転さぜる１３ ことかできる。従ってターンテーブル］］等を施工する
際に格別な寸法精度を出すような特殊な作業は必要とせ
ず、通常の王事で充分間に合う。

なお第５図に示した本発明の他の実施例のように、ター
ンテーブル］］の周縁部に、ロス１・ル状の床材１５と
、その下方に廐肥受けプレー１・９５を取付けるととも
に、廐肥搬送コンヘア７８の上方に固定スクレーパ９６
．９７を設けるようにしてもよい。一方のスクレーバ９
６は、ロストル状の床材１５の上に摺接し、他方のスク
レーパ９７は脹肥受けプレート９５の上面に近接してお
り、ターンテーブル］］が回転ずることに伴なって、ロ
ストル状の床拐１５の上にあるね肥をプレー１・９５の
上に掻き落とすとともに、プｌノート９５」二に落下し
た庖肥をね肥取出し口７７からコンベア７８上に落し込
ませるようになっている。

［発明の効果］ 本発明によれば、ターンデーブルが同転ずる際の四転軌
跡の真円度に左右されることなくターンテーブルを安定
した駆動力で円滑に回転さぜるこ１４ とができるようになり、施工も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の一実施例を示し、第１図
は家畜飼育用設備の略平面図、第２図は駆動ユニッ１・
収容部分を示す断面図、第３図は駆動ユニットを示す平
面図、第４図は搾乳室付近の断面図、第５図は本発明の
他の実施例を示す家畜飼育用設備の一部の断面図である
。 ］０・・・回転式家畜飼育用設備、１１・・・ターンテ
ーブル、］２・・畜房、３６．３７・・・レール、３８
・リブ、４５・・・機械室、５０・・・駆動ユニット、
５１　・機械室の床、５２・・・基体、５３．５４・・
モタ、５７．５８・・・タイヤ、６５・・搾乳室。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 周方向に区画された複数の畜房をもち各畜房に家畜を１
   頭ずつ乗せることができる回転自在な円形のターンテー
   ブルと、このターンテーブルの下面側にこのターンテー
   ブルと同心に設けられた円環状のリブ、このリブを厚み
   方向両側から挟み付ける一対のタイヤおよびこのタイヤ
   を回転させるモータを含んだ駆動ユニットとを備えてい
   る家畜飼育用設備であって、 上記駆動ユニットは上記ターンテーブルの下面側に設け
   られた機械室に収容されているとともに、この駆動ユニ
   ットは上記機械室の床に対してターンテーブルの径方向
   に移動自在でかつ周方向には移動不能に保持されている
   ことを特徴とする回転式家畜飼育用設備。