JPH031961B2 - - Google Patents

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JPH031961B2
JPH031961B2 JP17543986A JP17543986A JPH031961B2 JP H031961 B2 JPH031961 B2 JP H031961B2 JP 17543986 A JP17543986 A JP 17543986A JP 17543986 A JP17543986 A JP 17543986A JP H031961 B2 JPH031961 B2 JP H031961B2
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JP
Japan
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stud
ceramic insert
catch
ceramic
metal part
Prior art date
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JP17543986A
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JPS6227901A (ja
Inventor
Gurainaa Peetaa
Furyuugeru Hyuuberuto
Uidoman Horusuto
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ADEIDASU SHUHORUTSUSHUUFUABURIIKEN ADEI DASURAA SUTEIFUTSUNGU UNTO CO
Original Assignee
ADEIDASU SHUHORUTSUSHUUFUABURIIKEN ADEI DASURAA SUTEIFUTSUNGU UNTO CO
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Filing date
Publication date
Application filed by ADEIDASU SHUHORUTSUSHUUFUABURIIKEN ADEI DASURAA SUTEIFUTSUNGU UNTO CO filed Critical ADEIDASU SHUHORUTSUSHUUFUABURIIKEN ADEI DASURAA SUTEIFUTSUNGU UNTO CO
Publication of JPS6227901A publication Critical patent/JPS6227901A/ja
Publication of JPH031961B2 publication Critical patent/JPH031961B2/ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の背景) 本発明は、一般的にスポーツシユーズもしくは
ブーツに関し、さらに詳細には、そのようなシユ
ーズもしくはブーツのための鋲形の捕捉要素に関
する。ここでは簡単にするため、スポーツシユー
ズという用語は、任意の適宜形態のスポーツシユ
ーズ、およびスポーツブーツ(一般に狭い意味で
はスポーツシユーズよりも重い構造のものであ
る)等を示すために使用する。さらに、ここで簡
単にするため、捕捉鋲という用語は、この明細書
においては、特にフイールドまたは同様の表面上
で行われるゲームのたのスポーツシユーズに用い
られるものであつて、普通は鋲もしくは鉄かぎ
(ドツグ)と呼ばれている捕捉要素を示すために
使用する。それゆえ、本発明は、スパイクの形態
でランニング・シユーズに用いられる捕捉要素を
カバーすることは意図していない。
スポーツシユーズのための捕捉鋲の多くの異な
る形態が既に提唱され、それらは、セラミツク製
インサートと組合わされた鋲本体を備え、前記セ
ラミツク製インサートは、例えば前記鋲本体の中
央金属部分の下端部へ固定されることにより、前
記鋲本体へ接続されており、また当該セラミツク
製インサートは、前記捕捉鋲の地面係合表面を形
成している。前記セラミツク製インサートは、例
えば酸化アルミニウム、シリコン・カーバイド、
タングステン・カーバイド等を包含しており、そ
してこれの目的は、大体、摩耗に対するセラミツ
ク材料の非常に高いレベルの抵抗力を用いること
により、前記捕捉鋲の稼働寿命を伸ばすことと、
前記捕捉鋲上に鋭いエツジおよび刻み目もしくは
切欠が形成されるのを回避することであり、前記
鋭いエツジおよび刻み目もしくは切欠は、それの
摩耗により生じるとともに、プレーヤーを傷つけ
る原因となる可能性がある。しかし、今まで、そ
のような捕捉鋲を適切な実際の使用に供すること
は不可能であつた。なぜなら、前記セラミツク製
インサートを前記捕捉鋲の本体へ充分に固く接続
して、セラミツク製インサートと鋲本体間の接続
が、スポーツシユーズの使用時にそれに作用する
力に確実に耐えるようにすることが不可能であつ
たためであり、また他方で、従来の形態の捕捉鋲
と比較して、セラミツク製インサートを有する捕
捉鋲が実際に価値があるようにするため、製造費
用を充分に低いレベルに保持することが不可能で
あつたからである。したがつて、西独国公開特許
出願(DE−OS)第3233900号に開示されている
ような捕捉鋲に関しては、その上部の側部が截頭
円錐形となつている酸化物のセラミツク製インサ
ートが、プラスチツク材料からなる鋲本体の中へ
直接注入され、あるいは接着手段によりその上の
所定位置に固定されている。しかし、実際の体験
によると、前記セラミツク製インサートおよび前
記鋲本体間におけるその種の接続は、特に前記鋲
の縦軸に対して垂直の方向から前記鋲へ作用する
押圧力であつて、例えば前記鋲が取り付けられて
いるスポーツシユーズが堅い地面上で横方向の負
荷を受けるときに発生される押圧力に抗して、長
期間耐えることができず、それゆえ前記セラミツ
ク製インサートは緩くなるとともに、急速に失わ
れる可能性があることが示されている。また、他
の形態の鋲要素には、特別のセラミツク製インサ
ートを持たないが、その全体がセラミツク材料か
ら作られているものがある。そのセラミツク鋲
は、当該鋲が取り付けられるスポーツシユーズの
底へ向かうその上端部で幅を増大され、それゆえ
当該鋲はその領域でフランジ状の外形を形成し、
この外形部分は、グラス・フアイバーにより強化
された、或るいはカーボン・フアイバーにより強
化されたポリアミドからなる支持部材の中へ埋設
されるとともに、それにより前記スポーツシユー
ズの底へ固定されている。
そのような構成の捕捉鋲は、相当複雑でありそ
れゆえ高価であるため、当該問題の構成は、低コ
スト物品として売られるべき捕捉鋲にとつては認
められることのできないものである。
他の形態の捕捉鋲において、その鋲は、中央金
属部分を有する鋲本体と、前記金属部分の周囲に
配置され且つプラスチツク材料からなり得る基部
とを備えている。当該鋲要素の地面係合表面を形
成するセラミツク製インサートが、当該鋲を取り
付けられるスポーツシユーズの底から遠い方の端
部である前記金属部分の下端部へ直接接続され、
その際、このセラミツク製インサートと前記金属
部分の接続が、接着もしくはロウ付けにより行わ
れている。この種の鋲構造は、例えば英国特許明
細書第1277684号に開示されている。この鋲にお
いて、前記セラミツク製インサートは1つのボー
ルの形態となつており、このボールは、前記鋲本
体における金属部分の下端部の凹所の中に固定さ
れている。この鋲は、摺り減りに対して、かなり
向上されたレベルの抵抗性を持つという利点を発
揮するけれども、前記セラミツク製インサートと
して使用されるボール構造は、当該セラミツク材
料の脆さのため、衝撃的な局所の負荷に対して非
常に感応し易く、それゆえ、セラミツク材料から
なる部分には、前記鋲を有するスポーツシユーズ
を履いている人がコンクリートのような堅い表面
を歩くときに、前記鋲から割れる、或るいは破断
するという公言された傾向がある。
(発明の要約) 本発明の一目的は、簡単で安価な方法により製
造されることが可能であるけれども、同時に衝撃
的負荷に関しても強化された一体性を発揮する捕
捉鋲を提供することにある。
本発明の他の目的は、最適な使用状態に適合さ
れた合成構成からなるが、同時にプレーヤーに対
する危害の観点からは安全要因を向上させる、ス
ポーツシユーズおよびブーツのための捕捉鋲を提
供することにある。
さらに本発明の他の目的は、長い稼働寿命を享
受するとともに、鋲部材が重大な危害を発生させ
得るような状態に摩耗する傾向を大幅に減少させ
るスポーツシユーズ用鋲を提供することにある。
本発明の原理によると、これらと他の目的は、
中央金属部分を有する鋲本体と、前記金属部分の
周囲に配置された基部とを備えるスポーツシユー
ズ用捕捉鋲により達成される。この鋲は、さら
に、セラミツク製インサートを備え、これは、前
記鋲の地面係合表面を形成するとともに、接着も
しくはロウ付け手段により前記鋲の金属部分の下
端部へ接続されている。前記セラミツク製インサ
ートは、断面がレンズ形であつて、湾曲した上部
および底部の側面を有している。
前記スポーツシユーズ用捕捉鋲の他の形態にお
いて、本発明の原理によると、前記捕捉鋲は、鋲
本体と、セラミツク製インサート手段とを備え、
前記セラミツク製インサート手段は、前記捕捉鋲
の地面係合表面を少なくとも部分的に形成すると
ともに、前記捕捉鋲本体内に埋設され且つ密接に
横に並ぶように配置された複数の独立したセラミ
ツク体からなつている。
したがつて、本発明は2つの特徴を有し、その
第1のものによると、前記鋲本体の中へ収納され
た金属部分の下側へ接着もしくはロウ付け手段に
より直接固定されるセラミツク製インサートが、
レンズ状の外形を有するものであつて、湾曲した
上部および底部の表面を有し、それの厚さに対す
るそれの直径の比率は、好ましくは約2:1とな
つている。また、前記セラミツク製インサート
は、好ましくは、円筒状表面の形態となつている
周面を有している。前記セラミツク製インサート
のためのそのような形状は、前記捕捉鋲が取り付
けられているスポーツシユーズの使用時に、前記
鋲上に生じる複合された複雑な負荷に関して、最
大の強さを達成することを可能にすることが見出
された。セラミツク製構成要素の製造時には、そ
れらが冷却するとき、セラミツク材料ををかなり
の程度まで脆弱化させる結果となる内部応力が発
生され、その結果として、前記セラミツク製イン
サートが衝突もしくは衝撃的負荷に感応し易くな
ると言うことが理解されるであろう。本発明によ
る鋲のセラミツク製インサートが、レンズ形の外
形を有すると言うことは、前記セラミツク材料内
の応力および、それによる衝突もしくは衝撃的負
荷に対するこれの感応性が、充分な程度まで最小
化されることができ、その結果、前記捕捉鋲上の
セラミツク製インサートが例えばコンクリート表
面もしくは床に対する衝突に耐えることができる
ようになることを意味している。したがつて、こ
の特徴は、本発明による捕捉鋲が実際の状況にお
いて首尾よく使用される道を開く。
前記セラミツク製インサートが、接着もしくは
ロウ付けにより前記鋲の金属部分へ直接接続され
るという事実は、前記セラミツク製インサートお
よび前記金属部分間の面対面の接続が充分になる
ように強度をもたらし、それにより前記セラミツ
ク製インサートおよび前記金属部分へ能動的に係
合する必要性をなくする。換言すると、前記セラ
ミツク製インサートおよび前記金属部分間で能動
的な相互接続および位置選定を行うために、それ
らの上に相互係合手段が存在する必要性はなくな
つている。重要な考慮事項は、前記接着による接
続が、前記接着剤の凝固もしくは硬化後も、依然
として或る程度の弾力的な可撓性を有することで
ある。前記接続における弾力的な可撓性は、例え
ばエポキシ樹脂接着剤を用いることによる方法で
達成することができる。前記セラミツク製インサ
ートが、ロウ付け作業により所定位置に固定され
る場合、熱衝撃に対するセラミツク材料の感応性
は、前記セラミツク製インサートが、前記捕捉鋲
の金属部分へ接続されるべき表面を初めに金属化
され、それから前記ロウ付けによる接続が、低い
溶融点を有するロウ剤により行われるのが良いと
言うことを意味している。
捕捉鋲の本体の一部としての前記中央金属部分
には、種々な可能な形態がある。しかし、いずれ
の場合も、前記金属部分の下端部、すなわち前記
鋲の使用時に地面側へ面する端部には、板部分を
設けるのが望ましく、この板部分にはその後前記
セラミツク製インサートが接続される。この板部
分の下方へ面した表面の形状は、前記レンズ形の
セラミツク製インサートの湾曲した上部の側面に
適合し、且つそれゆえ凹面状に湾曲した形状とな
つている。前記板部分は、望ましくは、前記セラ
ミツク製インサートの上部側面の少なくとも大部
分を被覆する寸法となつている。前記捕捉鋲が、
スポーツシユーズの底のネジ込み取付け部の中へ
ネジ込まれるべきであるときは、前記鋲の本体の
中央金属部分が、その上端部にネジ込み部を設け
られるのが望ましく、或るいは、これの代わり
に、前記捕捉鋲が前記靴の底と一体に設けられる
鋲もしくは鉄かぎの形態となつているときは、前
記鋲の本体の中央金属部分には、前記スポーツシ
ユーズの底の中へ直接埋設されて固定されるよう
に適合された板を設けることができる。前記スポ
ーツシユーズの使用時に発生する負荷は、主とし
て前記捕捉鋲の基部により支えられるので、前記
捕捉鋲の中央金属部分の目的は、本質的に前記セ
ラミツク製インサートを鋲の本体へ接続すること
にある。それゆえ、前記金属部分は、軽く且つ整
然とした構成を有することができる。したがつ
て、特に前記中央金属部分が前記鋲を靴の底へ固
定するためのネジ込み部を所持するときは、当該
金属部分はシヤフトまたは柄の形態であるのが望
ましい。しかし、前記捕捉鋲が、前記靴の底と一
体に製造される鋲の形態であるとき、前記金属部
分はバネ、好ましくはコイルバネであつてもよ
い。このコイルバネの各端部には、板部分が固着
され、これらの板部分は、一端部において前記バ
ネをセラミツク製インサートへ接続する役目をす
るとともに、他端部において、前記バネを靴の底
の中へ固定する役目をする。その形態において、
前記捕捉鋲の金属部分は、捕捉鋲において望まし
い高度の可撓性を減少させないが、それは、前記
捕捉鋲の基部と平行に配置されたバネとして作用
する。
上記したように本発明の教示の他の特徴におい
ては、前記捕捉鋲が、当該捕捉鋲の本体の中へ埋
設され且つ密接に横に並ぶ状態に配置された複数
のセラミツク体により形成されたセラミック製イ
ンサート手段を有している。前記セラミツク体
は、好ましくは球形のものである。前記捕捉鋲
が、多数の分離したセラミツク体、例えばそれの
10個までを備えるという事実は、前記捕捉鋲の本
体における各接触および埋設領域が大幅に増大さ
れ、それゆえ前記セラミツク製インサート手段の
保持力が、その構成の結果として、同様に対応し
て増大されることを意味している。したがつて、
前記鋲内の各々の独立したセラミツク体に作用す
る負荷と、それを前記鋲内に保持するために得る
ことができる保持力との関係は、それゆえ、前記
鋲が単一の一体のセラミツク製インサートを有す
るときよりも良好となる。したがつて、前記セラ
ミツク体が、当該セラミツク体の周囲に鋳造もし
くは成形される捕捉鋲の本体の材料により、前記
捕捉鋲の本体の中へ直接埋設されるにもかかわら
ず、前記捕捉鋲の稼働寿命の大幅な増大を簡単な
方法で達成することができる。
本発明の教示の他の目的、特徴および利点は、
本発明の好ましい実施例についての以下の説明か
らさらに明確に明らかになるであろう。
(好ましい実施例の説明) 図面全体を参照すると、当該図面上で拡大され
た寸法で示されている各捕捉鋲は、それらの本質
的部分に関連して、且つそれらの全体形状に関連
して全て回転対称であり、それゆえ当該鋲の端面
図を示す必要がないことに留意されるであろう。
しかし、本発明の原理により、回転対称な鋲形状
が必ずしも採用されず、例えば楕円形の鋲形状の
ごとき他の形状も使用され得ることがさらに理解
されるべきである。
以下、最初に第1図を参照すると、そこに示さ
れているネジ込み捕捉鋲は、参照符号1により全
体を指示された捕捉鋲本体と、この捕捉鋲本体1
の下端部、すなわち靴底上における前記捕捉鋲の
通常の使用位置において地面へ向かつて下方に面
する端部に配置されたセラミツク製インサート
(挿入体)2とを備えている。次に、前記捕捉鋲
本体1は、基部3と、柄もしくはシヤフト形の中
央金属部分4とから構成され、中央金属部分4
は、その上端部にネジ込み部5を所持している。
前記シヤフト(中央金属部分)4の下端部には板
部分6が一体に形成され、板部分6は、前記シヤ
フト4を越えてフランジ状に突出しているととも
に、その下側を湾曲され、それにより当該下側が
前記セラミツク製インサート2の湾曲された上側
に適合されるようにしている。図示の実施例にお
いては、前記板部分6の直径がセラミツク製イン
サート2の直径の約76%となつている。
前記基部3は、プラスチツク、ゴム、アルミニ
ウム等からなる別に作られた部分であり、この基
部3は、前記中央金属シヤフト4上へ取り付けら
れることが可能であるとともに、前記金属シヤフ
ト4および板部分6の周囲に緊密に取り付けられ
る。また、第1図から明瞭に見ることができるよ
うに、前記基部3は環状の表面8によりセラミツ
ク製インサート2に当接し、表面8は、ほぼ円錐
形のものであるか、あるいは好ましくはその位置
でセラミツク製インサート2の丸みを付けられた
形状に丁度適合されるものである。基部3は、そ
の外側の表面上に、ネジ込み工具またはキーが係
合する表面を形成するため、通常の切欠もしくは
溝9を有している。さらに、基部3は、スポーツ
シユーズの底(図示せず)の外表面へ向かうその
端面10上に、符号11で示されるような風車の
翼形の平円盤のごとき形状を有し、それにより、
前記靴底の表面に対する基部3の捕捉を行わせ、
且つ前記捕捉鋲がその取付け状態で偶然に回転さ
れるのを防ぐようにしている。第1図から理解で
きるように、前記捕捉鋲の基部3の表面10は、
基部3の下部に関して幅が増大されている。
前記セラミツク製インサート2は、断面がレン
ズ状の形状となつているもので、湾曲された上部
および底部の側面を有し、且つ、例えば酸化アル
ミニウム(Al2O3)、シリコン・カーバイド
(SiC)または凍石からなつている。したがつて、
それは回転対称なレンズ形状として図面に示さ
れ、それの厚さに対するそれの直径の比率は、好
ましくは約2:1であり、さらに好ましくは約
2.1:1である。セラミツク製インサート2の体
積は、第1図に示されている捕捉鋲の実際の設計
の場合、約0.3cm3である。既に上記したように、
前記セラミツク製インサートの前記の形状および
体積は、前記捕捉鋲の使用時に生じる負荷に対し
てそれの最大の強度を発揮する。
前記セラミツク製インサートの周囲12は、当
該インサートの厚さのほぼ半分に亘つて円筒状で
あるとともに、丸みを付けられた過渡部分により
前記湾曲された上部および底部の側面のそれぞれ
へ混入、もしくは没入し、前記過渡部分において
は鋭いエツジを持つていない。
前記セラミツク製インサート2は、硬化した状
態でも依然として僅かな程度の弾性を有するエポ
キシ樹脂接着剤により、またはロウ付け作業によ
り、前記板部分6の適切に適合された協働する表
面へ固着されている。前記基部3の円錐形もしく
は部分的に円環状レンズ形の環状表面8と、セラ
ミツク製インサート2との間には接続がなく、逆
に、セラミツク製インサート2は単に前記表面8
に対して当接している。
前記金属シヤフト4、および前記捕捉鋲の基部
3内の連係する開口は、四角形のものであり、そ
れゆえ金属シヤフト4は、基部3を回すことによ
り靴底上のその取付け部の中へ、回されてネジ込
まれることが可能である。また、前記捕捉鋲の基
部3が、例えばそれの直接の射出成形もしくは鋳
造により金属シヤフト4へ固着される場合でも、
金属シヤフト4は断面が多角形のものであるのが
好ましい。基部3を別の部材の形に作ることに
は、所定の基部3をより長い、または、より短い
長さの異なる基部で置換することにより、前記捕
捉鋲の全体の長さが変更可能になるという利点が
ある。
次に、第2図を参照すると、これは、結果的に
スポーツシユーズの底20へ一体に接続されてい
る成形された捕捉鋲を示し、前記底20は、例え
ばエラストマー状ポリウレタンからなつている。
前記捕捉鋲は、同様に底20と一体に形成された
基部23と、柄もしくはシヤフト状の中央金属部
分24とを備え、前記シヤフト(中央金属部分)
24は、その下端部の板部分26と、当該シヤフ
ト24の上端部に配置された埋設板部分27とを
所持している。セラミツク製インサート22は、
原理的には第1図に示されたセラミツク製インサ
ート2と同様形状のものであり、この場合それの
厚さに対するそれの直径の比率は約2:1となつ
ている。また、この構造においては、セラミツク
製インサート22が、エポキシ樹脂接着剤を用い
た接着により、またはロウ付けにより板部分26
の下側へ接続されている。
第2図に示された捕捉鋲の形態は、次の方法に
より作られる。すなわち、金属シヤフト24およ
びセラミツク製インサート22が、互いに接続さ
れて、固着されたユニツトを形成し、このユニツ
トは次に、底20を製造するための成形型の中へ
導入される。それから、底20のためのプラスチ
ツク材料が、前記型の中へ導入もしくは注入され
るとともに、その結果、前記ユニツト22,24
の周囲に射出成形もしくは鋳造され、当該材料は
その中で硫化されることも可能である。この実施
態様の利点により、板部分26,27を有する金
属シヤフト24、および第2図で明瞭に見られる
セラミツク製インサート22の上部は、前記底2
0および前記捕捉鋲の基部23を構成するプラス
チツク材料の中に固定状態に埋設される。
次に第3図を参照すると、ここには、第2図に
示された捕捉鋲の形態の変更例が示され、この例
において、第3図の捕捉鋲は、堅い金属シヤフト
24の代わりに、コイルバネ34を有している。
コイルバネ34の一端部には、板部分36が固着
され、板部分36は、セラミツク製インサート3
2を所定位置に固定する役目をし、一方、コイバ
ネ34の他端部には、靴底30、および捕捉鋲の
基部33を形成する材料の中へ埋設するための停
泊板部分37が接続されている。前記板部分3
6,37は、例えば溶接によりコイルバネ34へ
接続される。板部分36も金属からなり、一方、
停泊板部分37は他の材料から作られても良いこ
とが理解されるであろう。前記セラミツク製イン
サート32は、第2図に関連して上記したものと
同様の方法で板部分36へ接続される。
第3図に示された捕捉鋲を製造する場合、コイ
ルバネ34および板部分36,37は互いに接合
されて、固着状態に接続されたユニツトを形成
し、このユニツトは、次に底30のための鋳型の
中へ置かれる。次に、前記底30を形成するため
の材料が、前記型の中へ導入もしくは注入される
とともに、その結果、前記ユニツト32,34,
36,37の周囲に成形もしくは鋳造される。前
記材料が前記型の中へ流動状態で導入されると
き、その材料は基部33を形成するようにコイル
バネ34の内側へ浸透し、その結果、底30およ
び基部33の材料は、前記バネ34の曲がり部も
しくはコイル部を完全に包囲する。それは、前記
捕捉鋲の垂直もしくは軸方向における当該捕捉鋲
の可撓性を、第2図に示された捕捉鋲の場合より
もかなり小さくするように減少させ、その結果、
第3図の捕捉鋲の弾性特性は、前記底30も構成
するプラスチツク材料のみからなる捕捉鋲のそれ
に実質的に相応する。
次に第4図を参照すると、これは、第3図に示
された実施例と原理的に同一の形態を有する捕捉
鋲を示している。しかし、第4図の捕捉鋲は、バ
ネ34aの性質および構成に関して第3図の捕捉
鋲と異なり、バネ34aはこの実施例において
は、円錐形もしくはテーパーを有する鋳造された
鋼製のバネであり、このバネはその曲がり部に閉
鎖端部を有している。バネ34aの端部が、第4
図に示された態様で閉じられていることにより、
第3図の実施例で用いられた前記固定板部分36
および前記停泊板部分37を設ける必要がなくな
つている。第4図の靴底を形成するプラスチツク
材料は、バネ34aの上端部における閉鎖端部3
7aの周囲に流れ、それにより充分にバネの固定
を行う。前記バネの閉鎖端部37aは、連続的に
剛性を有する板部分ではないので、前記靴底の折
れ曲がり運動に良く追従することができる。前記
バネの下端部36aは、第1〜3図に関連して上
記したものと同様の方法で、セラミツク製インサ
ート32aへ直接接続するための充分な金属表面
を用意することができる。
次に第5図を参照すると、これは、本発明の教
示の変更された実施例による捕捉鋲を示してい
る。第5図に示された捕捉鋲は、ネジ部材44を
有する捕捉鋲本体41を備え、前記ネジ部材44
は、例えば捕捉鋲本体41が当該ネジ部材44の
周囲に鋳造もしくは射出成形されることにより、
捕捉鋲本体41の中に直接埋設される。ネジ部材
44には、捕捉鋲本体41と当該ネジ部材44間
で強固な接続を行なうため、こぶのある鋸歯状の
切れ込み(ギザギザ)等の表面形状を設けること
が可能である。
前記捕捉鋲が取り付けられる靴底から遠い方の
端部である第5図におけるその下端部に、ネジ部
材44は、当該ネジ部材のフランジもしくはカラ
ー状の部分を形成する拡大された部分を有してい
る。捕捉鋲本体41の地面係合面の近くでは、ボ
ール42の形態となつている複数のセラミツク製
インサートが、捕捉鋲本体41の中に直接埋設さ
れている。各ボール42は、密接に横に並んだ状
態で配列され、且つ実際には互いに接触してい
る。前記セラミツク製ボール42は、それらの下
側が前記捕捉鋲の地面係合表面まで延在してい
る。
前記セラミツク製ボール42の寸法は、図示の
実施例が例えば8個のセラミツク製ボールを有す
るような寸法である。捕捉鋲本体41を形成して
いるプラスチツク材料が非常に少量だけ摩耗した
後は、前記セラミツク製ボール42がそれらの下
方へ面した表面により、前記捕捉鋲の地面係合表
面を形成することになる。
前記捕捉鋲は、前記ボール形の代わりに、例え
ば立方体形状である異なる形状のセラミツク体4
2の形態となつているインサート手段を有するこ
ともできる。しかし、ボール形状が有利であるこ
とが見出されている。なぜなら、それは、前記捕
捉鋲が横方向の負荷を受けた場合にかなりの力が
加わるエツジを全然発生することがないからであ
る。
各実施例における前記捕捉鋲の金属部分のため
に使用される材料は、任意の適宜の材料であつて
よいが、好ましい実施例では鋼またはアルミニウ
ムからなる。
上記実施例は、本発明の教示の例としてのみ記
載され、そして、ここで種々な変更および交換
が、それらにより本発明の精神および範囲から離
れることなくなされ得ることが理解されるであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は、独立したネジ込み鋲の形態となつて
いる本発明による捕捉鋲の縦断面図、第2図は、
スポーツシユーズの底に成形された鋲の形態とな
つている本発明による捕捉鋲の第1図に示された
ものと同様の断面図、第3図は、前記成形された
鋲の変更された実施例の縦断面図、第4図は、前
記成形された鋲のさらに変更された実施例の縦断
面図、第5図は、変更された形態のセラミツク製
インサートを有するネジ込み鋲の縦断面図であ
る。 1……捕捉鋲本体、2……セラミツク製インサ
ート、3……基部、4……中央金属部分(シヤフ
ト)、5……ネジ込み部、6……板部分、8……
表面、9……切欠もしくは溝、10……端面、2
0……底、22……セラミツク製インサート、2
3……基部、24……シヤフト、26,27……
板部分、33……基部、30……靴底、34……
コイルバネ、34a……バネ、36,37……板
部分、41……捕捉鋲本体、42……ボール、4
4……ネジ部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鋲本体を具備するスポーツシユーズ用捕捉鋲
    であつて、前記鋲本体は、少なくとも実質的に中
    央の金属部分、およびこの金属部分の周囲の基部
    と、セラミツク製インサートとを備え、前記セラ
    ミツク製インサートは、ほぼレンズ形であつて、
    湾曲された上部および底部の側面を有するととも
    に、前記金属部分に接続され、それにより当該捕
    捉鋲の地面係合表面を形成していることを特徴と
    するスポーツシユーズ用捕捉鋲。 2 前記セラミツク製インサートが、前記金属部
    分と面対面の接触を行う状態で前記金属部分に接
    続されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の捕捉鋲。 3 前記セラミツク製インサートが、接着手段に
    より前記金属部分へ接続されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の捕捉鋲。 4 前記セラミツク製インサートが、ロウ付け手
    段により前記金属部分へ接続されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の捕捉鋲。 5 前記セラミツク製インサートの厚さに対する
    当該セラミツク製インサートの直径が、約2:1
    の比率であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の捕捉鋲。 6 前記セラミツク製インサートが、円筒状の周
    面を有していることを特徴とする特許請求の範囲
    第5項記載の捕捉鋲。 7 前記セラミツク製インサートが、当該セラミ
    ツク製インサートの上部および底部の側面と、そ
    の周面との間に丸みを付けられた過渡部を有して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の捕捉鋲。 8 前記金属部分が、その下端部に板部分を設け
    られ、この板部分は、前記セラミツク製インサー
    トが接続される表面を有し、この表面は、前記セ
    ラミツク製インサートの協働する上部表面の形状
    に適合されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の捕捉鋲。 9 前記金属部分が、スポーツシユーズの底のネ
    ジ山を形成されたインサートの中へネジ込まれる
    ように適合されたネジ込み部を有していることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の捕捉鋲。 10 前記金属部分が、スポーツシユーズの底の
    中に直接埋設し且つ固定させるための板部分を有
    していることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の捕捉鋲。 11 前記金属部分が、シヤフト部分の形態とな
    つていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の捕捉鋲。 12 前記金属部分が、バネの形態となつている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の捕
    捉鋲。 13 前記基部が、前記金属部分上へ取り付けら
    れ、且つそれに対して回動不能状態に接続される
    ように適合された独立して作られた部分であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の捕捉
    鋲。 14 スポーツシユーズ用捕捉鋲であつて、鋲本
    体と、この鋲本体の地面係合表面の少なくとも一
    部を形成するように適合されたセラミツク製イン
    サート手段とを備え、前記セラミツク製インサー
    ト手段は、前記鋲本体の中で密接に横に並んだ状
    態で前記鋲本体の中に埋設された複数の独立した
    セラミツク体からなることを特徴とするスポーツ
    シユーズ用捕捉鋲。 15 前記セラミツク体が、それぞれ少なくとも
    実質的に球形のものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第14項記載の捕捉鋲。
JP17543986A 1985-07-27 1986-07-25 スポ−ツシユ−ズ用捕捉鋲 Granted JPS6227901A (ja)

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DE3527009.8 1985-07-27
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JPS6227901A JPS6227901A (ja) 1987-02-05
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JPH0740524Y2 (ja) * 1990-09-20 1995-09-20 新明和工業株式会社 連続成膜方式の真空蒸着装置

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