JPH03195862A - 直接加熱式温水器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は特に風呂等の給湯に適した直接加熱式温水器に
関する。

従来の技術 燃焼火炎と水とがｑ接接触する温水器は（１）燃焼火炎
中の水蒸気気化熱が直接回収できるため、高い熱効率が
得られること、（２）燃焼排ガス中の炭酸ガスが温水中
に溶は込むため、温水に健康増進作用があることなどが
知られている。このような直接加熱式の温水器は、従来
、バーナーにより形成した火炎を直接水に接触させる方
式が採用されていた。

発明が解決しようとする課題 しかし、火炎のみを直接水に接触させるだけでは、加熱
が不充分で常時適温の温水を得るのがむづかしかった。

また、炭酸ガスの吸収量も少なかった。

本発明は上記問題点を解決して、常時適温の温水が得ら
れ炭酸ガスの吸収量も多い直接加熱式温水器を提供する
ことを目的とする。

課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、立形筒状の温水
器本体に、天部に下向きのガスバーナーを有する燃焼室
と、燃焼室周囲で下端部が燃焼室と連通し上端部に排ガ
ス管が接続された排ガス通路と、底部で燃焼室および排
ガス通路に連通ずる貯湯槽とを設け、前記排ガス通路上
部に給水管が接続された散水ヘッダーを設け、前記貯湯
槽に、散水ヘッダーに連結される循環水管を接続すると
ともに温水排出管を接続したものである。

作用 上記構成において、貯湯槽には、散水ヘッダーから排ガ
ス通路中を通って加熱されるとともに効果的に排ガス中
の炭酸ガスを吸収した温水が供給され、そしてガスバー
ナの火炎により直接加熱される。さらに、循環水管を介
して貯湯槽の温水を散水ヘッダーに循環させることによ
りさらに加熱するとともに炭酸ガスの含有量をさらに増
加させる。したがって、常時適温の温水が得られるとと
もに、充分に炭酸ガスを含んだ温水が得られ、特に風呂
用給湯に最適である。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図に基づいて説明する。

１は立形筒状の温水器本体で、底部に貯湯槽２が形成さ
れるとともに、外周壁ｌａ内に一定間隔をあけて同一軸
心状に垂下された伝熱板３により、貯湯槽２に連続する
燃焼室４と外周の排ガス通路５とに区画される。６は天
壁１ｂに燃焼室４に臨んで配設された下向きのガスバー
ナで、火炎Ａを燃焼室４の天部から貯湯槽２の湯面２ａ
に向けて下方に形成するように取付けられ、天壁１ｂの
焚口周部には点火プラグ７と点火検知用のフレームロッ
ド８とが配設される。前記伝熱板３の下端は貯湯槽２の
湯面２ａから所定間隔をあけた位置に設定されて、燃焼
室４から排ガス通路５への燃焼排ガスＢの迂回空間が形
成され、排ガス通路５の上端の天壁１ｂには煙突９に連
通ずる排ガス管！０が接続される。また、排ガス通路５
の上端部には排ガス通路５および伝熱板３の排ガス通路
５側表面に散水する散水ヘッダー１１が全周にわたって
配設され、排ガス通路５の下端入口部で伝熱板３と外周
壁１ａとの間には下方に通過する水滴Ｃと燃焼排ガスＢ
のとの伝熱を促進するためのたとえばワイヤブラシから
なる伝熱充填層１２が配設される。

１３はたとえば水道管に接続された給水管で、途中に切
換弁１４が介在されて前記散水ヘッダー１１に接続され
る。前記貯湯槽２には、循環ポンプ１５が介在された循
環水管１６の基端部が接続され、この循環水管１６の先
端部が給水管１３の切換弁１４に接続される。なお、循
環水管１６の先端部を直接散水ヘッダー１１に接続′し
てもよい。また、貯湯槽２には先端が浴槽１７の蛇口１
７ａおよびシャワー１７ｂに連結される温水排出管１８
が接続される。この温水排出管Ｉ８には給湯ポンプ１９
が介在され１．温水排出管１８の出口側に設けられた水
圧計２０により、給湯ポンプ１９が起動、停止される。

なお、温水排出位置が貯湯槽２より下位の場合には給湯
ポンプＩ９を削除してもよい。また、貯湯槽２には、場
面位置を検出する水面計２１および湯温を検出する水温
計２２が配設される。

２３は温水器の制御部で、オン−オフスイッチや湯温調
整スイッチ、手動用各操作ボタンなどを有する操作部２
４が接続されるとともに、感振器２５の信号が入力され
、また各検出部８．２０．２１．２２からの検出信号が
入力されるとともに、各作動部７゜＋４．、＋５．　１
９．２７．２９に操作信号が出力される。２６は送風フ
ァン２７からガスバーナ６に接続された燃焼用空気供給
管、３０はプロパンガスボンベ２８または他の供給源か
ら遮断弁２９を介してガスバーナ６に接続されたガス供
給管である。

次にこの温水器の作用を説明する。

蛇口１７ａやシャワー＋７ｂのコックが開かれると、出
口側給湯管１８の圧力低下を水圧計２０が検出し、この
検出信号により給湯ポンプ１９が起動され、貯湯槽２か
ら温水が温水排出管１８に供給される。

貯湯槽２の湯面２ａが一定レベル以下に低下したのを水
面計２１により検出すると、この信号に基づいて切換弁
１４が切換えられて水道管から給水管１３を介して散水
ヘッダー１１に給水するとともに、ガスバーナ６が点火
される。そうすると、散水ヘッダー１１から噴出された
水滴は、伝熱板３と排ガス通路５内の排ガスＢにより加
熱されて貯湯槽２に供給され、また貯湯槽２内の温水は
火炎Ａにより加熱される。

貯湯槽２の湯温が一定レベルより低下したのを水温計２
２が検出すると、この信号に基づいて切換弁１４が切換
えられて水道管からの給水を停止するとともに、循環ポ
ンプ１５が起動されて貯湯槽２の温水を循環水管１６お
よび給水管１３の出口側を介して再度散水ヘッダー１１
に循環させ、この循環した湯をさらに加熱する。

発明の効果 以上に述べたごとく本発明によれば、燃焼室の下向きの
ガスバーナから貯湯槽の湯面に向けて燃焼させた排ガス
を、燃焼室周囲の排ガス通路に導き、排ガス通路上部の
散水ヘッダーから散水するとともに、貯湯槽の温水を循
環水管を介して散水ヘッダーに循環させる。したがって
、排ガスの熱を利用しかつ排ガスへの接触面を増大させ
ることによって効果的に予熱できるとともに炭酸ガスの
吸収量を増大させることができ、また適温の温水を貯湯
槽に貯溜することができるので、常時適温の温水が得ら
れ、風呂等に温浴効果を有する温水を充分に供給するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る温水器の一実施例を示す概略構成
図である。 １・・・温水器本体、２・・・貯湯槽、３・・・伝熱板
、４・・・燃焼室、５・・・排ガス通路、６・・・ガス
バーナ、１０・・・排ガス管、１１・・・散水ヘッダー
、１３・・・給水管、１５・・・循環ポンプ、１６・・
・循環水管、１８・・・温水排出管、Ａ・・・火炎、Ｂ
・・・燃焼排ガス、Ｃ・・・水滴。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、立形筒状の温水器本体に、天部に下向きのガスバー
   ナーを有する燃焼室と、燃焼室周囲で下端部が燃焼室と
   連通し上端部に排ガス管が接続された排ガス通路と、底
   部で燃焼室および排ガス通路に連通する貯湯槽とを設け
   、前記排ガス通路上部に給水管が接続された散水ヘッダ
   ーを設け、前記貯湯槽に、散水ヘッダーに連結される循
   環水管を接続するとともに温水排出管を接続したことを
   特徴とする直接加熱式温水器。