JPH03191Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH03191Y2 JPH03191Y2 JP16569286U JP16569286U JPH03191Y2 JP H03191 Y2 JPH03191 Y2 JP H03191Y2 JP 16569286 U JP16569286 U JP 16569286U JP 16569286 U JP16569286 U JP 16569286U JP H03191 Y2 JPH03191 Y2 JP H03191Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protrusion
- recess
- hanging
- container
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001802 infusion Methods 0.000 claims description 10
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 1
- 239000003633 blood substitute Substances 0.000 description 1
- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 description 1
- 238000001990 intravenous administration Methods 0.000 description 1
- 239000003058 plasma substitute Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、血液、血漿代用液等静脈注射用の輸
液を収容する輸液用プラスチツク容器で、特にこ
れの吊り具部分の改良に関するものである。
液を収容する輸液用プラスチツク容器で、特にこ
れの吊り具部分の改良に関するものである。
従来の技術
従来の輸液プラスチツク容器の吊り具としては
実開昭55−146147号公報に示されたものがある。
実開昭55−146147号公報に示されたものがある。
この従来例のものは第8図、第9図に示すよう
になつていて、容器本体aの底部bに凹部cを設
け、この凹部cに、容器本体aのパーテイングラ
インに沿つてヒンジ部dを介して吊り具eが立設
されている。また底部bには、載置面b′が設けら
れている。吊り具eには吊り架け用の孔fが設け
てある。またこの吊り具eは不使用時に横方向へ
折り曲げ収納されるようになつているが、この収
納時には容器本体aの側面に設けた突起gに上記
吊り架け用の孔fを係合して保持するようになつ
ている。またこの突起gは容器aの側面に設けた
凹部hに突設されている。
になつていて、容器本体aの底部bに凹部cを設
け、この凹部cに、容器本体aのパーテイングラ
インに沿つてヒンジ部dを介して吊り具eが立設
されている。また底部bには、載置面b′が設けら
れている。吊り具eには吊り架け用の孔fが設け
てある。またこの吊り具eは不使用時に横方向へ
折り曲げ収納されるようになつているが、この収
納時には容器本体aの側面に設けた突起gに上記
吊り架け用の孔fを係合して保持するようになつ
ている。またこの突起gは容器aの側面に設けた
凹部hに突設されている。
考案が解決しようとする問題点
上記従来例にあつては、吊り具eが容器本体a
のパーテイングラインに沿つて立設されているた
め、この吊り具eを立設するための凹部cの幅を
広くとらなければならなかつた。また吊り具eの
孔fは少なくとも指が入る程度の大きさであるこ
とが必要で、このために吊り具eの幅は決まつて
しまつてこれの幅を所定の幅以下にすることがで
きず、上記したようにこの吊り具eを収納するた
めの凹部cの幅は広くなつていた。
のパーテイングラインに沿つて立設されているた
め、この吊り具eを立設するための凹部cの幅を
広くとらなければならなかつた。また吊り具eの
孔fは少なくとも指が入る程度の大きさであるこ
とが必要で、このために吊り具eの幅は決まつて
しまつてこれの幅を所定の幅以下にすることがで
きず、上記したようにこの吊り具eを収納するた
めの凹部cの幅は広くなつていた。
このため、上記底部bの載置面b′の幅が小さく
なり、自立時の安定性が悪いという問題があつ
た。
なり、自立時の安定性が悪いという問題があつ
た。
また吊り具eを係止するための突起g及び凹部
hがパーテイングライン以外の部分に必要なた
め、アンダカツト部分が生じ、その部分が薄肉に
なつてしまうという問題があつた。
hがパーテイングライン以外の部分に必要なた
め、アンダカツト部分が生じ、その部分が薄肉に
なつてしまうという問題があつた。
問題点を解決するための手段及び作用
本考案は上記のことにかんがみなされたもの
で、底部に占める凹部の割合が低くなつて底部に
よる自立の安定性を図ることができ、また容器本
体がアンダカツト部分による部分的に薄くなるこ
とがなくなつて強度向上を図ることができると共
に、成形型のキヤビテイ形状を簡単にすることが
できるようにした輸液用プラスチツク容器を提供
しようとするもので、その構成は、容器本体の一
部に底部を、他端に口部を設け、底部に吊り具を
設けた輸液用プラスチツク容器において、底部の
中央部に、パーテイングラインと直交する向きに
凹部を設けると共に、この凹部のパーテイングラ
イン上に、軸部の先端に膨出部を有し、かつ凹部
の深さ以下の高さにした突起を設けた容器本体
と、吊り架け孔と、上記突起の膨出部の径よりわ
ずかに小径の係止孔を設け、この係止孔により折
り曲げた板状体が突起に係止され、さらに折り曲
げた状態での幅が上記凹部の幅より狭く、かつ突
起の軸部の長さより薄くなるようにした吊り具と
から構成されており、吊り具は折り曲げた状態で
係止孔を突起に貫挿係止することにより容器本体
の凹部に収納される。また吊り具の係止孔を突起
に係止して吊り下げることにより、吊り具が突起
を介して容器本体に連結される。
で、底部に占める凹部の割合が低くなつて底部に
よる自立の安定性を図ることができ、また容器本
体がアンダカツト部分による部分的に薄くなるこ
とがなくなつて強度向上を図ることができると共
に、成形型のキヤビテイ形状を簡単にすることが
できるようにした輸液用プラスチツク容器を提供
しようとするもので、その構成は、容器本体の一
部に底部を、他端に口部を設け、底部に吊り具を
設けた輸液用プラスチツク容器において、底部の
中央部に、パーテイングラインと直交する向きに
凹部を設けると共に、この凹部のパーテイングラ
イン上に、軸部の先端に膨出部を有し、かつ凹部
の深さ以下の高さにした突起を設けた容器本体
と、吊り架け孔と、上記突起の膨出部の径よりわ
ずかに小径の係止孔を設け、この係止孔により折
り曲げた板状体が突起に係止され、さらに折り曲
げた状態での幅が上記凹部の幅より狭く、かつ突
起の軸部の長さより薄くなるようにした吊り具と
から構成されており、吊り具は折り曲げた状態で
係止孔を突起に貫挿係止することにより容器本体
の凹部に収納される。また吊り具の係止孔を突起
に係止して吊り下げることにより、吊り具が突起
を介して容器本体に連結される。
実施例
本考案の実施例を第1図から第7図に基づいて
説明する。
説明する。
図中1は容器本体、2は底部、3は口部であ
り、これらはブロー成形により形成されている。
底部2は正立時の載置面を構成しており、この底
部2の中央部にはパーテイングライン4と直交す
る向きに凹部5が設けてある。そしてこの凹部5
には同様にパーテイングライン4上に、軸部の先
端に膨出部を有する突起6が設けてある。なおこ
の突起6の高さは凹部5の深さと同一、あるいは
それより低くなつている。
り、これらはブロー成形により形成されている。
底部2は正立時の載置面を構成しており、この底
部2の中央部にはパーテイングライン4と直交す
る向きに凹部5が設けてある。そしてこの凹部5
には同様にパーテイングライン4上に、軸部の先
端に膨出部を有する突起6が設けてある。なおこ
の突起6の高さは凹部5の深さと同一、あるいは
それより低くなつている。
7は容器本体1と弁体になつている吊り具であ
り、この吊り具gは板状になつていて、その中央
部に指が入る程度の大きさの吊り架け孔8が設け
てあり、またこの吊り架け孔8の両側に係止孔9
a,9bが設けてある。この両係止孔9a,9b
の径は、上記突起6の膨出部の径よりわずかに小
径で、かつ突起6の軸部よりは大径となつてい
る。この吊り具7は4枚に折りたためるようにV
字状の溝10が表裏両面に交互に3個設けてあ
る。そして4枚に折りたたんだ状態で両係止孔9
a,9bが吊り架け孔8を介して同心状に対応す
るようになつている。吊り具7の折りたたんだ状
態での厚さは突起6の軸部の長さよりわずかに薄
くなるようになつている。
り、この吊り具gは板状になつていて、その中央
部に指が入る程度の大きさの吊り架け孔8が設け
てあり、またこの吊り架け孔8の両側に係止孔9
a,9bが設けてある。この両係止孔9a,9b
の径は、上記突起6の膨出部の径よりわずかに小
径で、かつ突起6の軸部よりは大径となつてい
る。この吊り具7は4枚に折りたためるようにV
字状の溝10が表裏両面に交互に3個設けてあ
る。そして4枚に折りたたんだ状態で両係止孔9
a,9bが吊り架け孔8を介して同心状に対応す
るようになつている。吊り具7の折りたたんだ状
態での厚さは突起6の軸部の長さよりわずかに薄
くなるようになつている。
なお第1図に示すように、凹部5のパーテイン
グラインに平行する向きの幅をL1とし、載置面
の幅をL0とする。
グラインに平行する向きの幅をL1とし、載置面
の幅をL0とする。
上記構成において、輸液用プラスチツク容器の
不使用時には吊り具7を収納しておくが、この吊
り具7の収納は第2図に示すように、吊り具7を
4つに折りたたんでこれの係止孔9a,9bを突
起6に挿し込み係止する。これにより、吊り具7
は容器本体1の凹部5内に底部2より突出するこ
となく収納される。
不使用時には吊り具7を収納しておくが、この吊
り具7の収納は第2図に示すように、吊り具7を
4つに折りたたんでこれの係止孔9a,9bを突
起6に挿し込み係止する。これにより、吊り具7
は容器本体1の凹部5内に底部2より突出するこ
となく収納される。
輸液用プラスチツク容器の使用時には、第3
図、第4図に示すように、上記収納状態の吊り具
7の一端部を突起6からはずして吊り下げる。こ
のとき吊り具7の他端は突起6に湾曲しながら係
止され、突起6よりはずれることがない。この状
態で吊り具7の吊り架け孔8を吊り架けフツクに
引つかけて輸液用プラスチツク容器が吊り下げら
れる。
図、第4図に示すように、上記収納状態の吊り具
7の一端部を突起6からはずして吊り下げる。こ
のとき吊り具7の他端は突起6に湾曲しながら係
止され、突起6よりはずれることがない。この状
態で吊り具7の吊り架け孔8を吊り架けフツクに
引つかけて輸液用プラスチツク容器が吊り下げら
れる。
なお、吊り具7の溝10は吊り具7の肉厚が厚
い場合は必要であるが、折り曲げるのに困難でな
い厚みの場合は特になくてもよい。凹部5に収納
すべく吊り具7がコンパクトになればよいのであ
る。
い場合は必要であるが、折り曲げるのに困難でな
い厚みの場合は特になくてもよい。凹部5に収納
すべく吊り具7がコンパクトになればよいのであ
る。
さらに上記実施例では吊り具7の吊り架け孔8
の両側に係止孔9a,9bを設け、吊り具7の収
納時には吊り具7を折り曲げて2個の係止孔9
a,9bを突起6に係止するようにした例を示し
たが、第5図に示すように、係止孔9cを吊り架
け孔8の一方だけに設けるようにしてもよい。
の両側に係止孔9a,9bを設け、吊り具7の収
納時には吊り具7を折り曲げて2個の係止孔9
a,9bを突起6に係止するようにした例を示し
たが、第5図に示すように、係止孔9cを吊り架
け孔8の一方だけに設けるようにしてもよい。
この場合、吊り具7の収納は、第6図に示すよ
うに、係止孔9cがない方の端部を下側にして折
り曲げ、吊り架け孔8に突起6を通し、これの先
端に係止孔9cを係止する。
うに、係止孔9cがない方の端部を下側にして折
り曲げ、吊り架け孔8に突起6を通し、これの先
端に係止孔9cを係止する。
また吊り下げる場合は、第7図に示すように、
係止孔9cを突起6に係止して吊り下げる。
係止孔9cを突起6に係止して吊り下げる。
考案の効果
本考案によれば、吊り具7は折りたたみ収納さ
れるため、収納時の幅は狭くなり、従つてこれを
収納する容器本体1側の凹部5の幅も狭くてすむ
ことにより、底部2に占める凹部5の割合は低く
なつて載置面の幅L0を大きくとることができ、
容器の自立時の安定性を良くすることができる。
れるため、収納時の幅は狭くなり、従つてこれを
収納する容器本体1側の凹部5の幅も狭くてすむ
ことにより、底部2に占める凹部5の割合は低く
なつて載置面の幅L0を大きくとることができ、
容器の自立時の安定性を良くすることができる。
また吊り具部分において、容器本体1には凹部
5のほかに、この凹部5にパーテイングラインに
沿つて突起6を突設するだけで、他にアンダカツ
トとなる突起を設ける必要がなくなり、従つて部
分的に薄肉になるようなことがなくなつて容器本
体1の強度向上を図れると共に、成形型のキヤビ
テイ形状を簡単にすることができる。
5のほかに、この凹部5にパーテイングラインに
沿つて突起6を突設するだけで、他にアンダカツ
トとなる突起を設ける必要がなくなり、従つて部
分的に薄肉になるようなことがなくなつて容器本
体1の強度向上を図れると共に、成形型のキヤビ
テイ形状を簡単にすることができる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
分解斜視図、第2図は吊り具の収容状態を示す断
面図、第3図は吊り下げ状態を示す断面図、第4
図は吊り下げ状態を示す斜視図、第5図から第7
図は吊り具の他の実施例を示すもので、第5図は
斜視図、第6図は収納状態を示す断面図、第7図
は吊り下げ状態を示す断面図、第8図、第9図は
従来例を示すもので、第8図は底面図、第9図は
一部破断正面図である。 1は容器本体、2は底部、3は口部、4はパー
テイングライン、5は凹部、6は突起、7は吊り
具、8は吊り架け孔、9a,9b,9cは係止
孔。
分解斜視図、第2図は吊り具の収容状態を示す断
面図、第3図は吊り下げ状態を示す断面図、第4
図は吊り下げ状態を示す斜視図、第5図から第7
図は吊り具の他の実施例を示すもので、第5図は
斜視図、第6図は収納状態を示す断面図、第7図
は吊り下げ状態を示す断面図、第8図、第9図は
従来例を示すもので、第8図は底面図、第9図は
一部破断正面図である。 1は容器本体、2は底部、3は口部、4はパー
テイングライン、5は凹部、6は突起、7は吊り
具、8は吊り架け孔、9a,9b,9cは係止
孔。
Claims (1)
- 容器本体1の一端に底部2を、他端に口部3を
設け、底部2に吊り具7を設けた輸液用プラスチ
ツク容器において、底部2の中央部に、パーテイ
ングライン4と直交する向きに凹部5を設けると
共に、この凹部5のパーテイングライン4上に、
軸部の先端に膨出部を有し、かつ凹部5の深さ以
下の高さにした突起6を設けた容器本体1と、吊
り架け孔8と、上記突起6の膨出部の径よりわず
かに小径で突起6に嵌挿係止可能にした係止孔9
a,9b,9cを設け、この係止孔9a,9b,
9cにより折り曲げた板状体が突起6に係止さ
れ、さらに折り曲げた状態での幅が上記凹部5の
幅より狭く、かつ突起6の軸部の長さより薄くな
るようにした吊り具7とからなることを特徴とす
る輸液用プラスチツク容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16569286U JPH03191Y2 (ja) | 1986-10-30 | 1986-10-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16569286U JPH03191Y2 (ja) | 1986-10-30 | 1986-10-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6371042U JPS6371042U (ja) | 1988-05-12 |
JPH03191Y2 true JPH03191Y2 (ja) | 1991-01-08 |
Family
ID=31095958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16569286U Expired JPH03191Y2 (ja) | 1986-10-30 | 1986-10-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03191Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6378695B2 (ja) * | 2013-12-25 | 2018-08-22 | テルモ株式会社 | 医療用液体収納用容器体およびそれを用いた薬剤充填済み医療用容器 |
-
1986
- 1986-10-30 JP JP16569286U patent/JPH03191Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6371042U (ja) | 1988-05-12 |
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