JPH03191653A - イメージ読み取り装置及び現金自動取引機 - Google Patents

イメージ読み取り装置及び現金自動取引機

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Publication number
JPH03191653A
JPH03191653A JP1331547A JP33154789A JPH03191653A JP H03191653 A JPH03191653 A JP H03191653A JP 1331547 A JP1331547 A JP 1331547A JP 33154789 A JP33154789 A JP 33154789A JP H03191653 A JPH03191653 A JP H03191653A
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JP
Japan
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imaging
signal processing
image
image reading
identification
Prior art date
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Pending
Application number
JP1331547A
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English (en)
Inventor
Kosuke Noda
野田 耕介
Junichi Oizumi
大泉 純一
Masataka Kawachi
河内 政隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03191653A publication Critical patent/JPH03191653A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明はイメージ読み取り装置に係り、更に詳細には対
象物の識別、照合、記録の全部または一部を伴うイメー
ジ読み取り装置、特に金融機関などにおいて用いられて
いる現金自動取引機、自動預金支払機(ATM)などに
搭載されている伝票カード機構9適貨鑑別機構、一般商
店などで利用されているクレジットカードなどのカード
リーダ。
自動販売機などの通貨鑑別機構に関する。
〔従来の技術〕
現在、イメージ読み取り装置は光学的文字読み取り装置
やファクシミリなどに広く利用されている。その応用の
一つとして、金融機関などで用いられているATMに搭
載された伝票カード機構で取引媒体として用いられるカ
ードのイメージを読み取る例が、特公昭62−548号
公報に記載されている。
ATMでは取引が実行された場合に取引媒体を特定でき
る記録を取得する必要があり、従来から伝票カード機構
が搭載されている。また、ATMは、通貨を扱う装置で
あるから、入金時及び出金時に取り扱う通貨の金種の判
別並びに確認、破損の有無の判別、真偽の鑑別を行う通
貨鑑別機構が搭載されている。
ATMの外観の一例を第2図に示す、前面は顧客操作パ
ネルとなっていて、取引表示器119通帳人ロ12.カ
ード人口13.明細表出口14゜紙幣出入口15.硬貨
出入口16.CRTデイスプレィ及びタッチパネル17
.キーボード18などが備えられている。
ATMの構成の一例を第3図に示す。図示されたATM
は顧客操作部20.内部操作パネル21゜伝票カード機
構222紙幣人出金機構23.硬貨入出金機構249通
帳印字機構25.記録機構26、電源部27などから構
成され、制御部28が全体の動作の制御を行っている。
また、インターフェース部29がATMと上位装置との
インターフェースを行っている。上位装置とは例えば、
金融機関の営業店を統括する営業店コントローラであり
、さらにはこれを経由して金融機関本部などに設置しで
ある勘定系ホストコンピュータなどのホストコンピュー
タとの間で必要なデータの授受をATMは行う、ここで
、伝票カード機構22と、紙幣入出金機構23と硬貨入
出金機構24に搭載されている通貨鑑別機構とが本発明
の対象である。
従来の伝票カード機構は主として、エンボス文字を有す
るカードを受け入れ、カード使用を特定できる記録とし
てノーカーボン紙でできたジャーナル用紙などの記録媒
体に、インプリンタを用いて銀行番号9店番号2口座番
号9氏名などが刻印されているエンボス文字を転写し、
記録、保管している。伝票カード機構の構成の一例を第
4図に示す。図示の伝票カード機構は、顧客操作パネル
に開口しているカード人口13.明細票出口14゜カー
ド搬送路31.磁気カードリーダライタ(MCRW)3
2.インプリント部33.インプリントローラ34.ジ
ャーナルホッパ35.ジャーナル印字ヘッド36.ジャ
ーナル巻き取り部37゜カード回収部38.明細票ホッ
パ39.明細票印字ヘッド40.カッタ41.ゲート4
2.明細票回収部43.明細票搬送部44などで構成さ
れる。
このような構成の伝票カード機構は例えば次のように動
作する。顧客が顧客操作パネル上でCRTデイスプレィ
に表示される取引案内に従って取引を選択し、キャッシ
ュカード45をカード人口13に挿入すると、カード検
出センサ46がカードの挿入を検出し、図示しないモー
タによりカード搬送路31が駆動され、カードを機構内
部に取り込む。カードはカード搬送路31上を搬送され
、MCRW32でカードの磁気ストライプ部に記録され
た銀行番号9口座番号などの取引に必要なデータを読み
取られる。読み取られたデータは伝票カード機構からA
TM制御部、インターフェース部を経てホストコンピュ
ータに送信される。カードはさらにインプリント部33
に搬送され、カード搬送路31に接して搬送されている
ノーカーボン紙でできているジャーナル用紙と重ねられ
る。
次に、インプリントローラ34が用紙上を押圧して通る
ので、カードのエンボス文字がジャーナル用紙にインプ
リントとして転写される。カードは、顧客がキーボード
から入力した暗証番号の照合や紙幣入出金機構などの他
の機構の動作の間、ここで待機している。取引が成立す
ると、ジャーナル用紙にはジャーナル印字ヘッド36に
より必要な項目が印字され、1取引分がジャーナル巻き
取り部37側に巻き取られる1巻き取られたジャーナル
は取引の証拠として金融機関に保管される。−方、明細
票ホッパ39から搬送されている明細票にも取引が成立
すると明細票印字ヘッド40により必要な項目が印字さ
れ、1取引分がカッタ41で切断され、明細票搬送部4
4により明細票出口14まで搬送される。カードはイン
プリント部33からカード人口13まで搬送される。そ
の際。
必要によってはMCRW32でカードにリード/ライト
が行われる場合もある。最終的に、カード人口13.明
細票出口14からカード45.明細票が顧客に対し放出
される。
紙幣入出金機構23は第5図に示すように、紙幣出入口
15.搬送路50.通貨鑑別機構51゜−時スタッカ部
522表裏反転部53.金種ボックス54.リジェクト
ボックス55などで構成されている。
入金時を例として動作を説明する。顧客が顧客操作パネ
ル上のCRTデイスプレィに表示される案内に従って入
金する紙幣を紙幣出入口15に挿入すると1分離部56
が紙幣を一枚ずつ分離して搬送路上に繰り出す0紙幣は
搬送路上を通貨鑑別機構51に搬送され、ここで金種の
判別並びに確認、破損の有無の判別、真偽の鑑別などを
受けた上で、−時スタッカ部52に一時収納される。通
貨鑑別機構51での鑑別などの結果がCRTデイスプレ
ィ上に表示されるので、顧客はこの結果を見てよ・けれ
ば確認ボタンを押す。すると入金取引が成立するので、
紙幣は一時スタッカ部52から再び一枚ずつに分離され
て搬送路上に繰り出される。次に、通貨鑑別機構51を
通り、金種の判別並びに確認、破損の有無の判別などを
受ける。通貨鑑別機構からの判別結果を受けた搬送路上
に設けられている切り替えゲートの働きで、−万円券、
千円券はそれぞれの金種ボックス54に、五千円券及び
損券はリジェクトボックス55にと分類されて収納され
る。顧客が確認ボタンを押さずに取り消しボタンを押す
と、取引は取り消されるので、−時スタッカ部52に収
納されている紙幣は一枚ずつ分離され、搬送路上を通貨
鑑別機構51を通り紙幣出入口15に搬送され、顧客に
返却される。
その際、通貨鑑別機構51は金種の判別並びに確認など
を行い、−時スタック時のデータと比較し確認を行う。
また、紙幣の表裏の判定を行い、裏であれば表裏反転部
53を通し、表裏をそろえて顧客に返却する。
ここで通貨鑑別機構51は、金種の判別並びに確認、破
損の有無の判別、表裏の判定、真偽の鑑別の機能を、通
貨がもつ種々の物理量を各種センサで計測することによ
り実現している。例えば、通貨の長さ、幅、厚さ、質量
、導電率、透磁率、色彩、パターンなどを計測している
硬貨入出金機構24は上述した紙幣入出金機構23と類
似の構成を有している。また、クレジットカードなどの
カードリーダは、ここで述べた伝票カード機構22の構
成あるいは伝票カード機構22から伝票に関する要素を
取り除いた構成と類似の構成を有している。
ここで述べた従来の伝票カード機構では、取引の証拠と
してカードにあるエンボス文字をインプリントとしてジ
ャーナル用紙に転写するだけである。つまり、磁気カー
ドを使用した場合に磁気ストライプ部に記録されている
取引に必要なデータとエンボス文字の対応する部分との
一致を確認していない。従って、エンボス文字を有する
磁気カードの磁気ストライプ部に不正なデータを記録し
て作成した不正カードと正当なカードが、ジャーナル用
紙に残されたインプリント記録からだけでは区別しにく
い。このため、このような不正行為の発見が遅れる恐れ
がある。
この問題を解決するために、特公昭62−548号公報
では、取引が成立した場合に磁気カードの全部または一
部を走査して得られたイメージ情報をジャーナルデータ
として記録する自動取引処理装置を開示している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記軸・末技術には1次のような問題がある。現在、キ
ャッシュカード、クレジットカードなとのカードを発行
するカード発行会社では、カード偽造による不正を防止
するために、カードに微細文字印刷、微細パターン印刷
を施すようになってきている。これらの微細印刷を正確
に読み取るには高解像力のイメージセンサが必要になる
。しかしながら、高解像力のイメージセンサでカード全
部を読み取ろうとすると、データ数が膨大になるために
データ処理に時間がかかる、記憶容量が増大するなどの
問題がある。カードの一部だけを高解像力センサで読み
取れば、他の部分のイメージデータが欠落するので不正
防止効果が減少する。また、通貨についても偽造を防止
するために微細印刷を行う動きがある。従って、通貨の
場合についてもカードの場合と同様のことが言える。
本発明の目的は、対象物の全部のイメージデータを読み
取りながら、かつ一部については高解像力でイメージデ
ータを読み取ることができるイメージ読み取り装置及び
現金自動取引機を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題は、対象物を受け入れ所定位置まで搬送する
位置検出手段と駆動手段を備えた搬送手段と、所定位置
で前記対象物を照明する第1の照明手段と、前記対象物
のイメージデータを読み取る結像手段と光−電気信号変
換手段と該光−電気信号変換手段を駆動する光電変換駆
動手段を備えた第1のイメージング手段と、前記対象物
からそれ自身の識別データを得て識別結果を出力する識
別手段と、を備えたイメージ読取り装置に、いろいろな
対象物の特定読取り領域の属性データが格納されている
参照テーブルと、前記識別手段及び参照テーブルに接続
され前記識別結果を受け参照テーブルを参照して前記対
象物の特定読取り領域の属性データを出力する参照手段
と、該参照手段の出力を受け前記対象物のイメージデー
タを第1のイメージング手段より高い解像力で読み取る
結像手段と光−電気信号変換手段と該光−電気信号変換
手段を駆動する光電変換駆動手段を備えた第2のイメー
ジング手段と、上記各手段を制御する全体制御手段と、
を備えることによって達成される。
上記の課題は、また、参照手段に接続され該参照手段の
出力を受けて第2のイメージング手段もしくは対象物を
を移動させる、イメージング位置検出手段と変位駆動手
段とを有する移動手段を備えている請求項1に記載のイ
メージ読取り装置によっても達成される。
上記の課題は、また、第2のイメージング手段に付随す
る第2の照明手段を備えている請求項1もしくは2に記
載のイメージ読取り装置によっても達成される。
上記の課題は、また、第1及び第2のイメージング手段
に接続して設けられ、該第1及び第2のイメージング手
段から出力されるイメージデータの信号処理を行なう信
号処理手段を備えている請求項1乃至3のいずれかに記
載のイメージ読取り装置によっても達成される。
上記の課題は、また、信号処理手段に接続され該信号処
理手段の出力を記録媒体に記録する記録手段を備えてい
る請求項4に記載のイメージ読取り装置によっても達成
される。
上記の課題は、また、記録手段が信号処理手段及び識別
手段に接続され該信号処理手段及び識別手段の出力を記
録媒体に記録するものである請求項5に記載のイメージ
読取り装置によっても達成される。
上記の課題は、また、対象物を受け入れ所定位置まで搬
送する位置検出手段と駆動手段を備えた搬送手段と、所
定位置で前記対象物を照明する第1の照明手段と、前記
対象物のイメージデータを読み取る結像手段と光−電気
信号変換手段と該光−電気信号変換手段を駆動する光電
変換駆動手段を備えた第1のイメージング手段と、を備
えたイメージ読取り装置に、第1のイメージング手段に
接続され該第1のイメージング手段がら出力されるイメ
ージデータの信号処理を行なう第1の信号処理手段と、
いろいろな対象物の識別データが格納されている識別テ
ーブルと、第1の信号処理手段及び前記識別テーブルに
接続され第1の信号処理手段の出力を受け識別テーブル
を参照して対象物の判別結果を出力する判別手段と、い
ろいろな対象物の特定読取り領域の属性データが格納さ
れている参照テーブルと、前記判別手段及び参照テーブ
ルに接続され前記判別結果を受け参照テーブルを参照し
て前記対象物の特定読取り領域の属性データを出力する
参照手段と、該参照手段の出方を受け前記対象物のイメ
ージデータを第1のイメージング手段より高い解像力で
読み取る結像手段と光−電気信号変換手段と該光−電気
信号変換手段を駆動する光電変換能動手段を備えた第2
のイメージング手段と、少なくとも第2のイメージング
手段に接続され少なくとも該第2のイメージング手段か
ら出力されるイメージデータの信号処理を行う第2の信
号処理手段と、いろいろな対象物の照合データが格納さ
れている照合テーブルと、該照合テーブル及び前記第2
の信号処理手段に接続され第2の信号処理手段の出力を
受けて照合テーブルを参照し対象物の照合結果を出力す
る照合手段と、少なくとも該照合手段に接続され該照合
手段の出力を受けて装置の以後の動作を判断する判断手
段と、上記各手段を制御する全体制御手段と、を備える
ことによっても達成される。
上記の課題は、また、参照手段に接続され該参照手段の
出力を受けて第2のイメージング手段もしくは対象物を
移動させる。イメージング位置検出手段と変位駆動手段
を有する移動手段を備えている請求項7に記載のイメー
ジ読取り装置によっても達成される。
上記の課題は、また、第2のイメージング手段に付随す
る第2の照明手段を有する請求項7もしくは8に記載の
イメージ読取り装置によっても達成される。
上記の課題は、また、第1の信号処理手段、第2の信号
処理手段、判別手段、照合手段、判断手段の出力の少な
くとも一部を記録媒体に記録する記録手段を備えている
請求項7もしくは8に記載のイメージ読取り装置によっ
ても達成される。
上記の課題は、さらに、顧客もしくは口座を特定するた
めのカード状媒体の搬送識別を行う伝票カード機構と、
通貨鑑別機構を備え紙幣の入出金を行う紙幣入出金機構
及びまたは通貨鑑別機構を備え貨幣の入出金を行う硬貨
入出金機構と、を備えた現金自動取引機において、前記
伝票カード機構と前記通貨鑑別機構のすくなくとも1つ
に請求項1乃至10のいずれかに記載のイメージ読取り
装置が設けられている現金自動取引機によっても達成さ
れる。
〔作用〕
搬送手段によりイメージを読み取られる対象物が所定位
置まで搬送される。そこで、第1の照明手段により対象
物は照明され、第1のイメージデータによりイメージデ
ータが読み取られ電気信号として信号処理手段に送られ
る。一方、対象物が磁気カードのような取引媒体であれ
ば、その記録領域に記録されているデータにそれ自身の
識別データ、例えば、銀行番号、口座番号などが含まれ
るでいるので、識別手段がこの識別データを取得し結果
を参照手段に送る。参照手段は識別結果から、各種対象
物、例えば各銀行カードの特定読み取り領域に関する属
性データが格納されている参照テーブルを参照し、該対
象物の特定読み取り領域の属性データを第2のイメージ
ング手段と移動手段に送る。特定読み取り領域とは1例
えば微細印刷、ホログラムなどが施されていて、カード
の識別、照合に有効な領域である。その属性データとは
1例えば特定読み取り領域のカード上での位置を示す座
標値である。移動手段は属性データを受け、第1のイメ
ージング手段との相対的な位置関係を演算して、第2の
イメージング手段を対象物の特定読み取り領域に移動さ
せるか、対象物の特定読み取り領域が第2のイメージン
グ手段の読み取り範囲に入るように対象物を移動させる
。第2のイメージング手段は、対象物の特定読み取り領
域のイメージデータを第1のイメージング手段より高い
解像力で読み取り、イメージデータを電気信号として信
号処理手段に送る。特定読み取り領域のイメージデータ
を読み取る際、第1の照明手段では不十分である場合に
は第2の照明手段が設けられる。第1及び第2のイメー
ジング手段からのイメージデータには、信号処理手段が
所定の処理を施す、このように、第1のイメージング手
段が対象物の全部を読み取り、第2のイメージング手段
が識別、照合に有効な対象物の特定読み取り領域を高解
像力で読み取るので、データの欠落がなくかつ不正防止
効果の高いイメージデータを。
データ数の著しい増加を招かずに取得することができる
対象物に識別データが記録されていない場合、例えば紙
幣のような場合には、第1のイメージング手段から出力
されるイメージデータを第1の信号処理手段で処理して
、識別テーブルに格納されている識別データと判別手段
で比較対照を行い、対象物の判別を行う0例えば、入金
された紙幣が一万円券であると判別する。
第2のイメージング手段は一般に第1のイメージング手
段よりも高解像力であり、その出力を処理した第2の信
号処理手段の出力を受け、照合手段で照合テーブルに格
納されている照合データと比較を行うと、識別した対象
物の照合を行うことができる。例えば、−万円券である
と識別した対象物の特定の微細印刷領域のイメージデー
タを。
照合テーブル上の照合データと比較し、本当に一万円券
であるかの照合を行う。いわゆる真偽判別である。
判断手段は照合手段などの出力を受け、以後のシステム
の動作を決定する0例えば、対象物が不正カードであれ
ば、顧客に返却するかシステム内に回収しその旨の表示
を行う。
記録手段は必要なデータを記録媒体に記録するので、後
日結果を確認したり、取引の証拠に使うことが可能にな
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明によるイメージ読み取り装置の一実施例
の基本構成を示す図である0本実施例におけるイメージ
読み取りの対象物60は、それ自身に容易に電気信号に
変換できる記録形態で識別データが記録されている磁気
カードであるが、ICカードのような媒体でもよい。
本実施例のイメージ読み取り装置は以下の要素で構成さ
れている。対象物60を受け入れ所定位置まで搬送する
位置検出手段61と図示されていないモータによって駆
動される駆動手段62を備えた搬送手段63、対象物6
oの搬送路に接して設けられ、対象物からそれ自身の識
別データを読み取る読み取りヘッド66を備えた識別手
段65、いろいろな対象物の特定読み取り領域の属性デ
ータが格納されている参照テーブル75.該参照テーブ
ル75と前記識別手段65に接続され、識別手段65か
ら識別結果を受け参照テーブル75を参照して該対象物
の特定読み取り領域の属性データを出力するマイクロプ
ロセッサ(MPU)71を含む参照手段70、対象物6
0の搬送路に接して設けられ、所定位置で対象物を照明
する第1の照明手段81に、対象物のイメージデータを
光から電気信号に変換するイメージセンサ83と対象物
のイメージをイメージセンサ83の受光面に結像させる
結像手段82を備えた第1のイメージング手段(以下第
一のイメージ読み取りヘッド)80、搬送手段63に接
続されイメージセンサ83を駆動する光°電変換駆動手
段であるドライバ84、対象物60の搬送路に接し、か
つ第1のイメージ読み取りヘッド80の下流側に設けら
れた、第一のイメージ読み取りヘッド80と同様の構成
で解像力のより高い、照明手段91、結像手段92、イ
メージセンサ93を備えた第2のイメージング手段(以
下第二のイメージ読み取りヘッド)90、搬送手段63
に接続され、イメージセンサ93を駆動する光電変換駆
動手段であるドライバ94、参照手段70に接続され、
該参照手段70の出力を受け対象物の特定読み取り領域
を読み取るように第二のイメージ読み取りヘッド90を
移動させるイメージング位置検出手段102と変位駆動
手段101を備えた移動手段100、イメージセンサ8
3,93に接続され、該イメージセンサ83.93の出
力信号を後段の信号処理手段120での処理を容易にす
るためにアナログ信号からディジタル信号に変換するA
/D変換器110.111、該A/D変換器110,1
11に接続されMPU124を含む信号処理手段120
、信号処理手段120の出力を受け記録媒体131に記
録する記録手段130、以上の各手段を制御する全体制
御手段140、という要素で構成されている。
このような構成のイメージ読み取り装置を伝票カード機
構として用いると、例えば次のように動作する。顧客が
ATMの顧客操作パネル上でCRTデイスプレィに表示
される取引案内に従って取引を選択し、対象物60とし
て磁気カード、ICカードのような取引媒体をカード人
口13に挿入すると、位置検出手段61の構成要素であ
るカード検出センサがカードの挿入を検出し、搬送手段
63によりカードは機構内部に取り込まれる。カードは
搬送路上を搬送され、識別手段65でカード上の記録領
域に記録されている識別データを含む取引に必要なデー
タを読み取られる。磁気カードであれば、磁気ストライ
プ部に記録された銀行番号、口座番号などが取引に必要
なデータであり、読み取りヘッド66には磁気ヘッドが
使われる。
ICカードであれば、ICメモリ部に銀行番号、口座番
号などの取引に必要なデータ、さらにセキュリティを強
化するための特殊な識別データが記録されている場合も
あり、接点によりデータの読み取りが行われる。無接点
で光結合あるいは磁気結合によりデータが読み取られる
場合もある。光カードであれば光ピツクアップでデータ
の読み取りが行われる。取引に必要なデータは識別手段
65で波形整形などの必要な補正が行われた上で、伝票
カード機構から図示されていないATM制御部、インタ
ーフェイス部を経てホストコンピュータに送信される。
識別データは本実施例の場合であれば、取引に必要なデ
ータである銀行番号、営業店番号1口座番号が判れば、
取引媒体を特定できるので共用が可能であるが、セキュ
リティ向上などを目的に別の識別データを用いてもよい
。識別手段65は読み取りヘッド66で対象物の識別デ
ータを読み取り、識別結果を参照手段70に出力する。
識別結果は対象物を特定できればよいので、本実施例の
ように識別データをそのまま出力する場合もあるし、識
別データを入力として図示しない識別テーブルを参照し
、対象物の種類を特定するデータを出力として得て、こ
のデータを参照手段に出力する場合もある。後者の場合
、銀行番号1口座番号などの識別データで識別テーブル
を参照し、銀行発行の一般向はカードである、女性専用
口座のカードである。子供向けのキャラクタカードであ
るというようにカードの種類を特定するデータを得る場
合が相当する。
カードはさらに第一のイメージ読み取りヘッド80に搬
送され、カードのイメージがイメージセンサ83で読み
取られる。イメージセンサ83は一次元あるいは二次元
のCCDあるいはMOSのイメージセンサである。撮像
管であってもよい。
照明手段81はLEDアレー、蛍光灯などを光源とし、
イメージセンサ83で必要な照度が得られる輝度でカー
ドを照明する。結像手段82はロッドレンズアレーでカ
ードのイメージを必要な解像力でイメージセンサ83の
受光面に結像させる。
カードのイメージ読み取りに必要な領域、原則的には全
領域が一度でイメージセンサ83で読み取れない場合に
は、カードの搬送方向に直角方向をイメージセンサ83
の主走査方向とし、搬送方向を副走査方向として、イメ
ージを複数回に分けて読み取る。副走査方向でカードイ
メージを読み取るタイミングは、位置検出手段61で得
られるカード位置信号を基準に行われ、搬送手段63で
駆動手段62がカードを間欠的に一定ピッチで搬送する
か、あるいは連続的に一定速度で搬送するので、これと
同期をとるように搬送手段63から同期信号を得て、イ
メージセンサドライバ84がイメージセンサ83を駆動
する。
参照手段70はパスタ74と、該パスタ74にそれぞれ
接続されたMPU71、メモリ72、外部インターフェ
イス(I/F)73の各モジュールで構成され、モジュ
ール間の信号の授受けバス74を通して行われる。参照
手段70は識別手段65から識別結果をI/F73で受
け取るとlMPU71でメモリ72に記録されている制
御コードに従って所定の処理を行う9すなわち、ra別
結果を参照条件としてI/F73を介して参照テーブル
75を参照して、対象物60の特定読み取り領域の属性
データを得る。参照テーブル75はいわゆるデータベー
スであり、その記録形態、保管場所はシステムにとって
都合のよい状態でよい。
つまり、磁気ディスク、磁気テープなどの磁気記録媒体
に記録されていてもよいし、ICメモリ、光ディスクな
どに記録されていてもよい、保管場所は、本装置の内部
でもよいし、ATM内でもあるいはホストコンピュータ
内でもよい、対象物60の特定読み取り領域とは、原則
として対象物60の全領域のイメージを読み取る第一の
イメージ読み取りヘッド80と異なる解像力、−船釣に
はより高解像力でイメージを読み取る第二のイメージ読
み取りヘッド90でイメージを読み取る領域であり、そ
の属性データとは対象物60で特定読み取り領域の存在
する座標値、領域幅、ホログラムの有無などが必要なデ
ータであり、さらに領域の輪郭形状、色彩データなどが
含まれていてもよしX。
具体例で説明する。対象物60がA銀行N支店の口座番
号2のキャッシュカードであるとする。
識別手段65でカードの磁気ストライプに記録されてい
るA銀行N支店1口座番号Zという識別データが読み取
られ、参照手段70に送られる。参照手段70はこの識
別データをもとに参照テーブル75を参照する。参照テ
ーブル75には、A銀行N支店について口座番号z1か
ら22までは一般向はカードであり、微細印刷を施した
特定読み取り領域はカード上の座標(xi、yl)から
輻(δx1.δyl)の領域に存在すると記録されてい
て、同様に口座番号Z3からZ4までは女性向はカード
であり、座標(X 2 e y 2)から幅(δx2.
δy2)が特定読み取り領域であり。
口座番号Z5から26までは子供向はカードであり、対
角点座標(x3.y3)、(X4.y4)で囲まれた領
域が特定読み取り領域であると記録されているとする。
読み取られた識別データの口座番号ZがもしZ1≦Z≦
Z2であれば、参照テーブル75を参照した結果として
、参照手段70は一般向はカードの属性データ、座標(
x 1 t y 1)。
幅(δxl、δyl)をI/F73を介して得る。
また、もし口座番号ZがZ5≦Z:ii;Z6であれば
、参照手段70は子供向はカードの対角点座標(x3.
y3)t  (X4.y4)を属性データとして得る。
参照手段70は属性データを得ると、次の移動手段10
0及び搬送手段63の動作に都合のよい形式に属性デー
タを変換した上で出力する。例えば、都合のよい形式が
特定読み取り領域の存在する座標値、領域幅であるとす
ると、−膜面はカードの属性データ、座標(XI、yl
)を幅(δxl、δyl)はそのまま出力され、子供向
はカードの属性データである対角点座標(x3゜y3)
、(X4.y4)の場合には演算が行われ、座標(X3
w3’3)s幅(δx3.δy3)に変換して出力され
る。
特定読み取り領域の位置が参照手段70により決定され
れば、その領域のイメージを読み取るように第二のイメ
ージ読み取りヘッド90が移動される。本実施例の場合
には、カードが搬送手段63により搬送されるので、搬
送方向の位置決めは位置検出手段61を利用して搬送手
段63で行われる。そのため、搬送手段63は、参照手
段70の出力を受け、イメージ読み取り用同期信号をイ
メージセンサドライバ94に供給する。搬送方向に直角
方向の位置決めは、移動手段100による第二のイメー
ジ読み取りヘッド90の移動で行われる。ボールねじと
モータなどで構成された変位駆動手段101が第二のイ
メージ読み取りヘッド90を移動させ、その位置がロー
タリエンコーダ、リニアエンコーダなどのようなイメー
ジング位置検出手段102で検出され、移動手段100
にフィードバックされて所定の位置への移動が行われる
第二のイメージ読み取りヘッド90が所定の位置に移動
すると、イメージセンサドライバ94の駆動によりイメ
ージセンサ93が、イメージセンサ83とは異なる解像
力で、カードの特定読み取り領域のイメージ読み取りを
行う。
イメージセンサ83,93で読み取られたカードのイメ
ージデータは、A/D変換器11o。
111でディジタル信号に変換され、信号処理手段12
0に送られる。
信号処理手段120は、大きくはイメージデータ処理部
とその他の処理部に分けられる。イメージデータ処理部
は、イメージインタフェース(ImI/F)121と、
該I m I / F 121に接続されたイメージバ
ス127と、該イメージバス127に接続されたイメー
ジデータプロセッサ(ImP)122、およびイメージ
メモリ(ImM)123とで構成されている。その他の
処理部は、メモリ124.MPU125.I/F126
とそれらを接続するバス128で構成されている。
ImM123がバス128にも接続され、イメージデー
タ処理部とその他の処理部との間のデータの受渡しを行
う共有メモリを兼ねている。
信号処理手段120は、メモリ124に記録されている
制御コードに従うMPU125の動作により全体が制御
されている。A/D変換器110゜111でディジタル
信号に変換されたイメージデータは、I m I / 
F 121から信号処理手段120の内部に取り込まれ
る。取り込まれたイメージデータはImP122で所定
の処理を受け、結果がImM123に一時記録される。
所定の処理とは、特定読み取り領域の特徴を強調するエ
ツジ強調や細線化などの各種強調処理や微細文字、微細
パターンの抽出処理やカードのエンボスイメージの抽出
や二値化処理などである。
信号処理手段120で所定の処理を受けたイメージデー
タは、I m I / F 121を介して記録手段1
30により記録媒体131に記録される。さらに信号処
理手段120の処理により抽出されたデータを認識しコ
ードデータに変換したデータ、あるいは取引日時、口座
番号などのコードデータが、記録手段130に送られ記
録媒体131に記録される場合もある。記録媒体131
には、紙、磁気テープ、磁気ディスク、光ディスクなど
の媒体が用いられる。記録手段130は記録媒体131
に対応した装置が用いられる。プリンタ、磁気テープレ
コーダ、磁気ディスクドライブ、光ディスクなどがそれ
である。
以上の各手段を全体制御手段140が協調的に制御し、
一連の動作を実行させる。
本実施例で伝票カード機構は、ATMの他のモジュール
と協調の上、イメージを読み取った対象物60を最終的
にカード入口13から顧客に対し放出する。対象物60
が不正使用されたものであると判断された場合には、そ
の対象物はカード回収部38に回収される場合もある。
本実施例では、イメージ読み取りヘッド80゜90を密
着型の構成として示したが、縮小型の構成としてもよい
のはもちろんである。
本実施例によれば、適当な記憶容量、適当なデータ処理
時間の構成で、カード全面のイメージを読み取るのとあ
わせて、カードの識別、照合に有効な特定読み取り領域
のイメージを高解像力で読み取り、記録するので、記録
を目視すれば簡単に不正カードの使用を発見することが
でき、不正カードの使用を防止するのに効果がある。
本発明の別の実施例の基本構成を第6図に示す。
この実施例は、本発明によるイメージ読み取り装置を通
貨鑑別機構に組み込んだものである。
本実施例の構成と動作について説明する。第一の実施例
と同じ機能を有する要素については同一の番号を付与し
、詳細な説明を省略する。
本実施例では対象物60が紙幣である。紙幣が搬送路5
0を搬送されて通貨鑑別機構に入ると、搬送手段63に
よる搬送となり、第一の検出計測手段210が紙幣のも
つ種々の物理量を計測し、その情報を鑑別機構全体制御
手段200に送る。
次に、第一のイメージ読み取りヘッド80が搬送される
紙幣全面のイメージを読み取り、そのデータをA/D変
換器112でディジタル信号に変換した上で、信号処理
手段150に送る。
信号処理手段150は、−船釣なイメージ処理装置に類
似の構成で、第一の信号処理手段、第二の信号処理手段
1判別手段、参照手段、照合手段と判断手段の各機能を
備えている。構成要素は、MPU151と、メモリ15
2と、ImM153と、ImP154と、I m I 
/ F 155と、I/F156と、ImM153とI
mP154とImI/F155とに接続されたイメージ
バス157と、MPU151とメモリ152とI m 
M 153とI/F156とに接続されたバス158と
、である。ImM153は、ImM153とImP15
4とI m I / F 155とからなるイメージデ
ー夕処理部とその他の処理部との間でデータの受渡しを
行う共有メモリを兼ねている。第一のイメージ読み取り
ヘッド80からのイメージデータは、A/D変換器11
2.ImI/F155を介して信号処理手段150の内
部に取り込まれる。メモリ152に記録されている第一
の信号処理手順の制御コードに従い、第1.第2の信号
処理手段を兼ねるImP154がイメージデータに第1
の信号処理手段として所定の処理を施し、ImM153
に結果を一時記録する。所定の処理は紙幣の特徴を抽出
する処理であり、エツジ強調、細線化。
二値化などの処理が含まれる1次に、メモリ152に記
録されている識別手順の制御コードに従い、判別手段と
参照手段を兼ねるMPU151がImM153に記録さ
れている結果をもとに、I/F156を介して識別テー
ブル76を参照して1紙幣の金種、表裏を判別する。判
別結果が得られると、さぎと同様にメモリ152に記録
されている参照手順の制御コードに従い、MPU151
が参照手段として判別結果をもとに参照テーブル75を
参照し、特定読み取り領域の属性データを出力する。こ
の属性データをもとにした第二のイメージ読み取りヘッ
ド90の移動信号が、I/F156を介して移動手段1
00及び搬送手段63に供給される。すると、第二のイ
メージ読み取りヘッド90が紙幣の特定読み取り領域の
イメージデータを読み取るように移動し、イメージデー
タを読み取る0紙幣の特定読み取り領域とは、真偽判別
に有効な領域であり、肖像部のような微細印刷領域ある
いはいわゆるレインボー印刷と言われる特殊な印刷を施
した領域などが相当する。このため、第二のイメージ読
み取りヘッド90の解像力は、−船釣に第一のイメージ
読み取りヘッド8oよりも高い。また、第二の照明手段
91には特殊な光源が用いられる場合もある。第二のイ
メージ読み取りヘッド90で読み取られたイメージデー
タは。
A/D変換器112でディジタル信号に変換された上で
、信号処理手段150に送られる。ここで。
A/D変換器112は二つの読み取りヘッドからの信号
で共用されるので、同時に信号が送られてくる場合には
、マルチプレクサを備え時分割記動される。信号処理手
段150では、送られたイメージデータをI m I 
/ F 155を介して取り込み。
第一の信号処理手順の場合と同様に、メモリ152に記
録されている第二の信号処理手順の制御コードに従い、
ImP154が第2の信号処理手段としてイメージデー
タに所定の処理を施し、ImM153に結果を一時記録
する。所定の処理とは、同様に特徴抽出処理である。次
に、メモリ152に記録されている照合手順の制御コー
ドに従い、MPU151が照合手段として、I m M
 153に記録されている結果をもとに、I/F156
を介して照合テーブル77を参照して、照合テーブル7
7上の照合データと照合し、その一致の程度により、紙
幣の真偽を識別する。得られた前記判別結果及び照合結
果から、メモリ152に記録されている判断手順の制御
コード、判断テーブルに従い、MPU 151は判断手
段として装置の以後の動作について決定し、その信号を
I/F156を介して全体制御手段140に送る。
以上の各手段を全体制御手段140が協調的に制御し、
一連の動作を実行させる。
紙幣はその後、第二の検出計測手段220でさらに紙幣
のもつ種々の物理量を計測され、計測された情報が鑑別
機構全体制御手段200に送られた後、搬送路50に送
り出される。
鑑別機構全体制御手段200は、全体制御手段140、
第一の検出計測手段210及び第二の検出計測手段22
0から送られる紙幣に関する各種のデータを総合的に判
断しその結果を、紙幣入出金機構あるいは自動販売機の
構成要素の切り替えゲートなどの関連する要素、もしく
は上位要素に送り、以後の動作を進めさせる。
本実施例では、第一のイメージ読み取りヘッド80及び
第二のイメージ読み取りヘッド90に、反射光でイメー
ジを読み取る反射型のイメージ読み取りヘッドを用いた
。このため、本実施例では紙幣の片面のイメージしか読
み取ることができない。紙幣の両面のイメージを読み取
る必要がある場合には、反射型のイメージ読み取りヘッ
ドをもう−組、搬送路の反対側に取り付けるか、あるい
は外部の搬送路50で表裏の反転を行い、再度本通貨鑑
別機構を通過させて、イメージの読み取りを実行すれば
よい。
反射型ではなく、透過光を利用した透過型のイメージ読
み取りヘッドを使用してもよいのはもちろんである。そ
の場合には、照明手段とイメージセンサの相対的な位置
関係が、本実施例とは異なったものになる。しかし、本
発明の本質を変えるものではないことは明らかである。
また、上記実施例では対象物の特定読み取り領域のイメ
ージ読み取りのために第2のイメージ読み取り手段が移
動されるが、逆に対象物を例えば対象物の搬送方向と直
角の方向にも移動させるようにすることもできる。
さらに、第1のイメージング手段をズーミング可能なイ
メージング手段とし、特定読み取り領域に移動させたの
ちズーミングして解像力をあげ、第2のイメージング手
段を省いてもよい。
本実施例によれば、多くの手段をソフトウェアで実現し
ているので、簡単な装置構成で1紙幣の識別、有効な真
偽判別などを行うことができ、不正行為の防止に効果が
ある。また、参照テーブル、識別テーブル、照合テーブ
ルを外部のデータベースとして実現しているので、対象
物が変更された場合などにシステムとしての柔軟性が高
い。
〔発明の効果〕
本発明によれば、イメージ読み取り装置を大きくするこ
となく、適当な記憶容量、適当なデータ処理時間の構成
で、対象物の全面のイメージを読み取るのとあわせて、
対象物の識別、照合に有効な特定読み取り領域のイメー
ジを、全面読み取りの解像力より高い解像力で読み取り
、記録するので、記録を目視すれば簡単に不正行為を発
見することができ、不正防止に効果がある。
また、対象物自身に識別データが記録されていなくても
、あらかじめデータベースとして識別、参照、照合用の
テーブルを用意しているので、それを参照することによ
り、簡単に対象物を識別、照合することができ、対象物
を媒体とした不正行為の防止に効果がある。さらに、簡
単に各手段をソフトウェアで実現することができるので
、構成が簡単になり、かつ柔軟性に富むイメージ読み取
り装置を構成することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の基本構成を示すブロック図
、第2図はATMの外観を示す斜視図、第3図はATM
の要部構成を示すブロック図、第4A図は伝票カード機
構の構成を示す縦断面図、第4B図は、第4A図のIV
B−IVB線矢視断面図、第5図はATMの紙幣入出金
機構の構成を示す断面図、第6図は本発明の別の実施例
の基本構成を示すブロック図である。 22・・・伝票カード機構、23・・・紙幣入出金機構
、51・・通貨鑑別機構、60・・・対象物、61・・
・位置検出手段、62・・・駆動手段、63・・・搬送
手段。 65・・・識別手段、70・・・参照手段、75・・・
参照テーブル、76・・・識別テーブル、77・・・照
合テーブル、80・・・第1のイメージング手段、81
・・・第1の照明手段、82.92・・・結像手段、8
3.93・・・光−電気信号変換手段、84.94・・
・光電変換駆動手段、90・・・第2のイメージング手
段、91・・・第2の照明手段、100・・・移動手段
、101・・・変位駆動手段、102・・・イメージン
グ位置検出手段、120,150・・・信号処理手段、
130・・・記録手段、131・・・記録媒体、140
・・・全体制御手段、151・・・判別手段、参照手段
、照合手段、判断手段、154・・・第1、第2の信号
処理手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、対象物を受け入れ所定位置まで搬送する位置検出手
    段と駆動手段を備えた搬送手段と、所定位置で前記対象
    物を照明する第1の照明手段と、前記対象物のイメージ
    データを読み取る結像手段と光−電気信号変換手段と該
    光−電気信号変換手段を駆動する光電変換駆動手段を備
    えた第1のイメージング手段と、前記対象物からそれ自
    身の識別データを得て識別結果を出力する識別手段と、
    を備えたイメージ読取り装置において、いろいろな対象
    物の特定読取り領域の属性データが格納されている参照
    テーブルと、前記識別手段及び参照テーブルに接続され
    前記識別結果を受け参照テーブルを参照して前記対象物
    の特定読取り領域の属性データを出力する参照手段と、
    該参照手段の出力を受け前記対象物のイメージデータを
    第1のイメージング手段より高い解像力で読み取る結像
    手段と光−電気信号変換手段と該光−電気信号変換手段
    を駆動する光電変換駆動手段を備えた第2のイメージン
    グ手段と、上記各手段を制御する全体制御手段と、を備
    えていることを特徴とするイメージ読取り装置。 2、参照手段に接続され該参照手段の出力を受けて第2
    のイメージング手段もしくは対象物を移動させる、イメ
    ージング位置検出手段と変位駆動手段とを有する移動手
    段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のイメ
    ージ読取り装置。 3、第2のイメージング手段に付随する第2の照明手段
    を備えていることを特徴とする請求項1もしくは2に記
    載のイメージ読取り装置。 4、第1及び第2のイメージング手段に接続して設けら
    れ、該第1及び第2のイメージング手段から出力される
    イメージデータの信号処理を行なう信号処理手段を備え
    ていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載のイメージ読取り装置。 5、信号処理手段に接続され該信号処理手段の出力を記
    録媒体に記録する記録手段を備えていることを特徴とす
    る請求項4に記載のイメージ読取り装置。 6、記録手段が信号処理手段及び識別手段に接続され該
    信号処理手段及び識別手段の出力を記録媒体に記録する
    ものであることを特徴とする請求項5に記載のイメージ
    読取り装置。 7、対象物を受け入れ所定位置まで搬送する位置検出手
    段と駆動手段を備えた搬送手段と、所定位置で前記対象
    物を照明する第1の照明手段と、前記対象物のイメージ
    データを読み取る結像手段と光−電気信号変換手段と該
    光−電気信号変換手段を駆動する光電変換駆動手段を備
    えた第1のイメージング手段と、を備えたイメージ読取
    り装置において、第1のイメージング手段に接続され該
    第1のイメージング手段から出力されるイメージデータ
    の信号処理を行なう第1の信号処理手段と、いろいろな
    対象物の識別データが格納されている識別テーブルと、
    第1の信号処理手段及び前記識別テーブルに接続され第
    1の信号処理手段の出力を受け識別テーブルを参照して
    対象物の判別結果を出力する判別手段と、いろいろな対
    象物の特定読取り領域の属性データが格納されている参
    照テーブルと、前記判別手段及び参照テーブルに接続さ
    れ前記判別結果を受け参照テーブルを参照して前記対象
    物の特定読取り領域の属性データを出力する参照手段と
    、該参照手段の出力を受け前記対象物のイメージデータ
    を第1のイメージング手段より高い解像力で読み取る結
    像手段と光−電気信号変換手段と該光−電気信号変換手
    段を駆動する光電変換駆動手段を備えた第2のイメージ
    ング手段と、少なくとも第2のイメージング手段に接続
    され少なくとも該第2のイメージング手段から出力され
    るイメージデータの信号処理を行う第2の信号処理手段
    と、いろいろな対象物の照合データが格納されている照
    合テーブルと、該照合テーブル及び前記第2の信号処理
    手段に接続され第2の信号処理手段の出力を受けて照合
    テーブルを参照し対象物の照合結果を出力する照合手段
    と、少なくとも該照合手段に接続され該照合手段の出力
    を受けて装置の以後の動作を判断する判断手段と、上記
    各手段を制御する全体制御手段と、を備えていることを
    特徴とするイメージ読取り装置。 8、参照手段に接続され該参照手段の出力を受けて第2
    のイメージング手段もしくは対象物を移動させる、イメ
    ージング位置検出手段と変位駆動手段を有する移動手段
    を備えていることを特徴とする請求項7に記載のイメー
    ジ読取り装置。 9、第2のイメージング手段に付随する第2の照明手段
    を有することを特徴とする請求項7もしくは8に記載の
    イメージ読取り装置。 10、第1の信号処理手段、第2の信号処理手段、判別
    手段、照合手段、判断手段の出力の少なくとも一部を記
    録媒体に記録する記録手段を備えていることを特徴とす
    る請求項7もしくは8に記載のイメージ読取り装置。 11、顧客もしくは口座を特定するためのカード状媒体
    の搬送識別を行う伝票カード機構と、通貨鑑別機構を備
    え紙幣の入出金を行う紙幣入出金機構及びまたは通貨鑑
    別機構を備え貨幣の入出金を行う硬貨入出金機構と、を
    備えた現金自動取引機において、前記伝票カード機構と
    前記通貨鑑別機構のすくなくとも1つに請求項1乃至1
    0のいずれかに記載のイメージ読取り装置が設けられて
    いることを特徴とする現金自動取引機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04117058A (ja) * 1990-09-03 1992-04-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像処理装置
US7518761B2 (en) 2003-08-21 2009-04-14 Seiko Epson Corporation Image scanning apparatus

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JPH04117058A (ja) * 1990-09-03 1992-04-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像処理装置
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