JPH0318861Y2 - - Google Patents

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JPH0318861Y2
JPH0318861Y2 JP1983136974U JP13697483U JPH0318861Y2 JP H0318861 Y2 JPH0318861 Y2 JP H0318861Y2 JP 1983136974 U JP1983136974 U JP 1983136974U JP 13697483 U JP13697483 U JP 13697483U JP H0318861 Y2 JPH0318861 Y2 JP H0318861Y2
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JP
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weight
corrosion
fixture
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heat exchanger
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JP1983136974U
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、伝熱管として耐食性に優れたプラ
スチツクチユーブの束を使用する腐食性液体用の
熱交換器の改良に関し、詳しくは、簡単かつ確実
な方法で取り付けた重りによつてプラスチツクチ
ユーブ束の液槽中での浮き上がりや揺動を防止す
るとともに、プラスチツクチユーブ束を任意の形
状に維持させておくことのできる腐食性液体用熱
交換器に関するものである。
従来、メツキ槽、脱脂槽、各種反応槽等におい
て強い腐食性の液体あるいは気体雰囲気を加熱あ
るいは冷却するのに使用される熱交換器の伝熱管
として、ステンレスチール管などの腐食性金属
管、あるいは弗素樹脂、ポリオレフイン系合成樹
脂などの腐食性高分子材料を素材としたプラスチ
ツクチユーブが使われている。
しかしながら、これら腐食性プラスチツクチユ
ーブの束を用いた熱交換器は、例えば、加熱媒体
として蒸気を使用したときに、プラスチツクチユ
ーブ束は軽量であるがゆえに、液槽中で浮き上が
つて所定の位置より動いてしまい、熱交換が充分
に行なわれなくなつたりする。また、柔軟性があ
るために液槽内の液体の流れによつてプラスチツ
クチユーブ束が撓んだり、あるいはプラスチツク
チユーブ束全体が揺れ動くようなことがあつて、
破損の原因となり、その結果、腐食性液体が外部
に漏出すこともある。更に、メツキ槽などにおい
て使用した場合には被メツキ物に接触したりする
欠点がある。
したがつて、設置にあたつては、例えばプラス
チツクチユーブ束を保護部材で囲むなど他の保持
部材を付設する必要があり、このためその取り扱
いが面倒で設置コストが嵩むばかりか、それら保
持部材によつて熱交換効率が低下することもあ
る。
本考案は上記した従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、その目的とするところは、簡単かつ確
実な方法により耐食性プラスチツクチユーブ束の
下方域において形状維持可能な耐食性プラスチツ
ク被覆可塑性金属ロツドからなる重りを支持し、
もつて液槽中での浮き上がりを防止し、液体の流
れに対しても揺れ動くことのない腐食性液体用熱
交換器を提供することにある。
即ち、耐食性プラスチツクチユーブ束からなる
伝熱管と、この伝熱管に沿つて設けられる耐食性
プラスチツクで被覆された可塑性金属ロツドから
なる重りと、これらを所定間隔に保持するための
支持部材とを有する腐食性液体用熱交換器におい
て、前記重りの両端部は、外周にねじ部を有し内
側にはその重りが嵌通可能な重り貫通孔を有して
前記支持部材に取り付けられた耐食性プラスチツ
クからなる筒状の固定具本体と、この固定具本体
のねじ部に螺合して固定具本体の端部を当接させ
て重りを把持せしめる耐食性プラスチツクからな
る締め付けナツトを備えた固定具を用いることに
よつて、その耐食性プラスチツク被覆を傷つける
ことなく確実に前記支持部材に固定することがで
きる。この場合、重りは、固定具が外周側から把
持するようになつているから、固定具を支持部材
に取り付けた後、重りを伝熱管の一端側の固定具
から挿入して他端側の固定具に到達させ、それら
の締め付けナツトを締め付けるだけでその位置が
固定される。したがつて、重りの取付はきわめて
容易でその位置調整も可能であり、さらに使用条
件等に応じてスペーサーや重りの位置の変更にも
簡単に対応することができる。
このようにして取り付けられた重りにより、液
槽内でのプラスチツクチユーブ束の浮き上がりが
なくなり、それと同時に耐食性プラスチツクチユ
ーブ束の形状維持も可能となつて、液体の流れに
対しても揺れ動くことのない優れた熱交換器とな
る。さらに、金属ロツドを液槽外部に導き出して
設置する必要がないので、従来のような固定手段
が不要となり極めて施工の簡単な熱交換器が得ら
れる。
以下添付図面を参照して詳細に説明するが、も
ちろん本考案は実施例に限定されるものではな
く、本考案の技術思想内での変更は可能である。
本考案による腐食性液体用熱交換器は、例えば
第1図に示すようにテトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂
(以下PFAと称す。)等の耐食性樹脂からなるプ
ラスチツクチユーブ束1をスペーサー2及び2′
によりいくつかの群に分け、耐食性プラスチツク
チユーブ束1の両端部をそれぞれ束ねて個々のチ
ユーブをスリーブ3に一体融着させて端末をハニ
カム成形した密閉構造とし、これらスリーブ3は
蒸気供給管(図示せず)等に接続される端末継手
4と結合している。更に、第1図では明示されて
いないが、PFA等の耐食性プラスチツクで被覆
された可塑性金属ロツドからなる重りが更に
PFAからなる固定用チユーブ5の中に収容され
サペーサー2を通して耐食性プラスチツクチユー
ブ束1に平行して表裏に各1本設けられている。
重りは、その先端部分において第4図に詳細に示
される固定具6によつて支持部材を兼ねる両端の
スペーサー2′に取り付け固定されている。
スペーサー2は、第2図に示すごとく耐食性プ
ラスチツクチユーブ束1の複数のチユーブを群に
分けるための孔10のほかに、重りを通す孔11
を2個有している。
本考案において使用する耐食性プラスチツクチ
ユーブ束1の形状保持と液槽内での位置固定のた
めの可塑性金属ロツド20は、例えば鉛のように
適度な可塑性と重量を有する金属からなるロツド
で、これらPFA等の耐食性プラスチツクにより
被覆された状態で重りとして用いられる。第1図
実施例においては、第4図にその断面を示すごと
くPFAチユーブ21を被せた鉛ロツド20が重
り22として用いられ、このPFAチユーブ21
を両端は封止されて鉛ロツド20を腐食から保護
している。
更に、第3図に示すように、前記PFAチユー
ブ21を被せた鉛ロツド20のスペーサー2間に
は例えばPFAからなる固定用チユーブ5を外嵌
することによつて、中間部にあるスペーサー2の
位置を固定している。
次に、本考案の要点である重り22の固定方法
を説明する。この場合、例えば第4図に示すよう
な固定具6が用いられる。この固定具6は、筒状
の固定具本体30と締め付けナツト40とからな
り、これらは他の部材と同様に耐食性に優れるプ
ラスチツクで形成されたもので、例えば市販の弗
素樹脂製の貫通継手をそのまま利用することがで
きる。ここで固定具本体30は、その中間部分が
重り貫通孔31となり、重り22を嵌通可能な径
に形成されている。また、一端側の外周面にはお
ねじ部32が設けられ、その先端側はテーパ部3
3になつている。さらに、中央の鍔部34の他端
側にもおねじ部35が設けられている。
締め付けナツト40は、固定具本体30のおね
じ部32に螺合するめねじ部41を有し、このた
めねじ部41に続く後端側の内周面がテーパ部4
2となり、このテーパ部42が、両者の螺合時に
固定具本体30のテーパ部33に係合し、これを
縮径当接せしめて重り22を外周から把持するよ
うになつている。
かかる固定具6は、固定具本体30の他端側の
おねじ部35をスペーサー2′設けた固定具挿入
孔12に挿入し、このおねじ部35に螺合するナ
ツト50によりスペーサー2′に固定取り付けさ
れる。なお、図示はしないが、スペーサー2′の
固定具挿入孔12ねじ孔とすれば、ナツト50は
不要になる。
そして、重り22は、一端側のスペーサー2′
に取り付けられた固定具6から挿入し、下部のス
ペーサー2を順次通して他端側のスペーサー2′
に取り付けられた固定具6よりその端部を突出さ
せ、かかる状態で固定具6の締め付けナツト40
を締め付けることにより、簡単に固定具6に把持
され、そしてスペーサー2′に確実に固定される。
この場合、固定具6が重り22を任意の位置で把
持して固定することができるので、使用条件など
に応じてスペーサー2′や重り22の位置変更に
も簡単に対応することができる。なお、重り22
の端部は、必ずしも固定具6より突出させる必要
はなく、重り22の長さによつては固定具本体3
0内に位置させてもよい。また、このような固定
具を第1図に示す中間部のスペーサー2の部分で
用いれば、第1図に示されるスペーサーの位置固
定用のPFAチユーブ5を省略することもでき、
重り22の取付は一層簡単になる。
以上説明したのは、重りをプラスチツクチユー
ブ束に所定間隔で保持するための支持部材がプラ
スチツクチユーブ束を複数のチユーブ群に分ける
ためのスペーサーを兼ねている場合であるが、図
示はしないがスペーサーとは別に支持部材を設け
ることはもちろん可能である。
以上説明したように、この考案によれば、耐食
性プラスチツクチユーブ束からなる伝熱管に沿つ
て設けられる耐食性プラスチツクで被覆された可
塑性金属ロツドからなる重りと、これらを所定間
隔に保持するための支持部材とを有する腐食性液
体用熱交換器において、前記重りの両端部は、外
周にねじ部を有し内側にはその重りが嵌通する重
り貫通孔を有して前記支持部材に取り付けられた
耐食性プラスチツクからなる筒状の固定具本体
と、この固定具本体のねじ部に螺合して固定具本
体の端部を当接させて重りを把持せしめる耐食性
プラスチツクからなる締め付けナツトを備える固
定具を用いることにより、その耐食性プラスチツ
ク被覆を傷つけることなく確実に経済的にかつ自
由度を持つて前記支持部材に固定することができ
る。
このようにして取り付けられた重りにより、液
槽内での耐食性プラスチツクチユーブ束の浮き上
がりや揺動が阻止され、さらに重りは耐食性プラ
スチツクチユーブ束下方域に封止支持されるた
め、液槽外に突出することがなく、熱交換器の設
置が簡単で、かつコンパクトでその設置コストも
従来のものに比べて大幅に低減される。
この場合、重りは固定具によつて外周側から把
持固定されるようになつているので、重りの取付
や位置調整が容易であり、しかも重りを任意の位
置で把持することができるから、使用条件などに
応じてスペーサーや重りの位置変更が可能である
という利点がある。さらに、重りの取付が簡単で
あることに加えて市販の貫通継手を固定具として
使用できるから、熱交換器の製造コストの上昇は
わずかである。したがつて、上記設置コストの大
幅な低減効果などにより実用上の価値のきわめて
高い熱交換器となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る腐食性液体用熱交換器の
正面図、第2図は本考案において使用する中間部
のスペーサーの平面図、第3図は第1図における
中間部のスペーサー付近の拡大断面図、第4図は
本考案において使用する固定具を支持部材を兼ね
る両端のスペーサーに固定した状態を表わす断面
図である。 1……耐食性プラスチツクチユーブ束、2,
2′……スペーサー、3……スリーブ、4……端
末継手、5……固定用チユーブ、6……固定具、
20……可塑性金属ロツド、21……PFAチユ
ーブ、22……重り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐食性プラスチツクチユーブ束からなる伝熱管
    と、この伝熱管に沿つて設けられる耐食性プラス
    チツクで被覆された可塑性金属ロツドからなる重
    りと、これらを所定間隔に保持するための支持部
    材とを有する腐食性液体用熱交換器において、前
    記重りの両端部は、外周にねじ部を有し内側には
    その重りが嵌通可能な重り貫通孔を有して前記支
    持部材に取り付けられた耐食性プラスチツクから
    なる筒状の固定具本体と、この固定具本体のねじ
    部に螺合して固定具本体の端部を当接させて重り
    を把持せしめる耐食性プラスチツクからなる締め
    付けナツトを備えた固定具で固定されていること
    を特徴とする腐食性液体用熱交換器。
JP13697483U 1983-09-02 1983-09-02 腐食性液体用熱交換器 Granted JPS6043877U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13697483U JPS6043877U (ja) 1983-09-02 1983-09-02 腐食性液体用熱交換器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13697483U JPS6043877U (ja) 1983-09-02 1983-09-02 腐食性液体用熱交換器

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Publication Number Publication Date
JPS6043877U JPS6043877U (ja) 1985-03-28
JPH0318861Y2 true JPH0318861Y2 (ja) 1991-04-22

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ID=30307804

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13697483U Granted JPS6043877U (ja) 1983-09-02 1983-09-02 腐食性液体用熱交換器

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JP (1) JPS6043877U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5517319A (en) * 1978-07-22 1980-02-06 Sankin Kogyo Kk Preparation of eugenol zinc salt

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5517319A (en) * 1978-07-22 1980-02-06 Sankin Kogyo Kk Preparation of eugenol zinc salt

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Publication number Publication date
JPS6043877U (ja) 1985-03-28

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