JPH03186746A - 相変化温度制御装置を有する加熱装置 - Google Patents

相変化温度制御装置を有する加熱装置

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JPH03186746A
JPH03186746A JP2326149A JP32614990A JPH03186746A JP H03186746 A JPH03186746 A JP H03186746A JP 2326149 A JP2326149 A JP 2326149A JP 32614990 A JP32614990 A JP 32614990A JP H03186746 A JPH03186746 A JP H03186746A
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temperature
heating device
heating
change material
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JP2326149A
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Bruce A Flora
ブルース・エー・フローラ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L7/00Heating or cooling apparatus; Heat insulating devices
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
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    • G05D23/01Control of temperature without auxiliary power
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、比較的長期間にわたって定常温度を実質的に
一定の値に維持する改良された加熱装置に関する。より
詳細には、本発明は、所望の定常温度又はその付近の温
度で相変化し得る物質を含む熱伝導室からなる加熱装置
に関する。この物質は、狭い温度範囲、例えば約1℃以
内の範囲で相変化することが好ましい、この装置におけ
る定常温度の変動幅は、最高−最低温度間、約1℃未満
、通常は約0.5℃未満である。この加熱装置は、比較
的長期間にわたって定常温度を実質的に一定に維持する
ことが必要である用途、とりわけ高温で進行する相互作
用の過程を経時的に監視する用途、例えば生体液の試験
(assaylに使用される酵素接触反応又は被検体−
抗体間の免疫反応において有用である。
[従来の技術] 化学的相互作用は高温でより急速に進行する。
付加的エネルギーが相互作用体に対して更なる運動エネ
ルギーを与え、さらに効果的かつ増強された物理的相互
作用、例えば分子衝突が起こり、ひいては、化学的相互
作用における活性化エネルギー障壁を克服するエネルギ
ーを与えるからである。必然的に、周囲温度では比較的
ゆっくりとしか進行しない対象の相互作用が高温ではよ
り急速に進行するため、これをより短時間に研究するこ
とができる。したがって、特定の被検体についての試験
試料の試験を多くの場合に高温で実施することにより、
その特定の被検体が被検体検出組成物と相互作用して、
試料中の該特定の被検体の有無又は濃度が実用に即した
期間内に示されるようになる。
多くの被検体は、周囲温度では被検体検出組成物とゆっ
くりとしか相互作用しないため、実用に即した期間内に
被検体の試験を行なうことができない、そのため、試験
方法を設定する当業者は、試験を実施するに適当な高温
を決定しなければならない、適当な高温とは、被検体が
被検体検出組成物と容易に相互作用し、その結果、妥当
な期間内に試験結果を与えることを可能にするに充分な
ほどの高い温度である。その上、この高温は、相互作用
が急速に進行しすぎたり、被検体もしくは被検体検出組
成物の成分、例えば酵素の効力が破壊されるほど高いも
のではない。したがって、試験方法を設定する当業者は
、対象の被検体の物理的及び化学的特性、対象の被検体
の試験に使用される組成物の特定な物理的及び化学的特
性ならびに被検体と被検体の試験に使用される組成物と
の間の相互作用の性質から、特定の試験にとって最適な
高温を実験に基づいて決定しなければならない。
高温で実施される多くの試験については、そのす鯰L−
!:本す?迫険ルT膣l−堵姑ナスフしl千逢去L1雷
要ではない。例えば、全血、血清もしくは血しょう又は
尿などの生体液を特定の成分について試験する方法の多
くは比色試験である。比色試験においては、特定の被検
体検出組成物が生体液と接触し、実質的に対象の被検体
とのみ相互作用する。
その結果、対象の被検体と被検体検出組成物との相互作
用の結果として色の変移が生じる。生体試料中の対象の
被検体の有無又は濃度を、色変移の程度及び強さによっ
て測定する。逆に、色変移の程度及び強さを視覚的又は
機器によって測定することができ、対象の被検体の標準
溶液が被検体検出組成物と接触した結果である色変移の
程度及び強さと比較することによってこれを定量化する
比較は、カラーチャートによる視覚的測定又は吸光率も
しくは反射率vs被検体濃度のプロットによる機器測定
のいずれかによって行なう。
特定の被検体と被検体検出組成物との間の一定の相互作
用は、周囲温度ではあまりにもゆっくりと進行すること
から、妥当な期間内に試験結果を捏枇オス7ン六Sア矢
trい一拳!ア 之虐油I素ン含虜油体検出組成物を所
定の高温で少なくとも最短の所定時間をかけて相互作用
させ、被検体と被検体検出組成物との間で完全な相互作
用を保証する。このようにして、完全な色の変移、すな
わち完全な試験の応答が得られる。これらの比色試験に
おいては、いったん被検体が被検体検出組成物と完全に
相互作用すると、それ以上の色変移は起こらず、色変移
の程度及び強さの測定及び定量化を除き、試験は完了す
る。
したがって、色変移の程度及び強さのみを用いて対象の
被検体の濃度を検出及び測定するため、最適な試験温度
を厳密に維持することは重要ではない。高温のみが相互
作用の速度を充分な程度に増大するよう作用するため、
試験結果が実用に即した期間内に得られる。被検体を被
検体検出組成物と充分高い温度で充分な時間をかけて相
互作用させるかぎり、被検体と被検体検出組成物との相
互作用は実質的に完了し、正確かつ信頼できる被検体試
験のための完全な色変移を6たらす、被検体と被検体組
成物が最適期間よりも短いらしくは長い時間にわたって
、又は所定の最適温度を数度上回るもしくは下回る温度
で相互作用するとしても、完全な色変移が生じるかぎり
、正確な試験結果が得られる。
しかしながら、その他の試験方法においては、被検体と
被検体検出組成物との相互作用は厳密な温度制御の下で
行うことが必要である。このような試験においては、対
象の被検体の検出及び測定は単に被検体と被検体検出組
成物との間の相互作用の完了結果としての応答、例えば
色変化を調べることだけでは十分ではない、対照的に、
これらの試験では試験試料中の特定の被検体の量を正確
に検出測定するために、被検体と被検体検出組成物の相
互作用が経時的に追跡される。したがって、被検体と被
検体検出組成物とは高温でより急速に作用し合うため、
試験温度に大きな変化があった場合これらの間の相互作
用を監視した結果は不正確で信頼性のないものとなる。
このような試験は被検体−被検体検出組成物間の反応速
度、多くの場合吸光率又は反射率を経時的に測定するこ
とによって行なわれる。したがって、反応速度を測定す
るには高温をできるだけ一定に保つことにより温度の変
数を試験から排除もしくは実質的に低減することが多く
の場合必要である。
当業者には明らかなように、化学的相互作用を経時的に
追跡する場合、多くの化学的相互作用の速度は概して温
度に伴って上昇するため特定の相互作用環境について実
質的に一定の温度を維持することは特に重要である0例
えば、酵素接触反応の場合、酵素が安定で活性を十分に
保持できる温度範囲内で温度がlO℃上昇する毎に反応
速度は約2倍になる。同様に被検体−抗体免疫反応の結
合速度は温度と共に上昇し、そのため免疫反応が通常起
こる温度範囲内において被検体と抗体との結合速度には
大きな変動が生じる。
発明の詳細な説明の項で、より十分に説明するが、被検
体と被検体検出組成物との反応速度を監視する試験は、
免疫試験法による糖化ヘモグロビン (glycate
d hemoglobinl、すなわちグルコ−1しく
±入園 入^忙)−1v−1L/+ノ/ y y^  
しメラ^)を監視するためのものである。この試験は、
高温の定常温度約37℃(98,6°F)(これは人間
の正常な体温に相当する)で行なわれる。したがって、
相互作用体間の反応速度を監視する際に試験温度を37
℃に実質的に一定に保つことにより、より正確でかつ信
頼性の高いHbAlc試験を行うことができる。試験中
の定常温度の最高−最低温度間の変動範囲が大きくなれ
ばなるほど(37℃より上又は下)HbA、eの試験結
果は、より不正確で信頼性の低いものとなる。
現在、HbA、c試験を行う場合、試験すべき血液試料
及び該血液試料中のHbA、eの試験に必要な試薬の入
ったカートリッジを可能な限り37℃近くに保持された
2枚の電気的に加熱されたアルミ板と接触させておき、
血液試料とHbA、e試験試薬との間の反応速度が経時
的に追跡される。先行技術の装置及び方法によれば、比
例温度制御装置によりアルミ板における最高−最低温度
間の変動範囲が約0.5℃以内に維持される。あるいは
、ナ゛ノーーF−7遺磨t+11舗益署りごトnア■7
5埒のテ点麻を約37.5℃と約35.8℃の間、すな
わち最高−最低温度間の変動範囲が約1.7℃に維持さ
れる。したがって、オン−オフ温度制御装置を用いる際
、最高−最低温度間の変動範囲を約1.7℃未満とする
ことが可能な方法又は装置であればいずれちより正確で
かつ信頼性の高いHbA、、の試験を行うことができる
ようになる。
その上、オン−オフ温度制御装置は比例温度制御装置よ
りも実質的に煩雑でなく低価格であるので、最高−最低
温度間の変動範囲を約0.5℃未満に低減し得る方法又
は装置があれば、より経済的で簡便なHbA+e試験が
可能となる。同様に、もし試験中の最高−最低温度間の
変動範囲を低減もしくは皆無にすることができれば、3
7℃又はそれ以上の温度で行われる他の診断試験も正確
性、経済性、再現性並びに信頼性などの点でより高い結
果をもたらすことになるであろう。
したがって、先行技術のアルミ板の代りに所望かつ所定
の定常温度又はこれに近い温度で相変化し得る物質を収
容した熱伝導室を用いることにより、高温で行う試験に
おける最高−最低温度間の変動範囲を有意に低減するこ
とができる。以下により詳細に述べるが、本発明の加熱
装置は高温の定常温度における試験を行うことができる
。ここで定常温度の最高−最低温度間の変動範囲は1℃
未満、通常0.5℃未満である。経済的で使い易いオン
−オフ温度制御装置を用いることによって、このように
正確な定常温度の制御を成し得たことは驚くべきことで
あり、また予期し得ないことであった。
例えば、血液試料のHbA、、試験は37℃で行なわれ
る。したがって、アルミ・チャンバーなどの金属製チャ
ンバーのような熱伝導室は約37℃で相変化する物質、
例えば、融点36.8℃の炭化水素化合物であるエイコ
サンを収容している。先行技術のアルミ板に代えてエイ
コサンを充填したアルミ・チャンバーを用いることによ
り、最高−最低温度間の温度変化をオン−オフ温度制御
装置により約0.5℃未満、例えば約0.35℃に制御
する能力のある加熱装置が得られたことは驚くべきこと
である。したがって正確性及び信頼性が高く、かつ経済
性のより高い全血のHbA、e試験を本発明の加熱装置
及びオン−オフ温度制御装置によって行うことができる
固体物質をその融点温度に加熱した場合、更に加熱し続
けることによりその全体が完全に融解するまではその融
点温度に停ることは周知である。
しかるに、更に加熱し続けることにより、融解した物質
の温度は上昇する。因みに、液状物質を凝固点温度に冷
却した場合、更に冷却し続けることによりその全体が完
全に固化するまでその凝固点に停る。しかるに、更に冷
却し続けることにより、固化した物質の温度は低下する
更に、部分融解固体物質が融点温度にある場合、又は部
分固化液状物質が凝固点にある場合に、加熱又は冷却を
中止する(加熱や冷却を更に加えない)ならば、固相と
液相とは平衡状態に停り、融解速度と同化速度とが一致
する。この物理的性質により、本発明の電気加熱装置に
より、厳密な温度制御が達成されるのであり、したがっ
て試験操作中に得られる所望の定常温度には実質的に微
少の温度変動しか起らないためより正確に被検体の試験
を行うことができる。
先行技術には、特定の温度の検知又は測定のために物質
の相変化を利用する方法や装置を開示する数多くの例が
見られる。しかしながら、先行技術には物質の相変化を
方法又は装置に利用して所定の温度を実質的に一定のレ
ベルに維持制御することを開示しているちのはない。例
えば、Bowenは米国特許第4.743.120号及
び同第4,744.671号の中で融点の異る複数のパ
ラフィンろうを別々のコンパートメントに入れ、水の温
度又は電流によって発生した温度を検知することを開示
している。パラフィンろうは夫々の融点より低い温度で
は不透明な固体である。しがし、パラフィンろうは融解
すると透明な液体となることにより、パラフィンろうを
収容しているコンパートメント上を流れる水の温度もし
くは電流によって生じた温度を示すことができる。
Hauserは、米国特許第4.270.039号の中
で、ろうが充填された、栓付加熱装置について記載して
おり、このろうは溶融状態で透明となって温度表示ディ
スク上に示される。同様にZwarunに与えられた米
国特許第4.187.799号には、所定の温度に応答
して融解するろうが組入れられた水の温度表示器が記載
されており、このろうが融解するとあらかじめその中に
収納されていた球体が放出されて温度表示器の上部に浮
上し、それによって温度が上昇し過ぎたことが示される
ようになっている。
No11enは米国特許第3.631.721号及び同
第3.895.523号の中で、空胴部にエイコサン、
ヘンエイコサン及びトコサンのようなパラフィン系炭化
水素が充填された温度計について記載しており、ここで
はパラフィン系炭化水素の体積膨張を利用して温度が測
定される。同様に物質の相変化を利用して温度を検知又
は測定することを記載したその他の特許としては、米国
特許第4.044.707号、同第4,601.588
号、同第3.118,774号、及び同第3.828.
612号;フランス国特許第2.261.579号及び
同第2.339.848号;ドイツ国特許第31038
50号及び同第2403951号二日本国特許第87−
059441号、同第87−030235号、同第85
−046522号、同第85−028364号及び同第
85−011444号などが挙げられる。これらの引例
はいずれも化合物又は組成物の相変化を、所定温度を検
出又は測定する方法又は装置に利用している。上記の引
例の内、物質の相変化を利用して実質的に一定の定常温
度を比較的長時間にわたって維持することの重要性につ
いて教示ないし提案しているものは単独にも併合的にも
存在しない。
物質の相変化を利用して実質的に一定の定常温度を維持
制御する本発明の加熱装置とは異り、先行技術の装置は
物質の相変化を特定の温度を検知又は測定することのみ
に使用している。高温を与えるために現在用いられてい
る装置としては電気加熱金属板があり、これは比例温度
制御装置により温度を維持制御されるものである。以下
により詳細に述べるが、オン−オフ制御装置と比較して
、比例温度制御装置はヒーターへの電力の投入を規制す
ることにより正確な温度制御を行うものである。比例温
度制御装置における所定温度の最高−最低温度間の変動
幅は約0.5℃である。これに対してオン−オフ温度制
御装置における所定温度の変動幅は約2℃である。しか
しながら、比例温度制御装置は比較的高価であり、較正
のために多大な時間と労力を要する。したがって、本発
明以前には、オン−オフ温度制御装置を用いることによ
り所定の定常温度の最高−最低温度間の変動幅を約1 
’C未満、好ましくは0゜5℃未満に経済的に維持制御
し得る方法や装置は存在しなかった。
そこで、本発明の方法によれば、オン−オフ温度制御装
置を用いることにより、所定の定常温度を比較的長時間
にわたって維持制御することが可能であり、この定常温
度における最高−最低温度間の温度変動幅は約1 ’C
未満、通常は約0.5℃未満である。本発明の加熱装置
は所望の所定温度又はこれに近い温度で相変化する物質
を収容している熱伝導室を有するもので、ある0本発明
の加熱装置により正確な温度制御が成し得、先行技術の
加熱装置に用いられたより精緻で高価な比例温度制御装
置と比較してより経済的で操作の簡単なオン−オフ温度
制御装置を用いた場合でち、所定の定常温度の最高−最
低温度間の変動幅が約1℃未満、通常は約0.5℃未満
に維持することができるのは驚くべきことであり、予期
し得ないことであった。
したがって、本発明の加熱装置は長時間にわたって定常
温度を維持することが必要な実験室用として有用である
0例えば、生体液のHbA、c免疫試験のように、被検
体と被検体検出組成物との間の相互作用を監視して試料
中の被検体の有無又は濃度を測定する診断試験に特に有
用である。所定の最適相互作用温度をより正確に制御す
ることにより、温度を試験の変動要素から除外すること
ができる。そのことにより経時的に被検体の反応速度又
は濃度変化をより正確に測定することができるようにな
り、結果的により正確で信頼性の高い試験が可能になる
[発明の概要] 要約すると、本発明は所定の定常温度をより正確に維持
制御する加熱装置に関する。より詳細には、本発明はよ
り経済的で操作の簡単なオン−オフ温度制御装置を用い
た場合でも定常温度の変動幅を約1℃未満、通常は約0
.5℃未満に維持する加熱装置に関する。この加熱装置
は所定の定常温度又はそれに近い温度で相変化し得る物
質を収容した熱伝導室を有している。本発明の装置によ
り、精緻で、高価で操作が難しい比例温度制御装置と比
較してより単純でコストが低いオン−オフ温度制御装置
を用いることによって所定の定常温度が効果的かつ正確
に維持できることは驚くべきことであり、予期し得ない
ことであった。
したがって、本発明の目的は比較的長時間にわたって所
定の定常温度を効果的かつ正確に維持制御する加熱装置
を提供することである。
本発明の別の目的は比較的長時間にわたって所定の定常
温度をその最高−最低温度間の変動幅が約1℃未満、通
常は約0.5℃未満であるように維持する加熱装置に関
する。
本発明の別の目的は所定の定常温度又はそれに近い温度
で相変化し得る物質を収容する熱伝導室を有する加熱装
置を提供することである。
本発明の別の目的は比較的狭い温度範囲、例えば1℃未
満の範囲内で相変化する物質を収容する熱伝導室を有す
る加熱装置を提供することである。
本発明の別の目的はオン−オフ温度制御装置を用いても
十分に正確な定常温度が維持され、2つの化合物間の相
互作用の速度を正確に測定することを可能にする加熱装
置を提供することである。
本発明の別の目的は試料中の特定の被検体の診断試験に
有用な加熱装置を提供することである。
本発明のまた別の目的は生体試料中の被検体の免疫試験
に有用な加熱装置を提供することである。
本発明の更なる目的は免疫試験法における全血のヘモグ
ロビンA I−(Hb A Ie)の試験法に有用な加
熱装置を提供することである。
本発明の上記の及びその他の目的、利点、並びに新規な
特徴は、下記の本発明の詳細な説明ならびに本発明の加
熱装置を用いることによって達成される改良された定常
温度制御を実証する添付の図面を参照することにより明
らかになるであろう。
[発明の詳細な説明1 種々の化学的用途、例えば診断試験において温度を高温
かつ比較的一定に維持することが望ましく、また、必要
である。概して、周囲温度ではゆっくりしか進行しない
特定の化学的相互作用は、温度を上昇させることにより
妥当な時間内に有意な結果が達成しつるような十分な速
度で進行する。反応速度を追跡する適用、例えば相互作
用体の濃度の低下、相互作用生成物の濃度の上昇、又は
光反射率、吸光率らしくは濁度のような物性の変化にお
いて、相互作用の速度の測定における変数としての温度
を排除するために、温度は理想的には実質的に一定に保
持される。
ることは困難であり、不可能でさえある。温度は、通常
比較的多量の水又は空気を例えば水浴らしくはオーブン
内で所望の温度に加熱し、加熱された比較的多量の水又
は空気を利用して容器内に封入された比較的少量の相互
作用体を完全に包囲することにより一定値に維持される
。その結果、相互作用体は、水又は空気が水浴又はオー
ブンの外端部で再循環され、必要に応じて加熱されてい
る間、水浴又はオーブンの中央付近の実質的に一定の温
度を感知する。温度傾斜は、水浴又はオーブンの外端部
付近の加熱された水又は空気が水浴又はオーブンの中心
付近の水又は空気と接触し再循環するに伴い迅速に排除
される。さらに水のように高い熱容量を有する化合物は
、−度加熱されると熱を保持し、ゆっくりと冷却される
ため、より一定であり、変動の少ない温度を更に与える
しかし、高温でかつ実質的に一定の温度を要するある種
の実験室での用途においては、水浴又は−+  −−f
 ” r  IJ生口1 ^h Js +n Ihh 
2太11141つ+−4fin l s    IQI
  a  Ii 診療所又は医療研究室で行われる種々の診断試験では高
温度が必要である。しかし、試験が稀にしか行われない
こと、経済性、場所又は被検体検出方法が欠如している
ため、水浴又はオーブンよりは小さいが、それらと同様
に効率が良くて正確な加熱装置を使用するように実用的
な面で考慮することがしばしば要求されている。より小
型の加熱装置は、使用しない場合の保管がより容易であ
り、また、より迅速に加熱されるので試験の結果がより
迅速に得られる。
したがって、多くの場合電気加熱金属板は被検体(as
saylを加熱して所望の温度に被検体を維持するため
に使用される。従来の加熱装置は、所望の温度に電気的
に加熱される実質的に熱伝導性の板体である。熱伝導板
は、比例温度制御装置を用いて出来るだけ所定温度に近
くなるように維持される。従来の加熱装置を図1に例示
するが、ここで固体金属のスラブ又はプレート30、例
えばアルミ板が抵抗加熱器(図示せず)によって加熱さ
れる。加熱装置は、金属板30の温度を測定する抵抗温
度器(RTD)32を具備する。抵抗温度器(RTD)
32は、温度測定要素であって、ここで感知物質の抵抗
は、正確な公知の温度関数である。したがって、感知物
質の抵抗を測定し、その抵抗値を金属板30の温度と関
連づける。抵抗温度器32の感知物質は通常金属であっ
て、好ましくは、白金である。金属板30の温度が、抵
抗加熱器に必要な電力を十分に供給する比例温度制御装
置によって維持制御される。比例温度制御装置が十分に
一定の高温を与えることにより、相互作用の速度に基づ
く試験の結果が正確に得られるが、比例温度制御装置は
調整や較正が困難であるばかりでなく比較的高価である
高温で、そして理想的には実質的に一定の温度で行われ
る特定の試験の例として、ヘモグロビンAle(HbA
、c)即ち糖化ヘモグロビン誘導体を測定する免疫濁度
測定試験がある。この免疫濁度測定試験において、全血
試料中のヘモグロビンは、まず血液試料中の全ヘモグロ
ビン量が測定されるように変性チオシアン−メト−ヘモ
グロビン型にまず変換する。その後、変性HbA+c型
を免疫試験によって測定する。免疫試験は、抗体粒子試
薬(antibody particle reage
ntlと凝集体試薬(agglutinator re
agentlとの特異的な相互作用に基づくものである
抗体粒子試薬は、抗体もしくはそのフラグメントを含み
、変性ヘモグロビンのβ−サブユニットにおいて糖化N
−末端ベブチド配列に特異性を有する。抗体ちしくは抗
体フラグメントは、水懸濁性粒子、例えばポリスチレン
又は他のラテックス粒子に結合する。有用なラテックス
粒子は、ラテックス凝集免疫試験の熟練者に周知の6の
である。概して、かかるラテックス粒子は、試験で使用
する所望の抗体試薬にとって安定した支持体として機能
し、かつ凝集体試薬の存在下分析的な目的のために十分
凝集するに必要な特性を有する。
ラテックス粒子は、−4tに乳化重合あるいは懸濁重合
によって調製される。種々のラテックス粒子が市販され
ているが、ポリスチレン粒子が特に有ラテックス粒子に
抗体試薬を共有もしくは非共有付加することは周知の従
来技術を使用することにより行われる。抗体試薬には、
全抗体、抗体フラグメント、多官能性抗体凝集体等があ
り、これらの組合せでもよい。通常、全抗体又はIgG
フラグメント、例えばFab、 Fab’あるいはF(
ab’)−が用いられる。抗体試薬は従来の抗血清及び
モノクローナル技術のようないかなる利用可能な技術に
よっても誘導することができる。 凝集体試薬は、抗体
試薬の複数のエピトープ型結合部位を含み、凝集免疫試
験の分野の当業者が精通している技術にしたがって調製
される。一般の用語における試薬凝集体は杭抜検体抗体
試薬の複数のエピトープ型結合部位を含む、かかる部位
は、被検体それ自身又は試験目的のために抗体が結合し
つる能力を十分に保持する好適な類縁体を使用すること
により得ることが出来る。かかる類縁体は、タンパク質
被検体の場合、合成により、あるいは消化によって得ら
れる、抗体試薬のエビロビンA 1cの糖化ペプチド残
基を含むことができる6 図5に示すように、上述の試薬はカートリッジ50に封
入し、HbAlcの免疫濁度測定試験が実質的に図5a
〜5℃において示されるように行なわれるようにする。
特に、図5aにおいて第1の反応域52には自然ヘモグ
ロビン第2鉄イオンをその第3メト−ヘモグロビン型に
変換するのに十分なチオシアネート塩及び酸化性物質を
含む乾燥した可溶型の変性体を導入し;第2の反応域5
4には、乾燥した可懸濁型の抗体粒子試薬を導入し;第
3の反応域56には、乾燥した可溶型の凝集体試薬を導
入する。全血試料58又はその前処理済試料は、注入口
62を通って送り出し室60に導ひかれ(図5a)、第
1の反応域52で変性体と接触し、カートリッジ50を
時計方向に回転させることにより第1の反応混合物64
を生成しく図5b〜5d)、好ましくは、約3〜約5分
、好適には約25〜39℃、より好適には約37℃でイ
ンキュベートする。その後、第1の反応混合物64は、
カートリッジ50を更に時計方向に回転させて観察室6
6に送り込まれ(図5e)、全ヘモグロビンの吸光率を
好ましくは約540nm (ナノメータ)で測定するこ
とによりその含量が得られる。第1の反応混合物64は
その後、第2の反応域54の抗体粒子試薬と接触せしめ
られ、カートリッジ50をまず時計方向に回転させ(図
5f)、その後、反時計方向に回転させることにより(
図5g)第2の反応混合物68を生成する。第2の反応
混合物68は好ましくは上述のようにインキュベートし
、所望によりブランク試料測定のためカートリッジ50
を時計方向に回転させて(図示せず)観察室66へ送ら
れる。その後、第2の反応混合物68は第3の反応域5
6で凝集体と接触せしめられ第3の反応混合物70を生
成し、上述のようにカートリッジ50を反時計方向に回
転させてインキュベートする(図51及び5j)、抗体
粒子と凝集体が相互に結合し光散乱複合体を形成する程
度は、存在するHbA、cの量に依存し、濁度測定によ
って容易に定量される。
次にHbAIcの測定は第3の反応混合物70を、カー
トリッジ50を時計方向(図5k及び5β)に回転させ
ることにより観察室へ送り込むことによって行なわれる
。第3の反応混合物70の濁度は光透過率の変化を経時
的に監視することによって測定される。第3の反応混合
物70の濁度測定における応答値ならびに第1の反応混
合物64の全ヘモグロビン測定値は試料中のHb A 
、eの量及び全ヘモグロビンの量と関連づけることがで
き、全血試量中の糖化ヘモグロビンの割合が計算される
血液試料のHbA、、の試験に用いるカートリッジ50
は図6に示す加熱装置によって回転、インキュベート及
び加熱が行なわれる。カートリッジ50は前方加熱板7
2と後方加熱板74との間に置かれる。前方加熱板72
と後方加熱板74の両者はホイルヒーター(foil 
heater)  76によって電気的に加熱され、両
加熱板72.74の温度は#F佑迫廖興7QLご上うτ
運11宙七幻ス 販動重山只nはカートリッジ50を回
転させて反応混合物を混合し、またこれをある反応域か
ら他の反応域へ移送することによりHbA、c試験が行
なわれる一方、前方加熱板72と後方加熱板74は、カ
ートリッジ50を所定の温度でインキュベートする。
従来技術によれば、前方加熱板72と後方加熱板74は
アルミ板から成り、温度は比例温度制御装置によって所
定温度に維持される。
以下により詳細に示すが、図6に示すような従来の加熱
装置は温度を測定するための抵抗温度器と温度制御のた
めの比例温度制御装置とを具備する電気加熱式金属板を
有している。かかる装置は試験中の加熱板における最高
−最低温度間の周期的変動幅を約0.5℃以内に制御す
る。温度の変動は金属板の加熱・冷却に応答して発生す
る。オン−オフ温度制御装置を用いた同様の従来の加熱
装置における最高−最低温度間の変動幅は約2℃である
。加熱板の温度変動が0.5℃程度ならば2つの相互作
用体の間の反応速度を測定する試験の信頼性を実質的に
歪めるものではないことは知られている。しかしながら
加熱板に約2℃程度の大きな周期的温度変化がある場合
は、相互作用の速度がその温度の影響を直接受け、温度
を実質的に一定に維持できないため、相互作用速度を測
定する試験に害を及ぼすことになり得る。しかしながら
、温度変動幅を0.5℃未満に維持するために用いられ
る比例温度制御装置は高価であるのみならず使用法や調
整が困難である。そこで、高温で試験を行うことができ
、比例温度制御装置のように実質的に一定の定常温度を
与えることができ、かつオン−オフ温度制御装置のよう
に経済的で使い易い方法又は装置があれが有利である。
したがって、本発明の加熱装置によれば、加熱装置の周
期的最高−最低温度間の変動幅が約1℃未満、通常は約
0.5℃未満であるので正確な速度に基く試験が可能と
なり、驚くべきことには、この正確な温度制御はオン−
オフ温度制御装置によって成されている。それにより、
試験における温度の要素は変数から除外することができ
るので、実質的に一定の定常温度によって試験はまり正
確で信頼性の高いものとなる。その上、試験は容易かつ
経済的に行うことができる0本発明の加熱装置により、
従来用いられている精緻で高価な比例温度制御装置と比
較してより単純で経済的なオン−オフ温度制御装置を用
いることによって正確な定常温度が得られることは驚く
べきことであり、予期し得ないことであった。
図2ないし図4に示した本発明の加熱装置により、高温
の定常温度をより正確に制御することができる。加熱装
置40はアルミチャンバーなどの金属製チャンバーのよ
うな熱伝導室42を有し、これは抵抗加熱器(図示せず
)によって加熱され、また熱伝導室42の表面温度を測
定するための、白金のような抵抗温度器44を有してい
る。
本発明の重要な特徴によれば、熱伝導室42の空胴46
には所定温度又はそれに近い温度で相変化し得る物質が
入っている0図3は図2の加熱装置40を矢視3−3の
方向から見た側断面図であり、熱伝導室42の空胴46
をより明確に示している。同様に図4は図2の加熱装置
40を矢視4−4の方向から見た正断面図であり、これ
も熱伝導室の空胴46をより明確に示している。
本発明の重要な特徴によれば、図7は本発明の加熱装置
に載置されるHbAIc免疫試験用のカートリッジ50
を示す。液状HbAle試料は、プラスチック製使い捨
てカートリッジ50を電気加熱されたアルミチャンバー
と接触させることにより加熱される。このアルミチャン
バーには融点36.8℃の相変化化合物のエイコサンが
充填されている。以下により詳細に述べるが、熱伝導室
の表面温度及び相変化化合物の温度は相変化の進行中に
は一定値に停る、そのため、より高価な比例温度制御装
置を用いることなく安価なオン−オフ温度制御装置によ
って正確な温度制御が成し得るのである。特に、カート
リッジ50は前方ヒーター81と後方ヒーター82との
間に置かれる。カートリッジ50は前方ヒーター81の
熱伝導板84と後方ヒーター82の熱伝導板86と接触
させる6両熱伝導板84.86は好ましくは金属板であ
り、本発明の利点を十分に発揮させるためにはアルミ板
である。前方ヒーター81及び後方ヒーター82は夫々
ヒーターであるサーモスタット導線88、温度測定用サ
ーモスタット90及びホイルヒーター92を有している
サーモスタット90は空胴94中に配置される。空胴9
4には所望の温度又はこれに近い温度で相変化する物質
が入っている。HbA、cの試験には、前方ヒーター8
1及び後方ヒーター82の空胴94には融点36.8℃
のエイコサンが収容されている0図7に示す本発明の加
熱装置により、経済的で使い易いオン−オフ温度制御装
置を用いた場合でも約0.5℃未満の幅でしか変動しな
い実質的に一定の定常温度が得られることは驚くべきこ
とであり、予期し得ないことであった。
なお、図7に示すような態様の本発明の加熱装置は熱伝
導室内に相変化物質を永久に収容するもの、あるいは第
1の相変化物質を熱伝導室から取り出して、それとは融
点の異る第2の相変化物質と交換することができるよう
なものである。例えば、加熱装置をHbA、cの試験に
のみ用いる場合、熱伝導室には適切な量のエイコサンが
永久的に充填封止される。しかし、加熱装置が数種の異
る試験に用いられる場合は、熱伝導室は取外し可能な面
材又は栓を有していて相変化物質を取出して別の相変化
物質と交換できるようになっている。
本発明の重要な特徴によれば、熱伝導室を構成する材料
は熱を伝導し得るものであればどのようなちのであって
ちよい。熱伝導室は比較的急速に加熱される材料から成
ることが好ましい。例示される材ネ4としては、金属、
金属の合金又は熱を伝導し得るポリマーが挙げられる。
本発明の利点を十分に発揮させるためには、熱伝導室を
構成する材料は金属又は合金である。熱伝導室を構成す
る金属又は合金は少くとも約0.15力ロリー/秒cm
・℃の熱伝導率を有するものが好ましい。したがって、
熱伝導室に有用な材料としてはアルミニウム、アルミ合
金、ベリリウム、ベリリウム銅、銅、青銅、真ちゆう、
金、鉄、マグネシウム、モリブデン、ニッケル、銀、錫
及び亜鉛などが挙げられるが、これらに制限されるもの
ではない。本発明の利点を十分に発揮するためには、熱
伝導室の材料はアルミニウム又はアルミ合金である。更
に、熱伝導性ポリマー又は金属ドープポリマーは、十分
な熱伝導率を有し、かつ溶融、軟化、変形や相変化物質
と相互作用することがない十分な安定性を有している限
り熱伝導室の構成材料として用いることができる。
本発明の別の重要な特徴によれば、熱伝導室に収容され
る相変化物質は試験における所望の温度又はそれに近い
温度で溶融するものである。熱伝導室に収容される相変
化物質の実体は、それが固体状であっても溶融状態でち
熱伝導室とは非反応性のちのであり、安定で、かつ相変
化を重ねてち劣化しないものならば特に制限されない。
更に、相変化物質は比較的非毒性のもので、物質の混合
物又は不純物を多く含む物質ではなく比較的純粋なもの
であることが好ましい。比較的純粋な物質はより明確に
狭い温度範囲内又は特定の温度で相変化し、それにより
相変化物質の融点又はこれに近い温度に加熱装置の温度
をより正確に制御することができる。しかしながら、物
質の混合物や比較的に純度の低い物質でも、例えば約1
℃未満の比較的狭い温度範囲内で相変化するものならば
、相変化物質として使用することができる。本発明の利
点を十分に発揮するためには約0.2℃未満のように比
較的狭い温度範囲で相変化する相変化物質が好ましい。
なお、特定の相変化物質を選択する際は熱伝導室を構成
する材料にある程度依存することも理解する必要がある
。熱伝導室が金属のように熱伝導率の高い材料で構成さ
れている場合は、金属製チャンバーの熱伝達効率が高い
ので所望の試験温度又はこれに近い温度で融解する相変
化物質が選ばれる。しかしながら、熱伝導室が熱伝導性
ポリマーのように熱伝導率の低い材料で構成されている
場合は、ポリマー製チャンバーの熱伝達効率が比較的低
いので、所望の試験温度よりもやや高い温度で融解する
相変化物質が選ばれる。
本発明の方法及び装置に有用な相変化物質は種々の化合
物の中から選ぶことができ、そのような化合物としては
脂肪族炭化水素類:脂肪族アルコール頚;ポリエチレン
オキシド類やポリプロピレンオキシド類;ポリエチレン
ワックスのような合成ポリマー類;脂肪酸のアルミニウ
ム塩又はマグネシウム塩のような金属石けん類:固体ワ
ックス状のエステル類又はアミド類;及びこれらの組合
せが挙げられるが、これらに制限されるものではない。
上記の例示化合物としては抗劣化性を有し、相変化を繰
り返してち安定で、比較的純度の高い場合は融点が鮮明
に示される固体物質が挙げられる。
例えば、周囲温度的26℃(78°F)より高い融点を
有する脂肪族炭化水素としては、炭素原子数が少くとも
約18のちのが挙げられる。したがって、脂肪族炭化水
素中に存在する炭素原子の数が多くなればなるほど融点
は高くなる。特定の脂肪族炭化水素を選択する場合、ま
ず最適定常温度を決定し、次いで、金属製チャンバーを
用いる場合には、所定の融点又はそれに近い融点を有す
る脂肪族炭化水素が相変化物質として選ばれる。
したがって、ポリマー製チャンバーを用いる場合は、最
適定常温度より6高い融点を有する脂肪族炭化水素が選
ばれる。そこで、下記のような直鎖状脂肪族炭化水素類
を、本発明の加熱装置の熱伝導室に収容され得る相変化
物質の例として挙げられるが、本発明はこれらに制限さ
れるものではない。
n−オクタデカン(C,、) m、p、28℃(82,4’ F) n−ノナデカン(C,、) m、p、32℃(89,6°F) n−エイコサン(C2,) m、 p、 36.8℃(98,2’ F)n−ヘンエ
イコサン(C2,) m、p、40.4℃(104,7’ F)n−ドコサン
(C,□) m、p、44℃(123,6” F) n−hリコサン(C,3) m、  p、 47℃(116,6’ F)n−テトラ
コサン(C,、) m、p、50.9℃(123,6°F)n−ペンタコサ
ン(C□) m、 p、 53.3℃(127,9” F)n−ヘキ
サコサン(C,、) m、 p、 56.4℃(133,5°F)n−ヘプタ
コサン(C,、) m、 p、 59℃(138,2°F)n−オクタコサ
ン(cam) m、 p、 61.4℃(142,5°F)n−トリコ
ンクン(C,、) m、 p、 64.7℃(148,5°F)n−ヘント
リコンクン(C,、) m、 p、 67.9℃(154,2’ F)n−ドト
リアコンタン(C3□) m、p、69.7℃(157,5’ F)n−ヘキサト
リアコンクン(C,、) m、 p、 76.2℃(169,26F)n−テトラ
コンタン(C4゜) m、 p、 81.3℃(178,3” F)n−テト
ラテトラコンタン(C,、) m、 p、 86.4℃(187,5@F)更に、2−
メチルヘキサデカン及び2−メチルペンタデカンのよう
な分枝脂肪族炭化水素、又は2−メチルペンタデカン及
びn−オフタデカシエンのような不飽和脂肪族炭化水素
ち相変化物質として用いることができる。しかしながら
、不飽和脂肪族炭化水素類は酸化され易くそのためある
種の不飽和脂肪族炭化水素類は相変化を繰返した場合十
分安定でない。
上記の例より、種々の脂肪族炭化水素を、本発明の加熱
装置の相変化物質として用いることができる。脂肪族炭
化水素は種々の融点のものがあり、低毒性で純度及び安
定性が高いため好ましい相変化物質である。脂肪族炭化
水素類の融点は広範に異るものではあるが、一種のみで
は目的とする特定の定常温度を達成し維持することはで
きない。そこで、本発明の加熱装置に有用な別種の化合
物が見いだされた。かかる別種の化合物としては、l−
ドデカノール(融点26℃)、セチルアルコール(融点
49.3℃)、l−オクタデカノール(融点58.5℃
)及びl−エイコサノール(融点72.5℃)などの脂
肪アルコール;ステアリン酸アルミニウム及びステアリ
ン酸亜鉛などの金属石けん:明瞭な融点を有する天然及
び合成のポリマー及びろう;その他p−ブロモトルエン
、p −トルイジン、0−テトラクロロキシレン、p−
テトラクロロキシレン、O−三臭化キシレン、0−二塩
化キシレン、m−二塩化キシレン、カンフエン、ナフタ
レン、桂皮酸メチル、1−メントール、トリステアリン
、アゾキシベンゼン及びベンゾフェノンのような明瞭な
融点を有する安定で非毒性の比較的反応性の低い化合物
が挙げられる。
本発明の加熱装置を用いることによって新規で改良され
た結果が得られることを実証するために、脂肪族炭化水
素のエイコサンを収容するアルミチャンバーから成る加
熱装置と固体のアルミ板から成る加熱装置の、それぞれ
がHbA+cの濁度測定試験を行う際の最適温度である
37℃の定常温度を達成維持する能力を比較した。以下
の実験においては、加熱装置の表面の温度及び該表面か
ら5インチ(12,7cm)離れた位置の空気を相対湿
度74%、圧力29.3フインチ(約74.6cm)H
gの条件下で測定した。加熱装置の表面から5インチ(
12,7cm)離れた位置の温度を測定したのは、周囲
の空気へ逸散した熱の量を求めるためである。
下記のデータをより十分に理解するためには、加熱装置
には2種の温度制御装置のうちの1種、すなわちオン−
オフ温度制御装置又は比例温度制御装置を用いることが
できることを理解しておくべきである。オン−オフ温度
制御装置は、測定温度値が設定域より低くなった時に十
分な電力を加熱装置に供給する一方、測定温度値が設定
域より高くなった時には電力の供給を完全に中断する。
対照的に、比例温度制御装置は、投入電力を規制するこ
とにより更に正確な温度制御を目指すちのである。比例
温度制御装置には設定された比例帯域があり、そこで温
度が設定域より低くなった時に十分な電力が印加される
。すなわち、設定域よりも温度が高くなれば電力の供給
は中断され、温度が設定された比例帯域内にある場合は
比例する量の電力が印加される。種々の比例温度制御装
置が存在する。比例制御(P)については、温度制御の
応答は比例帯域内の設定温度からの偏差に比例する。微
分制御(D)を用いるならば、これは設定温度から離脱
する温度変化の速度に基いて温度制御を行うちのである
ため、より迅速に温度修正を行うことができる。また別
の、すなわち積分制御(I)を用いるならば、所定温度
から離脱する時間に応答して比例制御装置が作動するこ
とにより温度が修正される。最も感度が高くて複雑な比
例温度制御装置はprDw度制御装置であり、これは比
例式(P)、積分式(I)及び(D)微分式(D)制御
を合体したアルゴリズムを用いることにより、より応答
性の高い温度制御を可能にするものである。市販の比例
温度制御装置はオン−オフ温度制御装置よりも実質的に
高価であり、また実質的により正確である。しかしなが
ら、オン−オフ温度制御装置は使用にあたって調整する
必要は無いが、比例温度制御装置はかなりの較正及び調
整を必要とし、所望の温度を達成維持できるようにする
のに約1時間ちの時間を要する場合が多い。
本発明の重要な特徴によれば1.相変化物質を熱伝導材
と接触させた場合、通常は熱伝導体の温度の上昇をもた
らす過剰の電力、すなわちエネルギーは相変化物質によ
って吸収され、これが融解することにより熱伝導材から
成るヒーターの温度は上昇しない、この相変化法により
過剰のヒーター電力を規制ないし逸散させれば、より経
済的なオン−オフ温度制御装置を用いて、相変化物質が
融解又は固化する温度又はこれに近い温度に比例温度制
御装置と実質的に同様に正確な温度制御を行うことがで
きる。以下に十分に説明するが、実験により、オン−オ
フ温度制御方式にPID式比例温度制御装置を採用した
加熱装置、すなわち実質曲番こはオンーオフ温度制御奨
看とエイコサンの充填されたアルミチャンバーを用いた
ものは、ヒーター表面の温度を約36.15℃と約36
.5℃の間、すなわち変動幅的0.35℃に維持できる
ことが実証された。対照的に、オン−オフ方式にPID
式比例温度制御装置とエイコサンを有さないアルミ板を
用いた加熱装置によって維持された温度は約35.8℃
と約37.5℃の間、すなわち変動幅的1.7℃のもの
であった。したがって、以上の結果から、本発明の加熱
装置は従来のPID制御方式アルミ板と同様に正確な温
度制御を与え、より経済的で極めて使い易いオン−オフ
温度制御装置を用いた新規かつ改良された装置である。
例えば、図8のグラフは、従来のアルミ板加熱装置の初
期加熱状態とエイコサンが収容されたアルミチャンバー
から成る本発明の加熱装置の初期加熱状態を比較したも
のである。初期加熱は0秒から900秒までの範囲とし
、温度の制御にはオン−オフ方式中のPID温度制御装
置を用いた。加熱装置に直接取付けた表面熱電対により
その男面濡府2−主?−乞加執誌署のト石力)^5イン
チ(12,7cm)離れた位置に配置した熱電対により
該位置の温度をそれぞれ測定した0図8のグラフは各ヒ
ーターから5インチ(12,7cm)離れた位置の温度
は約23℃の一定周囲温度に停ることを示している。し
たがって、各ヒーターは同一量の熱を周囲の空気中へ逸
散させることになる。
図8はまた従来のアルミ板加熱装置が所望の定常温度の
達成に要した時間が100秒であるのに対して、本発明
のエイコサンが収容されたアルミチャンバーを有する加
熱装置は、これよりもわずかに長い時間(120秒)を
要するだけであることを示している。エイコサンの熱容
量はアルミニウムよりも大きいので、このような結果は
予期し得なかった。しかしながら、本発明の重要な特徴
によれば、本発明の加熱装置はその表面上で測定された
最高−最低温度間の変動はより小さいことを示している
。しかるに、エイコサンが収容されたアルミチャンバー
を有する加熱装置は、定常温度が達成された時点から9
00秒後に試験を終了するまでより一定の定常温度を与
えることができた。
本発明の加熱装置によって得られる改良された定常温度
制御を図8のデータを拡大して示す図9のグラフにより
詳細に見ることができる6図9から、従来のアルミ板加
熱装置によって達成された最高定常温度(Tossa)
は37.4℃、同最低定常温度(TL、、A)は35.
8℃であった。故に、オン−オフ方式でPID比例温度
制御装置を作動させることによって温度制御される従来
の加熱装置が示した温度変動(Tossi  TL11
1A=37.4℃−35,8℃)幅は1.6℃である。
対照的に、本発明の加熱装置によって達成される最高定
常温度(T、、、、)は36.5℃、同最低定常温度(
TLssE)は36.15℃である。故に、オン−オフ
方法でPID比例温度制御装置を作動させるエイコサン
が収容されたアルミチャンバーを有する加熱装置が示し
た温度変動(T H118E  T L−11E= 3
6.5℃−36,15°G)幅は0.35℃である。し
たがって1本発明の加熱装置は、その表面を約357%
改良された状態の所望の定常温度に維持することを示し
た。本発明のオン−オフ制御装置で制御された加熱装置
は比例方式でPID比例温度制御装置を作動させること
により制御される従来のアルミ板加熱装置と同様に所定
定常温度を正確に維持できることを示した。
同様に、図1Oのグラフは従来のアルミ板加熱装置と本
発明のエイコサンを収容した加熱装置とにおいて、それ
らが比較的長時間にわたって一定の所定定常温度を維持
する能力を比較したちのである。試験は、図8に示した
初期加熱試験と同様の条件下で行ったところ、加熱装置
から5インチ(12,7cm)離れた位置の空気温度は
図8と同様に一定の周囲温度に停っている0図10のグ
ラフ及びその拡大グラフ図11は、オン−オフ温度制御
装置を用いた場合に、本発明の加熱装置は従来のアルミ
板加熱装置と比較して所望の定常温度をより正確に一定
値に制御することができることを示している。したがっ
て、よりコストの低く使い易いオン−オフ温度制御装置
を用いることにより、反応の速度を追跡する試験におい
て温度の要特に、図11の拡大グラフが示すように、加
熱装置が所望の定常温度を達成した初期加熱時間後は、
本発明の加熱装置によって実質的に一定の定常温度が維
持されることは驚くべきことであり、また予期し得ない
ことであった。所望温度達成後、従来のアルミ板加熱装
置の最高定常温度(T、、、、)は37.5℃、最低定
常温度(TL、、A)は35.8℃であった。故に電気
加熱式アルミ板から成る従来の加熱装置が示す温度変動
幅(THssA−TLSIIA)は1.7℃である。対
照的に、エイコサンが収容された電気加熱式アルミチャ
ンバーを有する本発明の加熱装置が示す温度変動幅はわ
ずか0.33℃である(T H88E”’ 36.55
℃;TLssE=36、22℃、ΔT ” T 5ss
t−T LII8E= 0.33℃)。
したがって1本発明の加熱装置は、約15分(900秒
)もの比較的長時間にわたって約415%改良された状
態で実質的に一定の定常温度を維持することが実証され
た。
その上、図12及び図13は従来のアルミ板加子を比較
したものである0図8及び図10と同様に、加熱装置か
ら5インチ(12,7cm)の温度は一定の周囲温度に
停り、このことは2つの加熱装置は同量の熱を周囲の空
気に逸散させていることを示すちのである。更に、図1
2のグラフ及びその拡大グラフ図13は本発明の加熱装
置の放冷速度は従来の加熱装置よりも遅いことを示して
いる。
上記の実験により、相変化物質が収容された熱伝導室を
有する加熱装置は、固体アルミ板を有する加熱装置より
も、ヒーター面の温度をより正確に制御することができ
ることが実証された(本発明の加熱装置のΔ丁は約0.
35℃であるのに対して、従来の固体アルミ板のΔ丁は
約1.7℃である)。エイコサンが収容された本発明の
加熱装置は、そのヒーター板の熱量が大きいために所望
の定常温度を達成する際にも、また周囲温度へ冷却する
際にも長い時間を要する。このような結果は予期し得る
ものであり、加熱時間や冷却期間が長めであってち、本
発明の加熱装置を用いる試験に悪影響を及ぼすには至ら
ない。したがって、相変化物質が収容された熱伝導室を
有する加熱装置とオン−オフ温度制御装置から成る加熱
装置を用いることにより得られる温度の正確度は比例温
度制御装置によって制御される固体アルミ板加熱装置を
用いた時に見られる正確度に概して匹敵する。
故に、本発明の加熱装置は、温度制御装置の調整(調整
並びに較正に1時間近く要する場合が多い)を必要とし
ない利点を有する。
更に、本発明の加熱装置は比較的小型であって、約2分
以内に所望の定常温度に加熱することができる。したが
って、加熱装置は診療所や小親模の実験室のように比較
的長時間にわたって実質的に一定の温度を維持する加熱
装置を必要とする用途に理想的な装置である。小型の加
熱装置は収納が便利である上、所望の定常温度まで速か
に加熱されるので、該温度を得るのに比較的長時間を要
する大きい水浴やオーブンなどは必要ない。例えば、本
発明の加熱装置はエイコサンが収容された熱伝導室を有
するものであり、該伝導室の寸法は、長さ幅共に約1.
5〜約2インチ(約2.04〜約5.08c m )の
ものである、このように寸法が小さければ、本発明の加
熱装置はHbA、C試験に用いる使い捨てカートリッジ
を約37℃の定常温度に加熱するための理想的な装置と
なる。
本発明の別の重要な特徴によれば、加熱装置により加熱
板全面にわたって均一な温度が得られる。血液のHb 
A 、C試験のような試験においては、試験器具全体の
温度を同一にすることが理想的であり、それによって速
度に基く試験において温度の要素を変数から除外できる
ので均一な温度は重要である。図7に示すホイルヒータ
ー92のような電気加熱ヒーターは空胴94中のエイコ
サンを均一に加熱し、これが更に熱伝導ヒーター板84
.86を均一に加熱する。したがって、同熱伝導ヒータ
ー板84.86の温度は全表面にわたって均一となり、
濁度測定試験を観察監視するための光学窓96は、試験
の諸段階において試験試料を混合し、これと試験試薬と
を反応させるた加熱装置の加熱面上の温度は、エイコサ
ンのような相変化物質を十分に加熱して、まず相変化物
質を溶融させ、次いで加熱装置への電力を停止してから
エイコサンを冷却させることによりより均一になること
が見出された。必要に応じて更なる電力をオン−オフ温
度制御装置によって供給することにより所望の定常温度
を維持する。熱雷対を本発明の加熱装置のヒーター裏面
の右上角、中央及び左下角に配置して行った試験では、
加熱装置に電力が供給されている間はヒーター板裏面に
は温度傾斜が存在した。ヒーター面の右上角(すなわち
、抵抗ヒーターに最も近い裏面の部分)において、ヒー
ター面の中央部や左下角(すなわち、両者とち抵抗ヒー
ターから離れている)よりも高い温度が示された。しか
しながら、エイコサンが融解した後に電力の供給を遮断
することにより。
温度傾斜は消失し、加熱板の裏面全体にわたって均一な
温度が得られた。これらの結果を図14のグラフに示し
たが、ここでは加熱装置への電力のたエイコサンは速や
かに凝固点に冷却するが加熱装置の表面をエイコサンの
凝固点に比較的長時間維持した。
図14に示したグラフのデータを図15のグラフのデー
タと比較することができる0図15のグラフで用いたデ
ータは、定常温度の維持に比例温度制御装置を用いた以
外は図14のグラフで用いたデータと同様にして求めた
ちのである0図15のグラフ中の鋭角突起は、比例温度
制御装置が周期的に電力を加熱装置へ供給するのに伴っ
て、該装置の加熱面には温度傾斜が絶えず存在すること
を示すものである。加熱装置に電力を供給すると、抵抗
ヒーターに最も近いヒーター面の領域(右上角)におけ
る温度は、抵抗ヒーターからより離れたヒーター面の他
の領域の高温よりも周期的に高くなることが示された。
図14及び図15のグラフを起こすために用いたものと
同様の実験においては、ヒーター板の前面に見られた温
度傾斜は、その裏面におけるちのほど大きいものではな
いことが分かった。しかしながら、ヒーター板の表面及
び裏面の両方において、まず熱伝導室に収容された相変
化物質が十分融解するまで電力を供給することにより、
より良好な温度の正確度が得られることが観察された。
溶融したエイコサンは、加熱装置に更なる電力を印加し
なくてち、それによって加熱される試料を約36℃の定
常温度に約10分間保持した。
これらの試験においては、水試料をHb A lc試験
に用いるプラスチック製カートリッジに入れ、その水の
温度を測定した。結果を図16に示すが、ここでは本発
明のエイコサンを収容した加熱装置への電力を約300
秒後に終了させた。その後加熱装置へ更なる電力は供給
しなかった。加熱装置によって加熱された水試料は約1
0分間36℃±0.5℃の温度に維持され、その間アル
ミチャンバー内のエイコサンは液相から固相への相変化
を行った。
更に、相変化物質をその融点より高い温度に加熱した場
合、該物質は熱伝導室の空胴から漏出する恐れがある。
したがって、図17〜図19に、本発明の加熱装置の別
の実施態様を示した。図17〜図19に示す装置では、
溶融した相変化物質が熱伝導室から漏、出する問題を解
決するために異なる封止手段を用いている。
例えば、図17は、110で示されるヒーターかつ温度
感知体をアルミ容器120の内面に配置して有する加熱
装置100を示す、アルミ容器120の空胴130には
エイコサンのような相変化物質が充填されている。相変
化物質は、空胴130に入るような例えばブロックのよ
うな固体状で前ちって成形しておくことが好ましい。相
変化物質が収容されたアルミ容器120を例えばプラス
チック製のハウジング140の中に入れ、次にアルミ板
のような熱伝導面材を該容器120及びハウジング14
0の上に載置する。熱伝導面材150をシーラント16
0の層によりアルミ容器120とハウジング140とに
固定する。シーラント160は周囲温度付近又は少なく
とも相変化物質の融点よりも低い温度で硬化するもので
ものが好ましい。このようにして、相変化物質を透過さ
せないシーラント160により相変化物質は加熱装置中
に保持される。
図18に本発明の加熱装置の別の実施例を示すが、ここ
では加熱装置200は容器210例えばポリカーボネー
トやポリスルホンのようなプラスチック製の容器の中に
ヒーター220及びヒーター導線230を配備して成る
ものである。容器210の空胴240には相変化物質と
温度感知要素250が収容されている。熱伝導面板26
0はシーラント270により容器210に固着されて液
化された相変化物質が加熱装置200から漏出しないよ
うになっている。シリコーンシーラントは溶融状態の相
変化物質を透過せず、周囲温度で硬化し、また容器21
0及び熱伝導面板260の異なる熱膨張率に十分対応す
る柔軟性を有しているのでシーラント270として用い
ることができる。好適なシーラントはGeneral 
Electric Co。
(Waterford、 N、Y、)から入手可能なR
TV 106であ図19は本発明の加熱装置のシーラン
トを必要としない別の実施例を示す。加熱装置300は
プラスチック製容器のような容器320に固定される熱
伝導面板310及び該容器320中の空胴330にOリ
ングのようなガスケット34を介して収容される相変化
物質から成る。面板310は締結部材350によって容
器320に固定される。かかる実施態様は、加熱装置3
00を容易に分解し、再び組立てることができるという
明らかな利点を有している。したがって、加熱装置30
0中の相変化物質を交換して異なる定常温度の正確な制
御を容易に行うことができる。
図20及び図21に示す実施態様は、光学的温度感知要
素及び別のヒーターを用いるちのである。光学的温度感
知要素独特の利点は、サーミスターや抵抗温度器に用い
る電導線が不必要になることである。したがって全血の
Hb A + c試験に用いる様な加熱装置においては
電気的接続が無くなるので回転がより容易になる。図2
0は研磨された金属加熱板410がレフサン(LEXA
N )製ハウジングのような透明プラスチック製ハウジ
ングにシーラント430の層によって固着されて成る加
熱装置を示す、ヒーター440はそれぞれ透明ハウジン
グ420の内部に装着され、電導線450に接続されて
いる。電導線450は、加熱装置400を回転させた場
合に切れずに撓むことができるような十分な柔軟性を有
することが必要である。空胴460にはエイコサンのよ
うな相変化物質が収容されている。温度は光センサ−4
70によって検知される。
概してエイコサンのような相変化物質は、固体状では不
透明であり、液状では透明な物質である。同相において
は、光センサ−470から相変化物質への入射光は散乱
する。したがって、光センサ−470へ戻る光流量は少
ない、しかしながら相変化物質の融解後は、入射光は透
明ハウジング420及び溶融した相変化物質を透過し研
磨金属加熱板410に入射する。入射光は研磨金属加熱
板410で反射され光センサ−470によって検知され
ることにより、ヒーター440への電力を停止すべく信
号となる。このようにして、加熱装置400の空胴46
0に種々の相変化物質を用いることにより異なるレベル
の定常温度を維持することができる。
図21に本発明の加熱装置の別の実施態様を示すが、こ
こに示す加熱装置500では図20の研磨金属加熱板4
10の代りに透明の加熱板510を用いている。加熱装
置500ちまた相変化物質が収容された空胴を有する透
明なハウジング520を有している。図20の反射光セ
ンサー470とは対照的に、図21の加熱装置500は
ランプ540及び透過光検知器550を有している。不
透明な同相の相変化物質が融解して透明な液状となった
場合に、ランプ540から検知器550へ到達した透過
光は、ヒーターを停止させるべき信号となる。
なお、透明ハウジング520の構成材料、例えばポリス
チレン、ポリカーボネート又はアクリルのような熱可塑
性物質は、金属製のハウジングよりも低い熱伝導率を有
するものである。したがって、加熱装置500の空胴5
30に導入する相変化物質は、所望の定常温度よりも高
い温度で融解するものでなければならない、当業者には
周知の実験技術の範囲であるが、相変化物質の選択は、
透明ハウジング520の構成材料の材質や厚さ、透明加
熱板570の構成材料の材質及び厚さ、並びに空胴53
0中に収容される相変化物質の量などの変数を考慮して
、透明加熱板510の表面上に所望の定常温度を与える
に十分高い融点を有するものを選ぶようにする。
本発明の利点を十分発揮させるには、加熱装置への電導
線を全て排除する。かかる加熱装置は回転が容易であり
、前記の全血のHbA、c試験に特に有用である。ヒー
ター及び温度感知要素への電導線が無い加熱装置は図2
0及び図21に示したものと類似しているが、ヒーター
板及びヒーター板への電導線を有さないものである。ハ
ウジングの空胴内の相変化物質の加熱は相変化物質が融
解するまで赤外線ランプ又は誘導加熱により行なわれる
。次に熱源を遮断すると、溶融した相変化化合物中に蓄
えられた潜熱がヒーター板を実質的に一定の定常温度に
維持するが、この温度はヒーター板の構成材料及び厚さ
、空胴の容積、空胴中の相変化物質の量、相変化物質の
融点、相変化物質の潜熱並びにヒーター板の熱損失によ
って決定される1例えば、図16のグラフに示したよう
に、溶融した相変化物質は、加熱装置への電力の供給を
停止した後も、少なくとも約10分間は実質的に一定の
定常温度を維持することが可能である。
電導線の全く無い加熱装置が全血のHbA、、、試験(
ここでは試験中に血液試料と必要な試薬とが入ったカー
トリッジの加熱及び回転が行なわれる)には有用である
。電導線の全く無い加熱装置はカートリッジを実質的に
一定の定常温度に維持して相互作用の速度を正確に測定
することを可能にするばかりでなく、容易に回転して血
液試料を種々の試験試薬と接触作用させることができる
ヒーター及び/又は温度感知要素への電導線を排除する
ことにより構成の簡単な回転式加熱装置が得られ、この
装置は回転装置を回転させたり、電導線を屈曲しても電
導線が破損することはない。
その上、加熱装置を回転させることにより溶融した相変
化物質は混合され、そのため相変化物質の局所的な凝固
により加熱装置に冷たい部分が生じるのを防ぐことがで
きる。このようにして、ヒーター板はその全面で均一な
定常温度を維持することができるようになる。
本発明の加熱装置は、)IbA1.試験の他にも高温で
行う数多くの診断試験における用途が考えられる、本発
明の加熱装置は比較的長時間にわたって実質的に一定の
定常温度を維持することができ、したがって相互作用体
間の反応速度を測定する試験での温度の要素における変
数を排除することができる。本発明の加熱装置は構造が
簡単で経済的であるので、オン−オフ温度制御装置を用
いることにより温度変動幅的0.5℃未満の定常温度の
制御を正確に行うことができる。高価で較正が困難な比
例温度制御装置でしか得ることができなかった正確な定
常温度の制御が、より経済的で操作の簡単なオン−オフ
温度制御装置を用いた場合でも成し得ることは驚くべき
ことであり、予期し得ないことであった。
本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り上記のような
本発明の修正及び変形は種々可能であるので、付与すべ
き制限のみを特許請求の範囲に示した。
【図面の簡単な説明】
図1は対象の特定被検体の試験において試料を所定の定
常温度に加熱維持するために用いる従来の電気加熱金属
スラブらしくは金属板の斜視図である。 図2は所定の定常温度又はそれに近い温度で相変化し得
る物質を収容する熱伝導室を有し、試験体(assay
l を加熱し、試料の試験を所定の定常温度に正確に維
持するために用いる本発明の加熱装置の斜視図である。 図3は図2の装置の矢視3−3の方向から見た側面図で
ある。 図4は図2の装置の矢視4−4の方向から見た側面図で
ある。 図58ないし5℃はHbA、cの免疫濁度測定試験に用
いるカートリッジとHbAlc試験において行われる工
程を示す。 図6はHbA+−の免疫濁度測定試験に用いるカートリ
ッジを加熱及び回転させるために用いる装置の側面の部
分断面図である。 図7はHbA、cの免疫濁度測定試験において試験カー
トリッジを加熱し定常温度を実質的に一定に維持するた
めに用いる本発明の加熱装置の側面の部分断面図である
。 図8は従来の電気加熱アルミスラブとエイコサンを収容
する電気加熱アルミチャンバーとにおいて、加熱を開始
した時点(t=o)から定常温度が得られるまでの間の
温度(℃)と時間(1)の関係を比較して示すグラフで
ある。 図9は図8のグラフを拡大したちのである。 図10は定常温度達成後の従来の電気加熱アルミスラブ
とエイコサンを収容する電気加熱アルミチャンバーとに
おける温度(”C)と時間(1)の関係を比較して示す
グラフである。 図11は図1Oのグラフを拡大したものである。 図12は従来の電気加熱アルミスラブとエイコサンを収
容する電気加熱アルミチャンバーとにおいて、電気ヒー
ターを止めた後の温度(℃)と時間(1)の関係を比較
して示すグラフである。 図13は図12のグラフを拡大したものである6 図14はヒーターの電源を切った後も本発明の加熱装置
は比較的長時間にわたって定常温度を有効に維持すると
ともに加熱装置の加熱面上では均一な定常温度が得られ
ることを温度(℃)と時間(1)の関係で示すグラフで
ある。 図15は従来の加熱装置のおける加熱面上の温度傾斜を
温度(℃)と時間(1)の関係で示すグラフである。 図16は本発明の加熱装置が比較的長時間にわたって定
常温度を実質的に一定に維持することを温度(’C)と
時間(1)との関係で更に示すグラフである。 図17ないし21は本発明の加熱装置の別の実施態様で
ある。 40・・・加熱装置    42・・・熱伝導室44・
・・抵抗温度器   46・・・空洞50・・・カート
リッジ  72・・・前方加熱板74・・・後方加熱板
   76・・・ホイルヒーター1二4」7五 時間(秒) 時間〔秒) 時間C1秒) 二二工乙辷五 時間(秒)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、実質的に一定の定常温度を維持し得る加熱装置であ
    って、 相変化物質を収容できるようになっている貯留室と熱伝
    達関係を維持して配置される熱伝導板(ここで、該相変
    化物質を加熱するためにこれに加えられるエネルギーが
    、該相変化物質から該熱伝導板(加熱板)へ熱を伝える
    ようになつており、該相変化物質は加熱することによっ
    て相変化することができ、該物質の相変化工程中におい
    ては、それに加えられる更なるエネルギーが相変化が完
    了するまでは該相変化物質が吸収することにより相変化
    が進行し、それによって実質的に一定量の熱が相変化中
    に熱伝導板へ伝達されるようになっている); 該加熱装置に作動的に接続された該熱伝導板の温度を感
    知するための手段;及び 該加熱装置に作動的に接続された該相変化物質を加熱す
    るための手段から成ることを特徴とする加熱装置。 2、相変化物質を加熱するための加熱手段が、熱伝導板
    の温度を感知する感知手段によって検出された温度に応
    答して、加熱装置へ十分なエネルギーを供給する請求項
    1記載の加熱装置。 3、熱伝導板が、金属、合金、熱伝導性ポリマー、金属
    ドープポリマー及び合金ドープポリマーから成る群より
    選ばれる請求項1記載の加熱装置。 4、熱伝導板が、アルミニウム、アルミ合金、ベリリウ
    ム、ベリリウム銅、銅、青銅、真ちゆう、金、鉄、マグ
    ネシウム、モリブデン、ニッケル、銀、錫及び亜鉛から
    成る群より選ばれる金属又は合金から成る請求項3記載
    の加熱装置。 5、相変化物質が1℃未満の範囲で相変化する請求項1
    記載の加熱装置。 6、相変化物質が、脂肪族炭化水素、脂肪アルコール、
    ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、合成
    ポリマー、金属石けん、ワックス状エステル、ワックス
    状アミド及びこれらの組合わせから成る群より選ばれる
    請求項1記載の加熱装置。 7、相変化物質が、n−オクタデカン、n−ノナデカン
    、n−エイコサン、n−ヘンエイコサン、n−ドコサン
    、n−トリコサン、n−テトラコサン、n−ペンタコサ
    ン、n−ヘキサコサン、n−ヘプタコサン、n−オクタ
    コサン、n−トリコンタン、n−ヘントリアコンタン、
    n−ドトリアコンタン、n−ヘキサトリコンタン、n−
    テトラコンタン、n−テトラテトラコンタン、2−メチ
    ルヘキサデカン、2−メチルヘプタデカン、2−メチル
    ペンタデカン及びn−オクタデカンから成る群より選ば
    れる脂肪族炭化水素である請求項6記載の加熱装置。 8、実質的に一定の所定定常温度を維持し得る加熱装置
    であって、 相変化物質を収容できるようになっている貯留室と熱伝
    達関係を維持して配置される熱伝導板;加熱装置に作動
    的に接続された加熱手段(これから貯留室へ加えられる
    エネルギーにより相変化物質が加熱されると、相変化物
    質から熱伝導板に熱が伝達されるようになっている);
    及び 加熱装置に作動的に接続された熱伝導板の温度を感知す
    るための感知手段から成り; 該相変化物質は加熱することによって第1の相から第2
    の相へ相変化することができ、該物質の相変化工程中に
    おいてはそれに加えられる更なるエネルギーが第1の相
    から第2の相への相変化が完了するまでは該相変化物質
    が吸収することにより相変化が進行し、それによって実
    質的に一定量の熱が相変化中に熱伝導板へ伝達され、か
    つ相変化物質の相変化が実質的に全部完了した後は、温
    度が所定の定常温度よりも高くなったことを感知手段が
    感知すると、加熱手段は、相変化物質の一部が第2の相
    から第1の相へと再び相変化するまで、更なるエネルギ
    ーを相変化物質に対して加えることを中断し、そこで感
    知手段は温度が定常温度よりも低くなったことを感知し
    て加熱手段を付勢するようになっていることを特徴とす
    る加熱装置。 9、実質的に一定の定常温度に試験試料を維持する方法
    であって、 試験試料を適切な容器に入れ、該容器を加熱装置と接触
    させることから成り; 該加熱装置は相変化物質を収容できるようになっている
    貯留室と熱伝達関係を維持して配置される熱伝導板(こ
    こで該相変化物質を加熱するためにこれに加えられるエ
    ネルギーが該相変化物質から該熱伝導板(加熱板)へ熱
    を伝えるようになっており、該相変化物質は加熱するこ
    とによって相変化することができ、該物質の相変化工程
    中においてはそれに加えられる更なるエネルギーが相変
    化が完了するまでは該相変化物質が吸収することにより
    相変化が進行し、それによって実質的に一定量の熱が相
    変化中に熱伝導板へ伝達されるようになっている); 該加熱装置に作動的に接続された該熱伝導板の温度を感
    知するための手段;及び 該加熱装置に作動的に接続された、該相変化物質を加熱
    するための手段から成ることを特徴とする方法。 10、生体試料中の成分を速度に基いて検定する際に該
    試料を実質的に一定の定常温度に維持する方法であって
    、 生体試料を適切な試験容器に入れ、該容器を実質的に一
    定の定常温度を維持し得る加熱装置と接触させることか
    ら成り、 該加熱装置は相変化物質を収容できるようになっている
    貯留室と熱伝達関係を維持して配置される熱伝導板(こ
    こで該相変化物質を加熱するためにこれに加えられるエ
    ネルギーが該相変化物質から該熱伝導板(加熱板)へ熱
    を伝えるようになっており、該相変化物質は加熱するこ
    とによって相変化することができ、該物質の相変化工程
    中においてはそれに加えられる更なるエネルギーが相変
    化が完了するまでは該相変化物質が吸収することにより
    相変化が進行し、それによって実質的に一定量の熱が相
    変化中に熱伝導板へ伝達されるようになっている); 該加熱装置に作動的に接続された該熱伝導板の温度を感
    知するための手段;及び 該加熱装置に作動的に接続された該相変化物質を加熱す
    るための手段から成ることを特徴とする方法。
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