JPH03186669A - シール構造 - Google Patents
シール構造Info
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- JPH03186669A JPH03186669A JP32549189A JP32549189A JPH03186669A JP H03186669 A JPH03186669 A JP H03186669A JP 32549189 A JP32549189 A JP 32549189A JP 32549189 A JP32549189 A JP 32549189A JP H03186669 A JPH03186669 A JP H03186669A
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は各種自動車部品、電気部品等の互いに対面する
シール面に室温硬化性液状ゴムを介在させて前記シール
面間をシールするFIPG等のシール構造に係り、特に
前記シール面間を特異な構造とすることにより前記液状
ゴムの未硬化時におけるシール性を向上するとともに耐
液性をも向上し、かつシール面の動きに対する追従性な
らびにシール面の加工作業性をも改良し、この結果、高
い信頼性ならびに作業性を保持するFIPG等のシール
構造に関する。
シール面に室温硬化性液状ゴムを介在させて前記シール
面間をシールするFIPG等のシール構造に係り、特に
前記シール面間を特異な構造とすることにより前記液状
ゴムの未硬化時におけるシール性を向上するとともに耐
液性をも向上し、かつシール面の動きに対する追従性な
らびにシール面の加工作業性をも改良し、この結果、高
い信頼性ならびに作業性を保持するFIPG等のシール
構造に関する。
本発明シール構造の適用分野は、例えばオイルパン、デ
ファレンシャルカバー、ミッションケース、タイミング
ギヤカバー、ウォーターポンプ、サーモスタットハウジ
ング、フライホイルカバーウォーターアウトレットカバ
ー、ディストリビュータ等の自動車部品、モーターケー
ス、アイロンのウォータータンク等の電気部品等であり
、その他ガスメータ、ストーブ等、一般機器類にも広く
適用される。
ファレンシャルカバー、ミッションケース、タイミング
ギヤカバー、ウォーターポンプ、サーモスタットハウジ
ング、フライホイルカバーウォーターアウトレットカバ
ー、ディストリビュータ等の自動車部品、モーターケー
ス、アイロンのウォータータンク等の電気部品等であり
、その他ガスメータ、ストーブ等、一般機器類にも広く
適用される。
前述のシール構造として従来、第6!0および第7図に
示されるものが知られている。これはシール面1の一部
に凸条2および凹条3を隣接して設け、第7図示のよう
にこのシール面1に対面する他のシール面4を液状ガス
ケット5を介してボルト6により締めつける構造であっ
て、液状ガスケット5の末硬化時における耐圧性やガス
ケット切れを改良するものである。(特公昭55−35
576号公報)。
示されるものが知られている。これはシール面1の一部
に凸条2および凹条3を隣接して設け、第7図示のよう
にこのシール面1に対面する他のシール面4を液状ガス
ケット5を介してボルト6により締めつける構造であっ
て、液状ガスケット5の末硬化時における耐圧性やガス
ケット切れを改良するものである。(特公昭55−35
576号公報)。
また、第8図および第9図に示されるようにシール面1
に溝7を切り込んだシール構造も知られている。これは
第9図示のようにシール面1に対面する他のシール面4
を接着剤5を介してボルト6により締めつける構造であ
る。
に溝7を切り込んだシール構造も知られている。これは
第9図示のようにシール面1に対面する他のシール面4
を接着剤5を介してボルト6により締めつける構造であ
る。
さらに第10図および第11図に示されるようにシール
面1に切欠き8を切り込んだシール構造も知られている
。これは第11図示のようにシール面1に対面する他の
シール面4を接着剤5を介してボルト6により締めつけ
る構造である。
面1に切欠き8を切り込んだシール構造も知られている
。これは第11図示のようにシール面1に対面する他の
シール面4を接着剤5を介してボルト6により締めつけ
る構造である。
これら第8〜11図のものはそれぞれ溝7あるいは切欠
き8を用いることによりシール面の相対運動が大きい場
合の接着剤がれ、凝集破壊を防止するものである。
き8を用いることによりシール面の相対運動が大きい場
合の接着剤がれ、凝集破壊を防止するものである。
−1に、FIPG等のシール構造では、シリコーン、ウ
レタン等の室温硬化性液状ゴムをシール面に介在させる
構造であるから、次のことが問題となる。
レタン等の室温硬化性液状ゴムをシール面に介在させる
構造であるから、次のことが問題となる。
■アッセンブリーライン上でシール剤が硬化しないうち
にリークテストが行われる為、末硬化時の耐圧性が必要
となる。このためにはシール面のクリアランスをできる
だけ小さくしなければならない。
にリークテストが行われる為、末硬化時の耐圧性が必要
となる。このためにはシール面のクリアランスをできる
だけ小さくしなければならない。
■振動や、温度差、内圧等によるシール面の縦方向、横
方向の動き、ずれに対する追従性が必要である。このた
めにはある程度シール剤層の厚みをとって伸びによって
追従できるように巳なければいけない。
方向の動き、ずれに対する追従性が必要である。このた
めにはある程度シール剤層の厚みをとって伸びによって
追従できるように巳なければいけない。
■シール剤に対して非常に劣化性の強い油等の液体をシ
ールすることが多いので、できるだけシール面どうしが
直接あたるメタルタッチ構造にして、シール液との接触
面積を小さくして劣化されにくい構造にする必要がある
。
ールすることが多いので、できるだけシール面どうしが
直接あたるメタルタッチ構造にして、シール液との接触
面積を小さくして劣化されにくい構造にする必要がある
。
■F■PGシール剤は一般に一液性で大気中の湿分や酸
素と反応して表面から徐々に硬化するのでシール面外周
部がメタルタッチ構造ですき間が小さいと内部まで硬化
するのには非常に長時間を要する。このためできるだけ
外周部は開口してすき間が大きい方が良い。
素と反応して表面から徐々に硬化するのでシール面外周
部がメタルタッチ構造ですき間が小さいと内部まで硬化
するのには非常に長時間を要する。このためできるだけ
外周部は開口してすき間が大きい方が良い。
■シール面の加工作業が簡単であること。
■シール面のシールインナー側(内側)に大きくシール
剤がはみ出すと、シール剤がちぎれてつまり等のトラブ
ルを発生するのでインナー側にはできるだけはみ出しを
少なくすること。
剤がはみ出すと、シール剤がちぎれてつまり等のトラブ
ルを発生するのでインナー側にはできるだけはみ出しを
少なくすること。
■シール剤はシール面に良く接着し、シール面の動き、
内圧による変形によく追従すること。
内圧による変形によく追従すること。
■通常は接着性、伸びによって高いシール信頼性以上の
条件より従来技術をみると、まずフランジに凸と凹を隣
接させる第6図および第7図の方法は確かに未硬化時耐
圧性と追従性を共存させるのには効果があるが、シール
面インナー側も比較的開口していることから耐油性等の
耐液性に劣り、また、凹部のシール剤が硬化するのに時
間がかかる。またプレス部品では問題にならないが、ア
ルミ切削部品等でこの構造を作ろうとすると加工作業に
手間がかかる。またシール剤を凸部に塗布した場合はイ
ンナー側にシール剤がはみ出しやすく、メンテナンス分
解性も良くない。さらに第8図および第9図のような溝
切りフランジの場合もまた、前記凹凸フランジと同様の
欠点を有している。また、第10図および第11図の切
欠きフランジもまた、前記凹凸フランジにみられた欠点
に加えてフランジの動きに対する追従性があまり得られ
ないという欠点もある。
条件より従来技術をみると、まずフランジに凸と凹を隣
接させる第6図および第7図の方法は確かに未硬化時耐
圧性と追従性を共存させるのには効果があるが、シール
面インナー側も比較的開口していることから耐油性等の
耐液性に劣り、また、凹部のシール剤が硬化するのに時
間がかかる。またプレス部品では問題にならないが、ア
ルミ切削部品等でこの構造を作ろうとすると加工作業に
手間がかかる。またシール剤を凸部に塗布した場合はイ
ンナー側にシール剤がはみ出しやすく、メンテナンス分
解性も良くない。さらに第8図および第9図のような溝
切りフランジの場合もまた、前記凹凸フランジと同様の
欠点を有している。また、第10図および第11図の切
欠きフランジもまた、前記凹凸フランジにみられた欠点
に加えてフランジの動きに対する追従性があまり得られ
ないという欠点もある。
そこで、本発明の目的は互いに対面するシール面に室温
硬化性液状ゴムを介在させて前記シール面間をシールす
るFIPG等のシール構造において、前記シール面間を
特異な構造とすることにより、前記液状ゴムの未硬化時
におけるシール性を向上するとともに耐液性をも向上し
、かつシール面の動きに対する追従性ならびにシール面
の加工作業をも改良し、この結果、高い信頼性ならびに
作業性を保持するFIPG等のシール構造を提供するこ
とにある。
硬化性液状ゴムを介在させて前記シール面間をシールす
るFIPG等のシール構造において、前記シール面間を
特異な構造とすることにより、前記液状ゴムの未硬化時
におけるシール性を向上するとともに耐液性をも向上し
、かつシール面の動きに対する追従性ならびにシール面
の加工作業をも改良し、この結果、高い信頼性ならびに
作業性を保持するFIPG等のシール構造を提供するこ
とにある。
前述の目的を達成するため、本発明によれば、互いに対
面するシール面間に室温硬化性液状ゴムを介在させて前
記シール面間をシールするシール構造において、前記シ
ール面間のシールインナー側を互いに接触させるととも
に、外側を開口クリアランスとすることを特徴とする。
面するシール面間に室温硬化性液状ゴムを介在させて前
記シール面間をシールするシール構造において、前記シ
ール面間のシールインナー側を互いに接触させるととも
に、外側を開口クリアランスとすることを特徴とする。
以下、本発明を添付図面を用いて詳述する。
第1図は自動車のエンジンブロックとオイルパンの組み
合わせに係る斜視図であって、101はエンジンブロッ
ク、102はオイルパンである。これらはオイルパン1
02のシール面103にシール材104を付着させ、こ
の上にエンジンブロック101のシール面(図示せず)
を重ね合わせて組み合わされる。このシール構造は図示
しないが、両シール面間にシール材104を介在して構
成される。
合わせに係る斜視図であって、101はエンジンブロッ
ク、102はオイルパンである。これらはオイルパン1
02のシール面103にシール材104を付着させ、こ
の上にエンジンブロック101のシール面(図示せず)
を重ね合わせて組み合わされる。このシール構造は図示
しないが、両シール面間にシール材104を介在して構
成される。
第2図は第1図のシール構造の代わりに、本発明のシー
ル構造を採用した場合のシール構造の断面図であって、
これはエンジンブロック101とオイルパン102の互
いに対面するシール面10a、 10b間に室温硬化性
液状ゴム11を介在させて、シール面10a、10b間
をシールするシール構造である。
ル構造を採用した場合のシール構造の断面図であって、
これはエンジンブロック101とオイルパン102の互
いに対面するシール面10a、 10b間に室温硬化性
液状ゴム11を介在させて、シール面10a、10b間
をシールするシール構造である。
上述のシール構造において、本発明の特徴はシール面1
0a、10b間のシールインナー側12を互いに接触さ
せるとともに、外側13を開口クリアランス14とする
ことにある。上述の構造において、室温硬化性液状ゴム
11は主に開口クリアランス14に填充されることにな
る。15はボルトである。
0a、10b間のシールインナー側12を互いに接触さ
せるとともに、外側13を開口クリアランス14とする
ことにある。上述の構造において、室温硬化性液状ゴム
11は主に開口クリアランス14に填充されることにな
る。15はボルトである。
シール面10a、10b間の外側13を開口クリアラン
ス14とするには、例えば第2図示のように、シール面
10a、 10bの少なくとも一方、例えばエンジンブ
ロック101側のシール面10aを外側13の方向に開
口する段付構造aとしたり、または第3図に示されるよ
うに、シール面10aS10b間をシールインナー側1
2から外側13の方向に開口するテーパー構造すとした
り等の構造により達成される。
ス14とするには、例えば第2図示のように、シール面
10a、 10bの少なくとも一方、例えばエンジンブ
ロック101側のシール面10aを外側13の方向に開
口する段付構造aとしたり、または第3図に示されるよ
うに、シール面10aS10b間をシールインナー側1
2から外側13の方向に開口するテーパー構造すとした
り等の構造により達成される。
第2図における段付構造aの段差としては、追従性だけ
を考えた場合、通常の運転中に生じるシール面の動きに
は0.5mm以上とれば充分であるが、メンテナンス分
解性を考えてカッターの刃が入る厚みということで1I
III11〜5mm1好ましくは1.2M〜3則の範囲
でとる。例えば、アルミニウムと鉄の組合せの場合のエ
ンジンブロックとオイルパンの温度差による横方向のず
れを計算すると、オイルパンのフランジ局長が1400
mmの場合、100℃の温度勾配が生じたとすると、2
3X10−’ (アルミの線膨張係数)−12X10−
’ (鉄の線膨張係数)x 100X 1400= 1
.54mmのずれが生じる。これをシール面の断面でみ
た場合、約半分の0.778の横方向の動きが生じたこ
とになるが、これは液状ゴム(シール剤層)の厚みが2
閣でシール剤の伸びが300%ある場合は表−1の結果
かられかるように充分追従可能な範囲である。
を考えた場合、通常の運転中に生じるシール面の動きに
は0.5mm以上とれば充分であるが、メンテナンス分
解性を考えてカッターの刃が入る厚みということで1I
III11〜5mm1好ましくは1.2M〜3則の範囲
でとる。例えば、アルミニウムと鉄の組合せの場合のエ
ンジンブロックとオイルパンの温度差による横方向のず
れを計算すると、オイルパンのフランジ局長が1400
mmの場合、100℃の温度勾配が生じたとすると、2
3X10−’ (アルミの線膨張係数)−12X10−
’ (鉄の線膨張係数)x 100X 1400= 1
.54mmのずれが生じる。これをシール面の断面でみ
た場合、約半分の0.778の横方向の動きが生じたこ
とになるが、これは液状ゴム(シール剤層)の厚みが2
閣でシール剤の伸びが300%ある場合は表−1の結果
かられかるように充分追従可能な範囲である。
次にシールインナー側12のメタルタッチ幅について述
べると、アッセンブリー時のリークテスト圧0.2kg
f/cI11に耐えるには、1fflI11以上、好ま
しくは2閣以上あれば充分である。また、耐油性を考え
ても従来のメタルタッチ構造のシール面で10万す以上
、実車走行した車のオイルパンでもシール剤層が変色し
ているのはインナー側からIM程度であり、このことか
らもインナー側のメタルタッチ部の幅は1M以上、好ま
しくは2IllI11以上あれば充分である。
べると、アッセンブリー時のリークテスト圧0.2kg
f/cI11に耐えるには、1fflI11以上、好ま
しくは2閣以上あれば充分である。また、耐油性を考え
ても従来のメタルタッチ構造のシール面で10万す以上
、実車走行した車のオイルパンでもシール剤層が変色し
ているのはインナー側からIM程度であり、このことか
らもインナー側のメタルタッチ部の幅は1M以上、好ま
しくは2IllI11以上あれば充分である。
また、未硬化時のシール性を考えた場合、平行するすき
間からの流体のもれは次の式で示される。
間からの流体のもれは次の式で示される。
Q=bh’ ・ΔP/12ηl ・・・(1)こ
こで、Q:もれ量、b=フランジ外周長さ、h:クリア
ランス、ΔP:圧力差、η:シール剤の粘度、1:フラ
ンジ幅である。
こで、Q:もれ量、b=フランジ外周長さ、h:クリア
ランス、ΔP:圧力差、η:シール剤の粘度、1:フラ
ンジ幅である。
Qが充分小さければもれないわけであるが、これを一つ
の定数Aとしてみるとその他の条件が設定できる。従来
のフラット形状のオイルパンで耐圧テストを行いA (
Q)の値を計算してみると、b =1400mm、 h
= 0.1mm+、η=1400P、 !=8rrm
。
の定数Aとしてみるとその他の条件が設定できる。従来
のフラット形状のオイルパンで耐圧テストを行いA (
Q)の値を計算してみると、b =1400mm、 h
= 0.1mm+、η=1400P、 !=8rrm
。
もれ圧ΔF = 1.0 kgf/cutであった。
ここで、
P =dYn’!1iec/CIIIP’/saooo
akgf−sec/c++!A (Q) = 1.0X
10−2(crI/5ec)この人を用いて実際のリー
クテスト圧0.2kg f/cjでの必要フランジ幅す
を計算すると、 b=A12η1/h3・ΔF=0.16cmとなり、2
IIIfflフランジ幅(シール面幅)をとれば充分未
硬化時シール性が得られることになる。
akgf−sec/c++!A (Q) = 1.0X
10−2(crI/5ec)この人を用いて実際のリー
クテスト圧0.2kg f/cjでの必要フランジ幅す
を計算すると、 b=A12η1/h3・ΔF=0.16cmとなり、2
IIIfflフランジ幅(シール面幅)をとれば充分未
硬化時シール性が得られることになる。
次にフランジ(シール面)形状の違いによる追従性をみ
るために第5図に示すような実施例1〜2、比較例1〜
4の断面形状で長さ50fflのテストピースを縦方向
および横方向にそれぞれ10mm/分の速度で引張り試
験機で引張り試験を行い、破壊点までの変位を追従性と
して測定し、結果を表−1に示した。
るために第5図に示すような実施例1〜2、比較例1〜
4の断面形状で長さ50fflのテストピースを縦方向
および横方向にそれぞれ10mm/分の速度で引張り試
験機で引張り試験を行い、破壊点までの変位を追従性と
して測定し、結果を表−1に示した。
表−1かられかるように追従性で最も重要な横方向の追
従性において大きな効果がみられた。
従性において大きな効果がみられた。
次に内部硬化性をみると、第5図の断面形状のテストフ
ランジに室温硬化性液状ゴムとして、■スリーボンド製
FIPG用シリコーンシール剤1207Bを塗布して組
みっけの後、室温に一定時間放置後、分解して未硬化部
があるかどうかを確認した。結果を表−2に示す。
ランジに室温硬化性液状ゴムとして、■スリーボンド製
FIPG用シリコーンシール剤1207Bを塗布して組
みっけの後、室温に一定時間放置後、分解して未硬化部
があるかどうかを確認した。結果を表−2に示す。
実施例L2は片面が大きく開口しているため内部までの
硬化速度も速い。
硬化速度も速い。
またこのとき、インナー側へのシール剤のはみ出しをみ
ると、開口部側へシール剤が押し出されるため、インナ
ー側へのシール剤のはみ出しが実施例1.2では非常に
少なかった。
ると、開口部側へシール剤が押し出されるため、インナ
ー側へのシール剤のはみ出しが実施例1.2では非常に
少なかった。
次に分解性をみると、第5図の断面形状で長さ50mm
のテストピースを引張り速度10M7分で割裂方向に引
張り、その分解強度を測定した。このとき、実施例1.
2についてはカッターナイフで切り込みをできるだけ深
く入れてから行った。結果を表−3に示す。
のテストピースを引張り速度10M7分で割裂方向に引
張り、その分解強度を測定した。このとき、実施例1.
2についてはカッターナイフで切り込みをできるだけ深
く入れてから行った。結果を表−3に示す。
明細書の浄書(内容に変更なし)
表−3に示されるように、実施例1.2は非常に小さな
力で分解できた。これを実際のオイルパンを組みつけて
実験してみると、従来のストレートフランジではシール
剤が完全硬化機分解する場合、一部分よりドライバーを
さし込んでこじあける際にその部分が大きく変形してし
まった。これに対し、本発明の段付き構造のシール面で
はカッターで切込みを入れてからドライバーでこじ開け
たところ、ごく簡単に弱い力で分解することができオイ
ルパンを変形させることはなかった。
力で分解できた。これを実際のオイルパンを組みつけて
実験してみると、従来のストレートフランジではシール
剤が完全硬化機分解する場合、一部分よりドライバーを
さし込んでこじあける際にその部分が大きく変形してし
まった。これに対し、本発明の段付き構造のシール面で
はカッターで切込みを入れてからドライバーでこじ開け
たところ、ごく簡単に弱い力で分解することができオイ
ルパンを変形させることはなかった。
なお、本発明はシール面間を第3図示のようなテーパー
構造としても上述と同様な効果が得られる。
構造としても上述と同様な効果が得られる。
また、第4図示のように、シールインナー側12のメタ
ルタッチ部に切欠き16を多少大れると、はみ出したシ
ール剤の脱落防止に効果があるのでより好ましいフラン
ジ形状となる。
ルタッチ部に切欠き16を多少大れると、はみ出したシ
ール剤の脱落防止に効果があるのでより好ましいフラン
ジ形状となる。
次にクリアランスをとることによる耐油性の違いをみる
ためにJ I S H4000のアルミニウム製、25
X 100 X 5rmのテストピースでオーバーラ
ツプ25×25閣でクリアランスを0.0.1.0.2
、OJ、0.4.0.5fflI11とり、これに■ス
リーボンド製FIPGシール剤1212を塗布し完全硬
化させた後、ギヤーオイル75w−90に150℃で7
日間浸漬して、引張り速度50g/分で引張り試験を行
い、せん断接着力の保持率およびシール剤層の変色域長
さを測定した。結果を表−4に示す。
ためにJ I S H4000のアルミニウム製、25
X 100 X 5rmのテストピースでオーバーラ
ツプ25×25閣でクリアランスを0.0.1.0.2
、OJ、0.4.0.5fflI11とり、これに■ス
リーボンド製FIPGシール剤1212を塗布し完全硬
化させた後、ギヤーオイル75w−90に150℃で7
日間浸漬して、引張り速度50g/分で引張り試験を行
い、せん断接着力の保持率およびシール剤層の変色域長
さを測定した。結果を表−4に示す。
明細書の浄書(内容に変更なし)
表
この結果と、実車走行で10万す以上走行したフラット
形状のオイルパンフランジ部でシール剤が実際変色した
のは油に接しているインナ一部で1動程度であったこと
を合わせ考えると、インナー側がメタルタッチになって
いることは長期耐油性からみて大変効果があり、その幅
は2閣程度あれば充分である。
形状のオイルパンフランジ部でシール剤が実際変色した
のは油に接しているインナ一部で1動程度であったこと
を合わせ考えると、インナー側がメタルタッチになって
いることは長期耐油性からみて大変効果があり、その幅
は2閣程度あれば充分である。
本発明に用いられるシール剤(室温硬化性液状ゴム)と
しては室温で硬化してフランジ部材に良好に接着し、ゴ
ム弾性体になる液状シール剤であればいずれでも用いら
れる。例えば、シリコーン、変成シリコーン、ポリサル
ファイド、ポリウレタン、アクリルウレタン、変成ポリ
サルファイド等が挙げられる。
しては室温で硬化してフランジ部材に良好に接着し、ゴ
ム弾性体になる液状シール剤であればいずれでも用いら
れる。例えば、シリコーン、変成シリコーン、ポリサル
ファイド、ポリウレタン、アクリルウレタン、変成ポリ
サルファイド等が挙げられる。
上述の本発明シール構造によれば、未硬化時の耐圧性が
得られ、横方向の動きに対して良好な追従性が得られ、
シール媒体によるシール剤の劣化の影響が非常に受は難
い。また、シール剤の内部までの硬化性が非常に速く、
フランジの加工作業が簡単である。さらに、シール剤が
インナ一部へはみ出し難く、通常はフランジ面によく接
着し、シール剤層の伸びによりよく追従し、シール信頼
性が高いが、分解時にはカッターで切れ込みを入れるこ
とで、簡単に分解できる。またこと他にメタルタッチ部
が少なくゴム浮かし構造になるので、騒音や振動の伝達
が少なくなる等の数多い効果が得られる。
得られ、横方向の動きに対して良好な追従性が得られ、
シール媒体によるシール剤の劣化の影響が非常に受は難
い。また、シール剤の内部までの硬化性が非常に速く、
フランジの加工作業が簡単である。さらに、シール剤が
インナ一部へはみ出し難く、通常はフランジ面によく接
着し、シール剤層の伸びによりよく追従し、シール信頼
性が高いが、分解時にはカッターで切れ込みを入れるこ
とで、簡単に分解できる。またこと他にメタルタッチ部
が少なくゴム浮かし構造になるので、騒音や振動の伝達
が少なくなる等の数多い効果が得られる。
第1図は自動車のエンジンブロックとオイルパンの組み
合わせにかかる斜視図であり、第2図、第3図および第
4図はそれぞれ、本発明にかかるシール構造の代表的具
体例の断面図であり、第5図はそれぞれ、本発明の各種
実験に用いたシール構造の断面図であり、第61!I、
第7図、Wc8図、第9図、第1O図および第11図は
それぞれ公知のシール構造の断面図ならびにそれらの使
用状態を説明するための断面図である。 101・・・エンジンブロック、 102・・・オイルパン、 10a1 11・・・室温硬化性液状ゴム、 12・・・シールインナー側、 13・・・外側、14
・・・開口クリアランス、 16・・・切欠キ、a・・
・断材構造、 b・・・テーパー構造。 10b・・・シール面、
合わせにかかる斜視図であり、第2図、第3図および第
4図はそれぞれ、本発明にかかるシール構造の代表的具
体例の断面図であり、第5図はそれぞれ、本発明の各種
実験に用いたシール構造の断面図であり、第61!I、
第7図、Wc8図、第9図、第1O図および第11図は
それぞれ公知のシール構造の断面図ならびにそれらの使
用状態を説明するための断面図である。 101・・・エンジンブロック、 102・・・オイルパン、 10a1 11・・・室温硬化性液状ゴム、 12・・・シールインナー側、 13・・・外側、14
・・・開口クリアランス、 16・・・切欠キ、a・・
・断材構造、 b・・・テーパー構造。 10b・・・シール面、
Claims (3)
- (1)互いに対面するシール面間に室温硬化性液状ゴム
を介在させて前記シール面間をシールするシール構造に
おいて、前記シール面間のシールインナー側を互いに接
触させるとともに外側を開口クリアランスとすることを
特徴とするシール構造。 - (2)請求項第1項に記載のシール構造において、前記
シール面の少なくとも一方を外側方向に開口する段付構
造とし、これによりシール面間の外側を開口クリアラン
スとすることを特徴とするシール構造。 - (3)請求項第1項に記載のシール構造において、前記
シール面間をシールインナー側から外側方向に開口する
テーパー構造とし、これによりシール面間の外側を開口
クリアランスとすることを特徴とするシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32549189A JP2923657B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | シール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32549189A JP2923657B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | シール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03186669A true JPH03186669A (ja) | 1991-08-14 |
JP2923657B2 JP2923657B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=18177471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32549189A Expired - Fee Related JP2923657B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | シール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2923657B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11165548A (ja) * | 1997-12-08 | 1999-06-22 | Jatco Corp | ディファレンシャルの接合面シール構造 |
JP2005114113A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Nissan Motor Co Ltd | 液状ガスケットを用いたシール構造 |
JP2007138959A (ja) * | 2007-02-28 | 2007-06-07 | Honda Motor Co Ltd | ケース部材の取付構造 |
JP2012233497A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Denso Corp | 電力変換装置及びその製造方法 |
DE102012023857A1 (de) * | 2012-12-06 | 2014-06-12 | Mann + Hummel Gmbh | Dichtanordnung für eine Brennkraftmaschine |
CN110593978A (zh) * | 2018-06-12 | 2019-12-20 | 伊希欧1控股有限公司 | 凸轮轴单元和用于制造凸轮轴单元的方法 |
US11097366B2 (en) | 2018-01-12 | 2021-08-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing electrical component and electrical component |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5281429B2 (ja) * | 2009-02-09 | 2013-09-04 | ヤマハ発動機株式会社 | 容器のシール構造 |
-
1989
- 1989-12-15 JP JP32549189A patent/JP2923657B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11165548A (ja) * | 1997-12-08 | 1999-06-22 | Jatco Corp | ディファレンシャルの接合面シール構造 |
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JP4538213B2 (ja) * | 2003-10-10 | 2010-09-08 | 日産自動車株式会社 | 液状ガスケットを用いたシール構造 |
US8931782B2 (en) | 2003-10-10 | 2015-01-13 | Nissan Motor Co., Ltd. | Seal structure |
JP2007138959A (ja) * | 2007-02-28 | 2007-06-07 | Honda Motor Co Ltd | ケース部材の取付構造 |
JP2012233497A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Denso Corp | 電力変換装置及びその製造方法 |
DE102012023857A1 (de) * | 2012-12-06 | 2014-06-12 | Mann + Hummel Gmbh | Dichtanordnung für eine Brennkraftmaschine |
FR3014496A1 (fr) * | 2012-12-06 | 2015-06-12 | Mann & Hummel Gmbh | Dispositif d'etancheite pour un moteur a combustion interne |
US11097366B2 (en) | 2018-01-12 | 2021-08-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing electrical component and electrical component |
CN110593978A (zh) * | 2018-06-12 | 2019-12-20 | 伊希欧1控股有限公司 | 凸轮轴单元和用于制造凸轮轴单元的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2923657B2 (ja) | 1999-07-26 |
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