JPH031841B2 - - Google Patents
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- JPH031841B2 JPH031841B2 JP14061182A JP14061182A JPH031841B2 JP H031841 B2 JPH031841 B2 JP H031841B2 JP 14061182 A JP14061182 A JP 14061182A JP 14061182 A JP14061182 A JP 14061182A JP H031841 B2 JPH031841 B2 JP H031841B2
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- Japan
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- rod antenna
- antenna
- metal case
- rod
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- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 25
- 238000005491 wire drawing Methods 0.000 claims 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 5
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 5
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q9/00—Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
- H01Q9/04—Resonant antennas
- H01Q9/30—Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は車載テレビ受信用として好適なロツド
アンテナ装置に関するものである。
アンテナ装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来より、AMラジオ電波やFMラジオ電波を
受信するための車載用ロツドアンテナ装置として
第1図および第2図に例示するようなものが実用
化されている。なお、第2図は第1図の点線で囲
まれた部分の拡大断面図である。それらの図面に
おいて、1は伸縮自在なロツドアンテナ、2,3
および4はロツドアンテナ1を収納するための金
属ケースである。なお、それらの一部はプラスチ
ツクで作られている場合もある。5はロツドアン
テナ1の下部に装着され、金属ケース4と電気的
に絶縁する作用と、モーター11の動力をアンテ
ナ伸縮用ワイヤー10を介して伝えるための絶縁
材よりなる成型品である。6はロツドアンテナ1
と金属ケース2および3とを電気的にセパレート
するための絶縁物のセパレータである。7はロツ
ドアンテナ1に接触して信号を取出すための導電
性のバネである。8はロツドアンテナ1からの信
号をアンテナ出力端子9まで導く際の芯線9aと
金属ケース3とをセパレートするための絶縁物で
ある。可撓性の絶縁材よりなるアンテナ伸縮ワイ
ヤー10はモーター11の動力をドラム12を介
してロツドアンテナ1に伝達する。
受信するための車載用ロツドアンテナ装置として
第1図および第2図に例示するようなものが実用
化されている。なお、第2図は第1図の点線で囲
まれた部分の拡大断面図である。それらの図面に
おいて、1は伸縮自在なロツドアンテナ、2,3
および4はロツドアンテナ1を収納するための金
属ケースである。なお、それらの一部はプラスチ
ツクで作られている場合もある。5はロツドアン
テナ1の下部に装着され、金属ケース4と電気的
に絶縁する作用と、モーター11の動力をアンテ
ナ伸縮用ワイヤー10を介して伝えるための絶縁
材よりなる成型品である。6はロツドアンテナ1
と金属ケース2および3とを電気的にセパレート
するための絶縁物のセパレータである。7はロツ
ドアンテナ1に接触して信号を取出すための導電
性のバネである。8はロツドアンテナ1からの信
号をアンテナ出力端子9まで導く際の芯線9aと
金属ケース3とをセパレートするための絶縁物で
ある。可撓性の絶縁材よりなるアンテナ伸縮ワイ
ヤー10はモーター11の動力をドラム12を介
してロツドアンテナ1に伝達する。
以上のように構成された従来のモーター駆動型
ロツドアンテナ装置はロツドアンテナ1をモータ
ー11、ドラム12、アンテナ伸縮用ワイヤー1
0、成形品5を介して伸縮する構成となつてお
り、特にロツドアンテナ1を縮めた状態でロツド
アンテナ1と金属ケース2,3および4が非常に
接近し、高周波帯、特にVHF〜UHF帯にかけて
信号をバイパスしてしまうような大きな容量のコ
ンデンサを形成する。このような高周波信号をバ
イパスしてしまう現象がロツドアンテナを中間に
伸した状態においてもロツドアンテナ1の最下段
が金属ケース4の内部に納まる可能性が多々あ
る。このような場合、ロツドアンテナ1と金属ケ
ース4間に形成される静電容量によつて、ロツド
アンテナ1で受信した高周波信号が不要にバイパ
スされて、アンテナ出力端子9へ出力されないこ
とがある。また、ロツドアンテナ1と金属ケース
2,3との間にも同様に静電容量が形成され、
AM帯〜FM帯までしか実用にならないという欠
点があつた。
ロツドアンテナ装置はロツドアンテナ1をモータ
ー11、ドラム12、アンテナ伸縮用ワイヤー1
0、成形品5を介して伸縮する構成となつてお
り、特にロツドアンテナ1を縮めた状態でロツド
アンテナ1と金属ケース2,3および4が非常に
接近し、高周波帯、特にVHF〜UHF帯にかけて
信号をバイパスしてしまうような大きな容量のコ
ンデンサを形成する。このような高周波信号をバ
イパスしてしまう現象がロツドアンテナを中間に
伸した状態においてもロツドアンテナ1の最下段
が金属ケース4の内部に納まる可能性が多々あ
る。このような場合、ロツドアンテナ1と金属ケ
ース4間に形成される静電容量によつて、ロツド
アンテナ1で受信した高周波信号が不要にバイパ
スされて、アンテナ出力端子9へ出力されないこ
とがある。また、ロツドアンテナ1と金属ケース
2,3との間にも同様に静電容量が形成され、
AM帯〜FM帯までしか実用にならないという欠
点があつた。
発明の目的
本発明はアンテナの構成を同軸形の給電線構造
にすることにより、前述の従来例の欠点をなくし
たロツドアンテナ装置を提供しようとするもので
ある。
にすることにより、前述の従来例の欠点をなくし
たロツドアンテナ装置を提供しようとするもので
ある。
発明の構成
本発明は、ロツドアンテナの最下部の外径を
d1、前記ロツドアンテナの最下部を覆う金属ケー
スの内径をd2、給電線の出力特性インピーダンス
をZO、前記ロツドアンテナと金属ケース間の比誘
電率をεとしたとき、 ZO≒138/√εlog10d2/d1の式が 2・ZO>138/√εlog10d2/d1>1/2・ZO を満足するように構成し、かつ前記ロツドアンテ
ナの最下部はアンテナの伸線動作に対して、前記
金属ケース内に納まつた状態で固定とし、ロツド
アンテナの最下端部に給電線に接続されるアンテ
ナ出力端子を接続した構造を有する。
d1、前記ロツドアンテナの最下部を覆う金属ケー
スの内径をd2、給電線の出力特性インピーダンス
をZO、前記ロツドアンテナと金属ケース間の比誘
電率をεとしたとき、 ZO≒138/√εlog10d2/d1の式が 2・ZO>138/√εlog10d2/d1>1/2・ZO を満足するように構成し、かつ前記ロツドアンテ
ナの最下部はアンテナの伸線動作に対して、前記
金属ケース内に納まつた状態で固定とし、ロツド
アンテナの最下端部に給電線に接続されるアンテ
ナ出力端子を接続した構造を有する。
実施例の説明
以下、本発明を図示の実施例に基いて説明す
る。第3図は本発明の一実施例の要部正面図、第
4図は第3図の点線で示した部分の拡大断面図で
ある。それらの図面において、16はロツドアン
テナで、最下部16aを除いて伸縮可能である。
17はロツドアンテナ16を収納するための金属
ケースである。13および14はロツドアンテナ
16と金属ケース17の間隔を所定の間隔に保持
するための絶縁物よりなるスペーサである。15
はロツドアンテナ16の最下端に設けた高周波信
号を取出すための給電点である。10はロツドア
ンテナ16の最下部(外側)以外のロツドアンテ
ナを伸縮するための可撓性絶縁物よりなるアンテ
ナ伸縮用ワイヤーである。18はロツドアンテナ
16からの信号をアンテナ出力端子19まで導く
際の芯線19aと金属ケース17とをセパレート
するための絶縁物である。なお、11はモータ
ー、12はアンテナ伸縮用ワイヤー10を巻き込
むためのドラムである。
る。第3図は本発明の一実施例の要部正面図、第
4図は第3図の点線で示した部分の拡大断面図で
ある。それらの図面において、16はロツドアン
テナで、最下部16aを除いて伸縮可能である。
17はロツドアンテナ16を収納するための金属
ケースである。13および14はロツドアンテナ
16と金属ケース17の間隔を所定の間隔に保持
するための絶縁物よりなるスペーサである。15
はロツドアンテナ16の最下端に設けた高周波信
号を取出すための給電点である。10はロツドア
ンテナ16の最下部(外側)以外のロツドアンテ
ナを伸縮するための可撓性絶縁物よりなるアンテ
ナ伸縮用ワイヤーである。18はロツドアンテナ
16からの信号をアンテナ出力端子19まで導く
際の芯線19aと金属ケース17とをセパレート
するための絶縁物である。なお、11はモータ
ー、12はアンテナ伸縮用ワイヤー10を巻き込
むためのドラムである。
以上のように構成された本発明のロツドアンテ
ナ装置はロツドアンテナ16の最下部(外側)は
スペーサ14により金属ケース17と所定の間隔
を保つて固定されている。この所定の間隔とは、
ロツドアンテナ16の最下部の外径をd1(mm)と
し、金属ケース17の内径をd2(mm)とすると、 ZO≒138/√εlog10d2/d1 ……(1) 但し、ε:ロツドアンテナ16と金属ケース1
7の間の誘電率 (空気の場合、ε=1) ZO:出力給電線の特性インピーダンス となり、ZOを給電線の特性インピーダンス(75
Ω)となるようにd2/d1を約3.5(ε=1の場合)に 選ぶと、ロツドアンテナ16の金属ケース17で
覆われている部分、すなわち給電点15からスペ
ーサ13の位置まで75Ωの給電線として動作す
る。そしてロツドアンテナ16がスペーサ13よ
り上に伸びた部分でアンテナとなり、金属ケース
17内は給電線となり、理想的なロツドアンテナ
が構成される。このため、従来例で述べた金属ケ
ースとロツドアンテナ間の静電容量に関係するこ
となく、AM帯からUHF帯までのアンテナの動
作が可能となる。
ナ装置はロツドアンテナ16の最下部(外側)は
スペーサ14により金属ケース17と所定の間隔
を保つて固定されている。この所定の間隔とは、
ロツドアンテナ16の最下部の外径をd1(mm)と
し、金属ケース17の内径をd2(mm)とすると、 ZO≒138/√εlog10d2/d1 ……(1) 但し、ε:ロツドアンテナ16と金属ケース1
7の間の誘電率 (空気の場合、ε=1) ZO:出力給電線の特性インピーダンス となり、ZOを給電線の特性インピーダンス(75
Ω)となるようにd2/d1を約3.5(ε=1の場合)に 選ぶと、ロツドアンテナ16の金属ケース17で
覆われている部分、すなわち給電点15からスペ
ーサ13の位置まで75Ωの給電線として動作す
る。そしてロツドアンテナ16がスペーサ13よ
り上に伸びた部分でアンテナとなり、金属ケース
17内は給電線となり、理想的なロツドアンテナ
が構成される。このため、従来例で述べた金属ケ
ースとロツドアンテナ間の静電容量に関係するこ
となく、AM帯からUHF帯までのアンテナの動
作が可能となる。
なお、上述の実施例はロツドアンテナ16の金
属ケース17との保持を2個のスペーサ13,1
4で行なつた例であるが、金属ケース17の内部
を絶縁物で充填させてもd2/d2の関係が前記(1)式の 給電線の特性インピーダンス(75Ω)になれば同
様の効果が得られる。また、以上はd2/d1の関係が 特性インピーダンスに完全マツチングした状態で
説明したが、 2・ZO>138/√εlog10d2/d1>1/2・Zp……(2)
の範囲の条件でd2/d1の関係を選べば、損失が 0.5dB以下で実用上十分である。
属ケース17との保持を2個のスペーサ13,1
4で行なつた例であるが、金属ケース17の内部
を絶縁物で充填させてもd2/d2の関係が前記(1)式の 給電線の特性インピーダンス(75Ω)になれば同
様の効果が得られる。また、以上はd2/d1の関係が 特性インピーダンスに完全マツチングした状態で
説明したが、 2・ZO>138/√εlog10d2/d1>1/2・Zp……(2)
の範囲の条件でd2/d1の関係を選べば、損失が 0.5dB以下で実用上十分である。
発明の効果
以上のように本発明のロツドアンテナ装置は、
例えばAM帯からUHF帯までの広帯域にわたつ
て良好に動作するもので、その実用上の効果は非
常に大きいものがある。
例えばAM帯からUHF帯までの広帯域にわたつ
て良好に動作するもので、その実用上の効果は非
常に大きいものがある。
第1図は従来のモーター駆動型ロツドアンテナ
装置の正面図、第2図は第1図の要部拡大断面
図、第3図は本発明の一実施例の正面図、第4図
は第3図の要部拡大断面図である。 11……モーター、12……ドラム、13,1
4……スペーサ、16……ロツドアンテナ、17
……金属ケース、19……アンテナ出力端子。
装置の正面図、第2図は第1図の要部拡大断面
図、第3図は本発明の一実施例の正面図、第4図
は第3図の要部拡大断面図である。 11……モーター、12……ドラム、13,1
4……スペーサ、16……ロツドアンテナ、17
……金属ケース、19……アンテナ出力端子。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ロツドアンテナの最下部の外径をd1、前記ロ
ツドアンテナの最下部を覆う金属ケースの内径を
d2、給電線の出力特性インピーダンスをZO、前記
ロツドアンテナと金属ケース間の比誘電率をεと
したとき、 ZO≒138/√εlog10d2/d1の式が 2・ZO>138/√εlog10d2/d1>1/2・ZO を満足するように構成し、かつ前記ロツドアンテ
ナの最下部はアンテナの伸線動作に対して、前記
金属ケース内に納まつた状態で固定とし、ロツド
アンテナの最下端部に、給電線に接続されるアン
テナ出力端子を接続したことを特徴とするロツド
アンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14061182A JPS5930306A (ja) | 1982-08-12 | 1982-08-12 | ロツドアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14061182A JPS5930306A (ja) | 1982-08-12 | 1982-08-12 | ロツドアンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5930306A JPS5930306A (ja) | 1984-02-17 |
JPH031841B2 true JPH031841B2 (ja) | 1991-01-11 |
Family
ID=15272729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14061182A Granted JPS5930306A (ja) | 1982-08-12 | 1982-08-12 | ロツドアンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5930306A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62167407U (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-23 | ||
JP2756672B2 (ja) * | 1987-12-25 | 1998-05-25 | 日本アンテナ株式会社 | 多周波共用アンテナ |
US5173712A (en) * | 1988-06-17 | 1992-12-22 | Aisin Seiki K.K. | Rod antenna with filter arrangement |
US4847629A (en) * | 1988-08-03 | 1989-07-11 | Alliance Research Corporation | Retractable cellular antenna |
-
1982
- 1982-08-12 JP JP14061182A patent/JPS5930306A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5930306A (ja) | 1984-02-17 |
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