JPH0318392Y2

JPH0318392Y2 -

Info

Publication number: JPH0318392Y2
Application number: JP1984064586U
Authority: JP
Priority date: 1984-05-01
Filing date: 1984-05-01
Publication date: 1991-04-18
Also published as: JPS60177084U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案はコンピユータプログラム収納用ケース
に関する。

（従来技術）近年、いわゆるパーソナルコンピユータの普及
により、かかるコンピユータ用の各種プログラム
が用意されている。

しかして、上記各種プログラムは、従来、第４
図に示すように、カセツトテープ１０にプログラ
ムしたものが提供され、このカセツトテープ１０
は収納凹所１１が形成された専用ケース１２に収
められ販売ないし保管されている。

しかしながら、最近、第５図に示すように、い
わゆるフロツピーデイスク１３と称する平板状の
磁気記録媒体が上記カセツトテープ１０に代わつ
て用いられつつある。そして、このフロツピーデ
イスク１３としては各種サイズのものがあるた
め、従来においてはそれらのサイズに応じた各種
専用ケース１４を用意しなければならず製造が煩
雑であり、かつコスト高となつてしまうなどの欠
点があつた。

（考案の目的）本考案は上記の点に鑑み提案されたもので、そ
の目的とするところは、ケース本体の厚み方向に
大きさの異なる収納部を順次形成することによ
り、所望のプログラムが収録された各種サイズの
フロツピーデイスクを単一のケース内に収納し
得、かつ差し換え可能な内容物の表示手段を蓋体
に設け、外部から内容物を容易に知り得るコンピ
ユータプログラム収納用ケースを提供することに
ある。

（考案の構成）以下、図面に沿つて本考案を説明する。

第１図および第２図は本考案の一実施例を示す
もので、これらの図中１は箱状を呈するケース本
体で、このケース本体１はプラスチツクなどの合
成樹脂を成型してなる本体２と、この本体２の上
面の開口部を覆う蓋体３とを備えている。しかし
て、本体２は適宜の厚みを有し、その略中央部底
部に略長方形をなし、かつ凹状を呈する第１収納
部２ａが形成されている。また、その上方に第１
収納部２ａより若干大きい形状の略正方形をなす
第２収納部２ｂが、更にその上方すなわち本体２
の厚み方向に向かつて順次各種サイズのフロツピ
ーデイスク４ａ〜４ｎの収納に対応すべく第３、
第４、第ｎ収納部２ｃ，２ｄ，２ｎが形成されて
いる。

換言すると、本体２にはその厚み方向に対し底
部から上部に向かつて階段状に、前段の収納部を
平面視で含み、かつ順次大きな形状となる第１〜
第ｎ収納部２ａ〜２ｎが順次複数形成されてい
る。そして、例えば第１収納部２ａにその収納部
に対応した大きさの、例えば３インチまたは3.5
インチのサイズのフロツピーデイスク４ａを横ま
たは縦にして収納するようになつている。このた
め、第１収納部２ａはその収納に対応した形状、
例えば略長方形に形成されている。そして、収納
した場合、それを押えて保持するための突部２
a′が収納部を区画形成する各辺に内方に向かつて
突出するよう形成されているが、第１収納部２ａ
にはこの突部２a′を形成しなくともその上方に他
のフロツピーデイスク４ｂを収納するなどすれば
抜け出ることはないため、特に形成しなくとも良
い。また、何れか一つの辺には収納されたフロツ
ピーデイスク４ａの取り出しを容易にするための
略半円状をなす取出部２a″が外側に向かつて突出
形成しておくと好ましい。そして、この取出部２
a″の底面と第１収納部２ａの底面とは製造上面一
状に形成しておくと好ましいが別段かかる態様に
のみ限定されるものではないことは勿論である。

しかして、その他の各収納部２ｂ〜２ｎにも上
記と同様突部２b′〜２n′、取出部２b″〜２n″が形
成されている。この場合、図示の実施例では各取
出部２a″〜２n″は同一方向に形成されているが、
それぞれ任意の方向に形成することも可能であ
る。

また、本体２の上面を覆う蓋体３は平板状をな
し、かつ本体２の一方の側部に、本体２の厚みよ
り僅かに大きい巾となつている折曲可能な短冊状
の連結部５を介し本体２の底面を延長した形で設
けられているが、箱形の別体構成とし、本体２に
対し冠着するタイプとすることも可能である。

使用に際しては第１〜第ｎ収納部２ａ〜２ｎ
に、それぞれ対応するサイズ、例えば３インチ前
後から５インチ前後のサイズのフロツピーデイス
ク４ａ〜４ｎを小さいサイズのものから順に積み
重ねるように積層して収納し、かつ蓋体３を閉じ
れば良い。この場合、突出部２a′〜２n′によつて
各フロツピーデイスク４ａ〜４ｎは保持される。
なお、蓋体３を閉じた状態を保持する手段は適宜
の周知手段で良い。また、各収納部２ａ〜２ｎ全
てにフロツピーデイスク４ａ〜４ｎを収納する必
要はなく任意であることは云うまでもない。更
に、収納部２ａ〜２ｎの数は実施例に限定される
ものではなく必要に応じ増減し得ることは勿論で
ある。

第３図は本考案の蓋体構造を示すもので、この
考案では蓋体３が外側の縁部から内側に向かつて
折曲重合された２重構造に形成され、かつ内面の
適宜の箇所に窓６を形成した点が前述の実施例と
異なつている。

このように構成することにより、蓋体３の外板
３ｂと内板３ａとの間に、ケース内に収容するプ
ログラムの説明書７などを内方の開口部３ｃから
挿入すればその説明書に記載されたプログラムの
内容を窓６から見ることができ非常に便利なもの
となる。

（考案の効果）以上の通り本考案によれば、蓋体３が閉塞可能
な本体２の厚み方向に、凹部からなり、かつ順次
その形状が大きくなる第１ないし第ｎ収納部２ａ
〜２ｎを形成し、これら各収納部２ａ〜２ｎにプ
ログラムが収録された磁気記録媒体を収納可能と
したから、単一のケースで各種プログラムのフロ
ツピーデイスクを収納することができるため、ケ
ースの製造の煩雑さが解消し、かつケース代が節
約でき、ひいてはコストダウンに寄与する利点が
ある。

また、従来では各サイズのフロツピーデイスク
毎にその保管用のケースが個々的に必要であり、
場所をとつていたが、複数のフロツピーデイスク
を単一のケースに収納し得るので、その分場所を
とらず整理整頓ないし空間の有効利用を図ること
ができる利点がある。

さらに、本考案では、蓋体を窓を有する折曲重
合した２重構造とし、内部に説明書を挿入可能と
し、窓を介し外部から説明書を読めるようにした
ため、便利であり、しかも、この種のものでは内
容物が変更されることが多く、それに対応して説
明書を蓋体の２重構造部分に容易に差し換え可能
となつているため、この点も便利である。という
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本考案の一実施例で、第
１図は全体斜視図、第２図は蓋を開いた状態を示
す斜視図、第３図は本考案の蓋体の構造例で、イ
図は要部説明図、ロ図はイ図中Ａ−Ａ線断面説明
図、第４図および第５図はそれぞれ従来例であ
る。１……ケース本体、２……本体、２ａ〜２ｎ…
…収納部、３……蓋体、４ａ〜４ｎ……フロツピ
ーデイスク。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

本体２の開口部が蓋体３によつて閉塞可能とな
つている前記本体２の厚み方向に、凹部からな
り、かつ前記本体２の底部から開口部に向かつて
その形状が階段状に、前段の収納部を平面視で含
んで大きくなる第１ないし第ｎ収納部２ａ〜２ｎ
を形成し、これら各収納部２ａ〜２ｎにプログラ
ムが収録された磁気記録媒体を収納可能とし、か
つ前記蓋体を折曲重合した２重構造としその内面
側に窓を形成し、折曲重合した２重構造の内部に
説明書を挿入可能に形成したコンピユータプログ
ラム収納用ケース。