JPH031834A - 眼屈折度測定装置 - Google Patents
眼屈折度測定装置Info
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- JPH031834A JPH031834A JP1136390A JP13639089A JPH031834A JP H031834 A JPH031834 A JP H031834A JP 1136390 A JP1136390 A JP 1136390A JP 13639089 A JP13639089 A JP 13639089A JP H031834 A JPH031834 A JP H031834A
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- Eye Examination Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は被検眼の眼屈折度を測定するための眼屈折度測
定装置に関する。
定装置に関する。
一般に、眼屈折度を測定する装置として種々のレフラク
トメータが知られている。レフラクトメータは、被検眼
の眼底すなわち網膜上に結像された光量(測定光)を光
学系を通して観1fl17し、眼の屈折度を1測定する
装置である。 従来の装置においては、測定光を被検眼に投光する前に
、装置側の測定光学系と被検眼との位置関係を計1定可
能な状態、すなわち、全照準から合焦状態に調整する。 従って、この調整時と測定光投光時との間には僅かの経
過時間があるため、この時間に被検眼が移動し、その結
果、測定光投光時には上記調整済状態が崩れてしまって
いることがある。最も生じやすいことは、被検眼の光軸
と測定光学系の光軸との間の光軸ずれである。この軸ず
れが生ずると、当然測定値は誤差を含んだものとなり信
頼性に欠けることになる。 ところが、従来の装置にあっては、このような誤差は無
視されている。従来の装置にあっては、被検眼を動かな
いように被検者のヘッドを装置にしっかりと固定する対
策がなされている。しかしながら、この場合においても
、ヘッドの完全固定はなされていないため、上記軸ずれ
は依然として生じ得る。
トメータが知られている。レフラクトメータは、被検眼
の眼底すなわち網膜上に結像された光量(測定光)を光
学系を通して観1fl17し、眼の屈折度を1測定する
装置である。 従来の装置においては、測定光を被検眼に投光する前に
、装置側の測定光学系と被検眼との位置関係を計1定可
能な状態、すなわち、全照準から合焦状態に調整する。 従って、この調整時と測定光投光時との間には僅かの経
過時間があるため、この時間に被検眼が移動し、その結
果、測定光投光時には上記調整済状態が崩れてしまって
いることがある。最も生じやすいことは、被検眼の光軸
と測定光学系の光軸との間の光軸ずれである。この軸ず
れが生ずると、当然測定値は誤差を含んだものとなり信
頼性に欠けることになる。 ところが、従来の装置にあっては、このような誤差は無
視されている。従来の装置にあっては、被検眼を動かな
いように被検者のヘッドを装置にしっかりと固定する対
策がなされている。しかしながら、この場合においても
、ヘッドの完全固定はなされていないため、上記軸ずれ
は依然として生じ得る。
従って、本発明の解決すべき技術的課題は、装置側の測
定光学系の光軸と被検眼の光軸との光軸ずれによる測定
値の誤差を解消し、以って信頼性の高い測定値を得るよ
うにすることである。
定光学系の光軸と被検眼の光軸との光軸ずれによる測定
値の誤差を解消し、以って信頼性の高い測定値を得るよ
うにすることである。
【課題を解決するための手段・作用・効果】上記技術的
課題を解決するために、本発明によれば、次の構成の装
置が提供される。 すなわち、被検眼の眼屈折度を測定するための測定光学
系を備えた光学測定部と、 上記光学測定部からの測定データに基づいて眼屈折度を
算出する本体部とを備える。 上記測定光学系は、測定光を投光して被検眼の網膜上に
投光パターンを投影する測定光投光光学系と、該被検眼
の網膜−1;に投影された投光パターン像の反射光を受
光センサーLに受光する測定光受光光学系とを含む。 上記測定光の投光パターンは、測定光投光光学系の光軸
の周囲に該光軸に関して互いに90°離れた位置に配置
される2つのスポット光を含む。 上記測定光受光光学系は、被検眼より出射する網膜−4
二のスポット像の反射光を集光する接眼レンズと、該接
眼レンズを通過した上記反射光の光束を通過させる絞り
と、該絞りを通過した光束を通過させる結像レンズと、
該結像レンズにより結像されるスポット像を受光する受
光センサとをその光軸−ヒに有する。 上記絞りは、上記接眼レンズに関して被検眼の角膜と略
共役な位置に配置され、かつ網膜−にのスポット像の反
射光の内、角膜上において、測定光受光光学系光軸か交
わる点を通過する光束を選択通過させるに十分小さな絞
り穴を有する。 上記IW成においては、受光センサIユに十分小さいス
ポット像を得ることかできるので、受光センサーヒてス
ポット像の正確な位置を確定できる。(7fっで、受光
センサ上におけるこのスポット像の位置データに基づい
て所定の計算式に基づいて計算すれば軸ずれ誤差のない
あるいは極めて少ない測定値か得られる。 また本発明によれば、次の構成の装置か提供される。 すなわち、被検眼の眼屈折度を測定するための測定光学
系を備えた光学測定部と、 」−記光学測定部からの測定データに基ついて1lfN
屈折度を算出する本体部とを備え、 上記測定光学系は、測定光を投光して被検眼の網膜上に
投光パターンを投影する測定光投光光学系と、該被検眼
の網膜上に投影された投光パターン像の反射光を受光セ
ンサ上に受光する測定光受光光学系とを含む。 上記測定光の投光パターンは、測定光投光光学系の光軸
の周囲に該光軸に関して9Q’fjjに配置された計4
つのスポット光を含む。 上記測定光受光光学系は、被検眼より出射する網膜−ヒ
の各スポット像の反射光を集光する接眼レンズと、接眼
レンズを通過した上記各反射光の光束を通過させる結像
レンズと、該結像レンズにより結像される各スポット像
を受光する受光センサとをその光軸上に有する。さらに
、受光センサに受光された計4つのスポット像に関し、
上記測定光受光系光軸に関して軸対称の各スポット像対
毎に、2つのスポット像の位置データに基づいて、測定
光投光光学系の被検眼の網膜上における各スポット光の
投射点の被検眼光軸に対する高さ(h)に対応する高さ
(ho)を算出する第1算出手段と、上記6高さ(ho
)に基づいて眼屈折度を算出する第2算出手段を備える
。 上記構成においては、高さ(ho)を6対の測定光につ
き、2つの測定光を使用して各測定光受光センサ上の各
スポット像の位置データを得ているので、この対のスポ
ット像の位置データに基ついて所定の計算式で高さ(h
o)を求めれば、軸ずれ誤差の影響のな、、い測定値が
得られる。 具体的には、上記第1算出手段は、受光セン号に受光さ
れた計4つのスポット像に関し、6対jijに、一方の
スポット像の測定光受光系光軸からの第1高さ(ho“
)と他方のスポット像の測定光受光光学系光軸からの第
2高さ(ho’“)とを算出し、かつ次式: 測定光投光光学系の被検眼の角膜上における各スポット
光の投射点の測定光光軸に対する高さ(h)に対応する
高さ(ho)を算出する。 上記構成においては、上記測定光受光光学系では、上記
接眼レンズと結像レンズとの間に、絞りをさらに設ける
ことか好ましい。 上記絞りは、上記接眼レンズに関して被検眼の角膜と略
共役な位置に配置されかつ受光センサ上に必要な絞り光
量の光束を通過させるに十分大きい絞り穴を有するよう
に構成することか好ましい。 この構成は、云わば、第1の構成と第2の構成との組み
合わせであり、従って、第1の構成にわいて、絞りによ
り選択された各反射光の光束の受光センサ上におけるス
ポット像について第2の構成を適用することになるから
、第1の構成により達成される軸ずれによる誤差補正に
重複して再度第2の構成により誤差補正することになる
から、測定値の精度は非常に信頼性の高いものとなる。
課題を解決するために、本発明によれば、次の構成の装
置が提供される。 すなわち、被検眼の眼屈折度を測定するための測定光学
系を備えた光学測定部と、 上記光学測定部からの測定データに基づいて眼屈折度を
算出する本体部とを備える。 上記測定光学系は、測定光を投光して被検眼の網膜上に
投光パターンを投影する測定光投光光学系と、該被検眼
の網膜−1;に投影された投光パターン像の反射光を受
光センサーLに受光する測定光受光光学系とを含む。 上記測定光の投光パターンは、測定光投光光学系の光軸
の周囲に該光軸に関して互いに90°離れた位置に配置
される2つのスポット光を含む。 上記測定光受光光学系は、被検眼より出射する網膜−4
二のスポット像の反射光を集光する接眼レンズと、該接
眼レンズを通過した上記反射光の光束を通過させる絞り
と、該絞りを通過した光束を通過させる結像レンズと、
該結像レンズにより結像されるスポット像を受光する受
光センサとをその光軸−ヒに有する。 上記絞りは、上記接眼レンズに関して被検眼の角膜と略
共役な位置に配置され、かつ網膜−にのスポット像の反
射光の内、角膜上において、測定光受光光学系光軸か交
わる点を通過する光束を選択通過させるに十分小さな絞
り穴を有する。 上記IW成においては、受光センサIユに十分小さいス
ポット像を得ることかできるので、受光センサーヒてス
ポット像の正確な位置を確定できる。(7fっで、受光
センサ上におけるこのスポット像の位置データに基づい
て所定の計算式に基づいて計算すれば軸ずれ誤差のない
あるいは極めて少ない測定値か得られる。 また本発明によれば、次の構成の装置か提供される。 すなわち、被検眼の眼屈折度を測定するための測定光学
系を備えた光学測定部と、 」−記光学測定部からの測定データに基ついて1lfN
屈折度を算出する本体部とを備え、 上記測定光学系は、測定光を投光して被検眼の網膜上に
投光パターンを投影する測定光投光光学系と、該被検眼
の網膜上に投影された投光パターン像の反射光を受光セ
ンサ上に受光する測定光受光光学系とを含む。 上記測定光の投光パターンは、測定光投光光学系の光軸
の周囲に該光軸に関して9Q’fjjに配置された計4
つのスポット光を含む。 上記測定光受光光学系は、被検眼より出射する網膜−ヒ
の各スポット像の反射光を集光する接眼レンズと、接眼
レンズを通過した上記各反射光の光束を通過させる結像
レンズと、該結像レンズにより結像される各スポット像
を受光する受光センサとをその光軸上に有する。さらに
、受光センサに受光された計4つのスポット像に関し、
上記測定光受光系光軸に関して軸対称の各スポット像対
毎に、2つのスポット像の位置データに基づいて、測定
光投光光学系の被検眼の網膜上における各スポット光の
投射点の被検眼光軸に対する高さ(h)に対応する高さ
(ho)を算出する第1算出手段と、上記6高さ(ho
)に基づいて眼屈折度を算出する第2算出手段を備える
。 上記構成においては、高さ(ho)を6対の測定光につ
き、2つの測定光を使用して各測定光受光センサ上の各
スポット像の位置データを得ているので、この対のスポ
ット像の位置データに基ついて所定の計算式で高さ(h
o)を求めれば、軸ずれ誤差の影響のな、、い測定値が
得られる。 具体的には、上記第1算出手段は、受光セン号に受光さ
れた計4つのスポット像に関し、6対jijに、一方の
スポット像の測定光受光系光軸からの第1高さ(ho“
)と他方のスポット像の測定光受光光学系光軸からの第
2高さ(ho’“)とを算出し、かつ次式: 測定光投光光学系の被検眼の角膜上における各スポット
光の投射点の測定光光軸に対する高さ(h)に対応する
高さ(ho)を算出する。 上記構成においては、上記測定光受光光学系では、上記
接眼レンズと結像レンズとの間に、絞りをさらに設ける
ことか好ましい。 上記絞りは、上記接眼レンズに関して被検眼の角膜と略
共役な位置に配置されかつ受光センサ上に必要な絞り光
量の光束を通過させるに十分大きい絞り穴を有するよう
に構成することか好ましい。 この構成は、云わば、第1の構成と第2の構成との組み
合わせであり、従って、第1の構成にわいて、絞りによ
り選択された各反射光の光束の受光センサ上におけるス
ポット像について第2の構成を適用することになるから
、第1の構成により達成される軸ずれによる誤差補正に
重複して再度第2の構成により誤差補正することになる
から、測定値の精度は非常に信頼性の高いものとなる。
以下に本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。 第1図は本実施例の眼屈折度測定装置の概略構成を示す
ブロック図である。図示するように、光学測定部1と本
体部2との二つの構成に大きく分けられている。光学測
定部1は、その内部に測定用光学系を内蔵しており、所
謂/%ンディータイブと呼ばれる「手軽に片手で持って
自在に動かせる」程度の大きさ及び重さに構成されてい
る。本体部2には、光学測定部1からの画像信号に基づ
いて照準および焦点の合致状況を認識する画像認識装置
3と、その画像信号を映像にして表示するモニタ4とが
それぞれ内蔵されている。また、画像認識装置3および
モニタ4の両者との信号のやり取りを行いながら制御信
号を光学測定部1へ出力し、且つ画像認識装置3に入力
された画像信号から得られる測定データに基づいて眼屈
折度を演算するマイクロコンピュータ(以下マイコンと
いう)5も内蔵されている。測定光学系が’f&倹眼に
対して合照準且つ合焦状態となったことが画像認識装置
3で検出されると、マイマン5より測定光学系に測定開
始信号を送る。そして、光学測定部lからの画像情報及
び画像認識装置3からの画像信号に基づいてマイコン5
により眼屈折度が算出される。 尚、図中6はマイコン5に対する操作スイッチであり、
7はマイコン5で算出された結果を印字して出力するプ
リンタである。光学測定部lと本体部2とはケーブル(
第20図参照)あるいは無線によって連絡されていれば
よ(、いずれにしても測定時に被検眼に対する位置調整
が必要な部分である光学測定部1のみが取り出されて、
据え置き型の本体部2に対して移動自在にその運動系と
して分離されており、従って検者がこれを手に持って被
検眼に対する位置調整操作を行うのは極めて簡便である
。 第2図には本実施例における光学測定部1に内蔵された
1lt11定光学系8が示され、第3図ないし第8図は
該測定光学系8を構成する各要素光学系として測定光投
光光学系9、測定光受光光学系10、視標光学系11、
モニタ用カメラ光学系12およびモニタ用レチクル光学
系)3よりなる照準光学系、さらにモニタ用照明光学系
14の各要素光学系をそれぞれ別々に表している。 まず第3図は測定光投光光学系9を示しているが、測定
光の投光用光源15には赤外線光源が用いられ、光源1
5から投光された測定光は第1反射ミラー16によって
直角上方へ反射される。この直角上方へ反射された測定
光の光軸a、上には、二つの直角プリズムの各直角対辺
を形成する面が該光軸a、に対して第1反射ミラー16
とは反対側に45°傾斜して接合された第1プリズム1
7が配置されている。こq第1プリズム17はハーフプ
リズムであって、赤外光はある比率で部分的に反射させ
て残りを透過させ、且つ可視光は殆ど透過させる。従っ
て、第1プリズム17によって直角に屈折された測定光
の光軸a1上に被検眼Eを位置させることによって、測
定光を被検眼E内に投光することができる。なお、光源
15と第1反射ミラー16との間の光軸a1上には、光
源15側から順にコリメータレンズ19.投光パターン
マスク20.投光リレーレンズ21が配置され、第1反
射ミラー16と第1プリズム17との間の光軸a1上に
は接眼レンズ22が配置されている。 測定光は、投光用光源15から投光されてコリメータレ
ンズ19.tx光パターンマスク20.投光リレーレン
ズ21.第1反射ミラーt6.接眼レンズ22、第1プ
リズム17を経て、角膜面から瞳孔水晶体を経て被検眼
E内に入り、網膜上に投光パターンの光源を投影する。 第4図には測定光の受光光学系10を示す。受光系の測
定光は、被検眼Eの網膜上に形成された光源(投光パタ
ーン)の像からの反射光となって投光光学系9の光軸a
Iに沿って逆行するが、第1反射ミラー16(第2図に
図示)の位置に達したときはこのミラー16の大略中央
部に開口された第1透孔23を通過する。第1透孔23
の直下には絞り24か形成されており、絞り24の直下
には後述する第2反射ミラー25(第2図に図示)の大
略中央部に形成された第2透孔26か形成されており、
第1透孔23を通過した測定光はさらに絞り24および
第2透孔26を通過して直進する。 従って光軸a1を逆行する受光系測定光の第1透孔23
通過後の光軸a、は、そのまま下方へ直進して結像レン
ズ27およびフィルタ28を介して受光センサ29に至
る。絞り24は接眼レンズ22に対して、被検眼角膜位
置と略共役な位置に配置されており、これにより、被検
眼が光軸にに・Iする測定光学系の光軸の僅かな軸ずれ
誤差により生じる測定誤差が自動的に補正されるように
なっている。従って、ハンディ−タイプの光学1fll
l定部1を採用することにより生じがちな手振れすなわ
ち被検眼の光軸と測定系光学系の光軸の軸ずれにより生
じる測定誤差を最小にすることか可能である。 この原理的詳細説明は後述する。 第5図はモニタ用照明光学系14を示すが、モニタ用照
明光学系の光軸a3の周囲を均等に囲繞し、照((チの
合った状態では該光軸a、上に位置する被検眼に臨むよ
うに6個の赤外線光源が照明光源30として配置されて
いる。なお、この光軸a。 は測定光の光軸a4と一致している。そして、この照明
は赤外線によるので被検眼Eには光と[2ての感覚かな
く、眩しさを感じない。 上述の照明光学系14による照明光は被検眼Eの角膜で
反射し、この反射光が光学測定部1の被検眼Eに対する
照準合わせのための照準光としてモニタ用カメラ光学系
12を第6図に示すように構成する。そしてこの照明光
は、第9図および第1O図に示すように、照明光学系の
光軸a3に対して適当な傾斜角度λを成す平行光線くビ
ーム)か被検眼Eに向かうように投光された場合に、被
検眼Eの光軸a6が照明光学系の光軸a3に対してずれ
ていると、6本のビームの角膜反射光(照準光)による
6個の像(大略点光源の反射像となって見える)がなす
円の中心位置(即ち被検眼Eの光軸a1)が照明光学系
の光軸a3に対して「ずれjを生じるので、原理的には
この「ずれ」の量εを測定し、これをOとすることによ
って照準合わゼか行える。 また、照明光源30の角膜反射輝点は他の映像信号に比
べて3倍以上も強く、これを利用して合焦状!房の検出
を行うことも可能である。即ち、合焦時にはこの輝点か
最も小さくコントラストか強くなるので、この状態を画
像認識装置3により検出すればよく、照準合わせ操作と
同様に角膜反射輝点という同一の対象に注目してその検
出を行うので、照準合わせと焦点合わせとの両操作が比
較的高速度で検出でき、即時処理か可能となる。このよ
うに照準を合わせることにより、被検眼Eの光軸aEに
対して測定系やモニタ系等の装置側光軸を測定可能なよ
うに一致させることができ、また焦点を合わせることに
よって、光学測定部lと被検眼Eとの距離、Oいては測
定光投光光学系9の接眼レンズ22と被検眼Eの角膜面
との距離をHil+定に適した一定距離にすることがで
きる。照明光学系14の光軸aJ:の第1プリズム17
(赤外光を部分的に透過)の後方(照明方向を前方とし
て)には赤外線を反射するとともに可視光を透過させる
グイクロイックミラー31が、照準光(赤外線)を直角
に下方へ反射させるように該光軸a3に対して45°傾
斜して配置されている。このタイクロイックミラー31
により直角下方へ屈曲された光軸上には、第1プリズム
17とは大略逆特性のハーフプリズム、即ち赤外光を殆
と透過し且つ可視光を殆と反射させるハーフプリズムで
ある第2プリズム32が配置されている。グイクロイッ
クミラー31で反射された照準光は、第2プリズム32
を透過してそのままに沿って下方へ直進し、該第2プリ
ズム32の下方に配置されたモニタリレーレンズ33を
経てさらにその下方に設置された第3反射ミラー34に
入射する。そして照準光はさらに直角に反射し、第2反
射ミラー25に至る。光軸a3は、第2反射ミラー25
の平面−七で測定光受光系10の光軸a、と交差するの
で、正確には第2透孔26内で交差することになる。照
準光は第2反射ミラー25てさらに直角に下方へ反射さ
れ、光軸a8に沿って受光センサ29に至る。 第7図にモニタ用レチクル光学系13を示す。 第2プリズム32の側方に、照準位置表示標識のレチク
ルを表示するための可視光源であるレチクル135.レ
チクルパターンマスク36.レチクル対物レンズ37が
順に設けられており、レチクル光#、35から照射され
る光は、光軸a4に沿ってレチクルパターンマスク36
を通過することによってその標識パターン光となり、さ
らにレチクル対物レンズ37を通過して第2プリズム3
2に至り、直角下方へ屈折される。レチクルパターンは
、例えば同心の2重円で表され、その内側円は最小測定
可能瞳孔径を示し、外側円は角膜反射像の生じる標準位
置に描かれる。第2プリズム32によって直角下方へ屈
折されるレチクル光の光軸a4は、上記照準光の光軸と
一致するように第2プリズム32のプリズム面が配置さ
れている。従ってそれ以降の光学系はモニタ用カメラ光
学系12の部分と同一である。このように、第2プリズ
ム32以降の照桑光の光学系とレチクル光の光学系とが
一致するので、照明光学系の光軸a3上に6個の照明光
の角膜反射光の中心かあれば、その中心とレチクルの標
識パターンの中心とは一致することになり、その一致し
たことを一つの受光センサ29上で検知すれば照準が合
ったことを検知したことになる。尚、本実施例ではレチ
クルパターンをレチクル光#、35およびレチクルパタ
ーンマスク36等によって得ているが、このレチクルパ
ターンはモニタ画像上に照準基準となる位置を表示でき
ればよいので、例えばモニタ画像上にそのパターンを書
いてもよく、あるいは、モニタ用カメラ光学系12上の
モニタリレーレンズ33に関して被検眼Eと共役な位置
に赤外光を透過させる例えば透明なガラス仮を配置し、
これにパターンを書いて受光センサ29上にそのパター
ンを検知させることも可能である。 第8図には視標光学系11が示されている。上記第1プ
リズム17を通過した光軸a3上に配置されたグイクロ
イックミラー31は可視光を透過させるので、光軸a5
の延長上でグイクロイックミラー31の後方に位置させ
て視標となる物体38(第20図参照)を置けば、被検
者は第1プリズム17およびグイクロイックミラー31
を通してその物体38を見ることができ、この視標を直
視させた状態で被検眼Eの光軸aEを大略光軸a、上に
一致させる。 以上のように、照明光源30は照準光の光源をも兼用し
ており、また、受光センサ29は一つでレチクル光を含
む照準光ならびに測定光を検知するように構成されてお
り、全体として測定用光学系8自体は小型化されており
、光学測定部lをノ1ンディタイプに構成する上で極め
て有利に構成されている。 また照明光源30は、第11図に示すように検眼窓39
の周縁部に配置されるが、その検眼窓39の周縁部には
光軸a、の回りに自由回転自在な円盤部材40が光学測
定部1のノ・ウジング(図示せず)に装着されており、
この円盤部材40に照明光130が固定されている。こ
の円盤部材40には、水平な基準径線42上に二つの照
明光源30が位置するような箇所に錘43か取り付けら
れており、このことによって円盤部材40ひいてはIl
へ明光源30が、光学測定部上の傾きに拘わらす常に一
定の姿勢を維持できる。なお、このような構造のために
照明光源30には好ましくない「揺れ」を生じる恐れが
あるが、照準合わせ操作は元来慎重に静かな動作で行わ
れるので、実際には支障かない。そして、本体部2に内
蔵されているマイコン5によって基準径線42上の1対
の照明光源かその池の照明光源とは別々に点滅制御され
る。水平方向に対して光学測定部1の姿勢が傾いている
場合には、基準径線42上の1対の照明光源に対応する
モニタ上の1対の角膜反射輝点の座標を画像認識装置3
によって得られるので、どの輝点対か水平であるか(水
平を基準とした場合)を知るために、基準径線上の1対
の照明光源だけを点灯し、その池の照明光源は消灯する
制御(逆の制御でも可)を行う。この制御動作は一瞬の
動作で十分であり、検考にとってはモニタ画面か暗くな
るといった見苦しさを意識させるようなことはない。こ
のようにして、水平方向に対する光学測定部1の傾き角
度か得られるので、測定計算結果の−っである軸角度(
AXIS)の値からその角度分だけを減じて補正がなさ
れ、正確な値か出力表示される。 測定光投光光学系9の投光パターンマスク20によるパ
ターンとしては種々のものが可能である。 例えば光軸a上の回りに環状に形成されて所定半径を有
する円形パターンや、この円形パターンと同様に光軸a
、から所定距離だけ離れて、例えば90’毎や60°@
あるいは45°毎のように、等中心角位置毎に配置され
るスポットパターンか現実的である。尚、本実施例では
、90°毎のスポットパターンを採用している。 以上のように構成された本実施例の眼屈折度測定装置に
おける測定光の投受光光学系9,10による眼屈折度の
測定は以下のように行われる。 第12図は本実施例において測定光すなわちスポット先
が光軸a1上の定点Oを通って角膜E1上に入射し、網
膜EJ−に至る光路を斜視図的に示した図である。尚、
第12図は1つのスポット先の光路のみを代表として示
している。照準が定まり且つ合焦状態にある測定光の投
光光学系9では、その光軸a1が被検眼の光軸aEと図
のZ軸上で致しており、且つ測定光は光軸al上の定点
Oを通って角膜E、上の点Pに入射して網膜E、上の臓
Qに至る。尚、この定点0は、測定光の受光光学系10
において絞り24の位置と角膜面の位置とか互いに共役
となるような位置に接眼レンズ22が在るときに、測定
先用先源15から投光された測定光か接眼レンズ22通
過後に光軸a、上を通過する点である。 今、光軸a6上の網膜E、と角膜E、との間の距離をd
、角膜と定点Oとの間の距離をd、とする。 上記光軸aEから角膜E1上の点Pまでの距離をhX軸
方向に対する光軸aEから点Pまでの方向の傾きをOと
する。また、X軸に対してφだけ傾いた方向に被検眼の
屈折度を表わす楕円の長軸F1があると仮定する。短軸
F、は長軸F1に直交している。この点Pの長軸方向の
成分をP FI+短軸方向の成分をPF2とすれば、 p、、=h、cos(θ−φ)(1) P F、=h、5in(0−φ)(2)と表せる。 同様に、この角膜面により屈折力を受けて網膜−]−に
段影される像(点Q)について、光軸aFからの距離り
の長軸F1方向および短1PToF2方向の各成分Q
F l + Q F 2は、 と表せる。 方向の角膜屈折度である。 水平方向の眼屈折度D1を 垂直方向の眼屈折度り、を とすれば、 かI成立する。 一方、網膜上に投影された投光パターンの像を測定光の
受光光学系10から見れば、第21図に示すように(第
21図は平面的に簡略化して示している)、接眼レンズ
22に対して角膜E1と共役な位置に配置された絞り2
4により選択されて受光系の光軸付近の光束だけがこの
絞り24を通過して結像レンズ27へ導かれる。また、
絞り24の位置は結像レンズ27の焦点の位置でもあり
、絞り24を通過して結像レンズ27に入った像の光は
、光軸に対して略平行に進んて受光センサ29上に光軸
からhoの距離の位置にその像を形成する。即ち、受光
系にあっては、網膜E、上では光軸からhの距離に像が
形成され、この像と相似形の像か受光センサ29上では
光軸からり。の距離に形成される。ここで、X軸方向に
対する光軸から点Qまでの方向の傾きをφとする。また
、受光系において仮定したように、被検眼の屈折度の長
軸F1はX軸に対してφだけ傾いた方向にあり、短軸F
、は長軸F1に直交している。そしてこのhとhoの関
係は(9)式によって表される。 但し、Lは接眼レンズ22および結像レンズ27の焦点
距離と配置によって決まる定数である。以上の仮定条件
から受光系におけるQ F、およびQF。 は(10)および(11)式で表され、さらにこれら各
式に(9)式の関係を代入すれば(12)、 (13)
式で表される。 Q、、−hcos(ψ−φ) (
10)Q 、、−h 5in(φ−φ)
(11)Qy+=d−!!−!!cos(ψ−
φ) (+2)QFt=d−!” 5in(
ψ−φ)(13)ここで(7)式と(12)式、(8)
式と(13)式とから、(14)式および(15)式の
関係か成立する。 (14)式および(15)式において移項、展開等の演
算を行い、h、cosψ−8X+ hos+nψ−3y
としてセンサ29上に投影されるスポット先の座1(S
X、 S y)を求めると(16)式および(17)
式が得られる。 X y (16)式および(17)式においてI4・hl(1/
d、−D1)= AL−hl(1/d+−C2)= B
と置換すると、S x= A cos(θ−φ)cos
φ−Bsin(θ−φ)sinφ−□ (18) S y= A cos(θ−φ)sinφ+Bs1n(
θ−φ)cosφと簡単に表現される。 (18)式および(19)式において被測定未知数はA
。 B、φの三つであり、投光パターンによって決められる
値θの二つの値θ1.θ2に対してそれぞれS X++
S Y++ S Xt+ S Yxを与える四つの方
程式から理論的にこれらの未知数が求められる。 なお屈折異常の矯正値としては、一般に球面度数(SP
H)、柱面度数(CYL)、軸角度(AXIS)を用い
るが、5PH=Dt、CYL=D+ D*、AXIS
=φでそれぞれ表される。 本実施例では、投光パターンは、第13図に示すように
、被検眼Eの光軸aEを通る角膜上の水平経線と垂直経
線上に光軸al+aEを挟んで対向する4点のスポット
パターンとなる。この4つの点即ち4つのスポットを像
P。+ P Q+ P lll+ P 27を図に示し
ている。 今、上記スポット像P。について(即ち0.−〇。 の場合)センサ29上の座標をS x+=sxo、 S
y+=sy。 とし、スポット像P9について(即ちθ、−90°の場
合)センサ29上の座標をS xt=sxs+ S Y
?”SY9として上述の四つの方程式を解くと、 A=1/2”C3Xo+Sys+v’ ((SXo−3
ye)’+4Sl’o”l〕(20)B=1/2・C5
xo+5ye−41(Sxa−3ys)2+4Syo’
ll (21)が得られる。 従って、スポットパターンにより第13図に示すように
角膜E、上に投光した水平方向のX軸上および垂直方向
のy軸上の2点P。+ P 9の像に対応して、第14
図に示すように受光センサ29上に形成された像の点S
。+S11の座標(Sxo、 5yo)および(Sxs
、 5ys)を画像認識装置3により測定すれば被検眼
の眼屈折度を知ることができる。本実施例では2つでは
なく4つのスポ・ノド光を利用しているがその理由は以
下の記述より明らかとなる。 ところで、受光センサ29上のスポットの光軸からの距
離り。の詳細な計算式は前には示さなかったか、これは
次式で与えられる(第21図参照)。 ([1し、d2は絞り24と結像レンズ27との距離。 上記式は、測定系光軸a、と被検眼光軸a、 Eとが一
致している場合についての式であるが、本実施例におい
ては、上記両軸か近軸理論の適用できる範囲て軸すれを
生じたとしても、上式(23)を適用できる。つまり、
この場合にも上式(23)を適用しても測定誤差か生じ
ない。 その理由の1つは、前記したように、接眼レンズ22に
対して角膜E1を略共役な位置に十分少さい絞り24が
配置されていることによる。その理由を以下に詳述する
。 今、測定光投光系を示す第22図において、測定系光軸
a1と被検眼光軸agaが、角度ずれ、δ(ラジアン)
、平行ずれ△X、で軸ずれしているとする。 この場合、網膜a8上に生じるスポット像の位置又は高
さhは次式で示される。 一方、この場合、測定光受光光学系は第23図に示すよ
うになる。第23図においては、センサ29上には一定
の面積を有するスポット像か受光される状態を誇張して
示している。 今、第23図において絞り24かないか又は絞り24°
が存在するとしても、その絞り径か大きいとすれば、セ
ンサ29上に受光されるスポット像は相対的に大きなも
のとなる。 この場合、そのスポット像の重心C1を求めるとすれば
、それは角膜の瞳孔の中心を通る光り。 の投影点となるので、スポット像の重心C1の受光系光
軸a2からの距離hocは網膜E1)−の点Qの値りに
正確に対応しなくなる。すなわち、となるので、(25
)式に(24)式を代入すると、となる。すなわち、こ
の(26)式は、軸ずれ誤差量る。 但し、d3は、結像レンズ27と受光センサ29との間
の距離を示す。接眼レンズの焦点距離はaとし、接眼レ
ンズ22と角膜E1間の距離と接眼レンズ22と絞り2
4間の距離は1:1としている。 一方、第23図に示すように、十分少さい絞り穴の絞り
24を受光系光軸a2上に設けると、網膜E、上のスポ
ット像の反射光の内、測定光学系光軸a2か角膜E1と
交わる点を通る非常に小さな光束だけをセンサ29上に
選択的に取り出すことができる。 センサ29上に受光された十分な小さなこのスポット像
をSとし、その重心C1の測定系光学系からの距離をり
。とすれば、次式が成立する。 ここで、(27)式に(23)式を代入すると、となる
。すなわち、(28)式は、軸ずれ誤差量を含まない式
となり、この式は(23)式と同じである。 つまり、たとえ、測定光投光時に、被検眼光軸と測定系
光軸間に軸ずれか生じても、測定値に悪影響を与えない
わけであり、これにより正確な測定が保証されることに
なる。 上記解決方法に対して、次に述べる解決方法(変形例)
によっても測定系光軸と被検眼光軸との光軸ずれにより
生じ得る測定誤差を補正することかできる。 すなわち、本実施例においては、1測定光として2対の
スポット光を使用しており、各対の2つのスポット光は
測定系光軸間して点対称位置に配置されている。第24
図に、光軸ずれを生した場合の、1対の測定光の投光系
を示している。 第24図において、各スポット光は色柄EJの各点P、
P’を経て網膜E、上の点Q、 Q’に段;3ニされ
る。各点P、 P’の測定系光学系光II+1IIa2
からの距離は同一の値(h1)で光軸a、に関して対称
の位置にある。すなわち、点Pはり、の位置に、点Pは
−h1の位置にある。網膜E1上の各点Q、Q’は被検
眼光軸に対してり、h“の位置にある。このとき次式か
成立する。 この変形例における測定光受光系を第25図に示してい
る。この測定光受光系では絞りは設けていない。 今、網膜上の点Q、Q’に結像した2つのスポット像の
各反射光が、網膜E1、接眼レンズ22.結像レンズ2
7を経てセンサ29上にスポット像SS′が結像したと
する。そして、また、網膜E、上の点Q、Q’に結像し
た2つのスポット像の各反射光の内、被検眼の角膜E、
の瞳孔中心を通る光束を図示し、この場合について考察
する。尚、この場合は、その光束がスポット像s、s’
の各重心に対応している。 今、ここで、スポット像s、s’の重心の光軸よりの位
置又は高さをha’ 、 ha’”とすれば次式が得ら
れる。 ho’ −△x+dt(芭 十 ”−+δ> −d
3’−\”−(31)a d dy わ。・2△x+d、(芭。工。δ)−d3包 (3□)
a d d。 次に、(3I)式に(29)式を、(32)式に(30
)式を夫々代入すると、次式が成立する。 ho’ ”△x(1+dz(’−D)l+dth+(±
=D)−d3〜 (33)a d、dt h、”=△xll+dz(’−D))−d2ho(±−
o)−d3u (34)a dt
d2ここで、センサ29上のスポット(’& S
、 S ’は、測定光投光系を示す第24図に示すQ点
又はQ点に対応していることを考慮するならば距離りに
対応するところの求めるべきセンサ29上の距離又は高
さり。は、次式で与えられることが分かる。 ho””°゛−5°” (35)従っ
て、(35)式に(33)式及び(34)式を代入すれ
ば、次式が得られる。 ha’−ho” 1 ha” =d2h 1(−D) (3
6)2 d。 上記(36)式は、軸ずれ量△X、δを含まない式とな
る。すなわち、軸ずれ量を補正した測定値を自動的に得
ることができる。 上記説明では、1対の測定光について説明したが、他の
1対の測定光についても同様にして高さhoが求められ
る。 上記したように、この変形例は、対となる測定光を使用
し、各スポット像の高さり。°とり。″の値を求め、(
35)式に従って高とり。を求めるものである。 光軸ずれの補正対策として上に2つの解決方法を示した
が、現実的にはこれらの2つの対策を組み合せて使用す
るのがよい。すなわち第1の解決方法においては、十分
小さい絞り穴を有する絞りを採用しているが、現実的に
はこの絞り穴はOにすることは勿論不可能であり、かつ
センサ29の解像能に対応して所定量以上の光量の光束
を通過させるに十分な大きさとする必要がある。センサ
29上に受光されたスポット像は小さければ小さい程、
この重心を正確に求められるが、一方スポット像が大き
くなるに従ってその重心位置の算出精度が悪(なると云
える。一方、第2の解決方法においては、絞りが設けら
れていないため、センサ29上に受光されるスポット像
はかなり大きなものとなり、この結果は非常に大きな受
光面を有するセンサが必要となり、装置の小型化に支障
をきたすという問題がある。 上記、第1.第2の解決方法の夫々の欠点を解消するた
めには、第1め解決方法において絞り24の絞り穴の大
きさを受光センサ29に必要かつ最少の装置の光束を通
過せしめる、とともに第2の解決方法を同時に実施すれ
ばよい。本実施例はこの第3の解決方法を採用している
。第26図に、この解決方法を採用した測定光受光系を
示している。尚、第26図では、図を見易くするために
、絞り24の絞り穴の上縁部を通過する光線を示してい
る。また、第26図は、絞り24°を設けたごと、及び
ズポット光の反射光を光の束として誇張して示したこと
以外は第25図と同様の図である。 また、絞り24″の絞り大半径の値はyとしている。 今、第24図に示した測定光投光系により測定−光が投
射されたとすれば、一方の測定光について、次式が成立
する。 ho’ ・rdt (” (△x−y)十’(h−△X
+y)+δ1−d3−a f d
d。 前記したように、(29)式から h=h、+△、−d(四−」二・δ) d が成立するので、これを(37)式に代入すると次式が
成立する。 同様に、上記測定光と光軸対称の測定光についても、次
式が成立する。 Aii記したように(30)式から、 が成立するので、これを(38)式に代入すると次式か
成立する。 ここでh0′とり。”両者の差分をとって2で割れば、
(35)式の場合と同様に、 となり誤差量△X、δを含まない式を得ることができる
。 尚、(37)式、 (38)式は、一般式である。今y
Oとすれば、絞り穴の中心を通る光線について考察する
ことになるか、この場合に得られる式は、(33)式お
よび(34)式と同一のちのとなる。 以上、測定系光軸と被検眼光軸との輔ずれか生じた場合
のiff!I定値の誤差の補正対策について説明したが
、この軸ずれによる測定値の誤差の補正は、軸ずれ量が
小さいとき(近軸理論か適用できる範囲の軸ずれ量)に
限られる。軸ずれ量がこの限界(△X・11mm以内、
δ・±10°以内)を越えると、収差等の影響で受光セ
ンサ上のスポット像にゆがみか生じるので補正は不可能
となる。つまり、この場合に補正がなされたとしても、
その結果算出される値は信頼性に欠ける。従って、この
場合は、その算出値は信頼性なきものとして採用しない
というエラー処理をなすのかよい。このエラー処理につ
いては、第15図に示すフローチャートの説明の中で詳
述する。 以下、第15図に本実施例の眼屈折度測定装置による測
定フローチャートを示し、順にその各ステップを説明す
る。 まずステップ100では、準備モードとして照明光源3
0およびレチクル光源35がオンにされ、測定光の投光
用光源15がオフにされてステップ101へ移行する。 このときのモニタ画像には、照明光源30の前に被検眼
Eがある場合には照明光の角膜反射光による輝点群とレ
チクルパターンが現れ、被検眼Eがない場合にはレチク
ルパターンのみが現れる。尚、ステップ100には、ス
テップ100′によるタイマー割り込みも可能である。 ステ。 プ100”は、第1には、被検眼を自動的にモニタリン
グする目的で、定期的に被検眼の画像情報をマイコン5
のメモリ内に取り込むためのモート°である。そのため
に照明光1i30のみがオンで、レチクル光源35およ
び投光用光115かオフにされた状態を一瞬作り、この
状態て被検眼か存在すれば、その像が記録され、そのと
きの被検眼の状態(角膜反射輝点評の状態)が検出され
る。 また、このステップ100′は、第2に、演算及び制御
の条件等を決めるスイッチ6の状態を定期的に管理する
ために、スイッチ状態か検出され、スイッチ入力に変化
があれば、マイコン5のスイッチ状態記憶メモリの内容
を更新する。 ステップ101では、プリンタ7のスイッチかオンであ
るか否かか判断され、オンである場合にはステップ10
2で、マイコン5に記憶された前回の測定をデータにつ
いてプリンタ7を出力してからステップ103へ移行し
、オフである場合には直接ステップ103へ移行する。 ステップ103では、照明光源30の前に被検眼Eがあ
るか否かが判断される。ある場合にはステ。 ’7”104へ移行するが、ない場合にはステップ10
0へ逆戻りして再びステップ11113までの各ステッ
プが繰り返される。この判断は、照明光の角膜反射光か
受光センサ29で検知できているか否かによって判断で
き、検者はモニタ画像上でもそのことか判断できる。 ステップ104では、照準検知モーb゛として照明光の
角膜反射光による輝点群の重心位置すなわち輝点群がつ
くる円の中心X軸およびy軸の座標(xo、yo)を画
像認識装置3によって求め、ステ。 ブ105へ移行する。 ステップ105では、ステップ104で求めたX座標(
X1)の絶対値IX、lがX軸方向の「ずれ」の許容範
囲として設定されたX軸ずれ基準の値よりも小さいか否
かが判断され、小さい場合にはステップ106へ移行し
、小さくない場合にはステップ10(lへ逆戻りして再
びステップ105までの各ステ・ノブが繰り返される。 ステップ106では、ステップ104で求めたX座標(
yo)の絶対値1yolがy軸方向のFずれJの許容範
囲として設定されたy軸ずれ基準の値よりも小さいか否
かが判断され、小さい場合にはステップ107へ移行し
、小さくない場合にはステ・ツブ100へ逆戻りして再
びステップ106までの各ステ・ツブが繰り返される。 ステップ107では、合焦検知モードとして照明光の角
膜反射光による輝点群の画像信号の高周波成分(Hf)
を画像認識装置3によって求め、ステ・ノブ108へ移
行する。尚、このように高周波成分を検出することによ
って合焦状態を検知する方法はソフトウェアのみによっ
て実現可能な方法の1例であるが、より一般的な考え方
としてはハードウェアによる方法も含めて輝点群のコン
トラスト状態を検知することによって合焦状態を検知す
ればよい。 ステップ108では、ステップ107で求めた高周波成
分(H「)が合焦状態の許容範囲として設定されたコン
トラスト基準の値よりも大きいか否かか判断され、大き
い場合にはステップ109へ移行し、大きくない場合に
はステップ100へ逆戻りして再びステップ108まで
の各ステップが繰り返される。 以上のステップ104および107における照準状況お
よび合焦状況は、モニタ画像上ではレチクルパターンと
輝点群との位置ずれ状況および輝点群のコントラストの
強弱というかたちで現れ、検者はこのモニタ画像から照
準状況および合焦状況の調整見当がつけられる。 ステップ109では、角度補正モードとして照明光の角
膜反射光による輝点群のうち基準径線42上の二つの輝
点に相当する各照明光源のみオンにし、他の照明光源と
測定光の光源15およびレチクル光源35はオフにされ
た状態でモニタ画像に入力されてステップ110へ移行
する。 ステップ110では、ステップ109でモニタ画像上に
示された二つの輝点を結ぶ直線と画像上の水平基準線(
光学測定部1の水平軸に相当)とのなす角αを検知して
ステップ111へ移行する。 ステップIllでは、測定モードとして照明光源30お
よびレチクル光源35がオフにされ、測定光の投光用光
源15がオンにされた状態がモニタ画像に入力されてス
テップ112へ移行する。このときのモニタには、測定
光受光光学系10によって受光センサ29に検知された
眼底のパターンの像が画像として一瞬だけ現されるが、
測定はこの時点で完了しているので各光源に関しては直
ちにステップ112へ移行し、測定光の光源15がオフ
に、照明光源30とレチクル光源35とがオンにされた
準備モードと同じ状態にされる。 ステップ112からはステップ113へ移行し、このス
テップでは測定モードにおける測定光の受光光学系10
で受光センサ29に入力された信号レベルの高さが十分
であるか否かが判断される。これは被検眼Eが白内障の
場合には測定に必要なだけのレベルの画像信号が得られ
ない場合があるため、このステップでそのチエツクか行
われる。ステップ113で信号レベルの高さが十分であ
った場合にはステップ1】4へ移行して計算モードに入
り、不十分であった場合にはステップ120へ移行して
エラー処理が行われる。このステップ120でのエラー
処理としては、例えば’no target”等の表示
を後述のステップ116においてモニタ画面に現せばよ
い。 ステップ114では、マイコン5に予め記憶されている
演算式に測定データか人力され、これに基づいて眼鏡レ
ンズあるいはコンタクトレンズの各要素である球面度数
(SPl1)、柱面度数(CYL) 、軸角度(AXI
S)が算出される。各要素の演算式は投光パターンによ
ってその測定点が異なるため一律ではないが、本実施例
では、中心角90°毎の合計4点のスポットパターンを
投影するようになっており、第4図に示すように各スポ
ットS。+ S 9+ S H1+ S 2?のX座標
およびy座+M S o(SXo、 5yo)、 S
9(SX9.5Y9)S l1l(SXIII、 Sy
+e)、S 27(SX27.5y27)をそれぞれ求
め、以下のような演算により球面度数(SPH)、柱面
度数(CYL)、軸角度(AXIS)を求める。 Sえ一8Xo SXIs Sつ、Sxt“−88゜ s、3−3y°−8y□。 s 、、−S)’ ! ?−8ye A−±(S x++S yp”v’ f(S XI S
y2)”+4 S y+’l 1B−上[S x++
s yt−(((S X、−s yt)”4 S y+
’l ]SPH=D、−−−一・ B d L−h CYL−D 、’−D 、−±(13−A)L−h。 AXIS−φ−α−’ta。−・(」士二)−α2
SXI Syt 以上の演算が終了するとステップ115へ移行する。 尚、本実施例では、ステップ114を詳細に述へると、
第15図(その3)に示すサブルーチンのような処理が
なされており、合焦幅・合焦時から測定光投光時の短時
間の間に測定光学系光軸と肢倹眼光軸間に軸ずれか生じ
た場合、得られるデータか信頼性ないものとしてエラー
処理することか可能である。すなわち、この眼屈折度測
定装置においては、ハンディ−タイプの光学測定部1を
採用しているための手振れしを生じ易いのであるが、第
15図(その3)に示すサブルーチンの処理によれば、
この手振れをチエツクすることができるのである。 このサブルーチンを第15図(その3)と第27A図に
従って説明する。 第27A図は、合焦幅・合焦時から測定光投光時の間に
測定系光軸a、と被検眼光軸との軸すれが生じた結果の
4つのスポットS。+ 39+ 318+ 327の座
標を示している。 先ず、ステップ114aで、各スポット(象S。、S、
。 S 18+ S t7の重心座標S o(SXo、 5
yo)、 S 9(SX9.5ys)S l1l(SX
IIl、 Sy+a)、S 、q(Sx、7+ 5y2
7)を求める。 次いで、ステップ114bで、点対称の位置関係になる
2対のスポットS。、 s 、8.s 9+ s 、、
について夫々中点座標を求める。すなわち、スポット像
S。 とS 18との中点M、、M、の座標(Mx++My+
)、(Mx2゜My2)は次の計算式により求められる
ことができる。 次いで、スポット114Cで各中点をM+(Mx+1M
y+)とM、(MxtlMyt)の間の距離ME (=
l MlMt l )を次式で求める。 ME =(i(Mx+−Mxt)2+ (My+−My
1)21距離MEは、測定光光学系の光軸と被検眼光軸
とが一致している場合にはOとなり、両軸のずれ量が太
き(なるに従って大きな値となる。両軸のずれ量か大き
くなると、その結果としての測定値は信頼性がない。本
実施例では、測定値の信頼性の判定基準値として「3デ
イオブトリー」を採用し、ステップ114dで、距離M
Eが3デイオプト1)−以上の場合には、ステップ11
4eに進み、ステップ114eでエラニ処理をしてステ
ップ+16に進む。エラー処理としては例えば’try
again”等の表示を後述のステップ116におい
てモニタ画面に現せばよい。ステップ114dで、距離
MEか3デイプトリーより小さい場合には、測定値は信
頼性あるものとして、ステップ114fに進む。ステッ
プ114rでは、第15図(その2)のステップ114
で示した場合と同様にして球面度数(SPH)、柱面度
数(CYL)。 軸角度(AIIS)か求められる。 以上、測定系光軸と被検眼光軸とのずれ量の検出方法の
一例を示したか、これは結局のところ、4つのスポット
像の測定光受光光学系光軸に対する相対的位置関係で上
記ずれ量を検出することであるが、この相対的位置関係
は池の方法でも把握することかできる。この場合のサブ
ルーチンを第15図(その4)に示している。このサブ
ルーチンを第15図(その4)と第27B図に従って説
明する。 第27B図は、第27A図と同様の図である。 先ずステップllaで、各スポット像So、Sθ+5l
aS 117の重心座F S o(Sxo、 5yo)
、 S 9(SX9.5ys)、 S + 5(SX+
e、 Sy+a)、S tw(Sxtt、 SY2?)
を求める。 次いで、ステップ1I4hで、X軸における各スポット
像S。とS Il上の夫々の原点Oに対する距離の差△
Hx、 Y軸における各スポット像S。とS +8との
夫々の原点0に対する距離の差△ny、 X軸における
各スポット像S、と327との夫々の原点に対する距離
の差△Vx、 Y軸におけるスポット像S8とS3.と
の夫々の原点に対する距離の差△vyを次式で求める。 △Hx=Sxo + 5XIII △HY=S’io ” Sy+s △Vx=Sxs + 5xt7 △Vy=Sys + 5Yt7 次いで、各ステップ114i、 114j、 114に
、 1141で6差△Hx、△HY、△Vに、△Vyが
基準値としての値である3デイオブトリーと夫々比較す
る。 各ステップで差が基準値以上でない場合は、ステップ1
14i順に1141まで進み、さらにステップ1141
からステップ114mに進む。一方、各ステ、プ114
1〜1141で差が基準値以上の場合はステップ114
nに進み、ステップ114nでエラー処理が行なわれる
。 ステップ114mは前記ステップ114fと同様である
。 さらなる検出方法としては、スポット像S。(SX、。 5yo)とS 9(SXII、 5ys)間の距離と、
スポットs+5(sx+e、Sy+e)とS t、(S
xz7,5ytt)間の距離との比較により、あるいは
、スポットS +1(SXO,SYo>と527(SX
H+ 5Y27)間の距離と、スポット像S 9(SX
9.5ys)とS +5(Sx+a+Sy+8)間の距
離とを比較することにより、上記両軸のずれ量を判定す
ることができる。 さて、ステップ115へ戻って説明すると、ステップ1
15では、ステップ114で求められた各要素5PII
。 CYL、 AXISの数値が合理的な数値範囲に収まっ
ているか否がか判断され、合理的範囲内であれば適正な
次のステップ116へ移行し、合理的範囲外であればス
テップ121へ移行してエラー処理が行われる。このス
テップ121でのエラー処理としては、前記と同様に、
“try again“等の表示を後述のステップ11
6においてモニタ画面に現せばよい。 ステップ116では、ステップ114での演算結果ある
いはステップ120または121でのエラー処理による
表示がモニタ画面に現される。尚、このステップ11B
での演算結果を表示する出力条件として、眼鏡レンズ用
およびコンタクトレンズ用の表示切り替えが可能であり
、その他に、演算結果の数値をどの程度の細かさの数値
毎に表示するか、その表示段階(STEP値)を設定す
ることも可能である。 これらは、ステップ100においてスイッチ類の操作に
て行なわれる。この操作よりマイコン5に目的とする処
理方法が入力される。また、眼鏡レンズと角膜との間の
距離(VD値コンタクトレンズの場合はO)を設定する
ことも可能である。ステップ116が終了すると再びス
テップ100の”/A6Nモードへ戻る。 また、測定用光学系として第2図から第8図に示した例
は本発明の一実施例に過ぎず、光学測定部をハンディタ
イプに構成するためにはこの実施例から種々に変形する
ことが当業者にとっては可能であり、第16図ないし第
19図にその一変形実施例を4点のスポットパターンの
例で示しておく。第16’[fflには測定用光学系8
°、第17図は測定光投光光学系、第18図は測定光受
光光学系10”、第19図は照準光学系50をそれぞれ
示す。 測定光投光光学系9′は、ハーフプリズムの代わりにハ
ーフミラ−45が用いられ、赤外線発光ダイオードの投
光用光源15°からハーフミラ−45まで真っすぐな光
軸 、+に沿い、ハーフミラ−45で直角に反射された
測定光の光軸a1″に被検眼E′を位置させることによ
って、測定光を被検眼E′内に投光することができる。 光源15’からハーフミラ−45までの間の光軸a1″
上には、光[15’側から順にコリメータレンズ19°
、ピラミッド形状の4角錐プリズム46.絞り47.投
光リレーレンズ′2ビ、4穴ミラー48.接眼レンズ2
2′が配置されている。4角錐プリズム46は、4点の
スポットパターンを形成するために、光源15“からコ
リメータレンズ19″を経た赤外光を光軸 、1の回り
に中心角90°毎の位置を通る4本の光束に分離させる
。絞り47は投光リレ−レンズ21’の焦点位置に配置
されており、4角錐プリズム46から出た4本の光束は
絞り47を通過した後に投光リレーレンズ21”へ入射
し、それぞれが光軸a1′に平行な光束となって4点ス
ポットパターンを形成する。4穴ミラー48は、後述の
測定光受光光学系10’における網膜反射光である測定
光を直角に反射させるためのミラーであって、その上側
の反射面か光軸a+’に対して45°傾斜しており、投
光光学系9′において投光スポットパターンの光路を遮
断しないように、その光路に相当する部分に小さな穴が
形成されている。従って、4穴ミラー48の各室を通過
した測定光は、4点スポットパターンとなって接眼レン
ズ22″に入射し、ハーフミラ−45で直角に反射され
て被検眼E′内に入る。 測定光受光光学系10′では、測定光は被検眼E°から
4穴ミラー48まて投光光学系9′の光路を逆行し、4
穴ミラー48で直角に反射される。 この反射光の光軸 、l上には、4穴ミラー48と平行
な反射面を持つマイクロミラー49が配置されでおり、
このマイクロミラー49によって測定光がさらに下方へ
直角に反射される。マイクロミラー49の下方には光軸
a、”に沿って結像レンズ27′および受光センサ29
′が配置されている。 照準光学系50では、ノ\−フミラー45を部分的に透
過した照明光の角膜反射光がタイクロイックミラー31
°によって直角下方へ反射され、モニタリレーレンズ3
3′を通過する。モニタリレーレンズ33′の下方には
第1の45° ミラー51が配置され、その反射光路上
にレチクルパターンの書かれた透明ガラスのレチクル板
52が配置されている。このレチクル板52は、モニタ
リレーレンズ33′に関して被検眼E′と共役な位置に
配置されている。第1の45° ミラー51からレチク
ル板52を通過した位置には第2の45° ミラー53
か、これに入射した照準光を直角下方へ反射させるよう
に配置されている。第2の45° ミラー53の下方に
は、測定光受光光学系10’におけるマイクロミラー4
9以下の光軸 、+をこの受光系10’と共有しており
、結像レンズ27′および受光センサ29′をも共有し
ている。従ってこの照準光学系50は、モニタ用レチク
ル光学系がモニタ用カメラ光学系内に組み込まれた形に
構成されている。尚、照準光学系50においてマイクロ
ミラー49は極めて小さく、照準光はその周辺部分を通
過するので、その存在は支障を来さない。 以」二に説明した実施例および変形実施例のような構成
および作用によれば、例えば第20図に示すように、本
体部2をテーブル等の台上に据え置き、検者かハンディ
タイプの光学測定部lだけを片手に持ってこれを被検眼
に向けて位置させ、被検者には3〜5R先の視標38を
見させた状態にし、モニタ4を眺めながら光学測定部1
の姿勢や位置を微調整操作しているうちに合照準且つ合
焦状態となれば、検者はその瞬間だけを捕まえるたけて
後は自動的に本体部2で演算が行われ、眼屈折度か算出
されてモニタ4に表示される。したがって測定時間は極
めて短縮化され、また、被検者がどのような姿勢をとっ
ていても光学測定部1をその状態に合わせられるので、
検者にとっては測定が容易となり、被検者にとっては測
定時の窮屈な苦痛感から解放される。
る。 第1図は本実施例の眼屈折度測定装置の概略構成を示す
ブロック図である。図示するように、光学測定部1と本
体部2との二つの構成に大きく分けられている。光学測
定部1は、その内部に測定用光学系を内蔵しており、所
謂/%ンディータイブと呼ばれる「手軽に片手で持って
自在に動かせる」程度の大きさ及び重さに構成されてい
る。本体部2には、光学測定部1からの画像信号に基づ
いて照準および焦点の合致状況を認識する画像認識装置
3と、その画像信号を映像にして表示するモニタ4とが
それぞれ内蔵されている。また、画像認識装置3および
モニタ4の両者との信号のやり取りを行いながら制御信
号を光学測定部1へ出力し、且つ画像認識装置3に入力
された画像信号から得られる測定データに基づいて眼屈
折度を演算するマイクロコンピュータ(以下マイコンと
いう)5も内蔵されている。測定光学系が’f&倹眼に
対して合照準且つ合焦状態となったことが画像認識装置
3で検出されると、マイマン5より測定光学系に測定開
始信号を送る。そして、光学測定部lからの画像情報及
び画像認識装置3からの画像信号に基づいてマイコン5
により眼屈折度が算出される。 尚、図中6はマイコン5に対する操作スイッチであり、
7はマイコン5で算出された結果を印字して出力するプ
リンタである。光学測定部lと本体部2とはケーブル(
第20図参照)あるいは無線によって連絡されていれば
よ(、いずれにしても測定時に被検眼に対する位置調整
が必要な部分である光学測定部1のみが取り出されて、
据え置き型の本体部2に対して移動自在にその運動系と
して分離されており、従って検者がこれを手に持って被
検眼に対する位置調整操作を行うのは極めて簡便である
。 第2図には本実施例における光学測定部1に内蔵された
1lt11定光学系8が示され、第3図ないし第8図は
該測定光学系8を構成する各要素光学系として測定光投
光光学系9、測定光受光光学系10、視標光学系11、
モニタ用カメラ光学系12およびモニタ用レチクル光学
系)3よりなる照準光学系、さらにモニタ用照明光学系
14の各要素光学系をそれぞれ別々に表している。 まず第3図は測定光投光光学系9を示しているが、測定
光の投光用光源15には赤外線光源が用いられ、光源1
5から投光された測定光は第1反射ミラー16によって
直角上方へ反射される。この直角上方へ反射された測定
光の光軸a、上には、二つの直角プリズムの各直角対辺
を形成する面が該光軸a、に対して第1反射ミラー16
とは反対側に45°傾斜して接合された第1プリズム1
7が配置されている。こq第1プリズム17はハーフプ
リズムであって、赤外光はある比率で部分的に反射させ
て残りを透過させ、且つ可視光は殆ど透過させる。従っ
て、第1プリズム17によって直角に屈折された測定光
の光軸a1上に被検眼Eを位置させることによって、測
定光を被検眼E内に投光することができる。なお、光源
15と第1反射ミラー16との間の光軸a1上には、光
源15側から順にコリメータレンズ19.投光パターン
マスク20.投光リレーレンズ21が配置され、第1反
射ミラー16と第1プリズム17との間の光軸a1上に
は接眼レンズ22が配置されている。 測定光は、投光用光源15から投光されてコリメータレ
ンズ19.tx光パターンマスク20.投光リレーレン
ズ21.第1反射ミラーt6.接眼レンズ22、第1プ
リズム17を経て、角膜面から瞳孔水晶体を経て被検眼
E内に入り、網膜上に投光パターンの光源を投影する。 第4図には測定光の受光光学系10を示す。受光系の測
定光は、被検眼Eの網膜上に形成された光源(投光パタ
ーン)の像からの反射光となって投光光学系9の光軸a
Iに沿って逆行するが、第1反射ミラー16(第2図に
図示)の位置に達したときはこのミラー16の大略中央
部に開口された第1透孔23を通過する。第1透孔23
の直下には絞り24か形成されており、絞り24の直下
には後述する第2反射ミラー25(第2図に図示)の大
略中央部に形成された第2透孔26か形成されており、
第1透孔23を通過した測定光はさらに絞り24および
第2透孔26を通過して直進する。 従って光軸a1を逆行する受光系測定光の第1透孔23
通過後の光軸a、は、そのまま下方へ直進して結像レン
ズ27およびフィルタ28を介して受光センサ29に至
る。絞り24は接眼レンズ22に対して、被検眼角膜位
置と略共役な位置に配置されており、これにより、被検
眼が光軸にに・Iする測定光学系の光軸の僅かな軸ずれ
誤差により生じる測定誤差が自動的に補正されるように
なっている。従って、ハンディ−タイプの光学1fll
l定部1を採用することにより生じがちな手振れすなわ
ち被検眼の光軸と測定系光学系の光軸の軸ずれにより生
じる測定誤差を最小にすることか可能である。 この原理的詳細説明は後述する。 第5図はモニタ用照明光学系14を示すが、モニタ用照
明光学系の光軸a3の周囲を均等に囲繞し、照((チの
合った状態では該光軸a、上に位置する被検眼に臨むよ
うに6個の赤外線光源が照明光源30として配置されて
いる。なお、この光軸a。 は測定光の光軸a4と一致している。そして、この照明
は赤外線によるので被検眼Eには光と[2ての感覚かな
く、眩しさを感じない。 上述の照明光学系14による照明光は被検眼Eの角膜で
反射し、この反射光が光学測定部1の被検眼Eに対する
照準合わせのための照準光としてモニタ用カメラ光学系
12を第6図に示すように構成する。そしてこの照明光
は、第9図および第1O図に示すように、照明光学系の
光軸a3に対して適当な傾斜角度λを成す平行光線くビ
ーム)か被検眼Eに向かうように投光された場合に、被
検眼Eの光軸a6が照明光学系の光軸a3に対してずれ
ていると、6本のビームの角膜反射光(照準光)による
6個の像(大略点光源の反射像となって見える)がなす
円の中心位置(即ち被検眼Eの光軸a1)が照明光学系
の光軸a3に対して「ずれjを生じるので、原理的には
この「ずれ」の量εを測定し、これをOとすることによ
って照準合わゼか行える。 また、照明光源30の角膜反射輝点は他の映像信号に比
べて3倍以上も強く、これを利用して合焦状!房の検出
を行うことも可能である。即ち、合焦時にはこの輝点か
最も小さくコントラストか強くなるので、この状態を画
像認識装置3により検出すればよく、照準合わせ操作と
同様に角膜反射輝点という同一の対象に注目してその検
出を行うので、照準合わせと焦点合わせとの両操作が比
較的高速度で検出でき、即時処理か可能となる。このよ
うに照準を合わせることにより、被検眼Eの光軸aEに
対して測定系やモニタ系等の装置側光軸を測定可能なよ
うに一致させることができ、また焦点を合わせることに
よって、光学測定部lと被検眼Eとの距離、Oいては測
定光投光光学系9の接眼レンズ22と被検眼Eの角膜面
との距離をHil+定に適した一定距離にすることがで
きる。照明光学系14の光軸aJ:の第1プリズム17
(赤外光を部分的に透過)の後方(照明方向を前方とし
て)には赤外線を反射するとともに可視光を透過させる
グイクロイックミラー31が、照準光(赤外線)を直角
に下方へ反射させるように該光軸a3に対して45°傾
斜して配置されている。このタイクロイックミラー31
により直角下方へ屈曲された光軸上には、第1プリズム
17とは大略逆特性のハーフプリズム、即ち赤外光を殆
と透過し且つ可視光を殆と反射させるハーフプリズムで
ある第2プリズム32が配置されている。グイクロイッ
クミラー31で反射された照準光は、第2プリズム32
を透過してそのままに沿って下方へ直進し、該第2プリ
ズム32の下方に配置されたモニタリレーレンズ33を
経てさらにその下方に設置された第3反射ミラー34に
入射する。そして照準光はさらに直角に反射し、第2反
射ミラー25に至る。光軸a3は、第2反射ミラー25
の平面−七で測定光受光系10の光軸a、と交差するの
で、正確には第2透孔26内で交差することになる。照
準光は第2反射ミラー25てさらに直角に下方へ反射さ
れ、光軸a8に沿って受光センサ29に至る。 第7図にモニタ用レチクル光学系13を示す。 第2プリズム32の側方に、照準位置表示標識のレチク
ルを表示するための可視光源であるレチクル135.レ
チクルパターンマスク36.レチクル対物レンズ37が
順に設けられており、レチクル光#、35から照射され
る光は、光軸a4に沿ってレチクルパターンマスク36
を通過することによってその標識パターン光となり、さ
らにレチクル対物レンズ37を通過して第2プリズム3
2に至り、直角下方へ屈折される。レチクルパターンは
、例えば同心の2重円で表され、その内側円は最小測定
可能瞳孔径を示し、外側円は角膜反射像の生じる標準位
置に描かれる。第2プリズム32によって直角下方へ屈
折されるレチクル光の光軸a4は、上記照準光の光軸と
一致するように第2プリズム32のプリズム面が配置さ
れている。従ってそれ以降の光学系はモニタ用カメラ光
学系12の部分と同一である。このように、第2プリズ
ム32以降の照桑光の光学系とレチクル光の光学系とが
一致するので、照明光学系の光軸a3上に6個の照明光
の角膜反射光の中心かあれば、その中心とレチクルの標
識パターンの中心とは一致することになり、その一致し
たことを一つの受光センサ29上で検知すれば照準が合
ったことを検知したことになる。尚、本実施例ではレチ
クルパターンをレチクル光#、35およびレチクルパタ
ーンマスク36等によって得ているが、このレチクルパ
ターンはモニタ画像上に照準基準となる位置を表示でき
ればよいので、例えばモニタ画像上にそのパターンを書
いてもよく、あるいは、モニタ用カメラ光学系12上の
モニタリレーレンズ33に関して被検眼Eと共役な位置
に赤外光を透過させる例えば透明なガラス仮を配置し、
これにパターンを書いて受光センサ29上にそのパター
ンを検知させることも可能である。 第8図には視標光学系11が示されている。上記第1プ
リズム17を通過した光軸a3上に配置されたグイクロ
イックミラー31は可視光を透過させるので、光軸a5
の延長上でグイクロイックミラー31の後方に位置させ
て視標となる物体38(第20図参照)を置けば、被検
者は第1プリズム17およびグイクロイックミラー31
を通してその物体38を見ることができ、この視標を直
視させた状態で被検眼Eの光軸aEを大略光軸a、上に
一致させる。 以上のように、照明光源30は照準光の光源をも兼用し
ており、また、受光センサ29は一つでレチクル光を含
む照準光ならびに測定光を検知するように構成されてお
り、全体として測定用光学系8自体は小型化されており
、光学測定部lをノ1ンディタイプに構成する上で極め
て有利に構成されている。 また照明光源30は、第11図に示すように検眼窓39
の周縁部に配置されるが、その検眼窓39の周縁部には
光軸a、の回りに自由回転自在な円盤部材40が光学測
定部1のノ・ウジング(図示せず)に装着されており、
この円盤部材40に照明光130が固定されている。こ
の円盤部材40には、水平な基準径線42上に二つの照
明光源30が位置するような箇所に錘43か取り付けら
れており、このことによって円盤部材40ひいてはIl
へ明光源30が、光学測定部上の傾きに拘わらす常に一
定の姿勢を維持できる。なお、このような構造のために
照明光源30には好ましくない「揺れ」を生じる恐れが
あるが、照準合わせ操作は元来慎重に静かな動作で行わ
れるので、実際には支障かない。そして、本体部2に内
蔵されているマイコン5によって基準径線42上の1対
の照明光源かその池の照明光源とは別々に点滅制御され
る。水平方向に対して光学測定部1の姿勢が傾いている
場合には、基準径線42上の1対の照明光源に対応する
モニタ上の1対の角膜反射輝点の座標を画像認識装置3
によって得られるので、どの輝点対か水平であるか(水
平を基準とした場合)を知るために、基準径線上の1対
の照明光源だけを点灯し、その池の照明光源は消灯する
制御(逆の制御でも可)を行う。この制御動作は一瞬の
動作で十分であり、検考にとってはモニタ画面か暗くな
るといった見苦しさを意識させるようなことはない。こ
のようにして、水平方向に対する光学測定部1の傾き角
度か得られるので、測定計算結果の−っである軸角度(
AXIS)の値からその角度分だけを減じて補正がなさ
れ、正確な値か出力表示される。 測定光投光光学系9の投光パターンマスク20によるパ
ターンとしては種々のものが可能である。 例えば光軸a上の回りに環状に形成されて所定半径を有
する円形パターンや、この円形パターンと同様に光軸a
、から所定距離だけ離れて、例えば90’毎や60°@
あるいは45°毎のように、等中心角位置毎に配置され
るスポットパターンか現実的である。尚、本実施例では
、90°毎のスポットパターンを採用している。 以上のように構成された本実施例の眼屈折度測定装置に
おける測定光の投受光光学系9,10による眼屈折度の
測定は以下のように行われる。 第12図は本実施例において測定光すなわちスポット先
が光軸a1上の定点Oを通って角膜E1上に入射し、網
膜EJ−に至る光路を斜視図的に示した図である。尚、
第12図は1つのスポット先の光路のみを代表として示
している。照準が定まり且つ合焦状態にある測定光の投
光光学系9では、その光軸a1が被検眼の光軸aEと図
のZ軸上で致しており、且つ測定光は光軸al上の定点
Oを通って角膜E、上の点Pに入射して網膜E、上の臓
Qに至る。尚、この定点0は、測定光の受光光学系10
において絞り24の位置と角膜面の位置とか互いに共役
となるような位置に接眼レンズ22が在るときに、測定
先用先源15から投光された測定光か接眼レンズ22通
過後に光軸a、上を通過する点である。 今、光軸a6上の網膜E、と角膜E、との間の距離をd
、角膜と定点Oとの間の距離をd、とする。 上記光軸aEから角膜E1上の点Pまでの距離をhX軸
方向に対する光軸aEから点Pまでの方向の傾きをOと
する。また、X軸に対してφだけ傾いた方向に被検眼の
屈折度を表わす楕円の長軸F1があると仮定する。短軸
F、は長軸F1に直交している。この点Pの長軸方向の
成分をP FI+短軸方向の成分をPF2とすれば、 p、、=h、cos(θ−φ)(1) P F、=h、5in(0−φ)(2)と表せる。 同様に、この角膜面により屈折力を受けて網膜−]−に
段影される像(点Q)について、光軸aFからの距離り
の長軸F1方向および短1PToF2方向の各成分Q
F l + Q F 2は、 と表せる。 方向の角膜屈折度である。 水平方向の眼屈折度D1を 垂直方向の眼屈折度り、を とすれば、 かI成立する。 一方、網膜上に投影された投光パターンの像を測定光の
受光光学系10から見れば、第21図に示すように(第
21図は平面的に簡略化して示している)、接眼レンズ
22に対して角膜E1と共役な位置に配置された絞り2
4により選択されて受光系の光軸付近の光束だけがこの
絞り24を通過して結像レンズ27へ導かれる。また、
絞り24の位置は結像レンズ27の焦点の位置でもあり
、絞り24を通過して結像レンズ27に入った像の光は
、光軸に対して略平行に進んて受光センサ29上に光軸
からhoの距離の位置にその像を形成する。即ち、受光
系にあっては、網膜E、上では光軸からhの距離に像が
形成され、この像と相似形の像か受光センサ29上では
光軸からり。の距離に形成される。ここで、X軸方向に
対する光軸から点Qまでの方向の傾きをφとする。また
、受光系において仮定したように、被検眼の屈折度の長
軸F1はX軸に対してφだけ傾いた方向にあり、短軸F
、は長軸F1に直交している。そしてこのhとhoの関
係は(9)式によって表される。 但し、Lは接眼レンズ22および結像レンズ27の焦点
距離と配置によって決まる定数である。以上の仮定条件
から受光系におけるQ F、およびQF。 は(10)および(11)式で表され、さらにこれら各
式に(9)式の関係を代入すれば(12)、 (13)
式で表される。 Q、、−hcos(ψ−φ) (
10)Q 、、−h 5in(φ−φ)
(11)Qy+=d−!!−!!cos(ψ−
φ) (+2)QFt=d−!” 5in(
ψ−φ)(13)ここで(7)式と(12)式、(8)
式と(13)式とから、(14)式および(15)式の
関係か成立する。 (14)式および(15)式において移項、展開等の演
算を行い、h、cosψ−8X+ hos+nψ−3y
としてセンサ29上に投影されるスポット先の座1(S
X、 S y)を求めると(16)式および(17)
式が得られる。 X y (16)式および(17)式においてI4・hl(1/
d、−D1)= AL−hl(1/d+−C2)= B
と置換すると、S x= A cos(θ−φ)cos
φ−Bsin(θ−φ)sinφ−□ (18) S y= A cos(θ−φ)sinφ+Bs1n(
θ−φ)cosφと簡単に表現される。 (18)式および(19)式において被測定未知数はA
。 B、φの三つであり、投光パターンによって決められる
値θの二つの値θ1.θ2に対してそれぞれS X++
S Y++ S Xt+ S Yxを与える四つの方
程式から理論的にこれらの未知数が求められる。 なお屈折異常の矯正値としては、一般に球面度数(SP
H)、柱面度数(CYL)、軸角度(AXIS)を用い
るが、5PH=Dt、CYL=D+ D*、AXIS
=φでそれぞれ表される。 本実施例では、投光パターンは、第13図に示すように
、被検眼Eの光軸aEを通る角膜上の水平経線と垂直経
線上に光軸al+aEを挟んで対向する4点のスポット
パターンとなる。この4つの点即ち4つのスポットを像
P。+ P Q+ P lll+ P 27を図に示し
ている。 今、上記スポット像P。について(即ち0.−〇。 の場合)センサ29上の座標をS x+=sxo、 S
y+=sy。 とし、スポット像P9について(即ちθ、−90°の場
合)センサ29上の座標をS xt=sxs+ S Y
?”SY9として上述の四つの方程式を解くと、 A=1/2”C3Xo+Sys+v’ ((SXo−3
ye)’+4Sl’o”l〕(20)B=1/2・C5
xo+5ye−41(Sxa−3ys)2+4Syo’
ll (21)が得られる。 従って、スポットパターンにより第13図に示すように
角膜E、上に投光した水平方向のX軸上および垂直方向
のy軸上の2点P。+ P 9の像に対応して、第14
図に示すように受光センサ29上に形成された像の点S
。+S11の座標(Sxo、 5yo)および(Sxs
、 5ys)を画像認識装置3により測定すれば被検眼
の眼屈折度を知ることができる。本実施例では2つでは
なく4つのスポ・ノド光を利用しているがその理由は以
下の記述より明らかとなる。 ところで、受光センサ29上のスポットの光軸からの距
離り。の詳細な計算式は前には示さなかったか、これは
次式で与えられる(第21図参照)。 ([1し、d2は絞り24と結像レンズ27との距離。 上記式は、測定系光軸a、と被検眼光軸a、 Eとが一
致している場合についての式であるが、本実施例におい
ては、上記両軸か近軸理論の適用できる範囲て軸すれを
生じたとしても、上式(23)を適用できる。つまり、
この場合にも上式(23)を適用しても測定誤差か生じ
ない。 その理由の1つは、前記したように、接眼レンズ22に
対して角膜E1を略共役な位置に十分少さい絞り24が
配置されていることによる。その理由を以下に詳述する
。 今、測定光投光系を示す第22図において、測定系光軸
a1と被検眼光軸agaが、角度ずれ、δ(ラジアン)
、平行ずれ△X、で軸ずれしているとする。 この場合、網膜a8上に生じるスポット像の位置又は高
さhは次式で示される。 一方、この場合、測定光受光光学系は第23図に示すよ
うになる。第23図においては、センサ29上には一定
の面積を有するスポット像か受光される状態を誇張して
示している。 今、第23図において絞り24かないか又は絞り24°
が存在するとしても、その絞り径か大きいとすれば、セ
ンサ29上に受光されるスポット像は相対的に大きなも
のとなる。 この場合、そのスポット像の重心C1を求めるとすれば
、それは角膜の瞳孔の中心を通る光り。 の投影点となるので、スポット像の重心C1の受光系光
軸a2からの距離hocは網膜E1)−の点Qの値りに
正確に対応しなくなる。すなわち、となるので、(25
)式に(24)式を代入すると、となる。すなわち、こ
の(26)式は、軸ずれ誤差量る。 但し、d3は、結像レンズ27と受光センサ29との間
の距離を示す。接眼レンズの焦点距離はaとし、接眼レ
ンズ22と角膜E1間の距離と接眼レンズ22と絞り2
4間の距離は1:1としている。 一方、第23図に示すように、十分少さい絞り穴の絞り
24を受光系光軸a2上に設けると、網膜E、上のスポ
ット像の反射光の内、測定光学系光軸a2か角膜E1と
交わる点を通る非常に小さな光束だけをセンサ29上に
選択的に取り出すことができる。 センサ29上に受光された十分な小さなこのスポット像
をSとし、その重心C1の測定系光学系からの距離をり
。とすれば、次式が成立する。 ここで、(27)式に(23)式を代入すると、となる
。すなわち、(28)式は、軸ずれ誤差量を含まない式
となり、この式は(23)式と同じである。 つまり、たとえ、測定光投光時に、被検眼光軸と測定系
光軸間に軸ずれか生じても、測定値に悪影響を与えない
わけであり、これにより正確な測定が保証されることに
なる。 上記解決方法に対して、次に述べる解決方法(変形例)
によっても測定系光軸と被検眼光軸との光軸ずれにより
生じ得る測定誤差を補正することかできる。 すなわち、本実施例においては、1測定光として2対の
スポット光を使用しており、各対の2つのスポット光は
測定系光軸間して点対称位置に配置されている。第24
図に、光軸ずれを生した場合の、1対の測定光の投光系
を示している。 第24図において、各スポット光は色柄EJの各点P、
P’を経て網膜E、上の点Q、 Q’に段;3ニされ
る。各点P、 P’の測定系光学系光II+1IIa2
からの距離は同一の値(h1)で光軸a、に関して対称
の位置にある。すなわち、点Pはり、の位置に、点Pは
−h1の位置にある。網膜E1上の各点Q、Q’は被検
眼光軸に対してり、h“の位置にある。このとき次式か
成立する。 この変形例における測定光受光系を第25図に示してい
る。この測定光受光系では絞りは設けていない。 今、網膜上の点Q、Q’に結像した2つのスポット像の
各反射光が、網膜E1、接眼レンズ22.結像レンズ2
7を経てセンサ29上にスポット像SS′が結像したと
する。そして、また、網膜E、上の点Q、Q’に結像し
た2つのスポット像の各反射光の内、被検眼の角膜E、
の瞳孔中心を通る光束を図示し、この場合について考察
する。尚、この場合は、その光束がスポット像s、s’
の各重心に対応している。 今、ここで、スポット像s、s’の重心の光軸よりの位
置又は高さをha’ 、 ha’”とすれば次式が得ら
れる。 ho’ −△x+dt(芭 十 ”−+δ> −d
3’−\”−(31)a d dy わ。・2△x+d、(芭。工。δ)−d3包 (3□)
a d d。 次に、(3I)式に(29)式を、(32)式に(30
)式を夫々代入すると、次式が成立する。 ho’ ”△x(1+dz(’−D)l+dth+(±
=D)−d3〜 (33)a d、dt h、”=△xll+dz(’−D))−d2ho(±−
o)−d3u (34)a dt
d2ここで、センサ29上のスポット(’& S
、 S ’は、測定光投光系を示す第24図に示すQ点
又はQ点に対応していることを考慮するならば距離りに
対応するところの求めるべきセンサ29上の距離又は高
さり。は、次式で与えられることが分かる。 ho””°゛−5°” (35)従っ
て、(35)式に(33)式及び(34)式を代入すれ
ば、次式が得られる。 ha’−ho” 1 ha” =d2h 1(−D) (3
6)2 d。 上記(36)式は、軸ずれ量△X、δを含まない式とな
る。すなわち、軸ずれ量を補正した測定値を自動的に得
ることができる。 上記説明では、1対の測定光について説明したが、他の
1対の測定光についても同様にして高さhoが求められ
る。 上記したように、この変形例は、対となる測定光を使用
し、各スポット像の高さり。°とり。″の値を求め、(
35)式に従って高とり。を求めるものである。 光軸ずれの補正対策として上に2つの解決方法を示した
が、現実的にはこれらの2つの対策を組み合せて使用す
るのがよい。すなわち第1の解決方法においては、十分
小さい絞り穴を有する絞りを採用しているが、現実的に
はこの絞り穴はOにすることは勿論不可能であり、かつ
センサ29の解像能に対応して所定量以上の光量の光束
を通過させるに十分な大きさとする必要がある。センサ
29上に受光されたスポット像は小さければ小さい程、
この重心を正確に求められるが、一方スポット像が大き
くなるに従ってその重心位置の算出精度が悪(なると云
える。一方、第2の解決方法においては、絞りが設けら
れていないため、センサ29上に受光されるスポット像
はかなり大きなものとなり、この結果は非常に大きな受
光面を有するセンサが必要となり、装置の小型化に支障
をきたすという問題がある。 上記、第1.第2の解決方法の夫々の欠点を解消するた
めには、第1め解決方法において絞り24の絞り穴の大
きさを受光センサ29に必要かつ最少の装置の光束を通
過せしめる、とともに第2の解決方法を同時に実施すれ
ばよい。本実施例はこの第3の解決方法を採用している
。第26図に、この解決方法を採用した測定光受光系を
示している。尚、第26図では、図を見易くするために
、絞り24の絞り穴の上縁部を通過する光線を示してい
る。また、第26図は、絞り24°を設けたごと、及び
ズポット光の反射光を光の束として誇張して示したこと
以外は第25図と同様の図である。 また、絞り24″の絞り大半径の値はyとしている。 今、第24図に示した測定光投光系により測定−光が投
射されたとすれば、一方の測定光について、次式が成立
する。 ho’ ・rdt (” (△x−y)十’(h−△X
+y)+δ1−d3−a f d
d。 前記したように、(29)式から h=h、+△、−d(四−」二・δ) d が成立するので、これを(37)式に代入すると次式が
成立する。 同様に、上記測定光と光軸対称の測定光についても、次
式が成立する。 Aii記したように(30)式から、 が成立するので、これを(38)式に代入すると次式か
成立する。 ここでh0′とり。”両者の差分をとって2で割れば、
(35)式の場合と同様に、 となり誤差量△X、δを含まない式を得ることができる
。 尚、(37)式、 (38)式は、一般式である。今y
Oとすれば、絞り穴の中心を通る光線について考察する
ことになるか、この場合に得られる式は、(33)式お
よび(34)式と同一のちのとなる。 以上、測定系光軸と被検眼光軸との輔ずれか生じた場合
のiff!I定値の誤差の補正対策について説明したが
、この軸ずれによる測定値の誤差の補正は、軸ずれ量が
小さいとき(近軸理論か適用できる範囲の軸ずれ量)に
限られる。軸ずれ量がこの限界(△X・11mm以内、
δ・±10°以内)を越えると、収差等の影響で受光セ
ンサ上のスポット像にゆがみか生じるので補正は不可能
となる。つまり、この場合に補正がなされたとしても、
その結果算出される値は信頼性に欠ける。従って、この
場合は、その算出値は信頼性なきものとして採用しない
というエラー処理をなすのかよい。このエラー処理につ
いては、第15図に示すフローチャートの説明の中で詳
述する。 以下、第15図に本実施例の眼屈折度測定装置による測
定フローチャートを示し、順にその各ステップを説明す
る。 まずステップ100では、準備モードとして照明光源3
0およびレチクル光源35がオンにされ、測定光の投光
用光源15がオフにされてステップ101へ移行する。 このときのモニタ画像には、照明光源30の前に被検眼
Eがある場合には照明光の角膜反射光による輝点群とレ
チクルパターンが現れ、被検眼Eがない場合にはレチク
ルパターンのみが現れる。尚、ステップ100には、ス
テップ100′によるタイマー割り込みも可能である。 ステ。 プ100”は、第1には、被検眼を自動的にモニタリン
グする目的で、定期的に被検眼の画像情報をマイコン5
のメモリ内に取り込むためのモート°である。そのため
に照明光1i30のみがオンで、レチクル光源35およ
び投光用光115かオフにされた状態を一瞬作り、この
状態て被検眼か存在すれば、その像が記録され、そのと
きの被検眼の状態(角膜反射輝点評の状態)が検出され
る。 また、このステップ100′は、第2に、演算及び制御
の条件等を決めるスイッチ6の状態を定期的に管理する
ために、スイッチ状態か検出され、スイッチ入力に変化
があれば、マイコン5のスイッチ状態記憶メモリの内容
を更新する。 ステップ101では、プリンタ7のスイッチかオンであ
るか否かか判断され、オンである場合にはステップ10
2で、マイコン5に記憶された前回の測定をデータにつ
いてプリンタ7を出力してからステップ103へ移行し
、オフである場合には直接ステップ103へ移行する。 ステップ103では、照明光源30の前に被検眼Eがあ
るか否かが判断される。ある場合にはステ。 ’7”104へ移行するが、ない場合にはステップ10
0へ逆戻りして再びステップ11113までの各ステッ
プが繰り返される。この判断は、照明光の角膜反射光か
受光センサ29で検知できているか否かによって判断で
き、検者はモニタ画像上でもそのことか判断できる。 ステップ104では、照準検知モーb゛として照明光の
角膜反射光による輝点群の重心位置すなわち輝点群がつ
くる円の中心X軸およびy軸の座標(xo、yo)を画
像認識装置3によって求め、ステ。 ブ105へ移行する。 ステップ105では、ステップ104で求めたX座標(
X1)の絶対値IX、lがX軸方向の「ずれ」の許容範
囲として設定されたX軸ずれ基準の値よりも小さいか否
かが判断され、小さい場合にはステップ106へ移行し
、小さくない場合にはステップ10(lへ逆戻りして再
びステップ105までの各ステ・ノブが繰り返される。 ステップ106では、ステップ104で求めたX座標(
yo)の絶対値1yolがy軸方向のFずれJの許容範
囲として設定されたy軸ずれ基準の値よりも小さいか否
かが判断され、小さい場合にはステップ107へ移行し
、小さくない場合にはステ・ツブ100へ逆戻りして再
びステップ106までの各ステ・ツブが繰り返される。 ステップ107では、合焦検知モードとして照明光の角
膜反射光による輝点群の画像信号の高周波成分(Hf)
を画像認識装置3によって求め、ステ・ノブ108へ移
行する。尚、このように高周波成分を検出することによ
って合焦状態を検知する方法はソフトウェアのみによっ
て実現可能な方法の1例であるが、より一般的な考え方
としてはハードウェアによる方法も含めて輝点群のコン
トラスト状態を検知することによって合焦状態を検知す
ればよい。 ステップ108では、ステップ107で求めた高周波成
分(H「)が合焦状態の許容範囲として設定されたコン
トラスト基準の値よりも大きいか否かか判断され、大き
い場合にはステップ109へ移行し、大きくない場合に
はステップ100へ逆戻りして再びステップ108まで
の各ステップが繰り返される。 以上のステップ104および107における照準状況お
よび合焦状況は、モニタ画像上ではレチクルパターンと
輝点群との位置ずれ状況および輝点群のコントラストの
強弱というかたちで現れ、検者はこのモニタ画像から照
準状況および合焦状況の調整見当がつけられる。 ステップ109では、角度補正モードとして照明光の角
膜反射光による輝点群のうち基準径線42上の二つの輝
点に相当する各照明光源のみオンにし、他の照明光源と
測定光の光源15およびレチクル光源35はオフにされ
た状態でモニタ画像に入力されてステップ110へ移行
する。 ステップ110では、ステップ109でモニタ画像上に
示された二つの輝点を結ぶ直線と画像上の水平基準線(
光学測定部1の水平軸に相当)とのなす角αを検知して
ステップ111へ移行する。 ステップIllでは、測定モードとして照明光源30お
よびレチクル光源35がオフにされ、測定光の投光用光
源15がオンにされた状態がモニタ画像に入力されてス
テップ112へ移行する。このときのモニタには、測定
光受光光学系10によって受光センサ29に検知された
眼底のパターンの像が画像として一瞬だけ現されるが、
測定はこの時点で完了しているので各光源に関しては直
ちにステップ112へ移行し、測定光の光源15がオフ
に、照明光源30とレチクル光源35とがオンにされた
準備モードと同じ状態にされる。 ステップ112からはステップ113へ移行し、このス
テップでは測定モードにおける測定光の受光光学系10
で受光センサ29に入力された信号レベルの高さが十分
であるか否かが判断される。これは被検眼Eが白内障の
場合には測定に必要なだけのレベルの画像信号が得られ
ない場合があるため、このステップでそのチエツクか行
われる。ステップ113で信号レベルの高さが十分であ
った場合にはステップ1】4へ移行して計算モードに入
り、不十分であった場合にはステップ120へ移行して
エラー処理が行われる。このステップ120でのエラー
処理としては、例えば’no target”等の表示
を後述のステップ116においてモニタ画面に現せばよ
い。 ステップ114では、マイコン5に予め記憶されている
演算式に測定データか人力され、これに基づいて眼鏡レ
ンズあるいはコンタクトレンズの各要素である球面度数
(SPl1)、柱面度数(CYL) 、軸角度(AXI
S)が算出される。各要素の演算式は投光パターンによ
ってその測定点が異なるため一律ではないが、本実施例
では、中心角90°毎の合計4点のスポットパターンを
投影するようになっており、第4図に示すように各スポ
ットS。+ S 9+ S H1+ S 2?のX座標
およびy座+M S o(SXo、 5yo)、 S
9(SX9.5Y9)S l1l(SXIII、 Sy
+e)、S 27(SX27.5y27)をそれぞれ求
め、以下のような演算により球面度数(SPH)、柱面
度数(CYL)、軸角度(AXIS)を求める。 Sえ一8Xo SXIs Sつ、Sxt“−88゜ s、3−3y°−8y□。 s 、、−S)’ ! ?−8ye A−±(S x++S yp”v’ f(S XI S
y2)”+4 S y+’l 1B−上[S x++
s yt−(((S X、−s yt)”4 S y+
’l ]SPH=D、−−−一・ B d L−h CYL−D 、’−D 、−±(13−A)L−h。 AXIS−φ−α−’ta。−・(」士二)−α2
SXI Syt 以上の演算が終了するとステップ115へ移行する。 尚、本実施例では、ステップ114を詳細に述へると、
第15図(その3)に示すサブルーチンのような処理が
なされており、合焦幅・合焦時から測定光投光時の短時
間の間に測定光学系光軸と肢倹眼光軸間に軸ずれか生じ
た場合、得られるデータか信頼性ないものとしてエラー
処理することか可能である。すなわち、この眼屈折度測
定装置においては、ハンディ−タイプの光学測定部1を
採用しているための手振れしを生じ易いのであるが、第
15図(その3)に示すサブルーチンの処理によれば、
この手振れをチエツクすることができるのである。 このサブルーチンを第15図(その3)と第27A図に
従って説明する。 第27A図は、合焦幅・合焦時から測定光投光時の間に
測定系光軸a、と被検眼光軸との軸すれが生じた結果の
4つのスポットS。+ 39+ 318+ 327の座
標を示している。 先ず、ステップ114aで、各スポット(象S。、S、
。 S 18+ S t7の重心座標S o(SXo、 5
yo)、 S 9(SX9.5ys)S l1l(SX
IIl、 Sy+a)、S 、q(Sx、7+ 5y2
7)を求める。 次いで、ステップ114bで、点対称の位置関係になる
2対のスポットS。、 s 、8.s 9+ s 、、
について夫々中点座標を求める。すなわち、スポット像
S。 とS 18との中点M、、M、の座標(Mx++My+
)、(Mx2゜My2)は次の計算式により求められる
ことができる。 次いで、スポット114Cで各中点をM+(Mx+1M
y+)とM、(MxtlMyt)の間の距離ME (=
l MlMt l )を次式で求める。 ME =(i(Mx+−Mxt)2+ (My+−My
1)21距離MEは、測定光光学系の光軸と被検眼光軸
とが一致している場合にはOとなり、両軸のずれ量が太
き(なるに従って大きな値となる。両軸のずれ量か大き
くなると、その結果としての測定値は信頼性がない。本
実施例では、測定値の信頼性の判定基準値として「3デ
イオブトリー」を採用し、ステップ114dで、距離M
Eが3デイオプト1)−以上の場合には、ステップ11
4eに進み、ステップ114eでエラニ処理をしてステ
ップ+16に進む。エラー処理としては例えば’try
again”等の表示を後述のステップ116におい
てモニタ画面に現せばよい。ステップ114dで、距離
MEか3デイプトリーより小さい場合には、測定値は信
頼性あるものとして、ステップ114fに進む。ステッ
プ114rでは、第15図(その2)のステップ114
で示した場合と同様にして球面度数(SPH)、柱面度
数(CYL)。 軸角度(AIIS)か求められる。 以上、測定系光軸と被検眼光軸とのずれ量の検出方法の
一例を示したか、これは結局のところ、4つのスポット
像の測定光受光光学系光軸に対する相対的位置関係で上
記ずれ量を検出することであるが、この相対的位置関係
は池の方法でも把握することかできる。この場合のサブ
ルーチンを第15図(その4)に示している。このサブ
ルーチンを第15図(その4)と第27B図に従って説
明する。 第27B図は、第27A図と同様の図である。 先ずステップllaで、各スポット像So、Sθ+5l
aS 117の重心座F S o(Sxo、 5yo)
、 S 9(SX9.5ys)、 S + 5(SX+
e、 Sy+a)、S tw(Sxtt、 SY2?)
を求める。 次いで、ステップ1I4hで、X軸における各スポット
像S。とS Il上の夫々の原点Oに対する距離の差△
Hx、 Y軸における各スポット像S。とS +8との
夫々の原点0に対する距離の差△ny、 X軸における
各スポット像S、と327との夫々の原点に対する距離
の差△Vx、 Y軸におけるスポット像S8とS3.と
の夫々の原点に対する距離の差△vyを次式で求める。 △Hx=Sxo + 5XIII △HY=S’io ” Sy+s △Vx=Sxs + 5xt7 △Vy=Sys + 5Yt7 次いで、各ステップ114i、 114j、 114に
、 1141で6差△Hx、△HY、△Vに、△Vyが
基準値としての値である3デイオブトリーと夫々比較す
る。 各ステップで差が基準値以上でない場合は、ステップ1
14i順に1141まで進み、さらにステップ1141
からステップ114mに進む。一方、各ステ、プ114
1〜1141で差が基準値以上の場合はステップ114
nに進み、ステップ114nでエラー処理が行なわれる
。 ステップ114mは前記ステップ114fと同様である
。 さらなる検出方法としては、スポット像S。(SX、。 5yo)とS 9(SXII、 5ys)間の距離と、
スポットs+5(sx+e、Sy+e)とS t、(S
xz7,5ytt)間の距離との比較により、あるいは
、スポットS +1(SXO,SYo>と527(SX
H+ 5Y27)間の距離と、スポット像S 9(SX
9.5ys)とS +5(Sx+a+Sy+8)間の距
離とを比較することにより、上記両軸のずれ量を判定す
ることができる。 さて、ステップ115へ戻って説明すると、ステップ1
15では、ステップ114で求められた各要素5PII
。 CYL、 AXISの数値が合理的な数値範囲に収まっ
ているか否がか判断され、合理的範囲内であれば適正な
次のステップ116へ移行し、合理的範囲外であればス
テップ121へ移行してエラー処理が行われる。このス
テップ121でのエラー処理としては、前記と同様に、
“try again“等の表示を後述のステップ11
6においてモニタ画面に現せばよい。 ステップ116では、ステップ114での演算結果ある
いはステップ120または121でのエラー処理による
表示がモニタ画面に現される。尚、このステップ11B
での演算結果を表示する出力条件として、眼鏡レンズ用
およびコンタクトレンズ用の表示切り替えが可能であり
、その他に、演算結果の数値をどの程度の細かさの数値
毎に表示するか、その表示段階(STEP値)を設定す
ることも可能である。 これらは、ステップ100においてスイッチ類の操作に
て行なわれる。この操作よりマイコン5に目的とする処
理方法が入力される。また、眼鏡レンズと角膜との間の
距離(VD値コンタクトレンズの場合はO)を設定する
ことも可能である。ステップ116が終了すると再びス
テップ100の”/A6Nモードへ戻る。 また、測定用光学系として第2図から第8図に示した例
は本発明の一実施例に過ぎず、光学測定部をハンディタ
イプに構成するためにはこの実施例から種々に変形する
ことが当業者にとっては可能であり、第16図ないし第
19図にその一変形実施例を4点のスポットパターンの
例で示しておく。第16’[fflには測定用光学系8
°、第17図は測定光投光光学系、第18図は測定光受
光光学系10”、第19図は照準光学系50をそれぞれ
示す。 測定光投光光学系9′は、ハーフプリズムの代わりにハ
ーフミラ−45が用いられ、赤外線発光ダイオードの投
光用光源15°からハーフミラ−45まで真っすぐな光
軸 、+に沿い、ハーフミラ−45で直角に反射された
測定光の光軸a1″に被検眼E′を位置させることによ
って、測定光を被検眼E′内に投光することができる。 光源15’からハーフミラ−45までの間の光軸a1″
上には、光[15’側から順にコリメータレンズ19°
、ピラミッド形状の4角錐プリズム46.絞り47.投
光リレーレンズ′2ビ、4穴ミラー48.接眼レンズ2
2′が配置されている。4角錐プリズム46は、4点の
スポットパターンを形成するために、光源15“からコ
リメータレンズ19″を経た赤外光を光軸 、1の回り
に中心角90°毎の位置を通る4本の光束に分離させる
。絞り47は投光リレ−レンズ21’の焦点位置に配置
されており、4角錐プリズム46から出た4本の光束は
絞り47を通過した後に投光リレーレンズ21”へ入射
し、それぞれが光軸a1′に平行な光束となって4点ス
ポットパターンを形成する。4穴ミラー48は、後述の
測定光受光光学系10’における網膜反射光である測定
光を直角に反射させるためのミラーであって、その上側
の反射面か光軸a+’に対して45°傾斜しており、投
光光学系9′において投光スポットパターンの光路を遮
断しないように、その光路に相当する部分に小さな穴が
形成されている。従って、4穴ミラー48の各室を通過
した測定光は、4点スポットパターンとなって接眼レン
ズ22″に入射し、ハーフミラ−45で直角に反射され
て被検眼E′内に入る。 測定光受光光学系10′では、測定光は被検眼E°から
4穴ミラー48まて投光光学系9′の光路を逆行し、4
穴ミラー48で直角に反射される。 この反射光の光軸 、l上には、4穴ミラー48と平行
な反射面を持つマイクロミラー49が配置されでおり、
このマイクロミラー49によって測定光がさらに下方へ
直角に反射される。マイクロミラー49の下方には光軸
a、”に沿って結像レンズ27′および受光センサ29
′が配置されている。 照準光学系50では、ノ\−フミラー45を部分的に透
過した照明光の角膜反射光がタイクロイックミラー31
°によって直角下方へ反射され、モニタリレーレンズ3
3′を通過する。モニタリレーレンズ33′の下方には
第1の45° ミラー51が配置され、その反射光路上
にレチクルパターンの書かれた透明ガラスのレチクル板
52が配置されている。このレチクル板52は、モニタ
リレーレンズ33′に関して被検眼E′と共役な位置に
配置されている。第1の45° ミラー51からレチク
ル板52を通過した位置には第2の45° ミラー53
か、これに入射した照準光を直角下方へ反射させるよう
に配置されている。第2の45° ミラー53の下方に
は、測定光受光光学系10’におけるマイクロミラー4
9以下の光軸 、+をこの受光系10’と共有しており
、結像レンズ27′および受光センサ29′をも共有し
ている。従ってこの照準光学系50は、モニタ用レチク
ル光学系がモニタ用カメラ光学系内に組み込まれた形に
構成されている。尚、照準光学系50においてマイクロ
ミラー49は極めて小さく、照準光はその周辺部分を通
過するので、その存在は支障を来さない。 以」二に説明した実施例および変形実施例のような構成
および作用によれば、例えば第20図に示すように、本
体部2をテーブル等の台上に据え置き、検者かハンディ
タイプの光学測定部lだけを片手に持ってこれを被検眼
に向けて位置させ、被検者には3〜5R先の視標38を
見させた状態にし、モニタ4を眺めながら光学測定部1
の姿勢や位置を微調整操作しているうちに合照準且つ合
焦状態となれば、検者はその瞬間だけを捕まえるたけて
後は自動的に本体部2で演算が行われ、眼屈折度か算出
されてモニタ4に表示される。したがって測定時間は極
めて短縮化され、また、被検者がどのような姿勢をとっ
ていても光学測定部1をその状態に合わせられるので、
検者にとっては測定が容易となり、被検者にとっては測
定時の窮屈な苦痛感から解放される。
第1図は本発明の1実施例係る眼屈折度測定装置の概略
構成を示すブロック図である。第2図は第1図における
光学測定部に内蔵された測定用光学系を示す図である。 第3図ないし第8図はJug己測定用光学系を構成する
各要素としての各光学系を示す図であり、第3図は測定
光投光光学系、第4図は測定光受光光学系、第5図は照
明光学系、第6図および第7図は照準光学系としてのモ
ニタ用カメラ光学系およびモニタ用レチクル光学系、第
8図は視標光学系をそれぞれ示している。第9図および
第10図は照明光源の位置の違いによる角膜反射光の照
準状況を説明する説明図であり、第9図は照準がずれて
いる状態、第10図は照準があっている状態をそれぞれ
示している。第11図は上記照明光源および錘か円盤部
材に取り付けられている状@を示す図である。第12図
は上記測定光投光光学系において測定光がその光軸上の
定点を通って角膜上に入射し、網膜上に至る光路を斜視
図的に示した図である。第13図は本実施例において角
膜上に投影される測定光パターンの位置を座標平面上に
一般化して示す図であり、第14図は第13図のように
角膜上に投影された測定光パターンに対応する受光セン
サ上の像の位置を座標平面上に一般化して示すである。 第15図くその1,2,3.4>は上記眼屈折度測定の
制御を示すフローチャート図である。第16図は変形実
施例の測定用光学系を示す図、第17図は第16図にお
ける測定光投光光学系を示す図、第18図は第16図に
おける測定光受光光学系を示す図、第19図は第16図
における照準光学系を示す図である。第20図は本実施
例による眼屈折度の測定状態を示す図である。第21.
22図は第1〜15図の実施例において測定系光軸と被
検眼光軸間の軸ずれ誤差の補正方法を説明するための測
定光受光光学系及び測定光投光光学系を示す図である。 第23図は第21図をさらに分かり易くするだめの図で
ある。第24.25図は第21〜23図に対し、今1つ
の補正方法を示すための測定光投光光学系及び測定光受
光光学系を示す図である。 第26図は、第21〜22図の補正方法と第24゜25
図の補正方法の両者を同時実施する場合を示す測定光受
光光学系の図である。第27A、B図は夫々上記実施例
においてエラー処理をするための説明図である。 ■・・・光学測定部、2・・・本体部、3・・・画像認
識装置、4・・・モニタ、5・・・マイクロコンピュー
タ、8・・・測定用光学系、9・・・測定光投光光学系
、10・測定光受光光学系、11・・・視標光学系、1
2 ・照準光学系の一部としてのモニタ用カメラ光学系
、13・・・照準光学系の一部としてのモニタ用レチク
ル光学系、14・・・照明光学系、I5・・・測定光の
投光用光源、29・・・受光センサ、30・・・照明光
源、35・・・レチクル光源、38・・・視標、E・・
被検眼特許出願人 隆祥産業株式会社 代 理 人 弁理士青白 葆(外1名)第1図 第2図 第13図 第14図 第11図 スn 第3図 第6図 第5図 第9図 第10図 第15図 (〒/)2) 第15図 (ぞめ3) 第20図 に7A図 第27B図
構成を示すブロック図である。第2図は第1図における
光学測定部に内蔵された測定用光学系を示す図である。 第3図ないし第8図はJug己測定用光学系を構成する
各要素としての各光学系を示す図であり、第3図は測定
光投光光学系、第4図は測定光受光光学系、第5図は照
明光学系、第6図および第7図は照準光学系としてのモ
ニタ用カメラ光学系およびモニタ用レチクル光学系、第
8図は視標光学系をそれぞれ示している。第9図および
第10図は照明光源の位置の違いによる角膜反射光の照
準状況を説明する説明図であり、第9図は照準がずれて
いる状態、第10図は照準があっている状態をそれぞれ
示している。第11図は上記照明光源および錘か円盤部
材に取り付けられている状@を示す図である。第12図
は上記測定光投光光学系において測定光がその光軸上の
定点を通って角膜上に入射し、網膜上に至る光路を斜視
図的に示した図である。第13図は本実施例において角
膜上に投影される測定光パターンの位置を座標平面上に
一般化して示す図であり、第14図は第13図のように
角膜上に投影された測定光パターンに対応する受光セン
サ上の像の位置を座標平面上に一般化して示すである。 第15図くその1,2,3.4>は上記眼屈折度測定の
制御を示すフローチャート図である。第16図は変形実
施例の測定用光学系を示す図、第17図は第16図にお
ける測定光投光光学系を示す図、第18図は第16図に
おける測定光受光光学系を示す図、第19図は第16図
における照準光学系を示す図である。第20図は本実施
例による眼屈折度の測定状態を示す図である。第21.
22図は第1〜15図の実施例において測定系光軸と被
検眼光軸間の軸ずれ誤差の補正方法を説明するための測
定光受光光学系及び測定光投光光学系を示す図である。 第23図は第21図をさらに分かり易くするだめの図で
ある。第24.25図は第21〜23図に対し、今1つ
の補正方法を示すための測定光投光光学系及び測定光受
光光学系を示す図である。 第26図は、第21〜22図の補正方法と第24゜25
図の補正方法の両者を同時実施する場合を示す測定光受
光光学系の図である。第27A、B図は夫々上記実施例
においてエラー処理をするための説明図である。 ■・・・光学測定部、2・・・本体部、3・・・画像認
識装置、4・・・モニタ、5・・・マイクロコンピュー
タ、8・・・測定用光学系、9・・・測定光投光光学系
、10・測定光受光光学系、11・・・視標光学系、1
2 ・照準光学系の一部としてのモニタ用カメラ光学系
、13・・・照準光学系の一部としてのモニタ用レチク
ル光学系、14・・・照明光学系、I5・・・測定光の
投光用光源、29・・・受光センサ、30・・・照明光
源、35・・・レチクル光源、38・・・視標、E・・
被検眼特許出願人 隆祥産業株式会社 代 理 人 弁理士青白 葆(外1名)第1図 第2図 第13図 第14図 第11図 スn 第3図 第6図 第5図 第9図 第10図 第15図 (〒/)2) 第15図 (ぞめ3) 第20図 に7A図 第27B図
Claims (4)
- (1)被検眼の眼屈折度を測定するための測定光学系(
8)を備えた光学測定部(1)と、上記光学測定部(1
)からの測定データに基づいて眼屈折度を算出する本体
部(2)とを備え、上記測定光学系(8)は、測定光を
投光して被検眼の網膜上に投光パターンを投影する測定
光投光光学系(9)と、該被検眼の網膜上に投影された
投光パターン像の反射光を受光センサ(29)上に受光
する測定光受光光学系(10)とを含み、 上記測定光の投光パターンは、測定光投光光学系(9)
の光軸(a_1)の周囲に該光軸(a_1)に関して互
いに90゜離れた位置に配置される2つのスポット光を
含み、 上記測定光受光光学系(10)は、被検眼(E)より出
射する網膜上のスポット像の反射光を集光する接眼レン
ズ(22)と、該接眼レンズ(22)を通過した上記反
射光の光束を通過させる絞り(24)と、該絞り(24
)を通過した光束を通過させる結像レンズ(27)と、
該結像レンズ(27)により結像されるスポット像を受
光する受光センサ(29)とをその光軸上に有し、 上記絞り(24)は、上記接眼レンズ(22)に関して
被検眼(E)の角膜(E_1)と略共役な位置に配置さ
れ、かつ網膜(E_2)上のスポット像の反射光の内、
角膜(E_1)上において、測定光受光光学系光軸(a
_2)が交わる点を通過する光束を選択通過させるに十
分小さな絞り穴を有することを特徴とする眼屈折度測定
装置。 - (2)被検眼の眼屈折度を測定するための測定光学系(
8)を備えた光学測定部(1)と、上記光学測定部(1
)からの測定データに基づいて眼屈折度を算出する本体
部(2)とを備え、上記測定光学系(8)は、測定光を
投光して被検眼の網膜上に投光パターンを投影する測定
光投光光学系(9)と、該被検眼の網膜上に投影された
投光パターン像の反射光を受光センサ(29)上に受光
する測定光受光光学系(10)とを含み、 上記測定光の投光パターンは、測定光投光光学系(9)
の光軸(a_1)の周囲に該光軸に関して90゜毎に配
置された計4つのスポット光を含み、上記測定光受光光
学系(10)は、被検眼(E)より出射する網膜(E_
1)上の各スポット像の反射光を集光する接眼レンズ(
22)と、接眼レンズ(22)を通過した上記各反射光
の光束を通過させる結像レンズ(27)と、該結像レン
ズ(27)により結像される各スポット像を受光する受
光センサ(29)とをその光軸上に有し、さらに、受光
センサ(29)に受光された計4つのスポット像に関し
、上記測定光受光光学系(10)の光軸(a_2)に関
して軸対称の各スポット像対毎に、2つのスポット像の
位置データに基づいて、測定光投光光学系(9)の被検
眼(E)の網膜(E_2)上における各スポット光の投
射点(Q、Q′)の被検眼光軸(a_E)に対する高さ
(h)に対応する高さ(h_o)を算出する第1算出手
段と、上記各高さ(h)に基づいて眼屈折度を算出する
第2算出手段を備えたことを特徴とする眼屈折度測定装
置。 - (3)上記第1算出手段は、受光センサ(29)に受光
された計4つのスポット像に関し、各対毎に、一方のス
ポット像の測定光受光光学系光軸(10)からの第1高
さ(h_o’)と他方のスポット像の測定光受光系光軸
(10)からの第2高さ(h_o”)とを算出し、かつ
次式; h_o’=(h_o’−h_o”)/2により測定光投
光光学系(9)の被検眼(E)の網膜(E_2)上にお
ける各スポット光の投射点(Q、Q′)の被検眼光軸a
_Eに対する高さ(h)に対応する高さ(h_o)を算
出することを特徴とする請求項2に記載の眼屈折度測定
装置。 - (4)上記測定光受光光学系(10)において、上記接
眼レンズ(22)と結像レンズ(27)との間に、絞り
(24)をさらに設け、 上記絞り(24)は、上記接眼レンズ(22)に関して
被検眼(E)の角膜(E_1)と略共役な位置に配置さ
れかつ受光センサ(29)上に必要な絞り光量の光束を
通過させるに十分大きい絞り穴を有することを特徴とす
る請求項2に記載の眼屈折度測定装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1136390A JPH031834A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 眼屈折度測定装置 |
EP89306431A EP0349228B1 (en) | 1988-06-27 | 1989-06-26 | Apparatus for measuring refractive power of eye |
EP9393105804A EP0559236A3 (en) | 1988-06-27 | 1989-06-26 | Apparatus for measuring refractive power of eye |
DE68921375T DE68921375T2 (de) | 1988-06-27 | 1989-06-26 | Messgerät für die Brechkraft des Auges. |
US07/371,544 US5011276A (en) | 1988-06-27 | 1989-06-26 | Apparatus for measuring refractive power of eye |
EP19930105803 EP0559235A3 (en) | 1988-06-27 | 1989-06-26 | Apparatus for measuring refractive power of eye |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1136390A JPH031834A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 眼屈折度測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH031834A true JPH031834A (ja) | 1991-01-08 |
Family
ID=15174040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1136390A Pending JPH031834A (ja) | 1988-06-27 | 1989-05-29 | 眼屈折度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH031834A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0332637A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-13 | Canon Inc | 手持眼屈折計 |
JP2019066573A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | カシオ計算機株式会社 | 撮像装置 |
EP3861923A1 (en) * | 2020-02-07 | 2021-08-11 | Essilor International | Method for determining at least one parameter of an eye of a person |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP1136390A patent/JPH031834A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0332637A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-13 | Canon Inc | 手持眼屈折計 |
JP2019066573A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | カシオ計算機株式会社 | 撮像装置 |
EP3861923A1 (en) * | 2020-02-07 | 2021-08-11 | Essilor International | Method for determining at least one parameter of an eye of a person |
WO2021156467A1 (en) * | 2020-02-07 | 2021-08-12 | Essilor International | Method for determining at least one parameter of an eye of a person |
CN115052512A (zh) * | 2020-02-07 | 2022-09-13 | 依视路国际公司 | 用于确定人的眼睛的至少一个参数的方法 |
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