JPH03183496A - ヒトα↓2―プラスミンインヒビタープロ領域のアミノ酸配列、そのDNA配列およびそれを用いた蛋白の発現方法 - Google Patents

ヒトα↓2―プラスミンインヒビタープロ領域のアミノ酸配列、そのDNA配列およびそれを用いた蛋白の発現方法

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JPH03183496A
JPH03183496A JP1324261A JP32426189A JPH03183496A JP H03183496 A JPH03183496 A JP H03183496A JP 1324261 A JP1324261 A JP 1324261A JP 32426189 A JP32426189 A JP 32426189A JP H03183496 A JPH03183496 A JP H03183496A
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acid sequence
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amino acids
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Yoshihiko Washimi
芳彦 鷲見
Yataro Ichikawa
市川 弥太郎
Nobuo Aoki
青木 延雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ヒトα2−プラスミンインヒビター(以下、
ヒトα2  PIという)プロfI域の新規なアミノ酸
配列、それをコードするDNA配列、およびそれをリー
ダーシーフェンスとして用いるヒトα2〜PIの発現方
法に関するものである。
〈従来技術〉 ヒトα2  PIは、青水と緒井によって最初に単離・
精製され、線維素溶解酵素のプラスミン(plasmi
n )のエステラーゼ活性を瞬間的に阻害する強力なプ
ラスミンインヒビタ−であり、11.7%の糖鎖を含む
分子量的67.000の1本鎖の糖蛋白質であることが
知られている[M、 Moro+  &N、 Aoki
  ; The  Journal of Biolo
aicalChemistry、  251. 595
6−5965 (1976)参照]。
本発明者らは、すでに特開昭63−79596号、特開
昭63−157984号および特開昭64−2577号
において、提案した通り、ヒト肝細胞のcD N Aラ
イブラリーより、ヒトα2  PIの相補DNA (以
下cNDAという)を単離し、その構造からヒトα2−
PIのアミノ酸配列を決定した。このヒトα2PIのc
D N Aを用いることによりヒトα2PIを細胞を用
いて発現させ、有利に生産させることが可能となった。
ここで天然型ヒトα2  PIのアミノ酸配列は第1図
の通りである。第1図において、−39番めのアミノ酸
から−13番めのアミノ酸部分は、ヒトα2  PIの
プレ領域、−12番めのアミノ酸から一1番目のアミノ
酸部分は、ヒトα2  PIのプロ領域という。これら
のプレープロ領域はヒトαz  PIが細胞から分泌さ
れる過程において、まずプレ領域が、次にプロ領域が酵
素によって切断されるものと考えられている。従って、
ヒト血中に存在する成熟α2  PIは第1図における
1番めのアミノ酸から452番めのアミノ酸からなるも
のである。
しかしながら、cD N Aを用いたヒトα2−Plの
発現方法によって得られた蛋白の中には成熟ヒトα2 
 PIのアミノ末端にプロベブヂドが付加された蛋白が
混在していることがわかった(Y。
Sumi et al、、 J、 Biochem、 
 106. 703−707(1989)参照)。
〈発明の目的〉 そこで、本発明者らは細胞からヒトα2−PIを発現さ
せる方法において、成熟ヒトα2  PIと同じアミノ
末端を有する蛋白を得ることを目的として鋭意研究を重
ねた結果、ヒトα2−PIのプロ領域のアミノ酸配列を
改変することによって、成熟ヒトα2−PIと同じアミ
ノ末端を有する蛋白を得ることが可能となることを見い
出したものである。
〈発明の構成〉 すなわち本発明はヒトα2−PIプロ領域においてアミ
ノ酸配列の−4番めと−1番めのアミノ酸がそれぞれ独
立にArg又はLysであることを特徴とするヒトα2
−PIプロ領域のアミノ酸配列、該アミノ酸配列をコー
ドするDNA配列および該DNA配列をリーダーシーフ
ェンスとして用いることを特徴とするヒトα2−PIの
発現方法である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のヒトα2  PIプロ領域におけるアミノ酸配
列の改変は、−4番目と−1番めのアミノ酸、−3番め
から一1番目のアミノ酸または−4番め、−2番目およ
び−1番めのアミノ酸をそれぞれ独立に塩基性のアミノ
酸に改変することである。塩基性のアミノ酸としてはA
rg又はLySが挙げられる。ここで、改変部位として
は、−4番めから−1番めのアミノ酸のすべてをそれぞ
れ独立に塩基性のアミノ酸に改変することが好ましく、
4番目から1番めのアミノ酸のすべてをArcに改変す
ることが特に好ましい。
4番めと−1番めのアミノ酸をそれぞれ独立に塩基性の
アミノ酸に改変した場合、−3番目目のアミノ酸は特に
指定しないが、中性アミノ酸であっても良く、その場合
、Pro、 Phe、 Val。
Ala、 Leu、  I le、などが挙げられる。
また−2番めのアミノ酸は特に指定しないが、m単性ア
ミノ酸であることがより望ましく、またThrであって
も良い。
=4番め、−2番め、−1番めのアミノ酸をそれぞれ独
立に塩基性のアミノ酸に改変した場合、3番めのアミノ
酸は特に指定しないが、中性アミノ酸テアッテも良く、
Pro、 Phe、 Vat、 Ala。
leU、)leなどが挙げられる。またGlnであって
も良い。
上記本発明のヒトα2−PIプロ領域のアミノ酸配列は
そのアミノ酸末端側にヒトα2.PIブレ領域のアミノ
酸配列を結合し、そのカルボキシル基末端側にヒト成熟
α2−PIのアミノ酸配列を結合して、ヒトα2  P
Iの発現に用いられる。
このとき、ヒトα2  PIブレ領域のアミノ酸配列ま
たは成熟ヒトα2  PIのアミノ酸配列は天然型と同
じものであってもよいし、改変されていてもよい。
本発明の改変されたプロ領域を含むヒトα2−PIのア
ミノ酸配列は、例えば遺伝子操作技術を利用して対応す
るDNA配列を適当な発現用ベクターに組み込み、宿主
となる動物細胞をトランスフェクトし、得られる形質転
換細胞を培養することにより、目的とする蛋白を製造す
ることができる。
本発明のプロ領域を含むヒトα2−PIをコードするD
NA配列は、ヒトの染色体から単離したもの[口iro
sawa S、 et al、、 Proc、Natl
Acad、Sci、 USA  85. 6836−6
840(1988) ]又はヒトの細胞から1111i
シたメッセンジャーRNAを鋳型として生合成されたも
の[3u*i Y、 etal、、 J、 Bioch
em、  100. 1399−1402(1986)
 ]を改変したものであってもよく、或いは本発明のプ
ロ領域を含むヒトα2  PIのアミノ酸配列に従って
純粋に合成されたものであってもよい。
ここで、本発明で用いられるアミノ酸配列およびDNA
配列の具体例としては、例えば第3図に示ずもの等が挙
げられるが、このDNA配列は、ヒト染色体由来のα2
  PI遺伝子断片におけると同様に、適宜1つ又はそ
れ以上のイントロンが介在していてもよい。また、上記
DNA配列は、同じアミノ酸をコードする限り他のコド
ンと入れ替わっていてもよい。
以上述べた如くして造成される本発明のヒトα2−Pl
をコードするDNA配列は、宿主ベクター系に応じて適
当に選ばれた発現用ベクターに組み込まれる。
そのような発現ベクターに使用するプロモーター系には
特に制限はないが、アデノウィルスプロモーターSV4
0プロモーター(初期、後期)、メタロチオネインプロ
モーター等があげられる。エンハンサ−は、使用しなく
ても良いが、高効率に発現させるためには用いることが
望ましい。また、ポリA付加シグナルはヒトα2  P
IのcD N Aに含まれているものでも良いが、他の
蛋白のシグナルを用いても可能である。
発現に用いる動物細胞は、肝細胞、腎It胞などが好ま
しいが、必ずしもこの限りではない。具体的にはBHK
−21(ベイビーハムスター腎;[3aby Hams
ter  Kidney >細胞、C1−10(チャイ
ニーズハムスター叩出; ChineSe  口als
ter□vary)細胞、293(ヒト腎)細胞、チャ
ンリバー (Chang  l 1ver;ヒト肝)細
胞、目eLa(ヒト子宮脛癌)細胞1口epG2(ヒト
肝癌)l[+胞などが掲げられる。
発現ベクターへの導入方法はボッターらのエレクトロポ
レーション法(electroporation )(
p otter口、 et al、Proc、Nat、
 Acad、Sci。
U 、 S 、 A 、 81.7161 (1984
)参照)やウィグラーらのリン酸カルシウム法(Wia
ler  M、 etal、、Ce1l 14. 72
5(1978)参照〉によっておこなうことができる。
かくして得られる形質転換細胞は、それぞれのm胞に適
合した条件下に常法で培養し、その培養液から目的とす
る本発明の蛋白を回収することができる。
次に本発明の発現ベクターの作製方法について詳細に説
明する。
ブOペプチド改変型ヒトα2−PIの発現ベクターの作
製には、天然型のヒトα2−PIをコードするcD N
 Aクローンppi142を、その基礎に用いた。この
ppH42は本発明者らが先に出願した特開昭64−2
577号公報に記載された方法によってヒト肝細胞由来
のcD N Aライブラリーをスクリーニングして得ら
れたものである。
ヒトα2−PIのプロペプチド部分の改変は、天然型の
cDNAクローンを基にしておこなうことができる。そ
の改変は合成りNAを用いたカセット変異法よっても良
いし、オリゴヌクレオチドディレクティドインビトロミ
ュータジェネシス法(Q ligonucleotid
e directed in vitr。
mutagenests g+ethod )によッテ
も可能である。
今回我々は、合成りNAを用いたカセット変異法によっ
て改変をおこなった。第2図に示すようにヒトα2  
PIのCD N Aの開始コドンATGの八から3′下
流側へ176番目にあるBa11までを合成[)NAフ
ラグメントと置換する方法によった。
即ち、下記合成りNA(I)〜(Vl)5′ GATCCGAACA  TGGCGCTGCT  C
TGGGGGCTCCTGGTGCTCA  GCTG
GTCCTG  CCTGCAAGG3′  ・・・(
I) 5′ CC0CTOCTCC GTGTTCTCCC CTGTGAGCGC CATGGAGCCC TTGGGCCGGC AGCTANNNNN NNNNNNNAAC 3′  ・・・(II) 5’  CAGGAGCAGG  TGTCCCCAC
T  TACCCTCCTCAAGTTGGGCA  
ACCAGGAGCCTGGTGGCCAG3′  ・
・・(nl) 5’  AATTCTGGCCACCAGGCTCCT
GGTTGCCCATCTTGAGGAG GGTAA
GTGGG GACA  3’ ・ (rV)5′ CCTGCTCCTG  GTTNNNNNNN  N
NNNNTAGCTGCCGGCCCAA  GGGC
TCCATG GCGCTCACAGGGGAGAAC
AC3’   ・ m5’  GGAGCAGGGG 
 CCTTGCAGGCAGGACCAGCTGAGC
ACCAGG AGCCCCCAGA  GCAGCG
CCATGTTCG  3’ ・・・(Vl> を合成し、アニールさせることによって、下記DNAフ
ラグメント(■)トーー(I ) GATCCGAACA CTTGT TGGCGCTGCT ACCGCGACGA CTGGGGGCTC GACCCCCGAG CTGGTGCTCA GACCACGAGT GCTGGTCCTG CGACCAGGAC CCTGCAAGGC GGACGTTCCG CCCTGCTCCG GGGACGAGGC TGTTCTCCCC ACAAGAGGGG TGTGAGCGCC ACACTCGCGG ATGGAGCCCT TACCTCGGGA TGGGCCGGCA ACCCGGCCGT GCTANNNNNN CGATNNNNNN NNNNNNAACC NNNNNNTTGG AGGAGCAGGT TCCTCGTCCA GTCCCCACTT CAGGGGTGAA ACCCTCCTCA TGGGAGGTGT AGTTGGGCAA TCAACCCGTT CCAGGAGCCT GGTCCTCGGA GGTGGCCAG CCACCGGTCT  TAA (IV)−→ ・・・(■〉 を得ることができる。ここでNで示した12塩基対のD
NAは、本発明に於けるプロ領域の−4番めから−1番
めのアミノ酸をコードする部分に相当し、ユニバーサル
コドンを用いて適当なアミノ酸をコードし、合成りNA
 (II>と合成DNA (V)は互いに相補鎖となる
ような組合せから選ぶことができる。このDNAフラグ
メントNを、プラスミドベクター例えばps V 2−
neoのBa1口■。
EC0RIサイトにクローニングし、これをEcoRl
、Ba1Ir切断し、ヒトα2−PIをコードするCD
 N Aの開始コドンATGのAから3′下流側へ17
6番目にある3al■よりも3′下流域のCD N A
フラグメントを組込むことにより、目的とするプロペプ
チド改変型のヒトα2−P1発現ベクターを作製するこ
とができる。
〈発明の効果〉 本発明はヒトα2−PIのプロGII4のアミノ酸配列
の一部を塩基性のアミノ酸に改変することによってプロ
ペプチドと血中成熟蛋白とのプロセシングをより一層容
易に進行させることが可能となつたのである。このよう
にして得られたヒトα2−PIは、成熟ヒトα2−PI
と同じアミノ末端を有しており、ヒトαz  PIの欠
損症等に対する補充療法に有効に用いることができる。
〈実施例〉 以下、実施例を掲げて本発明を説明する。
なお、本明細書及び図面において、アミノ酸。
ポリペプチドはIL7PAC−ILIB生化学委員会(
CBN>で採用された方法により略記するものとし、た
とえば下記の略号を用いる。
Alal−−アラニン ArCIL−アルギニン Asn1−−アスパラギン AspL−アスパラギン酸 Cys  L−システィン Gln  L−グルタミン Glu  L−グルタミン酸 Gly  グリシン 口is  L−ヒスチジン 11eL−インロイシン 1−euL−ロイシン LysL−リジン Met  L−メチオニン pheL−フェニルアラニン proL−プロリン 3erL−セリン Thr  L−スレオニン Trp  L−トリプトファン Tyr  L−チロシン Val  L−バリン また、DNAの配列はそれを構成する各デオキシリボヌ
クレオチドに含まれ塩基の種類で略記するものとし、た
とえば下記の略号を用いる。
A アデニン(デオキシアデニル酸を示す。〉Cシトシ
ン(デオキシシチジル酸を示す。)G グアニン(デオ
キシグアニル酸を示す。)T チミン (デオキシチミ
ジル酸を示す。)実施例1 プロペブチ改 型ヒトα2−ブースミンインヒビターの
  ベクター( [DNAの合成] 906〉 の作製 合成りNAS301 GATCCGAACA  TGGCGCTGCT  C
TGGGGGCTCCTGGTGCTCA  GCTG
GTCCTG  CCTGCAAGG合成りNAS30
2 CCCCTGCTCC CATGGAGCCC ACGTCGTAAC GTGTTCTCCCCTGTGAGCGCTTGGG
CCGGCAGCTACGTAG合成りNAS303 CAGGAGCAGG AAGTTGGGCA TGTCCCCACT ACCAGGAGCC TACCCTCCTC TGGTGGCCAG 合成りNAS304 AATTCTGGCC ACCAGGCTCC TGGTTGCCCA ACTTGAGGAG GGTAAGTGGG ACA 合成りNA  5305 CCTGCTCCTG GCCGGCCCAA GGGAGAACAC GTTACGACGT GGGCTCCATG CTACGTAGCT GCGCTCACAG 合成りNAS306 GGAGCAGGGG GAGCACCAGG TTCG CCTTGCAGGC AGCCCCCAGA AGGACCAGCT GCAGCGCCAT 上記6種のDNAをDNAシンセサイザー(A 1lp
lied  B 1osyste■S社製〉によって合
或し、7M尿素を含む10%ポリアクリルアミドゲル電
気泳動によって精製した。
[psV20o7の作製1 S  302.  S  303.  S  305.
  S  306各々1μ9にそれぞれ10×キナーゼ
用バツフアー(0,5MT ris−口C1(9口 7
.6)  、  0.1M  M(l C1z  、 
 501Mジチオスレイトール、1sMスペルミジン。
1  mM  EDTA)5μ旦、  0.2M  A
TP溶液2.5μ文を加え水を加えて最終48μ旦とし
、T4ポリヌクレオチドキナーゼ2μ皇(20ユニツト
〉を加え、37℃で約2時間反応させた後、フェノール
・クロロホルム混液(1:1)50u文で2回蛋白抽出
除去した。この各々の水溶液から5μ文(0,1μg)
ずつ取り混合し、これにさらに5μ文の3301(0,
1μg)と5μ文の3304(0,1μ3〉を加え、9
0℃で5分間加熱し、室温まで約10時間かけて徐々に
冷却し、各々の合成りNAをアニールさせ、合成りNA
フラグメント溶液とした。
一方、ps V 2−neoベクター(3imonse
n C。
C,and L evinson A、 D、 Pro
c、Natl、Acad。
Sci、 U、 S、 A、 80.2495(198
3)参照)を、EcoRI、Ba1HIで完全消化し、
0.9% 7 カ0−スゲル電気泳動でその約4,5k
bの大フラグメント(以下pS V 2−neo/ E
 、 8 ヘクター 77 ’j )(ントと呼ぶ)を
回収した。
前記合成りNAフラグメント溶液3μ匹(0,067μ
9 )とpS V 2−neo/ E 、 Bベクター
フラグメント5μN (0,1μg)とを混合し、リガ
ーゼ反応キット(Takara L igation 
K it ;宝酒造製製〉のA溶液32μ1.B溶液8
μ文を加えて16℃で30分間反応さて連結させプラス
ミドpSV 2007を得た。
[1)PI  142/E、 Batフラグメントの取
得]プラスミドpP I 14250u JlをEco
Rl、Bal工で完全消化し、1.2%のアガロースゲ
ル電気泳動で分離し、約400bpのDNAフラグメン
ト(以下pPI  142/E、 Batフラグメント
と呼ぶ)を約1μg得た。
[EISV2007/E、 Ba177グメントの取得
]pS V 2007 20ugを101M  T r
+s−口C1(9口 7.5) 、 101M  M<
l C1z 、 1 1Mジチオスレイトールの溶液1
49μ見に溶かし、Ba111μN(3ユニツト〉を加
え、37℃で1時間反応させて部分消化した。−旦フエ
ノール・クロロホルム混液(1:1)で蛋白を除去し、
エタノール沈澱した後、EC0RIで完全消化した。0
.9%アガロースゲル電気泳動で約5.1kbのDNA
フラグメント(以下ps V 2007/ E 、 B
 alフラグメントと呼ぶ〉を約5μg得た。
[+)SV2057の作製] ps V 2007/ E 、 B atフラグメント
0.6μj7とpp I  147/E、 Batフラ
グメント 0.7μiipとをリガーゼ反応キットを用
いて連結し、プラスミド1)SV2057を得た。
[1)SV  057の作製] 1)S V 2057 10μ9をBa1H1,口in
d mで完全消化し、0.9%アガロースゲル電気泳動
で分離し、約3,5kbのDNAフラグメントを回収し
た。
このDNAフラグメントをフレノウラージフラグメント
(K Ienow L aroe  F rauent
 ) 、E 。
coli  DNAポリメラーゼ(ベーリンガーマンハ
イム製)を用いて端末を平滑化し、リガーゼ反応キット
を使用して両端末を連結させ、プラスミド+)SVO5
7を得た。
[1)P I  142/Eフラグメントの取得]プラ
スミドpP I 14225μグをEC0RIで完全消
化し、0.9%のアガロースゲル電気泳動で分離しその
約1.7kbのDNAフラグメント〈以下pP1 14
2/Eフラグメントと呼ぶ〉を約4μm8た。
[pPI906の作製] プラスミド1)SV 057 10μ9をEC0RIで
完全消化し、その後アルカリフォスファターゼ(B a
cterial alkaline phosphat
ase ; B A P )(ベーリンガーマンハイム
製〉3ユニツトを用いて37℃で90分間反応させ両端
末を脱リン酸させた。
フェノール・クロロホルム(1:1)で蛋白を除去した
後−旦エタノール沈澱させた。このDNAフラグメント
0.5μ9と P1142/Eフラグメント0.3μグ
とをリガーゼ反応キットを用いて連結させた。得られた
プラスくドを3al工で完全消化する方法で、正しくヒ
トα2−PICDNAをコードする向きにpPI  1
42/Eフラグメントが組み込まれたものを選別し、+
)PI906とした。
実施例2 pp1906の293細胞へのトランスフェクション1
)P I 90610μ(jとps V 2−neo3
 u 9とをトランスフェクションキット(ファルマシ
ア製。
Ce1l Phect  Transfection 
Kit)を用いて、そのプロトコールに従いトランスフ
ェクションした。2日間10%FC8o−MEM培地で
培養した後、細胞濃度を希釈してまき直し、10%FC
3゜500μ’j/ld  G 418. o −ME
Mを用いて培養し、約2週間後、十数個のコロニーを得
た。トランスフェクション後2日後のα2PI産生量は
約0.2μg/dであった。
実施例3 +)P1906の8)−IK細胞へのトランスフェクシ
ョpP I 90610μgとp8 V 2−dhfr
 3 μSFとをトランスフェクションキット(ファル
マシア製。
セルフエクトトランスフェクションキット:Ce1l 
Phect  Transfection Kit)を
用いて、そのプロトコールに従いトランスフェクション
した。2日間10%FC8o−MEM培地で培養した。
2日後のα2PI産生量は約0.2μg/Mlであった
。細胞濃度を括釈してまき直し、10%FC3,250
nMメトトレキセート(MTX)、o −MEM培地で
培養し、約2週間後、数十個のコロニーを得た。各コロ
ニーを単離し、培養土酒中のα2PI産生母を測定し、
1.5μg/Idの産生量のクローンpPI  906
/BHK−4を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図はヒトα2  PIのON八へ基配列、及びヒト
α2  PIのアミノ酸−次配列を示す。 第2図はプロベクチド改変型ヒトα2−PIの発現ベク
ターの作製方法を示す。 第3図は1)PI906に組み込んだプロペクチド改変
型ヒト−プラスミンインヒビターをコードする遺伝子の
一例を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒトα_2−プラスミンインヒビタープロ領域に
    おいて、アミノ酸配列の−4番めと−1番めのアミノ酸
    がそれぞれ独立にArg又はLysであることを特徴と
    するヒトα_2−プラスミンインヒビタープロ領域のア
    ミノ酸配列。
  2. (2)ヒトα_2−プラスミンインヒビタープロ領域に
    おいて、アミノ酸配列の−3番めから−1番めのアミノ
    酸が、それぞれ独立にArg又はLysであることを特
    徴とするヒトα_2−プラスミンインヒビタープロ領域
    のアミノ酸配列。
  3. (3)ヒトα_2−プラスミンインヒビタープロ領域に
    おいて、アミノ酸配列の−4番め、−2番めおよび−1
    番目のアミノ酸がそれぞれ独立にArg又はLysであ
    ることを特徴とするヒトα_2−プラスミンインヒビタ
    ープロ領域のアミノ酸配列。
  4. (4)ヒトα_2−プラスミンインヒビタープロ領域に
    おいて、アミノ酸配列の−4番めから−1番めのアミノ
    酸が、それぞれ独立にArg又はLysであることを特
    徴とするヒトα_2−プラスミンインヒビタープロ領域
    のアミノ酸配列。
  5. (5)請求項1〜4記載のいずれか1項のアミノ酸配列
    をコードするDNA配列。
  6. (6)請求項5記載のDNA配列を用いることを特徴と
    するヒトα_2−プラスミンインヒビターの発現方法。
JP1324261A 1989-12-14 1989-12-14 ヒトα↓2―プラスミンインヒビタープロ領域のアミノ酸配列、そのDNA配列およびそれを用いた蛋白の発現方法 Pending JPH03183496A (ja)

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