JPH03179903A - 鏡面修整アンテナ - Google Patents

鏡面修整アンテナ

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JPH03179903A
JPH03179903A JP31969689A JP31969689A JPH03179903A JP H03179903 A JPH03179903 A JP H03179903A JP 31969689 A JP31969689 A JP 31969689A JP 31969689 A JP31969689 A JP 31969689A JP H03179903 A JPH03179903 A JP H03179903A
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plane
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、反射鏡アンテナの鏡面に修整を施こす鏡面修
整アンテナに関する。
(従来の技術) 鏡面修整アンテナは、従来から地上局アンテナや衛星搭
載アンテナ等の高効率化や低サイドローブ化に多く利用
されてきた。
従来の鏡面修整アンテナは、カセグレンアンテナやグレ
ゴリアンアンテナ等の2枚の反射アンテナを用い、主反
射鏡と副反射鏡の修整により、開口面の振幅分布を所望
の分布に一致させる方法が採られていた。例えば、高効
率化を主眼とすれば振幅分布を開口で一定になるように
鏡面系に修整を施し、低サイドローブ化を図る場合には
開口面の振幅分布のエッヂレベルを低くなるように鏡面
系を修整する方法か採られていた。
近年では、この鏡面修整技術を衛星搭載用アンテナのビ
ーム成形に利用しようという風潮が高まっている。ビー
ム成形とは、ビームの形状をそのアンテナの照射する領
域の形、たとえば百本の場合には国土に合った細長い形
状に成形し、効率的に電波の送受を行おうというもので
ある。鏡面修整によりビーム成形を行う利点としては、
一次放射器をアレー化する必要が無く、ただひとつの一
次放射器たけて成形ビームがつくられるので、給電系の
電力損失が無いということが重要である。
このような鏡面修整アンテナの設計法としては、いろい
ろな手法が提案されている。その最も一般的な考え方は
従来からあるような開口面分布に着1」シた方法であり
、所望の遠方界パターンをつくるように開口面の振幅、
位相分布を調整しようというものである。この場合の修
整鏡面系は、カセグレンアンテナやグレゴリアンアンテ
ナのような2枚反射鏡をもつアンテナが必要になり、そ
の設計法は複雑であり、製作も容易ではない。
その一方で、パラボラアンテナのような単一の反射鏡ア
ンテナの修整により、成形ビームをつくろうという考え
方も提案されている。この場合には、開口面の位相分布
を調整するように鏡面を修整してビーム成形を行うが、
それでも十分成形度のよいビームをつくることは可能で
ある。そして、−枚反射鏡のみの修整で済むため、製作
が容易になる利点かある。しかし、開目面に着目してい
るために、手順が多少繁雑になる欠点がある。
ところで、以上のような鏡面修整法で得られた成形ビー
ムアンテナは単一周波数、単一偏波成分のみでの最適設
計でしかありえない。しかし、実際の衛組搭裁用アンテ
ナとして考えた場合、その成形ビームが広い帯域で有効
であるかどうか、送信と受信のような離れた二つの周、
波数帯でも有効であるかどうかということが重要になっ
てくる。
また、逆偏波成分の抑圧といった点も実際の衛星放送や
衛星通信の運用上重要である。このような問題点につい
て、従来の修整鏡面アンテナは何ら解決の手段がなかっ
た。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べたように、従来の鏡面修整アンテナは、一般に
設計および製作が難しく、広い周波数帯域や二つの離れ
た周波数帯域で有効な成形ビームが得られず、正偏波と
逆偏波を同時に成形することもできなかった。
本発明は、上記課題を解決し、簡単な手順で設計および
製作ができ、広い周波数面域や離れた二つの周波数帯域
でも有効な成形ビームが得られ、正偏波と逆偏波の二つ
の偏波についても有効な成形ビームか得られる鏡面修整
アンテナを堤供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記問題点を解決するため本発明は、所定のビームを放
射する一次放射器と、複数の平面鏡により構成され前記
一次放射器から放射されたビームを反射して所望形状の
ビーム成形を行う反射鏡とを具備する鏡面修整アンテナ
において、前記反射鏡により反射されるビームによる放
射電界の電力値を、前記所望形状のビーム成形を行うべ
き複数の方向に対し求め、これら求められた各方向に対
する放射電界の電力値とこれら各方向に対する所望とす
る放射電界の電力値との各誤差を求め、これら各誤差の
絶対値の積算値が最小となるように、前記反射鏡を構成
する少なくとも一つの平面鏡を予め定めらた一定の方向
に平行移動させたものである。
請求項2記載の発明は、上記発明において、前記平行移
動させた平面鏡を隣接する平面鏡との間で連続する面と
なるようにして、前記反射鏡をなめらかな鏡面としたこ
とを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、複数の周波数のビームを散穿t
する一次放射器と、複数の平面鏡により構成され前記一
次放射器から放射されたビームを反射して所望形状のビ
ーム成形を行う反射鏡とを具備する鏡面修整アンテナに
おいて、前記各周波数毎に、前記反射鏡により反射され
るビームによる放射電界の電力値を、前記所望形状のビ
ーム成形を行うべき複数の方向に対し求め、これら求め
られた各周波数毎の各方向に対する放射電界の電力値と
これら各周波数毎の各方向に対する所望とする放射電界
の電力値との各誤差を求め、これら各誤差の絶対値の積
算値が最小となるように、前記反射鏡を構成する少なく
とも一つの平面鏡を予め定めらた一定の方向に平行移動
させたものである。
請求項4記載の発明は、二つの偏波のビームを放射する
一次放射器と、複数の平面鏡により構成され前記一次放
射器から放射されたビームを反射して所望形状のビーム
成形を行う反射鏡とを具備する鏡面修整アンテナにおい
て、前記各偏波毎に、前記反射鏡により反射されるビー
ムによる放射電界の電力値を、前記所望形状のビーム成
形を行うべき複数の方向に対し求め、これら求められた
各偏波毎の各方向に対する放射電界の電力値とこれら各
偏波毎の各方向に対する所望とする放at電界の電力値
との各誤差を求め、これら各誤差の絶対値の積算値が最
小となるように、前記反射鏡を構成する少なくとも一つ
の平面鏡を予め定めらた一定の方向に平行移動させたも
のである。
(作 用) 本発明では、反射鏡により反射されるビームによる放射
電界の電力値を、所望形状のビーム成形を行うべき複数
の方向に対し求め、各方向に対する放射電界の電力値と
各所望とする放射電界の電力値との各誤差を求め、これ
ら各誤差の絶対値の積算値が最小となるように、反射鏡
を構成する平面鏡を平行移動させているので、簡単な手
順で設計および製作ができる。
また、複数の周波数を考慮に入れて上記手順を踏むこと
により、広い周波数・什域や離れた二つの周波数帯域で
も有効な成形ビームが得られる。
さらに、二つの偏波を考慮に入れて上記手順を踏むこと
により、正偏波と逆偏波の二つの偏波についても有効な
成形ビームが得られる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の実施例について説明する
第1図は本発明の一実施例に係る鏡面修整アンテナの外
観を示す図である。
同図に示すように、反射鏡は微小平面鏡1〜52により
構成される。また、]、 OOは一次放射器、90は反
射鏡と一次放射器を支える台座である。
微小平面鏡1〜52には、各々に個々の修整量Wl ”
52が与えられる。この修整量について第2図により説
明する。
第2図は第1図に示したアンテナのx−z平面での断面
図である。
同図において、微小平面鏡2.7.14.22、0 30.38.45.50は、各々初期値として設定した
パラボラ面Pに沿った微小平面鏡2a17a、14a、
22a、30a、38as 45as50aから修整量
W2、W7、W14、W22、W30’W38、W49
、W5oだけ2方向に平行移動したものである。
次に、この修整量の設定の方法について説明する。
第3図(a)に示す修整鏡面において、微小平面鏡の初
期設定したパラボラ面からの修整(2方向への平行移動
)は、その微小平面鏡を微小アンテナと考えれば近似的
にアンテナの励振位相のみが変化したことと等価である
。すなわち、第3図(a)の修整鏡面は第3図(b)に
示すアレーアンテナと等価であると言える。ここで、第
3図(b)に示すアレーアンテナのエレメントアンテナ
400は初期設定のパラボラ面Pに沿って配置し、電力
分配器500の出力に対して修整量に対応した位相量を
移相器600により与える。エレメントアンテナの放射
界は、初期設定パラボラ面1 Pに配置した微小・Iξ面鏡」二に一次赦a=を器によ
り誘起される電流を求め、この電流からh’l #・f
昇への寄与を微小下面上に対して積分することにより容
易に求められる。このエレメントアンテナの放射界に移
相器による励振位相を−17え、各エレメントアンテナ
からの寄与を合成することにより得られるアレーアンテ
ナの放射界は、修整鏡面アンテナの放11を界と一致す
る。
以上のことから、修整鏡面アンテナにより所望の成形ビ
ームを作ろうとする問題は、アレーアンテナの励振位相
の調整により所望の成形ビームを作る問題に帰着する。
以下、数式を用いて修整量の設定の方法の具体的な手順
を示す。
微小平面鏡が全部でN個あり、この中で1番[1の微小
平面鏡が初期設定パラボラ面にある場合の$方向の放射
界をX、(S)とし、励振位相を01とすると、アレー
アンテナの合成放射界EX ($)は次式のようになる
 2 ここで周波数fxとする。
この時の$方向の放1J界の電力PXli)は、X 、
  (* )cxp(jθj) ・・・ (2) となる。ここで*は複素共役を示す。
このPXli)が所望の散財電力HX ($)に等しく
なるように、励振位相(θ1)を選ぶことにより、要求
する成形ビームが構成される。
最適な励振位相を求めるため、次のような評価関数Φを
定義する。
0Φ10θD 2Σ [P    l    )−HX  (!ii 
 K )コ ・XK 9P   iK)/Qθ。
(4) となり、従って、 QP  (m  )/f9θ、−2〒fs+n(θIK θD) θ  )Imag[X    (S   )X、  *
  l K )  コ )D           D
K (5) となる。
ここで、 位相ベク トルΩを次のように定義する。
(6) そして、 次のような繰り返し計算を行うことに  4 より、(1)を最小もしくは極小とするΩに近付けるこ
とかできる。
Ω    =Ω  −μ ・ 9Φ/9Ω     ・
・・ (7)n+1      n         
         n(μニステップ量) 以上の方性により、評価関数Φを最小または極小にする
励振位相(θ1)か求められる。この各微小平面鏡に対
応する励振位相θ1を光路長R1に換算すると、 R−−θ  ・ λ  / (2π)        
・・・ (8)1       1X となり、第4図を参考にして、光路長RIと修整m(z
方向の平行移動量)とWlの間には次のような関係かあ
る。
R,十V、=W、 十U、        ・・・(9
)ここで、V+は1番目の微小平面鏡が初期設定のパラ
ホラ面にある場合のその中心と一次枚射器の間の距離で
あり、U、は1番目の微小平面鏡がWまたけパラボラ面
より修整した場合のその中心と一次放射器の間の距離で
ある。
以上の手順により微小平面鏡の修整ffl (W、 )
が求められ、この値を設定することにより所望の5 成形ビームを放射する反at鏡アンテナが構成される。
ところで、修整前と修整後で微小平面鏡ごとのエレメン
トパターンが多少表化するので、修整後の鏡面は最適な
鏡面には近くて必ずしも最適であるとは言えない。そこ
で修整後の鏡面を新たな初期鏡面と考え、エレメントパ
ターンを計算し直し、前述した方法でもう一度微小鏡面
の修整量を求めてこれを設定することにより、鏡面を真
に最適な鏡面へさらに近(=Jけることができる。同様
な計算を繰り返し行うことができる。また、微小平面鏡
を小さくすることにより、さらに成形度の高いビームを
放射する鏡面修整アンテナを提供することができる。
本発明の設計方性は考え方および手順がffti l1
i−であり、ビーム成形も遠方界に着1丁1シて直接的
に行えるので有効である。このため鏡面修整アンテナの
設計、製作が短時間かつ容易に行える。また、単一反射
鏡の修整により効果的な成形ビームが得られるので、ア
ンテナの重量やコスト等の点にっ 6 いても効果が大きい。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
前述した本発明の実施例において、微小平面鏡の大きさ
を全てほぼ等しくなるように設定することにより、数少
ない微小平面鏡で効果的な成形ビームを放射する鏡面修
整アンテナを提供することができる。これは各微小平面
鏡からの放射の寄与がほぼ等しくなるためであり、その
例として第5図に示すような開口面上での各微小平面鏡
の投影面積を等しくするような微小平面鏡の選び方が挙
げられる。ここで(a)は微小平面鏡が正方形の例、(
b)は微小平面鏡が三角形の例、(C)は円形開口の反
射鏡を用層方向と半径方向に切り等面積にした例を示す
次に示す他の実施例は、第1図の実施例において微小平
面鏡の平面を2軸に垂直な面にとっていた反射鏡を、第
6図に示すように各微小平面鏡ごとに独立な傾きをもた
せたことを特徴とする。このようにすることにより、修
整後の反射鏡において隣り合う微小平面鏡の間にあった
段差を取り除 7 くことができ、この段差による散乱に起因する広角での
サイドロープ特性の劣化や交差偏波特性の劣化を防ぐこ
とができる。
この考え方をさらに発反させて、初めから微小平面鏡の
コ1乙面をつくる多角形の頂点か互いに隣り合う微小平
面鏡の間で一致するような拘束条件のもとて評価関数Φ
を最小または最大にする最適な修整量を設定することが
てきる。この場合には、最適な位相量(θ1)を求め、
微小平面鏡の修整m I W + l に制限をつけて
修整を行い、修整後に微小平面鏡の平面の傾きを平面の
頂点か一致するように決め直すという計算過程を数回繰
り返して行うことにより修整鏡面がつくられる。この場
合の実施例を第7図に示す。ここでは三角形の微小平面
鏡101〜2]2を用いた例を示す。このような修整鏡
面アンテナにより、広角のサイドロブ特性の劣化を防ぎ
、所望の成形ビームを放射することができる。
微小平面鏡開の段差の他に、隣り合う微小平向鏡開での
傾きが大きく違うことは、やはり散乱の8 原因になりサイドローブ特性を劣化させる。そこで隣り
合う微小平面鏡の修整量の差がある設定値を越えないと
いう制限条件を課し、評価関数Φを最小または最大にす
る最適な修整量を設定した修整鏡面アンテナを達成でき
る。このようなアンテナにより、広角のサイドローブ特
性の劣化を防ぎ、所望の成形ビームを放射することかで
きる。
以上ここまでの説明では多数の微小平面によりひとつの
反射鏡を構成する鏡面修整アンテナの例について説明し
てきたが、第8図に示すように、この微小平面で構成さ
れた反射鏡と近似的に等しくなるなめらかな鏡面300
により修整鏡面アンテナをつくっても同様の効果が得ら
れる。この場合、微小平面鏡の大きさが波長程度以下の
大きさであれば、微小平面鏡による反射鏡アンテナとな
めらかな鏡面による反射鏡アンテナとの電気特性上の差
は無視できる。
また、微小平面鏡としてメツシュを利用した鏡面を用い
ても同様の効果が得られる。メツシュを用いることによ
りアンテナ全体の軽量化がほから9 れ、またトラス構造による展開型の反射鏡アンテナ等の
鏡面修整に非’、IVzに有効である。
さらに、修整鏡面への給電を一次放射器から直接状わり
に、第9図に示すように、副反射鏡700を間接的な給
電を行っても同様の効果か期待できる。この場合、反射
鏡の数か増加することにより重量やコスト等が増加する
か、副反射鏡は全く口出に設定できるので、二つの反1
・1鏡をともに修整する従来の方法に比較すると設÷1
゛の自由度が大きくなるという効果を奏する。また、副
反射鏡を用いることにより、一次数射器の位置を自由に
設定できるので、アンテナを構成する上で都合が良く、
さらには小形化に適する。
以上は単一周波数、単一偏波におけるビーム成形のため
の鏡肋修整アンテナについて説明したが、評価関数を変
えることにより二周波、二偏波でを効な成形ビームを放
射させる鏡面修整アンテナを提供することができる。以
下、この場合の実施例について説明する。
最初に二周波共用の場合の実施例について述べ0 る。この場合、前述の評価関数Φに代えて次のような評
価関数Φ4を定義する。
十Σ[P  l、 ) −H,(!i:、 ) ] 2
    Y (10) ここで、P  ($K)、P、($、、)は各々周波数
f  、f  においてベクトル$、$  の方X  
 Y          K   L向へ放肘される反
1・1鏡全体からの数対電昇の電力テアリ、HX IK
) 、H,($L)+;l々周波数f  Sf  にお
いてベクトル$、$  の方向XY         
 K、L へ放射される反射鏡全体からの放射電界の電力の所望値
である。Px l)については(2)式に示すとおりで
あり、P、(g)は、 Y J  ($ ) exp(jqθJ)・・・ (1
1) となる。Y、i)は周波数f、においで一次放射器から
放射された電波がI番目の微小平面鏡を1 介して稟方向への放射される電界であり、q = f 
y / f Xである。
このΦAを最小または極小とする位相(θ1)を(7)
式と同様の手順で求めることにより、微小平面鏡の修整
量(WI)が得られる。この修整量を設定した修整鏡血
アンテナは、三周波数fX、fyにおいて所望の成形ビ
ームを放射させることができる。このような修整鏡面ア
ンテナは広い帯域にわたって良好な成形ビームを必要と
する場合に有効であり、また送信と受信をひとつの反射
鏡で共用しその周波数が離れている場合のビーム成形に
も有効である。以上を考慮すると、店帯域や送受共用が
要求される衛星放送や衛星通信のための衛星搭載アンテ
ナとして多大な効果がある。この実施例は、三周波数に
限らずこれ以上の周波数を考慮して最適な鏡面を設定す
ることが可能である。
次に、二偏波共用の場合の実施例について述べる。この
場合、前述の評価関数Φに代えて次のような評価関数Φ
8を定義する。
 2 +6[P  (S  )−H(ffiM)]’ZM  
     Z (12) ここて、pu:+は周波数fxにおいてベクM トル$。の方向へ放射される反射鏡全体からの放射電界
の逆偏波成分の電力であり、H,1,l、)は周波数f
 においてベクトル$Hの方向へ放射される反射鏡全体
からの放射電界の逆偏波成分の電力の所望値である。P
  (!ii  )、H(!JK)XK       
X は前に説明したとおりであり、この場合は正偏波に関係
した成分になる。P、1.l)は、Z   (S)  
exp(jθJ) ・・・ (13) である。Z ($)は周波数fxにおいて一次数射器か
ら放射された電波が■番「1の微小平面鏡を介して1番
口の微小平面鏡から$方向への放射される電界の逆偏波
成分である。
3 この(1)  を最小または極小とする位相(θ1)を
(7)式と同様の手順で求めることにより、微小平面鏡
の修整m (W Ilかrlられる。この修整量を設定
した修整鏡面アンテナは、二偏波において所望の成形ビ
ームを放射させることができ、二偏波共用の鏡面修整ア
ンテナとして有効である。
また、逆偏波成分を抑圧することもでき、低交さ偏波が
要求されるアンテナに有効である。
以上いくつかの実施例について述べたが、この中の複数
の実施例の条件を合せ持つ修整鏡面アンテナを構成する
ことも可能である。
その−例として、二周波二偏波共用の鏡面修整アンテナ
について説明する。この場合、次のような評価関数Φ。
を定義する。
 4 Φ =Σ [Px(8K) C、K HX (gK)]2 +Σ cp、、(iiiM) ■、1.($M)]2 十 、3[P    (ffi   )−H,、(自1
. ) コ ′Y1、 十Σ[P  i  )−Hi6)]2 (、D    G     D ・・・ (14) ここで、PX(!1iK)は(3)式で示した周波数f
 において、ベクトル$に方向へ放射される反射鏡全体
からの放射7じ昇の正偏波の電力成分を示し、Pz($
+、)は(13)式で示した周波数fxにおいて、ベク
トル$M方向へ放射される反射鏡全体からの放射電界の
逆偏波の電力成分を示し、P ($ )は(11)式で
示した周波数fvにおY      L いて、ベクトル$1.方向へ放射される反射鏡全体から
の放射電界の正偏波の電力成分を示し、PD($)は周
波数f において、ベクトル$G方G        
     Y 向へ放射される反射鏡全体からの放射電界の逆層5 波の電力成分を示す。また、HX ($、)、H,11
) 、H,l、) 、H,(ffi6)は各々P  l
  )、P71M)、PY (g、、)、XK P、lo)に対応する電力の所望値である。
P  ($G)は次のようにあられされる。
D  li)  cxp(jqθJ) 」 ・・・ (15) D、  (ffi)は周波数f、において、一次数射器
から放射された電波が0番[Iの微小平面鏡を介して$
方向へ放射される電昇の逆(lui波成分である。
(14)式のΦCを最小または極小とする位相(θ1)
を(7)式と同様の手順で求めることにより、微小平面
鏡の修iE 量(W + lが得られる。
この修正日を設定した修整鏡面アンテナは、三周波帯の
各二偏波において放射パターンを所望の形状に成形する
ことができる。実用上の利点は大きく、送受で偏波共用
が要求される場合などに一つの修整反射鏡で二周波二偏
波共用が行え、反1・I鏡6 の数を少なくすることかできるのて効果が絶大である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の鏡面修整アンテナは設計
方法およびT順が簡単であり、ビーム底形も遠方界に着
目して直接的に行えるので有効である。このため鏡面修
整アンテナの設計、製作か短時間かつ容易に行える。ま
た、単一反射鏡の修整により効果的な成形ビームが得ら
れるので、アンテナの重量やコスト等の点についても効
果か大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す鏡面修整アンテナの斜視
図、第2図は微小平面鏡の修整量を示す図、第3図は鏡
面修整の原理を示す図、第4図は光路長と修整量の関係
を示す図、第5図は本発明の他の実施例を示す鏡面修整
アンテナの鏡面の分割を示す図、第6図は本発明の他の
実施例を示す鏡面修整アンテナの断面図、第7図および
第8図は本発明の他の実施例を示す鏡面修整アンテナの
7 斜視図、箇9図は本発明の他の実施例を示す鏡面修整ア
ンテナの断面図である。 1〜52.101〜212・・・微小平面鏡100・・
・・・・・・・一次数射器 300・・・・・・・・・修整鏡面 出廟人      株式会社 東芝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定のビームを放射する一次放射器と、複数の平
    面鏡により構成され前記一次放射器から放射されたビー
    ムを反射して所望形状のビーム成形を行う反射鏡とを具
    備する鏡面修整アンテナにおいて、 前記反射鏡により反射されるビームによる放射電界の電
    力値を、前記所望形状のビーム成形を行うべき複数の方
    向に対し求め、 これら求められた各方向に対する放射電界の電力値とこ
    れら各方向に対する所望とする放射電界の電力値との各
    誤差を求め、 これら各誤差の絶対値の積算値が最小となるように、前
    記反射鏡を構成する少なくとも一つの平面鏡を予め定め
    らた一定の方向に平行移動させたことを特徴とする鏡面
    修整アンテナ。
  2. (2)前記平行移動させた平面鏡を隣接する平面鏡との
    間で連続する面となるようにして、前記反射鏡をなめら
    かな鏡面としたことを特徴とする請求項第1項記載の鏡
    面修整アンテナ。
  3. (3)複数の周波数のビームを放射する一次放射器と、
    複数の平面鏡により構成され前記一次放射器から放射さ
    れたビームを反射して所望形状のビーム成形を行う反射
    鏡とを具備する鏡面修整アンテナにおいて、 前記各周波数毎に、前記反射鏡により反射されるビーム
    による放射電界の電力値を、前記所望形状のビーム成形
    を行うべき複数の方向に対し求め、これら求められた各
    周波数毎の各方向に対する放射電界の電力値とこれら各
    周波数毎の各方向に対する所望とする放射電界の電力値
    との各誤差を求め、 これら各誤差の絶対値の積算値が最小となるように、前
    記反射鏡を構成する少なくとも一つの平面鏡を予め定め
    らた一定の方向に平行移動させたことを特徴とする鏡面
    修整アンテナ。
  4. (4)二つの偏波のビームを放射する一次放射器と、複
    数の平面鏡により構成され前記一次放射器から放射され
    たビームを反射して所望形状のビーム成形を行う反射鏡
    とを具備する鏡面修整アンテナにおいて、 前記各偏波毎に、前記反射鏡により反射されるビームに
    よる放射電界の電力値を、前記所望形状のビーム成形を
    行うべき複数の方向に対し求め、これら求められた各偏
    波毎の各方向に対する放射電界の電力値とこれら各偏波
    毎の各方向に対する所望とする放射電界の電力値との各
    誤差を求め、これら各誤差の絶対値の積算値が最小とな
    るように、前記反射鏡を構成する少なくとも一つの平面
    鏡を予め定めらた一定の方向に平行移動させたことを特
    徴とする鏡面修整アンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005022689A1 (ja) * 2003-08-27 2005-03-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. アンテナおよびその製造方法
WO2022249644A1 (ja) * 2021-05-27 2022-12-01 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 アンテナ、電子機器およびアンテナの製造方法

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