JPH03179571A - 画像編集装置 - Google Patents

画像編集装置

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JPH03179571A
JPH03179571A JP1317855A JP31785589A JPH03179571A JP H03179571 A JPH03179571 A JP H03179571A JP 1317855 A JP1317855 A JP 1317855A JP 31785589 A JP31785589 A JP 31785589A JP H03179571 A JPH03179571 A JP H03179571A
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JP
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color
image signal
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edited
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JP1317855A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yamamoto
直史 山本
Hidekazu Sekizawa
秀和 関沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は画像編集装置に係り、特に原稿画像上に色枠
などで指定された編集用画像情報に従って原稿画像に色
付けその他の編集処理を施す装置に関する。
(従来の技術) 従来、カラーマークを用いてモノクロ原稿画像を編集す
るシステムが知られている(電子通信学会論文誌 ’8
0/12 VOl、J63−D N(L12 rファク
シミリを用いた原稿編集システム」)。これは白黒画像
の上に編集すべき内容を指示する編集マーカを赤色イン
クなどによるカラーマークとして記入しておき、原稿上
の画像をカラースキャナで読取って得られた画像信号か
ら編集マーカの部分を識別し、編集マーカにより指示さ
れた編集処理を自動的に行うものである。
このような編集処理は、色付は編集に多く応用されてい
る。色付は編集は、ある領域を囲むカラーマークを記入
し、この線の内部領域の画像に色付けを行うものであり
、例えば特開昭57−185767号公報にその一例が
記載されている。このカラーマークを用いる領域指定方
法は、タブレットや座標指定などによる領域指定に比べ
、自由な形状の領域を簡単に指定できる、原稿の置き換
えや原稿上の領域の位置を計るなどの手間が不要である
、などの利点を持つ。
このような処理を行うには、原稿を読取って得られた入
力画像信号から編集範囲などを指示するための色枠部分
などの編集用画像信号と、編集対象となるモノクロ画像
部分などの被編集画像信号とを分離識別する処理が必要
となる。
この場合、編集用画像信号は色付は領域などの境界を示
す情報なので、高い解像度は必要なく、むしろ大局的な
連結性の保存やノイズの影響を受けにくいことが重要で
ある。一方、被編集画像信号は画像形状が出力画像に直
接反映するため、高い解像度を保つことが重要となる。
編集用画像信号と被編集画像信号との分離識別を行うた
めに、従来では例えば原稿上の画像を読取って得られた
RGB画像画像上ら、色相、彩度、色差またはこれらに
相当する信号を計算して色を識別し、赤、緑、青などの
有彩色ならば色枠部分(編集用画像信号)、黒、灰色な
どの無彩色ならばモノクロ画像部分(被編集画像信号)
とそれぞれ識別する方法がとられていた。
具体的な編集用画像信号と被編集画像信号の決定方法と
しては、色差信号などをある閾値と比較して、その大小
により決定する方法や、RGB画像画像上ら直接ルック
アップテーブルを参照するなどの方法がある。
しかしながら、これらの方法では被編集画像信号がモノ
クロ画像部分の有無を示す2値上号となるため、被編集
画像信号に高域強調フィルタ処理などの高画質化処理を
施すことが難しくなる。
一方、カラー画像信号を処理する場合に、カラー画像信
号を色相信号と濃度信号の2つの信号に分離して処理す
る方法も知られている(特開昭63−10882号公報
)。この方法を編集処理に適用する場合、例えば色相信
号を編集用画像信号として用いることができる。しかし
、濃度信号は色相信号で表わされた色相の濃度を表わす
信号であり、被編集画像信号そのものを表してはいない
。従って、この公知技術を画像編集装置における編集用
画像信号と被編集画像信号との分離識別に適用すること
はできない。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の技術では編集用画像信号と被編
集画像との分離識別を行う場合、原稿画像をカラーイメ
ージセンサで読取って得られるRGB画像画像上り色を
識別して、有彩色ならば色枠部分(編集用画像部分)、
無彩色ならばモノクロ画像部分(被編集用画像部分)と
識別していたため、被編集画像信号がモノクロ画像部分
の有無を示す2値上号となり、高域強調処理などの高画
質化処理が難しくなるという問題があった。
本発明はこのような問題点を解決し、被編集画像信号を
2値上号にすることなく編集用画像信号と被編集画像信
号との分離識別を行うことができる画像編集装置を提供
することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明では上記の課題を解決するため、編集用画像信号
の検出と独立して被編集画像信号を検出することを骨子
とする。
より具体的には、例えば編集用画像信号は色を表わすコ
ード信号として検出され、被編集画像信号は原稿上の被
編集画像部分のモノクロ濃度または色度を表わす多値信
号として検出される。
(作用) 上述のように、色枠などの編集用画像信号とモノクロ画
像部分などの被編集画像信号とを独立に検出することに
より、例えば色枠部分はその色の有無を示すコード信号
として、被編集画像の部分はそのモノクロ濃度または色
度を表わす多値信号としてそれぞれ得られる。
これにより、色枠部分などの編集用画像信号は各色に関
しては2値上号なので、孤立点除去などのノイズ除去を
施し、被編集画像信号については高域強調フィルタなど
による画質向上処理(特にシャープネス向上高処理)を
施すというように、それぞれに独立した処理を施すこと
ができる。被編集画像信号に高域強調フィルタ処理など
を施すと、読取り系で生じたボケが補正されて、小さい
文字や細い線などの漬れやかすれが除去され、画質の向
上が図られる。
(実施例) 以下、本発明をカラー画像複写装置に適用した場合の実
施例について説明する。第1図は本発明を適用したカラ
ー画像複写装置の構成を示す。本装置は本来のフルカラ
ー画像の複写機能に加え、本発明に基づくモノクロ画像
の色付は編集処理の機能を持つ。これらの機能はコンソ
ールパネルからの指示により切替えることができる。
ここで、色付は編集処理とは、色枠(色の枠線)により
色付けの領域を指示した編集用画像を読取り、その指示
に応じた処理を施した後カラープリンタを介して出力す
る機能である。本実施例では原稿画像の黒または灰色の
部分、つまりモノクロ画像部分を被編集画像とし、これ
に対し編集用画像として有彩色の枠線を用いて編集の指
示を行う。
この色付は編集処理の具体例を第2図に示す。
この例では、第2図(a)に示すモノクロ原稿画像に対
して、第2図(b)にハツチングで示すごとく色枠を書
き込み、この第2図(b)の画像に対し、第2図(e)
に示すような編集処理を施している。
第1図に示すカラー画像複写装置は画像入力部1と、色
変換部2と、被編集画像信号作成部3と、画質向上処理
部4と、編集用画像信号作成手段としての色枠判別部5
と、編集処理手段としての枠内明域検出部6および編集
処理部7と、画像記録部8とよりなる。本装置では、ま
ず画像入力部1で原稿上のカラー画像が赤(R)、緑1
)、青(B)の3色の画像信号(以下、RCB信号とい
う)として読取られた後、色変換部2において、画像記
録部8で記録すべき黄(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の3色のインク4度で表現したインク量信号に変
換され、さらに被編集画像信号作成部3によってインク
量信号から被編集画像信号か作成される。そして、被編
集画像信号またはインク量信号に画質向上処理部4で画
質向上処理、主に高域補正(強調)処理が施される。
一方、色枠判別部5でインク量信号から編集用画像信号
としての色枠情報が抽出される。この色枠情報に従って
、枠内領域検出部6で各色枠の内部領域が検出される。
そして、編集処理部7で枠内領域検出部6からの領域色
信号を用いて、画質向上処理部4からの画質向上処理が
施された後のインク量信号に色付は編集処理が施された
後、画像記録部8で例えばMMCおよびK(黒)の4色
のインクを用いて画像が記録される。
本実施例では画像記録部8に、面順次方式のカラープリ
ンタを用いている。面順次方式は、まず1色目のインク
で1ペ一ジ印字し、次に2色目のインクで同じ1ページ
を印字し、以下順次3色目、4色目のインクで同じペー
ジを印字する方式である。このため、1枚の画像の複写
を行うのに画像人力部1で4回画像を読取り、以降の画
像処理部(色変換部2、被編集画像信号作成部3、画質
向上処理部4、色枠判別部5、枠内領域検出部6および
編集処理部7)も4回処理を繰り返す。
以下、第1図の各部分の構成および作用について詳しく
説明する。
画像入力部1 まず、画像入力部1で原稿上の画像が読取られ、ディジ
タルのRGB画像信号が発生される。
具体的には、まずラインセンサの各受光面上にRGBの
カラーフィルタを順に配置した点順次のカラーラインセ
ンサで1ライン毎に画像情報を読取りながら、センサの
長平方向と垂直方向にそのセンサを走査することにより
、原稿画像がラスクスキャン信号として読取られる。ラ
イン方向を主走査方向、それと垂直な方向を副走査方向
と呼ぶ。ラインセンサで光電変換されたアナログ信号が
A/D変換器でディジタル信号に変換された後、シェー
ディング補正処理が行なわれる。この処理はラインセン
サの各素子のゲインやオフセットのばらつき、RGB画
像信号の白バランスの補正を行うもので、原稿上の黒、
および白の画素に対して、画像信号がそれぞれ0.1に
なるように規格化する。この部分の具体的な構成や機能
については例えば特開昭61−71764号公報に詳し
く記述されている。
さらに、シェーディング補正がなされたRGB信号に、
点順次補正処理が施される。点順次のカラーセンサにお
いては、互いに1画素の1/3ずつずれた3つの点の色
情報を色分解しているため、画像上のエツジ部分で色ノ
イズが生じる。点順次補正処理により、点のずれに応じ
た補間処理を行うことにより、このノイズを除去するこ
とができる。この点順次補正処理の詳細は、例えば特開
昭81−154357号公報に記述されている。
色変換部2 次に、色変換部2でRGB画像信号をYMCインク量信
号および黒インク量信号に変換する。
YMCインク量信号は、RGB画像信号で示される色を
表現するために必要なY、M、Cの3原色のインクの濃
度を示す信号である。
本実施例ではマスキング則により、RGB画像信号から
MMCインク量信号への変換を行う。
フルカラー複写モードの場合は、このMMCインク量信
号で各インクの記録濃度を決定することにより、高い色
再現性を実現できる。また、通常の反射性原稿上の色は
RGB画像信号の色空間のうち一部分しか存在しないが
、RGB画像信号をMMCインク量信号に変換すること
により、MMCインク量信号空間のほぼ全域に色が存在
するため、YMCインク量信号に変換することで信号の
冗長性も減る。また、後述するようにYMCインク量信
号から、被編集画像信号を容易に計算することができる
また、彩度の高いインクや、蛍光色はインク量信号が計
算上、負の値になるため、インク量信号の範囲を負の値
まで拡張すると、RGB画像信号をMMCインク量信号
に変換することにより、彩度の高い色や蛍光色など特殊
な色を簡単に通常の色と識別することができる。
被編集画像信号作成部3 被編集画像信号作成部3では、M M Cインク量信号
から被編集画像信号が作成される。被編集画像信号は前
述したように、色枠情報などの編集用画像の指示により
編集処理部7で色付は編集が施されるモノクロ画像部分
の画像信号であるため、モノクロ画像部分(黒・灰色な
どによる画像)である被編集画像部分を白地・色枠部分
と分離識別し、また画質向上処理の自由度を持たせるた
めに多値信号として検出することが望まれる。従って被
編集画像信号は黒・灰色部分ではその濃度に応じた値を
とり、白地部分や色枠部分では0となればよい。
本実施例では次式(1)に従って被編集画像信号Xを計
算する。
X−Y”ν・M@@・C10・・・(1)ここで係数n
y、 net、 ncは、0.1’〜2.0の値の定数
である。本実施例では、人間の視感度は緑色で高い、緑
の色マーカの濃度が比較的高いなどの理由から、緑の補
色であるマゼンタ(M)の係数Iを他の色のそれよりや
や大きめに選び、ny−0,8、nm−1,4、nc−
0,8としている。
原稿が有彩色である場合、MMCインク量信号の少なく
とも一つはかなり小さい値になる。
例えば、緑色の部分のMMC信号はY−1゜M−0,C
−1となる。従って、この部分では被編集画像信号Xは
0またはそれに十分近い値となる。一方、原稿が無彩色
の黒や灰色の場合はY、M、Cともに1またはある程度
の大きさとなるので、被編集画像信号Xは0に比べある
程度大きい値をとる。すなわち、この式(1〉を用いて
作成した被編集画像信号は、黒および灰色部分ではその
濃度に応じた値をとり、かつ有彩色や白地部分では十分
中さい値をとることになって、前述の条件を満たす。L
ab空間上での被編集画像信号Xの等同線を第3図の模
式図に示す。
また、色の枠線が原稿の黒部分に重なったり、黒線の上
を越える第4図(a)のような場合にも、黒部分のみが
正しく被編集部分とみなされるのが望ましい。本方式で
はこのような場合でも、黒の部分に色枠が重なった部分
41では本来の黒濃度に応じた被編集画像信号が得られ
、枠線だけの部分42では被編集画像信号がほぼOの値
をとり、原稿画像の本来の黒部分の濃度にほぼ応じた被
編集画像信号を得ることができる。
第4図(a)の画像に対して、被編集画像信号がある閾
値以上をとる部分を第4図(b)に縦のハツチングで示
す。これにより、後述するように画質向上処理部4で被
編集画像信号に高域強調フィルタ処理を施して、本来の
黒部分をさらにシャープに再現することができる。
なお、本実施例ではフルカラー複写モードでの黒服のイ
ンク量信号にも、この被編集画像号を利用している。通
常のフルカラー画像を記録する場合、MMCのインクだ
けでは十分な黒濃度が得られないため、黒部分には黒イ
ンクを重ねて印字記録した方が黒部分が引き締まること
が知られている。一方、黒インク信号を有彩色の部分に
印字すると、色が濁って画質を著しく劣化させるので、
有彩色部分にはなるべく印字しない方がよい。このよう
な条件は前記の被編集画像信号の性質と類似しており、
この被編集画像信号をそのまま黒インク量信号として用
いることが有利である。また、このようにフルカラー複
写モードとモノクロ画像の色付は編集処理モードとで、
黒インク量信号と被編集用画像信号とを共通化すること
により、共通化しない場合に比較して全体の回路規模が
縮小される。
なお、本実施例では処理パラメータとしての係数ny、
nol、neをフルカラー複写モードとモノクロ画像の
色付は編集処理モードで共通の値を用いているが、これ
ら両モードで共通の値を用いずにそれぞれの処理に応じ
た適正な値を用いてもよい。
また、本実施例では式(1)に従って被編集画像信号を
作成しているが、例えば次式(2)(3)などにより被
編集画像信号を作成してもよい。
x−t (Y)   t (M)   f (C)・・
・(2)X= sin (Y、 M、  C)    
  −<3)但し、fは条件f (0) −0,f (
1) −1を満たす任意の関数、minは最小値を表わ
す関数である。
これらの式(2)(3)により得られる信号は、共に原
稿が黒の場合、すなわちY−M−C−1の場合に1、ま
た原稿が有彩色の場合に0となり、前記の被編集画像信
号の条件を満たす。
また、さらに他の例として色枠判別部5の出力信号を用
いる方法も考えられる。後述するように、色枠判別部5
ではYMCインク量信号から、ルックアップテーブル(
LUT)を参照することにより、画像を赤、緑、青、黄
および無彩色の5通りに識別する。ここで識別結果をQ
とし、このQに応じて、被編集画像信号Xを次式(4)
に従って計算する。
Xway◆Y+aIIIIM+ac・C(Qが無彩色の
場合) X−0(Qが無彩色以外の場合) ・・・(4) 但し、ay、 aIIl、 acは和が1となる重み係
数で、緑の視感度が高いことから、本実施例では(ay
、 am+、 ac) = (0,2,0,5,0,3
)の値を用いている。これにより、前記条件を満たす被
編集画像信号が得られる。
また、以上の例では全てRGB画像信号をM M Cイ
ンク量信号に変換した後に、被編集画像信号を計算して
いるが、これは前述のようにM M Cインク量信号を
用いると有彩色の識別が容易になるためであり、必ずし
もこの方法に限られない。例えばRGB画像信号から直
接、被編集画像信号を計算してもよい。
画質向上処理部4 画質向上処理部4では被編集画像信号に高域強調フィル
タ処理を施し、画像入力部1(画像読取り部)などで生
ずるボケを補正する。これにより、ボケによる小さい文
字や細い線の潰れや、かすれなどを除き、シャープな画
像を再現する。なお、フルカラー複写モードでは本処理
をインク量信号に施す。
画質向上処理部4の具体的な構成例を第5図に示す。ま
ず、セレクタ51で色変換部2からのYMCインク量信
号と被編集画像信号作成部3からの被編集画像信号のう
ち一方が選択される。ここでフルカラー複写モードでは
印字している色版のインク量信号が選択され、色付は編
集モードでは被編集画像信号が選択される。
セレクタ51で選択された画像信号は、高域抽出フィル
タ52に人力される。高域抽出フィルタ52は信号の高
域成分、特に直流分を除くフィルタであり、そのカーネ
ルの例を第6図に示す。この高域抽出フィルタ52の出
力信号に乗算器53により定数kが乗じられた後、加算
器54によりセレクタ51で選択された信号と加算され
ることにより、高域補正信号が得られる。ここで、定数
には高域強調の度合いを定める係数で、値が大きいほど
高域成分の強調の度合いが大きくなる。この定数には、
画像の読取り系や画像の記録部でのMTF特性により定
められる。この高域強調フィルタ処理により、読取り系
などによるボケが補正され、細かい文字なども潰れずに
シャープに再現される。色付は編集処理では、主に文字
や線など、高い解像度の必要な原稿が多いので、特にこ
のような処理は有効である。
なお、上記の説明では無条件に画像信号に高域強調フィ
ルタを施している。このため、原稿画像に網点部分があ
ると、網点成分が強調されて画質がややノイズっぽくな
ったり、記録部でデイザ広を用いていると、デイザパタ
ーンの周期との間で干渉を起こし、モアレノイズが生ず
ることかある。これを防止するには、原稿上の画像に対
して像域識別、すなわち網点画像か文字画像かの識別を
行い、その識別結果に応じて定数kを切替える方法を用
いればよい。この方式を用いた画質向上処理部4の構成
例を第7図に示す。高域抽出フィルタ52の出力を像域
識別部55にも入力し、像域識別結果により定数kを切
替える以外は第5図に示した画質向上処理部4と同様で
ある。なお、像域識別の具体的な方法や原理は、特開昭
GO−204177号公報に詳しく記述されている。
次に、編集用画像信号としての色枠情報を検出し、この
検出した色枠情報より枠内領域を検出する一連の処理に
ついて説明する。これらの処理は色枠判別部5および枠
内領域検出部6で行う。なお、これらの処理は色付は編
集モードでのみ機能し、フルカラー複写モードでは機能
しないものとする。
色枠判別部5 まず、色枠判別部5で原稿上の有彩色の色砕部分を検出
する。本実施例ではルックアップテーブル(LUT)を
参照して識別する。よく知られるように、色をLab空
間で表現すると白、黒などの無彩色はamb−0の無彩
色軸上の点となり、色枠として用いられる赤や青などの
有彩色は無彩色軸から離れた点となる。従って、Lab
空間上を第8図のように分割することにより、色の識別
が可能である。本実施例では第8図に示すように、赤、
緑、黄、青およびそれ以外の無彩色の5通りに識別して
いる。そして、その当該画素が無彩色、赤、緑、青、黄
のいずれであるかに応じて、対応する色コード信号を色
枠判別部より出力する。ここで、色コードとしては無彩
色、赤、緑、青、黄にそれぞれコード0,1,2,3.
4を割当てている。
色枠判別部5に用いるLUTは、Lab空間上での分割
面をMMC空間上に変換することによって構成できる。
前述したようにMMCインク量信号は色空間が広く量子
化効率がよいので、テーブル容量の小さいLUT (本
実施例ではYMCMC上ット、計15ビットのアドレス
)で色枠を精度よく識別できる。
また、本来の黒部分の上に枠線が重なったり枠線が越え
る場合(第4図(b)・)には、黒部分に重なった部分
も枠線と判断された方が望ましい。特に、黒線との交差
により枠線が切断されると正しく枠内領域が検出されな
い可能性があり、好ましくない。そこで、色枠判別部5
では高濃度での有彩色(色枠)と無彩色(色枠以外)の
判別閾値を彩度の比較的小さい値に設定している。これ
により濃度の高い領域では彩度が小さくても有彩色と判
定する。枠線がある程度細い黒線と交差する部分では、
色枠のにじみや重なり、また画@読取り系のボケなどに
より交差している部分もある程度の彩度を持つので、色
枠と細い黒線の交差している部分(第4図(b)の横の
ハツチング部分)も枠線として判定でき、これにより枠
線は細い黒線と交差しても切断されず、正しく枠内領域
を検出できる。
ここで、色枠判別部5は被編集画像信号作成部3と独立
しているので、被編集画像信号の検出結果とは全く関係
ない。このため、被編集画像信号の値が大きく (黒部
分)、かっ色枠部分であるような部分(第4図(b)の
クロスハツチングで示す部分)も判別可能となり、色枠
と黒線の交差している場合でも両方の線情報が正しく検
出される。また、それぞれの色枠、黒部分の検出をそれ
ぞれの性質に応じて独立して適正化でき、調整が容易と
なる。
色枠判別部5で判別された信号には、色枠の書き込み時
に生ずるかすれ、にじみゃ画像読取り時に加わるノイズ
などの影響による識別誤りが多く含まれている。原稿上
の色枠に色むらやノイズなどがあると、枠線以外の部分
に枠が生じたり、枠線の内部に穴ができる場合がある。
このノイズは面積が小さいので、本来の枠の部分や地の
部分と区別がつく。本実施例では色枠判別後に孤立点除
去などの処理を施すことにより、これらのノイズを抑制
する。または、平滑化処理を行っても良い。さらに論理
和処理を行ってノイズの抑制とデータの削減を同時に行
っても良い。この場合には、次の枠内領域検出部6での
一時記憶メモリ等の構成が容易となる。
枠内領域検出部6 枠内領域検出部6では、色枠判別部5からの色コード信
号を受けて、色枠判別部5により判別された色枠により
囲まれた領域(枠内領域)を検出する。この枠内領域検
出部6はその具体的な構成を第9図に示すように、大き
くは赤。
緑、黄、青4色の色枠について独立に色枠の内外を検出
する枠内判定部91と、この4色の枠内判定結果から各
領域単位内での領域色を決定する領域色決定部92より
なる。
枠内判定部91ではまず4色の各色の色枠部分を枠部分
、それ以外の色の部分(無彩色を含む)を地部分とする
。例えば赤枠判定部91Aでは、色コード信号を赤の色
コード信号(1)と比較し、等しければ枠(1)、等し
くなければ地(0)を表わす枠信号を作成する。そして
、枠および地の各連結する部分に0以上の整数値をとる
枠レベル、地レベルを定義する。ここで、最も外側の地
レベルを0とし、現うスクの枠レベル赤地レベルと前ラ
スタと現うスクの枠、地の連結関係より、現うスクの枠
レベル・地レベルを順次決定していく。これにより地レ
ベルは最も外側の地部分から何重のネストになっている
地部分かを表す信号を意味し、枠レベルは枠を越えて地
レベルを決定していくための補助的な値となる。この地
レベルが偶数か奇数かがそれぞれ枠の内か外かを意味し
、この地レベル信号を枠内判定結果として出力する。こ
の処理を赤枠以外の3色の色枠についても同様に独立し
て行う。このような枠内判定の方法および原理は、本出
願人により先に出願した特願平1−150545号、同
1−150546号に詳しく記述されている。
第10図(a)に示す枠線図形の例に対し、この枠内領
域検出処理を行った例を第10図(b)に示す。本方式
により、第10図(a)における二重枠101も、凹型
の枠線102による枠内領域も正しく検出されるととも
に、手書きに起因するひげなどが生じた場合などでも、
検出誤りが生じず、信頼性の高い枠内領域検出が可能と
なる。また、ラスタスキャンの画像信号に対し、実時間
処理で枠内検出を行っているので、副走査方向の下側が
閉じていない枠103も閉じた枠線として検出されるが
、実用上大きな問題とはならない。
第9図において、砕内判定部91で各色砕毎に独立に枠
内領域が検出された後、各枠内領域の領域色が領域色決
定部92で決定される。ここで、領域色とはその枠内領
域の被編集画像に色付けする色を表わす。本装置では第
11図に示すように異なる色枠を多重に形成した場合、
その色枠の外側の領域色がその色枠と同じならば、その
さらに外側の領域色をその色枠の内側の領域色とし、そ
の色枠の外側の領域色がその色枠の色と異なれば、その
色枠の色を色枠内側の領域色とする。このような仕様に
より、操作者は色枠を外側から順次書き加えていくこと
で領域色を階層的に指示することが可能となり、使い勝
手のよい領域指示を行うことができる。
領域色決定部92では、具体的にはスタックメモリを用
いて、各枠線の外側の領域色を記憶しておき、枠線と領
域色が等しいか否かによりスタックメモリをブツシュま
たはポツプすることにより、この仕様を満たす領域色信
号を決定する。この領域色決定の方法や原理も、上記の
特願平1−150545号、同1−150548号に詳
しく記述されている。
編集処理部7 画質向上処理部4で高画質化処理された画像信号および
枠内領域検出部6で決定された領域色信号は、編集処理
部7に入力される。この編集処理部7はフルカラー複写
モードでは画像信号をそのまま記録信号として出力する
が、色付は編集モードでは被編集画像信号に色付は編集
処理を施して記録信号として出力する。
色付は編集モードでは、画質向上処理部4から出力され
る画像信号は被編集画像信号を意味している。そこで、
枠内領域検出部6からの領域色信号で示される色を記録
するためのインク版であれば、被編集画像信号をそのま
ま出力画像信号とし、そうでなければ出力画像信号を0
とすることにより色付は編集を実現できる。例えば領域
色が赤であれば、赤を記録するために必要なインクはY
とMであるので、黄色版、マゼンタ版の場合は被編集画
像信号をそのまま出力し、シアン版、黒服の場合は入力
される被編集画像信号の大きさにかかわらず0を出力す
る。
この具体的な関係を第12図に示す。これは簡単な組合
わせ論理または小容量のテーブルと、セレクタにより簡
易に構成できる。
この例では領域色が黒、すなわち枠に囲まれていない部
分は黒インク1色で記録するように構成しているが、こ
れに限るものでなく、第13図のような関係としてYM
CK4色の重ねで表現してもよい。
また、本実施例では入力するモノクロ信号の濃淡情報を
保存させているが、記録画像に濃淡情報が必要でなけれ
ば、予め被編集画像信号を2値化してから色付は処理を
行ってもよい。
さらに、本実施例では編集処理として色枠で指定される
色の色付は処理を行っているが、色枠と置き換え色の関
係は必ずしも同じ色に限るものではない。例えば、ある
特定の色枠についてはマスキング処理、すなわち枠内の
画像を消去する処理を行うという応用も考えられる。具
体的には、赤、緑、青の枠線に囲まれた領域ではモノク
ロ部分をそれぞれ赤、緑、青に置き換え、黄色の枠線に
囲まれた領域内はマスキングを行うなどの応用例が考え
られる。また、画像の移動処理とも組合わせることによ
り、はめこみ合成処理にも応用可能である。
画像記録部8 最後に編集処理部7より出力される記録信号に従って、
画像記録部8で紙面上に画像が記録される。先にも述べ
たように、本実施例では溶融型熱転写方式のプリンタを
用いており、編集処理部7からの記録信号に応じて4色
の各インクの記録濃度を面積変調法などにより制御する
ことによって、カラー画像を記録紙面上に形成すること
になる。
以上の実施例で説明した一連の処理により、フルカラー
複写モードでは原稿−画像を忠実に再現した画像が記録
されに、色付は画像編集モードではモノクロ画像を色枠
により色付けした画像を文字や線の潰れや、かすれのな
い高画質な記録結果が得られる。
なお、上記実施例では色枠により指定した領域内への色
付は処理を行う場合について述べたが、本発明はこれに
限らりるものではなく、例えば編集処理として枠内の画
像を他の部分に移動するはめ込み合成などを行う処理に
も適用可能である。
また、編集すべき領域の指定方法として、例えば画像上
に“「2の形と“」”の形のカラーマークを付け、これ
らのマークを左上、右下とする矩形領域を指定する方法
を用いる場合にも、本発明を適用することができる。
さらに、上記実施例では黒部分の画像信号を被編集画像
信号としているが、例えば黒部分と縁部分の画像信号を
被編集画像信号とし、線以外の有彩色の画像信号を編集
画像信号とするような実施形態をとることも可能である
[発明の効果] 本発明によれば、色枠信号などの編集用画像信号の検出
とは独立して、モノクロ画像信号などの被編集画像信号
を検出することにより、編集用画像信号については孤立
点除去のような枠線の検出精度を向上する処理、被編集
画像信号については画像読取り系などでのMTF特性の
補正のための画質向上処理のように、それぞれの信号に
適した処理を独立に帆と越すことができ、枠内領域の検
出精度向上と画質向上の両方を同時に実現することがで
きる。
また、黒線の上に領域指定の色枠が交差したり重なった
りした場合でも、編集用画像信号および被編集画像信号
を共に損なわずに検出することができる。
さらに、編集用画像信号の検出方法としてRGB画像画
像上りYMCインク量信号を計算し、これより前記の式
(2〉に基づいて計算を行えば、被編集画像信号を簡単
な処理で精度よく計算できるとともに、フルカラー複写
モードでの黒服信号の作成部との共通化も図られること
になり、全体の回路規模を縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をカラー画I!複写装置に適用した一実
施例の構成を示すブロック図、第2図は同実施例におけ
る色付は編集の処理例を示す図、第3図は同実施例にお
けるLab空間上での被編集画像信号の等同線を模式的
に示す図、第4図は同実施例におけ、る黒線と色枠との
交差部分での処理結果を示す模式図、第5図は同実施例
における画質向上処理部の構成例を示すブロック図、第
6図は第5図における高域抽出フィルタのカーネルを示
す図、第7図は同実施例における画質向上処理部の他の
構成例を示すブロツク図、第8図は同実施例におけるL
ab空間上での色識別の説明図、第9図は同実施例にお
ける枠内領域検出部の構成例を示すブロック図、第10
図は第9図の枠内領域検出部での検出例を示す図、第1
1図は第9図の枠内領域検出部での多色多重枠による指
定領域を説明する図、第12図は同実施例における編集
処理部の人力信号と出力信号の関係を示す図、第13図
は同実施例における編集処理部の入力信号と出力信号の
関係の他の例を示す図である。 1・・・画像入力部、2・・・色変換部、3・・・被編
集画像信号作成部、4・・・画質向上処理部、5・・・
色枠判別部、6・・・枠内領域検出部、7・・・編集処
理部、8・・・画像記録部、51・・・セレクタ、52
・・・高域抽出フィルタ、53・・・乗算器、54・・
・加算器、55・・・像域識別部、91・・・枠内領域
判定部、92・・・像域色決定部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力画像信号から編集用画像信号を得る編集用画
    像信号作成手段と、 前記編集用画像信号作成手段とは独立に前記入力画像信
    号から被編集画像信号を得る被編集画像信号作成手段と
    、 前記編集用画像信号に従って前記被編集画像信号に編集
    処理を施す編集処理手段と を備えることを特徴とする画像編集装置。
  2. (2)入力画像信号から編集用画像信号を得る編集用画
    像信号作成手段と、 前記編集用画像信号作成手段とは独立に前記入力画像信
    号から被編集画像信号を得る被編集画像信号作成手段と
    、 前記編集用画像信号にノイズを除去処理を施す手段と、 前記被編集画像信号に画質向上処理を施す手段と、 前記ノイズ除去処理が施された前記編集用画像信号に従
    って、前記画質向上処理が施された前記被編集画像信号
    に編集処理を施す編集処理手段と を備えることを特徴とする画像編集装置。
  3. (3)前記編集用画像信号は色を表わすコード信号であ
    り、前記被編集画像信号は前記入力画像信号が得られた
    原稿上の被編集部分の濃度または色度に応じた多値信号
    であり、かつこれらの信号は非排他的であることを特徴
    とする請求項1または2に記載の画像編集装置。
  4. (4)前記編集処理手段は、編集用画像信号により形成
    される枠線を検出する手段と、検出された枠線により入
    力画像信号を領域分割する手段と、領域分割された領域
    単位毎に編集処理を行う手段とを有することを特徴とす
    る請求項1、2または3に記載の画像編集装置。
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