JPH03175414A - 眼鏡用通気システム、眼鏡用シールディングカセットおよび眼鏡アセンブリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は外気流入用の通気孔を有する眼鏡用通気システ
ム、眼鏡用シールディングカセットおよび眼鏡アセンブ
リに関するものである。なお、この通気システムは眼鏡
の必須構成部材中に形成されてもよいし、眼鏡本体に着
脱可能なカセット部材中に形成されてもよい。

（従来の技術） 眼鏡のレンズ内側表面においては水蒸気が凝結しやすく
、“フォギングオーバー°と称される現象が生じ従来か
らしばしば問題となっている。このような現象はいかな
るタイプの眼鏡においても生じるが、特にサングラスや
ゴーグル等において重要な問題となる。さらに、このよ
うなサングラスやゴーグルが、直射日光、光、風等に対
する特別のシールディングを備えているのであれば、上
記問題はより深刻なものとなる。特別のシールディング
は側方シールドまたは上方シールドの形態をなし、フレ
ームから後方に向かって延びるようになっている。この
ようなシールドは風や光の影響をコントロールすること
ができる一方で、レンズと眼鏡使用者の頭表面との間で
生じる空気の対流を抑止し、レンズにくもりを発生させ
る。

従来から、このようなくもりを除去するために多くの特
別の通気システムが提案されている。

例えばアメリカ合衆国特許筒３．１６０．７３５号（Ａ
ｕｆｒｌｃｈｔ）の技術は、フレームのレンズ部分に電
線を配し、この電線をつる部分に配したバッテリと接続
するようにしたくもり止めつき眼鏡に関するものである
。この眼鏡においてはプラウバーが使用者の顔面方向に
延び、上方向への換気を可能とするためこのプラウバー
に換気孔が形成されている。

この技術は電気ヒータを使用するものでレンズ内側表面
に直接空気を導くようにしたものではない。

また、アメリカ合衆国特許筒４，８７０，９１４号（Ｍ
ａｒｒｌｓ）の技術は、後方に延びるレンズ部材と複数
の換気孔を設けた周囲壁とこの各換気孔からの空気を後
方に導びく集風部材とからなるアイプロテクタに関する
ものである。この技術においては、側方または底部の換
気孔からの空気流を上方の換気孔に導びくようにしてい
る。

また、アメリカ合衆国特許筒４．７９８．９８６号（Ｇ
ｏｖｃｌｙ、Ｊｒ、）の技術は、レンズわく部分に溝が
設けられていて通常のレンズ以外の追加レンズをこの溝
にはめ込み通常のレンズと追加レンズを組み合わせて使
用する組合せ安全レンズに関するものである。偏倚され
た止具により追加レンズが保持される。但し、この技術
には空気流を発生させる設備がなく、また追加レンズの
保持機構はカセットを保持することが難しい。

さらに、Ｂｏｌｌｅ　Ａｍｅｒｉｃａ社の１９８９年−
１９９０年カタログにはＢｏｌｌｅ　ＣＨＲＯＮＯ８Ｈ
ＩＥＬＤという商品が掲載されている。この商品は空気
孔を有し、泡パッドが使用者の額によってささえるよう
に配され、移動する泡剤を吸収するシステムを眼鏡のプ
ラウバーに取り付けてなるものである。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上述した種々の従来の技術によっては上
述したような問題を解決することができず、それ故これ
らの技術は広範に用いられることはなかった。

本発明は、このような問題を解決するためになされたも
のであり、眼鏡、特にサングラスやゴーグルに使用され
る、改良された通気システムを提供することを目的とす
るものである。

また、眼鏡必須構成部材に直接形成可能、または眼鏡本
体に着脱し得るカセット用の部材に形成可能な通気シス
テムを提供することを目的とするものである。

さらに、眼鏡レンズ上の湿度をコントロールし得る通気
システムを提供することを目的とするものである。

さらに、眼鏡に取り付けて使用するカセット形状のシー
ルディング部材としての眼鏡用シールディングカセット
を提供することを目的とするものである。

さらに、互いに着脱可能とされ、カセットと組み合わせ
て、あるいはこれを取りはずし眼鏡本体単独で使用し得
る、カセットと眼鏡本体との組合せからなる眼鏡アセン
ブリを提供することを目的とするものである。

さらに、眼鏡本体と組み合わせられたときにレンズの内
側表面に空気流を導びくことのできるシールディングカ
セットを提供することを目的とするものである。

さらに、特にスキーにおいて有用な、サングラスとシー
ルディングカセットの組合せからなる眼鏡アセンブリを
提供することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本願発明の第１の眼鏡用通気システムは、眼鏡のフレー
ムの上部に配された棒状部材とこの棒状部材の後側に形
成された後壁部とを備え、上記棒状部材の下方部分には
、上記後壁部まで延びる凹部を少なくとも１つ形成し得
る切取部が形成され、上記凹部が、眼鏡のレンズに隣接
した部分に位置する空気孔として形成され、上記後壁部
と上記凹部によって上記眼鏡のレンズ上に空気流を導く
ように構成されてなることを特徴とするものである。

また、本願発明の第２の眼鏡用通気システムは、上記棒
状部材の上部に固着され、もしくは分離可能に係合され
、または眼鏡本体と脱着可能に係合されるシールディン
グカセット内に形成されることを特徴とするものである
。

また、本願発明の第３の眼鏡用通気システムは、上記棒
状部材と係合する、中央部分とこの中央部分の両側に位
置する２つの側方部分を有する水平棒状部材と、この水
平棒状部材の後側に形成された後壁部とを備え、上記２
つの側方部分の下方部分には、上記後壁部まで延びる水
平凹部を少なくとも１つ形成し得る切取部が形成され、
上記凹部が、眼鏡のレンズに隣接した部分に位置する空
気孔として形成され、上記後壁部と上記凹部によって下
方の、上記眼鏡レンズ上に空気流を導くように構成され
てなることを特徴とするものである。

一方、本願発明の第１の眼鏡用シールディングカセット
は、一対のレンズを有する眼鏡本体と係合するものであ
って、眼鏡のフレームの上部に配された棒状部材とこの
棒状部材から下方に延びる少なくとも１つの後壁部とを
備え、上記棒状部材には上記後壁部まで延びる切取部が
形成され、該切取部は、このシールディングカセットが
上記眼鏡本体と組み合わされたときに空気流を導く空気
孔として形成され、上記後壁部の、上記切取部の後方に
位置する部分が空気流をさえぎり、上記眼鏡のレンズ上
に空気流を導くように構成されてなることを特徴とする
ものである。

また、本願発明の第２の眼鏡用シールディングカセット
は、上記第１の眼鏡用シールディングカセットであって
、さらに上記棒状部材が水平な上部シールド板であり、
この棒状部材から２つの上記後壁部が下方に延び、さら
にこの棒状部材からレンズわく形状を構成する、２つの
閉じた弯曲部材が垂下するように形成され、上記棒状部
材には上記後壁部まで延びる２つの切取部が形成され、
この２つの切取部と上記後壁部によって下方の上記眼鏡
のレンズ上に空気流を導くように構成されてなることを
特徴とするものである。

また、本願発明の第３の眼鏡用シールディングカセット
は、上記第２の眼鏡用シールディングカセットであって
、上記閉じた弯曲部材が、２つのレンズを有する眼鏡の
レンゲわくに形成された溝部と係合する曲折部を有する
ことを特徴とするものである。

また、本願発明の第４の眼鏡用シールディングカセット
は、上記第２の眼鏡用シールディングカセットであって
、サイトシールドを取り付けてなることを特徴とするも
のである。

また、本願発明の第５の眼鏡用シーディングカセットは
、上記第２の眼鏡用シールディングカセットであって、
上記水平な棒状部材が、空気導入孔である上記２つの切
取部間において、この棒状部材から垂下する前壁部を有
し、上記後壁部によって溝が形成されてなることを特徴
とするものである。

また、本願発明の第６の眼鏡用シールディングカセット
は、上記第２の眼鏡用シールディングカセットであって
、上記閉じた弯曲部が、眼鏡の凹部と係合する中央ブリ
ッジ部材と連続するようになっていることを特徴とする
ものである。

他方、本願発明の第１の眼鏡アセンブリは、対のレンズ
を有する眼鏡本体とシールディングカセットを分離可能
に組み合わせてなる眼鏡アセンブリであって、上記眼鏡
本体が上記カセットを受容し保持する眼鏡フレームを備
えており、上記シールディングカセットが眼鏡フレーム
様の部材の上部に配された棒状部材とこの棒状部材から
下方に延びる少なくとも１つの後壁部とを備え、上記棒
状部材には上記後壁部まで延びる切取部が形成され、該
切取部は、上記シールディングカセットが上記眼鏡本体
と組み合わされたときに空気流を導く空気孔として形成
され、上記切取部の後方に位置する上記後壁部の部分が
空気流をさえぎり、上記眼鏡のレンズ上に空気流を導く
ように構成されてなることを特徴とするものである。

また、本願発明の第２の眼鏡アセンブリは、上記第１の
眼鏡アセンブリであって、上記眼鏡フレームが、各々ノ
ーズピースの形成を可能とするとともにシールディング
カセットを受容し保持する溝部を有する２つのレンズわ
くを備え、該２つのレンズわくがブリッジ部において結
合され、上記シールディングカセットが、上記眼鏡本体
と組み合わされたときに上記眼鏡フレームの上面に載設
される、中央部を有する上部シールド板を備え、上記シ
ールディングカセットが、上記レンズわくの溝と係合し
てこのレンズわくと重なり合う２つの弯曲フレーム部を
備え、上記上部シールド板が、各レンズ上に切取部を備
え、該切取部が空気流入孔として機能するよう形成され
、上記後壁部が上記空気流をさえぎって下方の、上記眼
鏡のレンズ上にこの空気流を導くように形成されてなる
ことを特徴とするものである。

本願発明の第３の眼鏡アセンブリは、上記第２の眼鏡ア
センブリであって、上記眼鏡フレーム上の上記ブリッジ
部が、上記シールディングカセットを受容して保持する
ようにへこみのついた内表面を有し、このカセットが、
該眼鏡フレームのへこみのついた内表面とフィツトする
ブリッジ部を備えてなることを特徴とするものである。

（作　　用） 前述した本願発明の眼鏡用通気システムによればフレー
ムの上部に配された棒状部材の下方部分を所定長切り取
って空気流入孔を形成し、この空気流入孔から流入した
空気流が棒状部材の後側に配された後壁部につき当たっ
てレンズ内側表面に導かれるようにしており、これによ
りこのレンズ内側におけるくもりあるいは霜つきを容易
に防止できる。

また、このような眼鏡用通気システムは眼鏡の構造自体
に組込むこともできるし、眼鏡本体に脱着自在とされる
カセットに形成することもできる。

また、前述した眼鏡用シールディングカセットによれば
、眼鏡本体と組み合わされた際に、眼鏡フレームの上部
に配された棒状部材の下方部分から空気が流入するよう
にし、この空気流がこの棒状部材の後側に配された後壁
部につき当たってレンズ内側表面に導びかれるようにし
ており、これによりこのレンズ内側におけるくもりある
いは霜つきを容易に防止できる。

さらに、本願発明の眼鏡アセンブリは、眼鏡本体とシー
ルディングカセットを分離可能に組み合わせてなり、こ
のシールディングカセットが眼鏡本体と組み合わされた
際に、眼鏡フレームの上部に配された棒状部材の下方部
分から空気が流入するようにし、この空気流がこの棒状
部材の後側に配された後壁部につき当たってレンズ内側
表面に導びかれるようにしており、これによりこのレン
ズ内側におけるくもりあるいは霜つきを容易に防止でき
る。

（実　施　例） 本発明の通気システムは、眼鏡の付属機能として使用さ
れるものである。すなわち、この通気システムは各眼鏡
レンズについて各々空気の流入孔を有し、この流入孔を
通して流入された空気を上記レンズの内側表面に導びく
ものである。これによりレンズのくもりあるいは霜つき
が減少する。

この通気システムの機能を遂行させるため、このシステ
ムを、眼鏡本体に分離可能に係合されるシールディング
カセットに組み込んでもよいし、固着しであるいは分離
可能に眼鏡フレーム上に直接装着するようにしてもよい
。

以下、本発明の実施例の眼鏡用通気システム、眼鏡用シ
ールディングカセットおよび眼鏡アセンブリについて図
面を用いて説明する。

なお、以下に説明する実施例では、空気流を下方に導い
てレンズ上に到達させるようにしているが、この通気シ
ステムが眼鏡の側部あるいは底部に形成されていても空
気流をレンズ上に導いて同様の効果を得ることがもちろ
ん可能である。

第１図は、一般型アセンブリ１０と称される眼鏡、アセ
ンブリの正面図であり、眼鏡フレーム１２と眼鏡用シー
ルディングカセット１４とからなっている。

このアセンブリ１０ではフレーム１２とカセット１４が
図示する如く互いに分離可能に結合されている。

第２図は、第１図に示すアセンブリｌＯを上方からみた
平面図であり、フレーム１２がねじ１８によってつる１
６を接合されている様子が示されている。

また、カセット１４にサイトシールド２０が接続されて
いる様子も示されている。このサイトシールド２０は周
知の方法で、使用者の頭部に沿って後方向に延ばされて
おり、フレキシブルな皮材あるいはプラスチック材によ
り形成されている。このサイトシールド２０は、一般に
不快な風や光を避ける際随意に使用される。

第１図に示されるように、そしてより明確に第３図およ
び第４図に示されるように、眼鏡フレーム１２は従来か
ら知られている一般的な形状をなしており、曲線状のレ
ンズわ＜２２．プラウバー２４およびブリッジ２６によ
り構成されている。なお、本発明は全てのアイウェアに
適用されるもので、例えばシングルタイプあるいは連続
タイプのレンズを用いたゴーグルやスポーツ用眼鏡等に
も適用できる。しかし、アイウェアの主要部分は右側部
品と左側部品が対称的に配されるようにして設けられて
いる。説明の大部分はこのような対称的な部分について
の説明であり、一方について説明すれば他方の理解は容
易であるから以下の説明では一方のみについて説明する
。

従来タイプのレンズわ＜２２は、通常鼻パツドが形成さ
れている領域に溝２８が付加されることにより変形され
ている。この変形された部分の構造は、第１図の１ａ−
１ａ線断面図である第（３図に示されている。この第１
ａ図にはレンズを受容するためのＶ字溝３０を有する通
常のレンズわ＜２２の構造が示されている。さらに後方
に延びる薄い壁部３２が外方に直角に折れ曲がっており
、これによって溝２８が形成されている。この様にして
構成された溝２８は後述するシールディングカセット１
４の対応する部分を確実に受容する。

第５図、第６図および第７図は、それぞれシールディン
グカセット１４の正面図、平面図および背面図を示す。

このカセット１４は本発明の基本的な特徴である通気シ
ステムを具体化するものである。

このカセット１４をアイウェアに対して容易に着脱可能
とすることにより、より大きな効果を得ることができる
。例えばシールディングプロテクションが必要とされな
いときはカセットをはずした通常の状態でアイウェアを
使用することが可能となる。

カセット１４は、プラウバー２４に係合する板片からな
る水平部分３４を有している。この水平部分３４から下
方に延びる前壁部３６および後壁部３８が形成されてい
る。これらの壁部３６．３８は、フレーム１２のプラウ
バー２４にフィツトするための溝状構造を有している。

上記水平部分３４はプラウバー２４の後方まで延びてお
り、光に対するシールディング効果を可能とする。この
後壁部３８の配置も通気を可能とするために重要となる
。

水平部分３４はその両端部４１においてレンズわく形状
の弯曲部材４０と接合されている。また、弯曲部材４０
はその内方端部において中央ブリッジ部材４２と接合さ
れており、このブリッジ部材４２の断面は第１０図に示
されるような形状をなし、第４図に示すプラウバー２４
に形成された凹部４４にはまり込むように形成されてい
る。

第５図および第７図に示すように、弯曲部材４０は、内
側領域において、レンズ方向への若干の曲折形状をつけ
られている。これらの領域はレンズわ＜２２の溝２８（
第１図の１ａ−１ａ線断面図である第ｌａ図参照）にフ
ィツトするための領域である。しかし、この曲折形状は
便宜上およびデザイン上のものであって、この曲折形状
をなくしレンズわく２２をスムーズな曲線とすることは
可能である。前壁部３６および水平部分３４は、上記弯
曲部材４０を上壁部４８と後壁部３８から離すため所定
距離だけ切り取られている。これら上壁部４８と後壁部
３８は空気を導入するための凹部５０の境界部を構成す
る。また、後壁部３８はこの様な空気流の直進をさえぎ
り、レンズわ＜２２にはめ込まれているレンズの内側表
面上にこの空気流を導く。このように凹部５０と後壁部
３８により本発明の通気システムが構成される。

第１３図、第１４図およびｍ１５図は、それぞれこの発
明の別の実施例を示す正面図、平面図および背面図であ
る。このタイプのものでは、通気システムは、シールデ
ィングカセットの一部にではなく眼鏡本体に直接形成さ
れている。眼鏡フレーム５２は第３図および第４図にお
ける眼鏡フレーム１２１；対応するものであるが、溝２
８を形成する部材は設けられていない。このフレーム５
２はプラウバー５４とレンズわ＜５６により構成される
。ｍ１４図に示されるように、フレーム５２はねじ６０
あるいはその他の適当な取付手段によってつる５８に取
り付けられる。

この実施例における通気システムは外見上および機能上
、上述したカセット１４のものと類似している。しかし
、この実施例では弯曲部材４ｏおよびブリッジ４２は設
けられておらず、中央部分６４と側方部分８８を有する
、水平バーあるいは線状部分６２が設けられている。な
お、この水平バーあるいは線状部分６２から後壁部７０
が設けられている。上記中央部分６４は強固に形成され
ており、プラウバー５４の上部システムを載設支持する
ものである。また、上記各側方部分６８は、その下部部
分が所定長だけ切り取られており、これにより後壁部７
ｏまで延びる水平凹部７２が形成される。

これにより凹部７２は、レンズわ＜５６に挿入された各
レンズ上に空気を導く通路を構成する。また、後壁部７
０は流入する空気流の直進をさえぎり、レンズの内側表
面に空気流を導くように作用する。

この通気システムはプラウバー５４上に載設される。こ
の通気システムとプラウバー５４はこれら全体をモール
ディングしてもよいし、両者を永久接合によりシールす
るようにしてもよい。あるいはこれら両者を一時的に接
着し、その後互いに取りはずすようにすることも可能で
あり、この場合後壁部７０の中央部分と、プラウバー５
４によくフィツトしている前壁部６６とが協同して空気
通路となる溝を形成する。

第１８図は、本発明におけるさらに別の実施例を示す正
面図である。この実施例は単一レンズ部材もしくは連続
レンズ部材８０を備えている。このレンズ部材８０は、
図示されるような連続したフレーム８２内に保持されて
いる。このフレーム８２は部分的にレンズ部材８０を保
持するように構成することも可能である。

このフレーム８２は、前述した通気システムと同様の通
気システム８４を支持する。しかし、この通気システム
８４は一本の凹部ａ６と一つの後壁部８８とから構成さ
れている。この後壁部８８はバ一部材９２の両端９０間
に延びるように配されている。これにより空気流は凹部
８６の全幅に亘って流入し、レンズ部材８０の内側表面
まで導かれる。

（発明の効果） 本発明の眼鏡用通気システム、眼鏡用シールディングカ
セットおよび眼鏡アセンブリによれば、眼鏡上部に設け
た空気流入孔から眼鏡内へ空気を流入せしめ、この空気
流を後壁部につき当てこの後壁部に沿ってレンズ内側表
面上に導くようにしている。これにより、レンズ内側表
面を常に外からの空気流にさらすことができレンズのく
もりあるいは霜つきを容易に防止することができる。

なお、このような眼鏡用通気システムは眼鏡の構成部材
に直接、あるいは眼鏡本体に脱着可能なカセットに設け
ることが可能であり、いずれにおいても上述した効果を
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本願発明の第１の実施例に係る眼鏡本体とシ
ールディングカセットのアセンブリを示す正面図、第１
ａ図は第１図の１ａ−１ａ線断面図、第２図は第１図に
示すアセンブリを示す平面図、第３図は第１図に示す眼
鏡フレームの正面図、第４図は第１図に示す眼鏡フレー
ムの平面図、第５図は第１図に示すシールディングカセ
ットの正面図、第６図は第１図に示すシールディングカ
セットの平面図、第７図は第１図に示すシールディング
カセットの背面図、第８図は第７図の８−８線断面図、
第９図は第３図の９−９線断面図、第１０図は第５図の
１０−１０線断面図、第１１図は第２図に示すサイトシ
ールドの側面図、第１２図は第５図の１２１２線断面図
、第１３図は本願発明の第２の実施例に係る眼鏡フレー
ムを示す正面図、第１４図は第１３図に示す眼鏡フレー
ムの平面図、第１５図は第１３図に示す眼鏡フレームの
背面図、第１６図は第１３図の１６−１８線断面図、第
１７図は第１３図の１７−１７線断面図、第１８図は本
願発明の第３の実施例に係る眼鏡フレームを示す正面図
である。 １２、５２．８２・・・眼鏡フレーム １４・・・眼鏡用シールディングカセット１８、５８・
・・つる　　　　　１８．８０・・・ねじ２０・・・サ
イトシールド　　２２．５６・・・レンズわく２４、　
５４・・・プラウバー ２６、４２・・・ブリッジ（中央ブリッジ部材）２８・
・・溝　　　　　　　　３０・・・Ｖ事情３４、８２・
・・水平部分（水平部材、水平バー）ａｅ、　ｅｅ・・
・前壁部　　　　３８．７０．８８・・・後壁部４０・
・・弯曲部材　　　　　４８・・・上壁部５０、７２．
８０・・・凹部　　　９２・・・バ一部材Ｆ７ｇ、１５

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. （１）眼鏡のフレームの上部に配された棒状部材とこの
   棒状部材の後側に形成された後壁部とを備え、前記棒状
   部材の下方部分には、前記後壁部まで延びる凹部を少な
   くとも１つ形成し得る切取部が形成され、 前記凹部が、眼鏡のレンズに隣接した部分に位置する空
   気孔として形成され、 前記後壁部と前記凹部によって前記眼鏡のレンズ上に空
   気流を導くように構成されてなることを特徴とする眼鏡
   用通気システム。
2. （２）前記棒状部材の上部に固着され、もしくは分離可
   能に係合され、または眼鏡本体と脱着可能に係合される
   シールディングカセット内に形成されることを特徴とす
   る請求項１記載の眼鏡用通気システム。
3. （３）前記棒状部材と係合する、中央部分とこの中央部
   分の両側に位置する２つの側方部分を有する水平棒状部
   材と、この水平棒状部材の後側に形成された後壁部とを
   備え、 前記２つの側方部分の下方部分には、前記後壁部まで延
   びる水平凹部を少なくとも１つ形成し得る切取部が形成
   され、 前記凹部が、眼鏡のレンズに隣接した部分に位置する空
   気孔として形成され、 前記後壁部と前記凹部によって下方の、前記眼鏡レンズ
   上に空気流を導くように構成されてなることを特徴とす
   る請求項１記載の眼鏡用通気システム。
4. （４）一対のレンズを有する眼鏡本体と係合するシール
   ディングカセットであって、 眼鏡のフレームの上部に配された棒状部材とこの棒状部
   材から下方に延びる少なくとも１つの後壁部とを備え、 前記棒状部材には前記後壁部まで延びる切取部が形成さ
   れ、 該切取部は、このシールディングカセットが前記眼鏡本
   体と組み合わされたときに空気流を導く空気孔として形
   成され、 前記後壁部の、前記切取部の後方に位置する部分が空気
   流をさえぎり、前記眼鏡のレンズ上に空気流を導くよう
   に構成されてなることを特徴とする眼鏡用シールディン
   グカセット。
5. （５）前記棒状部材が水平な上部シールド板であり、こ
   の棒状部材から２つの前記後壁部が下方に延び、さらに
   この棒状部材からレンズわく形状を構成する、２つの閉
   じた弯曲部材が垂下するように形成され、 前記棒状部材には前記後壁部まで延びる２つの切取部が
   形成され、 この２つの切取部と前記後壁部によって下方の前記眼鏡
   のレンズ上に空気流を導くように構成されてなることを
   特徴とする請求項４記載の眼鏡用シールディングカセッ
   ト。
6. （６）前記閉じた弯曲部材が、２つのレンズを有する眼
   鏡のレンズわくに形成された溝部と係合する曲折部を有
   することを特徴とする請求項５記載の眼鏡用シールディ
   ングカセット。
7. （７）サイドシールを取り付けてなることを特徴とする
   請求項５記載の眼鏡用シールディングカセット。
8. （８）前記水平な棒状部材が、空気導入孔である前記２
   つの切取部間において、この棒状部材から垂下する前壁
   部を有し、この前壁部と前記後壁部との間に溝が形成さ
   れてなることを特徴とする請求項５記載の眼鏡用シール
   ディングカセット。
9. （９）前記閉じた弯曲部が、眼鏡の凹部と係合する中央
   ブリッジ部材と連続するようになっていることを特徴と
   する請求項５記載の眼鏡用シールディングカセット。
10. （１０）一対のレンズを有する眼鏡本体とシールディン
    グカセットを分離可能に組み合わせてなる眼鏡アセンブ
    リであって、 前記眼鏡本体が前記カセットを受容し保持する眼鏡フレ
    ームを備えており、 前記シールディングカセットが眼鏡フレーム様の部材の
    上部に配された棒状部材とこの棒状部材から下方に延び
    る少なくとも１つの後壁部とを備え、 前記棒状部材には前記後壁部まで延びる切取部が形成さ
    れ、 該切取部は、シールディングカセットが前記眼鏡本体と
    組み合わされたときに空気流を導く空気孔として形成さ
    れ、 前記切取部の後方に位置する前記後壁部の部分が空気流
    をさえぎり、前記眼鏡のレンズ上に空気流を導くように
    構成されてなることを特徴とする眼鏡アセンブリ。
11. （１１）前記眼鏡フレームが、各々ノーズピースの形成
    を可能とするとともにシールディングカセットを受容し
    保持する溝部を有する２つのレンズわくを備え、 該２つのレンズわくがブリッジ部において結合され、 前記シールディングカセットが、前記眼鏡本体と組み合
    わされたときに前記眼鏡フレームの上面に載設される、
    中央部を有する上部シールド板を備え、 前記シールディングカセットが、前記レンズわくの溝と
    係合してこのレンズわくと重なり合う２つの弯曲フレー
    ム部を備え、 前記上部シールド板が、各レンズ上に切取部を備え、 該切取部が空気流入孔として機能するよう形成され、 前記後壁部が前記空気流をさえぎって下方の、前記眼鏡
    のレンズ上にこの空気流を導くように形成されてなるこ
    とを特徴とする請求項１０記載の眼鏡アセンブリ。
12. （１２）前記眼鏡フレーム上の前記ブリッジ部が、前記
    シールディングカセットを受容して保持するようにへこ
    みのついた内表面を有し、このカセットが、該眼鏡フレ
    ームのへこみのついた内表面とフィットするブリッジ部
    を備えてなることを特徴とする請求項１１記載の眼鏡ア
    センブリ。