JPH03174808A - 雑音抑圧型復調器 - Google Patents

雑音抑圧型復調器

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JPH03174808A
JPH03174808A JP1486190A JP1486190A JPH03174808A JP H03174808 A JPH03174808 A JP H03174808A JP 1486190 A JP1486190 A JP 1486190A JP 1486190 A JP1486190 A JP 1486190A JP H03174808 A JPH03174808 A JP H03174808A
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demodulator
noise
circuit
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JP1486190A
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Koji Kamata
浩司 鎌田
Koichi Saito
斉藤 光一
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KOMURABO KK
Original Assignee
KOMURABO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、微弱なFM信号を復調する際に、特に有用
な雑音抑圧型の復調器に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明の雑音抑圧型復調器は、例えば、通信衛星と地上
局の間で送受信が行われるような装置において、微弱な
受信信号を復調するために、PLL型の第1の復調手段
と、この第1の復調手段の出力信号によって中心周波数
が可変とされ、PLL回路の可変発振器の出力信号を選
択するバンドパスフィルタ手段と、さらにこのバンドパ
スフィルタ手段の出力を復調する第2の復調手段を備え
ることによって、S/Nが改善されたFM復調信号を得
るようにしたちのである。
さらに、第1の復調手段の復調信号にスパークルノイズ
等大振幅のノイズが発生した場合には、第2の復調手段
の出力信号に出現するノイズ成分を、第2の復調手段の
出力信号からサンプル/ホールドされている信号成分に
置換えて出力することができるようにサンプル/ホール
ド回路、スイッチ制御回路、及びスイッチ手段を構成す
るものである。
〔従来の技術] 赤道上35.800Kmに静止させた放送衛星によって
、地上の広いエリヤ内にある受信端局に対して良好な放
送画像を送出することか行われている。
このような通信衛星による送受信システムは、通信距離
がきわめて長(、また、一般に送信電波のパワーが制限
されるため、受信電界強度が低下し、地上の通信システ
ムに比較して雑音の影響が大きくなる。
そこで通信衛星による放送システムでは、高感度の鋭い
指向性を有するアンテナと、低い雑音指数を持った高周
波アンプを使用するとともに、雑音に対して強い周波数
変調方式を採用し、情報の伝送が行われるようにしてい
る。
第1O図は放送衛星の受信装置の一例をプロ・ツク図と
したちので、■は放送衛星の電波をキヤ・ンチするパラ
ボラアンテナ、2は放送電波を第1の中間周波数に変換
するBSコンバーター、3aはバンドパスフィルタ、3
bは高周波アンプである。4aはコンバートされた信号
を第2の中間周波数に変換する可変局部発振機4bの信
号が入力されているミキサー回路を示す。
ミキサ:回路4aによって第2の中間周波数に変換され
た信号はバンドパスフィルタ5a、AGCアンプ5bを
介してFM復調器6に供給される。
このFM復調器6で復調された信号(映像信号+音声信
号)はデエンファシス回路7で信号特性が補償され、映
像信号は映像信号処理回路8に入力されてベースバンド
のビデオ信号Svとして出力される。
また、音声信号は音声サブキャリア復調回路9a、音声
信号処理回路9bに供給され、単一又は複数のチャンネ
ルのオーデオ信号Saとして出力されている。
[発明が解決しようとする問題点1 ところで上記ような受信装置において、受信した電波が
極めて微弱な信号であるときは、パルス性の雑音や、熱
雑音の影響によってS/Nが劣化しており、復調された
信号にち多くのノイズ成分が重畳されたものになる。
特に、IC化が容易であり、かつ直線性に優れているP
LL型の復調器が採用されている時は、雑音によってP
LI−回路の同期関係が瞬間的に外れ、その時に発生す
るサイクルスリップによって、復調信号にスパークルノ
イズが重畳され、著しく画質を劣化するという問題があ
った。
〔問題点を解決するための手段1 本発明は、かかる問題点を軽減することを目的としてな
されたものであって、PLL型で構成されている第1の
復調器の後段に、復調出力によって中心周波数が変化す
るようなバンドパスフィルタを設け、このバンドパスフ
ィルタを介してPLL型の復調器を構成している可変発
振器の出力を選択し、その出力を復調するように構成し
たちのである。
また特に、第1の復調器の復調出力からスパークルノイ
ズ等の大振幅のノイズが検出されたら、その検出出力に
基ずいて生成されるスイッチング制御信号によって、第
2の復調器の後段のスイッチ手段を制御し、このスイッ
チ手段からは、第2の復調器の復調出力に重畳されるノ
イズ成分を第2の復調器の復調出力の信号成分をサンプ
リングしたサンプル/ホールド回路のホールド出力に置
換えて出力するように構成する。
〔作用] 復調された信号により中心周波数が可変発振器の瞬時周
波数と一致するようにバンドパスフィルタの通過周波数
を設定することにより、ノイズ成分が除去されたFM信
号を形成することができるから、このFM信号を復調す
ることによって、ノイズが除去された復調出力を得るこ
とができる。
また、大振幅ノイズに対しては、このノイズが発生する
直前の信号をサンプルホールドした信号と置換えるよう
にすることにより、大振幅ノイズ成分をほぼ完全に除去
することができる。
[実施例1 第1図は本発明の雑音抑圧型復調器の一実施例を示す回
路であって、−点鎖線で示す10の部分はPLL型の第
1の復調器、20は中心周波数が可変とされているバン
ドパスフィルタ(以下、トラッキングフィルタという)
、30は第2の復調器を示す。
第1の復調器10は入力されたFM信号S FMの瞬時
周波数に追従するようなP L L (Phase−L
ocked  Loop1回路を構成゛するため、位相
比較器11とループフィルタ12および可変発振器(以
下、VCOという)13を備えている。
ループフィルタ12の帯域は、復調出力の周波数帯域よ
り広くなるように設定され、例えばTVRO(Tele
visionReciver 0nly)で採用されて
いる映像信号帯域の最大周波数が8.5MH2の衛星放
送受信装置では、約10 M Hz程度である。
トラッキングフィルタ20は図示されているよう1こ誘
導結合されている3個のコイルL、L。
L3と、コイルL3に対して直列共振回路を形成するコ
ンデンサC,,C,より形成することができる。
他に種々のタイプの例えば容量結合型、電磁・容量両結
合等のインビーグンス素子の組み合せち可能である。
コンデンサCDは、例えば電圧可変容量型のダイオード
(バラクタ)であり、このバラクタに抵抗R(又はコイ
ル)を介して供給されている第1の復調器lOより得ら
れた復調出力S。によって、その容量値が変化するよう
になされている。
そして、第2図に示すようにコイルL3、コンデンサC
8,CIよりなる直列共振周波数f。を前記したVCO
l 3の発振信置波数に追従して変化させるようにして
いる。
この直列共振周波数f0は無変調時、つまり、PLL型
の第1の復調器の出力変化がゼロの時にFM信号のキャ
リア周波数と一致するように構成され、入力FM信号の
キャリア周波数に周波数偏位Δfがあるときは、その復
調出力S。により、トラッキングフィルタ20の中心周
波数f。がFM信号の瞬時周波数f4.つまりVCo 
13の発振周波数に追従して、例えばflまたはf2に
示されているように変化する。
したがって、コイルL、を介して供給されているVCO
l 3の発振出力は、常にその発振周波数f O9Cと
共振状態になるように制御されているトラッキングフィ
ルタ20の共振利得(Q)により選択され、コイルL2
からFM信号として取り出され、再び第2の復調器30
によって復調されることになる。
本発明の雑音抑圧型復調器は上記したように第1の復調
器10として位相比較器ll、ループフィルタ12、及
び、VCO13を含むようなPLL型のFM復調器を採
用し、この第1の復調器10の復調出力SDによって中
心周波数f。が可変とされているバンドパスフィルタ、
すなわちトラッキングフィルタ20を制御している。
そしてこのトラッキングフィルタ20にPLL回路のv
CO発振出力を供給し、入力されたFM信号波形S0と
同じ様に周波数変調が加えられているVCo 13の瞬
時周波数f。、Cを、共振回路により選択して出力する
そのため、入力されたFM信号SFMが、例えば第3図
(a)に示すように多くの雑音成分を含んでいるときは
、第1の復調器10によって復調された復調出力SDに
も第3図(b)に示すように雑音を含むことになるが、
この復調出力S0によってトラッキングフィルタ20の
中心周波数f。
を変化し、VCOl 3の瞬時周波数f。3cを共振回
路によって選択すると、この瞬時周波数から外れたとこ
ろに発生している信号成分、すなわちノイズ成分は第2
図に示したトラッキングフィルタ20の共振曲線のスカ
ート特性(?i&衰特性)に従って減衰され除去される
ことになる。
そのため、トラッキングフィルタ20からは第3図(C
)に示すように雑音が除去されたFM信号が得られる。
このFM信号は第2の復調器30によって再び復調され
雑音の抑圧された復調出力を得ることができる。
雑音の除去率NRは、トラッキングフィルタ20のバン
ドパス特性によって改善されることになり、入力された
FM信号の信号帯域をBWIトラッキングフィルタ20
の通過信号帯域をBW2とすると。
N R=10・log (BW z / BWll  
となる。
CATVで採用されているTVROの場合、BW、=3
0MH2であり、トラッキングフィルタ20としてBW
2= 15MH2に設定すると、−3dBの改善効果が
得られる。
これは4GH2用の直径6mのパラボラアンテナの面積
を半分にすることを可能とするものであり、直径に換算
すると、4.2mで受信したアンテナと同じC/Nが得
られることになる。したがって、パラボラアンテナの製
造コストを著しく低減することになる。 (パラボラア
ンテナの設置コストは直径の2乗に比例するといわれて
いる)以上、小振幅の雑音の改善効果について述べたが
、PLL型の復調器によって引き起こされる大振幅の雑
音についても効果的に除去することができる。
PLL型の復調器の場合は、FM信号の瞬時周波数にV
Coが追従しているときに出力される誤差電圧(ループ
フィルタの出力)が復調出力となるため、この誤差電圧
をフィードバックするループフィルタの帯域が狭いと、
復調出力の帯域も狭くなり、映像信号を復調する際は、
画像の解像度が悪くなる。したがって、広帯域のFM信
号を復調するときはループフィルタの帯域も4〜8MH
,にする必要があるが、帯域を広くすると一般に妨害信
号除去特性が悪くなり、キャプチャレンジ内で入力信号
が急に変化したときの過度応答が遅くなる。
そのため、入力されたFM信号に大振幅の雑音が重畳さ
れているときは、PLL回路の追従性が悪くなることに
よってサイクルスリップを起こし、ループフィルタの回
路が飽和して第4図に示すようにループフィルタの出力
を電源電圧V。。−V as間まで振るような大振幅の
パルス性ノイズeNを発生する。
この大振幅のパルス性ノイズeNの極性は、雑音電圧が
到来したときのVCOの瞬時周波数がどこにあるかによ
って決まり、例えば、VCOの瞬時周波数が雑音性パル
スが発生した時点でFM信号の瞬時周波数より高いほう
にあるときは、低いところで発生した雑音性パルスに引
っ張られて−Vooとなる負のパルスが発生する。
また、逆にVCOの瞬時周波数が雑音パルスの発生位置
におけるFM信号の瞬時周波数より低い側にあると、サ
イクルスリップを起こして振幅がV ssとなるような
正極性のパルスが発生する。
そして、このようなパルス性ノイズはテレビ画面上では
必要以上に強調されて、いわゆるメダカノイズを形成し
1画質の劣化を大きくする。
しかしながら、本発明の復調器の場合は、上記ような大
振幅の雑音によって発生した誤差電圧はトラッキングフ
ィルタ20の中心周波数f。を第5図(a)(b)にし
めすように復調信号帯域の上端側周波数fhまたは下端
側周波数flに移動する。そのため、信号帯域内に発生
したノイズesはトラッキングフィルタ20の通過帯域
から外れ、トラッキングフィルタによって著しく抑圧さ
れることになる。つまり、FM入力信号の雑音は振幅方
向で発生するが、このFM信号の復調出力に含まれてい
る雑音は、トラッキングフィルタ20に供給されること
によって周波数軸方向の変化を引き起こし、サイクルス
リップを引き起こすような雑音性パルスが発生する度に
、トラッキングフィルタの中心周波数が、信号帯域の上
側端fh、または下側端flにまで逃げることになるた
め、雑音信号はトラッキングフィルタ20によって大き
く抑圧されることになる。
なお、第2の復調器30の復調方式としては従来から知
られている種々の復調器が使用できるが、PLL型の復
調器を使用する際は、第1と第2の復調器が相互に干渉
をしない様にシールドを十分に行う必要がある。
第6図は本発明の他の実施例を示したもので、第1図と
同一部分は同一符合とされている。
この実施例の場合は復調出力SDは制御電圧適正化回路
15を介してトラッキングフィルタ20に供給されてお
り、vCOの瞬時周波数は遅延回路14を介してトラッ
キングフィルタ20に供給されるようになされている。
制御電圧適正化回路15は復調出力によってトラッキン
グフィルタ20の中心周波数がvCOの瞬時周波数と一
致するような電圧変換を行わせるものであり、バラクタ
の変化特性によって例えば指数関数的な信号電圧を形成
する6のである。
また、遅延回路14はトラッキングフィルタの中心周波
数の変化と一致するようにVCOの出力に遅延時間を与
えるものである。
第7図はトラッキングフィルタ20の他の実施例を示し
たちので、この回路は2次の状態変数型のバンドパスフ
ィルタとして良く知られているちのである。
このバンドパスフィルタの中心周波数fcは積分回路を
構成しているアンプA z A−の時定数(Rf、Cf
)によって設定され、 fC=1/(2πRf Cr )  となる。
また共振回路のQはQ=R8/R,であり、利得GはG
=R,/R,になる 抵抗R1の値はスイッチドキャパシタC0の容量とスイ
ッチSを切り替える電荷転送周波数に反比例して変化す
る。したがって、VC013の発振出力をパルス発生回
路16に入力し、この出力によってスイッチSをVCO
の発振周波数に関連する周期で駆動すると、この第7図
のバンドパスフィルタの共振周波数fcが、VCOl 
3の瞬時周波数に追従するようなトラッキングフィルタ
とすることができる。
第8図は本発明のさらに他の実施例を示したちので、特
に、上述したサイクルスリップに伴うパルス性のノイズ
を、より効果的に除去することができるものである。図
中、第6図と同一符合は同一部分を示す。
本実施例では、第1の復調器10の復調出力Soは、制
御電圧適正化回路15に入力されるとともに、コンパレ
ータCP、、CP2、オアゲートOR1及び増幅器A、
から構成されるスイッチ制御回路40に入力されている
。さらに、トラッキングフィルタ20から出力されたF
M信号を復調する第2の復調器30の復調出力は、遅延
回路50aを介してスイッチ回路6oのスイッチs1に
供給されるととちに、遅延回路50bを介してスイッチ
S、、S、、容量c8.及び増幅器A2から構成される
サンプル/ホールド回路7oに入力されている。そして
サンプル/ホールド回路70の出力はスイッチ回路6o
のスイッチs2に供給される。
また、スイッチ回路6oのスイッチ5IS2、及びサン
プル/ホールド回路7oのスイッチS、、S、には、ス
イッチ制御回路4oの出力がスイッチング制御信号ss
として遅延回路50cを介して供給され、このスイッチ
ング制御信号Ssに基ずいて、その開閉動作が制御され
るようになされている。
本実施例では、このように構成されることにより、上記
第1図及び第6図の実施例で説明したノイズ抑圧動作が
実行されるとともに、以下第9図の波形図で説明するよ
うに、第1の復調器10におけるサイクルスリップに伴
って発生するパルス性ノイズをより効果的に除去する動
作が実現される。
第1の復調器IOの復調出力SI)に、第9図(a)に
示すようにパルス性ノイズe、4が重畳されている場合
を例にあげると、この復調出力S。
がスイッチ制御回路40のコンパレータcp、。
C20に入力されることにより、パルス性ノイズeNの
発生が検出される。すなわち、コンパレータCP、にお
いては復調出力sDと基準電圧VHが比較されることに
より、V ssとなるようなパルス性ノイズに対し、第
8図中■点においては第9図(b)に示す出力が得られ
、またコンパレータCP2においては復調出力SDと基
準電圧vLが比較されることにより、V noとなるよ
うなパルス性ノイズが発生したとき、0点において第9
図(C)に示す出力が得られる。従って、オアゲートO
Rの出力(0点)はパルス性ノイズe、4の検出信号と
して第9図(d)に示す出力が得られる。
この検出信号は上記したように、スイッチング制御信号
Ssとして遅延回路50cによって所定のタイミングが
設定されてスイッチS、〜S4に供給されることにより
、スイッチS、〜S4はそれぞれ、第9図(e)〜(h
)に示すタイミングで開閉制御される。すなわち、パル
ス性ノイズeNが検出されることによって、スイッチs
2及びS4が閉じられ、スイッチs1及びs3が開放さ
れることになる。
ところで、第1の復調器の復調出力SDに含まれるノイ
ズ成分は、前記第1図及び第6図の実施例で説明したよ
うに、トラッキングフィルタ2゜の作用により、第2の
復調器30で復調された時点で、効果的に除去されてい
るが、特にパルス性ノイズexのパルス幅が広いときは
、同時に信号成分ら除去され、この部分が第2の復調器
30の復調出力S0゛(第8図中■点)には、第9図(
i)に示すようにパルス性ノイズe、lとして残留する
ことがある。
しかしながら、スイッチS1〜s4が、上記のとおりス
イッチング制御信号ssによって制御されることにより
、残留したパルス性ノイズeNは除去されることになる
すなわち、第2の復調器3oの復調出力sD゛において
パルス性ノイズeNが重畳されていない部分が出力され
ているときは、スイッチs1が閉じられているため、そ
の復調出力S。°は遅延回路50aを介して0点に出力
されるとともに、サンプル/ホールド回路7oにおいて
はスイッチs3も閉じられることによって、遅延回路5
0bで遅延されてサンプリングされる。
また、パルス性ノイズeN成分が出力される時点、即ち
t o −t 、時点においては、スイッチSlは開放
されるため復調出力sD′のノイズ部分は0点には出力
されないが、サンプル/ホールド回路70にはスイッチ
s3が開放される直前に入力された復調出力値がホール
ドされているため、スイッチS4及びS2が閉じられる
ことにより、そのホールド値が0点に出力されることに
なる。
従って、第2の復調器30によって第9図(i)に示し
たようなパルス性ノイズesを含む復調出力SD゛が得
られた場合でち、本実施例の復調出力(0点)は第9図
(j)に示すように、重畳されたパルス性ノイズeNが
ほぼ完全に除去された波形となる。すなわち、0点の波
形を部分的に拡大した第9図(k)に示すように、jo
〜t3時点で発生していた比較的大振幅のノイズである
パルス性ノイズeN成分(点線で示す)が削除されると
ともに、その信号部分がホールド出力によって補間され
た波形を得ることができる。
なお、遅延回路50a、50b、50cは、スイッチ回
路60に入力される復調信号S。°のパルス性ノイズe
N成分のみが正確にホールド出力に置換えられるように
するためのタイミングを得るためのものである。つまり
、パルス性ノイズe、4は第1の復調器lOの復調出力
S。から検出されるちのであり、この検出信号を、第2
の復調器20の復調出力S。°におけるパルス性ノイズ
eNに対応させてスイッチS1〜S4を制御するスイッ
チ制御信号S3とするために、各信号系に所定の遅延時
間−を設定してタイミングを設定する。従って各遅延回
路の遅延時間は実施する実際の回路構成に基ずいて決定
されなければならない。
なお、スイッチ制御回路40及びサンプル/ホールド回
路70は上記回路構成に限定されるものではない。
また、本実施例では第2の復調器の直後において上記の
とおりホールド値の補間によるパルス性ノイズeHの除
去処理を行なうようにしたが、第2の復調器30の後段
に続くベースバンド信号の処理回路系内であれば、当該
処理はどこで行なって6よい。
さらに、大振幅のスパークルノイズに対しては、トラッ
キングフィルタ20及び第2の復調器30を省略し、第
1の復調器10の復調出力をサンプルホールドして、ス
パークルノイズが発生する期間のみ置き換えるようにす
ることち可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の雑音抑圧型復調器は、P
LL型の復調器の後段にトラッキングフィルタを設け、
このトラッキングフィルタによってvCOの瞬時周波数
を狭帯域で選択し、その後でFM信号の復調が行われる
ように構成されているため、入力されたFM信号のS/
Nが悪い時でも、雑音を抑圧して復調をすることができ
るという優れた効果を奏するものである。
さらに、PLL型の復調器の復調出力に大振幅のノイズ
が重畳された場合は、後段のFM復調器の復調出力にお
いて重畳されているノイズ成分を、ノイズ発生直前の復
調出力のホールド値によって置換えるように構成したた
め、大振幅ノイズち非常に有効的に除去することができ
るという効果らある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図。 第2図はトラッキングフィルタの中心周波数の特性図。 第3図(a)〜(C)は雑音が重畳されているFM振動
波の波形図、 第4図は大振幅の雑音が発生したときの復調出力の波形
図、 第5図(a)(b)は大振幅の雑音によって変化する中
心周波数の変化を示す図、 第6図は本発明の他の実施例を示す回路図、第7図はト
ラッキングフィルタの他の実施例を示す回路図、 第8図は本発明のさらに他の実施例を示す回路図、 第9図(a)〜(k)は第8図の実施例の動作説明のた
めの波形図、 第1O図は衛星放送の受信装置の一例を示すブロック図
である。 図中、10は第1の復調器、11は位相比較器、12は
ループフィルタ、13GiVCO120はトラッキング
フィルタ、30は第2の復調器、40はスイッチ制御回
路。 60はスイッチ回路、 70はサンプル/ホールド回路を示す。 第 図 第 図 第 5 図 ネールド出力

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力されたFM信号の瞬時周波数に追従して変化
    する可変発振器を備えているPLL型の第1の復調手段
    と、この第1の復調手段の出力信号によって中心周波数
    が変化し、前記可変周波数発振器の発振出力を選択する
    するバンドパスフィルタと、このバンドパスフィルタを
    通過した出力を復調する第2の復調手段から構成されて
    いることを特徴とする雑音抑圧型復調器。
  2. (2)入力されたFM信号の瞬時周波数に追従して変化
    する可変発振器を備えているPLL型の復調手段と、こ
    の復調手段の復調出力をサンプリングし所定時点でホー
    ルド出力することができるサンプル/ホールド回路と、
    前記復調手段の出力信号に所定レベル以上のノイズ成分
    が重畳されていることを検出してスイッチング制御信号
    を生成するスイッチ制御回路と、このスイッチ制御回路
    から供給されるスイッチング制御信号に基ずいて前記復
    調手段の復調出力と前記サンプル/ホールド回路のホー
    ルド出力とを選択して出力することができるスイッチ手
    段を備え、 前記復調手段の復調出力信号上において所定レベル以上
    のノイズ成分が出現した信号部分を前記サンプル/ホー
    ルド回路からのホールド出力に置換えて出力することが
    できるように構成されていることを特徴とする雑音抑圧
    型復調器。
  3. (3)入力されたFM信号の瞬時周波数に追従して変化
    する可変発振器を備えているPLL型の第1の復調手段
    と、この第1の復調手段の出力信号によって中心周波数
    が変化し、前記可変周波数発振器の発振出力を選択する
    するバンドパスフィルタと、このバンドパスフィルタを
    通過した出力を復調する第2の復調手段と、この第2の
    復調手段の復調出力をサンプリングし所定時点でホール
    ド出力することができるサンプル/ホールド回路と、前
    記第1の復調手段の出力信号に所定レベル以上のノイズ
    成分が重畳されていることを検出してスイッチング制御
    信号を生成するスイッチ制御回路と、このスイッチ制御
    回路から供給されるスイッチング制御信号に基ずいて前
    記第2の復調手段の復調出力と前記サンプル/ホールド
    回路のホールド出力とを選択して出力することができる
    スイッチ手段を備え、 前記第2の復調手段の復調出力信号上において所定レベ
    ル以上のノイズ成分が出現した信号部分を前記サンプル
    /ホールド回路からのホールド出力に置換えて出力する
    ことができるように構成されていることを特徴とする雑
    音抑圧型復調器。
JP1486190A 1989-09-13 1990-01-26 雑音抑圧型復調器 Pending JPH03174808A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5416530A (en) * 1992-12-17 1995-05-16 Luly; Robert A. Video signal noise reduction circuit for a video demodulator comprising a PLL

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5416530A (en) * 1992-12-17 1995-05-16 Luly; Robert A. Video signal noise reduction circuit for a video demodulator comprising a PLL

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