JPH03172562A - ベクタリング排気ノズルの位置を決める付勢装置 - Google Patents

ベクタリング排気ノズルの位置を決める付勢装置

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JPH03172562A
JPH03172562A JP2269710A JP26971090A JPH03172562A JP H03172562 A JPH03172562 A JP H03172562A JP 2269710 A JP2269710 A JP 2269710A JP 26971090 A JP26971090 A JP 26971090A JP H03172562 A JPH03172562 A JP H03172562A
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    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
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    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/15Load balancing
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、自在な飛行運動性をもつガスタービン排気
ノズル、特にベクタリング(方向を変える)二次元排気
ノズルのフラップを位置決めする付勢装置に関する。
従来技術 飛行中の運動性のためスラスト・ベクタリング(スラス
トの方向を連続的に変えること)、または短距離で離陸
するためスラスト・ベクタリング(スラストの方向を連
続的に変えること)ができる二次元ジェットエンジン・
オーグメンタ排気ノズルは、第1〜3図に示した排気ノ
ズルフラップの位置かられかるように、飛行エンベロー
プ内の多数の操作可能性を満たすように設計されている
第1〜3図に、まっすぐな軸線方向スラスト、下向きス
ラストおよび上向きスラストに対応する排気ノズル10
0の3つの配置形態を示す。ノズル100は、側壁10
6間に配置された、対称な向かい合う収束(先細)フラ
ップ102および対称な向かい合う発散(末広)フラッ
プ104を含む。
向かい合う収束フラップ102、向かい合う発散フラッ
プ104および向かい合う側壁106は、排気ノズル1
00内に矢印120で示す排気流の流路を画定する。排
気流の流路の方向は、ノズル100の中心軸線108に
対して、アフタバーニングなしの純粋な軸線方向スラス
トを得る際には平行であり、方向を変えたスラストを得
る際には、第2および3図に示すようにある角度をなす
。スラスト方向転換のほかに、ノズルの出口面積をスロ
ート面積の関数として最適化するように、発散フラップ
を調整するのが望ましい。
第1〜3図に示したフラップ配置形態のそれぞれを満た
すことのできる従来の二次元排気ノズルは、収束フラッ
プおよび発散フラップそれぞれを移動するのに、独立の
付勢装置を使用していた。
このため、多数の付勢装置が必要になり、さらには油圧
荷重の必要量が増大し、信頼性が低下する。
さらに、従来の二次元スラスト方向転換式(ベクタリン
グ)排気ノズルでは、通常、発散フラップ用のベクタリ
ング・アクチュエータを直接収束フラップに装着してい
た。この配置構造から別の信頼性問題が生まれる。油圧
流体を可動な収束フラップに装着したアクチュエータに
回転カップリングまたは可撓性ホースを通して供給しな
ければならないからである。このような回転カップリン
グや可撓性ホースは漏れ問題を起こすことがよくあり、
したがって装置の信頼性が低下する。
さらに、各発散フラップを独立に付勢することからフェ
イルセーフ問題も生じる。もしも付勢装置が故障すると
、発散フラップの1つが開く可能性があり、その結果ス
ラストが減少し、排気ガス流が意図しない方向に方向転
換させられるがらである。
発明の要旨 したがって、この発明の目的は、収束フラップに取り付
けたアクチュエータを使用することなく、発散フラップ
の調節を行なう簡単な付勢装置を提供することにある。
この発明の別の目的は、発散フラップの調節に必要な付
勢装置の総数を減らすことにある。
この発明の他の目的は、ノズル出口の断面積対ノズルス
ロートの断面積の比のスケジュールを決めることのでき
る、発散フラップ調節用の簡単な付勢装置を提供するこ
とにある。この出口/スロ−ト比は、飛行中、特に高圧
力比超音速飛行中に、性能レベルを高く維持する上で決
定的に重要である。
この発明のその他の目的および効果は、以下の説明で述
べてゆくが、一部はその説明からすぐにわかり、また一
部は発明を実施することで認識できるであろう。発明の
目的および効果は、特許請求の範囲に記載した必須の構
成要素およびその組み合わせによって実現される。
これらの目的を達成するために、この発明による二次元
ガスタービンエンジン排気ノズルは、向かい合う側壁と
、位置を変更できる向かい合う収束フラップと、位置を
変更できる向かい合う発散フラップとを備え、これらで
排気流の流路の一部を画定した構成である。本排気ノズ
ルは、上記収束フラップを支持する収束フラップクラン
ク手段と、上記収束フラップクランク手段に枢動自在に
取り付けられ、上記発散フラップを回転または枢動する
カムクランク手段とを含む。排気ノズルはさらに、上記
カムクランク手段を付勢する手段と、このカムクランク
手段から発散フラップまで延在し、カムクランク手段の
運動を発散フラップの回転に変換して排気流の方向を変
えるリンクアーム手段とを含む。
好適な実施態様では、上記収束フラップクランク手段が
向かい合う収束フラップの上流端にそれぞれ配置された
第1および第2収束フラップクランクシャフトを含み、
上記カムクランク手段が上記第1および第2収束フラッ
プクランクにそれぞれ枢動自在に取り付けられた第1お
よび第2カムクランクを含み、これらのカムクランクそ
れぞれがカム面を有するカムクランク・レバーアームを
両端に有する。
好適な実施態様では、上記カムクランク手段を回転する
手段が、排気ノズルの側壁に隣接して延在し、上記第1
および第2カムクランクの反対側の端部同士を互いに連
結する第1および第2スライダバーを含む。これらの第
1および第2スライダバーそれぞれがその先端にカムフ
ォロワを有する。カムフォロワは、第1および第2カム
クランりのカム面とそれぞれ係合し第1および第2カム
クランクを作動させる。第1アクチュエータ手段が設け
られ、これは上記スライダバーを上記側壁に対して移動
し、これにより上記カムフォロワを」1記カムクランク
のレバーアームのカム面に沿って移動して上記カムクラ
ンクを回転するとともに、上記発散フラップを排気流方
向転換位置に位置させるように作動する。
ノズルのスロート面積対出口面積の比は、ノズル出口面
積を収束フラップの位置の関数として設定することによ
り、スケジュール設定する。この関数をカム面の形状に
・プログラムしておき、収束フラップを位置決めするに
つれて、ノズル中心線に対する各発散フラップの角度を
所定のノズル出口面積を維持するように調節する。
実施例の記載 この発明の好適な実施例を添付の図面を参照しながら、
以下に詳しく説明する。数葉の図面中、同じ参照符号は
同じか対応する部品を示す。
第4図に、この発明の思想を具体化した排気ノズル10
およびその中心線(中心軸線)8のまわりに配置した主
要な構成要素を示す。排気ノズル10は、向かい合う収
束フラップ12および14を含み、これらの収束フラッ
プ12および14はそれぞれその下流端で、向かい合う
発散フラップ16および18に、当業界で周知の手段、
たとえばヒンジ17および19(これらに限定されない
カリにより枢動自在に連結されている。排気ノズル10
の側壁は、第4図では、残りの構成がわかりやすいよう
に、仮想線で表示しである。排気ノズル10の実際の構
成配置では、収束フラップおよび発散フラップが両側壁
の間でノズルを横方向に横切る。
この発明によれば、排気ノズル10は、収束フラップ1
2および14を支持し回転する第1および第2収束フラ
ップクランク手段を含む。この実施例では、収束フラッ
プクランク手段は、第1収束フラップクランク20およ
び第2収束フラップクランク22を含み、それぞれが向
かい合う収束フラップ12および14の対応する一方を
支持す1す る。第4図に示す第1収束フラップクランク20および
第2収束フラップクランク22はそれぞれ、図示の便宜
上、比較的まっすぐなりランクシャフト21および23
からなり、それぞれの端部に第ルバーアーム60および
62を有するものとして示しである。この発明による排
気ノズルの実際の構成配置では、収束フラップ・クラン
クシャフトは両端から排気ノズルの中心に向かって僅か
に登りとなる形状とし、収束フラップ12および14そ
れぞれの内側形状が対応する収束フラップクランク21
および23の形状に大体一致する。このような形状につ
いては、後で第7図を参照しながらもっと詳しく説明す
る。
この発明によれば、発散フラップを回転させるために、
収束フラップクランク手段に枢動自在に取り付けたカム
クランク手段を設ける。この実施例では、カムクランク
手段は第1カムクランク24および第2カムクランク2
6を含む。第1カムクランク24は第1カムパー25を
含み、第1カムパー25は、枢軸28で連結されたカム
クラン2 りからの突出部27およびカムバーからの突出部29に
より第1収束フラップクランク20からはずれた位置に
て、同クランク20に枢動自在に取り付けられている。
同様に、第2カムクランク26は、同様の1対の突出部
(またはラグ)を用いて、枢軸30にて第2収束フラッ
プクランク22に枢動自在に取り付けられている。枢軸
28および30はクレビス−ビン継手として示しである
が、枢軸28および30用に、それぞれのカムクランク
が対応する収束フラップ・クランクシャフトに対して枢
動できるようにする周知の構成を利用することができる
。カムクランク・シャフト24には、各端部にカムシャ
フト・レバーアーム31が取り付けられている。レバー
アーム31上のカム面がカム軌道32を形成する。カム
軌道32および34の形状は同一であり、カム軌道の形
状についての詳しい説明は、後で残りの図面に関連して
行なう。同様に、カムクランク26には、その各端部に
、レバーアーム33およびカム軌道34が設けられてい
る。カム軌道32および34の形状はカムクランク24
および26の回転角を制御し、その構成は同一であり、
その形状についても後でさらに詳しく説明する。
この発明によれば、排気ノズルは、カムクランク手段を
、カムクランク24および26の枢軸28および30そ
れぞれのまわりに同じ回転方向へ連動して回転する手段
を含む。この実施例では、カムクランクを連動回転する
手段は第1スライダバー36および第2スライダバー3
8を含む。第1スライダバー36および第2スライダバ
ー38それぞれの両端にカムフォロワ40が設けられて
いる。カムフォロワ40はそれぞれカム軌道32および
34内に配置され、カム軌道の行程に沿って移動できる
。スライダバー36および38をノズル10の側壁66
の内側にかつ側壁に隣接して配置するのが好ましい。第
9図に示すようにスライダ手段51を設ける。スライダ
手段51は、図示のように(それに限定されないが)、
軌道兼レール手段53によりスライダバー36の軸線方
向移動を防止し、スライダバー36の半径方向移動を助
ける作動をなす。軌道兼レール手段53においては、側
壁66に取り付けた軌道55がスライダバー36を案内
し、スライダバー36はそれ自身のレールとして作用す
る。スライダバー36および38のカムフォロワ40間
の距離を一定とし、これによりスライダバー36および
38の所定の軸線方向および半径方向位置について、両
側の各1組のカム軌道32および34間に相対的に固定
された最小の間隔を維持するのが好ましい。これは、所
望のあるいはスケジュール通りの出ロ面積対スロート面
積比を維持するように、発散フラップ16および18を
連動して、しかし互いに反対方向へ回転する手段を構成
する。また、スライダバーおよび関連したカムフォロワ
およびカム軌道は、発散フラップに作用する排気ガスの
高圧によりスライダバーに加えられる張力荷重を吸収す
る傾向がある。
この発明によれば、スライダバーを側壁に対して上下に
動かす第1アクチュエータ手段を設け、一方そのスライ
ダバーにより、カムフォロワをそ5 れぞれのカムクランクのカム軌道に沿って移動し、カム
クランクを回転して発散フラップを方向転換した排気に
合わせて位置させる。この実施例では、第1アクチュエ
ータ手段は、油圧付勢されるピストン42から構成でき
る。ピストン42はそれぞれノズルの側壁にピン43で
示すような取付は手段により固定されている。油圧付勢
されるピストン42は普通の形式のどれでも使用できる
ので、ピストンの詳しい説明は省略する。油圧アクチュ
エータピストン42は、そのピストンロッド45を伸長
させたり後退させたりすることにより、スライダバー3
6および38の対応する方を鉛直方向に排気ノズルの側
壁に対して移動する作用をなす。このスライダバー36
および38の鉛直方向移動はカム軌道32および34を
カムフォロワ40に対して移動する作用をなし、これに
よりカムクランク24および26をそれぞれの枢軸28
および30のまわりに同一方向へ連動して回転する。
連動とは、各フラップを時計方向または反時計方向に大
体同じ度数だけ枢動することを意味する。
1に の発明によれば、排気ノズルはさらに、カムクランク手
段から発散フラップまで延在し、カムクランク手段の移
動または回転を発散フラップの運動に変換し、これによ
り排気ノズル10から出る排気流の方向を転換するリン
クアーム手段を含む。この実施例では、リンクアーム手
段は第1リンクアーム44を含み、このリンクアーム4
4はカムバー・クレビス継手46によりカムクランク2
4に枢動自在に連結されかつカムクランク24から延在
し、また発散フラップ16に連結されている。各リンク
アーム44は、枢軸継手またはクレビス48により発散
フラップ16に枢動自在に連結されている。継手または
クレビス48の形状は標準のものであり、この発明の作
用にとって重要ではないので、その詳しい説明は省略す
る。ノズルの底部でも同様に、リンクアーム手段は、さ
らに、カムバー・リンクアームのクレビス継手46と同
様の構造カムバー・クレビス継手52から延在するリン
クアーム50を含む。各リンクアーム50はクレビス継
手52から発散フラップ187 8 まで延在し、そこでリンクアーム44を発散フラップ1
6に連結するクレビス48と同様なりレビス継手または
枢軸54により発散フラップ18に連結される。2本の
リンクアーム44および50がそれぞれカムクランク2
4および26から発散フラップ16および18まで延在
するものとして説明したが、この数はこの発明にとって
限定的なものではなく、カムパー24および26上の任
意所望の数のクレビス継手から延在する任意所望の数の
リンクアームを組み込むことができる。しかし、図示し
た形状配置は、リンクアーム44および50それぞれの
運動により発散フラップ16および18を位置決めする
間、アクチュエータにより加えられる力に抗して発散フ
ラップ16および18それぞれに作用する内部高熱排気
ガス圧力の力を釣り合わせるのに有効である。
最後に、ノズル10の排気ガス流路を画定する収束フラ
ップおよび発散フラップの操作能力をさらに高めそのと
り得る形状配置をさらに増すために、収束フラップクラ
ンク手段を回転し、これにより収束フラップ12および
14を選択的に位置決めして、スロート66の断面積対
ノズル出口67の断面積の比をスケジュール設定する、
第2アクチュエータ手段を設ける。この実施例では、第
2付勢手段は、ノズル10の対抗する側壁内に配置され
た油圧付勢されるピストン56および58を含む。油圧
アクチュエータ56および58は第ルバーアーム60お
よび62により収束フラップクランク20および22そ
れぞれの対応する端部に連結され、一方第ルバーアーム
60および62は油圧アクチュエータ56および58の
可動ピストン64に連結されている。油圧アクチュエー
タ56.58およびそれぞれのリンクアーム60.62
およびピストン64はそれぞれ、同一の構成であるので
、これらのアクチュエータのうち1つだけの形状を以下
に説明する。
油圧アクチュエータ56のピストン64を排気ノズル1
0の側壁およびノズル中心線8に対して長さ方向へ、す
なわち前後に移動するのにつれて、リンクアーム60お
よび62が回転し、これによ9 り収束フラップクランク20および22を回転する。こ
の収束フラップクランク20および22の回転により収
束フラップ12および14を動かし、それと同時に、ク
ランク20および22にそれぞれ取り付けられた枢軸2
8および30の回転により発散フラップ16および18
を動かす。この発明の説明を簡潔にするために、収束フ
ラップおよび発散フラップの移動は、収束フラップクラ
ンクの回転と同時に起こる2つの別々の作動とみなすこ
とができる。第一に、収束フラップクランク20および
22が回転するにつれて、収束フラップ12および14
の」二液端が相対移動し、ノズルlOのスロート66の
断面積を拡大または縮小する。
第二に、枢軸継手28および30は収束フラップクラン
ク20および22それぞれから延在しているので、レバ
ーアーム60および62の回転により収束フラップ・ク
ランクシャフトが回転するにつれて、これらの枢軸継手
28および30も回転する。さらに、この枢軸継手28
および30の回転により、収束フラップ・クランクシャ
フトにそ0 れぞれ枢動自在に連結されたカムクランク24および2
6が回転する。したがって、収束フラップクランク20
および22の回転により枢軸継手28および30を異な
る位置に移動するにつれて、カムクランク24および2
6も移動または回転され、その結果、リンクアーム44
および50を介して発散フラップ16および18が移動
する。カムクランク24および26は収束フラップ・ク
ランクシャフト20および22に対してそれぞれの枢軸
継手28および30で枢動するので、発散フラップ16
および18の移行または移動は、枢軸継手28および3
0への取付位置での、カムクランク24および26の特
定の形状によって決まる。
さらに、発散フラップ16および18の追加の回転は、
枢軸継手28および30のまわりでのカムクランクの枢
動を制御するカム軌道32の角度を調節することによっ
て、枢軸継手28および30のまわりでのカムクランク
手段の角度により制御される。これらの角度のスケジュ
ール設定は、カム軌道32の形状または曲率を設計する
ことによ2 り達成でき、したがってカム軌道の形状を利用して、収
束フラップまたはスロート面積の種々の設定に対してス
ロート/出口面積比に最適な形状をプログラムすること
ができる。しかしながら、ノズル内の排気流の圧力はフ
ラップをノズル中心線8から鉛直方向上方へ押圧する傾
向がある。フラップはヒンジまたはピンで連結されるか
、種々の継手およびリンクにより並進を制限されており
、それぞれのリンク連結によりフラップが回転または並
進する角度が制御または限定されるからである。回転が
カムレバーアームまたは軌道32により制限されていな
ければ、発散フラップは90度の角度まで開く。軌道を
カム軌道とすることにより、発散フラップの回転角を制
御する。
カムバー24.26およびカム軌道32.34の形状を
適切に設計すれば、スライダバー36゜38およびそれ
ぞれのカムフォロワ40のカム軌道32.34に沿って
の移動は、ノズル10から出る排気流のピッチ方向転換
に合わせて発散フラップ16および18を位置決めする
ことを可能にし、またノズルのスロート面積対出口面積
の比を最適化することを可能にする。このようなカムク
ランク24.26およびカム軌道32.34の適切な形
状は、以下の図面とその説明を参照することで明らかに
なる。
第5.6および7図は、この発明による排気ノズルの頂
面図、側面図および部分的正面図である。
第5図に、カムクランク24、収束フラップクランク2
0、およびカムクランク24を収束フラップクランク2
0に連結する枢軸28を示す。カムクランク24の最外
端で、カム軌道32がノズル10の側壁68内を長さ方
向に延在する。同様に、第5図には示していないが、カ
ムクランク24の反対端で、もう一方のカム軌道32が
反対側の側壁内を長さ方向に延在する。リンクアーム4
4が、カムバー−リンクアーム間のクレビス46から発
散フラップ16まで延在することも第5図に示されてい
る。
第6図には、スライダバー36がカム軌道32とカム軌
道34との間に延在し、カムフォロワ43 0がそれぞれカム軌道32および34に配置されている
ことが示されている。第6図にはさらに、スライダバー
36を第6図で見て上下に移動する油圧ピストンアクチ
ュエータ42と、関連するリンクアーム60,62が収
束フラップ・クランクシャフト20に連結された油圧ア
クチュエータ56も示されている。アクチュエータ56
のピストン64を長さ方向へ、すなわち第6図で左から
右、また右から左へ移動するにつれて、リンクアーム6
0.62が収束フラップ・クランクシャフト20.22
を回転して、収束フラップ12.14を位置決めすると
ともに、スロート66の断面積を変える。
第7図では、第5図および第6図の排気ノズル10の一
部の正面図で、側壁68とノズルの中心軸線70との間
で収束フラップクランク20が僅かに上向きに登りにな
っていることがわかる。第7図に示すように、発散フラ
ップ16も軸線70に向かって僅かに上向きに湾曲した
輪郭に造形して、収束フラップクランク20および収束
フラッ4 ブ12の僅かに上向きに湾曲した輪郭に適合させること
ができる。
フラップを二次元多目的排気ノズル10に要求される条
件に対応する種々の位置に移動する際の、スライダバー
36.38および関連するカムフォロワ40のカム軌道
32.34に対する移動は、第8A、8Bおよび80図
にわかりやすく示しである。これら3つの図面すべてに
おいて、収束フラップクランク20および22はノズル
の中心軸線70の上下に2つの円として示しである。い
ずれの場合も、2つの円の一方が収束フラップクランク
のその最外端での断面に対応し、他方の円がクランクの
その中心での断面に対応する。第7図に示したように、
収束フラップクランクは、クランクの各側部からノズル
の中心に向かって僅かな登りの輪郭に造形されているの
で、2つの円は収束フラップクランクを代表するものと
して示しである。さらに、第8A、8Bおよび80図の
それぞれにおいて、第1スライダバー36は中心軸線7
0の両側でカム軌道32およびカム軌道34間9!11 6 に延在する直線として示しである。第8A図において、
収束フラップ12および14は、最大スラスト増強、す
なわちアフタバーニングの位置にあり、スロート66の
面積が最大になっている。発散フラップ16および18
は、この最大増強位置にて、中心軸線70に対して上向
きに方向転換された位置に示されている。さらに、第2
油圧アクチユエータ56によりリンクアーム62をそれ
らの最前部位置に押し出して、スロート66の断面積を
最大にするように収束フラップ12および14を位置さ
せる。
第8B図では、第2油圧アクチユエータ56のピストン
64を後退させて、レバーアーム60および62を中心
軸線70に沿って後方に引いて、矢印72および74で
方向を示すように、収束フラップ・クランクシャフト2
0を時計方向に回転するとともに収束フラップ・クラン
クシャフト22を反時計方向に回転する。このようなり
ランクシャフト20および22の回転により、収束フラ
ップおよび発散フラップを二重運動させる。まず第一に
、収束フラップ12および14を排気流の流路内に引き
込んでスロート66の断面積を減少させる。このように
して、この発明の形状配置は、スロートの断面積対発散
フラップ16および18からの出口の断面積の比のスケ
ジュール設定を可能にする。同時に、第8B図に示す通
りのクランクシャフト20および22の回転により、枢
軸継手28および30はそれぞれクランクシャフト20
および22に取り付けられているので、これらの枢軸継
手28および30も同じ方向に移動する。
一方、この継手の移動により、カムクランク24および
26が回転し、カムクランク24および26の回転をリ
ンクアーム44および50を介して発散フラップ16お
よび18の運動に変換する。
しかし、この収束フラップクランク20および22の回
転は、中心軸線70に対する発散フラップ16および1
8のベクタリングまたは相対方位を変更しない。ベクタ
リングを支配する発散フラップの方位の変更は、スライ
ダバー36および38を中心軸線70に対して上方また
は下方に移動し7 て、各スライダバーの両端でカム軌道32および34を
カムフォロワ40に対して移動することによって達成さ
れるからである。
第8C図では、収束フラップ・クランクシャフト20お
よび22が、リンクアーム60および62を中心軸線7
0に沿って後方へさらに回転することにより、さらに回
転された位置に示されている。この収束フラップ・クラ
ンクシャフト20および22を方向72および74へさ
らに回転することは、発散フラップ16および18を中
心軸線70に近づけ、これによりノズルの中心軸線に沿
っての排気ガスの流れを閉塞する作用をなす。第8C図
に示す位置で、ノズルの側壁に形成されたスラスト反転
用フラップを開き、排気流を5TOL用のスラスト反転
ノズルを通る流路に向ける。
なお、第8A、8Bおよび80図に示した配置それぞれ
において、カム軌道32および34の相対間隔は剛固な
スライダバー36および38によって維持する。第8A
および8B図に示した2つの配置のいずれでも、スライ
ダバー36および388 を第1油圧アクチユエータ42により上向きまたは下向
きに動かすことにより、発散フラップ16および18の
ベクタリングを行なう。
この発明のカムアクチュエータ手段の構成配置とすれば
、スロートの断面積対ノズルの出口面積の比のスケジュ
ール設定およびノズル排気流のベクタリングを含めて、
収束フラップの全体的調整(モデュレーション)に、2
つの油圧付勢システムしか必要ない。その」二、油圧ア
クチュエータそれぞれは構造体に固定されており、回転
しないので、油圧流体の漏れを伴う信頼性問題につなが
る恐れのある可撓カップリングを用いる必要がない。
したがって、本発明のこの簡単なフラップ調整システム
には、フラップの調整を行なうための油圧付勢システム
の総数が少ないので、信頼性が高く、フェイルセーフ性
能に優れ、油圧アクチュエータに必要な負荷が減少し、
コストおよび重量が減少するなどの利点がある。また、
発散フラップはスライダバーを介して連結されているの
で、圧力が加える力はベクタリングモードでフラップそ
れぞ0 れでバランスされ、また非ベクタリングモードで実質的
にバランスされ、したがって、フラップを非ベクタリン
グ位置に維持するのに要する油圧アクチュエータの力は
最小ですむ。この結果、アクチュエータの平均付勢力が
少なくなり、油圧容量が減少する。前述したように、非
ベクタリング時にフラップにかかる圧力が釣り合うこと
は、システムのフェイルセーフ性能を高めることにもな
る。
たとえば、もしも油圧アクチュエータの1つが故障した
としても、残りのアクチュエータが発散フラップの一方
を部分的に移動することにより部分的なベクタリングを
行なうことが可能である。さらに、本発明のカムシャフ
ト配置により達成されるような、スロート対出口面積比
の機械的なスケジュール設定により、フェイルセーフ能
力がさらに増加する。具体的には、発散フラップアクチ
ュエータが完全に故障すると、非ベクタリングモードで
の出ロ面積対スロート面積の比をスケジュール設定する
能力に影響を与えることなく、ノズル排気をベクタリン
グすることができなくなる。
前述した以外の変更、効果および利点は当業者に自明で
あろう。したがって、この発明は、上述した具体的な細
部、代表的な装置、具体的な実施例に限定されない。し
たがって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、これら
の具体的な事項から種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はベクタリング可能な発散フラップをまっすぐな
軸線方向スラストを得る位置に配置した従来の排気ノズ
ルの概略図、 第2図は発散フラップを下向きに方向転換した第1図の
排気ノズルを示す図であり、 第3図は発散フラップを上向きに方向転換した第1図の
排気ノズルを示す図であり、 第4図は、この発明のカム付勢手段の1実施例を組み込
んだ収束/発散二次元排気ノズルの概略を示す斜視図で
あり、 第5図は、この発明のカム付勢手段を組み込んだ収束/
発散二次元排気ノズルの頂面図であり、第6図は第5図
の排気ノズルの側面図であり、1 第7図は第5図の排気ノズルの部分的正面図であり、 第8A、8Bおよび80図はこの発明による排気ノズル
のカムクランク手段および収束および発散フラップの3
つの位置を示す概略図であり、そして 第9図は排気ノズルに組み込むスライダバーおよび付勢
手段を上から見た図である。 主な符号の説明 10・・・排気ノズル、12.14・・・収束フラップ
、16.18・・・発散フラップ、20.22・・・収
束フラップ・クランク、21.23・・・クランクシャ
フト、24.26・・・カムクランク、28.30・・
・枢軸(継手)、32.34・・・カム軌道、36.3
8・・・スライダバー、40・・・カムフォロワ、42
・・・ピストン、43・・・ビン、44・・・リンクア
ーム、45・・・ピストンロッド、46・・・クレビス
、51・・・スライダ手段、52・・・クレビス継手、
53・・・軌道兼レール手段、54・・・クレビス継手
、55・・・軌道、56.58・・・アクチュエータ、
60.62・・・レノく一2 アーム、64・・・ピストン、66・・・側壁、66・
・・スロート、67・・・ノズル出口、70・・・中心
軸線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、向かい合う側壁と、向かい合う収束フラップと、位
    置を変更できる向かい合う発散フラップとで排気流の流
    路の一部を画定した二次元ガスタービンエンジン排気ノ
    ズルにおいて、 上記収束フラップを支持する収束フラップクランク手段
    と、 上記収束フラップクランク手段に枢動自在に取り付けら
    れ、上記発散フラップを位置決めするカムクランク手段
    と、 上記カムクランク手段を回転する手段と、 上記カムクランク手段から上記発散フラップまで延在し
    、カムクランク手段の移動を発散フラップの運動に変換
    して排気流の方向を変えるリンクアーム手段とを備える
    二次元排気ノズル。 2、上記収束フラップクランク手段が向かい合う収束フ
    ラップの上流端にそれぞれ配置された第1および第2収
    束フラップクランクを含み、上記カムクランク手段が上
    記第1および第2収束フラップクランクにそれぞれ枢動
    自在に取り付けられた第1および第2カムクランクを含
    み、これらのカムクランクそれぞれが両端にカム面を有
    する請求項1に記載の二次元排気ノズル。 3、上記カムクランク手段を回転する手段が、上記側壁
    に隣接して延在し、上記第1および第2カムクランクの
    反対側の端部同士を互いに連結する第1および第2スラ
    イダバーを含み、これらの第1および第2スライダバー
    それぞれがその両端に上記第1および第2カムクランク
    のカム面とそれぞれつがうカムフォロワを有する請求項
    2に記載の二次元排気ノズル。 4、上記カムクランク手段を回転する手段がアクチュエ
    ータ手段を含み、このアクチュエータ手段が上記スライ
    ダバーを上記側壁に対して移動し、これにより上記カム
    フォロワを上記カムクランクのカム面に沿って移動する
    とともに、上記カムクランクを回転して上記発散フラッ
    プを排気流方向転換位置に位置させるように作動する請
    求項3に記載の二次元排気ノズル。 5、向かい合う側壁と、位置を変更できる向かい合う収
    束フラップと、位置を変更できる向かい合う発散フラッ
    プとで排気流の流路の一部を画定した二次元ガスタービ
    ンエンジン排気ノズルにおいて、 上記収束フラップを位置決めする収束フラップクランク
    手段と、 上記収束フラップクランク手段を回転する手段と、 上記収束フラップクランク手段に枢動自在に取り付けら
    れ、上記発散フラップを位置決めするカムクランク手段
    と、 上記カムクランク手段を回転する手段と、 上記カムクランク手段から上記発散フラップまで延在し
    、カムクランク手段の移動を発散フラップの運動に変換
    して排気流の方向を変えるリンクアーム手段とを備える
    二次元排気ノズル。 6、上記収束フラップクランク手段が向かい合う収束フ
    ラップの上流端にそれぞれ配置された第1および第2収
    束フラップクランクを含み、上記カムクランク手段が上
    記第1および第2収束フラップクランクにそれぞれ枢動
    自在に取り付けられた第1および第2カムクランクを含
    み、これらのカムクランクそれぞれが両端にカム面を有
    する請求項5に記載の二次元排気ノズル。 7、上記カムクランク手段を回転する手段が、上記側壁
    に隣接して延在し、上記第1および第2カムクランクの
    反対側の端部同士を互いに連結する第1および第2スラ
    イダバーを含み、これらの第1および第2スライダバー
    それぞれがその両端に上記第1および第2カムクランク
    のカム面とそれぞれつがうカムフォロワを有する請求項
    6に記載の二次元排気ノズル。 8、上記カムクランク手段を回転する手段がアクチュエ
    ータ手段を含み、このアクチュエータ手段が上記スライ
    ダバーを上記側壁に対して移動し、これにより上記カム
    フォロワを上記カムクランクのカム面に沿って移動する
    とともに、上記カムクランクを回転して上記発散フラッ
    プを排気流方向転換位置に位置させるように作動する請
    求項7に記載の二次元排気ノズル。 9、上記収束フラップクランク手段を回転する手段が向
    かい合う収束フラップの上流端にそれぞれ配置された第
    1および第2クランクシャフトと、上記クランクシャフ
    トそれぞれの少なくとも一端から上記側壁の少なくとも
    一方に実質的に隣接して延在し、上記クランクシャフト
    を回転するレバーアーム手段と、上記レバーアーム手段
    を移動して上記収束フラップを選択的に位置決めし、こ
    れにより排気流の流路の断面積を調節するアクチュエー
    タ手段とを含む請求項5に記載の二次元排気ノズル。
JP2269710A 1989-10-12 1990-10-09 ベクタリング排気ノズルの位置を決める付勢装置 Expired - Lifetime JPH0713497B2 (ja)

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