JPH03171602A - 巻数を順次変化した複数段のコイルによって構成した電磁石装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、電磁石装置であって、主として物体の吸引、
並びに制御用その他磁力発生を目的に使用される電磁石
ｆ＆置の改良に関するものである。

「従未の技術」 従来の電磁石装置としで利用されている磁石体は、その
双方に磁力線が発生することから、磁力か弱くなること
．また前記磁力の弱さをカバーする為には、コイルの巻
数の増加等の手段を施す必要性があり、！！置が大形化
又は複雑化する。

また一方側にのみ磁力を必要とする装置では、ロスとな
り、大変に無駄となるものである。

更にまた電磁石装置に関する技術文献も多数散見される
．例えば、実公昭６０−２３９２９号の直流電磁石があ
り、鉄心を固着したヨークに係止したアーマチュアを鉄
心に吸着させるべき直流電磁石において、アーマチュア
と鉄心との間に磁気的ギャップを形威しようとする考業
である．「発明が解決しようとする課題」 前述の如く、双方に磁力線が発生する装置では、磁力が
弱くなることと、それをカバーする為には新たな付帯設
備等を要し、５ＩＣ置が大型化又は複雑化する．また場
合によりロスとなる等の問題点がある． 虫た前述の技術文賦の考案では、円筒形の鉄心の周囲に
一定の直径のコイルが配置されているため、鉄心の上下
部を通じて一様な磁力が発生しており、アーマチュアを
鉄心に吸着させるべき箇所において磁力を効率的に作用
させる目的に対しては充分ではないという問題点を有し
ている．本発明は、従米の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、電磁石により発生された磁力を必要な箇所に集中し
て効率的に作用させることのできる電磁石装置を提供し
ようとするものである。

「課題を解決するための手段」 上記目的を達或するために、本発明における電磁石装置
は、鉄心を円錐台状とし、巻数を順次変化させた複数段
のコイルを鉄心の周囲に積み重わて配置し、複数段のコ
イルを直列に接続してその両端に直流電圧を印加して磁
力を発生し、巻数の最も多いフイル側に磁力作用面を設
けたものである． 「作用」 コイルにおける磁力は電流と巻数の積いわゆるアンペア
ターンに比例して発生する． 本発明における複数段のコイルは直列に接続されている
ためコイルに流れる電流は一定であり、巻数の多いコイ
ルにはその巻数に比例してアンペアターンが大きくなっ
て強い磁力が発生することとなり、その箇所に磁力作用
面を設けることによって磁力を集中して効率的に作用さ
せることが可能になる。

「実施例」 実施例について図面を参照して説明する。

弟１図は本発明による電磁力装置の断面形状を示す．図
において、鉄心１は上部から下部に向って直径が小さく
なる円錐台状であり、下端に磁力作用面２を設ける．複
数段（図面では５段）のコイル３〜７が鉄心１の周聞に
積み重わて配置され、１段目から５段目までの各コイル
３〜７闇は導線８を介して直列に接続され、ＩＦｉ目コ
イル３と５段目コイル７の端はそれぞれ直流電源のＯ極
と■極に接続される．各コイル３〜７間には厚紙９が挿
入され、土た５　Ｊ’ｆｆｉのコイル３〜７の上下端に
は合威樹廁製の押え板１０が設けられる．１段目から５
段目までのコイル３〜７はその順序で外径が大きくなり
、また鉄心１の円錐台形状に従って内径が小さくなって
いるため、コイルの巻数が順次多くなっている．第２図
はコイル３〜７の巻線の状態を模式的に示す． 次に本発明の作用を説明する。１段目コイル３と５Ｐｉ
目コイル７の端をそれぞれ直流電源のｅｆｆｌと■極に
接続して電圧を印加することにより一定電流がコイル３
〜７に流れることによりコイルの中心線の方向すなわち
鉄心１の上下方向に磁力が発生する．１段目から５段目
にいたる順序でコイル３〜７の巻数が増加しているため
５ｙ．ｒｌのコイル７には強い磁力が発生し、コイル７
側に股けられた磁力作用面２において集中して効果的に
磁力が作用することが可能になる． 弟３図は本発明を磁Ａ浮上ケースに適用して浮上ケース
１１を吸引して浮上させる例を示す．また第４図は本発
明を３１電器装置に適用して電磁石に上って７−マチュ
ア１２をぱｔ−ａ１３に抗しで吸引させる例を示す．こ
の例では、一方側のみの磁力を利用して作動し得ること
から、小さな磁力でよく、電力消費も少なくてすむもの
で、省エネルギーに寄与できるものである． 更に第５図に示すように、この電磁石装置を鉄くず等の
吸引Ｉｍ．構としても利用でき、この場合は磁力を必要
とする箇所に集中的に作用させるために、本発明の電磁
石装置を吸着器本体（１４）に下向きに設置するもので
ある．尚、第６１！ｌに示すように、エレキギターに本
発明の電磁石装置を組み入れることができる．この場合
はネック本体（１５）であって、その弦（１６）の下面
に、本発明の電ａ石装置を小型化する等してｒ＆ｇ！Ａ
配設し、弦（１６）の振動周波数に磁力を与える。これ
によって、音色により重みと、深みを付与できるものと
思われる． また上記実施例では、５枚ｖｔ成のコイルについて説明
したが、任意−の段数で構成できることは一うまでもな
い。

「発明の効果」 本発明は上記のように＊＊されているので、電磁石によ
って発生して磁力を必要な箇所に集中して作用させるこ
とができ、効率的な電磁石装置を構戊することができる
．

【図面の簡単な説明】

ｔｔＳ１図は電磁石装置の要部断面図、第２図はコイル
の巻線状態を示す楳式図、第３図は浮上装置への応用を
示す図、第４図は継電器装置への応用を示す図、第５図
は吸着器への応用を示す図、第６図はエレキギターへの
応用を示す図である。 １：鉄心　　　　　２：磁力作用面 ３〜７：コイル　　８：導線 ９：厚紙　　　　１０：押え板。 特許出瓢人　安達司朗

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）円錐台状の鉄心の周囲に巻数を順次変化させた複
   数段のコイルを積み重ねて配置して直列に接続し、直列
   接続した複数段のコイルの両端に直流電圧を印加して磁
   力を発生し、巻数の最も多いコイル側に磁力作用面を設
   けたことを特徴とする巻数を順次変化した複数枚のコイ
   ルによって構成した電磁石装置。