JPH0317096Y2 - - Google Patents

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JPH0317096Y2
JPH0317096Y2 JP827486U JP827486U JPH0317096Y2 JP H0317096 Y2 JPH0317096 Y2 JP H0317096Y2 JP 827486 U JP827486 U JP 827486U JP 827486 U JP827486 U JP 827486U JP H0317096 Y2 JPH0317096 Y2 JP H0317096Y2
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valve
gas
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closed
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はガスシール装置に関し、高圧ガスの流
出口に開閉弁が設けられたものにおいて、流出口
と閉状態にある開閉弁との隙間からのガス漏れの
防止を図るものである。
(従来の技術) 例えば、高炉の炉頂部においては、炉内の高温
高圧ガスを、ブリーダ弁により開閉される流出口
から流出させることで、炉頂圧の制御を行つてい
る。
その場合、ブリーダ弁を閉じた状態ではガス漏
れを防ぐ必要上、流出口と閉状態にあるブリーダ
弁との間は、上流側では金属製シール部材を介し
て閉塞されると共に下流側ではゴム製シール部材
を介して閉塞されていた。これにより、金属製シ
ール部材だけでは、シール面へのダストの噛込等
によりシール能力が短期間に低下してしまうの
を、ゴム製シール部材の併用によつてシール能力
の長期維持を図つていた。
(考案が解決しようとする問題点) シールすべき高圧ガスが、炉内ガスのように高
温であつたり、ゴムを腐食させる性質のものであ
ると、ゴム製シール部材も短期間に痛んでシール
能力が低下してしまい、シール機能は万全なもの
ではなかつた。そのため、例えば高炉のブリーダ
弁部分でガス漏れがあると、炉頂圧が低下して高
炉を体風しなければならなくなつて減産に追い込
まれるということもあつた。また、シール面の清
掃を行う場合は人手で行うため、開閉弁機構を停
止する必要があり、高炉休風時にしか清掃ができ
ないものであつた。
本考案は上記問題点を解決することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案が従来技術の問題点を解決するために講
じる技術的手段の特徴とするところは、高圧ガス
の流出口2に開閉弁3が設けられ、流出口2と閉
状態にある開閉弁3との間は、上流側では金属製
シール部材19を介して閉塞されると共に下流側
ではゴム製シール部材20を介して閉塞されるも
のにおいて、流出口2の周縁、閉状態にある開閉
弁3、金属製シール部材19及びゴム製シール部
材20により囲まれる環状の空間23が形成さ
れ、前記高圧ガスよりも高圧の閉塞用ガスをその
空間23に充填する手段が設けられている点にあ
る。
(作用) 金属製シール部材19のシール機能が低下して
も、閉塞用ガスは高圧ガスよりも高圧であるた
め、空間23内へ高圧ガスが流入することはな
い。
空間23内に高圧ガスが流入しないため、ゴム
製シール部材20は高圧ガスの影響を受けること
はく、劣化を防止できる。
開閉弁3により流出口2を完全に閉塞せずに僅
かに隙間を設けた状態で、空間23内に閉塞用ガ
スを流出させると、閉塞用ガスが各シール部材1
9,20のシール面に沿つて流れることで、シー
ル面のダスト等を吹き飛ばして清掃をできる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
図において、1はブリーダ管で、高炉の炉頂部
にある上昇管(図示省略)から分岐されたもので
ある。ブリーダ管1の上方の開口が、炉内の高温
高圧ガスの流出口2とされている。
3はブリーダ弁(開閉弁)で、油圧シリンダに
より昇降される昇降ロツド4により昇降されて、
前記流出口2を開閉する。この開閉弁3は、椀状
の主弁5と、該主弁5上面に外方張出状とされて
ボルト6により気密状に結合された環状の副弁7
とで形成されている。
8は環状の主弁座であつて、ブリーダ管1の端
部外周のフランジ9にボルト10結合される基部
11と、該基部11内周から外向き湾曲状に立ち
上がり形成されたシール取付部12とで形成され
ている。
13は環状の副弁座であつて、主弁座8の基部
11にボルト14結合される副基部15と、該副
基部15内端上面に固着されたシールリング16
と、該シールリング16上面に固着された副シー
ル取付部17とで形成されている。また、副シー
ル取付部17の下端内周は前記シール取付部12
の上端外周の段部18に気密状に接合されてい
る。
19は環状の金属製シール部材で、主弁5外面
に取付けられた弁側シール部材19aと、主弁座
8のシール取付部12内面に取付けられた流出口
側シール部材19bとで形成されている。
20は環状のゴム製シール部材で、副弁座13
の副シール取付部17の上面に形成された凹溝に
嵌合され、押え部材21とボルト22により固着
されている。
そして、図の状態は開閉弁3で流出口2を閉じ
た状態であり、流出口2と開閉弁3とは、上流側
では金属製シール部材19a,19b同志が接合
することにより閉塞され、下流側ではゴム製シー
ル部材20と副弁7外周とが接合することにより
閉塞されている。また、この開閉弁3で流出口2
を閉じた状態において、流出口2の周縁を形成す
る副弁座15の内面、開閉弁3の外周面、金属製
シール部材19及びゴム製シール部材20により
囲まれた部分が環状の空間23とされている。
24は副弁座13にブラケツト25を介して取
付けられた環状管で、炉内ガスよりも高圧の閉塞
用ガスの供給源(図示省略)に配管を介して連通
されている。本実施例では閉塞用ガスとして常温
では不活発なチツ素ガスを用いた。ここでチツ素
ガスの圧力は、炉内圧よりも0.1〜0.2Kgf/cm2
度高いものとし、温度は5〜45℃とした。そして
環状管24は、配管26と副弁座13に設けた通
孔27を介して前記空間23に連通接続されてい
る。
28は遠隔操作弁で、環状管24と閉塞用ガス
の供給源とを接続する配管を開閉するもので、そ
の開閉動作を遠隔操作により行えるものである。
上記構成において、開閉弁3で流出口2を閉じ
た状態で遠隔操作弁28を開くことで、空間23
内に閉塞用ガスを充填できる。これにより、金属
製シール部材19のシール機能が、ダスト等の噛
込みで低下していても、閉塞用ガスは炉内高圧ガ
スよりも高圧であるため、空間23内へ炉内高圧
ガスが流入することはない。よつて、ゴム製シー
ル部材20は炉内高圧ガスによる影響を受けるこ
となく、その劣化による機能低下が防止でき、シ
ール機能の長期維持ができ、シール部材19,2
0の清掃頻度も少なくでき、高炉の休風回数を減
少させて出銑量増加を図れる。なお、閉塞用ガス
温度も5〜45℃と低温であるためゴム製シール部
材20を劣化させることはない。
また、開閉弁3により流出口2を完全に閉塞せ
ず僅かに隙間を設けた状態で、遠隔操作弁28を
高炉運転室から開閉操作して空間23内に閉塞用
ガスを流出させると、閉塞用ガスが各シール部材
19,20のシール面に沿つて流れることで、シ
ール面のダスト等を吹き飛ばして清掃ができる。
すなわち、直接人手により清掃する必要がないた
め、開閉弁機能を停止させる必要はなく、高炉を
休風させることなくシール面の清掃ができ、また
人手による危険作業も不要とされる。
なお、上記実施例では開閉弁3は炉外方向への
移動により開くものであるが、炉内方向への移動
で開く形式のものでもよく、また、主弁5と副弁
7とで別体成形されたものであるが一体成形でも
よい。
また、上記実施例では開閉弁として高炉のブリ
ーダ弁を例示したがこれに限定されるものではな
い。
(考案の効果) 本考案によれば、開閉弁と流出口との間を閉塞
する金属製シール部材の機能が低下しても、環状
の空間に充填された閉塞用ガスによつてその空間
内に高圧ガスが流入することはないので、ゴム製
シール部材が高圧ガスの影響で劣化することはな
く、シール機能を長期に亘つて維持できる。
また、閉塞用ガスによつてシール面の清掃がで
きることにより、その清掃作業に直接人手を必要
とせず、高能率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例に係る高炉のブリーダ弁部
分の要部断面図である。 2……流出口、3……ブリーダ弁(開閉弁)、
19……金属製シール部材、20……ゴム製シー
ル部材、23……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧ガスの流出口2に開閉弁3が設けられ、流
    出口2と閉状態にある開閉弁3との間は、上流側
    では金属製シール部材19を介して閉塞されると
    共に下流側ではゴム製シール部材20を介して閉
    塞されるものにおいて、流出口2の周縁、閉状態
    にある開閉弁3、金属製シール部材19及びゴム
    製シール部材20により囲まれる環状の空間23
    が形成され、前記高圧ガスよりも高圧の閉塞用ガ
    スをその空間23に充填する手段が設けられてい
    ることを特徴とするガスシール装置。
JP827486U 1986-01-22 1986-01-22 Expired JPH0317096Y2 (ja)

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JP827486U JPH0317096Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22

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JP827486U JPH0317096Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22

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JPS62119576U JPS62119576U (ja) 1987-07-29
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JP5708279B2 (ja) * 2011-06-08 2015-04-30 新日鐵住金株式会社 ダスト排出二重弁

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JPS62119576U (ja) 1987-07-29

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