JPH03169336A - 高圧反応容器に組合わせた再循環管 - Google Patents

高圧反応容器に組合わせた再循環管

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JPH03169336A
JPH03169336A JP30342389A JP30342389A JPH03169336A JP H03169336 A JPH03169336 A JP H03169336A JP 30342389 A JP30342389 A JP 30342389A JP 30342389 A JP30342389 A JP 30342389A JP H03169336 A JPH03169336 A JP H03169336A
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catalyst
recirculation
gas
fluid
liquid
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JP30342389A
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English (en)
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Ting Yee Chan
テイン・イー・チヤン
Harvey Colbert James
ジエームズ・ハーベイ・コルバート
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Texaco Development Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は沸騰床法における改良した再循環蒸気一液体分
離器に関するものである。その分離器は、複数のライザ
管を有するカップを含む。とくに、本発明は再循環液体
を脱気するためにサイクロン分離器を含む付加分離段に
関するものである。
〔従来の技術〕
沸騰床法は、触媒を含んでいる垂直の円筒容器の中を、
流体の流れ、筐たは液体と固体および気体のスラリーの
流れを同時に流す。触媒は液体内ででたらめに動くよう
に置かれる。液体内で分散される触媒の全体の体積は、
静止している時の質量の体積より大きい。この技術は、
重質液状炭化水素の品質改善1たは合成油への石炭の変
換において商業的に応用されることが見出されている。
この方法は米国再発行特許第2 5,7 7 0号に全
体的に開示されている。液状炭化水素と水素の混合物が
触媒粒子床の中を上昇するにつれて触媒粒子がでたらめ
な動きをさせられるような速さで、その混合物が床を上
昇させられる。触媒床の動きはリサイクル液体の流れに
より制御されて、定常状態において多量の触媒が反応器
の中の定められたレベルをこえて上昇しないようにする
。水素化された液体とともに蒸気が触媒粒子の上側レベ
ルを通って触媒がほとんどない領域の中に入シ、反応器
の上部で除去される。
沸騰床法にかいては、存在する十分な量の水素ガスと軟
質炭化水素蒸気が反応領域の中を上昇して触媒のない領
域の中に入る。液体は反応器の底へ再循環され、かつこ
の触媒のない領域から製品として反応器から取出される
。蒸気は、液体再循環流から分離されてから、再循環管
の中を゛通って再循環ポンプの吸込み側へ送られる。再
循環ポンプ(沸騰ポンプ)は膨脹(沸騰)と触媒粒子の
でたらめな動きを一定の安定なレベルに維持する。
リサイクルされる液体中に存在する気体すなわち水素は
、再循環ポンプの容量を著るしく減少させるとともに、
反応器内での液体の滞留時間を短縮し、水素の分圧を制
限する。
触媒粒子の沸騰床を有し、水素化法に用いられる反応器
には、沸騰させられる触媒の上部の触媒のない領域から
液体を再循環ポンプの吸込み{il+ ’!で再循環さ
せて、触媒反応領域の内部で液体を再循環させるために
下降手段として機能する中央垂直再循環管が設けられる
。反応器の上部からの液体の再循環は触媒床を沸騰させ
、反応器を通じて温度を一様に維持し、触媒床を安定に
する。
米国特許第4.2 2 1,6 5 3号明細書には、
沸騰床法において液体から蒸気を分離する装置が記載さ
れている。その装置は円錐台形のコップを有し、そのコ
ップの中に複数の上昇管が挿入される。それらの上昇管
はコップの中に2つの同心円状になって位置させられる
。沸騰床法における再循環気体一液体分離装置の一般的
な名称が再循環ポンプである。複数のライザ管を有する
その米国特許に開示されている再循環コップを管状再循
環コップと呼ばれる。
反応領域から上昇する液体一気体混合物の上向きの流れ
が分離装置のライザー管を通ること、かよび全ての上昇
管の下端部が反応液体のレベルより下であることが再環
環コツプの重要な特徴である。再循環コップを通った後
で、気体部分は反応器の最上部まで上昇する。液体部分
の一部は下降管を通って戻され、反応領域へ再循環され
る。残っている液体部分は液体製品として反応器から取
出される。戻された液体部分は再循環管を通って再循環
ポンプに遅し、そこから新しい液体および水素原料とと
もに液体一気体分配手段を通って、沸騰触媒床を通る一
様な上昇流を維持する。液体と蒸気の流出流は反応器の
上部から別々に取出すことができる。別々に取出したと
すると、液体と蒸気の間に第2の境界面が生ずる。蒸気
はその境界面の上側から取出される。液体は反応器内の
蒸気がない所から取出される。希望によっては、反応器
の中を分離装置の近くの位置筐で延びる1本の管を通っ
て、液体部分と蒸気部分を一緒K取出すことができる。
米国特許第4,15 1,0 7 3号と第4,354
,852号の各明細書には、円筒形状の分離器へ流体を
接線方向に送シこむことによb1沸騰床法内で再循環液
体一蒸気分離の利点が記載されている。この方法により
、炭素質粒子状物質が分離器の内面に付着することを阻
止する条件で高温の流体が円筒形分離器へ供給される。
それらの条件は、分離器への原料の接線方向注入と、約
288〜482℃(550〜900下)の温度と、20
/1〜50/1の分離器の(長さ/直径)比とを含む。
前記米国特許第4,3 5 4,8 5 2号明細省に
は、円筒形分離器内の液体の渦がコークスの付着を減少
させることも記載されている。
液体サイクロン分離器の設計も周知である。たとえば、
米国特許第3,6 6 8,1 1 6号および第4,
012,314号の各明細書κは、沸騰床法において液
体サイクロンを使用することが記載されている。サイク
ロンの重要な%徴は周壁へ原詰を接線方向に供給するこ
とである。
米国特許第2.4 4 6,8 8 2号、第3B95
930号、第4,2 8 0,8 2 5号釦よび第4
,311,49 4号の各明細書には、管部材内にらせ
ん1たはそれを有する分離装置が記載されている。
〔実施例〕
1ず第l図を参照する。横断面形状が全体として円形で
ある反応容器10が、それの長手軸を垂直にして位置さ
せられる。反応容器の種々の構造を示すために、第1図
は概略的に描かれているが、上昇させられた温度および
上昇させられた圧力にかいて液体、液体一因体スラリー
、固体と気体を反応させるため、および好適な実施例に
かいては、高圧たとえば約7. 0 3 〜3 5 1
.5kf,/yn2および高温たとえば約149〜81
5.6℃(300〜1500下)にかいて水素で液状炭
化水素を処理するために適当なや9方で、釦よび適当な
材料から製作されることがわかるであろう。重質油と水
素含有ガスを供給するための適当な入口管12が反応器
10に設けられる。反応器10の上側部分に出口管40
が設けられる。出口管40は蒸気と液体を取出すために
設けられ、主として液体製品を取出すために出口管24
を希望により設けることができる。
触媒粒子を出し入れするための手段も反応器に設ける。
管15として示されているその手段の1つの中を新しい
触媒16が通され、管17として示されているその手段
の別の1つの中を使用ずみの触媒14が通される。
重質油張込み原料が管11を通じて供給され、水素含有
ガスが管13を通じて供給され、張込み原料に混合され
てから反応器10の底の管12を通って反応器10の内
部に供給される。供給された流体は、適当な流体分配手
段を含む格子トレー18を通される。図には泡キャップ
19が流体分配手段として示されているが、管12t−
通じて供給された流体を反応器10の全横断面にわたっ
て一様に分配する装置であれば、との分野で知られてい
るどのような装置も利用できることがわかるであろう。
流体とガスの混合物が上方へ流れ、それによって触媒粒
子が、再循環ポンプ(沸騰ポンプ)20に二セ送り出さ
れるガス流および液体流による沸騰゛運動をさせられる
。再循環ポンプ20ti反応器10の内部と外部のいず
れにも設けることができる。再循環ボンブ20によb送
シ出される上昇する液体の流れが、触媒反応領域(触媒
床)22内の触媒粒子の集シを静止体積の少くとも10
%、通常は20〜20(lだけ膨脹させるのに十分でる
る。その膨脹にようガスと液体が反応器10の中を矢印
21の向きに流れることができるようにする。再循環ポ
ンプにより行われる上向きの流れと、1力による下向き
の刀とによって触媒床粒子は移動すなわち沸騰の上側レ
ベルに達し、よう軽い粒子とガスはそのレベルをこえて
上昇を続ける。
第1図においては、触媒の上側レベルすなわち触媒と液
体の境界面が境界面23として示されている。触媒反応
領域22が格子トレー18から境界面23まで延長して
いる。触媒反応領域22内の触媒粒子はでたらめに動き
、反応器10の内部の全体に領域にわたって一様に分布
される。
定常状態においては、いくらかの触媒粒子が触媒と液体
の境界面23よb上に上昇する。境界面23の上方の触
媒のない領域29に液体と、その液体に捕えられている
気体1たは蒸気が充される。
再循環コツプ30の中にかいて液体から気体と蒸気が分
離されて、気体と蒸気の含有量が十分減少した液体が再
循環管25の中に集められ、再循環させられるほぼ液体
状の製品を管24の中でガスと蒸気から別々に取出すこ
とができる。この場合には、管40が蒸気スペース内に
終端し、蒸気だけを取出すために用いられる。あるいは
、気体と、蒸気と、液体とを一緒に管40を通じて取出
すことができる。
再循環管25の拡張されている上端部が再循環コップで
ある。垂直方向へ向けられた上昇管2γと28が、触媒
のない領域29と相分離領域39の間で流体が流れるよ
うにする。ガスを含んでいる液体が上昇管27と28の
中を上昇し、それらの上昇管の上端部を出た時に、流体
の一部が向きを逆にして再循環管25の中を矢印31の
向きへ再循環ボンプ20の吸込み口筐で下降し、それに
よυ格子トレー18の下側の反応器10の下側部分まで
再循環させられる。液体から分離されたガスと蒸気が上
昇して反応器の上部に集や、出口管40を通って排出さ
れる。この点で排出されたガスと蒸気は通常の手段を用
いて処理され、管13を通じて再循環するためにできる
だけ多量の水素を回収する。
次に、反応器10の中の再循環コップ30の中に位置さ
せられている1本の上昇管28の構造(第1図)の横断
面を示す第2図を参照する。ガスを含んでいる液体41
は上昇して上昇管28の中に入れ、そこでらせん接線方
向速度誘起部材42に接触する。この例ではらせん部材
42は垂直らせんから40度で360度巻きを2回行う
。らせん部材42は接線方向速度或分をガスを含んでい
る液体41へ伝え、その液体をサイクロン分離器50へ
向って接線方向κ動かす。サイクロン分離器50は蒸気
一液体分熱を行う。反応器10の中に蒸気一液体境界面
が存在するならば、その分離された蒸気65は管55を
通って、蒸気領域のよう欧蒸気κ比較的富んだ領域へ送
られる。分離された液体45は再循環管25へ向って矢
印31の向きに表面に沿って流れる。
次に第3図を参照する。この図に示す場合には、ガスを
含んでいる液体41から蒸気65が接線方向速度誘起部
材43により分離される。この実施例では、部材43は
軸線方向の翼を有する。それらの翼はガスを含んでいる
液体41中に接線方向の速度を誘起し、その液体をサイ
クロン分離器50へ送って蒸気65を液体45から分離
させる。この実施例ではサイクロン分離器50は液体を
再循環管25へ向けて流す。
本発明は、粒子状固体触媒の床の中において、上昇させ
られた温度および上昇させられた圧力において、流体状
炭化水素張込み原料を水素含有ガスと反応させるように
された高圧反応容器に組合わされる再循環管の改良に関
するものである。この反応法のことをこの分野にかいて
は沸騰床法と呼ぶ。この沸騰床法に3いては、水素含有
ガスと張込み原料を触媒を含んでいる全体として垂直の
容器の下端部の中に、触媒にでたらめな運動を起させて
触媒床の体積を静止体積より大きく膨脹させるのに十分
な速度で入れる。張込み原料と、ガスと、触媒との混合
物は触媒反応領域を構成する。
その触媒反応領域に釦いては最少量の触媒沈降が起る。
触媒反応領域の上側部分は触媒をほとんど含!ない領域
により構成される。この触媒をほとんど含まない領域の
最上部に全体として垂直な再循環管が設けられる。その
再循環管の上端部は、反応容器の上部内の相分離領域に
流体が通ずるようにされる。再循環管の拡張された上端
部が反応容器の壁から隔てられて、流体を流すことがで
きる環状の領域を形戒する。再循環管の拡張された上端
部の中を、横断面がほぼ一様な全体として垂直な上昇管
が複数本延長する。上昇管の下端部が、再循環管の拡張
されている上端部の下側の触媒がほとんどない領域に通
じて、流体が流れるようにされる。上昇管の上端部は、
再循環管の拡張されている上端部の上方の相分離領域に
通じさせられて流体が流れるようにされる。上昇管の中
を流体が流れる。再循環管の下端部は再循環ポンプに連
結されて流体が流れるようにされる。液体は、固体が存
在しない領域から再循環ボンブにょシ触媒反応領域の下
端部筐で再循環させられる。触媒の作用で反応させられ
た炭化水素とガスが反応容器の上部から排出される。
本発明においては、らせん部材は、上昇管との間で流体
が流れるようにして位置させられる。らせん部材は接線
方向の速度成分を液体一蒸気流体へ伝える。この流体は
サイクロン分離器へ向って送られる。そのサイクロン分
離器は蒸気と液体を分離させる。分離された蒸気は管の
中を通って反応容器の上側部分へ送られる。分離された
液体は再循環管へ送られる。
本発明は、体積が膨脹させられた固体触媒粒子の存在の
下で、液体物質と気体物質を化学反応させる方法℃あれ
ばどの方法にも応用できるが、米国再発行特許第25,
770号と米国特許第4,151.073号に全体的に
開示されているように、重質油改質についてとくに説明
することにする。とくに、本発明は米国特許第4,2 
2 1,6 5 3号の改良に関するものである。
反応容器は、下側乱流触媒反応領域と、触媒のない中間
領域と、上側相分離領域との3つの部分に分けられる。
原料の液体とガスは、固体触媒床を含む触媒反応領域の
下端部に送シこ會れる。原料はその触媒反応領域の中を
一様に上昇し、それにより触媒の静止体積を膨脹させて
、沸騰させられた床と呼ばれるものを形成する。液体と
ガスは相分離飴域へ進む。その相分離領域は液体と蒸気
を分離するための改良された再循環コップを含む。
この改良された再循環コップは、上昇する液体一ガス混
合物の液体部分とガス部分を効果的に分離するから、蒸
気をほとんど含んでいない液体部分を集めて、その液体
部分を下降管を通じてボンブのような再循環手段へ戻し
、希望の沸騰床膨脹を維持させるために、その液体部分
を触媒反応領域を通って再循環させる。
再循環コップの上部は拡張される。その拡張上部は円錐
形1たは円錐台形とすることが好壕しいが、円筒形のよ
うな任意の形にもできる。その拡張上部は、液体再循環
管を介して、反応器の底部の再循環ポンプへ連結される
。再循環コップと反応器の壁の間の環状領域と、複数の
上昇管が液体とガスを制約された流れで受け、再循環コ
ップの上側と下側にそれらの領域と上昇管は通じて流体
が流れるようにする。
再循環ポンプによる流れがなくなることは、沸騰床の膨
脹が収縮し、定常状態過程が乱される原因であると考え
られていた。再循環ポンプ吸込み管にガスが捕えられる
ことにょb1再循環ポンプによる流れが停止されること
が見出された。その捕えられたガスの存在がテヤープナ
ク(Che.rvenak )他によう知られるように
なった(米国特許第4,2 2 1,6 5 3号)。
 その米国特許が開示されている米国特許公報の9欄3
5行には、再循環させられている液体は分離器にょシ8
容積φより少いガスを含んでいることが記載されている
。チャーブナク他の分離器が出現する前は、再循環ガス
は20容積%壕でのガスを含んでいた。
再循環液体の流速の振動で測定された再循環ボンプの不
安定さは、反応器へのガス供給速度が高くなるにつれて
大きくなることが見出されている。
それとは逆に、ガス供給速度が低下したとすると、再循
環流の振動が減少して流速が安定したことを示す。ガス
が捕えられることと、ポンプの吸込みが行われ々〈なる
ことは、反応器への水素の供給速度を制限することによ
υ避けられていた。ポンプを安定させるために必要なガ
ス供給速度の低下量は小さいことが判明しておシ、それ
により分離効率が急激に低下することを示す。このこと
は、l986年10月26日付の米国特許出願第06/
9 2 0,6 4 3号の第3図に示されているデー
タにより確かめられている。
設計の変更により、再循環管内に捕えられがガスの量を
減少できるかどうかを判定するために;米国特許第4.
2 2 1,6 5 3号の再循環コップを変更したも
のを試験した。その試験によう、上昇管に組合わされた
サイクロン分離器を有する付加分離段が、液体一ガス分
離効率を上昇管単独の場合の液体一ガス分離効率よυ大
幅に高くすることが判明した。
遠心力は、分離を行うために利用できる駆動力に直接関
係づけられる。その遠心力は次式で表される。
ことに、Fcは遠心力(約1. 6 kg/m 3) 
( tb 1/ft3)、densは流体の密度(約1
.6 ke/m 3)(tbm/ft3)、vtは接線
方向速度(約0.3 0 4m/sec ) ( f 
t/aec )、rは上昇管の半径(約0.304m)
(ft)、gは変換係数約9.8m/sec2(32.
17lbmft//−J sec2)である。
そうすると、遠心力、したがって、分離のために利用で
きる駆動力は上昇管の半径に反比例することが容易にわ
かる。設計計算と技術上の判断から、半径が約5.1〜
7.6crt1(2〜3インチ)である上昇管が、半径
が約10.2cIn(4インチ)のサイクロン分離器に
組合わされた実際的な設計が得られた。好適な設計が得
られると本願発明者は結論を下した。好適な実施例は、
表面が垂直から40度で、360度2回巻きの内部らせ
ん部材を有する。それらの組立体を32個、半径が約1
. 5 m (5ft)の再循環管の中に位置させた。
例1 上昇管を4本有する半円形再循環コップで縮尺モデルを
製作した。この再循環コップをPlexiglas (
商品名)が水密にシールし、実験中にその縮尺モデルの
写真撮影を可姓にした。
この例にふ・いては、第2図に示すらせんインサートで
上昇管を試験した。らせんインサートは、垂直らせんか
ら40度で360度2回巻きで構成された。これと比較
して、らせんインサートおよびサイクロン分離器なしで
別の試験を行った。
試験番号   17A−1   16B  37Bらせ
ん及びサイクロ ンの番号         04      4反応器
供給 ガスSvvr!1/s (ft/s) 0.0578 (0.1896 0.0595 0.1592 0.1 6 4 7 0.5404) 反応器供給 液体gpm      17.63  17.55  
13.65沸騰ポンプ 液体gpm      49.27  47.27  
44.73ガスホールドアップ 反応器、容積%  33.92  31.2   47
.87下降管、容積%  29.69   0.8  
  0.67分離効率、%    12.47  97
.43  98.6匹敵できる供給ガス速度および供給
液体速度(試験17A−1  と 16B)では、らせ
んインサートが挿入された上昇管とサイクロンでガスと
液体の分離効率は高かった。試験37Bの分離効率は、
反応器供給ガス速度が試験16Bの277%であっても
高かった。
例2 らせん部材の代りに上昇管の外部の軸線方向翼を用い、
第3図に示すサイクロン分離器を軸線方向翼サイクロン
として用いて、例まで示した試験を行った。比較のため
に試験番号17A−1例でも用いた。
をこの 試験番号 17A−1 16C 25C 軸線方向楓 サイクロンの数 反応器供給 ガス速度SVV m/s (ft/s) 反応器供給 液体、gpm 沸騰ポンプ 液体, gpm ガスホールドアップ 反応器、容積肇 下降管、容積肇 分離効率、嘩 0.0578   0D569   0.0872(0
.1896  0.1868  0.2860)1 7
.6 3 18.37 18.3 7 4 9.2 7 4 3.3 9 4 7.0 0 3 3.9 2 2 9.7 6 3 5.1 6 2 9.6 9 0.61 0.62 1 2.4 7 9 7.9 3 9 8.2 3 匹敵する供給ガス速度および供給液体速度において(試
険番号17A−1 と 160)、軸線方向翼サイクロ
ンを有する上昇管のガスと液体の分離効率が高かった。
試験番号25Cの分離効率は、反応器供給ガス速度が試
験番号16Cの 153%であっても高かった。
以上、本発明を特定の実施例について説明したが、本発
明はその実施例に限定されるものではないことが良くわ
かる。たとえば、分離効率を最適にするために再循環コ
ップの中の液体のレベルを調節できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は筒状再循環蒸気一液体分離装置の断匍図、第2
図は内部にらせん状の接線方向速度誘起部材と円筒形サ
イクロン分離器を含む上昇管の横断面図、第3図は外部
接線方向速度誘起部材とサイクロン分離器を含む上昇管
の横断面図である。 10−・・・反応容器、18・・・・格子トレ20・・
・・再循環ポンプ、22・・・・触媒反応領域(触媒床
)、25・・・・再循環管、27 .28・・・・上昇
管、30・・・・再循環コップ、42・・・・らせん接
線方向通度誘起部材、 50 ◆ ・サイクロン分離器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粒子状固体触媒の床の中において、上昇させられ
    た温度および上昇させられた圧力において流体状炭化水
    素原料を水素含有ガスと反応させるようにされた高圧反
    応容器に組合わせた再循環管において、前記反応は、床
    がそれの静止体積より大きい体積まで膨脹させられ、か
    つ粒子状固体触媒がでたらめな運動の状態に置かれるよ
    うな速度で、ガスと炭化水素原料が床の中を上昇させら
    れ、炭化水素原料とガスおよび触媒の混合物が反応領域
    を構成して、その反応領域の内部で触媒の最少量の沈降
    が起るような種類のものであり、その触媒反応領域の上
    側部分が触媒をほとんど含まない領域により形成され、
    その触媒をほとんど含まない領域は全体として垂直の再
    循環管により構成され、この再循環管は、相分離領域へ
    流体を流すようにして連結された拡張された上端部と、
    触媒をほとんど含まない領域からの流体を触媒反応領域
    の下端部まで再循環させる手段へ、流体を流すように連
    結された下端部と、拡張された上端部を通つて延長して
    流体を流すようにされた全体として垂直の複数の上昇管
    とを有し、この上昇管は触媒をほとんど含まない前記領
    域へ流体を流すように連結された下端部と、上端部とを
    有する、高圧反応容器に組合わせた再循環管において、 (a)前記上昇管の内部のらせん部材と、 (b)前記上昇管の前記上端部へ流体が流れるようにし
    て連結されたサイクロン分離器と、 を備えることを特徴とする高圧反応容器に組合わせた再
    循環管。
  2. (2)粒子状固体触媒の床の中において、上昇させられ
    た温度および上昇させられた圧力において流体状炭化水
    素原料を水素含有ガスと反応させるようにされた高圧反
    応容器に組合わせた再循環管において、前記反応は、床
    がそれの静止体積より大きい体積まで膨脹させられ、か
    つ粒子状固体触媒がでたらめな運動の状態に置かれるよ
    うな速度で、ガスと炭化水素原料が床の中を上昇させら
    れ、炭化水素原料とガスおよび触媒の混合物が反応領域
    を構成して、その反応領域の内部で触媒の最少量の沈降
    が起るような種類のものであり、その触媒反応領域の上
    側部分が触媒をほとんど含まない領域は全体として垂直
    の再循環管により構成され、この再循環管は、相分離領
    域へ流体を流すようにして連結された拡張された上端部
    と、触媒をほとんど含まない領域からの流体を触媒反応
    領域の下端部まで再循環させる手段へ、流体を流すよう
    に連結された下端部と、拡張された上端部を通つて延長
    する全体として垂直の複数の上昇管とを有し、この上昇
    管は触媒をほとんど含まない前記領域へ流体を流すよう
    に連結された下端部と、上端部とを有する、高圧反応容
    器に組合わせた再循環管において、 (a)前記上昇管の上端部へ流体が流れるようにして連
    結された接線方向速度誘起部材と、 (b)この接線方向速度誘起部材へ流体が流れるように
    して連結されたサイクロン分離器と、を備えることを特
    徴とする高圧反応容器に組合わせた再循環管。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007526825A (ja) * 2004-02-24 2007-09-20 スタートイル アーエスアー スラリー泡カラム反応器用降下管

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