JPH03167427A - 体積測定装置 - Google Patents

体積測定装置

Info

Publication number
JPH03167427A
JPH03167427A JP30735689A JP30735689A JPH03167427A JP H03167427 A JPH03167427 A JP H03167427A JP 30735689 A JP30735689 A JP 30735689A JP 30735689 A JP30735689 A JP 30735689A JP H03167427 A JPH03167427 A JP H03167427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
volume
pressure
frequency
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30735689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2820296B2 (ja
Inventor
Yoshijirou Watanabe
嘉二郎 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kanto Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Seiki Co Ltd filed Critical Kanto Seiki Co Ltd
Priority to JP30735689A priority Critical patent/JP2820296B2/ja
Publication of JPH03167427A publication Critical patent/JPH03167427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2820296B2 publication Critical patent/JP2820296B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、タンク内に収納された液体、粉体、粒体、
異形状物体等の体積を測定する体積測定装置に関するも
のである。
[従来の技術] 従来のこの稲の体積測定装置としては第6図乃至第10
図に示す如きものがある。以下、この従来例について具
体的に述べる。
第6図は液面位測定開始の初期状態を示し、また第7図
は7夜面位の測定過程における状態を示す図であって、
ピストン(体積変化手段)7がシリンダ(体積変化量)
8の最深部まで移動させられたとき、すなわち最大スト
ローク移動したときの状態を示す。
第6図においてタンク3の体積をVT、その空洞部分す
なわち液体4が満たされていない部分の体積■2、シリ
ンダ8の最大体積変化量に対応する体積を■。(<Vl
.V2 ) 、補正室9の体積をv1、タンク3内の圧
力をP。とし、かつバルブ10が解放されているものと
すると、ボアッソン(Poisson)の法則に基づい
てP o(V 2 + V o+ V 1)γ= n 
R T oが成立する。なお、nはシリンダ8、補正室
9及びタンク3の空洞部の気体のモル数、Rはガス定数
、Toは気体の絶対温度、γは定圧比熱と定積比熱の比
を示す。
ここでピストン7が、断熱を保持した状態で最大ストロ
ーク移動させられると、第7図の如(v.=0となると
共にタンク3内圧力がΔPOだけ増加し、 (po+ΔPo )  ( V 2 +V I)γ= 
n RT6が成立する。これより、 Po(V2+ VO+Vl)γ=  ( Po+ A 
Pa)  (Vz+v+)γ・・・(1) 式(!)は、近似的に γPov゜=ΔP0 V,+V, となり、タンク3の空洞部分の体Mv2は、γP.Vo V2=      −V,      ・・・ (2)
ΔP0 となる。
次に第6図及び第7図においてバルブ10を閉成すると
、補正室9とタンク3との通気性は完全に遮断され、上
記の如く第7図においては、 Pa  (vo +V+ )γ =nRT.が成立し、
また第7図においては■。=Oとなり、タンク3内圧力
がΔP0゜だけ増加するので、 (po  +ΔPo’)V+γ = n R T oが
成立する。これにより、 Pa  (vo+v+)γ=(po+ΔP0゜)v+γ
  ・(3)式(3)は、近似的に となる.ここでシリンダ8の最大体積変化量に対応する
体積V。及び補正室9の体積V1は既知で、かつΔP0
゛は測定することができるので、γPoの値を求めるこ
とができる。これによって、式 (2)におけるタンク
3の空洞部分の体積V2は、算出可能となり液体4の体
積VLは、V〒一■2によって求めることができる。
なお、第6図および第7図における3aはエンジンにガ
ソリン等の液体4を供給するパイプである。
次に、上記の如く説明した発明の原理に基づく具体的装
置の例の構成を第8図及び第9図を参照して説明する。
なお、第8図において第6図と同一構成の部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
7はピストンで、周面に磁極を有する円盤状の永久磁石
からなると共にその周面には磁性流体7aが吸着され、
後述のシリンダ8との陣間を塞ぎ、通気を防止し、かつ
シリンダ8内をピストン7が摺動するときの摩擦を小さ
くしている。なお、ピストン7の周面にOリングを取り
付けることによって通気を防止してもよい。8はシリン
ダで、その一端開口部8aは補正室9に連通されると共
に、他端を開口している。9は補正室で、その体積vl
がタンク3の全体積vTに対して十分に小さく設定され
ていると共に、シリンダ8の最大体積変化量すなわちピ
ストン7の摺動によって変化する最大体積V。に対して
、例えば10倍の体積に設定されて、ピストン7の一往
復によって、内部の圧力変化は、正弦波状に変化する(
これは後述のモータ16の定速回転による)。また補正
室9は、電磁バルブ10及び第1のパイブ11を直列に
介してタンク3の液体注入口5の開口縁の近くに接続さ
れ、気体がタンク3内と補正室9との間を流通できるよ
うに設定されている。なお第1のバイブ11の液体注入
口5、電613バルブ!O間の一部は、該液体注入口の
開口縁より高く位置せしめられており、液体4が液体注
入口5の開口縁まで注入されても補正室9内に液体4が
漬れ込まないように設定されている。12は圧カセンサ
で、基準圧力室12a ,検出圧力室12b、その双方
の圧力室12a,12bを仕切り、かつその双方の圧力
室の圧力の差に比例して歪む歪板12c及び該歪板に貼
付けられているストレインゲージ等の圧カセンサ本体1
2dからなり、その基準圧力室12aは空洞室13及び
微細管の第2のバイブ14に直列に第1のバイブ11に
連通され、その空洞室13及び第2のバイブ14は、タ
ンク3内の圧力変動を吸収し空気圧フィルタを構戒して
いる。また検出圧力室12bは補正室9に連通され、圧
カセンサ本体12dは歪板12cが受ける双方の圧力室
12a,12bの圧力差を検出して電気信号に変換する
。15は円板で、透孔15aが設けられていると共に、
ピストン7を往復直線運動させるためのクランク15b
の一端が連結させられている。また円板15は、後述の
モータ16の回転軸に図示されない減速ギアを介して連
結されている。
17は光センサで、ピストン7が最大に後退した位置で
透孔15aに対面するように設けられており、円板15
の透孔15aを検出する。18はモータmwJ制御回路
で、電源投入直後にモータ16を回転せしめるための信
号の供給を後述の?r4算処理回路21から受け、光セ
ンサ17の位置に円板15の透孔158を一致させる為
の信号をモータ16に供給する。またモータ駆動制御回
路18は後述の演算処理回路21から前記信号とは別の
信号を受けて、モータ16を一定角速度ω。で回転駆動
せしめるための駆動信号をモータ16に供給する.19
はバンドバスフィルタで、モータ16の角速度ω。に対
応する周波数成分のみを抽出して出力するように設定さ
れており、圧カセンサ12で発生するノイズ成分、タン
ク3内の温度上昇に対応して圧力センサ12で発生する
ドリフト成分等を除去する。20は振幅検出回路で、バ
ンドバスフィルタ19の出力を入力し、その波高値を検
出する。21は演算処理回路で、C P U ( C 
E N T R A LPROCESSOR UNIT
)、ROM (READ ONLY MEMORY)等
からなり、振幅検出回路20の出力を人力して、次のご
とき演算処理を実行することによってタンク3内の液面
位を算出し、算出結果を表示部22に供給して表示せし
める。
次に演算処理回路21の作動を第10図に示すフローチ
ャートに基づいて説明する.第10図社於て、電源を投
入すると、スタートステップ100から初期設定ステッ
プ101に進み、演算処理回路21を構成するcpu等
が初期設定され、かつその初期設定後所定時間が経過す
るとバルプ閉成信号の出力開始ステップ102では、バ
ルブ10を閉成するための信号を演算処理回路21から
図示されない駆動回路を介してバルブ10に供給する。
次に係数推定ステップ103に進み、ピストン7を複数
回往復運動させることによって式 (4)における係数
γPG値を推定する。すなわち、ROMに記憶された補
正室9の体積V,及びシリンダ8の最大体積変化量に対
応する体積v0並びに圧カセンサ12によって測定され
た補正室9内の圧力変化幅Δpo’(前記ピストン7の
複数回の往復運動の圧力変化幅の平均値)によってγP
0を式 (4)のyPo=ΔPo’V+/Voに基づい
て求める。求めた後、バルブ閉成信号の出力停止ステッ
プ104に進み、バルブ10を開放するためにバルブ1
0へのバルブ閉成侶号の供給が停止され、次のタンク内
空洞体積の算出ステップ105に進み、前記係数推定ス
テップ103でのピストン7の往復運動の回数よりも多
い回数ピストン7を往復運動させることによって、ステ
ップ105では、前のステップ103で求めた係数γP
a%ROMに記憶されたシリンダ8の最大体積変化量に
対応する体積■。、該体積v0と同様にROMに記憶さ
れた補正室9の体積v1及び圧カセンサ12によって検
出された圧力ΔPo(前記ピストン7の複数回の往復運
動の圧力変化幅の平均値)に基づいてタンク3内空洞部
分の体積v2を求め、次の凛面位算出ステップIHに進
み、直前のステップ105で求めたタンク3内空桐部分
の体積■2をROMに記憶されたタンク3の全体積v丁
から減算することによって液体4の体積vLを算出する
。更に次の液面位信号発生ステップ107に進み、この
ステップ107で表示部22に対して液面位を表示させ
るための信号を演算処理回路21から供給し、その後バ
ルプ閉威信号の出力開始ステッツブ102に戻る。その
後は、上記の動作が周期的又は非周期的に繰り返される
。なおタンク内空洞体積の算出ステップ105と液面位
算出ステップ106との間には、タンク3内の空洞部分
の体積が大きく変化した場合のキャンセルステップ(図
示せず)が設けられている。
[作   用] 次に、上記構成の作動を説明する。電源が投入されると
光センサ17からモータ駆勅制御回路18に透孔15a
を光センサ17の位置に一致させるための信号が供給さ
れ、モータ16が回転されて光センサ17の位置に円板
l5の透孔15aが一致せしめられる。なおこの作動は
電源投入直後から所定時間内に終了させられる。その後
、演算処理回路21からバルブ10にバルブ閉威信号が
供給されることによってバルブ10が閉威され、更に演
算処理回路21からモータ駆動制御回路18にモータ1
6の複数回の回転開始を指示する信号が供給される。該
信号が供給されるとモータ駆動制御回路18は、モータ
16を一定角速度ω。で一方向に指示された回転数だけ
回転せしめ、モータ16の回転軸に連結された円板15
が回転させられることによってクランク15bを介して
ピストン7がシリンダ8内を往復運動し、シリンダ8の
最大体積変化量に相当する体積V1の部分の空気を補正
室9に送り込んだり、補正室9の空気を吸い込んだりし
、補正室9内の圧力を正弦波状に変化せしめると、圧カ
センサ12の検出圧力室12bの圧力は、補正室9の圧
力が伝わることによって正弦波状に変化し、タンク3内
圧力と等しい基準圧力室12aの圧力との差が、圧カセ
ンサ木体12cによって検出され、正弦波状の電気信号
に変換される。その信号はバンドパスフィルタ19を介
して振幅検出回路20に供給され、その波高値が検出さ
れる。検出された波高値は、演算処理回路21に供給さ
れ平均化されることCよって、係数γPaが算出され、
CPU内のレジスタ等に記憶される。その後、演算処理
回路21からバルブ10にバルブ閉成信号の供給が停止
されて、パルブ10は開放され、さらにモータ16は係
数γP0を算出するときよりも多くの回数回転させられ
ることによって式(2)の演算がなされ、タンク3内の
液体4の体積が算出され、その算出結果は表示部22に
表示される。以後、上記動作が繰り返され、バルブ10
が閉成される毎に係数γP0が更新されて記憶され、再
度新たに液面位が算出される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の体積測定装置にあって
は、係数γPGを推定するために、タンクと補正室9と
バルブ10を介して連結する構成となり装置全体の形状
が大型化するという問題点があった。
また、バルプ10に開口断面積の小さなものを用いると
流量抵抗が大きくなり、バルブ1oを開口し、加圧した
場合に、補正室9をタンク3内の空胴部分とが連通した
1つの空間とじて見做されず、別個の空間となってしま
い、測定誤差を生じさせる原因となる問題点があり、こ
れを避けるために、ピストン7の駆動角周波数ω。を非
常に小さくすると測定時間が長くなるという問題点があ
った。そこで開口断面積の大きなバルブを用いることが
考えられるが、そうするとコストアップになるという問
題点があった。また従来のタンク3にあっては、その材
質が樹脂又は金属製であって、特に樹脂製であったり、
金属製であっても容量の大なる大型タンクである場合に
、多量の液体4が収容されているタンク3内で、その液
体4が揺勤されると、第6図に示す如く底面が平面であ
る形状のタンクにあっては、その底面が液体4揺勤力に
伴なって10〜30}1zの非常の低い周波数で共振し
てしまう。従って、フィルタ19で抽出した信号成分の
周波数に接近して、信号成分の抽出が困難になるという
問題点もあった。
[課題を解決するための千段] この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、複数個のタンクをパイプで連結し、該複数個
のタンクのいずれか1つにその体積を変化せしめる手段
を設け、かつ該手段を前記タンクの個数と同一数の種類
の周波数で駆動し、その圧力変動を圧カセンサで検出し
、該検出出力に基づいて上記複数個のタンクの少なくと
も1個のタンク内収容物の体積を算出することができる
ようにすると共に、共振周波数で振動されるタンク内底
面の所望部分に、そのタンク底面とタンク上面との間を
支柱を介して連結し、この支柱によるタンク底面の共振
(撓み)周波数、すなわち低周波共振周波数を高周波に
移行せしめることにより、信号成分の抽出を容易ならし
めて、精度の高い体積算出を可能ならしめる体積測定装
置を提供することにある。
[実 施 例] 以下に本発明の実施例を第1図乃至第5図に基づいて詳
細に説明する。
30は例えば液体、粉体、粒体、異形状物体等を収納す
る異形状のメインタンクであって、このメインタンク3
0には連結バイプ32を介して補正用タンク31が連結
されている。また上記異形状メインタンク30の上部に
は小径の通気孔35が穿設されている。上記補正用タン
ク31の上部には例えばピストン、ベローズ、ダイヤフ
ラム等の体積変化手段(機構)33が設けられていて、
この体積変化機構33の動作によって補正用タンク31
内の体積を変化させることができるようになっている。
なお第5図においては、補正用タンク31内の内圧を検
出するためのゲージ圧カセンサ34が設けられている。
以上が本実施例の構成であって、次にその構成による測
定原理を説明する。
測定原理 (1)第1図のような連結タンクシステムを考える。こ
れは体積vl + v2の2 fi類のタンクによって
構成される。タンク31.30は流量抵抗r1のバイブ
32によって接続されており、タンク30の通気孔35
の流量抵抗r2である。双方のタンク30.31内の気
体の比熱比をγ、気体定数をR、タンク31の熱時定数
をτとする。タンク31に、ピストン、ダイヤフラム、
ベローズ等を用いた体積変化機構33を取り付け、この
体積変化機構33によって実際に発生する体積変化量を
v (t) とする.タンク30.31が剛体の場合、
タンクの加圧減圧時にタンク30.31が歪まないので
、ピストン、ダイヤフラム、ベローズ等の体積変化量V
o(t)と実際に発生する体積変化量v (t)は等し
い。もしタンク30がフレキシブルな場合、タンク加圧
減圧時にタンク30が歪むので、その収縮又は拡張によ
る体積変化量に応じた分だけv (t) はVo(t)
より小さくなる。
v(t)=Oのとき、タンク31の中の気体の絶対圧力
、温度、モル数をそれぞれp。、T,,n.、タンク3
0の中の気体においてそれぞれp。i”2、n2とする
。測定環境が著しく変化しない場合、通気孔35を介し
てタンク31.30内外に気体が循環するので絶対圧力
p0は外気圧と等しく、その変化は非常に遅く、外気圧
と等しく変化する。
v (t)≠Oのとき、圧力、温度、モル数も体積変化
機構の状況に応じて変化し、 タンク31において、圧力はp0+Δp+(t),温度
はT1+ΔT l (t) ,モル数はn1−Δnt2
(t)と変化する。
タンク30において、圧力はpo+Δ112 (t) 
,温度は’f 2+ΔT2 (t) ,モル数はn2+
Δn+z(t)一Δn2(t)と変化する。Δn+2(
t)はタンク31からタンク30に流れた空気のモル数
、Δn2(t)はタンク30から通気孔35を介して外
部に漏れた空気のモル数である。
ここでこのシステムについて次の仮定を設定する。
1)タンク内気体は理想気体である。
2)v(t)< (v+ .V2 ) 3)タンク30の熱容量は大きく、圧力変化ΔP2ft
)に伴なうタンク内湯度変化は体積変化量v (t)の
変化の速さに比べ非常に遅く無視できる。
4)体積変化量v (t)の変化の速さは、それに伴い
変化する圧力がタンク30.31内の至るところで等し
い程度とする。
5)タンク30内に被計測物体を入れても、この物体に
よりタンク30内に2つ以上の閉じたガス空間、すなわ
ち空洞部分が構威されない。
以上の仮定は、それほど大きな制約となるものはない。
体積変化量v (t)に対するΔp+(t)、Δp2(
t)、Δ丁+(t)、ΔT 2 (t)、Δn+2(t
)Δni(t)の変化は木来、非線形方程式で表される
が、仮定2)よりその大きさはPO%TI、T2,nl
、n2に対して非常に小さく、そのため線形方程式で近
似できる。静的状態においてタンク30.31内の気体
の圧力、温度、モル数の関係は次の代数方程式で表され
る。
poV+= ntRT+ , pOV2= n2RT*
    (la)また仮定1),3),4),5)より
、動的状態においてはタンク30.31内の気体の圧力
、温度、モル数の関係は、次の線形常微分方程式で表さ
れる。
ΔTl(0)=0(1f) 流量抵抗r、上式においてはrl+r2はバイブ32の
長さ互と直径dより次の式のように求められる。
この式は長さ℃が50〜650[mm] ,直径dが2
,0〜9.0[mmlのアルミ製バイブを用いて実験的
に求めたものである。
また、体積変化v (t)は次のように表される.V 
(t) ” Vo (t) − Av (t)    
   (lh)ΔVはタンクの材質、形状、容積等から
定まるタンク固有の定数であり、Δv (t)は体積変
化機構33の体積変化量Vo D)の変化に伴うタンク
の拡張、収縮による体積変化量である。
式(1a)〜(11)にラブラス変換を施し、入力v 
(t)から出力Δp+(t)までの伝達関数を求めると
次のようになる。
(2a) となる。係数r2V2/RT2 , rIV2/RT2
 , r+V,/RT,は、圧力変化の時定数である。
例えばrzV2/RT2はタンク30における空洞部分
の絶対温度T2の気体が流量抵抗r2の通気孔35を介
してタンク30外に流れるときの圧力減衰の時定数であ
る。補正係数k2(S+rl+r2+vl+v2)は、
メインタンク30の容積v2により変化するが、第2図
に示されるk2(s,rl,r2,V+,V2)の周波
数特性において、適当な周波数、例えば区間Aの4×1
0−4〜10−3Hzの周波数を選ぶことにより近似的
に定数と見做せる。
『,<<<j3  ( j,は空気等の通気孔35の流
量抵抗)で熱時定数τとr*{V++旧nV.}/RT
.が同程度の値なら次のような角周波数が存在する。
(2c) この条件において補正係数k2(S,r1+r2+Vt
+V2)は次のように近似される。
k2(iω.r++rz+V+.Vz)  + 4 1
fk2(Iωj++’2+Vl+v2) = O   
  (2d)ゆえに、式(2C)の条件を満たす場合、
入力v(t)から出力Δp+(t) までの伝達関数は
γpo/(v+”v2+ΔV)となる。
なお、体積変化機構33が角周波数ω。で正たされてい
れば、パイプが閉塞されている状態と同等と考えられる
。パイブ32が閉塞されている状態と同等と考えられる
即ち (2)次に第3図のような単一タンクシステムを考える
。これは第1図のタンク31.30の間を結合するバイ
プ32の断面積を非常に大きくしたもので、これにより
パイプ32の流量抵抗rtの値が非常に小さくなる場合
に相当する.これより、第3図のv(t)からΔpz(
t)  までの伝達関数は式(2a)においてr1→O
%T2gT 1 、A $’2 = Δp+、■2゜=
V,+V2としタモのであり、 次のようになる。
ここで、 (2g) となる。次のような角周波数ωを考える.例えば第4図
の周波数特性においてAに示す1 0 −’ Hz以上
の周波数である。このような周波数に設定することによ
り補正係数k,(1ω.『,,V,゜)は次のように近
似される。
k+ (lω,r2.V3゜)IFI.l k+ (i
ω.r2.Vs’)L90         (2h)
このとき、伝達関数はγ110/ (V2゜◆ΔV)と
なる.次に上記原理を第5図に示す具体例に基づいて説
明する。
第5図において補正タンク31は第1図におけるタンク
31に相当するものであり、体積変化機構33であるダ
イヤフラムを夫々2 fffi類の角周波数ωL.ωH
 (ω,〈ωH)で同時に( v.sin ωLt+ 
vosin ω.t) ,又は交互に(v,sin ω
Lt,vosinωot)駆動し、パイプ32は、高い
角周波数ωHでは流量抵抗r1は式(2e)より非常に
大きくなるので圧力変化をメインタンク30に伝達せず
、実質的に補正タンク31とメインタンク30とが切り
離され、パイブ32が流量抵抗の極めて大きな空気漏れ
孔となるために補正タンク31だけの圧力変化を計測で
き、この場合第3図に示す単一タンクシステムの理論が
適用される。
ここで補正タンク31の容積をv1、メインタンク30
内の気体の体積をv2、メインタンク30内の液体の体
積をvL、補正タンク31とメインタンク30の容積の
和をvTとする。
補正タンク31の圧力変化Δp+(t)は式(2h)を
満たす角周波数ωHを用いると、 pO Δl1+ (t)  = y     I k+ I 
vosin(ωHt+ φ1)V◆ΔV p0v.sinω+t      (3a)=γ v1 となる。また、メインタンク30を剛体、すなわちΔv
=Oとし、角周波数ω,が式(2C)を満たすとき、Δ
p+(t)は次のようになる。
Δp+(t) = ”f     l k+ l v(
,sin(ωHt+φ2)Vl+ΔV ”  v.sinω.t     (3b)=7v1 次に低い角周波数ωしではパイブ32の流量抵抗が小さ
くなり、補正タンク31とメインタンク30とが非常に
太いパイプで結合された形になるので補正タンク31内
での圧力変化はメインタンク30に伝達され、両タンク
30.31の圧力変化を計測できる。
この場合も第3図に示す単一タンクシステムの原理が適
用される。
そこでv (t)を角周波数ωLて駆動したときのΔp
1゜(1)の振幅を測定すると、 Δp+’(t)= pO γV,+V2+. Δv I kl l VoS1n 
(ωLt+φ2)1)o :7      vosinωLt      (3c
)v1◆v2 ここでωHで駆動したときのΔp+(t)の振幅をA1
、ω,で駆動したときのΔp+(t)の振幅をA2とす
ると、式(3a) , (3b)よりメインタンク30
及び補正タンク31内の気体の体積の和V,+V,は次
のように求められる。
液量VLは次のように求められる。
また、メインタンクがフレキシブルな場合AI,A2の
比の値Cは次のようになる。
この場合、液量を求めるにはΔV,lkll/kzlを
キヤリプレーションにより求める必要がある。キヤリプ
レーションはメインタンク30に体積の正しく測定され
た液体を入れ、v2とCを求める。これを異なった体積
について2回行い、得られた値を式(3f)に代入し、
Δv1k+l/l.h21を求める方法である。
このとき、液量vLは次のように求められる。
?記原理における信号処理は次の如くである。
すなわち、体積変化機構33が(vosinωLt+v
osinω.t)(ω,くωH)の駆動力によって駆動
されると、それによる圧力変化がゲージ圧力センサ34
で検出され、2つの上記のバンドパスフィルタ36.3
7に供給される。一方のバンドパスフィルタ36では角
周波数ω,の信号成分が抽出され、また他方のバンドバ
スフィルタ37では角周波数ω■の信号成分が抽出され
、夫々の出力信号は夫々に接続された上記の振幅検出器
38.39で振幅が検出され、低い方の角周波数ω,の
信号戊分の振幅を検出する一方の振幅検出器38の出力
γl k+ I PoVoは、高い方の角周波数ωHの
信号成分の振幅を検出する他方の振幅検出器39の伝達
関数の係数から算出される補正係数に対応する増幅率l
 k2/ k+ lの増幅率42で増幅される。その後
、増幅された信号は、引算器41で設定されている値(
Vl”V2+ΔV)から引算され、その結果メインタン
ク30内に収納された液体等の収納物の体積■,が算出
される。なお、ΔVとlk21/lkl+は予めキヤリ
プレーションにより求められている。
そして、本実施例において最大の特長は、メインタンク
30の内部において、そのタンク3の底面と、上面との
間、すなわち第6図に示す該メインタンク30の共振周
波数によって形成される該メインタンクの振動面のうち
、振動の節Aに相当する部分以外の個所において、その
底面と上面との間に、底面の振動を抑制する支柱43を
架設したことにある。
従ってこの実施例によれば、上記支柱43の作用により
底面で生じる共振周波数が、高い周波数に移行されるこ
とから、この共振周波数が信号成分の周波数に接近され
ることがなく、信号成分の抽出が容易となって体積検出
精度を高めることができる。
[発明の効果] 以上のように本発明は、被測定物を収納するメインタン
ク30と、このメインタンクに連通して設けられた補正
タンク31と、これら両タンクの夫々の内圧を所定周波
数で変化させる体積変化手段33と、該体積変化手段に
よる両タンク30.31内の圧力変化を検出する検出手
段34とを備えてなる体積測定装置において、前記メイ
ンタンク30の共振周波数によって形成される該メイン
タンクの振動面のうち振動の節に相当する部分以外の上
壁面及び下壁面との間で支柱43を架設連結し、双方の
壁面間の距離が伸縮することを防止した体積測定装置で
あるから、これによれば、上記支柱43の作用により底
面で生じる共振周波数が、高い周波数に移行されること
から、この共振周波数が信号成分の周波数に接近される
ことがなく、信号成分の抽出が容易となって体積検出精
度を高めることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、第2図は第1図において
体積変化機構33の駆動周波数とタンク30内の収納物
体積とを変化させたときの伝達関数の係数k2の変化状
態を示す特性図、第3図は第1図を説明するための原理
説明図、第4図は、第3図において体積変化機構33の
駆動周波数とタンク30内の収納物体積とを変化させた
ときの伝達関数の係数klの変化状態を示す特性図、第
5図は、本発明の実施例の説明図、第6図乃至第10図
は従来例の説明図である。 30・・・メインタンク   31・・・補正用タンク
32・・・連結バイブ    33・・・体積変化機構
34・・・ゲージ圧カセンサ 35・・・通気孔36.
37・・・バンドパスフィルタ 38.39・・・振幅検出器 40・・・割算器      41・・・引算器42・
・・増幅器      43・・・支柱他4名 第 3 図 第 4 図 0 寸 0 q

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被測定物を収納するメインタンク(30)と、この
    メインタンクに連通して設けられた補 正タンク(31)と、これら両タンクの夫々の内圧を所
    定周波数で変化させる体積変化手 段(33)と、該体積変化手段による両タンク(30)
    、(31)内の圧力変化を検出する検出手段(34)と
    を備えてなる体積測定装置において、前記メインタンク
    (30)の共振周波数によって形成される該メインタン
    クの振動面のうち振動の節に相当する部分以外の上壁面
    及び下壁面との間で支柱(43)を架設連結し、双方の
    壁面間の距離が伸縮することを防止したことを特徴とす
    る体積測定装置。
JP30735689A 1989-11-27 1989-11-27 体積測定装置 Expired - Lifetime JP2820296B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30735689A JP2820296B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 体積測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30735689A JP2820296B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 体積測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03167427A true JPH03167427A (ja) 1991-07-19
JP2820296B2 JP2820296B2 (ja) 1998-11-05

Family

ID=17968111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30735689A Expired - Lifetime JP2820296B2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 体積測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2820296B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517305B1 (ko) * 2002-12-09 2005-09-27 손덕수 전송선을 이용한 자동차 연료 게이지
JP5997864B1 (ja) * 2016-07-04 2016-09-28 中日本高速技術マーケティング株式会社 コンクリート構造物内の空洞量推定方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517305B1 (ko) * 2002-12-09 2005-09-27 손덕수 전송선을 이용한 자동차 연료 게이지
JP5997864B1 (ja) * 2016-07-04 2016-09-28 中日本高速技術マーケティング株式会社 コンクリート構造物内の空洞量推定方法
JP2018003464A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 中日本高速技術マーケティング株式会社 コンクリート構造物内の空洞量推定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2820296B2 (ja) 1998-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2002301428B2 (en) Single tube downhole densitometer
US4235095A (en) Device for detecting inhomogeneities such as gas bubbles
US5796012A (en) Error correcting Coriolis flowmeter
CN101441125B (zh) 微小脉动压力发生器
US5388453A (en) Method and apparatus for measuring evaporative vehicle emissions
JPH03167427A (ja) 体積測定装置
JPH0233084B2 (ja) Yosekikei
CN112903058A (zh) 一种容积检测装置及检测方法
JPH0219719A (ja) 体積測定方法及びその装置
JPH081456Y2 (ja) 体積測定装置
JPH0219720A (ja) 体積測定方法及びその装置
JP2507655Y2 (ja) 体積測定装置
JPH0219716A (ja) タンク装置
JPH0251024A (ja) 体積測定方法及びその装置
JPH02206724A (ja) 体積測定方法及びその装置
CN213812438U (zh) 一种基于双谐振管差压式湿气流量计
CN110388973A (zh) 一种标准容器及其容积补偿方法
JPH02206723A (ja) 体積測定方法及びその装置
JPH0267924A (ja) 体積測定方法及びその装置
JP2785938B2 (ja) 体積測定装置
JPH0635140Y2 (ja) 体積測定装置
JPS63108231A (ja) タンク内液体収納物の体積測定装置
RU1796949C (ru) Способ определени степени герметичности изделий
JP3644463B2 (ja) 容積測定装置及び容積測定方法
JPH0219718A (ja) 体積測定方法及びその装置