JPH03166095A - 裁断計画エキスパートシステム - Google Patents

裁断計画エキスパートシステム

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JPH03166095A
JPH03166095A JP30829789A JP30829789A JPH03166095A JP H03166095 A JPH03166095 A JP H03166095A JP 30829789 A JP30829789 A JP 30829789A JP 30829789 A JP30829789 A JP 30829789A JP H03166095 A JPH03166095 A JP H03166095A
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JP30829789A
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English (en)
Inventor
Tamio Yamamoto
山本 太三雄
Hiroyuki Sugie
杉江 弘之
Shunichi Ishizuka
石塚 俊一
Shigeru Yoshida
繁 吉田
Yoshitaka Mishina
三品 吉孝
Yasushi Yasuda
泰 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、裁断計画エキスパートシステムに関し,特に
,種々の注文寸法に応じて裁断取合せ計画を行う裁断計
画を専門家の知識を用いて効率的に行う裁断計画エキス
パートシステムに関するものである。
〔従来の技術〕
製紙メーカは,客からの種々の注文寸法に応じて、パル
プから連続的に抄紙を行い巻紙とし、巻紙を注文の各寸
法に裁断を行い,注文の品を作或する。
この場合、紙はパルプから、まず抄紙機で連続的に抄紙
されて,ある一定の幅(機種によって異なるが約4〜5
mの幅)で巻紙が作られるので、次の工程でカットする
。抄紙機による抄紙の後の裁断の工程(ワインダーやカ
ッターでの縦方向や横方向のカットの工程)で、注文寸
法幅のカット紙を得る。裁断の工程では、抄紙機の幅で
抄いて作られる紙を、種々の注文寸法の幅にてカットす
る組合せを考え、無駄なく注文寸法の紙にカットして、
注文の品の紙を得るようにしている。このように、抄紙
機の幅の紙(巻紙)から複数の注文寸法の幅を無駄がで
ないように組合せてカットするために、各々の注文寸法
の幅を取合せる組合せを求めることを裁断計画という。
従来における裁断計画を行う場合、例えば、野村恵,功
力晃著r印刷発注の知識J,財団法人経済調査会発行,
第54頁から第58頁に記載されているように、最終的
にスリッターおよびカッターで縦方向および横方向の裁
断を行って紙の仕上げを行う場合、各々の寸法の取合せ
は、各製紙メーカの裁断計画担当者の手作業により行っ
てぃるこのように、裁断計画は、裁断計画担当者のノウ
ハウに依存しており、効率的に裁断計画を行うには、専
門家の経験と感に頼るところが多い。また、このように
経験が豊富な裁断計画担当者が、裁断計画を行い、裁断
を行う場合にも途中で、ユーザから注文の追加,変更,
取消し等が入るため、裁断計画担当者の作業を繁雑なも
のにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
裁断計画問題は、抄紙機の幅の紙から種々の注文寸法の
幅にて裁断する組合せを求め、種々の注文の取合せを決
定する問題である。これは裁断寸法の組合せ計画問題と
なる,従来、注文寸法の組合せパターンの取合せは、例
えば、線型計画法により求められているが、一つのパタ
ーンから他のパターンへの移動する際の段取り作業につ
いては,考慮されておらず、装置の稼動率および作業効
率の能率が悪いという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
ある. 本発明の目的は、段取り作業などの作業効率を考慮して
、専門家の知識を用いて裁断計画を行う裁断計画エキス
パートシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、ユーザからの注文の追加.変更,
取消しなどに対しての保守性が優れ,しかも、短い計算
機処理時間で裁断計画の作成できる裁断計画エキスパー
トシステムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の裁断計画エキスハー
トシステムは、裁断計画ノウハウおよび裁断取合せに関
する制約条件をルール表現して知識データとして格納す
る知識ベースと、入力された注文情報に対して前記知識
ベースの知識データを用いて裁断計画処理を行い裁断計
画結果を導出する裁断計画処理部と、裁断計画結果を対
話処理により修正を行う計画結果保守部とを備えること
を特徴とする。
知識ベースには、変更が多い裁断計画条件に合せて、種
々の寸法幅,寸法長さの取合せパターンおよび熟練者の
持つ裁断計画ノウハウの条件をルール表現にして知識デ
ータ化して格納する。
そして、取引先からの品種,寸法幅および寸法長,数量
を指定した注文情報を品種毎にソートし、各品種毎に注
文情報を登録する注文テーブルを作或し、注文テーブル
の注文情報をより裁断取合せを決定する場合,知識ベー
スのパターンから抄幅方向に効率の良い裁断パターンか
ら選択を行い、順次に裁断パターンの割付けを行う。
〔作用〕
前記手段によれば、裁断計画エキスパー1・システムに
は,知識ベースと、裁断計画処理部と、計画結果保守帥
とが備えられる。知識ベースには、裁断計画ノウハウお
よび裁断取合せに関する制約条件がルール表現され、知
識データとして格納されている。裁断計画処理部は、入
力された注文情報に対して前記知識ベースの知識データ
を用いて裁断計画処理を行い裁断計画結果を導出する。
また、計画結果保守部は、裁断計画結果を対話処理によ
り修正を行い、最終的な裁断計画結果を決定する。
また、知識ベースには、変更が多い裁断計画条件に合せ
て、種々の寸法幅,寸法長さの取合せパターンおよび熟
練者の持つ裁断計画ノウハウの条件が、ルール表現され
知識データ化して格納される。取引先からの品種,寸法
幅および寸法長,数量を指定した注文情報を品種毎にソ
ートし、各品種毎に注文情報を登録するの注文テーブル
を作成し、注文テーブルの注文情報をより裁断取合せを
決定する場合、知識ベースのパターンから抄幅方向に効
率の良い裁断パターンから選択を行い、順次に裁断パタ
ーンの割付けを行う。
すなわち、代理店および卸商から入ってくる種々の品種
及および寸法の注文を同一品種毎に分類して、次に,各
々の同じ品種についての裁断計画を作成する.この際、
従来から計画を立てていた熟練者の知識を基にして、種
々の寸法の取合せパターンをルール表現して知識データ
化しておき、この知識データを利用して、注文寸法に該
当するパターンを抜き出す。取り合せパターンのルーネ
表現の記述は、例えばrjf(条件)then (結果
)」というルール表現形式で記述して、知識ベース化し
ておく。裁断計画の行う際の割付けは、前述のように、
該当するパターン群から注文の寸法及び数量を基にして
、知識ベースに格納されている裁断計画の知識を用いて
、どの注文寸法から先に割付けてしまうか決定する。
更に、割付ける際に、各パターンの割付けの長さを求め
、一定長になるように考慮して割当てる。
これにより、種々の寸法に対しての裁断計画が可能とな
り、しかも、計算処理時間の速い裁断計画が可能となる
〔実施例〕
以下、本発,明の一実施例を図面により具体的に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例にかかる裁断計画エキスパ
ートシステムの全体構或を示すブロック図である。第1
図において、1はシステムの全体を制御するデータ処理
装置、2はデータ処理の結果,対話入力した情報などを
表示するディスプレイ装置、3はキーボード,マウス,
トラックボール等の入力装置である。また、4は裁断計
画ノウハウ,裁断取合せに関する制約条件等の専門家の
知識を格納する知識ベースであり、5は各種データおよ
び裁断計画結果を格納する作業ファイルである。データ
処理装置1には、注文情報保守部11.裁断計画決定部
12、結果情報保守部13、マンマシンインタフェース
部14の各処理要素が備えられ、これらの処理要素によ
りデータ処理装置1は、知識ベース4および作業ファイ
ル5を用いて、裁断計画問題を処理する。これは、例え
ば、入力装置3により客からの注文情報の入力を行い,
ディスプレイ装置2で表示しながら対話入力で修正など
を行って注文情報を整理して決定し、次に,データ処理
装置1が注文情報から裁断計画を作或する処理を行い、
処理した結果の裁断計画結果はディスプレイ装置2で表
示する。表示された結果を見て、裁断計画担当者は,必
要があれば、処理した結果を更に対話入力により修正す
る処理などを行い、最終的な裁断計画を作戊する。そし
て、この裁断計画により裁断工程を行う。
第2図は、裁断計画問題の処理を行う場合の全体の処理
プロセスを示すフローチャートである。
まず、ステップ20において、入力装置から入力された
個々の注文情報に対して、注文情報対話修正処理を行う
。これは、先に入力した注文情報に対して、裁断計画を
行う時に最終的に注文情報の追加・変更・取消し等が行
えるように,裁断計画担当者が対話形式入力により、注
文情報のデータの修正を行う処理である。注文情報対話
修正処理により修正されて確定した注文情報は、作業フ
ァイル5に格納される。注文情報は、注文毎に順次に製
品(紙)の個々の品種,幅および長さの寸法,数量のデ
ータが集められたものである。
次に、ステップ21において、確定された注文情報に対
して、裁断計画処理を行う。この裁断計画処理は、注文
情報の種々の注文寸法に対して、どの寸法とどの寸法を
組合せて裁断を行うかを決定する処理である。この処理
では.熟練者の知識を利用して効率的な裁断計画の行う
処理を進めるため、裁断計画ノウハウ,裁断取合せに関
する制約条件等の専門家の知識を格納した知識ベース4
の知識データが利用される。ここでは、まず、知識ベー
ス4に知識データ化した裁断計画ノウハウ情報等を用い
て、注文寸法に関係する裁断パターンを抽出し、次に、
注文情報で規定する注文数量を満たすように対応の各パ
ターンの使用して、注文寸法の割付けおよび取り合せを
行い、裁断計画を決定する処理を行う。
そして、次のステップ22において,結果情報対話修正
処理を行う。この結果情報対話修正処理では、ステップ
21において処理を行った裁断計画結果に対する対話修
正処理を行う。ステップ22の裁断計画処理では、熟練
者の持つ裁断計画ノウハウを知識データ化した知識ベー
ス4を用いて裁断計画の処理を行っているが、ノウハウ
の全てを知識ベース化することは困難であり、裁断計画
処理で適切に知識データが適用できていない場合がある
。また、制約条件には、必ず守らなければならない制約
条件と、できれば守りたい制約条件とがあり、これらの
制約条件の適用の仕方によっては、処理した裁断計画結
果が変化してしまう。
このため、制約条件の全てを取り込むことができない。
したがって、ステップ21の裁断計画処理で、必ずしも
裁断計画担当者の満足する結果が得られるとは限らない
。そこで,担当者が対話形式入力により裁断計画結果を
修正できるようにしいてる。そして、最終的に、担当者
が裁断計画結果を修正して、裁断計画結果を決定する。
このように、この裁断計画エキスパートシステムでは、
裁断計画の処理を知識工学手法を用いて行う。このため
、第3a図,第3b図,第3C図に示すような知識デー
タが、システムを構或する際に予め知識ベース4に格納
される。
第3a図は、知識ベースに予め格納される単独取り抽出
に関するルール型知識ベースの一例を説明する図である
。この単独取り抽出に関するルール型知識ベースは、 if (単独取り可能寸法幅) then (単独取り
寸法)の形式で『単独取り可能幅」の条件を満すr単独
取り寸法」の寸法幅を抽出する知識ルールである。
第3a図に示すように、例えば、 if (845≦注文幅≦920) then (単独
取り可能寸法)のルールを用いた判定では、注文幅が、
845mm〜920IIfilの幅の場合は、単独取り
可能な寸法ととして判定される。
第3b図は、知識ベースに予め格納される注文数量割付
けに関するルール型知識ベースの一例を説明する図であ
る。この注文数量割付けに関するルール型知識ベースは
、前述した単独取り抽出に関するルール型知識ベースと
同様に, if (ロロ口の条件) then (割付け)の形式
でロロロの条件を満す場合に、割付けを実行可能とする
知識ルールである。例えば、第3b図に示すように、 if (ffiin≦注文幅≦max) then (
割付け),if (win≦お供幅≦max) the
n (割付け),if (割付け長>20000) t
hen (割付け)のルールを用いた判定を行い、該当
する注文幅が指定の幅であり、お供幅が指定の幅であり
、そして、注文数量を取るために使用する紙の割付け長
がある一定の長さである時、各々の条件を満すので、割
付けを実行する。
また、第3c図は、知識ベースに予め格納される裁断パ
ターンにおける取合せ幅に対するフレーム型知識ベース
の一例を説明する図である。このフレーム型知識ベース
には、第3c図に示すように、裁断パターンにおける取
合せ幅が,各々の裁断パターン(パターンA,パターン
B,パターンC)毎に組合せて、取合せ幅の最大値MA
X,取合せ幅の最小値MIN,および取数がフレームル
ールとして設定されている知識データである。
第4a図,第4b図,および第4c図は,゛フレーム型
知識ルールで設定している各々の裁断パターンを説明す
る図である。第4a図に示す裁断パターンは、パターン
Aの取合せパターンを示しており、取数としては.WA
が4個、WBが2個となるパターンを示している。第4
b図に示す裁断パターンは、パターンBの取合せパター
ンを示しており、取数としては、1種類のWCが6個と
なるパターンを示している。また、第4c図に示す裁断
パターンは、パターンCの取合せパターンを示しており
,取数としては、WBが2個、WDが6個となるパター
ンを示している。
前述したように紙は、抄紙機毎に異なるが、その抄紙機
の幅で抄紙されて、巻紙となって出てくるものであるた
め、その巻紙から注文寸法の紙を取る取合せパターンは
、紙幅により規定される。
ここでは、幅5550+amの巻紙から取合せる場合の
パターンの例を示しており、例えば、パターンAでは、
9 2 1mm〜9 4 0ms+の幅のWAの紙を4
個取り,更に8 3 0mm 〜8 8 0mmの幅の
wBの紙を2個取る組合せを示している。
第5図は、作業ファイルに格納された注文情報ファイル
の一例を示す図である。注文情報は、第5図に示すよう
に、各々の注文毎に品種,寸法の幅および長さ,数量が
指定された注文情報が、入力された順に格納される。例
えば、1番目の注文情報は、品種がXXXであり、幅が
625mm,長さが78On+mの寸法であり、数量が
1000枚の注文となっている。また、2番目の注文情
報は、品種がYYYであり、寸法が幅940mmおよび
長さ800mmであり、数量が500枚の注文となって
いる。
第6図は、注文情報ファイルから1つの品種XXXに対
する複数の寸法の注文データを集めた品種別注文テーブ
ルの構造例を示す図である。第6図に示すように、品種
別注文テーブルは、各々の注文情報を区別する項番と、
寸法と、数量の各データから構戊されてる。具体的に、
第6図の例は、第5図に示す注文情報ファイルから、品
種XXXの注文情報を取込んだ注文テーブルを示してい
る。
取込む項目は、各々の注文情報の寸法の幅および長さ,
注文数量の項目のデータである。
第7図は、取合せパターンを用いて割り付けを行った結
果の裁断計画結果データの割付けテープルの構或例を示
す図である。この例の割付けテーブルの内容は、第6図
に示した注文テーブルのデータに対して割付けを行った
裁断計画結果の内容となっている。すなわち、第7図に
示すように、第l番目の割付けでは、パターンAにより
、寸法幅940mm,寸法長さ800n+mの注文寸法
のものを2000枚取り、寸法幅s80mm+寸法長さ
640mmの注文寸法のものを1250枚取る計画結果
となっている。これにより、第6図の項番3の注文情報
の割付けを終了し,項番2の注文情報の一部の割付けを
行う結果となっている。
また、第2番目の割付けでは、パターンCにより、寸法
幅880mm,寸法長さ640mmの注文寸法のものを
407枚取り、寸法幅625mm,寸法長さ780mm
の注文寸法のものを1000枚取る割付結果となってい
る。これにより、更に第6図の項番2の注文情報の一部
の割付けを行い、項番lの注文情報に対する全部の割付
けを行う結果となっている。
更に、第3番目の割付けにより,パターンBで,寸法幅
s s O mi +寸法長さ640mmの注文寸法の
ものを1343枚取る割付けを行うことにより,項番2
の残りの全ての割付けを行う結果となっている。
このように、裁断計画の割付けは,知識ベースに格納さ
れたパターンを用いて、注文情報の注文寸法の割付けを
順次に行うように処理される。
次に、入力された種々の注文情報から、各注文情報の注
文寸法の裁断計画を作成する場合の処理を説明する。
第8図は、裁断計画処理の処理フローを示すフローチャ
ートである。注文情報が複数種の品種となる場合は、一
つの品種の注文情報にまとめて、一つの品種の注文情報
に対して,各々の注文寸法の取り合せを行い、注文の割
付けを決定する。
抄紙機においては、品種(紙の色,材質,重さなど)毎
に紙を製造するため、裁断単位も同じ品種毎に行う。こ
のために、まず、ステップ31において、注文データの
取り込みを行う。これは、例えば、作業ファイル5に格
納されている第5図に示すような注文情報ファイルのデ
ータから,品種XXXのみを取込み、第6図に示すよう
な、品種別注文情報ファイルを作成する。取込む項百は
、寸法幅,寸法長さ及び注文数量の項目である。次に、
ステップ32に進み、注文データの分類を行う。これは
、第6図に示す品種別注文情報ファイルの各々の注文デ
ータから、単独取り抽出に関するルール型知識ベース(
第3a図)の知識データを用いて,条件を満たす寸法幅
を油出する。例えば、注文幅が845mm〜920mm
の幅の場合は、単独取り可能寸法となる。この単独取り
ルールにより、注文データを単独取りのものとそれ以外
のものに分類し、次のステップ33へ進む。
ステップ33の処理では、単独取り以外の割付けを行う
.この処理では、前のステップ32の処理で分類された
単独取り以外のものについて、寸法幅の大きいものから
順番に割付ける処理を行う。
すなわち、知識ベースのパターンから抄幅方向に効率の
良い裁断パターンから選択を行う。この場合の割付けの
ルールは、注文数量割付けに関するルール型知識ベース
(第3b図)と,パターンにおける取合せ幅に関するフ
レーム型知識ベース(第3c図)のルールを利用する。
フレーム型知識ベースでは、取合せの各々のパターンが
フレームルールとして設けられており、割付けの処理で
は、このフレームルールの取合せパターンを用いる。フ
レームルールを用いて割付けを行える各種の条件が、注
文数量割付けに関するルール型知識ベースにおいてルー
ル化されて規定されているので、まず、このルールの条
件を判定する。すなわち、取合せ幅の最小値MINおよ
び取合せ幅の最大値MAXの間に、該当する注文幅およ
びお供幅の指定の値が入っており、その時の注文数量を
取るために使用する紙の割付け長さが所定の長さ以上で
あることが判定する。この判定ができると、その時に、
フレームルールにより割付けを行う。
この例では、フレームルールにおいて、紙幅が抄紙機の
幅の5550mmとなっている場合の紙幅に対して,パ
ターンAでは921〜940mmの幅で4個と830〜
880m+aの幅で2個取ることができることを示して
いる。取り合せは、寸法幅の一番大きい注文寸法である
項番3の注文情報の注文寸法からを取り始める。まず、
パターンAを適用して第1番目を割付けを行う。この処
理では、項番3の注文寸法の幅が940ma+,長さが
800mmの寸法を、まず、921〜940ffiII
lのWAで取り、次に大きい項番2の注文寸法を、残り
の830〜880mmのWBで取る。この場合、項番2
の注文の数量が全部取れないので、次のロットの抄紙で
,項目2の注文の残り分の割付けを行うことになる.こ
のようして、順次にフレームルールのパターンを用いて
、割付けを行う。
すなわち、第5図に示すような各種の注文情報ファイル
のデータから、品種XXXの注文情報を取込み,第6図
に示すような品種XXXの注文情報ファイルを作或する
。そして、第6図の品@XXXの注文情報のデータテー
ブルの中で、単独取り以外の幅で一番大きな寸法幅を選
択すると、項番3の寸法幅940mmとなる。項番3の
幅940問の割付けを行うため、第3b図の注文数量割
付けに関するルール型知識ベースと第30図のパターン
における取合せ幅に関するフレーム型知識ベースのルー
ルを利用する6この条件を満すパターンの選択を行うと
、パターンAが選択され、パターンAにより、項番3の
注文数量2000枚を全て割付ける。その後の残り部分
で、更に次に大きい項番2の注文数量を取る。このため
、残り部分から取れる項番2の注文数量を、次のように
計算して求める。残り部分から取れる数量Nは、割付済
の項番3の数量をa,割付済の項番3の取数をb,割付
済の項番3の寸法長さをCとし、次に取る項番2の長さ
をd,次に取る項番2の取数をeとすると, N=(((a÷b)Xc)÷d)Xe = (((2000÷4) X 800)÷640) 
X 2=1250 と計算して求められる。この計算により、残り部分で割
付けられる項番2の割付数量は1250枚となり、注文
の数量の3000枚より少ないため、ここの割付けは有
効とする。また、この場合の割付けの長さを、次のよう
に計算して求める。
割付けの長さLは、割付済の項番3の数量をa,割付済
の項番3の取数をb,割付済の項番3の寸法長さをCと
すると、 N=(a÷b)Xc : (2000÷4) x aoo = 400000 となる。この計算の結果、割付長さは400000mm
となり,ルール内の200000mn+より大きいため
,この割付けは有効とする。
全てのルールを満して割付けが有効となった時、第7図
の割付けテーブルへ書込む,その際、第6図の品種XX
Xの注文テーブルより、割付け済の数量は減算する。
同様にして,単独取り以外で次に幅の大きな項番2の寸
法幅625mlI1の幅のものについて、割付ける処理
を行い、割付けの長さを求めて処理を行い、これらの割
付けの処理が終了すると、次にステップ34の処理に進
む。
ステップ34では、単独取りの割付け処理を行う。この
単独取りの割付け処理は、ステップ32の処理で分類さ
れた単独取り寸法のものについて、寸法幅の大きいもの
から順番に、ステップ33の処理と同様な処理により、
割付ける処理を行う。
次に、ステップ35において、ディスプレイ装置2上に
、割付け処理を行った結果の計画結果を表示する。この
計画結果の表示は、第7図に示すような、処理結果の割
付けテーブルの内容を表示する。すなわち、この割付け
例においては、例えば、第1番目の割付けでは、パター
ンAにより寸法幅940mI1,寸法長さ800mmの
注文寸法のものを2000枚取り、更に寸法幅880m
m,寸法長さ640m+aの注文寸法のものを1250
枚取ることを示している。そして、この場合の割付けの
長さは400000nimであることを示している。
このようして、システムの処理で、割付けの処理が行わ
れ、割付けテーブルが作威されるが、場合によっては、
更に熟練者により修正を要する場合がある.このため、
ステップ36において、対話処理によりシステムから、
処理した計画結果に修正があるか否かを判定し、修正が
なければ、そのまま処理を終了し、修正する必要があれ
ば、ステップ37で、処理した計画結果に対する修正処
理を対話処理により行う。すなわち、システムの利用者
である裁断計画担当者は,ディスプレイ装置2上に結果
により,修正または終了のいずれかを指示する入力を行
うので、修正の指示入力がなされた場合,ステップ37
において、裁断計画担当者がディスプレイ装置2の画面
上でマウス等の入力装置により、対話的に結果を修正す
る。結果の修正は、例えば、アイコン,マウスにより、
計画の追加・修正・削除等の編集機能により行う。
これにより、最終的に確定された適切な裁断計画結果が
得られるので、この裁断計画にしたがって,裁断計画の
工程の処理を行う。
本発明を実施例にもとづき具体的に説明したが、本発明
は,前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言う
までもない。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によれば、裁断計画ノウ
ハウ、各抄紙機の機種に関する制約条件等が変化しても
、容易に対処できる保守性にすぐれ、しかも、種々の裁
断計算に適用でき、汎用性にすぐれたシステム構成が可
能となる。また、従来の人手に比べ、高速に裁断計画を
作或することが可能となる。更に、熟練者の持つノウハ
ウ等の知識データを知識ベース化しているので、経験の
少ない担当者でも、熟練者に近い裁断計画が可能となる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例にかかる裁断計画エキスパ
ートシステムの全体構成を示すブロック図、 第2図は、裁断計画問題の処理を行う場合の全体の処理
プロセスを示すフローチャート、第3a図は、知識ベー
スに予め格納される単独取り抽出に関するルール型知識
ベースの一例を説明する図, 第3b図は、知識ベースに予め格納される注文数量割付
けに関するルール型知識ベースの一例を説明する図、 第3c図は、知識ベースに予め格納される裁断パターン
における取合せ幅に対するフレーム型知識ベースの一例
を説明する図、 第4a図,第4b図,および第4c図は、フレーム型知
識ルールで設定している各々の裁断パターンを説明する
図、 第5図は、作業ファイルに格納された注文情報ファイル
の一例を示す図、 第6図は、注文情報ファイルから1つの品種XXXに対
する複数の寸法の注文データを集めた品種別注文テーブ
ルの構戒例を示す図、 第7図は、取合せパターンを用いて割り付けを行った結
果の裁断計画結果データの割付けテーブルの構戊例を示
す図、 第8図は、裁断計画処理の処理フローを示すフローチャ
ートである。 図中、1・・・データ処理装置,2・・・ディスプレイ
装置、3・・・入力装置、4・・・知識ベース、5・・
・作業ファイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、裁断計画ノウハウおよび裁断取合せに関する制約条
    件をルール表現して知識データとして格納する知識ベー
    スと、入力された注文情報に対して前記知識ベースの知
    識データを用いて裁断計画処理を行い裁断計画結果を導
    出する裁断計画処理部と、裁断計画結果を対話処理によ
    り修正を行う計画結果保守部とを備えることを特徴とす
    る裁断計画エキスパートシステム。 2、知識ベースには、変更が多い裁断計画条件に合せて
    、種々の寸法幅、寸法長さの取合せパターンおよび熟練
    者の持つ裁断計画ノウハウの条件をルール表現にして知
    識データ化して、格納することを特徴とする請求項1に
    記載の裁断計画エキスパートシステム。 3、裁断計画処理部は、取引先からの品種、寸法幅、寸
    法長、数量を指定した注文情報を品種毎にソートし、各
    品種毎に注文情報を登録した注文テーブルを作成し、注
    文テーブルの注文情報から裁断取合せを決定する場合、
    知識データの取合せパターンから抄幅方向に効率の良い
    裁断パターンから選択を行い、順次に取合せパターンの
    割付けを行うことを特徴とする請求項1に記載の裁断計
    画エキスパートシステム。
JP30829789A 1989-11-27 1989-11-27 裁断計画エキスパートシステム Pending JPH03166095A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013145242A (ja) * 2006-10-11 2013-07-25 Nitto Denko Corp 光学フィルムを有するシート状製品の検査データ処理装置および切断装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013145242A (ja) * 2006-10-11 2013-07-25 Nitto Denko Corp 光学フィルムを有するシート状製品の検査データ処理装置および切断装置

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