JPH03165447A - レーザイオン化飛行時間型質量分析計 - Google Patents

レーザイオン化飛行時間型質量分析計

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JPH03165447A
JPH03165447A JP1305645A JP30564589A JPH03165447A JP H03165447 A JPH03165447 A JP H03165447A JP 1305645 A JP1305645 A JP 1305645A JP 30564589 A JP30564589 A JP 30564589A JP H03165447 A JPH03165447 A JP H03165447A
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JP
Japan
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laser
atomic cloud
reflected
ions
laser beams
Prior art date
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Pending
Application number
JP1305645A
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English (en)
Inventor
Ryuhei Nishimura
竜平 西村
Yoshifumi Yoshioka
吉岡 善文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH03165447A publication Critical patent/JPH03165447A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、レーザ光の照射によって試料原子をイオン化
する方式の飛行時間型質量分析計に関する。
〈従来の技術〉 物質表面の元素分析の一手段として、物質表面から生成
したイオンが所定距離を飛行するのに要する時間を計測
し、その結果からイオンの質量を分析する待時間型質量
分析計がある。この飛行時間型質量分析装置のうち、レ
ーザイオン化TOF−S N M S (Time O
f Flight−5econdary Neutra
lsMass Spectrometry)では、第2
図に従来の構成を示すように、チャンバ21内に置かれ
た試料Sの表面の原子をイオンガン22等を用いてスバ
・7りし、生じた中性原子雲にエキシマレーザ等のレー
ザ装置23からのレーザ光を照射することによってイオ
ン化して、飛行時間型質量分析計本体(以下、TOF−
MSと称する)24に供給する。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、質量分析を行う場合、分析対象となるイオン
量が多いほど分析精度は向上するが、上記した従来のレ
ーザイオン化TOF−3NMSでは、レーザ装置23か
ら出力されたレーザ光は原子雲に対して1回だけしか照
射されず、そのために生成されるイオン量が少な(、ま
た照射後のレーザ光が無駄になるという問題があった。
本発明の目的は、従来と同等のレーザ装置を用いて、よ
り多量のイオンを生成することができ、簡単な構成のも
とに高い分析精度を得ることのできるレーザイオン化質
量分析装置を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための構成を、実施例に対応する
第1図を参照しつつ説明すると、本発明では、内部に原
子雲を発生させるチャンバ1を挟んで、レーザ装置3に
対向してレーザ光を反射するミラー5を設け、その反射
レーザ光をも原子雲に照射するよう構成している。
、〈作用〉 レーザ装置3からのレーザ光は、まず原子雲に照射され
た後、その透過光がミラー5によって反射され、再び原
子雲に照射される。すなわち、レーザ装置3から出力さ
れたレーザ光は複数回にわたって原子雲に照射されるこ
とになり、同じレーザ光を使用しても生成されるイオン
量が増加する。
〈実施例〉 第1図は本発明実施例の構成図である。
チャンバ1内には分析対象となる試料Sが置かれ、その
直上にTOF−MS4が配設されている。
また、試料Sの斜め上方には、試料表面にスパッタ用の
一次イオンビームを照射するためのイオンガン2が配設
されている。
チャンバ1の側壁には窓1aが設けられ、その外方には
レンズ6を介してレーザ装置3が配設されているととも
に、レンズ6とレーザ装置3の間にはハーフミラ−7が
配設されている。レンズ6はレーザ装置3からのレーザ
光のパワー密度を大きくするためのもので、その焦点を
TOF−MS4のイオン入口直下に位置するように設定
されている。また、ハーフミラ−7は、片側からのレー
ザ光は通過させ、その反対側からのレーザ光は反射する
もので、例えば誘電対多層膜蒸着石英板等を使用して、
レーザ装置3側からのレーザ光を通過させチャンバ1側
からのレーザ光を反射させるように構成されている。
チャンバ1の窓1aと対向する側壁には、同様な窓1b
が配設されており、その外方にはレンズ8を介して平面
反射ミラー5が配設されている。
この窓1b側のレンズ8の焦点位置は、窓1a側のレン
ズ6と同様にTOF−MS4のイオン入口直下となるよ
うに設定されている。
次に、以上の本発明実施例の作用を述べる。
チャンバ1内を所定の真空度に保った状態で、試料Sの
表面にイオンガン2からの一次イオンを照射する。これ
によって試料Sの表面がスパッタされ、試料Sの上方に
中性の原子雲が発生する。
この状態でレーザ装置3を駆動すると、その出力光はハ
ーフミラ−7を経てレンズ6に入射し、窓1aを介して
原子雲に集光照射される。原子雲を透過したレーザ光は
窓1bを透過してレンズ8に入射し、ここで平行光とな
って平面反射ミラー5に入射する。平面反射ミラー5に
よって反射された平行レーザ光は、再びレンズ8に入射
して窓1bを介して原子雲に集光照射される。
そして、この原子雲を透過した反射光は、窓1aを経て
レンズ6に入射し、ここで再び平行光となってハーフミ
ラ−7に導かれる。ハーフミラ−7は前記したようにチ
ャンバ1側からのレーザ光については反射させ、このハ
ーフミラ−7による反射光は、更にレンズ6および窓1
aを介して原子雲に集光照射される。このように、レー
ザ装置3から出力されたレーザ光は、平面反射ミラー5
とハーフミラ−7間で複数回にわたって反射されること
になり、原子雲にはその分だけレーザ光の集光照射回数
が増加することになる。
これにより、原子雲中の原子がイオン化する量が増大し
、TOF−MS4には大量のイオンが供給されることに
なる。
なお、本発明は以上の実施例に限らず、例えばハーフミ
ラ−7は必ずしも必要ではなく、これを省略することも
できる。ただし、この場合、レーザ光は平面反射ミラー
5による1回の反射にとどまり、原子雲への照射回数は
2回となる。
また、窓1b側の平面反射ミラー5およびレンズ8は、
例えばこれらと同様の機能を持つ凹面鏡に変更すること
もできる。
更に、本発明は、試料表面をスパッタする手段として、
レーザ光の照射によるもの、すなわちレーザスパッタ法
を採用したものにも同様に適用できる。この場合、レー
ザスパッタによって原子雲中のある程度のものはイオン
化するが、本発明の適用によって、原子雲中に残る中性
原子が多量にイオン化され、前記した実施例と同等もし
くはそれ以上のイオン量が得られることが期待できる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、レーザ装置から
出力されたレーザ光が複数回にわたって原子雲に照射さ
れるので、レーザ光の利用効率が向上して、試料からス
パッタされた中性原子のイオン化される量が増大し、そ
の分子OF−MSに導かれるイオン量が増加する。その
結果、TOFMSによる分析対象イオン量が増加して分
析精度が向上する。
しかも、チャンバの外方にミラーないしはレンズを増設
するだけでいいので、既設の装置に対しても容易に応用
できるとともに、チャンバ内は従来と同様の構成である
ことから、その真空度に影舌を及ぼす等の不具合も生じ
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の構成図、第2図は従来のレーザ
イオン化TOF−MSの構成図である。 1・・・・チャンバ゛ la、lb・・・・窓 2・・・・イオンガン 3・・・・レーザ装置 4、、、、T OF−M S 5・・・・平面反射ミラー 68・・・・レンズ 7・・・・ハーフミラ−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. チャンバ内の試料表面から生成した原子雲に、チャンバ
    外のレーザ装置からのレーザ光を集光照射することによ
    ってその原子をイオン化し、そのイオンを飛行時間型質
    量分析計に導いて質量分析を行う装置において、上記チ
    ャンバを挟んで上記レーザ装置に対向してレーザ光を反
    射するミラーを設け、その反射レーザ光をも上記原子雲
    に照射するよう構成したことを特徴とするレーザイオン
    化飛行時間型質量分析計。
JP1305645A 1989-11-24 1989-11-24 レーザイオン化飛行時間型質量分析計 Pending JPH03165447A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323478A (ja) * 2001-04-27 2002-11-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 有機ハロゲン化合物の検出装置
JP2007531218A (ja) * 2004-03-24 2007-11-01 イマゴ サイエンティフィック インストルメンツ コーポレーション レーザ原子プローブ
JP2015191887A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 株式会社東芝 質量分析装置および質量分析方法

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