JPH03165252A - 水素イオン検出素子およびそれをそなえた鉛蓄電池 - Google Patents

水素イオン検出素子およびそれをそなえた鉛蓄電池

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JPH03165252A
JPH03165252A JP1306065A JP30606589A JPH03165252A JP H03165252 A JPH03165252 A JP H03165252A JP 1306065 A JP1306065 A JP 1306065A JP 30606589 A JP30606589 A JP 30606589A JP H03165252 A JPH03165252 A JP H03165252A
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JP
Japan
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hydrogen ion
zirconium phosphate
detection element
ion detection
concentration
Prior art date
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Pending
Application number
JP1306065A
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English (en)
Inventor
Satoru Saito
哲 斉藤
Yuko Fujita
藤田 雄耕
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Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水溶液中の水素イオン濃度を測定する素子と
、この素子をそなえた鉛蓄電池に関するものである。
従来の技術 水溶液中の水素イオン濃度を測定する方法としては、ガ
ラス電極を使用したpHメーターが広く知られている。
また、モリブドリン#!i[古大工、村田、池1)日本
分析化学会第34年会予稿集2D05P489T198
5)コやドデシルアミン[D、Annann et、a
、、Anal、Chell、、 532267(198
1) ]などをイオン感応物質として使用する方法も捷
案されている。
さらに、鉛蓄電池においては、電池の充放電状態と電解
液である硫酸水溶液の濃度とが密接な関係をもつことか
ら、硫酸水溶液の濃度を簡単に測定する方法が従来から
強く求められてきたが、いまのところ浮子式比重計や光
屈折式比重計が使用されているのが普通である。
発明が解決しようとしているfIAIIfi従来のガラ
ス電極を使用したpHメーターは、機械的強度が弱く、
小型化が困難であり、応答速度が数分と長すぎるし、さ
らに鉛蓄電池の電解液である硫酸水溶液の濃度は通常比
重的1.28〜1.05の間(硫酸濃度的5.2nol
/1〜0.8ao1/1 )にあり、このような高酸濃
度の測定は不可能である。
一方、モリブドリン酸や有機物を使用する方法は、開発
途中であり、信頼性の点で劣っている。
さらに、鉛蓄電池に使用されている比重計は操作が煩雑
であり、小型化できないという欠点を持っていた。
課題を解決するための手段 本発明は、水素イオン濃度測定用の素子のイオン感応物
質としてリン酸ジルコニウムを含んだ有tR膜を使用す
ることにより、上記問題点を解決しようとするものであ
り、応答速度がはやく、小型で、取り扱いが容易で、長
寿命かつ連続測定可能で、さらには高い酸濃度の測定可
能な素子を得るものである。
さらに、本発明は、上記素子を鉛蓄電池にとりつけるこ
とにより、電解液である硫酸の濃度を検出し、そのこと
をとおして鉛蓄電池の充放電状態を常時知ることができ
るようにするものである。
作用 リン酸ジルコニウム(化学式: lr (HPO4) 
2・nll、 O)は、次のような構造の平衡状態にあ
ると考えられており、ジルコニウムについているOH基
のHa子がイオン交換にあずかる、陽イオン交換体であ
る。[J、^、Harinsky and Y、Har
cusJon exchange and  5olv
ent extractionHarcel Dekk
er Inc、、New York(1973)  ]
vo1.5 したがって、リン酸ジルコニウムを適当な有機物質中に
固定すれば、水素イオン濃度測定用膜として利用できる
ようになる。
ここでリン酸ジルコニウムは、直接水素イオンと反応す
る物質であり、イオン感応物質とよばれる。いっぽうイ
オン感応物質を固定する有機物質は直接水素イオンとは
反応せず、マトリックスと呼ばれている。いま、金属電
極の表面に、リン酸ジルコニウムを適当な有機物からな
るマトリックスを用いて固定したt[!を作り、この電
極を水素イオンを含む被測定溶液中に入れると、この電
極の電位Eと水素イオン濃度[H” ] no1/1と
の間には、理論的に次の関係が成り立つ。
T E=2.303  x      lag[H”  ]
F 水素イオンの場合、n−1であるから、この式によれば
水素イオン濃度が1けた変化すると約591Vの電位変
化が生じることになる。
したがって、上記電極と適当な照合電極との間の電圧を
測定することによって、被測定溶液中の水素イオン濃度
を求めることができるため、上記tiを水素イオン検出
素子として使用することが可能となる。
なお、上記のイオン感応膜を、金属電極の代りに電界効
果型トランジスタに被覆してイオン電極としてもよい。
この水素イオン検出素子を、鉛蓄電池の電解液に浸漬し
、適当な照合電極との間の電圧を測定すると、電解液中
の硫酸の濃度に応じて電圧が変化する。鉛蓄電池の充放
電反応は次式のようになっている。すなわち、電池の放
電がすすむにしたがって電解液中の硫酸は消費されて水
素イオン濃度は減少し、逆に充電がすすむと電解液中の
硫酸が増加して水素イオン濃度は増大する。
放電 pb02+2L So、 +Pb  −w   2Pb
SO4+2H20充電 通常の自動車用鉛蓄電池の場合、完全充電状態における
電解液の比重は約1.28であり、硫酸濃度は約5.2
no1/1である。また、完全充電状態における電解液
の比重は約1.05であり、硫酸濃度は約0゜8101
ハである。したがって、本発明による水素イオン検出素
子と適当な照合電極を組み合わせて鉛蓄電池の電解液に
浸漬しておけば、両者の間の電圧の値は電池の充放電状
態を表示することになる。
実施例 以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
[実施例1] 1規定硝酸水溶液に溶解した硝酸ジルコニウム溶解に、
リン酸水溶液をPO4/!r > 0.5となるように
急速に加え、さらによくかきまぜる、つぎにpH=3と
なるまで蒸溜水でよく洗浄したあと、減圧濾過し、70
℃で乾燥した後粉砕してリン酸ジルコニウムの粉末を得
た。
リン酸ジルコニウムの粉末1gに、テトラヒドロフラン
60ccにポリ塩化ビニル樹脂4gを溶解させた溶液を
加え、均一となるように混合した。この混合物を減圧加
熱状態におき、溶媒を蒸発させることによって、粘性液
体が得られた。この粘性液体をタンタル製円板の表面に
塗布し、加熱乾燥することによって、タンタル円板表面
にリン酸ジルコニウムを含んだポリ塩化ビニル樹脂の薄
い膜が形成された。これを第1図に示したような形に組
み立てると、水素イオン検出素子が得られた。
第1図は水素イオン検出素子の断面図を示したもので、
図において(1)はリン酸ジルコニウムを含んだポリ塩
化ビニル樹脂膜、(2)はタンタル円板、(3)はリー
ド線、(4)はガラス管、(5)はハンダ付は部分、(
6)はエポキシ樹脂である。
次に、この水素イオン検出素子を第2図のように配置し
て、溶液中の水素イオン濃度と電圧との関係を求めた。
第2図において(1)は本発明になる水素イオン検出素
子、(2)はAo/^gC11!極からなる照合電極、
(3)は塩橋、(4)は硫酸水溶液、(5)は電圧計で
ある。
ここでWi&酸水溶液の濃度を変化させて、水素イオン
検出素子と照合電極間の電圧を測定したところ、ia[
7)Iffiカ10−’1lo1/1〜6io1/1 
ノ範囲テ、硫?i1i濃度の対数値と電圧は直線関係を
示し、硫酸濃度が1けた変化する間に電圧は約50mV
変化した。
したがって、電圧を測定することによって、硫酸の濃度
を知ることができる。また、本発明による水素イオン検
出素子の電位が安定するまでの時間は20秒以内ときわ
めて短く、応答速度がはやいことも示された。さらに本
発明になる水素イオン検出素子は、少なくとも6力月間
は外観はもちろん電圧特性に変化は見られなかった。
[実施例2] 実施例1で示したのと同じ方法で得たリン酸ジルコニウ
ムの粉末1gに、うるし5gを加えて均一となるように
混合すると粘性液体が得られた。
この粘性液体を実施例1で使用したのと同じタンタル製
円板の表面に塗布し、自然乾燥することによって、タン
タル円板表面にリン酸ジルコニウムを含んだうるし膜が
形成された。これを第1図と同様の形に組み立てること
によって水素イオン検出素子を得た。ここで得た水素イ
オン検出素子の、硫酸水溶液中での硫酸濃度と電圧の関
係は、実施例1で述べたのとほぼ同じであった。
[実施例3] 実施例1で作製した水素イオン検出素子と、照合電極と
してのA(1/A!JC1電極とを組み合わせて、自動
車用船′4電池の電解液中に浸漬して、電池の充放電状
態に応じて水素イオン検出素子と照合電極間の電圧を測
定した。同時に、浮子式比重計で電解液の比重を測定し
た。
第3図は、電圧と電解液比重の関係を示したもので、電
解液比重が1.28 (完全充電状態)の時電圧は約8
0nVを示し、電解液比重が1.05 (完全放電状態
)の時電圧は約50nVを示した。第3図かられかるよ
うに、水素イオン検出素子と照合電極間の電圧を知るこ
とによって、電解液の比重を知ることができる。鉛蓄電
池のおいて、電解液の比重は直接電池の充放電状態を示
すことがわかっているので、水素イオン検出素子と照合
電極間の電圧は、電池の充放電状態を示すことになる。
発明の効果 本発明になる水素イオン検出素子は、適当な照合電極と
組み合わせることによって、広い範囲の水素イオン濃度
を電圧の形で表示することができる。しかも、その取り
扱いが簡単で、応答速度が早く、被測定溶液中に浸漬し
た状態で連続測定が可能である。また、リン酸ジルコニ
ウムを含んだ膜が長期にわたって安定しているため、長
期間の使用が可能で、かつ信頼性がきわめて高い、さら
に、膜の部分が小さくても得られる電圧特性は同じであ
るため、製作方法を工夫すればいくらでも小型化するこ
とも可能である。
さらに本発明になる水素イオン検出素子を鉛蓄電池にと
りつけることによって、常時鉛蓄電池の充放電状態を知
ることができるという利点をもち、その工業的価値はき
わめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1に示した本発明になる水素イオン検出
素子の断面図で、同図において(1)はリン酸ジルコニ
ウムを含んだポリ塩化ビニル膜、(2)はタンタル製円
板、(3)はリード線である。第2図は本発明になる水
素イオン検出素子を使用して、溶液中の水素イオン濃度
を測定する方法を示した図で、同図において(1)は水
素イオン検出素子、(2)は照合電極である。第3図は
水素イオン検出素子と照合電極間の電圧と、鉛蓄電池の
電解液比重および電池の充放電状態との関係を示した図
である。 津 図 寛 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属電極表面もしくは電界効果型トランジスタ表面
    を、リン酸ジルコニウムを含んだ有機高分子膜で被覆し
    てなることを特徴とする、水素イオン検出素子。 2、請求項1記載の水素イオン検出素子をそなえた鉛蓄
    電池。
JP1306065A 1989-11-24 1989-11-24 水素イオン検出素子およびそれをそなえた鉛蓄電池 Pending JPH03165252A (ja)

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JPH03165252A true JPH03165252A (ja) 1991-07-17

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