JPH03164654A - 風呂装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［利用分野及び発明の概要コ 本発明は、浴槽、特に、浴槽内面の湯あか付着防止に関
する発明であり、浴槽内の入浴水を浴槽の周縁部から浴
槽内に拡散流下させると共に貯留温水を浴槽内と拡散流
下部との間で循環させることにより浴槽内の入浴水の清
浄化を図り、加えて、′浴槽内面に吃水線（浴槽内にお
ける入浴水の水面周縁の線）が位置することによる浴槽
の汚れを防止するものである。

［従来技術及びその問題点］ 浴槽内の入浴水の清浄化を図るようにした、風呂装置と
して、すでに、特開昭６２−１４２９６２号公報に記載
のものがあるが、このものは、入浴水の清浄化によって
浴槽内面への湯あかの付着を防止する効果も発揮する。

すなわち、入浴時の水位の上昇又は強制濾過循環を図る
ことによって、入浴水を常に清浄に保ち、これによって
、浴槽内面の湯あかによる汚れの付着を防止しようとす
るものである。

ところが、この従来のものでは、湯あかの付着を確実に
は防止し得ない。

上記従来のものでは、浴槽内面に吃水線が生じるため、
入浴水面に浮遊する湯あか等がこの吃水線部分に付着し
、−旦、付着すると、これが流れ落ちないからである。

尚、浴槽内に生じる湯あか等の汚れを循環濾過によって
完全に除去し得るならば、かかる不都合は生じないが、
この完全除去は不可能に近く、もし、可能であるとして
も、循環水量を極端に多く設定しなければならず、家庭
用には不向きである。

［技術的課題］ 本発明は、このような、ｒ浴槽内の入浴水を継続的又は
断続的に循環させると共に、この循環経路にフィルタ装
置（Ｆ）を挿入した風呂装置１において、浴槽内面に汚
れが生じないようにするため、浴槽内面の吃水線部に汚
れが付着しないようにすることをその技術的課題とする
。

［技術的手段］ 上記技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的
手段はｒ浴槽（１）の上端周縁に循環水吐出部（１１）
をほぼ全周に亙って配設し、この循環水吐出部（１１）
からの流水を浴槽内周面のほぼ全周に亙ワて拡散させ、
浴槽（１）内からフィルタ装置（Ｆ）を経て上記循環水
吐出部（１１）に向う循環流路を設けた１ことである。

［作用］ 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。

この風呂装置では、浴槽内の湯は、浴４！（１）＝６循
環流路中循環水吐出部（１１）ａ浴槽（１）の経路で循
環する。そして、循環水吐出部（１１）からの吐出水は
、浴槽（１）の内周面を全周に亙って拡散流下する。

この流下水は、浴槽内周面に生じる吃水部分から浴槽内
に拡散する。しかも、この流下水の拡散は継続的又は断
続的に行われるから、吃水部分では浴槽内周面に付着し
ようとする汚れを常時浴槽内周面から離反させるように
作用する。

又、浴槽内の汚れは、循環流路を通過する際に、この循
環流路内のフィルタ装置によって濾過固定される。

［効果］ 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。

浴槽（１）　の吃水線部に付着しようとする汚れは、曇
米吐借母循環水吐出部（１１）からの流下拡散水によっ
て浴槽内周面から継続的又は断続的に離反せしめられる
から、吃水部分に汚れが付着する不都合が防止できる。

又、循環流路のフィルタ装置によって浴槽内の湯が正常
に保たれる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を第１図から第８図に基いて説明
する。

第１図及び第２図に示す第１実施例のものは、浴槽（１
）の頂面に環状の循環水吐出室（１０）を形成し、この
循環水吐出室（１０）の内周部分を循環水吐出部（１１
）とし、この循環水吐出室（１０）と浴槽（１）内とを
連通管（１２）によって浴槽（１）の底部の口部（１３
）に連通させたものであり、この連通管（１２）内にポ
ンプ（Ｐ）を挿入するとともに、内部にフィルタ装置（
Ｆ）を挿入している。

又、循環水を浴槽内周面全周に拡散するため、第２図に
示すように、連通管（１２）の吐−出口（１４）を循環
水吐出室（１０）の底部に連通させると共に、この循環
水吐出室（１０）の断面形状を浴槽（１）の内周側壁面
頂部が外周壁面頂部よりも下位に設定しである。従って
、前記吐出口（１４）から循環水吐出室（ｌＯ）内に流
入した循環水は、この循環水吐出室（１０）の内周側と
外周側の段差により、浴槽内周面の頂部全域から流下し
、浴槽（１）の内周面全周に拡散される。又、この流下
水は、浴槽（１）内の吃水部から貯留温水内に拡散する
。

特に、この実施例では連通管（１２）の下流端となる吐
出口（１４）　（１４）を複数とし、これらを、循環水
吐出室（１０）の底部に均等に配設しているから、循環
水吐出室（１０）内に一時的に貯留される湯量の水位が
均一化され易い。

上記ポンプ（Ｐ）は常時運転するように構成され、操作
スイッチの投入によって運転状態となると共に、ポンプ
ＣＰ）が入浴者が浴槽に入った時点から出るま１の間、
このポンプ（Ｐ）が強運転状態となり、入浴者がいない
ときには弱運転を行うようになっている。

＊ポンプ制　回路について この為、この実施例では、第３図に示すような構成のポ
ンプ制御の為の制御回路（２＞が組み込まれている。

この図によって示される制御回路（２）は、浴槽（１）
内の水位を検知する水位検知器（２０）からの出力を入
力させた第１微分回路（２１）及び第２微分回路（２２
）と、前記第１微分回路（２１）の出力をインバータ（
Ｎ）を介してセット入力端子に入力させ且前記第２微分
回路（２２）の出力をインバータ（Ｎ）を介してリセッ
ト入力端子に入力させた第１フリップフロップ回路（以
下第１ＦＦ回路（２３）という）と、前記第２微分回路
（２２）からの出力をインバータ（Ｎ）を介してセット
入力端子に入力させ昨記且前記第１ｗｉ分回路（２１）
からの出力をインバータ（Ｎ）を介してリセット入力端
子に入力させた第２フリップフロップ回路（以下第２Ｆ
Ｆ回路（２４）という）と、前記第１ＦＦ回路（２３）
からの出力を入力させた高速駆動回路（２５）と、前記
第２ＦＦ回路（２４）からの出力を入力させた低速駆動
回路（２６）とからなり、前記高速駆動回路（２５）及
び低速駆動回路（２６）の出力が共にポンプ（Ｐ）に入
力されている。

尚、前記第１微分回路（２１）は、入浴者が浴槽（１）
に入ったときの、浴槽（１）内の水位の急激な上昇を検
知するもので、水位上昇速度が一定レベル以上のときに
、「Ｈ」信号を出力する。

又、他方の第２微分回路（２２）は、入浴者が浴槽（１
）から出たときの、浴槽（１）内の水位の急激な降下を
検知するもので、水位降下速度が一定レベル以上のとき
に、ｒＬＪ信号を出力する。

従って、このポンプ制御回路（２）の場合には、入浴者
が浴槽（１）内に入ったときから出るときまでは、高速
駆動回路（２５）によってポンプ（Ｐ）が駆動され、逆
に浴槽（１）内に入浴者がいないときにはポンプ（Ｐ）
が低速駆動回路（２Ｂ）によって駆動される。つまり、
入浴者がいるときにのみ、連通管（１２）を介する湯量
が多く強運転となり、それ以外の条件では弱運転となる
。

この結果、汚れが発生しやすい条件下では、循環流量が
高いレベルに維持されてフィルタ装置（Ｆ）による清浄
化機能が増進されるとともに、吃水部への汚れの付着が
確実に防止される。

制御回路（２）としては、第４図のような構成も採用可
能である。

つまり、ポンプ（ＰＪ　を断続的に駆動させて（１１）
からの流下水を脈動状態とするものである。

このためには、同図に示すように、マルチバイブレータ
を二段に接続し、第１段のマルチバイブレータ（以下第
１　Ｍ　Ｍ　（Ｍ、）という）にＡＮＤ回路（２７）か
らの出力を人力させると共に第２段のマルチバイブレー
タ（以下第２　Ｍ　Ｍ　（Ｍ２）という）の負出力を入
力させ、この第２　Ｍ　Ｍ　（Ｍ２）は第１ＭＭ（Ｍｌ
）の負出力を入力させて、前記第１　Ｍ　Ｍ　（Ｍ、）
の正出力を駆動回路（２８）を介してポンプ（Ｐ）に入
力させれば良い。

これにより、ポンプ（Ｐ）が断続的に動作して、循環水
吐出室（１０）には循環水が一定時間間隔で断続的に供
給されることとなり、これに応じて浴槽（１）の内周面
を流下する温水が脈動する。この為には、第１　Ｍ　Ｍ
　（Ｌ）及び第２　Ｍ　Ｍ　（Ｍ２）によって設定され
る時間間隔を所定に設定することは言うまでもない。

尚、場合によっては、ポンプ（Ｐ）の運転停止時間を比
較的長く設定して、浴槽内周面を流下する温水が完全に
消失するような脈動も採用可能である。

又、第５図に示すように、第３図の回路と第４図の回路
とを組合せて入浴者が浴槽内にいる場合にのみ流下水の
脈動を行わせる制御回路（２）とすることも可能である
。

この場合には、ＡＮＤ回路（２７）には、第１ＦＦ回路
（２３）からの出力が入力され、第１　Ｍ　Ｍ　（Ｍｌ
）の正出力が低速駆動回路（２６）に入力されるととも
に第２　Ｍ　Ｍ　（Ｍｚ）の正出力が低速駆動回路Ｃ２
６）に入力されてこれら両方の駆動回路によってポンプ
（Ｐ）が駆動される。

又、第２ＦＦ回路（２４）からの出力が低速駆動回路（
２６）に入力されており、入浴者が居ないときには、ポ
ンプ（Ｐ）は低速駆動回路（２６）によってのみ駆動さ
れる。

従フて、このポンプＩ（Ｊａ１回路（２）を採用するも
のでは入浴者がある場合にはポンプ（Ｐ）の強弱運転に
よって流下水の脈動が生じ、入浴者がいない場合には、
弱運転状態で且脈動が生じないものとなる。

＊浴槽Ｈの構　の他の例について 浴槽（１）の循環水吐出部（１１）の構成としては、第
６図〜第８図に示す構成も採用できる。

この例では、循環水吐出室（１０）の内周側の頂部を部
分的に切り欠いて多数の循環水吐出部（１１）（１１）
を一定間隔で配設したものであり、この場合も、上記第
１実施例の場合と同様に機能する。

この実施例では、循環水吐出部（１１）からの流出温水
は、浴槽内面の頂部からは部分的に温水が流下するが、
これが流下するに従って浴槽内面に沿って拡がることと
なり、結果的には、吃水部のほぼ全域に流下することと
なる。

この形式の浴槽の場合には、第４図及び第５図の形式の
ポンプ制御回路（２）　を採用することが望ましい。

循環水吐出室（１０）からの流出水が浴槽内周面を部分
的に流下している場合には、流下開始初期では拡散状態
（流下経路の下方で流下域が拡がる状態）にあるが、こ
れが一定時間継続すると、前記拡散域が狭くなるからで
あり、これを防止するためには、流下水を脈動させる必
要があるからである。

又、この実施例の場合において、第６図に示すように、
循環水吐出部（１１）　（１１）の出口部分を下流側に
向って徐々に拡大する平面形状としておけば、第８図に
示すように、この循環水吐出部（１１）からの流出水が
拡散し易くなる。

尚、吃水部に流下した温水による汚れ付着防止効果は、
必ずしも、その流下部に限定されるものではないから、
流下温水がその吃水部で比較的小さな間隔で連続する構
成であフても本発明の効果に変わりはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の説明図、３４２図は要部断面図
、第３図〜第５図はポンプ制御回路の説明図、第６図〜
第８図は他の浴槽の例の説明図であり、図中。 （１）・・・浴槽 （１１）・・・循環水吐出部 （Ｆ）　　・・・フィルタ装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 浴槽内の入浴水を継続的又は断続的に循環させると共に
   、この循環経路にフィルタ装置（Ｆ）を挿入した風呂装
   置において、浴槽（１）の上端周縁に循環水吐出部（１
   １）をほぼ全周に亙って配設し、この循環水吐出部（１
   １）からの流水を浴槽内周面のほぼ全周に亙って拡散さ
   せ、浴槽（１）内からフィルタ装置（Ｆ）を経て上記循
   環水吐出部（１１）に向う循環流路を設けた風呂装置。