JPH03162471A - 段ボール用接着剤 - Google Patents

段ボール用接着剤

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JPH03162471A
JPH03162471A JP30263289A JP30263289A JPH03162471A JP H03162471 A JPH03162471 A JP H03162471A JP 30263289 A JP30263289 A JP 30263289A JP 30263289 A JP30263289 A JP 30263289A JP H03162471 A JPH03162471 A JP H03162471A
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JP
Japan
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starch
adhesive
viscosity
pts
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP30263289A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Higashida
東田 紘一
Hitoshi Teranishi
寺西 仁司
Keiji Yano
啓二 矢野
Toshikazu Yasui
安井 敏和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Starch Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Starch Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanwa Starch Co Ltd filed Critical Sanwa Starch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (従来の技術) 段ボール用接着剤の調整方法としては、スタインホール
方式とワンタンク方式がある。スタインホール方式は所
謂ツータンク方式であるが、製糊操作が煩雑であるとい
う欠点を有する為、近年ワンタンク方式が主流になりつ
つある。後者ワンタンク方式は、次の3つのタイプに大
別される。即ち、i)水に澱粉を懸濁させた後、アルカ
リ添加により注意深く所定の粘度になる迄、澱粉を部分
膨潤させ、次いで中和する部分膨潤法、ii)水に澱粉
とアルファ澱粉を懸濁させた後、所定量のアルカリを添
加し調製するアルカリ後添加法、及びiii)ig)粉
、アルファ澱粉及びアルカリを予め所定量混合しておき
、それを水に懸濁して調製する完全ワンタンク法である
ところで、上記ワンタンク方式に用いられる段ボール用
接着剤に於いては、長時間粘度が安定したしのは従来無
かった。この為、長時間の操業期間中に接着剤の塗布量
や接着力等が経時的に変化し、所望の塗布量及び接着力
を得る為にコルゲーターのクリアランスや乾燥温度等を
逐次調整する必要があった。しかしこれらの操作は煩雑
であり、段ボール製造に於ける操業性や生産性の低下を
もたらすという問題を有する。
(発明が解決しようとする課M) 本発明は、上記調整操作を必要とせず、長時間粘度安定
性に優れた段ボール用接着剤を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、界面活性剤を接着剤に添加す
れば優れた功を奏することを見出だし、本発明を成すに
至った。
即ち本発明は、曇点100’C以上のオキンエチレン系
非イオン界面活性剤を、澱粉100部に対し0.0 1
〜2.0部添加することを特徴とするワンタンク式段ボ
ール用接着剤を提供する。
上記界面活性剤は、曇点100’C以上を有する。
曇点が100℃未満だと粘度安定性が悪くなる。
界面活性剤としては才キシエチレン系非イオン界而活性
剤であり、例えばポリオキンエヂレンラウリルエーテル
、ボリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキンエチレンオクチ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル等のポリオキノエチレンアルキルフエニルエ
ーテル、才キシエチレン才キシプロピレンブロック共重
合体などが挙げられる。上記界面活性剤の添加量は澱粉
100部にたいし0.0 1〜2.0部、好ましくは0
.1−1.0部である。添加量が0.01部より少ない
と粘度安定性向上の効果が十分でなく、2 0部より多
いと、粘度安定性は向上するが経済的に不利である。
本発明の接着剤に使用される上記澱粉の種類としては、
段ボール用接着剤に使用され得ろいずれの澱粉でもよい
。スタインホール方式に於けるメイン部に相当する澱粉
、即ち主澱粉には、コーンスターチ、ハイアミロースコ
ーンスクーヂ、ワキンーコーンスターチ、ポテトスター
チ、タピオカスターチ、小麦澱粉等の生澱粉、ならびに
これらを原料としたエステル化澱粉、エーテル化澱粉、
酸化澱粉、酸処理澱粉、架橋澱粉等の変性澱扮むど、ま
たスタインホール方式に於けるキャリャー部に相当する
澱粉、即ちキャリャー澱粉には、上記生澱粉及び変性澱
粉を原科としたアルファ一化澱粉が使用される。上記キ
ャリャー澱粉の主澱粉に対する使用重量比は、0/10
0〜2 0/8 0が好ましい。
本発明の接着剤は、更に段ボール用接着剤に通常用いら
れるアルカリ及び水等が使用される。アルカリとしては
、例えば苛性ソーダ、苛性カリ等が挙げられる。これら
の使用量は所望の粘度に応じ適宜選択されるが、例えば
上記澱粉100部に対し、アルカリが1.5〜3.0部
、水が200〜400部である。
本発明の接着剤は、必要に応じてその他の薬剤、例えば
、はう砂、ほう酸、炭酸カルシウム等を添加してらかま
わない。
本発明の接着剤の調製方法は特に限定されず、例えば上
記l)〜iii)の調製法に於いて上記界面活性剤を澱
粉に予め混合しておく方法、澱粉を分散する水に溶解す
る方法、或いは澱粉を分散した懸濁肢に添加する方法等
が挙げられる。
(発明の効果) 本発明により、接着剤の粘度を長期間一定に保つことが
でき、それ故粘度及び乾燥温度等の調整操作をする必要
がなく、高い操業性、生産性で段ボールを製造すること
ができる。
(実施例) 以下本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本発
明はこれら実施例により限定されろものではない。
実施例I コーンスターチ90重量部、アルファスターチ10重量
部、ほう砂2重量部、エマルゲンA−500(花王(株
)製:ボリ才キシエチレン誘導体、曇点〉100℃)O
 l重量部(対澱粉0.1%)をよく混合した。この組
成の混合物250重量部を40℃の温水、800重量部
に分赦し、15%苛性ソーダ溶液37重量部を滴下して
接着剤を得た。
この接着剤のできあがり時、1日後、2日後、3日後の
粘度を調べた。
実施例2 界面活性剤をエマルゲンl47(花王(株)製.ボリオ
キシエチレンラウリルエーテル、曇点>100℃)にし
、添加量を1,0重量部(対澱粉1.0%)にしたほか
は実施例lと同様にして接着剤を得、粘度を凋べた。
実施例3 界面活性剤をエマルゲン950(花王(株)製:ボリオ
キノエチレンノニルフェニルエーテル、曇点>100℃
)にしたほかは実施例lと同様にして接着剤を得、粘度
を調べた。
実施例4 コーンスターチ100重量部、エマルゲンPP290(
花王(株)製:才キシエチレンオキノプロピレンブロッ
クコボリマー、曇点〉100℃)0.1重量部(対澱粉
0.1%)を良く混合した。この組戊の混合物250重
量部を水630重量部に分散し、5.0%苛性ソーダ水
溶肢132重量部を添加後、粘度が3 0 0 cps
になった時点でほう酸3.5重量部を添加し、接着剤を
得た。この接着剤の粘度を調べた。
比較例l 界面活性剤を添加しない他は、実施例1と同様にして接
着剤を得、粘度を調べた。
比較例2 界面活性剤の添加量を0.005重量部(対澱粉0 0
05%)とした他は、実施例lと同様にして接着剤を得
、粘度を調べた。
比較例3 界面活性剤を陽イオン性界面活性剤コータミンD86P
(花王(株)製:ジステアリルジメチルアンモニウムク
ロライド)とした他は、実施例1と同{兼にして接着剤
を得た。この接着剤は苛性ソーダ添加中の増粘が大きく
、撹拌が不十分となり、部分的糊化が起こり、使用でき
なかった 比較例4 界面活性剤を、陰イオン性界而活性剤エマールO(花王
(株)製・ラウリル硫酸ナトリウム)とした池は、実施
例Iと同様にして接着剤を得、粘度を凋へた。
比較例5 界面后性剤をエマルゲンA−60(花王(株)製ボリオ
キノエチレン誘導体、曇点 61℃)とした他は、実施
例lと同様にして接着剤を得、粘度を調べた。
比較例6 エマルゲンl06(花王(株)製:ボリオキンエチレン
ラウリルエーテル、曇点く40℃)とした他は、実施例
1と同様にして接着剤を得、粘度を調べた。
以上の実施例1〜4及び比較例1〜6の粘度結果を第1
表に示す。
第1表 B型粘度計(東京計器社製)による測定。
単位はcps0 実施例5 実施例lと同様の配合処方の接着剤を用い、三菱ラング
ストーン社製コルゲータ−(機械巾200(Jtx,公
称スピード2 0 0 z/min)を用いて長時間テ
ストを行い、粘度及び接着力の関係を求めた。貼合条件
は、紙中1750m+、坪量1809/1のKライナー
及び坪i11259/*”の中芯(SCP)を使用し、
熱板蒸気圧1 0 . 0 k9/cm2、貼合スピー
ドl 8 Q x/minで行った。
比較例7 比較例6と同様の配合処方の接着剤を用い、実施例5と
同一のコルゲーター及び貼合条件下に長時間テストを行
い、粘度及び接着力の関係を求めた。
上記実施例5及び比較例7の粘度及び接着力を第2表に
示す。
第1表に示されるように本発明の界面活性剤を用いた段
ボール用接着剤は、机上実験において三日間にわたり良
好な粘度安定性を示しているが、界面活性剤無添加の比
較例l1添加量の本発明の範囲外である比較例2におい
ては、急激な粘度低下を示した。また、本発明の範囲外
の陽イオン性界面活性剤コータミンD86Pを使用した
比較例3の場合は、増粘により撹拌不可能となるトラブ
ルが発生した。界面活性剤を陰イオン性界面活性剤エマ
ールOとした比較例4の場合にも増粘が認められた。分
子構造的には本発明と同一系統に属するが、曇点の異な
る界面活性剤の比較例5及び6では、実用上の使用に耐
えない程の粘度低下が起こった。
第2表に示されるように、工場実機テストでは、実施例
5に示す本発明の界面活性剤を添加したものは長時間に
わたり粘度安定性の良好な結果を反映して、実用上十分
な接着力を示した。しかし、曇点が本発明の範囲外の界
面活性剤の場合(比較例7)には、机上実験(比較例6
)と同様に粘度低下が大きく、二日後には25kN/4
0c〆を下回った2 3.0k9f/4 0cm”とな
ったので運転を中止した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)曇点100℃以上のオキシエチレン系非イオン界
    面活性剤を、澱粉100部に対し0.01〜2.0部添
    加することを特徴とするワンタンク式段ボール用接着剤
JP30263289A 1989-11-21 1989-11-21 段ボール用接着剤 Pending JPH03162471A (ja)

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