JPH0316188A - 圧電楕円運動振動子 - Google Patents

圧電楕円運動振動子

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JPH0316188A
JPH0316188A JP63311844A JP31184488A JPH0316188A JP H0316188 A JPH0316188 A JP H0316188A JP 63311844 A JP63311844 A JP 63311844A JP 31184488 A JP31184488 A JP 31184488A JP H0316188 A JPH0316188 A JP H0316188A
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hollow cylinder
electrodes
electrode
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洋 清水
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、OA機器や玩具などに用いられる小型モータ
に関し、特にローター直径の小さい小型の超音波モータ
に用いられる圧電楕円運動振動子に関するものである。
[従来の技術] 超音波モータは、従来の電磁モータと比較して、低回転
で高いトルクが得られること、停止保持力を有すること
、電磁ノイズが少ないことなどの利点を有しておりカメ
ラのオートフォーカス用や自動本のバワーモー夕などに
使用されている。
第第4図は従来の超音波モータに用いられている圧電楕
円運動振動子の構造の一例を示す概略図であり、ほぼ正
方形断面を有する金属角柱60aの隣り合う2つの面に
、両面に電極が形成され、lyさ方向に分極された圧電
セラミックス薄板61a及び6lbが接着されている。
圧電セラミックス薄板61a及び6lbの表面電極から
リード端子62a及び62bが引出され、金属角柱60
aから共通のアース端子63が引き出されている。
金属角柱60aの断面形状がほぼ正方形をしているので
金属角柱60aは互いに直角方向にほぼ同じ共振周波数
で屈曲振動する。従って、リード端子62a−63及び
62b−63に夫々周波数が共振周波数に等しく、位相
が(好ましくは90”)異なる交流電圧を印加すると金
属角柱60aの両端部は円振動或いは楕円振動する。
第15図は第第4図に示した金属角柱60aより構成し
た角柱楕円運動振動子60を用いた超音波モータの構造
例を示す図である。この角柱楕円運動振動子60の両端
部に円板64a及び64bが装着され、さらに角柱振動
子60の振動の節の位置に、長さ方向の中点に対して対
称的に支持ピン65a及び65bが形成され、角柱振動
子60は、支持ピン65a及び65bにより安定に支持
されている。
角柱振動子60の両端部に設けられた円板64a及び6
4b(図示せず)は、回転自在に回転軸に支持されたカ
ップ状回転ローラー66a,66bの空洞部内壁に加圧
接触されている。従って、角柱振動子60の端部が円振
動あるいは楕円振動した場合に、カップ状凹転ローラー
66a.66bを口転させる。
[発明が解決しようとする課題コ 第第4図に示した従来の角柱状楕円運動振動子において
は、振動子が正方形断面の角柱であるため、亙いに直角
な方向の屈曲モードの共振周波数を制度良く一致させる
ために角柱の加工精度を厳しく押さえなければならない
。また、圧電セラミックス薄板を金属角柱に接着すると
きの接着状態のばらつきが大きく、屈曲モードの共振周
波数のばらつきが大きくなるという欠点を有していた。
そこで、本発明の技術的課題は、加工精度に影響されず
、屈曲モードの共振周波数のばらつきが小さな圧電楕円
運動振動子を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明に寄れば、圧電セラミックス巾空円柱の外周向の
円周を4等分する位置に、該圧電セラミックス巾空円柱
の長さ方向に平行な第1、第2、t!B3及び第4の分
割電極を円周方向に沿って順に施し、互いに対向する前
記第1及び第3の分割電極を第1の接続線で電気的に接
続すると共に、互いに対向する前記第2及び第4の分割
電極を第2の接続線で電気的に接続し、前記第1の接続
線がプラスの極性で、前記第2の接続線がマイナスの極
性となるように直流電圧を印加し、これにより前記圧電
セラミックス巾空円柱に周に沿って前記第1の分割電極
から前記第2及び第4の分割電極の方向に向い、且つ前
記第3の分割電極から前記第2及び第4の分割電極に向
う方向に分極させ、更に互いに隣り合う前記第1及び第
4の分割電極間及び前記第2及び第3の分割電極間に該
圧電セラミックス巾空円柱の共振周波数に等しい周波数
で、且つ第1の位相を有する第1の交流電圧を印加して
、該圧電セラミックス巾空円柱に第1の屈曲振動を励振
可能とし、一方互いに隣り合う前記第1及び第2の分割
電極間,及び前記第4及び第3の分割電極間に該圧電セ
ラミックス巾空円柱の共振周波数に等しい周波数で且つ
第1の位相と異なる第2の位相を有する第2の交流電圧
を印加して該圧電セラミックス巾空円柱に第2の屈曲振
動を励振可能とし、前記第1及び第2の屈曲振動により
前記圧電セラミックス円柱の両端部に楕円振動を励起可
能としたことを特徴とする圧電楕円運動振動子が得られ
る。
本発明によれば、圧電セラミックス巾空円柱の外周面の
円周を4等分する位置に、該圧電セラミックス巾空円柱
の長さ方向に平行な第1、第2、第3及び第4の外周面
分割電極を円周方向に沿って順に施し、該圧電セラミッ
クス巾空円柱の内周面に前記第1、第2、第3及び第4
の外周面分割電極と夫々対向して第1、第2、第3及び
第4の内周面分割電極を施し、前記第1、第2、第3及
び第4の外周面分割電極と前記第2の内周面分割電極を
夫々第1,第2、第3及び第4の接続線で電気的に接続
して、さらに該第1及び第3の接続線をmlの端子に電
気的に接続し、また該第2及び第4の接続線を第2の端
子に電気的に接続して、該第1及第2の端子間に第1の
端子がプラスの極性及び該第2の端子がマイナスの極性
となるように直流電圧を印加してこれにより前記第1の
外周面及び内周面分割電極から前記第2及び第4の外周
面及び内周面分割電極の方向に向い、且つ前記第3の外
周面及び内周面分割電極から前記第2及び第4外周面及
び内周面の分割電極に向う方向に分極させ、更に互いに
隣り合う前記第1及び第4の接続線間、及び前:c!第
2及び第3の接続線間に該圧電セラミックス巾空円柱の
共振周波数に等しい周波数で、且つ第1の位相を有する
第1の交流電圧を印加して、該圧電セラミックス巾空円
柱にmlの屈曲振動を励振可能とし、一方互いに隣り合
う前記第1及び第2の接続線間、及び前記第4及び第3
の接続線間に該圧電セラミックス巾空円柱の共振周波数
に等しい周波数で、且つ第1の位相と異なる第2の位相
を有する第2の交流電圧を印加して該圧電セラミックス
巾空円柱に第2の屈曲振動を励振可能とし、前記第1及
び第2の屈曲振動により前記圧電セラミックス円柱の両
端部に楕円振動を励起可能としたことを特徴とする圧電
楕円運動振動子が得られる。
本発明によれば、圧電セラミックス巾空円柱の外周面の
円周を4等分する位置に、該圧電セラミックス巾空円柱
の長さ方向に平行な第1、第2、第3及び第4の外周面
分割電極を円周方向に順に施し、該圧電セラミックス巾
空円柱の内周面で、前記第1及び第2の外周面分割電極
間、前記第2及び第3の外周面分割電極間、前記第3及
び第4の外周面分割電極間、及び前記第1及び第2の外
周面分割電極間に対応する位置に夫々第1、第2、第3
及び第4の浮遊電極を施して、前記第1及び第3の外周
面分割電極を第1の接続線で電気的に接続すると共に、
前記第2及び第4の外周面分割電極を第2の接続線で電
気的に接続し、前記第1の接続線がプラスの極性で、前
記第2の接続線がマイナスの極性となるように直流電圧
を印加し、これにより前記圧電セラミックス巾空円柱に
周に沿って前記第1の外周面分割電極から前記第1の浮
遊電極を経て前記第2の外周面分割電極に、及び前記第
1の外周面分割電極から前記第4の浮遊電極を経て前記
第4の外周面分割電極に向い、且つ前記第3の分割電極
から前記第2の浮遊電極を経て前記第2の外周面分割電
極に、及び前記第3の外周面分割電極から前記第3の浮
遊電極を経て前記第4の外周面分割電極に向う方向に分
極させ、更に互いに隣り合う前記第1及び第4の外周面
分割電極間、及び前記第2及び第3の外周面分割電極間
に該圧電セラミックス巾空円柱の共振周波数に等しい周
波数で、且つ第1の位相を有する第1の交流電圧を印加
して、該圧電セラミックス巾空円柱に第1の屈曲振動を
励振可能とし、一方互いに隣り合う前記第1及び第2の
外周面分割電極間、及び前記第4及び第3の外周面分割
電極間に該圧電セラミックス巾空円柱の共振周波数に等
しい周波数で、且つ前記第1の位相と異なる第2の位相
を有する第2の交流電圧を印加して、該圧電セラミック
ス巾空円柱に第2の屈曲振動を励振可能とし、前記第1
及び第2の屈曲振動により前記圧電セラミックス円柱の
両端部に楕円振動を励起可能としたことを特徴とする圧
電楕円運動振動子が得られる。
本発明によれば,圧電セラミックス巾空円柱の外周面の
円周を4等分する位置に、該圧電セラミックス中空円住
の長さ方向に平行な第1、第2、第3及び第4の外周面
分割電極を円周方向に沿って順に施し、該圧電セラミッ
クス巾空円柱の内周面に治って前記第1、第2、第3及
び第4のの外周面分割電極に対向する位置に夫々′is
1、第2、第3及び第4の内周面分割電極を施し、前記
第1、第2、第3及び第4の外周面分割電極を第1の接
続線で電気的に接続すると共に、前記第1、第2、沁3
及び第4の内周面分割電極を第2の接続線で電気的に接
続し、前記第1の接続線がプラスの極性で、前記第2の
接続線がマイナスの極性となるように直流電圧を印加し
、これにより前記圧電セラミックス巾空円柱に前記第1
、第2、第3及び第4の内周面分割電極から夫々前記第
1、第2、第3及び第4の外周面分割電極に向う径方向
の分極処理を施し、更に前記第1の内周面分割電極と前
記第1の外周面分割電極との間、及び前記第3の外周面
分割電極と前記第3の内周面分割電極との間に該圧電セ
ラミックス巾空円柱の共振周波数に等しい周波数で、且
つ第1の位相を有する第1の交i7it電圧を印加して
該圧電セラミックス巾空円柱に第1の屈曲振動を励振可
能とし、前記第2の内周面分割電極と第2の外周面分割
電極との間,及び前記第3の外周面分割電極と第3の内
周面分割電極との間に該圧電セラミックス巾空円柱の共
振周波数に等しい周波数で、且つ第1の位相と異なる第
2の位相を有する第2の交流電圧を印加して該圧電セラ
ミックス巾空円柱に第2の屈曲振動を励振可能とし、前
記第1の屈曲振動と前記第2の屈曲振動により前記圧電
セラミックス巾空円柱の両端部に楕円運動を励振可能と
したことを特徴とする圧電楕固運動振動子が得られる。
[作 用コ 本発明においては、圧電セラミックス巾空円柱の外周面
の円周を4分割する位置に電極を施したものと、更に内
周面のこれらの電極と対向する位置及びこれらの電極間
に対応する位置のいずれかに電極を施したものよりなる
圧電楕円運動振動子を構或している。これらの電極に直
流電圧を印加して円周方向或いは径方向に分極し、中心
に対して対称的な位置の電極部に、分極方向と同じ方向
及び分極方向と逆方向になるようにこの圧電楕円運動振
動子の共振周波数に等しい第1の交流電圧を印加するこ
とによって、分極方向と同じ方向に対しては伸び、及び
分極方向と逆方向に対しては縮みの振動を励起すると、
軸を含む市内でこの圧電セラミックス巾空円柱は屈曲振
動を生じる。
さらに、これらの電極に対して、周面の90℃同転した
位置にある電極部に同様な共振周波数の第2の交流電圧
を印加すると、軸を含む面内で先の第1の屈曲振動に対
して直交する同様な第2の屈曲振動を励起する。これら
2種の第1及び第2の交流電圧の位相を(好ましくは9
o1)ずらすことにより圧電楕円運動振動子の両端に円
を含む楕円運動を励起することができる。
[実施例] 本発明の第1の実施例に係る圧電楕円運動振動子につい
て、図面を用いて詳しく説明する。
第1図は本発明の第1の実施例に係る圧電楕円運動振動
子の構造を示す概略図であり、圧電セラミックス巾空円
柱10の外周面を4等分する位置に、前記圧電セラミッ
クス巾空円柱10の長さ方向に沿って平行に第1、w&
2、第3及び第4の分割電極11,12,13.第4が
順に施されている。
,@2図は第1図に示した圧電セラミックス巾空円柱1
の振動の原理の説明に供する横断面図であり、朶2図C
B>において、破線の矢印は第1及び第3の分割電極1
1.13を第1の接続線15により電気的に接続して十
端子、第2及び第4の分割電極12.第4を第2の接続
線16により電気的に接続して一端子とし、直流電圧を
印加して分極処理を施したときの分極の向きを示してい
る。
この図において、分極方向は圧電セラミックス巾空円柱
10の周に沿って第1の分割電極11から第2の分割電
極12及び第4の分割電極第4の方向へ向い、第3の分
割電極13から第2の分割電極12及び第4の分割電極
第4に向う方向である。
第2図(b)は第2図(a)のように分極処理された圧
電セラミックス巾空円柱10において、互いに隣り合う
第1及び第2の分割電極11.12を第3の接続線17
により電気的に接続し十端子、もう一組の互いに隣り合
う第3及び第4の分割電極13.第4を第4の接続線1
8により電気的に接続して一端子として直流電圧を印加
した場合に圧電セラミックス巾空円柱10の断面方向に
発生する歪みの状態を示している。
第2図(b)において電界は丈線の矢印で示される向き
に印加されるため、第1及び第4の分割′PR極11と
第4の間は分極の向きと電界の向きが同じ向きになり、
円周方向の伸び歪みが発生し、第2及び第3の分割電極
12と13の間は、分極の向きと電界の向きとが逆向き
になり、円周方向の縮み歪みが発土する。その結果とし
て、第2図(b)において圧電セラミックス巾空円柱1
0は、長さ方向に下側が膨らむように屈曲する。また、
印加電圧の向きを逆向きにした場合は、屈曲の向きも逆
向きになる。
第3図は第2図(a)のように、分極処理された圧電セ
ラミックス巾空円柱lOに交流電圧を印加した場合の振
動状態の説明図である。第3図(a)において、第1及
び第4の分割電極11.第4間、及び第2及び第3の分
割電極12.13間に夫々圧電セラミックス巾空円柱1
0の屈曲振動の共振周波数に等しく、また第1の位相を
有する第1の交流電圧を印加すると圧電セラミックス巾
空円柱10は第3図(a)の二点鎖線で示すように矢印
の方向に屈曲する第1の屈曲振動を発生する。第3図(
a)において、同様にして第1及び第2の分割電極11
.12間,及び第4及び第3の分割電極4.3間を夫々
に圧電セラミックス巾空円柱10の第1の屈曲振動の共
振周波数に等しく第2の位相を有する第2の交流電圧を
印加すると圧電セラミックス巾空円柱10は第3図(a
)に示す矢印の方向と直角な方向の第2の屈曲振動を発
生する。
第4図は本発明の第1の実施例に係る超音波モータの交
流電圧印加法の具体例を示す図である。
この図において、第1の交流電圧はV。sinωtなる
交流を第1のトランスの1次側に入力することにより、
2次側の端子21及び22間,端了23及び24間より
V,sinωtなる交流として分割して取出され、箇2
の交流電圧は、第1の交流電圧と90°位相の進んだV
。cosωtなる交流を第2のトランスの1次側に入力
することにより、2次側の端子25及び26間,端子2
7及び28間よりV,coswtなる交流として分割し
て取出されている。第1のトランスの2次側端子の符号
十,一及び第2のトランスの2次側端子の符号(+),
  (−)は夫々同符号により同極性をh゜することを
示している。端子21と端子25は第1の分割電極に、
端子23と26は第2の分割電極に、端子24と28は
第3の分割電極、端子22及び27は第4の分割電極に
夫々接続されている。
従って、前述の二つの方向の第1及び第2の屈曲振動の
位相をずらせることにより、具体的には夫々の屈曲振動
を励振するための第1及び第2の交流駆動電圧の第1の
位相と第2の位相とをずらすことにより(第4図)、圧
電セラミックス巾空円柱10の両端部に第3図(b)の
二点鎖線で示すような、円運動あるいは楕円運動を励振
することができる。
次に、本発明の第2の実施例に係る圧電楕円運動振動子
について図面を用いて詳しく説明する。
第5図は本発明の第2の実施例に係る圧電楕円運動振動
子の構造を示す概略図である。第5図において、圧電セ
ラミックス巾空円柱30の外周面を4等分する位置に、
前記圧電セラミックス中空内柱30の長さ方向と平行な
第1,第2,!fs3及び第4の外周面分割電極31,
32,33.34が周面に沿ってこの順で形成され、さ
らに前記圧電セラミックス巾空円柱30の内周面に夫々
の第1,第2,第3及び第4の外周面分割電極31.3
2,33.34と対向する位置に第1,第2.第3及び
第4の内周面分割電極31”  32”33−,34−
が夫々対応して形戊されている。
第6図は第5図に示した圧電セラミックス巾空円柱30
の断面図であり、第6図(a)において破線の矢印は第
1の外周面分割電極31と第1の内周面分割電極31′
とを第1の接続線35aで.電気的に接続すると共に、
第2の外周面分割電極32と第2の内周面分割電極32
″を第2の接続線35bで、第3の外周面分割電極33
と第3の内周面分割電極33゛を第3の接続線35cで
、第4の外周面分割電極34と第3の内周面分割電極3
4゛を第4の接続線35dで夫々電気的接続している。
そして、第1の接続線35aと第3の接続線35cとを
電気的に接続して第1の端子36aとし、第2の接続線
35bと第4の接続線35dとを電気的に接続して第2
の端子36bとし、第1の端子36aが十端子、第2の
端子36bが一端子となるように直流電圧を印加して分
極処理を施した。このときの分極の向きは、第1の外周
面及び内周面分割電極31及び31′から第2の外周面
及び内周面分割電極32及び32″、及び第1の外周面
及び内周面分割電極31及び31′から第2の外周面及
び内周面分割電極32及び32′と、第3の外周面及び
内周面分割電極33及び33′から第2の外周面及び内
周面分割電極32及び32′、及び第3の外周面及び内
周面分割電極33及び33゛から第2の外周面及び内周
面分割電極32及び32′とである。
第6図(b)は本発明の第2の実施例に係る圧電楕円運
動振動子の振動の原理を示す断面図で、第6図(a)の
ように分極処理された圧電セラミックス巾空円柱30に
おいて、互いに隣り合う第1の接続線35aと第2の接
続線35bとを接続して第3の端子37aを形或し、更
に互いに隣り合う第3の接続線35cと第4の接続線3
5dとを接続して第4の端子37bを形成して、第3の
端子を十端子、第4の端子を一端子として直流電圧を印
加した場合に圧電セラミックス巾空円柱30の断面方向
に発生する歪みの状態を示している。
第6図(b)において電界は実線の矢印で示す向きに印
加されるため、第1の外周面及び内周面分割電極31及
び31゛と、第4の外周面及び内周面分割電極34及び
34゛の間は分極の向きと電界の向きが同じになり、円
周方向の伸び歪みが発生し、第2の外周面及び内周面3
2及び32″と第3の外周面及び内周i1j33及び3
3″との間は分極の向きと電界の向きが逆向きになり円
周方向の縮み歪みが発生する。その結果として、第6図
(b)においては圧電セラミックス巾空円柱3oは長さ
方向に下側が膨らむように屈曲する。また、印加電圧の
方向を逆向きにした場合は屈曲の向きも逆向きとなる。
第6図において、第4図に示される本発明の第1の実施
例と同様に第1及び第2のトランスを端子21と端子2
5は第1の接続線35aに、端子23と26は第2の接
続線35bに、端子24と28は第3の接続線35cに
、端子22及び27は第4の接続線35dに夫々接続す
ることにより、第1の実施例と同様に第1及び第2の2
Nの交流電圧を印加することができる。
第7図は第6図(a)のように、分極処理された圧電セ
ラミックス巾空円柱30に第1の交流電圧を印加した場
合の振動状態の説明図である。
第7図(a)において、第1の外周面及び内周面分割電
極31及び31゛を接続した第1の接続線35aと第4
の外周面及び内周面分割電極34及び34゛とを接続し
た第2の接続線35d間,及び第2の外周面及び内周面
分割電極32及び32゛を接続した第2の接続線35b
及び第3の外周面及び内周面分割電極33及び33′を
接続した第3の接続線35c間に圧電セラミックス巾空
円柱30の屈曲振動の共振周波数に等しく、且つ第1の
位相を有する第1の交流電圧を印加すると圧電セラミッ
クス巾空円柱30は第7図(a)の二点鎖線で示すよう
に矢印36の方向に第1の屈曲振動を発生する。
第7図(a)において、同様にして第1の外周面及び内
周面分割電極31.31”を接続した第1の接続線35
a及び第2の外周面及び内周面分割電極32.32”を
接続した第2の接続線35b間,及び第4の外周面及び
内周面分割電極34.34′を接続した第4の接続線3
5d及び第3の外周面及び内周面分割電極33.33”
を接続した第3の接続線35c間の夫々に圧電セラミッ
クス巾空円柱30の屈曲振動の共振周波数に等しく且つ
第2の位相を有する第2の交流電圧を印加すると圧電セ
ラミックス巾空円柱30は第7図(a)に示す矢印36
の方向と直角な方向の第2の屈曲振動を発生する。
従って、以上示した互いに垂直な二つの方向の第1及び
筆2の屈曲振動の位相をずらせることにより、具体的に
は夫々の屈曲振動を励振するための第1及び第2の交流
駆動電圧の第1及び第2の位相をずらせることにより、
圧電セラミックス巾空円柱30の両端部に第7図(b)
の二点鎖線で示すような、円運動を含む楕円運動を励振
することができる。
次に、本発明の第3の実施例に係る圧電楕円運動振動子
について図面を用いて詳しく説明する。
第8図は本発明の第3の実施例に係る圧電楕円運動振動
子の構造を示す概略図である。′W&8図において、圧
電セラミックス巾空円柱40の外周面を4等分する位置
に、前記圧電セラミックス巾空円柱40の長さ方向と平
行に第1,第2.第3及び第4の外周面分割電極41,
42.43.44が順に形成され、さらに前記圧電セラ
ミックス巾空円柱40の内周面に第1及び第2の外周面
分割電極41.42間,第2及び第3の外周面分割電極
42.43間,第3及び第4の外周面分割電極43.4
4間,及び第4及び第1の外周面分割電極44.41間
の対応する位置に第1,第2,第3,及び第4の浮遊電
極41−,42=,43”及び44′が夫々施されてい
る。
第9図は第8図に示した圧電セラミックス巾空円柱21
の断面図であり、第9図(a)において破線の矢印は第
1及び第3の外周面分割電極41及び43を第1の接続
線45aで電気的に接続すると」(に、@2及び地4の
外周面分割電極42及び44を第2の接続線45bで電
気的に接続して、第1の接続線45aを十端子とし第2
の接続線45bを一端子として直流電圧を印加して分極
処理を施したときの分極の向きを示している。
第9図(a)において、圧電セラミックス巾空円柱40
は、第1の外周面分割電極41より第1の浮遊電h41
′を経て第2の外周面分割電極42に至る方向.及び第
1の外周面分割電極41より第4の浮遊電極44′を経
て第4の外周面分割竃他44に至る方向に分極処理され
、また第3の外周面分割電極43より第2の浮遊電極4
2゛を経て第2の外周面分割電極42に至る方向,及び
第3の外周面分割電極43より第3の浮遊電極43′を
通り第4の外周面分割電極44に至る方向に分極処理さ
れている。
第9図(b)は本発明の第3の実施例に係る圧電楕円運
動振動子の動作原理を示す図である。
第9図(a)のように分極処理された圧電セラミックス
巾空円柱40において、互いに隣り合う第1及び筆2の
外周面分割電極41及び42を第3の接続線46aで接
続すると共に、互いに隣り合う第3及び第4の外周面分
割電極43及び44を第4の接続線46bで接続して、
第3の接続線を十端子、第4の接続線を一端子として直
流電圧を印加した場合に圧電セラミックス巾空円柱40
の断面方向に発生する歪みの状態を示している。
第9図(b)において電界は、第1の外周面分割電極4
1より第4の浮遊電極44゛を経て第4の外周面分割電
極44を通る実線の矢印で示す向きに印加されるため、
第1の外周面分割電極41一第4の浮遊電極44゛一第
4の外周面分割電極44の間は分極の向きと電界の向き
が同じになり円周方向の伸び歪みが発生し、一方第3の
外周面分割電極43一第2の浮遊電極42′一節2の外
周面分割電極42の間は分極の向きと電昇の向きが逆向
きになり、円周方向の縮み歪みが発生する。
その結果として、第9図(b)において圧電セラミック
ス巾空円柱40は長さ方向に下側が膨らむように屈曲す
る。また、印加電圧の向きを逆向きにした場合は屈曲の
向きも逆向きとなる。
第10図は第9図(a)のように、分極処理された圧電
セラミックス巾空円柱40に第1及び第2の交流電圧を
印加した場合の振動状態の説明図である。第10図(a
)において、第1及び第4の外周面分割電極41及び4
4間.及び第2及び第3の外周面分割電極42及び43
間に、圧電セラミックス巾空円柱40の屈曲振動の共振
周波数に等しくqつ第1の位相をHする第1の交流電圧
を印加すると圧電セラミックス巾空円柱4oは第10図
(a)の二点鎖線で示すように矢印47の方向に第1の
屈曲振動を発生する。
第10図(a)において、同様にして第1及び第2の外
周面分割電極41及び42間,及び第4及び第3の外周
面分割電極44及び43間に、圧電セラミックス巾空円
柱21の第1の屈曲振動の共振周波数に等しく且つ第2
の位相を有する第2の交流電圧を夫々印加すると圧電セ
ラミックス巾空円柱21は第10図(a)に示す矢印4
7の方向と直角な方向の第2の屈曲振動を発生する。
第4図に示した交流電源により、第1及び第2の2次側
の端子21と端子25は第1の分割電極に、端子23と
26は第2の分割電極に、端子24と28は第3の分割
電極、端子22及び27は第4の分割電極に夫々接続す
ることにより、以上示した互いに垂直な二つの方向の第
1及び第2の屈曲振動の位相をずらせることにより、具
体的には夫々の屈曲振動を励振するための第1及び第2
の交流駆動電圧の第1及び第2の位相をずらせる(好ま
しくは90’)ことにより、圧電セラミックス中空円柱
40の両端部に第10図(b)の二点鎖線で示すような
、円を含む楕円運動を励振することができる。
次に、本発明の第4の実施例に係る圧電楕円運動振動子
について図面を用いて詳しく説明する。
第11図は本発明の1@4の実施例に係る圧電楕円運動
振動子の構逍を示し、第4図の本発明の第2の実施例に
係る圧電楕円運動振動子との結線以外は同様の構造を示
し、圧電セラミックス巾空円柱50の外周面を4等分す
る位置に、前記圧電セラミックス巾空円柱50の長さ方
向と平行に円周方向に沿って、第1、第2、第3及び第
4の外周面分割電極51,52.53.54がこの順に
形或され、さらに前記圧電セラミックス巾空円柱50の
内周面にml、m2、第3及び第4の外周面分割電極5
1,52.53.54に対向する位置に第1、第2、第
3及び第4の内周面分割電極5152−,53=.54
−が対応して夫々施されている。
第12図は本発明の第4の実施例に係る圧電セラミック
ス中空円柱50の断面図であり、第12図(a)におい
て破線の矢印は、第1,第2,第3及び第4の外周面分
割電極51,52.53及び54を第1の接続線55で
接続すると共に、第1,第2,第3及び第4の内周面分
割電極51′52−,53−及び54゛を第2の接続線
56で接続して第1の接続線55が十の極性及び第2の
接続線56がーの極性となるように第1及び第2の接続
線55.56間に直流電圧を印加して前記圧電セラミッ
クス巾空円柱50の断面の径方向に分極も理を施したと
きの分極の向きを示している。
分極方向は、夫々対応する外周面分割電極から内周面分
割電極に向う方向で、圧電セラミックス巾空円柱の中心
に向う方向である。
第12図(b)第12図(a)のように分極処理された
圧電セラミックス巾空円柱50において、互いに圧電セ
ラミックス巾空円柱50の長さ方向の中心線に対称な第
1の内周面及び第3の外周面分割電極51′及び53を
第3の接続線58で接続すると共に、第1の外周面及び
第2の内周面分割電極51及び53゛を第4の接続線5
9で接続し、第1の接続線の極性が十及び第3の接続線
の極性が一となるように、直流電圧を印加した場合に圧
電セラミックス巾空円柱50の断面方向に発生する歪み
の状態を示している。
第12図(b)において電界は実線の矢印で示す向きに
印加されるため、第1の外周面分割電極51一第1の内
周面分割電極51′間では分極の向きと電界の向きが逆
向きになるため、厚さ方向の縮み歪みが発生し、第2の
外周面分割電極52一第2の内周面分割電極52゛間で
は分極の向きと電界の向きが同じになるため、厚さ方向
の伸び歪みが発生する。その結果として、第12図(b
)において圧電セラミックス巾空円柱50は長さ方向に
上側が膨らむように屈曲する。また、印加電圧の向きを
逆向きにした場合は屈曲の向きも逆向きとなる。
第13図は第12図(a)のように、分極処理された圧
電セラミックス巾空円柱50に交流電圧を印加した場合
の振動状態の説明図である。
第13図(a)において、第1の内周面分割電極51゛
と第3の外周面分割電極53を電気的に接続した第3の
接続線58と、第1の外周面分割電極51と第3の内周
面分割電極53゛を電気的に接続した第4の接続線5つ
との間に圧電セラミックスΦ空円柱50のJtil曲振
動の共振周波数に等しい第1の交流電圧を印加すると圧
電セラミックス中空円柱50は第13図(a)の二点鎖
線で示すように矢印57の方向に第1のIttl曲振動
を発生する。
第13図(a)において、同様にして第2の内周面分割
電極52′と第4の外周面分割電極54を電気的に接続
した第5の接続線(図示せず)と、第2の外周面分割電
極52゛と第4の内周面分割電極54を電気的に接続し
た第6の接続線(図示せず)の間に圧電セラミックス巾
空円柱50の屈曲振動の共振周波数に等しく且つ第2の
位相を有する第2の交流電圧を印加すると圧電セラミッ
クス巾空円柱50は第13図(a)に示す矢印の方向と
直角な方向の屈曲振動を発生する。
従って、以上示した互いに垂直な二つの方向の第1及び
第2の屈曲振動の位相をずらせることにより、具体的に
は夫々の屈曲振動を励振するための第1の交流電圧の第
1の位相と第2の交流電圧の第2の位相をずらせること
により、圧電セラミックス巾空円柱50の両端部に第1
3図(b)の二点鎖線で示すような、円を含む楕円運動
を励振することができる。
第12図(b)及び第13図(a)においては、分極方
向が各々の分割電極対の部分ですべて同じ向き(放射方
向)場合について示したが、対向する分割電極対の部分
の分極の向きが逆向き(一方が中心に向い,他方が外側
)の場合は、夫々の分割電極対で分割電他を接続し、対
向する分割電極対を二端子とすれば、同一印加電圧に対
して夫々の分割電極対の部分に発生する歪みが伸び及び
縮みとなり、上記したと間様な屈曲振動が得られる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、圧電振動子の形
状が単純で、特に断面がリング状となっているため、高
い精度の加工が可能であり、互いに直角な方向の共振周
波数のばらつきの少ない楕固運動振動子が得られる。ま
た、断面がリング状であることは、例えば第4図に示し
たような超音波モータを構威した場合にカップ状回転ロ
ーラーとの接触状態が良く、安定したモーターが得られ
る。
更・に、本発明の圧電楕円運動振動子においては、第第
4図に示した従来の圧電運動振動子は、圧電振動子と金
属角柱との接着で用いた接着剤を使用しているが、本発
明は使用しないため、従来のものより接着による特性の
ばらつきの少ない楕円運動振動子が得られ、実用的にそ
の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る圧電楕円運動振動
子の斜視図、第2図(a)及び(b)は第1図の圧電楕
円運動振動子の歪みの発生状態の説明に供する断面図、
第3図(a)及び(b)は第1図の圧電楕円運動振動子
の振動を示す斜視図、第4図は本発明の第1の実施例に
係る超音波モータの駆動回路の一例を示す図、第5図は
本発明の第2の実施例に係る圧電楕円運動振動子の斜視
図、第6図(a)及び(b)は第5図の圧電楕円運動振
動子の歪みの発生状態の説明に供する図、第7図(a)
及び第7図(b)は第5図の圧電楕円運動振動子の振動
を示す斜視図、第8図は本発明の第43の実施例に係る
圧電楕固運動振動子の斜視図、第9図(a)及び(b)
は第8図の圧電楕円運動振動子の歪みの発生状態の説明
に供する断面図、昂10図(a)及び(b)は第8図の
圧電楕円運動振動子の振動を示す斜視図、第11図は本
発明の第4の実施例に係る圧電楕円運動振動子の斜視図
、第12図(a)及び(b)は第11図の圧電?円運動
振動子の歪みの発生状態の説明に供する断面図、第13
図(a)及び(b)は第11図の圧電楕円運動振動子の
振動を示す斜視図、第第4図は従来例に係る圧電楕円運
動振動子の動作原理を示す斜視図、第15図は従来例に
係る圧電楕円運動振動子を使用した超音波モータの構戊
を示す斜視図である。 図中10は圧電セラミックス巾空円柱、12,13.第
4.15は分割電極、15,16.17.18は接続線
、21.22,23.24.25,26.27.28は
端子、30は圧電セラミックス巾空円柱、31,32,
33.34は外周面分割電極、31−,32−,33”
,34−は内周面分割電極、35a,35b,35c,
35d,36a.40は圧電セラミックス巾空円柱、4
1,42,43.44は外周面分割電極、41′ 42
−,43−.44−は浮遊電極、45a,45b,46
a,46bは接続線、47は矢印、5oは圧電セラミッ
クス中空■柱、51,52■ 53,54は分割電極、
51−.52−  53−  54゛は分割電極、55
,56,58.59は接続線、57は矢印、60aは金
属角柱、61a,6lbは圧電セラミックス薄板、6 
2 a ,  6 2 b ハ!J −ド端子、63は
アース端子、64 a,64bは円板、65a及び65
bは支持ビン、66a,66bはカップ状回転ローラー
である。 第3図 (α) To) 莞4図 21 第7図 (α) (b) 第10図 (α) (b) 第11 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 圧電セラミックス中空円柱の外周面の円周を4等
    分する位置に、該圧電セラミックス中空円柱の長さ方向
    に平行な第1、第2、第3及び第4の分割電極を円周方
    向に沿って順に施し、互いに対向する前記第1及び第3
    の分割電極を第1の接続線で電気的に接続すると共に、
    互いに対向する前記第2及び第4の分割電極を第2の接
    続線で電気的に接続し、前記第1の接続線がプラスの極
    性で、前記第2の接続線がマイナスの極性となるように
    直流電圧を印加し、これにより前記圧電セラミックス中
    空円柱に周に沿って前記第1の分割電極から前記第2及
    び第4の分割電極の方向に向い、且つ前記第3の分割電
    極から前記第2及び第4の分割電極に向う方向に分極さ
    せ、更に互いに隣り合う前記第1及び第4の分割電極間
    及び前記第2及び第3の分割電極間に該圧電セラミック
    ス中空円柱の共振周波数に等しい周波数で、且つ第1の
    位相を有する第1の交流電圧を印加して、該圧電セラミ
    ックス中空円柱に第1の屈曲振動を励振可能とし、一方
    互いに隣り合う前記第1及び第2の分割電極間、及び前
    記第4及び第3の分割電極間に該圧電セラミックス中空
    円柱の共振周波数に等しい周波数で且つ第1の位相と異
    なる第2の位相を有する第2の交流電圧を印加して該圧
    電セラミックス中空円柱に第2の屈曲振動を励振可能と
    し、前記第1及び第2の屈曲振動により前記圧電セラミ
    ックス円柱の両端部に楕円振動を励起可能としたことを
    特徴とする圧電楕円運動振動子。
  2. 2. 圧電セラミックス中空円柱の外周面の円周を4等
    分する位置に、該圧電セラミックス中空円柱の長さ方向
    に平行な第1、第2、第3及び第4の外周面分割電極を
    円周方向に沿って順に施し、該圧電セラミックス中空円
    柱の内周面に前記第1、第2、第3及び第4の外周面分
    割電極と夫々対向して第1、第2、第3及び第4の内周
    面分割電極を施し、前記第1、第2、第3及び第4の外
    周面分割電極と前記第2の内周面分割電極を夫々第1、
    第2、第3及び第4の接続線で電気的に接続して、さら
    に該第1及び第3の接続線を第1の端子に電気的に接続
    して、また該第2及び第4の接続線を第2の端子に電気
    的に接続して、該第1及第2の端子間に第1の端子がプ
    ラスの極性及び該第2の端子がマイナスの極性となるよ
    うに直流電圧を印加してこれにより前記第1の外周面及
    び内周面分割電極から前記第2及び第4の外周面及び内
    周面分割電極の方向に向い、且つ前記第3の外周面及び
    内周面分割電極から前記第2及び第4外周面及び内周面
    の分割電極に向う方向に分極させ、更に互いに隣り合う
    前記第1及び第4の接続線間、及び前記第2及び第3の
    接続線間に該圧電セラミックス中空円柱の共振周波数に
    等しい周波数で、且つ第1の位相を有する第1の交流電
    圧を印加して、該圧電セラミックス中空円柱に第1の屈
    曲振動を励振可能とし、一方互いに隣り合う前記第1及
    び第2の接続線間、及び前記第4及び第3の接続線間に
    該圧電セラミックス中空円柱の共振周波数に等しい周波
    数で、且つ第1の位相と異なる第2の位相を有する第2
    の交流電圧を印加して該圧電セラミックス中空円柱に第
    2の屈曲振動を励振可能とし、前記第1及び第2の屈曲
    振動により前記圧電セラミックス円柱の両端部に楕円振
    動を励起可能としたことを特徴とする圧電楕円運動振動
    子。
  3. 3. 圧電セラミックス巾空円柱の外周面の円周を4等
    分する位置に、該圧電セラミックス中空円柱の長さ方向
    に平行な第1、第2、第3及び第4の外周面分割電極を
    円周方向に順に施し、該圧電セラミックス中空円柱の内
    周面で、前記第1及び第2の外周面分割電極間、前記第
    2及び第3の外周面分割電極間、前記第3及び第4の外
    周面分割電極間、及び前記第1及び第2の外周面分割電
    極間に対応する位置に夫々第1、第2、第3及び第4の
    浮遊電極を施して、前記第1及び第3の外周面分割電極
    を第1の接続線で電気的に接続すると共に、前記第2及
    び第4の外周面分割電極を第2の接続線で電気的に接続
    し、前記第1の接続線がプラスの極性で、前記第2の接
    続線がマイナスの極性となるように直流電圧を印加し、
    これにより前記圧電セラミックス中空円柱に周に沿って
    前記第1の外周面分割電極から前記第1の浮遊電極を経
    て前記第2の外周面分割電極に、及び前記第1の外周面
    分割電極から前記第4の浮遊電極を経て前記第4の外周
    面分割電極に向い、且つ前記第3の分割電極から前記第
    2の浮遊電極経て前記第2の外周面分割電極に、及び前
    記第3の外周面分割電極から前記第3の浮遊電極を経て
    前記第4の外周面分割電極に向う方向に分極させ、更に
    互いに隣り合う前記第1及び第4の外周面分割電極間、
    及び前記第2及び第3の外周面分割電極間に該圧電セラ
    ミックス中空円柱の共振周波数に等しい周波数で且つ第
    1の位相を有する第1の交流電圧を印加して、該圧電セ
    ラミックス中空円柱に第1の屈曲振動を励振可能とし、
    一方互いに隣り合う前記第1及び第2の外周面分割電極
    間、及び前記第4及び第3の外周面分割電極間に該圧電
    セラミックス中空円柱の共振周波数に等しい周波数で、
    且つ前記第1の位相と異なる第2の位相を有する第2の
    交流電圧を印加して、該圧電セラミックス中空円柱に第
    2の屈曲振動を励振可能とし、前記第1及び第2の屈曲
    振動により前記圧電セラミックス円柱の両端部に楕円振
    動を励起可能としたことを特徴とする圧電楕円運動振動
    子。
  4. 4. 圧電セラミックス中空円柱の外周面の円周を4等
    分する位置に、該圧電セラミックス中空円柱の長さ方向
    に平行な第1、第2、第3及び第4の外周面分割電極を
    円周方向に沿って順に施し、該圧電セラミックス中空円
    柱の内周面に沿って前記第1、第2、第3及び第4のの
    外周面分割電極に対向する位置に夫々第1、第2、第3
    及び第4の内周面分割電極を施し、前記第1、第2、第
    3及び第4の外周面分割電極を第1の接続線で電気的に
    接続すると共に、前記第1、第2、第3及び第4の内周
    面分割電極を第2の接続線で電気的に接続し、前記第1
    の接続線がプラスの極性で、前記第2の接続線がマイナ
    スの極性となるように直流電圧を印加し、これにより前
    記圧電セラミックス中空円柱に前記第1、第2、第3及
    び第4の内周面分割電極から夫々前記第1、第2、第3
    及び第4の外周面分割電極に向う径方向の分極処理を施
    し、更に前記第1の内周面分割電極と前記第1の外周面
    分割電極との間、及び前記第3の外周面分割電極と前記
    第3の内周面分割電極との間に該圧電セラミックス中空
    円柱の共振周波数に等しい周波数で、且つ第1の位相を
    有する第1の交流電圧を印加して該圧電セラミックス中
    空円柱に第1の屈曲振動を励振可能とし、前記第2の内
    周面分割電極と第2の外周面分割電極との間、及び前記
    第3の外周面分割電極と第3の内周面分割電極との間に
    該圧電セラミックス中空円柱の共振周波数に等しい周波
    数で、且つ第1の位相と異なる第2の位相を有する第2
    の交流電圧を印加して該圧電セラミックス中空円柱に第
    2の屈曲振動を励振可能とし、前記第1の屈曲振動と前
    記第2の屈曲振動により前記圧電セラミックス中空円柱
    の両端部に楕円運動を励振可能としたことを特徴とする
    圧電楕円運動振動子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7531948B2 (en) * 2006-05-15 2009-05-12 Canon Kabushiki Kaisha Stacked piezoelectric element, manufacturing method thereof and vibration wave driving apparatus
US10181806B2 (en) 2015-02-02 2019-01-15 Seiko Epson Corporation Piezoelectric element drive circuit and robot

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