JPH0316021Y2

JPH0316021Y2 -

Info

Publication number: JPH0316021Y2
Application number: JP8694883U
Authority: JP
Priority date: 1983-06-07
Filing date: 1983-06-07
Publication date: 1991-04-08
Also published as: JPS59191616U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は信号変換装置に関するものである。

更に詳述すれば、本考案はフイールド側の検出
端等からの検出信号を計装システムへ接続するた
めに、検出信号を計装システムで使用されている
統一信号に変換するための信号変換装置に関する
ものである。

このようなものでは、検出端等からの検出信号
線を装置の端子台ユニツトに接続し、端子台ユニ
ツトと電気的に接続されているカード状の信号変
換ユニツトで統一信号に変換して、装置前面に具
備したコネクターから計装システムへ信号が出力
される。

種々の検出端等からの検出信号を一括して計製
システムに接続する場合には、上記のユニツトの
組合せが多数密着配置された一個の信号変換装置
が使用される。

第１図は従来より一般に使用されているこの種
の信号変換装置中の一組合せを取り出して示した
構成説明図である。

図において、２_aは収納枠１_aに挿入され、前面
パネル２１_aを有するカード状の信号変換ユニツ
トである。信号変換ユニツト２_aは収納枠１_aのバ
ツクボードプリント板１１_aに設けられたコネク
ター１２_aにコネクター接続される。３_aは収納枠
１_aに取付けられた端子台ユニツトである。端子
台ユニツト３_aは端子台３１_aと端子台プリント板
３２_aとよりなる。３３_aは紙面に垂直方向に長い
透明な絶縁材よりなる端子台カバーである。端子
台カバー３３_aは端子台３_aの端子部分を覆つて端
子を保護するもので長手方向の両端が収納枠１に
係止されている。４_aは端子台プリント板３２_aに
取付けられたコネクター、５_aはバツクボードプ
リント板１１_aに取付けられたコネクターである。
而して、コネクター４_aと５_aはケーブル６_aによ
り、コネクター１２_aとコネクター５_aとはバツク
ボードプリント板１１_aにより電気的に接続され
ている。

このような組合せのものが、多数密着配置され
た装置においては、前面パネル２１_aが密着配置
されて、平面をなすので、一個の信号変換ユニツ
ト２_aを収納枠１_aより引き出すには、引き出しに
くい。そこで、たとえば、収納枠１_aに個々の信
号変換ユニツト２_aを取り出す機構を設ける必要
がある。また、端子台３１_aの配線を保護するた
めには、端子台カバー３３_aが必要であり、かつ、
配線する場合にはカバー３３_aを一々取りはずし
てから配線しなければならない不便を有する。

本考案は、この問題点を解決するものである。

本考案の目的は、外部信号線の取付けられる端
子台ユニツトと、該端子台ユニツトと電気的に接
続され前面パネルを具えるカード状の信号変換ユ
ニツトとを具備する信号変換装置において、前記
前面パネルの一端に設けられた接続ブロツクと、
該接続ブロツクの一端に一端が回動自由に軸支さ
れ該軸支部分近くに四角形状に設けられたカムを
具える引抜き取手と、前記接続ブロツクに一端が
支持され他端が前記カムを押圧するスプリングと
を具備したことを特徴とする信号変換装置を構成
して、処納枠からの信号変換ユニツトの引出しが
容易で、端子台ユニツトへの外部からの配線が容
易で、かつ端子台の配線の保護をもなし得る引抜
き取手を具える信号変換装置を提供するにある。

第２図は本考案の一実施例の構成説明図で、Ａ
は正面図、Ｂは側面図、第３図は第２図の要部組
立説明図、第４図は第２図の要部斜視組立図、第
５図は第３図の動作説明図である。

図において、２は収納枠１に挿入され、前面パ
ネル２１を有するカード状の信号変換ユニツトで
ある。２２は前面パネル２１の下端に取付けられ
たコネクター接続ブロツクである。３１は接続ブ
ロツク２２に設けられた一方の接続コネクターで
ある。４は収納枠１に取付けられた端子台ユニツ
トである。端子台ユニツト４は端子台４１と端子
台プリント板４２とよりなる。３２は端子台プリ
ント板４２に取付けられ、接続コネクター３１に
接続される他方の接続コネクターである。端子台
４１は、コネクターガイド部４１１と端子台本体
部４１２とよりなる。コネクターガイド部４１１
には、接続コネクター３２が配置され、コネクタ
ー３２と接続される接続コネクター３１が、ガイ
ドされて挿入される。５は信号変換ユニツト本体
２０に設けられたコネクターユニツトである。６
はコネクター３１とコネクターユニツト５とを結
ぶリボン電線で、接続ブロツク２２で、直交する
ように折り曲げられている。７は接続ブロツク２
２の一端２２１に一端が回動自由に軸支された引
き抜き取手である。引き抜き取手７には、第５図
に示す如く、軸支部分近くに四角形状のカム７１
が設けられている。８は接続ブロツクに一端が支
持され他端が前記カムを押圧するスプリングであ
る。

以上の構成のものにおいて、収納枠１に信号変
換ユニツト２をロツクする場合には、引抜き取手
７を第５図Ａに示す如く、前面パネル２１に平行
に、かつ、先端部７２が軸支部分より図の下方に
あるように回動させる。この結果、スプリング８
はカム７１により押圧され、スプリング８に設け
られた突起８１が、端子台ユニツト４に設けられ
たストツパー穴４１３に係止される。したがつ
て、信号変換ユニツト２は端子台ユニツト４を介
して収納枠１にロツクされる。この場合、引き抜
き取手７は端子台本体部４１２の配線カバーを兼
用することができるので、新に配線カバーを設け
る必要がない。

収納枠１より信号変換ユニツト２を引き出す場
合には、引抜き取手７を前面パネル２１に直交す
るように回動させる。この場合、第５図Ｂに示す
如く、スプリング８は、カム７１により押圧され
なくなり、突起８１が、ストツパー穴４１３に係
止されなくなる。この結果、取手７を手でもつ
て、引き出すことにより、信号変換ユニツト２を
収納枠１より容易に引き出すことができる。

また、端子台本体部４１２に外部配線を取付け
る場合には、第５図Ｃに示す如く、引き抜き取手
７を前面パネル２１に平行に、かつ、先端部７２
が軸支部分より図の上方にあるように回動させ
る。この結果、引き抜き取手７は平面パネル２１
に密着した形となり、配線時に、引き抜き取手７
が配線作業の邪魔になることがない。この場合
も、カム７１はスプリング８により押圧された形
になるので、引抜き取手７は平面パネル２１に密
着して、一定位置を保持しつづけることができ
る。

以上説明したように、本考案によれば、収納枠
からの引き出しが容易で、端子台ユニツトへの外
部信号線の取付けが容易で、かつ、配線の保護を
もなし得る引き抜き取手を具える信号変換装置を
実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来より一般に使用されている信号変
換装置の構成説明図、第２図は本考案の一実施例
の構成説明図で、Ａは正面図、Ｂは側面図、第３
図は第２図の要部組立説明図、第４図は第２図の
要部斜視組立図、第５図は第３図の動作説明図で
ある。１……収納枠、２……信号変換ユニツト、２０
……変換ユニツト本体、２１……前面パネル、２
２……接続ブロツク、２２１……一端、３１，３
２……接続コネクター、４……端子台ユニツト、
４１……端子台、４１１……コネクターガイド
部、４１２……端子台本体部、４１３……ストツ
パー穴、４２……端子台プリント板、５……コネ
クターユニツト、６……リボン電線、７……引抜
き取手、７１……カム、７２……先端部、８……
スプリング、８１……突起。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

外部信号線の取付けられる端子台ユニツトと、
該端子台ユニツトと電気的に接続され前面パネル
を具えるカード状の信号変換ユニツトとを具備す
る信号変換装置において、前記前面パネルの一端
に設けられた接続ブロツクと、該接続ブロツクの
一端に一端が回動自由に軸支され該軸支部分近く
に四角形状に設けられたカムを具える引抜き取手
と、前記接続ブロツクに一端が支持され他端が前
記カムを押圧するスプリングとを具備したことを
特徴とする信号変換装置。