JPH03158462A - マグネトロンスパッタリング装置 - Google Patents

マグネトロンスパッタリング装置

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Publication number
JPH03158462A
JPH03158462A JP29809989A JP29809989A JPH03158462A JP H03158462 A JPH03158462 A JP H03158462A JP 29809989 A JP29809989 A JP 29809989A JP 29809989 A JP29809989 A JP 29809989A JP H03158462 A JPH03158462 A JP H03158462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
magnets
magnet
cathode
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP29809989A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Takamori
信之 高森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は各種光メモリ素子、TPT−LCD (薄膜ト
ランジスタを用いた液晶表示素子)、EL(エレクトロ
ルミネッセンス)、太陽電池等におけ、る薄膜を形成す
るために使用されるマグネトロンスパッタリング装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
第3図に示すように、従来のマグネトロンスパッタリン
グ装置は、アース電位に保持されるとともに図示しない
基板が配置された基板保持部1と、直流電源2により負
の電位に保持されたカソード3とを図示しないチャンバ
内で対向させてなるものである。カソード3は導電性を
有するターゲット4を支持するバッキングプレート5と
、バッキングプレート5の下方に配置されたマグネット
6・7と、マグネット6・7を支持するヨーク8とを備
え、バッキングプレート5、マグネット6・7及びヨー
ク8は同一の負電位に保持されている。
上記の構成において、0□、N2等のガス雰囲気中でガ
スプラズマを生成し、電離したガスをマグネット6・7
の磁界により駆動しながらターゲット4に当てて原子を
たたき出し、この原子を上記のO,、N、等と反応させ
て基板保持部1に配置された基板上に堆積させることに
より所望の薄膜を形成する。
〔発明が解決しようとする課題] ところが、その場合、第4図に示すようにターゲット4
上のエロージョン4a(電離したガスによりたたかれた
部位)はドーナツ状に形成され、マグネット6・7の配
置された中心部4b及び外周部4Cにはハツチングで示
すように電離したガスでたたかれない部位が生じ、それ
らの部位に絶縁被膜が生じ易くなる。
そうすると、ターゲット4の中心部4b及び外周部4c
に集中的に電荷が蓄積され、蓄積量が一定量を超えると
アーク放電により異常放電が生じる。このような異常放
電が生じると、薄膜の膜質が著しく低下し、例えば薄膜
が光メモリ素子の記録膜であれば記録再生におけるエラ
ーレートが増大したり、或いは薄膜が絶縁膜であれば電
流のリークが発生する等の問題を生じていた。
又、上記の構成によれば、スパッタリングによりターゲ
ット4の厚さが減少すると、第3図に点線で示す如くバ
ッキングプレート5及びターゲット4を貫通してマグネ
ット6からマグネット7に向かう磁界の強さが変化する
ために、ターゲット4の厚さの変化に伴って薄膜のデポ
ジションレートや膜組成の変化が生じ易いという不具合
があった。
〔課題を解決するための手段] 本発明に係るマグネトロンスパッタリング装置は、上記
の課題を解決するために、ターゲットに近接してマグネ
ットを配置してなるマグネトロンスパッタリング装置に
おいて、上記マグネットはターゲットの表面とほぼ同一
平面を成す位置まで露出され、かつ、上記マグネットが
アース電位又は正電位に保持されていることを特徴とす
るものである。
〔作 用〕
上記の構成によれば、マグネットをターゲットの裏側に
配置するのではなく、マグネットをターゲットの表面と
ほぼ同一平面を成す位置まで露出させているので、ター
ゲットの全域が電離したガスでたたかれるようになる。
従って、ターゲットの表面に絶縁被膜は生じにくくなる
ので、ターゲット上に電荷は蓄積しにくくなる。
更に、マグネットはアース電位又は正電位に保持されて
いるので、万一、ターゲット上に絶縁被膜が生じても、
絶縁被膜上の電荷が直ちにマグネットに吸収され、薄膜
を堆積させるための基板との間で異常放電が生じること
はなくなる。
又、マグネットをターゲットの表面とほぼ同一平面を成
す位置まで露出させているので、マグネットによる磁界
はターゲットを貫通するのではなく、ターゲットの表面
に沿って形成される。そのため、磁界の強さはターゲッ
トの厚さの変化に無関係に常時はぼ一定であるので、タ
ーゲットの厚さにかかわらずデポジションレート及び改
質はほぼ一定に維持される。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図及び第2図に基づいて説明す
れば、以下の通りである。
第1図に示すように本実施例のマグネトロンスパッタリ
ング装置は、図示しないチャンバ内に、アニス電位に保
持された基板保持部11と、第1の直流電源12により
負の電位を与えられたカソード13とを対向させて構成
されている。
カソード13は、例えば中心部に穴14aを有する円板
状のバッキングプレート14を備え、バッキングプレー
ト14上には同様に中心部に穴15aを有する円板状の
ターゲット15が支持されている。ターゲット15は導
電性を有し、バッキングプレート14により負に帯電さ
れている。なお、バッキングプレート14及びターゲッ
ト15は、円形以外に、例えば中心部に穴を有する矩形
状に形成しても良い。
バッキングブレー)14及びターゲット15の穴14a
−15a内にはマグネット16が所定の間隙を隔てて配
置される一方、バッキングプレート14及びターゲット
15の周囲にはマグネット17が配置されている。マグ
ネット16・17の図中上面はターゲット15の表面と
同一平面を成す位置まで露出されている。
マグネット16・17はヨーク18により支持され、図
中点線で示す如くに磁力線のループが形成されるととも
に、マグネット16・17及びヨーク18は第2の直流
電源19により・正の電位に保持されている。なお、マ
グネット16・17は正電位に保持する代わりにアース
電位に保持するようにしても良い。
マグネット16・17におけるターゲット15と同一平
面位置に露出された表面部には、ターゲット15と同一
材料で充分に薄いコーティング層20・21が形成され
ている。又、図示しないが、マグネット17の周囲には
アース電位に保持されたアースシールドが設けられてい
る。
上記の構成において、基板保持部11上に図示しない基
板を配置し、0□又はN2等のガス雰囲気中で電離した
ガスをマグネット16・17による磁界により駆動しな
がらターゲット15に当てて原子をたたき出し、この原
子を0□、Nt等と反応させて上記基板上に堆積させる
。これにより、例えば光磁気メモリ素子における誘電体
膜、光磁気膜、TPT−LCDにおけるI TO(in
diumtin oxide)膜、SiN、膜等を形成
することができる。
本実施例においては、マグネット16・17をターゲッ
ト15の表面とほぼ同一平面を成す位置まで露出させて
いるので、ターゲット15のほぼ全域が電離したガスに
よりたたかれるようになり、その結果、ターゲット15
上に絶縁被膜は生じにくくなる。又、万一、ターゲット
15上に絶縁被膜が生じたとしても、絶縁被膜上の電荷
、つまり、電子は直ちに正の電位又はアース電位に保持
されたマグネット16・17もしくは上記のアースシー
ルドに吸収されるので、基板保持部11上の基板との間
で異常放電が生じることはない。
ちなみに第2図(a)に第3図に示す従来のマグネトロ
ンスパッタリング装置における放電時間と放電電力との
関係を示し、第2図(b)に本実施例によるマグネトロ
ンスパッタリング装置における放電時間と放電電力との
関係を示す。両図から明らかなように、従来の装置では
矢印Aで示す如く異常放電が頻発しているのに対し、本
実施例の装置では異常放電は生じていない。
又、本実施例では、マグネット16・17をターゲット
15の表面位置まで露出させているので、マグネット1
6からマグネット17に向かう磁界はターゲット15の
表面に沿って形成され、従って、スパッタリングにより
ターゲット15の厚さが減少しても磁界の強さはほぼ一
定に保持される。そのため、ターゲット15の厚さが減
少しても、デポジションレート及び膜組成はほぼ一定に
維持される。
なお、マグネット16・17をターゲット15の表面位
置まで露出させると、マグネット16・17がスパッタ
リングされて薄膜に混入される恐れがあるが、上記のよ
うに、ターゲット15と同一材料からなるコーティング
層20・21によりマグネット16・17を被覆してお
けば、スパッタリングされるのはコーティング層20・
21のみであり、マグネット16・17はスパッタリン
グされないので、マグネット16・17により薄膜が汚
染されることもない。
(発明の効果〕 本発明に係るマグネトロンスパッタリング装置は、以上
のように、マグネットがターゲットの表面とほぼ同一平
面を成す位置まで露出され、がっ、上記マグネットがア
ース電位又は正電位に保持されている構成である。
このように、マグネットをターゲットの裏側に配置する
のではなく、マグネットをターゲットの表面とほぼ同一
平面位置まで露出させているので、ターゲットの全域が
電離したガスでたたかれるようになる。従って、ターゲ
ットの表面に絶縁被膜は生じにくくなるので、ターゲッ
ト上に電荷は蓄積しにくくなる。
更に、マグネットはアース電位又は正電位に保持されて
いるので、万一、ターゲット上に絶縁被膜が生じても、
絶縁被膜上の電荷が直ちにマグネットに吸収され、薄膜
を堆積させるための基板との間で異常放電が生じること
はなくなる。
又、マグネットをターゲットの表面とほぼ同一平面位置
まで露出させているので、磁界はターゲットを貫通する
のではなく、ターゲットの表面に沿って形成される。そ
のため、磁界の強さはターゲットの厚さの変化に無関係
に常時はぼ一定であるので、ターゲットの厚さにかかわ
らず、デポジションレート及び膜質はほぼ一定に維持さ
れる。
本発明によれば、以上のようにして、良質の薄膜を形成
できるようになる。
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ターゲットに近接してマグネットを配置してなるマ
    グネトロンスパッタリング装置において、上記マグネッ
    トはターゲットの表面とほぼ同一平面を成す位置まで露
    出され、かつ、上記マグネットがアース電位又は正電位
    に保持されていることを特徴とするマグネトロンスパッ
    タリング装置。
JP29809989A 1989-11-15 1989-11-15 マグネトロンスパッタリング装置 Pending JPH03158462A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29809989A JPH03158462A (ja) 1989-11-15 1989-11-15 マグネトロンスパッタリング装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP29809989A JPH03158462A (ja) 1989-11-15 1989-11-15 マグネトロンスパッタリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03158462A true JPH03158462A (ja) 1991-07-08

Family

ID=17855146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29809989A Pending JPH03158462A (ja) 1989-11-15 1989-11-15 マグネトロンスパッタリング装置

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JP (1) JPH03158462A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011137205A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Canon Anelva Corp スパッタ成膜装置および膜の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011137205A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Canon Anelva Corp スパッタ成膜装置および膜の製造方法

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