JPH03158223A - 吊り下げ用把持部付容器の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吊り下げ用把持部付容器及びその製造方法に
係り、例え１！、輸血、点滴などに使用する輸液容器と
して好適な容器及びその製造方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来より、輸血や点滴に使用する輸液容器は底部を逆さ
に吊り下げて使用するが、そのためには容器を逆さに保
持する手段が必要である。

一方、容器の製造方法として、従来より、有底筒状の予
備成形品（有底パリソン、あるいは、プリフォームと呼
ばれる）を加熱状慈で、膨らませる加熱ブロー成形法が
知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、従来の予備成形品は底部に予備成形品成形時の
ゲート部の痕跡があるだけで、肉薄に成形さヘ　それを
ブロー成形時に押し棒で押っつ、膨らませるため、容器
底部に一体の把持部を形成する余地はなかっへ 本発明の目的は、このような背景に基づきなされたもの
で、容器底部に一体の把持部を有する容器の製造方法を
提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の製造方法は、予め成形した有底筒状の予備成形
品を金型内で加熱状態下、ガス圧でブロー成形すること
で、合成樹脂からなる有底の容器本体底部に、容器本体
と一体となった把持部を備えた吊り下げ用把持部付容器
を成形する方法において、 前記予備成形品を成形する際へ　予備成形品の底部に吊
り下げ月把持部の成形用肉厚部を成形しておき、把持部
成形用樹脂溜り部をキャビティ底部に備えたプリブロー
成形金壓に前記予備成形品をセットして、予備成形品を
縦横方向にプリブローするとともに、　把持部成形用樹
脂溜り部で把持部を成形して、把持部を有する中間成形
品をｆＬ成形すべき容器形状のキャビティを有するメイ
ンブロー金型に前記中間成形品をセットＩ、て、ブロー
成形することを特徴とする吊り下げ用把持部付容器の製
造方法である。

メインブロー金型によりブロー成形するに際しては、メ
インブロー余塵を、胴部成形用金型と保護用金型とを備
えるとともに、　把持部保護用金型に対向したストレッ
チ棒を備え、胴部成形用金型と把持部保護用金型とが組
合わさって成形すべき容器形状のキャビティを形成して
あり、前記把持部保護用金塩は先端に把持部保護用空所
を有し、かつ、キャビティ内を軸方向に進退自在に形成
かへ　また、ストレッチ棒も、胴部成形用金型のキャビ
ティ内を軸方向に進退自在に形成されているブロー金型
と狐　この金型を用いて前記容器を製造すると、把持部
が保護されてるのでよい。

すなわち、有底筒状の予備成形品を中間成形品にプリブ
ローする際に中間成形品の底部に把持部を成形しておき
、この中間成形品を前記ブロー金型にセット狐　ストレ
ッチ棒を中間成形品内に挿入し、把持部保護用金型の把
持部保護用空所に把持部を挿入して、ストレッチ棒と把
持部保護用金型とで中間成形品の底部を内外から挾木　
その状態でストレッチ棒と把持部保護用金型とを同じ速
度で移動して中間成形品を軸方向に延伸狐　把持部保護
用金型が胴部成形用金型と組合わさった状態でブロー成
形する。

また、メインブロー金型として、胴部成形用金型と、把
持部保護用金型と、ストレッチ棒と、延伸用迎え金型と
を有し、前記把持部保護用金型（瓢分割さ汰　前記胴部
成形金量の端部に摺動自在に組合わさって開閉自在とさ
れ、　対向面に把持部保護用空所を有Ｕ　閉時に金型内
にセットされた中間成形品の把持部を前記把持部保護用
空所で挟持するよう構成され、　前記ストレッチ棒ｉＬ
　　胴部成形用金型のキャビティ内を軸方向に進退自在
に形成され、　前記延伸用迎え金型は、前記ストレッチ
棒と対向して、胴部成形用金型のキャビティ内を軸方向
に進退自在に形成されているブロー金型を用いることも
できる。

すなわち、前記中間成形品を前記ブロー金型にセットし
、ストレッチ棒と把持部保護用舎監とで中間成形品の底
部を内外から挟んで同じ速度で移動して中間成形品を軸
方向に延伸し、延伸用迎え金型がブロー金型外方に逃げ
た後、前記把持部保護用金型が閉じて胴部成形用金型と
組合わさり、かつ、把持部保護用空所に把持部が挿入さ
れた状態でブロー成形する。

〔作用〕

本発明の吊り下げ用把持部付容器の成形方法は、容器成
形と同時に把持部を成形できる。そして、中間成形品の
成形の際に把持部を成形してしまうため、成形すべき容
器の底部の形状がブロー成形前に整えら汰　きれいに仕
上がる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

〈実施例１〉 まず、予め射出成形機で有底筒状の予備成形品１を成形
する。この予備成形品１＋戯　ＭＦＲが０、　５ｇ／ｍ
ｉｎのポリプロピレンホモポリマーを用い、射出温度２
２０℃、金型温度２０℃で成形さ汰　第１図、第２図に
示したように、口筒部高さ１５ｍｍ、胴体部高さ１２０
ｍｒｒＬ、胴体部肉厚３ｍｍで、底部に肉厚部２が成形
されている。

肉厚部２の幅は、第１図に示したように、予備成形品１
の底部幅と同一で２５ｍｍ、、肉厚部２の厚さは、第２
図に示したように、肉厚部２の幅の２分の１で１２．５
ｍｍ、　　肉厚部２の長さは１０ｍｍである。

本容器（戴　プリブローと、メインブローとの２段ブロ
ー成形により製造される。

使用する金型は、第３Ａ　第４図のようなプリブロー金
型３と、第５図〜第７図に示したようなメインブロー金
型４である。

プリブロー金型３１瓢　　肩部成形用開閉５３ａと、胴
部成形用開閉Ｗ３ｂと、底部成形用開閉型３Ｃとを備え
たもので、底部成形月食ｆｊｌ　３　ｃは開閉する分割
面各ミ　　把持部成形用樹脂溜り部６を有している。こ
の把持部成形用樹脂溜り部６で成形される把持部１１は
、中央に吊り下げ孔１２を有する平たい形状の把持部１
１である。

プリブロー金型３の肩部成形用開閉型３ａを開いて予備
成形品ｌをキャビティ内にセット狐　　ブロー成形によ
り中間成形品５を得る。このプリブロー成形は、温度調
整のために行うもので、これにより耐熱温度の高い容器
を得ることができる。

プリブロー成形条件は プリブロー金型温度、得、０℃ プリブロー延伸倍率゛縦　１．　０倍 横　　１．　２倍 プリブローエアー圧　５ｋｇ／ｃｍ２ とした。

メインブロー金型４は、第５図〜第７図に示したよう番
−一対の胴部成形用金型４ａ、４ａと底部成形用を兼ね
た把持部保護用金５４ｂとを備えるとともに、把持部保
護用金５４ｂに対向したストレッチ棒４ｃを備えたもの
で、一対の胴部成形用金型４ａ、４ａと把持部保護用金
５４ｂどが組合わさって成形すべき容器形状のキャビテ
ィを形成するようになっている。

そして、前記把持部保護用金型４ｂは棒状で分割さ也　
前記吊り下げ用把持部１１を収容して保護できるよう先
端に把持部保護用空所２０を有している。

さらに、この把持部保護用金型４ｂはキャビティ内を軸
方向に進退自在に形成されている。

また、把持部保護用金型４ｂに対向したストレッチ棒４
ｃも、キャビティ内を軸方向に進退自在に形成されてい
る。

そして、プリブロー金型３で成形された中間成形品５が
メインブロー金型４にセットさ汰　まず、その吊り下げ
用把持部１１が把持部保護用空所２０に挿入さ汰　かつ
、中間成形品５内にストレッチ棒４Ｃが挿入されて、中
間成形品５の底部が内外からストレッチ棒４Ｃと把持部
保護川音ｆｆ得、ｂとで挟持される（第５図）。

その後、ストレッチ棒４Ｃが進出して中間成形品５の内
底部を押し、把持部保護川音ｑ４ｂが後退し　これによ
り中間成形品５が縦方向に延伸される（第６図）。すな
わち、ストレッチ棒４Ｃと把持部保護川音５４ｂとが同
じ速度で下降し　中間成形品５を延伸する。

しかる後、メインブロー金型４のを締めを行い、エアを
挿入して横方向に中間成形品５を延伸獣容器本体１１の
胴部直径が９０ｍｌＴｈ、容積１１００ｍｌ、　　重さ
４０ｇで、容器本体１０ａ底部に容器本体１０ａと一体
となった吊り下げ用把持部１１２を有する容器を成形Ｉ
７た（第７図）。

成形条件は メインブロー金型温度：　　Ｚ５℃ メインブロー延伸倍率　縦　１６倍 横　　３．３倍 メインブローエアー圧：　　　ｋｇ／とｍ２とした。

得られた容器ｌＯは、偏肉の少ないかつ透明性と落下強
度が極めて優れていへ　この容器１０１よ、吊り下げ用
把持部１１が吊り下げ孔１２を有Ｉ、ているので、輸液
容器として使用する場合、懸垂が容易であっ八 また、実施例の容器は容易につぶれるソフト容器である
。さら４′−、材質にポリオレフィン系樹脂を使用した
ので、町田剤等の溶出性の高い成分を含まず安全性が高
い。また、高温蒸気滅菌に耐えうる耐熱性を有している
。

〈実施例２〉 実施例１では、中間成形品を最終成形品にブロー成形す
るにあたり、ストレッチ棒４Ｃと把持部保護用金型４ｂ
とが同じ速度で下降し　中間成形品を延伸した後、メイ
ンブロー金型４の型締めを行い、ブロー成形と同時に把
持部１１を成形するようにしている（金型底部が把持部
保護用金型４ｂで形成される）が、中間成形品５を軸方
向に延伸した後ブロー成形を行い、しかる後、底型を把
持部保護川音ｆｉ４ｄと置き換え、把持部１１を成形す
るようにしてもよい。

すなわち、第８は　第９図に示したようく　実施例１に
おける第１の把持部保護用金型４ｂの代わりに、第２の
把持部保護用金型４ｄと、延伸用迎え金型４ｅとを設け
る。この第２の把持部保護用金型４ｄは、分割さ也　前
記胴部成形金型４ａの端部に摺動自在に組合わさって開
閉自在とされ、対向面に把持部保護用空所２０を有し、
閉時に金型内にセットされた中間成形品５の底部を前記
把持部保護用空所２０内に収容して保護するよう構成さ
れている。そして、前託延伸用迎え金型４ｅは、前記ス
トレッチ棒４ｃと対向して、胴部成形用金型４ａのキャ
ビティ内を軸方向に進退自在に形成されている。

すなわち、実施例１で、ストレッチ棒４Ｃと把持部保護
用金型４ｂとが同じ速度で下降し、中間成形品５を延伸
するようにしていたのを、ス）・レッチ棒４ｃと延伸用
迎え金型４ｅとが同じ速度で下降し同様の作用をする。

また、実施例１では前記第１の把持部保護用金型４ｂの
把持部保護用空所２０に前記中間成形品５の把持部１１
を収容して保護するようになっているが、この実施例２
で（戴　ストレッチ棒４Ｃ等で中間成形品５を軸方向に
延伸した後、第２の把持部保護用金型４ｄを閉じてその
把持部保護用空所２０内に前記中間成形品５の把持部１
１を収容して保護する。

この時、延伸用迎え金型４ｅはブロー金型外方に逃げて
いる。

このようにすることで、金型の設計を容易にすることが
できる。

〔発明の効果〕

本発明によれｉｆ、　　容器本体と把持部とを一体成形
により成形できる。また、２段ブロー成形の際の１段目
で把持部を成形してしまうため、その後の２段目のブロ
ー成形工程を経ることで、熱固定された強固な把持部を
得ることができ、そして、中間成形品の成形の際に把持
部を成形してしまうため、成形すべき容器の底部の形状
がブロー成形前に整えら瓢　きれいに仕上がる。

【図面の簡単な説明】

第１図は予備成形品の正面図、第２図は予備成形品の側
面は　第３図はプリブロー金型の正面断面Ａ　第４図は
プリブロー金型の側面断面Ａ　第５図〜第７図は実施例
１のメインブロー金型によるブロー成形工程を示１．た
は　第８図及び第９図は実施例２のメインブロー金型に
よる成形工程をを示したは　第１０図は本発明に係る容
器の一例を示した断面図である。 １・・予備成形＆　２・・肉厚服　３・プリブロー金型
、３ａ・・・肩部成形用開閉型、３ｂ　・胴部成形用開
閉型、　３Ｃ・・・底部成形用開閉型、４　メインブロ
ー金型、４ｂ・・・第１の把持部成形用金型、４Ｃ・・
・ストレッチ徴　４ｄ・・第２の把持部成形用金型、５
・・中間成形品、６　把持部成形用樹脂溜り部、１０　
容器１０　ａ−容器率＆１１　　把持部１２・・吊り下
げ子−

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）予め成形した有底筒状の予備成形品を金型内で加
   熱状態下、ガス圧でブロー成形することで、合成樹脂か
   らなる有底の容器本体底部に容器本体と一体となった把
   持部を備えた吊り下げ用把持部付容器を成形する方法に
   おいて、 前記予備成形品を成形する際に、予備成形品の底部に吊
   り下げ用把持部の成形用肉厚部を成形しておき、把持部
   成形用樹脂溜り部をキャビティ底部に備えたプリブロー
   成形金型に前記予備成形品をセットして、予備成形品を
   縦横方向にプリブローするとともに把持部成形用樹脂溜
   り部で把持部を成形して、把持部を有する中間成形品を
   得、成形すべき容器形状のキャビティを有するメインブ
   ロー金型に前記中間成形品をセットして、ブロー成形す
   ることを特徴とする吊り下げ用把持部付容器の製造方法
   。
2. （２）胴部成形用金型と保護用金型とを備えるとともに
   、把持部保護用金型に対向したストレッチ棒を備え、胴
   部成形用金型と把持部保護用金型とが組合わさって成形
   すべき容器形状のキャビティを形成してあり、前記把持
   部保護用金型は先端に把持部保護用空所を有し、かつ、
   キャビティ内を軸方向に進退自在に形成され、また、ス
   トレッチ棒も、胴部成形用金型のキャビティ内を軸方向
   に進退自在に形成されているブロー金型を用い、有底筒
   状の予備成形品を中間成形品にプリブローする際に中間
   成形品の底部に把持部を成形しておき、この中間成形品
   を前記ブロー金型にセットし、ストレッチ棒を中間成形
   品内に挿入し、把持部保護用金型の把持部保護用空所に
   把持部を挿入して、ストレッチ棒と把持部保護用金型と
   で中間成形品の底部を内外から挟み、その状態でストレ
   ッチ棒と把持部保護用金型とを同じ速度で移動して中間
   成形品を軸方向に延伸し、把持部保護用金型が胴部成形
   用金型と組合わさった状態でブロー成形するようにした
   ことを特徴とする吊り下げ用把持部付容器の製造方法。
3. （３）有底筒状の予備成形品を中間成形品にプリブロー
   する際に中間成形品の底部に把持部を成形しておき、 胴部成形用金型と、把持部保護用金型と、ストレッチ棒
   と、延伸用迎え金型とを有し、前記把持部保護用金型は
   、分割され、前記胴部成形金型の端部に摺動自在に組合
   わさって開閉自在とされ、対向面に把持部保護用空所を
   有し、閉時に金型内にセットされた中間成形品の把持部
   を前記把持部保護用空所で挟持するよう構成され、前記
   ストレッチ棒は、胴部成形用金型のキャビティ内を軸方
   向に進退自在に形成され、前記延伸用迎え金型は、前記
   ストレッチ棒と対向して、胴部成形用金型のキャビティ
   内を軸方向に進退自在に形成されているブロー金型を用
   い、前記中間成形品を前記ブロー金型にセットし、スト
   レッチ棒と把持部保護用金型とで中間成形品の底部を内
   外から挟んで同じ速度で移動して中間成形品を軸方向に
   延伸し、延伸用迎え金型がブロー金型外方に逃げた後、
   前記把持部保護用金型が閉じて胴部成形用金型と組合わ
   さり、かつ、把持部保護用空所に把持部が挿入された状
   態でブロー成形するようにしたことを特徴とする吊り下
   げ用把持部付容器の製造方法。