JPH03156283A - 電気炉用炉底電極と直流電気炉 - Google Patents

電気炉用炉底電極と直流電気炉

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JPH03156283A
JPH03156283A JP1293996A JP29399689A JPH03156283A JP H03156283 A JPH03156283 A JP H03156283A JP 1293996 A JP1293996 A JP 1293996A JP 29399689 A JP29399689 A JP 29399689A JP H03156283 A JPH03156283 A JP H03156283A
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JP
Japan
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electric furnace
electrode
zirconium boride
furnace
monolithic refractory
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JP1293996A
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Otojiro Kida
音次郎 木田
Hiroshi Takeji
武次 浩
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は金属、特に鋼鉄の溶融精錬に用いる炉底電極及
び直流電気炉に関するものである。
[従来の技術] 製鋼に使用される直流電気炉には、炉底部に陽極である
炉底電極が、炉上部に陰極である一本の黒鉛電極が設け
られている。操業に際しては、電気炉内にスクラップお
よび副原料を装入し、炉底電極と上部黒鉛電極との間に
直流アークを生じさせることにより電気エネルギーを熱
エネルギーに変えてスクラップに与え、これを溶融する
。直流アーク炉は、三相(交流)アーク炉と比較して、
以下■〜■に記す長所を有しているので、今後その操業
基数が増加すると期待されている。
■陰極が一本のため、消耗する表面積が少なく、また陰
極特性により電極先端部への負荷が小さいので黒鉛電極
の消耗が少な(、電極原単位が小さい(約50%)。
■溶融時の騒音が90db以下と小さい(通常の同じ容
量の交流炉では110db )。
■電極が一本でアークが下方へ凡そ垂直に飛ぶため、温
度分布が比較的均一であり、ホットスポットが生じない
■誘導ロスがな(、エネルギー効率がよいため、溶融時
間および精錬時間が短くなり、電力原単位が小さい。
一般に、直流電気炉では、溶融金属に接する陽極(炉底
電極)および陰極周囲の炉材は操業の経過に伴って損耗
してい(。この損耗は、溶融金属による侵食が主因であ
るが、特に炉底電極として用いられているコンタクトピ
ンにおいて著しい。通常、コンタクトピンの長さが使用
限界に達すると、炉底電極の交換が必要になる。従来の
炉底電極は、金属棒などの導電性材料からなる上下方向
に長いコンタクトピンな有し、これらのコンタクトピン
な保護するため鉄皮ケース内にマグネシア質のスタンプ
材が充填されている。また、従来の炉底電極においては
、出鋼時に炉内残留溶鋼が少なくなると、溶鋼湯面上に
浮遊するスラグがマグネシア質スタンプ材と接触して低
融点の化合物を生成し、スタンプ材の損耗が著しく進行
する。このような場合に、マグネシア質のスタンプ材の
損耗速度は毎時0.5〜1. 0mmと速(、特に炉底
電極の中央部が周辺部に先行して損耗し、約700ヒー
ト(1ヒートは約1時間の操業に相当する)で約−か月
の使用で電極の交換が必要になる。このため炉底電極の
寿命が直流電気炉の補修時期を規定し、しばしば炉の補
修が行われている。
炉底電極の交換には、下記■〜■に記すような問題が存
在する。
■炉底電極を交換する際、炉内温度が低下し、作業可能
な状態になるのを待って作業員が炉内に入り、相当な高
熱の環境下において、消耗した電極の撤去と新電極の取
付および不定形耐火物の施工作業を行う。この交換作業
には炉の冷却に必要な時間のほかに、約8時間必要で、
この0炉の生産性が低下する。
■コンタクトピン周囲に、スタンプ材を現場施工するた
め、炉を一旦冷却しなければならないので、この際の冷
却により、修理箇所周辺の炉材の損耗が促進され、炉材
の現単位がさらに増える。
[発明が解決しようとする問題点] 通常、炉底電極以外の炉床部の炉材寿命は約1年であり
、炉底電極の寿命をバランスさせるように、約1年にし
たいという要望がある。
本発明はこの要望を実現するため、コンタクトピンさら
には不定形耐火物の損耗速度を小さ(し、長寿命の炉底
電極を有する直流電気炉を提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明は前述の問題点を解決すべくなされたものであり
、本発明の電気炉用炉底電極では、露出上端部を被加熱
物に接触させて通電加熱する導電性硼化ジルコニウム質
焼結体からなる上下方向に長いコンタクトピンと、少な
くとも前記コンタクトピンの前記露出上端部に続く下の
部分を取り囲むように充填された不定形耐火物を有し、
前記のコンタクトピンの下端に電源との接続部が設けら
れていることを特徴とする。
本発明の電気炉用炉底電極の好ましい態様では、前記コ
ンタクトピンが複数個設けられている。本発明の電気炉
用炉底電極の他の好ましい態様では、前記硼化ジルコニ
ウム質焼結体が28メツシュより粗い骨材を15wt%
以上50wt%以下含み、さらに好ましくは、カーボン
を3wt%以上40wt%以下含むものである。本発明
の電気炉用炉底電極の他の好ましい態様では、前記不定
形耐火物がマグネシア質スタンプ材である。
本発明の電気炉用炉底電極の他の好ましい態様では、前
記不定形耐火物が硼化ジルコニウム質不定形耐火物であ
る。本発明の電気炉用炉底電極の他の好ましい態様では
、前記不定形耐火物の上方部分が硼化ジルコニウム質不
定形耐火物であり、下方部分がマグネシア質スタンプ材
である。本発明の電気炉用炉底電極の他の好ましい態様
では、前記電源との接続部に冷却手段が設けられている
本発明の直流電気炉は、陽極である炉底電極と、陰極で
ある上部電極とを具備する直流電気炉であって、前記炉
底電極が炉内に露出された上端部を被加熱物に接触させ
て通電加熱する、上下方向に長い導電性硼化ジルコニウ
ム質焼結体からなる複数のコンタクトピンの、下に続く
部分を取り囲むように充填された不定形耐火物を有し、
前記複数のコンタクトピンの下端に電源との接続部が設
けられていることを特徴とする。本発明の直流電気炉の
好ましい態様では、前記硼化ジルコニウム質焼結体が2
8メツシュより粗い骨材を15wt%以上50wt%以
下含み、かつカーボンを3 wt%以上以上40亢tる
。本発明の直流電気炉の他の好ましい態様では、不定形
耐火物の少なくとも一部が硼化ジルコニウム質不定形耐
火物である。本発明の直流電気炉の他の好ましい態様で
は、前記電源との接続部に冷却手段が設けられている。
本発明の電気炉用炉底電極において硼化ジルコニウム質
焼結体を用いているのは、この材料の融点が3000℃
以上と高く、スラグや溶融金属、特に溶鋼にたいして優
れた耐腐食性を示す材料であり、かつ鉄鋼と同じレベル
、即ち電極に要求されるレベルの電気電導性を有する焼
結体の製作が可能であることによる。この硼化ジルコニ
ウム質焼結体はまた、細長いコンタクトピンの形状とす
ることにより、焼結が容易となり、かつ使用に際して加
熱されたとき焼結体内部に発生する熱応力が低減できる
。また、大型の炉で大容量の電流を流すことは、コンタ
クトピンを複数個設けることで可能となる。しかし、硼
化ジルコニウム質焼結体は高価でもあるので、必要以上
に多(使用することな(、コンタクトピンの周囲には不
定形耐火物を充填する。コンタクトピンと電源との接続
部は本発明の構成になる電気炉用炉底電極では必然的に
温度の低い下端に来る。
本発明の電気炉用炉底電極に使用されるコンタクトピン
には緻密な硼化ジルコニウム質焼結体を用いる方が導電
性が良い点で好ましいが、緻密な焼結体は耐熱衝撃性の
点で弱く、加熱と冷却に特別な注意を払わないと使用で
きない。
このため焼結体は粗粒子を含むものとし、さらにはカー
ボンを含むものとして耐熱衝撃性を改善したものを使用
するのが好ましい。カーボンの添加は、焼結体の導電性
を殆ど犠牲にすることなく耐熱衝撃性の改善を可能とす
る。これらの含有量は少なすぎると耐熱衝撃性の改善効
果がな(、多すぎると導電性や焼結体の強度が小さ(な
って好ましくない。
不定形耐火物としてはマグネシア質のスタンプ材を用い
るのが好ましいが、さらに耐食性に優れた硼化ジルコニ
ウム質不定型耐火物を用いればこの部分の耐久性をさら
に伸ばすことができる。また、硼化ジルコニウム質不定
型耐火物としては、キャスタブルよりスタンプ材を用い
たほうが水分が少なく、施工後の乾燥時間を短縮できて
さらに好ましい。しかし、通常侵食が底の部分に至るま
で使用することはないので、不定形耐火物を二層構造と
し、下層をマグネシア質スタンプ材とする方が全体のコ
ストも安くなり、マグネシア質スタンプ材の方が熱伝導
性が小さく電源との接続部の温度を低くできて好ましい
。また、電源との接続部分の温度を低(するには、電気
炉用炉底電極の厚さを太き(すればよいが、この場合に
は長尺のコンタクトピンが必要になるので不経済である
。この対策として、この部分を強制的に冷却してやれば
、電気炉用炉底電極の厚みを低減でき好ましい。
以下に図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明の一例である直流電気炉の炉底部分を示
す縦断面図である。直流電気炉の炉底中央部に炉底電極
11が嵌込まれている。炉底電極11はユニット化され
、炉の内張耐火物21の内側に設けられたブロック煉瓦
20に取り囲まれている。炉底電極11を取り囲む鋼製
のケース19とブロック煉瓦20との間にはマグネシア
質キャスタブルからなる目地材22が充填されている。
また、ブロック煉瓦20には通常マグネシアカーボン煉
瓦が用いられる。炉底電極11の水冷ケーブル17は直
流電源(図示せず)と接続されている。一方直流電源の
陰極側は黒鉛電極(図示せず)に接続されている。黒鉛
電極は直流電気炉の蓋(図示せず)を貫通し、その先端
が炉内の被加熱物(図示せず)に対面している。使用す
る電源は通常12万アンペア以上の容量のものである。
炉底電極11のケーブル17は電極端子16に接続され
、さらに端子16は金属製の冷却空気導入管15を介し
て概ね水平に設けられた集電板14に接続されている。
集電板14のすぐ上にはこれと平行に基板13が設けら
れている。基板13は絶縁材であるブランケットを介し
て炉本体の鉄皮に支持されている。複数の概ね垂直で互
いに平行な導電性硼化ジルコニウム質焼結体からなるコ
ンタクトピン12が基板13を貫通して集電板14に接
続支持され、鋼製のケース19に取り囲まれている。鋼
製のケース19の内側には不定形耐火物18が充填され
、コンタクトピン12の大部分がこの不定形耐火物16
に埋め込まれている。不定形耐火物18は上下二層にな
っており、不定形耐火物18の上層には硼化ジルコニウ
ム質のキャスタブル、下層にはマグネア質のスタンプ材
が施工され、その厚さは合せて例えば70〜1(1(J
cmである。炉底電極11の使用前にはコンタクトピン
12はその先端部分が上層の不定形耐火物18から少し
突き出している。
炉底電極11を直流電気炉の炉底に取り付ける場合には
、先ず使用済みの炉底電極11を撤去し、ブロック煉瓦
20を新しいものと取り替える。次に、予め鋼製のケー
ス20と基板13の内側にコンタクトピン12を配置し
、不定形耐火物18を施工し、別途準備した炉底電極1
1を炉の上方から吊り降ろし、これをブロック煉瓦20
で取り囲まれた炉底開口部に嵌込む。この時、絶縁材で
あるブランケットを所定位置に予め敷き込んでおき、炉
底電極11と炉本体とを絶縁する。その後炉底電極11
の鋼製のケース20とブロック煉瓦20との隙間にマグ
ネシア質キャスタブルの目地材22を施工し、電極端子
16にケーブル17を接続するとともに、導入管15の
冷却空気取り入れ口に空気供給管(図示せず)を接続す
る。
この直流電気炉で鋼鉄を溶製する場合には、炉内に所定
量のスクラップおよび副原料を投入し、炉底電極11と
黒鉛電極との間に通電すると、黒鉛電極とスクラップと
の間にアークが発生し、スクラップが溶融する。この時
、直流電流はケーブル17から冷却空気導入管15を通
って集電板15から複数のコンタクトピン12に別れ、
炉内のスクラップに入り、アークを介して黒鉛電極に流
れる。炉底電極11の底部を冷却する空気は導入管15
から入って上方へ流れ、基板13と集電板I4との間を
ほぼ放射状に側方へ流出する。
本発明の炉底電極11に使用するコンタクトピンの材料
としては例えば第1表のような硼化ジルコニウム質の焼
結体が使用できる。
第1表 第2表には第1表の硼化ジルコニウム質焼結体の物性を
示した。
第2表 また、コンタクトピンを埋め込んでいる不定耐火物に使
用される硼化ジルコニウム質の工形耐火物としては例え
ば次のようなものが使できる。
第3表 使用する硼化ジルコニウム質不定形耐火物のZrB1含
有量は耐スラグ侵食性を確保するため90wt%以上と
するのが好ましい。この硼化ジルコニウム質不定形耐火
物は約1500℃以上で焼結が進み導電性を有するよう
になるので、炉底電極の一部分として機能するようにな
る。硼化ジルコニウム質の焼結体は表面が酸化されると
酸化ジルコニウムとなり、導電性を失い溶鋼に濡れにく
(なるので、使用上注意が必要である。
実際の操業では最初にコンタクトピンな使用するとき、
例えば先端に金属性のキャップを取り付けることにより
操業開始時の酸化を防止でき、出鋼時には湯を少し残し
て電気炉を傾けないようにし、表面が常に溶鋼に覆われ
ているようにして酸化を防ぐことができる。
[実施例] 第2図に示す誘導加熱電気炉を用いて、製鋼用の電気炉
を模擬した試験を行なった結果を以下に説明する。
図において、1は誘導コイルであり、2は容器、3は不
定形耐火物、4は試験用の電極、5は黒鉛電極、6は銅
製の端子、7は溶鋼、8はケーブル、9は絶縁体、IO
は止め金具である。
先ず、試験に供した電極の寸法は100φ×400 m
mのもので、28メツシュ以上のZrBz粗粒を約40
wt%含む硼化ジルコニウム質焼結体(嵩比重5.3g
/cm”、曲げ強度510Kg/cm2.比抵抗2 X
 10−’Ωcm、耐熱衝撃性ΔT;1000℃)およ
びカーボンを約5wt%と28メツシュ以上のZrB。
粗粒を約35wt%含む硼化ジルコニウム質焼結体く嵩
比重4.2g/cm″7曲げ強度450Kg/cm”、
比抵抗2.4X to−’Ωcm、耐熱衝撃性ΔT;1
100℃)の他、比較用として従来使用されている極低
炭素鋼および28メツシュ以上のZrB 2粗粒を約1
0wt%と少なくした硼化ジルコニウム質焼結体く嵩比
重4.5g/cm”、曲げ強度 320Kg/cm”、
比抵抗1.6 Xl0−’Ωcm、耐熱衝撃性ΔT、8
00℃)のものをそれぞれ試験に供した。また、使用し
た黒鉛電極の比抵抗は約10−3Ωamでその寸法は1
00φX 500mmである。尚、硼化ジルコニウム質
焼結体は、配合するZrB1粗粒を全て4メツシュより
細かいものとし、結合材としては液状のレゾールタイプ
のフェノール樹脂を使い、2000Kg/am”でラバ
ープレス成形後、2000℃で3時間アルゴンガス雰囲
気中で焼成したものである。
溶融に供した鋼材はSS41を約20mmのサイズに切
断したものであり、炉(内側の寸法350φX900 
!im、容量約8(B2)の中にそれぞれ合計的230
Kgを投入した。
また、不定形耐火物は主としてマグネシア質スタンプ材
を用いたが、一部の実験では底部に硼化ジルコニウム質
のキャスタブルを施工して試験に供した。
鋼材の溶融は先ず誘導加熱により徐々に電力を上げて行
き、約1600℃に昇温後約1時間その温度に保持した
。この加熱中1、溶鋼はかなり激しく流動していた。こ
の保持時の電力は約90KWであった。尚、この加熱中
、炉底は送風により強制冷却を行なった。誘導電力を止
めた後、上下の電極間の電気抵抗を測定した。その後、
炉を傾けて溶鋼を注出し、冷却後傾の内部を点検した。
この点検で湯面の部分のマグネシア質スタンプ材は何れ
の場合も約10mm侵食されていた。以上の試験の結果
をまとめて第4表に示す。
以上の試験の結果、硼化ジルコニウム質焼結体は従来使
用されていた極低炭素鋼と比べて電気伝導性に問題はな
く、炉底電極のコンタクトピンとして十分使用でき、格
段に耐久性の良いことが確認された。また、硼化ジルコ
ニウム質焼結体をZrBt粗粒を15wt%以上含む焼
結体とすることにより、さらにはカーボンを3wt%以
上含む焼結体とすることにより、この電極の耐熱衝撃性
を効果的に改善でき、特別丁寧な予備加熱を省略しても
、電極の破損の心配なく操業できることが確認された。
また、硼化ジルコニウム質の不定形耐火物を炉底に用い
ることにより、炉底部分の消耗がさらに低減できること
が分かった。
[発明の効果] 本発明の炉底電極を電気炉に用いることにより、従来よ
りはるかに長寿命の電気炉が実現でき、この構成が直流
電気炉に適したものであることから、非常に長寿命の直
流電気炉が実現できろ。また、耐熱衝撃性の良い硼化ジ
ルコニウム質填結体を用いることにより、特別丁寧な予
備加熱などを行なわなくても、電極の破損の心配な(操
業可能となる。従って、本発明の直流電気炉を利用する
ことにより、頻繁な電気炉の補修作業が殆ど不必要にな
り、省力化は勿論、高熱環境下における作業が大幅に削
減でき、電気炉の稼動率の向上、耐火物原単位の低減な
ど2本発明の炉底電極を使用して得られる製鋼コストの
低下は格段に太き(、その工業上の利用価値は多大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例である炉底電極を直流電気炉の炉
底に取り付けた縦断面であり、図においてそれぞれ、1
1は炉底電極、12はコンタクトピン、13は基板、1
4は集電板、15は冷却空気導入管、16は銅製端子、
17はケーブル、18は不定形耐火物、19は鋼製のケ
ース、20はブロック煉瓦、21は炉の内張り耐火物、
22は目地材である。 第2図は実施例において、試験に用いた電気炉の縦断面
図であり、図において、それぞれ1は誘導コイル、2は
ケース、3は内張り耐火物、4は炉底電極、5は上部電
極、7は溶鋼、8はケーブル、9は絶縁体、IOは止め
金具である。 拓 ? 図 手続補正書 平成2年 9月ユO日

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)露出上端部を被加熱物に接触させて通電加熱する
    導電性の硼化ジルコニウム質焼結体からなる上下方向に
    長いコンタクトピンと、少なくとも前記コンタクトピン
    の前記露出上端部に続く下の部分を取り囲むように充填
    された不定形耐火物を有し、前記のコンタクトピンの下
    端に電源との接続部が設けられていることを特徴とする
    電気炉用炉底電極。
  2. (2)請求項1において、前記コンタクトピンが複数個
    設けられている電気炉用炉底電極。
  3. (3)請求項1または2において、前記硼化ジルコニウ
    ム質燒結体が28メッシュより粗い骨材を15wt%以
    上50wt%以下含むものである電気炉用炉底電極。
  4. (4)請求項3において、前記硼化ジルコニウム質燒結
    体が、更にカーボンを3wt%以上40wt%以下含む
    ものである電気炉用炉底電極。
  5. (5)請求項1〜4のいずれか一つにおいて、不定形耐
    火物がマグネシア質スタンプ材である電気炉用炉底電極
  6. (6)請求項1〜4のいずれか一つにおいて、不定形耐
    火物が硼化ジルコニウム質不定形耐火物である電気炉用
    炉底電極。
  7. (7)請求項1〜4のいずれか一つにおいて、不定形耐
    火物の上方部分が硼化ジルコニウム質不定形耐火物であ
    り、下方部分がマグネシア質スタンプ材である電気炉用
    炉底電極。
  8. (8)請求項1〜7のいずれか1つにおいて、前記電源
    との接続部に冷却手段が設けられている電気炉用炉底電
    極。
  9. (9)陽極である炉底電極と、陰極である上部電極とを
    具備する直流電気炉であって、前記炉底電極が炉内に露
    出された上端部を被加熱物に接触させて通電加熱する上
    下方向に長い導電性の硼化ジルコニウム質燒結体からな
    る複数のコンタクトピンの下に続く部分を取り囲むよう
    に充填された不定形耐火物を有し、前記複数のコンタク
    トピンの下端に電源との接続部が設けられていることを
    特徴とする直流電気炉。
  10. (10)請求項9において、前記硼化ジルコニウム質墳
    結体が28メッシュより粗い骨材を15wt%以上50
    wt%以下含み、かつカーボンを3wt%以上40wt
    %以下含むものである直流電気炉。
  11. (11)請求項9または10において、前記不定形耐火
    物の少なくとも一部分が硼化ジルコニウム質不定形耐火
    物である直流電気炉。
  12. (12)請求項9〜11のいずれか一つにおいて、前記
    電源との接続部に冷却手段が設けられている直流電気炉
JP1293996A 1989-11-14 1989-11-14 電気炉用炉底電極と直流電気炉 Pending JPH03156283A (ja)

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