JPH03155514A - 光情報記録再生装置の光学系 - Google Patents
光情報記録再生装置の光学系Info
- Publication number
- JPH03155514A JPH03155514A JP2026368A JP2636890A JPH03155514A JP H03155514 A JPH03155514 A JP H03155514A JP 2026368 A JP2026368 A JP 2026368A JP 2636890 A JP2636890 A JP 2636890A JP H03155514 A JPH03155514 A JP H03155514A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- chromatic aberration
- optical system
- information recording
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 222
- 230000004075 alteration Effects 0.000 claims abstract description 305
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims abstract description 110
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 24
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 claims description 8
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 abstract description 11
- 230000004907 flux Effects 0.000 abstract description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 54
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 22
- 239000000463 material Substances 0.000 description 22
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 15
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 15
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 15
- 210000003128 head Anatomy 0.000 description 14
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 201000009310 astigmatism Diseases 0.000 description 6
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 239000006059 cover glass Substances 0.000 description 3
- 206010010071 Coma Diseases 0.000 description 2
- 101150008545 FAS1 gene Proteins 0.000 description 2
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 2
- 101100313164 Caenorhabditis elegans sea-1 gene Proteins 0.000 description 1
- 101710188638 Non-structural protein 3a Proteins 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 239000005304 optical glass Substances 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920003229 poly(methyl methacrylate) Polymers 0.000 description 1
- 239000004926 polymethyl methacrylate Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 210000001747 pupil Anatomy 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 102220010919 rs397507454 Human genes 0.000 description 1
- 230000002747 voluntary effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Head (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、半導体レーザーを光源として用いる光情報
記録再生装置の光学系に関するものである。
記録再生装置の光学系に関するものである。
[従来の技術]
光デイスク装置等の光情報記録再生装置の光学系は、一
般的に第52図に示したように、ほぼ平行光束を発する
光源部10と、光源部10から発した光束をディスク上
に集光させる対物光学系20と、光源部10と対物光学
系20との間に設けられてディスクで反射された光束を
分離するビームスプリッタ−30と、分離された光束を
受光する信号検出光学系40とから構成されている。
般的に第52図に示したように、ほぼ平行光束を発する
光源部10と、光源部10から発した光束をディスク上
に集光させる対物光学系20と、光源部10と対物光学
系20との間に設けられてディスクで反射された光束を
分離するビームスプリッタ−30と、分離された光束を
受光する信号検出光学系40とから構成されている。
光源部10は、半導体レーザー11、コリメータレンズ
12、ビーム整形素子13とを有している。
12、ビーム整形素子13とを有している。
対物光学系20は、対物レンズ21とミラー22とを含
み、光ディスクのラジアル方向にスライドされるヘッド
50内に設けられている。また、対物レンズ21は、ヘ
ッド50内に設けられた図示せぬアクチュエータに取り
付けられており、ディスクのそりなどに起因するピント
ズレを補正するように、少なくともその先軸方向に微動
できるよう構成されている。
み、光ディスクのラジアル方向にスライドされるヘッド
50内に設けられている。また、対物レンズ21は、ヘ
ッド50内に設けられた図示せぬアクチュエータに取り
付けられており、ディスクのそりなどに起因するピント
ズレを補正するように、少なくともその先軸方向に微動
できるよう構成されている。
信号検出光学系40は、ビームスプリッタ−41、トラ
ッキング信号検出系42、及びフォーカシング信号検出
系43を有し、光ディスクODからの反射光により、デ
ィスクに記録された情報とフォーカス、トラックの各エ
ラー信号とを読み取る。
ッキング信号検出系42、及びフォーカシング信号検出
系43を有し、光ディスクODからの反射光により、デ
ィスクに記録された情報とフォーカス、トラックの各エ
ラー信号とを読み取る。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、光デイスク装置の光源として用いられている
半導体レーザーは、出力パワーの変化、あるいは温度の
変化により発光波長がシフトする。
半導体レーザーは、出力パワーの変化、あるいは温度の
変化により発光波長がシフトする。
このため、光学系の色収差が補正されていない場合には
、光束の集光位置が波長のシフトにより変化することと
なる。
、光束の集光位置が波長のシフトにより変化することと
なる。
集光位置がディスクの記録面に一致していない場合には
、誤ったデータの書き込み、読み出しが行なわれる可能
性が高くなってしまう。
、誤ったデータの書き込み、読み出しが行なわれる可能
性が高くなってしまう。
但し、温度変化等に起因する比較的緩やかな波長の変化
によるピントズレは、コリメートレンズが色収差補正及
び温度変化補正されている場合には、前記のフォーカシ
ングサーボにより自動的に補正される。
によるピントズレは、コリメートレンズが色収差補正及
び温度変化補正されている場合には、前記のフォーカシ
ングサーボにより自動的に補正される。
しかしながら、データを書き込む際には、温度上昇させ
る領域とさせない領域とで半導体レーザーの発振波長が
瞬時に数nmシフトする。そして、このような急激なシ
フトによるピントズレは、上記のフォーカシングサーボ
によって補正することができない。
る領域とさせない領域とで半導体レーザーの発振波長が
瞬時に数nmシフトする。そして、このような急激なシ
フトによるピントズレは、上記のフォーカシングサーボ
によって補正することができない。
従って、特に書込みを行う場合、対物光学系の色収差補
正は重要である。
正は重要である。
対物レンズ自体を色収差補正した光学系は、例えば特開
昭63−10118号、特開昭60−232519号、
特開昭58−72114号に開示されている。
昭63−10118号、特開昭60−232519号、
特開昭58−72114号に開示されている。
しかしながら、特開昭63−10118号のレンズは非
球面レンズを含む3枚構成であり、また特開昭60−2
32519号、特開昭58−72114号のレンズはガ
ラスレンズ4枚の構成であるため、色収差補正をしてい
ないレンズと比較して重量が大きく、可動機構(アクチ
ュエータ)への負荷が大きいという課題があった。
球面レンズを含む3枚構成であり、また特開昭60−2
32519号、特開昭58−72114号のレンズはガ
ラスレンズ4枚の構成であるため、色収差補正をしてい
ないレンズと比較して重量が大きく、可動機構(アクチ
ュエータ)への負荷が大きいという課題があった。
光デイスク用の対物レンズは、フォーカシング、トラッ
キングのために高い周波数で移動されるため、アクチュ
エータの負担軽減のために対物レンズの小型化、軽量化
が強く要求される。
キングのために高い周波数で移動されるため、アクチュ
エータの負担軽減のために対物レンズの小型化、軽量化
が強く要求される。
また、特開昭62−269922号は、コリメータレン
ズの色収差を過剰に補正することにより対物レンズの色
収差を補正する光学系を開示している。この構成では、
フォーカシング信号検出光学系をも色収差を過剰に補正
しておかなければ、検出される信号自体が誤差を含んで
しまい、ピントを合わせるためのフォーカシングサーボ
によって逆にピントズレを発生させてしまう。
ズの色収差を過剰に補正することにより対物レンズの色
収差を補正する光学系を開示している。この構成では、
フォーカシング信号検出光学系をも色収差を過剰に補正
しておかなければ、検出される信号自体が誤差を含んで
しまい、ピントを合わせるためのフォーカシングサーボ
によって逆にピントズレを発生させてしまう。
しかしながら、フォーカシング信号検出光学系の色収差
補正量は、この光学系の集光レンズの焦点距離と対物レ
ンズの焦点距離との比Mの2乗に比例するため、受光素
子の大きさがらH=10程度の値をとる一般の光デイス
ク装置の光学系では、集光レンズに十分な色収差補正量
を持たせることは困難である。
補正量は、この光学系の集光レンズの焦点距離と対物レ
ンズの焦点距離との比Mの2乗に比例するため、受光素
子の大きさがらH=10程度の値をとる一般の光デイス
ク装置の光学系では、集光レンズに十分な色収差補正量
を持たせることは困難である。
[発明の目的]
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、
光源として用いる半導体レーザーの発光波長がシフトし
た際にも、集光位置のズレを生じることなく、シかも、
トラッキング、フォーカシングサーボのために駆動され
る部分の重量を抑えてアクチュエータにかかる負担を軽
減することができる光情報記録再生装置の光学系を提供
することを目的とする。
光源として用いる半導体レーザーの発光波長がシフトし
た際にも、集光位置のズレを生じることなく、シかも、
トラッキング、フォーカシングサーボのために駆動され
る部分の重量を抑えてアクチュエータにかかる負担を軽
減することができる光情報記録再生装置の光学系を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
この発明に係る光情報記録再生装置の光学系は、ほぼ平
行な光束を発生する光源部と、光源部からの光束を媒体
上に集光させる対物レンズと、媒体で反射された光束を
光源部へ向かう光路から分離して受光系に導くビームス
プリッタ−と、ほぼパワーを持たず、対物レンズとビー
ムスプリッタ−との間に設けられて対物レンズの色収差
を補正する色収差補正素子と、対物レンズを少なくとも
その光軸方向に独立して駆動する手段とを有しているこ
とを特徴とする。
行な光束を発生する光源部と、光源部からの光束を媒体
上に集光させる対物レンズと、媒体で反射された光束を
光源部へ向かう光路から分離して受光系に導くビームス
プリッタ−と、ほぼパワーを持たず、対物レンズとビー
ムスプリッタ−との間に設けられて対物レンズの色収差
を補正する色収差補正素子と、対物レンズを少なくとも
その光軸方向に独立して駆動する手段とを有しているこ
とを特徴とする。
対物レンズと色収差補正素子とは、色収差以外の収差に
ついては、それぞれ独立して補正されていることが望ま
しい。なぜなら、対物レンズと色収差補正素子とで収差
を打ち消し合うような構成とすると、トラッキング、フ
ォーカシングにより相対位置が変化した際に収差が発生
するからである。
ついては、それぞれ独立して補正されていることが望ま
しい。なぜなら、対物レンズと色収差補正素子とで収差
を打ち消し合うような構成とすると、トラッキング、フ
ォーカシングにより相対位置が変化した際に収差が発生
するからである。
また、色収差補正素子は、色収差の補正のためにアツベ
数の異なる正レンズと負レンズとを組み合わせて構成さ
れるが、色収差補正量を大きくするためには、これらの
レンズを貼合わせることが望ましい。なぜなら、正レン
ズと負レンズとの間に空気間隔が存在すると、周辺部で
全反射が発生して光束のケラレを生じ、また、相対する
面の偏心、間隔誤差が生じた際に収差変動が発生するか
らである。
数の異なる正レンズと負レンズとを組み合わせて構成さ
れるが、色収差補正量を大きくするためには、これらの
レンズを貼合わせることが望ましい。なぜなら、正レン
ズと負レンズとの間に空気間隔が存在すると、周辺部で
全反射が発生して光束のケラレを生じ、また、相対する
面の偏心、間隔誤差が生じた際に収差変動が発生するか
らである。
[実施例コ
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。説
明の順序は以下の通りである。
明の順序は以下の通りである。
(1)光情報記録再生装置の光学系全体の構成例(2)
対物レンズの具体例 (3)対物光学系の具体例 実施例1〜実施例12(1
)光情報記録再生装置の光学系全体の構成〈実施例1〉 第1図は、光情報記録再生装置の光学系の実施例1を示
したものである。
対物レンズの具体例 (3)対物光学系の具体例 実施例1〜実施例12(1
)光情報記録再生装置の光学系全体の構成〈実施例1〉 第1図は、光情報記録再生装置の光学系の実施例1を示
したものである。
この光学系は、光源部10、対物光学系20、ビームス
プリッタ−30、信号検出光学系40とを備えている。
プリッタ−30、信号検出光学系40とを備えている。
光源部10は、発散光束を発生する半導体レーザー11
と、発散光束を平行光束とするコリメータレンズ12と
、光束断面の形状を整形するビーム整形光学系13とか
ら構成され、断面円形の平行ビームを発生する。
と、発散光束を平行光束とするコリメータレンズ12と
、光束断面の形状を整形するビーム整形光学系13とか
ら構成され、断面円形の平行ビームを発生する。
対物光学系20は、ビームをディスク面に集光させる対
物レンズ21と、ミラー22と、半導体レーザー11の
波長変動による集光位置の移動を補正する色収差補正素
子23とを備えている。対物レンズ21とミラー22と
は、光ディスクのラジアル方向にスライドされるヘッド
50内に設けられている。色収差補正素子は、正レンズ
と負レンズとを貼り合わせて構成されており、ヘッド5
0外に固定して設けられている。また、対物レンズ21
は、ヘッド50内に設けられた図示せぬアクチュエータ
上に設けられており、その光軸方向、及びディスクの半
径方向に微動できる。
物レンズ21と、ミラー22と、半導体レーザー11の
波長変動による集光位置の移動を補正する色収差補正素
子23とを備えている。対物レンズ21とミラー22と
は、光ディスクのラジアル方向にスライドされるヘッド
50内に設けられている。色収差補正素子は、正レンズ
と負レンズとを貼り合わせて構成されており、ヘッド5
0外に固定して設けられている。また、対物レンズ21
は、ヘッド50内に設けられた図示せぬアクチュエータ
上に設けられており、その光軸方向、及びディスクの半
径方向に微動できる。
なお、色収差補正量23を透過する光束の径は、対物レ
ンズ21の径よりも大きく設定することが望ましい、こ
れは、対物レンズ21と色収差補正素子23とがトラッ
キングにより相対的に移動した際にも対物レンズ21に
十分な光束を入射させるためである。
ンズ21の径よりも大きく設定することが望ましい、こ
れは、対物レンズ21と色収差補正素子23とがトラッ
キングにより相対的に移動した際にも対物レンズ21に
十分な光束を入射させるためである。
ヘッド50と対物レンズ21とは、共にディスクの半径
方向に駆動されるが、ヘッド50の駆動はトラックを横
切る粗動(ラジアルサーボ)であり、対物レンズ21の
駆動は周波数の高い微動(トラッキングサーボ)である
。
方向に駆動されるが、ヘッド50の駆動はトラックを横
切る粗動(ラジアルサーボ)であり、対物レンズ21の
駆動は周波数の高い微動(トラッキングサーボ)である
。
信号検出光学系40は、ビームスプリッタ−41、トラ
ッキング信号検出系42、及びフォーカシング信号検出
系43を有し、光ディスクODからの反射光により、デ
ィスクに記録された情報とフォーカス、トラックの各エ
ラー信号とを読み取る。
ッキング信号検出系42、及びフォーカシング信号検出
系43を有し、光ディスクODからの反射光により、デ
ィスクに記録された情報とフォーカス、トラックの各エ
ラー信号とを読み取る。
対物レンズ21が設けられたアクチュエータは、フォー
カスエラー信号に基づき、ディスクのそりなどに起因す
るピントズレを補正するようにフォーカシングサーボを
かけ、トラックエラー信号に基づき、対物レンズ21に
よって集光されるスポットがトラックから外れないよう
トラッキングサーボをかける。
カスエラー信号に基づき、ディスクのそりなどに起因す
るピントズレを補正するようにフォーカシングサーボを
かけ、トラックエラー信号に基づき、対物レンズ21に
よって集光されるスポットがトラックから外れないよう
トラッキングサーボをかける。
なお、トラッキングサーボは、上記のように対物レンズ
21を駆動する方法以外に、ミラー22、あるいはヘッ
ド50全体を高周波で駆動する方法をとることもできる
。
21を駆動する方法以外に、ミラー22、あるいはヘッ
ド50全体を高周波で駆動する方法をとることもできる
。
第2図は、再生専用の光ディスクを例にとってラジアル
サーボとトラッキングサーボとの相違を説明したもので
ある。光ディスクOD上には、−点鎖線で示したトラッ
クTがスパイラル状に形成されており、このトラックT
上にビットPが形成されている。ラジアルサーボは、対
物レンズにより集光されたスポットSを、図中の矢印で
示したようにトラックTを横切って移動させる制御であ
る。
サーボとトラッキングサーボとの相違を説明したもので
ある。光ディスクOD上には、−点鎖線で示したトラッ
クTがスパイラル状に形成されており、このトラックT
上にビットPが形成されている。ラジアルサーボは、対
物レンズにより集光されたスポットSを、図中の矢印で
示したようにトラックTを横切って移動させる制御であ
る。
トラッキングサーボは、トラックT上をトレースするス
ポットSが、そのトラックから外れないよう微小範囲で
移動させる制御である。
ポットSが、そのトラックから外れないよう微小範囲で
移動させる制御である。
なお、上記の色収差補正素子23は、第3図に示したよ
うに、ヘッド50内に設ける構成としてもよい。
うに、ヘッド50内に設ける構成としてもよい。
色収差補正素子23をヘッド外に設けた場合には、ヘッ
ドを小型化することができる。一方、色収差上素子をヘ
ッド内に設けた場合には、ラジアルサーボによる入射瞳
の位置ズレがないため、ヘッド外に配置する場合よりも
色収差補正素子の有効径を小さくすることができる。
ドを小型化することができる。一方、色収差上素子をヘ
ッド内に設けた場合には、ラジアルサーボによる入射瞳
の位置ズレがないため、ヘッド外に配置する場合よりも
色収差補正素子の有効径を小さくすることができる。
〈実施例2〉
第4図は、光情報記録再生装置の光学系の第2の実施例
を示したものである。
を示したものである。
この光学系は、半導体レーザー11、コリメートレンズ
12、ビームスプリッタ−30,対物レンズ21、色収
差補正素子23、信号検出光学系40が、ディスクの半
径方向にスライドされるヘッド50内に一体に設けられ
ている。
12、ビームスプリッタ−30,対物レンズ21、色収
差補正素子23、信号検出光学系40が、ディスクの半
径方向にスライドされるヘッド50内に一体に設けられ
ている。
対物レンズ21は、アクチュエータ51上に設けられて
おり、その光軸方向、及びディスクの半径方向に微動で
きる。
おり、その光軸方向、及びディスクの半径方向に微動で
きる。
色収差補正素子23は、負レンズ2枚と正レンズ1枚と
を貼り合わせて構成されている。
を貼り合わせて構成されている。
(2)対物レンズ
第5図は上記の対′物しンズを示したものであり、第6
図及び第7図は対物レンズ単体の収差を示している。第
5図中の符号ODはディスクの記録面をカバーするカバ
ーガラスを表わしている。
図及び第7図は対物レンズ単体の収差を示している。第
5図中の符号ODはディスクの記録面をカバーするカバ
ーガラスを表わしている。
光デイスク用の対物レンズは、光束をディスクの記録面
に収束させるための強い収束力を持つ凸面が必須となる
。そして、集光性能を高く維持するために球面収差とコ
マ収差とを十分に補正する必要がある。
に収束させるための強い収束力を持つ凸面が必須となる
。そして、集光性能を高く維持するために球面収差とコ
マ収差とを十分に補正する必要がある。
コマ収差を抑えるためには正弦条件を満足させる必要が
あり、そのためには光源側に凸となる強い収束面を設け
る必要がある。この強い収束面は、ワーキングデイスタ
ンスを確保するためにはディスクに近い方が好ましい。
あり、そのためには光源側に凸となる強い収束面を設け
る必要がある。この強い収束面は、ワーキングデイスタ
ンスを確保するためにはディスクに近い方が好ましい。
この対物レンズは、1枚で球面収差、コマ収差を補正す
るために、そして、中心厚を抑えつつ加工に必要なコバ
厚を確保するために、周辺部はど曲率半径が大きい非球
面レンズとされる。
るために、そして、中心厚を抑えつつ加工に必要なコバ
厚を確保するために、周辺部はど曲率半径が大きい非球
面レンズとされる。
異体的な数値構成は、第11第2表に示した通りである
0表中の記号は、rは面の曲率半径、dはレンズ厚若し
くは空気間隔、n?aaはレンズの波長780nmにお
ける屈折率、ndはレンズの波長588n*における屈
折率、νdはアツベ数である。第1.2面が対物レンズ
、第3.4面が光ディスクのカバーガラスであり、硝材
は、対物レンズがポリメチルメタクリレート、光ディス
クのカバーガラスODがBK?である。
0表中の記号は、rは面の曲率半径、dはレンズ厚若し
くは空気間隔、n?aaはレンズの波長780nmにお
ける屈折率、ndはレンズの波長588n*における屈
折率、νdはアツベ数である。第1.2面が対物レンズ
、第3.4面が光ディスクのカバーガラスであり、硝材
は、対物レンズがポリメチルメタクリレート、光ディス
クのカバーガラスODがBK?である。
表1
面番号 r d nフs@nd シー
1 2.005 2.080 1.48479 1
.49186 57.42 −5.231 1.3
90 3 (X) 1.200 1.510?
2 1.51833 84.14o。
1 2.005 2.080 1.48479 1
.49186 57.42 −5.231 1.3
90 3 (X) 1.200 1.510?
2 1.51833 84.14o。
非球面である第1面と第2面とは、光軸からの高さがY
となる非球面上の座標点の非球面頂点の接平面からの距
離をx1非球面頂点の曲率(1/r)をC1円錐係数を
に、 4次〜12次の非球面係数をA4〜^1□として
、 X= で表される。これらの係数は、第2表に示す通りである
。
となる非球面上の座標点の非球面頂点の接平面からの距
離をx1非球面頂点の曲率(1/r)をC1円錐係数を
に、 4次〜12次の非球面係数をA4〜^1□として
、 X= で表される。これらの係数は、第2表に示す通りである
。
表2
第1面 第2面
に士−0,5223E+OOK=−0,3168E+0
LAa”−0,1400E−03Aa=0.1740に
一01As”−0,4968E−04Alg”−0,4
011E−02A8冨0.1654E−04A8=0.
5593g−03Ale”−0,1292g−04At
e=−0,3494g−04Aha” 0.0000E
÷00 A12” O,0OOOE+00(3)対
物光学系の具体例 上記の対物レンズ単体のデフォーカスに基づく波面収差
の劣化は、第8図に示した通りであり、波長が5nmシ
フトすることにより、0.04λ程度の波面収差が発生
することが理解できる。対物レンズとしての性能を維持
するためには、波面収差は0.05λ程度が限度である
が、実際には色収差以外の要因に基づくデフォーカスも
存在するため、波長の5nm程度のシフトで上記の限界
を越える可能性がある。
LAa”−0,1400E−03Aa=0.1740に
一01As”−0,4968E−04Alg”−0,4
011E−02A8冨0.1654E−04A8=0.
5593g−03Ale”−0,1292g−04At
e=−0,3494g−04Aha” 0.0000E
÷00 A12” O,0OOOE+00(3)対
物光学系の具体例 上記の対物レンズ単体のデフォーカスに基づく波面収差
の劣化は、第8図に示した通りであり、波長が5nmシ
フトすることにより、0.04λ程度の波面収差が発生
することが理解できる。対物レンズとしての性能を維持
するためには、波面収差は0.05λ程度が限度である
が、実際には色収差以外の要因に基づくデフォーカスも
存在するため、波長の5nm程度のシフトで上記の限界
を越える可能性がある。
このような波長変動による対物レンズのデフオ−カスを
補正するのが、色収差補正素子である。
補正するのが、色収差補正素子である。
色収差補正素子は、対物レンズの波長変動によるパワー
の変化を相殺する方向に波長の変化に対してパワーが変
化する必要がある。
の変化を相殺する方向に波長の変化に対してパワーが変
化する必要がある。
一般に、色収差補正をしていない屈折を用いたレンズは
、波長変化Δλによるパワーの変化Δφの割合Δφ/Δ
λが負の値をとる。従って、色収差補正素子は、Δφ/
Δλが正の値を持つ必要がある。
、波長変化Δλによるパワーの変化Δφの割合Δφ/Δ
λが負の値をとる。従って、色収差補正素子は、Δφ/
Δλが正の値を持つ必要がある。
なお、色収差補正素子は、色収差補正素子と対物レンズ
との光軸方向への相対位置変化により収差が変化しない
ように、ほぼパワーを持たないことが要求される。
との光軸方向への相対位置変化により収差が変化しない
ように、ほぼパワーを持たないことが要求される。
また、色収差補正素子と対物レンズの光軸外への偏心に
よる収差変動をなくすため、球面収差をほぼ完全に補正
されていることが要求される。偏心は、取付時の位置誤
差、フォーカシング時の横ズレ、トラッキング等により
発生する。
よる収差変動をなくすため、球面収差をほぼ完全に補正
されていることが要求される。偏心は、取付時の位置誤
差、フォーカシング時の横ズレ、トラッキング等により
発生する。
このような条件を満たす場合には、対物レンズとビーム
スプリッタ−との間の何れの位置に色収差補正素子を配
置したとしても、最終的に色収差のない対物光学系を構
成することができる。
スプリッタ−との間の何れの位置に色収差補正素子を配
置したとしても、最終的に色収差のない対物光学系を構
成することができる。
上記の要求を満たすため、以下の各実施例で示される色
収差補正素子は、次の(1)〜(7)の条件を満たすも
のである。
収差補正素子は、次の(1)〜(7)の条件を満たすも
のである。
np−n、 XIO’ < 300 −
(1)(nptms−1)(1−ν。)88/シ2フa
s)>0.2 ・・・(2)(Δnp/Δ
λ−Δnn/Δλ)×λ2> 9.0nm ・・・(
3)Ifp/fpl < 0.01 ・・・(
4)ra/re > 5 ・
・・(5)r+/fl > 7
・”(6)r3/f )7
・・・(7)但し、式中の記号は以下の意味である
。
(1)(nptms−1)(1−ν。)88/シ2フa
s)>0.2 ・・・(2)(Δnp/Δ
λ−Δnn/Δλ)×λ2> 9.0nm ・・・(
3)Ifp/fpl < 0.01 ・・・(
4)ra/re > 5 ・
・・(5)r+/fl > 7
・”(6)r3/f )7
・・・(7)但し、式中の記号は以下の意味である
。
n、:中心使用波長λての正レンズの屈折率nn:中心
使用波長λでの負レンズの屈折率nn?ae+ nn4
38 :波長780nm、 830nmにおける負レン
ズの屈折率 nlP?a@!+ nP780、nn830 :波長7
80nm、 830nmにおける正レンズの屈折率 シn7alB :波長780nm近傍の負レンズの分散
但し)シn?ae:nnフas/ (nn?ae−nn
a3Jν、?aa :波長780nm近傍の正レンズの
分散但し1 シp?8e:nP)as/ (ng+?a
θ−np780、nn830)Δnp/Δλ :正レン
ズの屈折率の波長に対する勾配 Δnn/Δλ :負レンズの屈折率の波長に対する勾配 fp:色収差補正素子の正レンズの焦点距離f0:色収
差補正素子全体の焦点距離 r、:貼合わせ面の曲率半径 r、:正レンズの非貼合わせ面の曲率半径f :対物光
学系の焦点距離 色収差補正素子は、貼合わせ面の曲率半径が小さいほど
、そして正負の屈折率差が大きいほど収差の発生が顕著
となる。貼合わせ面で収差が発生すると、素子自体がパ
ワーを持たないために素子内で収差補正を行うことが困
難であるため、貼合わせ面での収差発生を極力抑える必
要がある。
使用波長λでの負レンズの屈折率nn?ae+ nn4
38 :波長780nm、 830nmにおける負レン
ズの屈折率 nlP?a@!+ nP780、nn830 :波長7
80nm、 830nmにおける正レンズの屈折率 シn7alB :波長780nm近傍の負レンズの分散
但し)シn?ae:nnフas/ (nn?ae−nn
a3Jν、?aa :波長780nm近傍の正レンズの
分散但し1 シp?8e:nP)as/ (ng+?a
θ−np780、nn830)Δnp/Δλ :正レン
ズの屈折率の波長に対する勾配 Δnn/Δλ :負レンズの屈折率の波長に対する勾配 fp:色収差補正素子の正レンズの焦点距離f0:色収
差補正素子全体の焦点距離 r、:貼合わせ面の曲率半径 r、:正レンズの非貼合わせ面の曲率半径f :対物光
学系の焦点距離 色収差補正素子は、貼合わせ面の曲率半径が小さいほど
、そして正負の屈折率差が大きいほど収差の発生が顕著
となる。貼合わせ面で収差が発生すると、素子自体がパ
ワーを持たないために素子内で収差補正を行うことが困
難であるため、貼合わせ面での収差発生を極力抑える必
要がある。
収差を発生させないためには、曲率半径を大きくする手
段と、屈折率差を小さくする手段とがある。但し、貼合
わせ面を平面に近付けると、色収差の補正という本来の
機能を発揮できなくなるため、前者の手段によるには収
差の低減に限界がある。逆に屈折率をほぼ等しくした場
合には、曲率半径がかなり小さくなっても球面収差、コ
マ収差の発生が抑えられ、分散を異ならせることによっ
て色収差に変化を与えることが可能である。
段と、屈折率差を小さくする手段とがある。但し、貼合
わせ面を平面に近付けると、色収差の補正という本来の
機能を発揮できなくなるため、前者の手段によるには収
差の低減に限界がある。逆に屈折率をほぼ等しくした場
合には、曲率半径がかなり小さくなっても球面収差、コ
マ収差の発生が抑えられ、分散を異ならせることによっ
て色収差に変化を与えることが可能である。
(1)式は、色収差補正素子の正負のレンズの屈折率差
を抑え、色収差以外の収差の発生を極力低減させるため
の条件である。
を抑え、色収差以外の収差の発生を極力低減させるため
の条件である。
但し、(1)の条件を満たす場合にも、貼り合わせ面の
曲率半径は可能な限り大きい方が望ましい。
曲率半径は可能な限り大きい方が望ましい。
なぜなら、貼合わせ面の曲率半径が小さい場合には、正
レンズのコバ厚を確保するために色収差補正素子全体の
厚さが厚くなり、また、開口数(NA)の大きなレンズ
に用いる場合には高次の球面収差が発生するからである
。従って、色収差補正素子は、色収差補正効果を発揮し
得る限度で、できるだけ貼合わせ面の曲率半径を大きく
することが可能な材質を組合せる必要がある。
レンズのコバ厚を確保するために色収差補正素子全体の
厚さが厚くなり、また、開口数(NA)の大きなレンズ
に用いる場合には高次の球面収差が発生するからである
。従って、色収差補正素子は、色収差補正効果を発揮し
得る限度で、できるだけ貼合わせ面の曲率半径を大きく
することが可能な材質を組合せる必要がある。
(2)式は、色収差補正効果を満足させるための色収差
補正素子の材質の分散を規定する条件である。この条件
を満足しない場合には、現在入手できる非球面レンズ用
の素材の中で最も分散が小さいCaFK95(製品名:
住田光学)を対物レンズに用いたとしても、十分な色収
差補正を行うためには色収差補正素子が厚くなりすぎ、
重量あるいはスペース的に問題となる。
補正素子の材質の分散を規定する条件である。この条件
を満足しない場合には、現在入手できる非球面レンズ用
の素材の中で最も分散が小さいCaFK95(製品名:
住田光学)を対物レンズに用いたとしても、十分な色収
差補正を行うためには色収差補正素子が厚くなりすぎ、
重量あるいはスペース的に問題となる。
一般に、屈折率の異なる媒質の境界面が曲面であれば、
この境界面はパワーを持つ、また、色収差が補正されて
いない場合、境界面のパワーは波長の変化によって変化
する。波長変動による貼合わせ面のパワーの変化Δφ/
Δλは、 Δφ/Δλ=(1/r、)((Δnp/Δλ)−(Δn
n/Δλ))で与えられる。色収差補正されていない対
物レンズの色収差量CAは、およそλ−2に比例するた
め、色収差補正素子のΔφ/Δλもλ″″に比例するこ
とが望ましい。
この境界面はパワーを持つ、また、色収差が補正されて
いない場合、境界面のパワーは波長の変化によって変化
する。波長変動による貼合わせ面のパワーの変化Δφ/
Δλは、 Δφ/Δλ=(1/r、)((Δnp/Δλ)−(Δn
n/Δλ))で与えられる。色収差補正されていない対
物レンズの色収差量CAは、およそλ−2に比例するた
め、色収差補正素子のΔφ/Δλもλ″″に比例するこ
とが望ましい。
従って、(Δnp/Δλ−Δnp/Δλ)×λ2が色収
差補正素子の色収差補正効果を示す値となる。
差補正素子の色収差補正効果を示す値となる。
(3)式は、上記の色収差補正効果を満足させるための
色収差補正素子の材質の組み合わせを規定したものであ
る。(3)式の条件を満たさない場合には、無理に貼合
わせ面の曲率を強くして色収差を補正しても、波長の変
化が発生した場合に貼合わせ面での収束、あるいは発散
の度合の変化が過大となって素子自体の高次の球面収差
が大きくなるため、対物レンズの十分な色収差補正と、
他の収差劣化の防止とを両立させることが不可能となる
。
色収差補正素子の材質の組み合わせを規定したものであ
る。(3)式の条件を満たさない場合には、無理に貼合
わせ面の曲率を強くして色収差を補正しても、波長の変
化が発生した場合に貼合わせ面での収束、あるいは発散
の度合の変化が過大となって素子自体の高次の球面収差
が大きくなるため、対物レンズの十分な色収差補正と、
他の収差劣化の防止とを両立させることが不可能となる
。
株式会社オハラの光学ガラスを例にとると、例えば波長
780nmにおいて(1)、(3)の条件を満たすガラ
スの組み合わとして以下の例が挙げられる。
780nmにおいて(1)、(3)の条件を満たすガラ
スの組み合わとして以下の例が挙げられる。
正レンズ 負レンズ (1)式 (3)式La5KO1
8FS5 85,0 13.7LaKO95F13
16,6 12.5LaK13 8F15
24.8 10.2LaKO83F15 −0
.6 10.1(4)式は、色収差補正素子の焦点距離
f0と、色収差補正素子中の正レンズの焦点距離fpと
の割合を定めたものである。この条件を満足しない場合
には、色収差補正量を十分持たせた場合に、対物レンズ
から見た見かけ上の光源位置が色収差補正素子の有無に
よって大きく変わるため、対物レンズを色収差補正素子
の有無により別設針とする必要がある。また、色収差補
正素子と対物レンズとを近接して配置しない場合には、
割合が0.01を越えるとワーキングデイスタンスの確
保が困難となり、−0,01より小さいと対物レンズの
大型化を招く。
8FS5 85,0 13.7LaKO95F13
16,6 12.5LaK13 8F15
24.8 10.2LaKO83F15 −0
.6 10.1(4)式は、色収差補正素子の焦点距離
f0と、色収差補正素子中の正レンズの焦点距離fpと
の割合を定めたものである。この条件を満足しない場合
には、色収差補正量を十分持たせた場合に、対物レンズ
から見た見かけ上の光源位置が色収差補正素子の有無に
よって大きく変わるため、対物レンズを色収差補正素子
の有無により別設針とする必要がある。また、色収差補
正素子と対物レンズとを近接して配置しない場合には、
割合が0.01を越えるとワーキングデイスタンスの確
保が困難となり、−0,01より小さいと対物レンズの
大型化を招く。
色収差補正素子の入射面、射出面は、ほぼパワーを持た
ない面とすることが望ましい。但し、入出射面は完全な
平面である必要はない、これらの面が曲率を持つ場合に
は、色収差補正素子の表面反射光が半導体レーザーへの
戻り光となって信号に悪影響を及ぼすことを防ぐ上で有
効である。
ない面とすることが望ましい。但し、入出射面は完全な
平面である必要はない、これらの面が曲率を持つ場合に
は、色収差補正素子の表面反射光が半導体レーザーへの
戻り光となって信号に悪影響を及ぼすことを防ぐ上で有
効である。
(5)式は、上記に鑑みて貼合わせ面の曲率半径と正レ
ンズの非貼合わせ面の曲率半径とを規定したものであり
、(6)式・、(7)式は、色収差補正素子の両面の曲
率半径と焦点距離との割合を定めたものである。これら
の条件を満たさない場合には、入出射面のパワーが大き
くなり、配置の際の倒れによって収差が発生し易い。ま
た、トータルのパワーが0であっても角倍率をもってし
まい、レンズ径の増大やワーキングデイスタンスの減少
を招く。
ンズの非貼合わせ面の曲率半径とを規定したものであり
、(6)式・、(7)式は、色収差補正素子の両面の曲
率半径と焦点距離との割合を定めたものである。これら
の条件を満たさない場合には、入出射面のパワーが大き
くなり、配置の際の倒れによって収差が発生し易い。ま
た、トータルのパワーが0であっても角倍率をもってし
まい、レンズ径の増大やワーキングデイスタンスの減少
を招く。
次に、色収差補正素子を含んだ対物光学系の具体的な数
値構成例を示す。なお、図においては色収差補正素子と
対物レンズとを組み合わせた対物光学系を示し、収差は
対物光学系全体の収差とする。
値構成例を示す。なお、図においては色収差補正素子と
対物レンズとを組み合わせた対物光学系を示し、収差は
対物光学系全体の収差とする。
〈実施例1〉
第9図は、対物光学系の実施例1を示したものである。
この対物光学系の色収差補正素子23の数値構成は第3
表に示されている0表中の記号は、NAが開口数、fが
波長780nmにおける対物光学系全体の焦点距離、ω
が半画角である。色収差補正素子23の硝材は、正レン
ズがLaKO9、負レンズが5F13である。対物レン
ズ21の構成は第1表に示したものと同一であるため、
下表中では省略する。
表に示されている0表中の記号は、NAが開口数、fが
波長780nmにおける対物光学系全体の焦点距離、ω
が半画角である。色収差補正素子23の硝材は、正レン
ズがLaKO9、負レンズが5F13である。対物レン
ズ21の構成は第1表に示したものと同一であるため、
下表中では省略する。
この対物光学系の諸収差は第10図、波面収差は第11
図に示されている。
図に示されている。
表3
NA O,55f=3.30ω=1.7面番号 r
d nTBB nd シフ8@1
(X) 1.6001.724371.73400
10712 −2.2000.8001.724211
.74077 6843 (X) 0.500 なお、表3においてrl=r3:500とした場合にも
ほぼ同等の性能を得ることができる。
d nTBB nd シフ8@1
(X) 1.6001.724371.73400
10712 −2.2000.8001.724211
.74077 6843 (X) 0.500 なお、表3においてrl=r3:500とした場合にも
ほぼ同等の性能を得ることができる。
〈実施例2〉
第12図は、対物光学系の実施例2を示したものである
。この対物光学系の色収差補正素子23の数値構成は第
4表に示されている。色収差補正素子23の硝材は、正
レンズがLaKO9、負レンズか5F13である。
。この対物光学系の色収差補正素子23の数値構成は第
4表に示されている。色収差補正素子23の硝材は、正
レンズがLaKO9、負レンズか5F13である。
対物レンズ21の構成は第1表と同一であるため記載を
省略する。
省略する。
この対物光学系の諸収差は第13図、波面収差は第14
図に示されている。
図に示されている。
表4
NA O,55f=3.30ω=1.7面番号 r
d nTBB nd シフ8e1
(X) 0.0801.724211.74077
8842 2.2001.6001.724371.
7340010713 COO,500 〈実施例3〉 第15図は、対物光学系の実施例3を示したものである
。この対物光学系の色収差補正素子23の数値構成は、
第5表に示されている。
d nTBB nd シフ8e1
(X) 0.0801.724211.74077
8842 2.2001.6001.724371.
7340010713 COO,500 〈実施例3〉 第15図は、対物光学系の実施例3を示したものである
。この対物光学系の色収差補正素子23の数値構成は、
第5表に示されている。
この対物光学系の諸収差は第16図、波面収差は第17
図に示されている。
図に示されている。
表5
NA O,55f=3Joω=1.7
面番号 r d nTBB nd’l/
7as1 co 1.6001.684421
.6935011362 −2.2000.8001.
684431.69895 7553 ω 0.50
0 〈実施例4〉 第18図は、対物光学系の実施例4を示したものである
。この対物光学系の色収差補正素子23の数値構成は、
表6に示されている。硝材は、正レンズがLa5FO5
、負レンズが5FLO3である。対物レンズ21の構成
は、第1表に示したものと同一である。
7as1 co 1.6001.684421
.6935011362 −2.2000.8001.
684431.69895 7553 ω 0.50
0 〈実施例4〉 第18図は、対物光学系の実施例4を示したものである
。この対物光学系の色収差補正素子23の数値構成は、
表6に示されている。硝材は、正レンズがLa5FO5
、負レンズが5FLO3である。対物レンズ21の構成
は、第1表に示したものと同一である。
この対物光学系の諸収差は第19図、波面収差は第20
図に示されている。
図に示されている。
表6
NA=0.55 f=3.31ω=1.7”面番号
r d nTBB 1/ フas1
(1) 1.50 1.82195 8752
−3.000 0.70 1.82484 5533
■ 0.20 〈実施例5〉 第21図は、対物光学系の実施例5を示したものである
。この対物光学系の色収差補正素子23の数値構成は、
表7に示されている。硝材は、正レンズがLa5FO5
、負レンズが5FLO3である。対物レンズ21の構成
は、第1表に示したものと同一である。
r d nTBB 1/ フas1
(1) 1.50 1.82195 8752
−3.000 0.70 1.82484 5533
■ 0.20 〈実施例5〉 第21図は、対物光学系の実施例5を示したものである
。この対物光学系の色収差補正素子23の数値構成は、
表7に示されている。硝材は、正レンズがLa5FO5
、負レンズが5FLO3である。対物レンズ21の構成
は、第1表に示したものと同一である。
この対物光学系の諸収差は第22図、波面収差は第23
図に示されている。
図に示されている。
表7
NA=0.55 f=3.31ω=1.7’面番号 r
d n7as V780I Co
O,701,8248455323,0001,5
01,821958753■ 0.20 〈実施例6〉 第24図は、対物光学系の実施例6を示したものであり
、具体的な数値構成は表8、対物レンズ21の非球面係
数は表9に示されている。
d n7as V780I Co
O,701,8248455323,0001,5
01,821958753■ 0.20 〈実施例6〉 第24図は、対物光学系の実施例6を示したものであり
、具体的な数値構成は表8、対物レンズ21の非球面係
数は表9に示されている。
色収差補正素子23の硝材は、正レンズがLa5FO5
、負レンズが5FLO3である。
、負レンズが5FLO3である。
表8
f=3.31ω=1.7”
d nTBB シフBB
1.30 1.82195 875
0.70 1.82484 553
0.20
2.00 1.536701507
NA=0.55
面番号 r
l c。
2 −2.900
3 c。
4 2.116
5 −7.278
表9
第4面 第5面
に=−0,5086E十〇OK=−0,9722E+0
OAa=0.5580EJ4 Aa=0.1344
E−01As;−0,1938E−04As=−0,2
130E−02Aa=0.3048g−04As=0.
1502E−03A+e=−0,1039E−04A4
e:0.2659E−O5A12=0.0OOOE+0
0 A12=O,0OOOE÷00この対物光学系の
諸収差は第22図、波面収差は第23図に示されている
。
OAa=0.5580EJ4 Aa=0.1344
E−01As;−0,1938E−04As=−0,2
130E−02Aa=0.3048g−04As=0.
1502E−03A+e=−0,1039E−04A4
e:0.2659E−O5A12=0.0OOOE+0
0 A12=O,0OOOE÷00この対物光学系の
諸収差は第22図、波面収差は第23図に示されている
。
また、色収差補正素子の与える影響を判断するため、対
物レンズ単独での諸収差、波面収差を第27図、第28
図に示している。
物レンズ単独での諸収差、波面収差を第27図、第28
図に示している。
〈実施例7〉
第29図は、対物光学系の実施例7を示したものであり
、具体的な数値構成は表10、対物レンズ21の非球面
係数は表11に示されている。色収差補正素子23の硝
材は、正レンズがLa5FO2、負レンズが5FL6で
ある。
、具体的な数値構成は表10、対物レンズ21の非球面
係数は表11に示されている。色収差補正素子23の硝
材は、正レンズがLa5FO2、負レンズが5FL6で
ある。
表1O
NA=0.55 f=3.30 ω=1.7”面番
号 r d nyasI
Co 1.302 −3.600 0
.70 3 coo、20 4 1.883 2.24 5 −3.732 1.78705 1.43107 1461 1.78565 801 シフ8@ 80 表11 第4面 第5面 に=−0,5627E十〇OK=−0,4708E+0
IA4=−0,1402E−03A、=0.2011E
−01A6=−0,8290g−04As=−0,59
48E−02Aa” 0.4537に−04As=0.
9448E−03A+eニー〇、2548E−04A+
a=−0,6470に一04A1□= O,0O00E
÷0OAt5i=O,0OOOE+OOこの対物光学系
の諸収差は第30図、波面収差は第31図に示されてい
る。また、色収差補正素子の与える影響を判断するため
、対物レンズ単独での諸収差、波面収差を第32図、第
33図に示している。
号 r d nyasI
Co 1.302 −3.600 0
.70 3 coo、20 4 1.883 2.24 5 −3.732 1.78705 1.43107 1461 1.78565 801 シフ8@ 80 表11 第4面 第5面 に=−0,5627E十〇OK=−0,4708E+0
IA4=−0,1402E−03A、=0.2011E
−01A6=−0,8290g−04As=−0,59
48E−02Aa” 0.4537に−04As=0.
9448E−03A+eニー〇、2548E−04A+
a=−0,6470に一04A1□= O,0O00E
÷0OAt5i=O,0OOOE+OOこの対物光学系
の諸収差は第30図、波面収差は第31図に示されてい
る。また、色収差補正素子の与える影響を判断するため
、対物レンズ単独での諸収差、波面収差を第32図、第
33図に示している。
〈実施例8〉
第34図は、対物光学系の実施例8を示したものであり
、具体的な数値構成は表12、対物レンズ21の非球面
係数は表13に示されている。色収差補正素子23の硝
材は、正レンズがLa5FO5、負レンズが5FLO3
である。
、具体的な数値構成は表12、対物レンズ21の非球面
係数は表13に示されている。色収差補正素子23の硝
材は、正レンズがLa5FO5、負レンズが5FLO3
である。
この対物光学系の諸収差は第35図、波面収差は第36
図に示されている。
図に示されている。
この例では、第1面と第3面とが曲率を有している。
2
ω=1.7” d=1.36
d nyas 1/ フas1.
50 1.82195 8750.70 1.
82484 5530.10 2.00 1.53670 1507表13 表 NA=0.55 f=3.30 面番号 r 1 50.000 2 −2.822 3 50.000 4 2.089 5 −8.770 第4面 第5面 に=−0,4188に÷00 K=−0,522
0E+0OA4=−0,9556E−03A4=0.1
683E−01Asニー0.1979に−03As=−
0,3824E−02As=0.3398EJ5
Aa” 0.5343E−03A+e”−0,189
4E−04A+e=−0,3071に一04Aha”
o、oooog+oo At2” 0.0OOOE
+OO〈実施例9〉 第37図は、対物光学系の実施例9を示したものであり
、具体的な数値構成は表14に示されている。この例で
は、対物レンズ21として4枚構成のガラスレンズを用
い、同一の色収差補正素子23を2つ連続して設けてい
る。
50 1.82195 8750.70 1.
82484 5530.10 2.00 1.53670 1507表13 表 NA=0.55 f=3.30 面番号 r 1 50.000 2 −2.822 3 50.000 4 2.089 5 −8.770 第4面 第5面 に=−0,4188に÷00 K=−0,522
0E+0OA4=−0,9556E−03A4=0.1
683E−01Asニー0.1979に−03As=−
0,3824E−02As=0.3398EJ5
Aa” 0.5343E−03A+e”−0,189
4E−04A+e=−0,3071に一04Aha”
o、oooog+oo At2” 0.0OOOE
+OO〈実施例9〉 第37図は、対物光学系の実施例9を示したものであり
、具体的な数値構成は表14に示されている。この例で
は、対物レンズ21として4枚構成のガラスレンズを用
い、同一の色収差補正素子23を2つ連続して設けてい
る。
このように色収差補正素子23を複数設けた場合には、
個々の素子に要求される色収差補正量が軽減されるため
、貼合わせ面の曲率半径を大きくして他の収差の発生を
抑えることができる。
個々の素子に要求される色収差補正量が軽減されるため
、貼合わせ面の曲率半径を大きくして他の収差の発生を
抑えることができる。
この対物光学系の諸収差は第38図、波面収差は第39
図に示されている。また、色収差補正素子の与える影響
を判断するため、対物レンズ単独での諸収差、波面収差
を第40図、第41図に示している。
図に示されている。また、色収差補正素子の与える影響
を判断するため、対物レンズ単独での諸収差、波面収差
を第40図、第41図に示している。
表14
NA=0.65 f=3.72 ω=1.5゜面番
号 r d n7aa nd vta
el 00 0.80 1.88443 1.8
9895 7552 2.850 1.50 1.8
8442 1.69350 11363 ■ 1.
00 4 (X) 0.80 1.88443 1.
69895 7555 2.850 1.50 1.
68442 1.69350 1136(3(X)
1.00 ? 9.066 1.00 1.79250 1.
804008−28.920 0.55 9 −4.080 1.74 1.78565 1.8
051810 −4.768 0.08 11 3.120 1.0? 1.86890 1
.88300第42図及び第43図は、対物レンズ21
としてホログラムレンズを用いた例を示している。
号 r d n7aa nd vta
el 00 0.80 1.88443 1.8
9895 7552 2.850 1.50 1.8
8442 1.69350 11363 ■ 1.
00 4 (X) 0.80 1.88443 1.
69895 7555 2.850 1.50 1.
68442 1.69350 1136(3(X)
1.00 ? 9.066 1.00 1.79250 1.
804008−28.920 0.55 9 −4.080 1.74 1.78565 1.8
051810 −4.768 0.08 11 3.120 1.0? 1.86890 1
.88300第42図及び第43図は、対物レンズ21
としてホログラムレンズを用いた例を示している。
ホログラムレンズは、回折を利用したレンズであるため
、波長変動に対する集光位置の移動量(細土色収差)C
Aは、焦点距離をfp基準波長をλ、波長変動をΔλと
して、 CA=−f・(Δλ/λ) となる。すなわち、波長780nmでのInnの波長変
動に対する集光位置の移動は、−f・(1/780)n
mである。
、波長変動に対する集光位置の移動量(細土色収差)C
Aは、焦点距離をfp基準波長をλ、波長変動をΔλと
して、 CA=−f・(Δλ/λ) となる。すなわち、波長780nmでのInnの波長変
動に対する集光位置の移動は、−f・(1/780)n
mである。
これに対して、通常の屈折を利用したレンズの場合には
、 CA=−f−(Δn/(−1+n)) となるため、その値は、f・(1/10000)〜f・
(1/25000)となる。
、 CA=−f−(Δn/(−1+n)) となるため、その値は、f・(1/10000)〜f・
(1/25000)となる。
従って、ホログラムレンズの色収差の発生量は、屈折を
利用したレンズの約30倍程度であり、符号が逆となる
。このため、ホログラムレンズを用いるために前述した
各実施例における色収差補正素子を用いるためには、色
収差補正素子を30個程度並べて使用する必要がある。
利用したレンズの約30倍程度であり、符号が逆となる
。このため、ホログラムレンズを用いるために前述した
各実施例における色収差補正素子を用いるためには、色
収差補正素子を30個程度並べて使用する必要がある。
第42図は、平面状のホログラムレンズ21を用いた場
合、そして、第43図は曲面状のホログラムレンズ21
を用いた場合を示している。
合、そして、第43図は曲面状のホログラムレンズ21
を用いた場合を示している。
ところで、上記の実施例1から実施例9の色収差補正素
子23は、正負各1枚のレンズを貼合わせ、両面をほぼ
パワーを持たない面としている。この場合には、色収差
補正効果の大部分が貼り合わせ面において発揮されるた
め、色収差を十分に補正するためには正負のレンズのΔ
n/Δλの差を大きくし、しかも貼合わせ面の曲率半径
を小さくする必要がある。
子23は、正負各1枚のレンズを貼合わせ、両面をほぼ
パワーを持たない面としている。この場合には、色収差
補正効果の大部分が貼り合わせ面において発揮されるた
め、色収差を十分に補正するためには正負のレンズのΔ
n/Δλの差を大きくし、しかも貼合わせ面の曲率半径
を小さくする必要がある。
しかし、正負のレンズのΔn/Δλの差が大きい場合に
は周辺部での収差が大きくなり、貼合わせ面の曲率半径
が小さくなれば、コバ厚を確保するために有効径が小さ
くなって有効光束径を大きく確保することができない。
は周辺部での収差が大きくなり、貼合わせ面の曲率半径
が小さくなれば、コバ厚を確保するために有効径が小さ
くなって有効光束径を大きく確保することができない。
貼り合わせ面における収差の発生量を3次収差係数の球
面収差係数81をもとに考えると、光入射側のレンズの
屈折率を19、射出側のレンズの屈折率をnp、、貼合
わせ面の曲率半径をr、、、近軸の光線入射高さh1光
入射側のレンズの近軸光の傾きをβ2、射出側のレンズ
の近軸光の傾きをβ。とじて、となる。
面収差係数81をもとに考えると、光入射側のレンズの
屈折率を19、射出側のレンズの屈折率をnp、、貼合
わせ面の曲率半径をr、、、近軸の光線入射高さh1光
入射側のレンズの近軸光の傾きをβ2、射出側のレンズ
の近軸光の傾きをβ。とじて、となる。
但し、φ=□〜β、。
1m
より、
(Δn)2→0 と考えると、
が導かれ、
β、→O、h→1
とすれば、
が導かれる。
上記の関係から、球面収差量は曲率の3乗に比例し、Δ
nに比例することが理解できる。
nに比例することが理解できる。
一方、色収差補正効果は、曲率を持つ面の数とその曲率
とに依存するため、色収差補正面を2つに分離してそれ
ぞれの面の曲率半径を2倍にすることにより、分離しな
い場合と比較すると、色収差補正量を同量として、球面
収差発生量を1/4に抑えることが可能となる。
とに依存するため、色収差補正面を2つに分離してそれ
ぞれの面の曲率半径を2倍にすることにより、分離しな
い場合と比較すると、色収差補正量を同量として、球面
収差発生量を1/4に抑えることが可能となる。
そこで、以下の実施例10〜実施例12においては、色
収差補正素子を2枚のレンズの貼合わせにより構成し、
色収差補正面を2箇所に分離して設けている0色収差補
正素子の両端面は、ほぼパワーを持たない平面であり、
パワーを持たずに色収差のみを発生させるよう構成する
。
収差補正素子を2枚のレンズの貼合わせにより構成し、
色収差補正面を2箇所に分離して設けている0色収差補
正素子の両端面は、ほぼパワーを持たない平面であり、
パワーを持たずに色収差のみを発生させるよう構成する
。
このような構成によれば、貼合わせ面が1面である色収
差補正素子と比較すると、同量の色収差補正を1への球
面収差発生量で達成することができる。従って、貼合わ
せ面が1つである場合と比較すれば、Δnの値の許容幅
が広がり、硝材の組み合せの選択の幅を広げることがで
きる。
差補正素子と比較すると、同量の色収差補正を1への球
面収差発生量で達成することができる。従って、貼合わ
せ面が1つである場合と比較すれば、Δnの値の許容幅
が広がり、硝材の組み合せの選択の幅を広げることがで
きる。
また、貼合わせ面の曲率半径が大きいため、有効径を大
きく確保した場合にも正レンズのコバ厚を確保すること
ができる。有効径が大きければ、対物レンズの光軸がト
ラッキングアクチュエータの駆動によって色収差補光字
素子の光軸から外れた場合にも、光束のケラレを起こす
可能性が少ない なお、以上の説明は3次収差で行ない、光軸に近い光線
の持つ収差の変化を求めたが、高次収差の影響を考慮す
ると、貼合わせ面が1面の対物光学系は、貼合わせ面を
2つに分割したものと比較して色収差補正素子の周辺部
を通る光線に対しては10倍以上の収差を発生させてい
る。
きく確保した場合にも正レンズのコバ厚を確保すること
ができる。有効径が大きければ、対物レンズの光軸がト
ラッキングアクチュエータの駆動によって色収差補光字
素子の光軸から外れた場合にも、光束のケラレを起こす
可能性が少ない なお、以上の説明は3次収差で行ない、光軸に近い光線
の持つ収差の変化を求めたが、高次収差の影響を考慮す
ると、貼合わせ面が1面の対物光学系は、貼合わせ面を
2つに分割したものと比較して色収差補正素子の周辺部
を通る光線に対しては10倍以上の収差を発生させてい
る。
ところで、上記の対物レンズ系の光学特性を評価する際
には、貼合わせに使用される接着剤による影響をも考慮
しなければらない。貼合わせる硝材の屈折率が接着剤の
屈折率と異なる場合、その面で光の屈折が起こり収差が
発生する。発生する収差量は、接着剤層の前後面での収
差発生量に比例するため、貼合わせ面の曲率半径に反比
例し、硝材と接着剤との屈折率差に比例する。
には、貼合わせに使用される接着剤による影響をも考慮
しなければらない。貼合わせる硝材の屈折率が接着剤の
屈折率と異なる場合、その面で光の屈折が起こり収差が
発生する。発生する収差量は、接着剤層の前後面での収
差発生量に比例するため、貼合わせ面の曲率半径に反比
例し、硝材と接着剤との屈折率差に比例する。
現在光学部品の接着に用いられる接着剤の屈折率は、1
.5〜L、S程度である。一方、色収差効果を発揮させ
る上で必要とされるΔn/Δλの差を確保するためには
、屈折率の高い硝材を組合せさせるを得ない。このため
、接着剤と硝材との屈折率差は、一般に0.1以上とな
る。
.5〜L、S程度である。一方、色収差効果を発揮させ
る上で必要とされるΔn/Δλの差を確保するためには
、屈折率の高い硝材を組合せさせるを得ない。このため
、接着剤と硝材との屈折率差は、一般に0.1以上とな
る。
例えば、実施例1の色収差補正素子の貼合わせ面に屈折
率1.540001厚さ0.01mmの接着剤層を設け
た場合、各収差は第44図に示したように変化する。接
着剤層の厚さがOの場合には、接着剤層前後面で発生す
る収差が相殺されるが、接着剤層が厚い場合には、前後
面間への光の入射高さが変化し、接着剤層前後面での収
差が完全には打ち消されなくなるため、収差が発生し、
問題となる。
率1.540001厚さ0.01mmの接着剤層を設け
た場合、各収差は第44図に示したように変化する。接
着剤層の厚さがOの場合には、接着剤層前後面で発生す
る収差が相殺されるが、接着剤層が厚い場合には、前後
面間への光の入射高さが変化し、接着剤層前後面での収
差が完全には打ち消されなくなるため、収差が発生し、
問題となる。
実施例1の色収差補正素子は、貼合わせ面が1面のみで
あるため、色収差補正のために貼合わせ面の曲率半径を
小さくせざるを得す、接着剤の屈折率と硝材の屈折率と
に差がある場合には、接着剤層の厚さの変化に対する収
差発生の度合が大きい、接着剤による影響を考慮しない
第10図と比較することにより、周辺部における性能劣
化を認めることができる。
あるため、色収差補正のために貼合わせ面の曲率半径を
小さくせざるを得す、接着剤の屈折率と硝材の屈折率と
に差がある場合には、接着剤層の厚さの変化に対する収
差発生の度合が大きい、接着剤による影響を考慮しない
第10図と比較することにより、周辺部における性能劣
化を認めることができる。
ここで、貼合わせ面を2つに分割した場合には、貼合わ
せ面の曲率半径を小さくしなくとも、色収差を十分に補
正することができ、接着剤層の厚さの変化に対する各貼
合わせ面での収差変動が小さい、また、2つの貼り合わ
せ面をほぼ対称形状とすることにより、接着剤層の厚さ
にバラツキがあった場合にも、性能の劣化を抑えること
ができる。
せ面の曲率半径を小さくしなくとも、色収差を十分に補
正することができ、接着剤層の厚さの変化に対する各貼
合わせ面での収差変動が小さい、また、2つの貼り合わ
せ面をほぼ対称形状とすることにより、接着剤層の厚さ
にバラツキがあった場合にも、性能の劣化を抑えること
ができる。
なお、3枚のレンズを貼り合わせて色収差補正素子を構
成する場合、以下の(8)(9)式の条件を満たすこと
が好ましい。
成する場合、以下の(8)(9)式の条件を満たすこと
が好ましい。
・・・(8)
−1,25< r3/r2 < −0,8・
(9)但し、式中の記号は、以下の意味である。
(9)但し、式中の記号は、以下の意味である。
Δnt/Δλ :第iレンズの屈折率の波長に対する変
化の勾配 r2:第1レンズと第2レンズとの貼り合わせ面の曲率
半径 r3:第2レンズと第3レンズとの貼り合わせ面の曲率
半径 (8)式は、(3)式と同様の関係を3枚レンズに適用
したものである。
化の勾配 r2:第1レンズと第2レンズとの貼り合わせ面の曲率
半径 r3:第2レンズと第3レンズとの貼り合わせ面の曲率
半径 (8)式は、(3)式と同様の関係を3枚レンズに適用
したものである。
この式の範囲を外れる場合には、無理に貼合わせ面の曲
率を強くして色収差を補正しても、波長の変化が発生し
た場合に貼合わせ面での収束、あるいは発散の度合の変
化が過大となって素子自体の高次の球面収差が大きくな
るため、対物レンズの十分な色収差補正と、他の収差劣
化の防止とを両立させることが不可能となる。
率を強くして色収差を補正しても、波長の変化が発生し
た場合に貼合わせ面での収束、あるいは発散の度合の変
化が過大となって素子自体の高次の球面収差が大きくな
るため、対物レンズの十分な色収差補正と、他の収差劣
化の防止とを両立させることが不可能となる。
(9)式は、2つの貼り合わせ面をほぼ対称形状とする
ための条件である。
ための条件である。
前述したように、貼合わせ面で発生する収差量は、接着
剤層の前後面での収差発生量に比例する。
剤層の前後面での収差発生量に比例する。
そこで、できる限り色収差負担を平等にし、両面の曲率
を緩やかにすることが望ましい、(9)式の条件を満た
さない場合には、色収差補正面を分割した効果が少なく
、条件を満足することによって硝材を接着剤層との界面
での収差発生量を小さくすることができる。
を緩やかにすることが望ましい、(9)式の条件を満た
さない場合には、色収差補正面を分割した効果が少なく
、条件を満足することによって硝材を接着剤層との界面
での収差発生量を小さくすることができる。
従って、貼り合わせ時に多少接着剤層の厚さにバラツキ
があったとしても、性能の劣化を抑えることができる。
があったとしても、性能の劣化を抑えることができる。
なお、収差の発生が極小となるのは、r2=−r3の条
件を満たす場合である。
件を満たす場合である。
〈実施例1θ〉
第45図は、この発明にかかる対物光学系の実施例10
を示したものである。この対物光学系の色収差補正素子
23の具体的な数値構成は表15に示した通りである1
色収差補正素子23の硝材は、正レンズがLaKO9、
負レンズが5F13である。対物レンズ21は表1に示
したものと同一である。
を示したものである。この対物光学系の色収差補正素子
23の具体的な数値構成は表15に示した通りである1
色収差補正素子23の硝材は、正レンズがLaKO9、
負レンズが5F13である。対物レンズ21は表1に示
したものと同一である。
表15
NA O,55f=3.30 の=1.7面番号 r
d nマae nd シフ881
ω 1.400 1.72437 1.73400
10712 −4.400 0.010 1.540
00 接着剤3 −4.400 0.800 1.7
2421 1.74077 6844 4.400
0.010 1.54000 接着剤5 4.400
1.400 1.72437 1.73400 10
716 (X) 0.500 表15では、接着剤層の厚さをも考慮するため、貼合わ
せ面についてもそれぞれのレンズ毎に面番号を付してい
る。
d nマae nd シフ881
ω 1.400 1.72437 1.73400
10712 −4.400 0.010 1.540
00 接着剤3 −4.400 0.800 1.7
2421 1.74077 6844 4.400
0.010 1.54000 接着剤5 4.400
1.400 1.72437 1.73400 10
716 (X) 0.500 表15では、接着剤層の厚さをも考慮するため、貼合わ
せ面についてもそれぞれのレンズ毎に面番号を付してい
る。
第46図は上記の構成による諸収差、第47図は、接着
剤層が存在しない場合の収差を示している。
剤層が存在しない場合の収差を示している。
第46図と第47図とから、接着剤層があるか否かによ
って諸収差の変化がほとんどないことが理解できる。
って諸収差の変化がほとんどないことが理解できる。
〈実施例11〉
第48図は、この発明にかかる対物光学系の実施例11
を示したものである。この対物光学系の色収差補正素子
の具体的な数値構成は表16に示す通りである。色収差
補正素子23の硝材は、正レンズがLaKO9、負レン
ズが5F13である。対物レンズは表1に示したものと
同一である。
を示したものである。この対物光学系の色収差補正素子
の具体的な数値構成は表16に示す通りである。色収差
補正素子23の硝材は、正レンズがLaKO9、負レン
ズが5F13である。対物レンズは表1に示したものと
同一である。
表16
NA O,55f=3゜30 ω=1.7図1゜ r
d n780 nd ’l/ 7
EIe1 00 0.800 1.72421 1.
74077 6842 4.400 2.000 1.
72437 1.73400 10713 −4.40
0 0.800 1.72421 1.74077 6
844 (X) 0.500 第49図は、この構成による接着剤の影響を考慮した場
合の収差を示している。
d n780 nd ’l/ 7
EIe1 00 0.800 1.72421 1.
74077 6842 4.400 2.000 1.
72437 1.73400 10713 −4.40
0 0.800 1.72421 1.74077 6
844 (X) 0.500 第49図は、この構成による接着剤の影響を考慮した場
合の収差を示している。
〈実施例12〉
第50図は、この発明にかかる対物光学系の実施例12
を示したものである。この対物光学系の色収差補正素子
23の具体的な数値構成は表17に示す通りである。色
収差補正素子の硝材は、正レンズがLaKOl1、負レ
ンズが5FS53である。
を示したものである。この対物光学系の色収差補正素子
23の具体的な数値構成は表17に示す通りである。色
収差補正素子の硝材は、正レンズがLaKOl1、負レ
ンズが5FS53である。
第51図は、この構成による接着剤の影響を考慮した場
合の収差を示している。
合の収差を示している。
表17
NA O,55f=3.30 ω=1.7図1゜ r
d nフae nd シフ881
Co 1.400 1.73145 1.74
100 10782 −4.400 0.800 1.
73168 1.75000 6213 4.400
1.400 1.73145 1.74100 10
764 Go 0.500 なお、上述した各実施例は、使用中心波長を780nm
と想定してこの波長において満足する性能を有する構成
を示している。但し、この発明の適用は上記波長には限
られず、他の波長域への適用も可能である。使用中心波
長が780nm付近以外の波長においてこの発明の条件
を満足する硝材の組み合わせとしては、例えば以下のも
のがある。
d nフae nd シフ881
Co 1.400 1.73145 1.74
100 10782 −4.400 0.800 1.
73168 1.75000 6213 4.400
1.400 1.73145 1.74100 10
764 Go 0.500 なお、上述した各実施例は、使用中心波長を780nm
と想定してこの波長において満足する性能を有する構成
を示している。但し、この発明の適用は上記波長には限
られず、他の波長域への適用も可能である。使用中心波
長が780nm付近以外の波長においてこの発明の条件
を満足する硝材の組み合わせとしては、例えば以下のも
のがある。
なお、以下の説明においてn、は正レンズの屈折率、n
rlは負レンズの屈折率、Δn/Δλは各硝材の屈折率
の波長に対する変化の勾配を表わす。
rlは負レンズの屈折率、Δn/Δλは各硝材の屈折率
の波長に対する変化の勾配を表わす。
く波長830nm>
正レンズLa5KO2(オハラ)
n780、nn830”1.7?419 Δn/Δλ
=−3,3X 10−’nm−’nd=1.78650
シロ=50.0負レンズ5FS54(ミノルタ) n63a”1.77372 Δn/Δλ=−6,OX
10−’nm−’nd=1.79850 17 a
”22.6n、−nn=47X 10−’ (Δnp/Δλ−Δnn/Δλ)×λ”=18.8nm
na3s :波長830nmにおける屈折率〈波長67
0nm> 正レンズLaFO4(オハラ) n6.、:1.75145 Δn/Δλ=−5,6X
10−’nm−’nd”1.75700 V
d=47.8負レンズ5FL14(オハラ) n67g=1.75224 Δn/Δλ=−9,4X
10−’nm−’nd=1.78182 v 、
*=26.5n、−nn=79X 10−” (八nu/Δλ−Δnn/Δλ)Xλ”=17. 0n
mna7e :波長870nmにおける屈折率く波長5
32nm> 正レンズLa5KO1(オハラ) nl!$32”175979 Δn/Δλ=−10,
OX 10−’nm−’nd=1. ’yssoo
1/ a=52.3負レンズ5FS53 (ミノルタ
) n832”t、 75988 Δn/Δλ=−21,
I X 10−’nm−’nd”1.75000
νd=25.1n、−n1、=−7X 10−’ (Δnp/Δλ−Δnn/Δλ)×λ2=31.3nm
ns3a ’:波長532nmにおける屈折率法に、各
実施例と条件式(1)−(8)との関係を以下の表18
.19に示す。
=−3,3X 10−’nm−’nd=1.78650
シロ=50.0負レンズ5FS54(ミノルタ) n63a”1.77372 Δn/Δλ=−6,OX
10−’nm−’nd=1.79850 17 a
”22.6n、−nn=47X 10−’ (Δnp/Δλ−Δnn/Δλ)×λ”=18.8nm
na3s :波長830nmにおける屈折率〈波長67
0nm> 正レンズLaFO4(オハラ) n6.、:1.75145 Δn/Δλ=−5,6X
10−’nm−’nd”1.75700 V
d=47.8負レンズ5FL14(オハラ) n67g=1.75224 Δn/Δλ=−9,4X
10−’nm−’nd=1.78182 v 、
*=26.5n、−nn=79X 10−” (八nu/Δλ−Δnn/Δλ)Xλ”=17. 0n
mna7e :波長870nmにおける屈折率く波長5
32nm> 正レンズLa5KO1(オハラ) nl!$32”175979 Δn/Δλ=−10,
OX 10−’nm−’nd=1. ’yssoo
1/ a=52.3負レンズ5FS53 (ミノルタ
) n832”t、 75988 Δn/Δλ=−21,
I X 10−’nm−’nd”1.75000
νd=25.1n、−n1、=−7X 10−’ (Δnp/Δλ−Δnn/Δλ)×λ2=31.3nm
ns3a ’:波長532nmにおける屈折率法に、各
実施例と条件式(1)−(8)との関係を以下の表18
.19に示す。
実施例1
実施例2
実施例3
実施例4
実施例5
実施例6
実施例7
実施例8
実施例9
実施例10
実施例11
実施例12
実施例1
実施例2
実施例3
実施例4
実施例5
実施例6
実施例7
実施例8
実施例9
実施例10
実施例11
実施例12
表18
(1) (2)
16.6 0.262
16.6 0 262
0.6 0.230
289 0.302
289 0.302
289 0.302
140 0.250
289 0 302
0.8 0.230
16.6 0.262
16.6 0.282
21.0 0.309
(3) (4)
12 5 0 00023
12 5 0.00023
10 1 0.00084
16 5 0.00352
16.5 0.00352
16 5 0.00352
12 8 0.00178
16.5 0.00246
10.1 0.00084
12.5 0.00044
12 5 0.00024
16.0 0.00057
ところで、
表19
(5) (6) (7) (8)co
00 (X) −−−COCo
00 −−− co co oo −−−co
co co −−−oOω
ω −−一 00 0:l Co −−−co
Co 00 −−−17.7
15.2 15.2 −−−oo co
oo −−−co ■ ■ −1
,0 oo co co −1,0coco
ω −1,0 上述の各実施例の光学系は、色収差 を低減させるよう設計されている。しかしながら、色収
差による集光点位置の変化を積極的に利用する対物光学
系を設計することもできる。このような見地に立つと、
集光点位置の変化は、対物レンズの駆動に変わってフォ
ーカシングサーボのために使用することができる。
00 (X) −−−COCo
00 −−− co co oo −−−co
co co −−−oOω
ω −−一 00 0:l Co −−−co
Co 00 −−−17.7
15.2 15.2 −−−oo co
oo −−−co ■ ■ −1
,0 oo co co −1,0coco
ω −1,0 上述の各実施例の光学系は、色収差 を低減させるよう設計されている。しかしながら、色収
差による集光点位置の変化を積極的に利用する対物光学
系を設計することもできる。このような見地に立つと、
集光点位置の変化は、対物レンズの駆動に変わってフォ
ーカシングサーボのために使用することができる。
波長シフトによりフォーカシングを行うためには、光源
駆動部は、光源からの光の波長の変化に応じ、光の波長
を集光点位置変化量がデフォーカス量に等しくなるよう
制御する必要がある。
駆動部は、光源からの光の波長の変化に応じ、光の波長
を集光点位置変化量がデフォーカス量に等しくなるよう
制御する必要がある。
[効果]
以上説明したように、この発明によれば、対物レンズの
みを独立してアクチュエータにより駆動することにより
、アクチュエータの負担を軽減することができる。また
、色収差補正素子は、所定の条件を満たすことにより、
上記のように対物レンズとの相対位置が変化した場合に
も、収差の発生を抑えることができる。
みを独立してアクチュエータにより駆動することにより
、アクチュエータの負担を軽減することができる。また
、色収差補正素子は、所定の条件を満たすことにより、
上記のように対物レンズとの相対位置が変化した場合に
も、収差の発生を抑えることができる。
第1図はこの発明に係る光情報記録再生装置の光学系の
第1実施例を示す光路図、第2図はトラッキングサーボ
とラジアルサーボとの作動を示す説明図、第3図はこの
発明に係る光情報記録再生装置の光学系の第2実施例を
示す光路図、第4図はこの発明に係る光情報記録再生装
置の光学系の第3実施例を示す光路図である。 第5図は対物レンズの具体例を示すレンズ図、第6図は
第5図に示した対物レンズの諸収差図、第7図は第5図
に示した対物レンズの波面収差図、第8図は第5図に示
したレンズの波長変動による集光位置の移動を示すグラ
フである。 第9図は対物光学系の実施例1を示すレンズ図、第10
図は第9図に示した対物光学系の諸収差図、第11図は
第9図に示した対物光学系の波面収差図である。 第12図は対物光学系の実施例2を示すレンズ図、第1
3図は第12図に示した対物光学系の諸収差図、第14
図は第12図に示した対物光学系の波面収差図である。 第15図は対物光学系の実施例3を示すレンズ図、第1
6図は第15図に示した対物光学系の諸収差図、第17
図は第15図に示した対物光学系の波面収差図である。 第18図は対物光学系の実施例4を示すレンズ図、第1
9図は第18図に示した対物光学系の諸収差図、第20
図は第18図に示した対物光学系の波面収差図である。 第21図は対物光学系の実施例5を示すレンズ図、第2
2図は第21図に示した対物光学系の諸収差図、第23
図は第21図に示した対物光学系の波面収差図である。 第24図は対物光学系の実施例6を示すレンズ図、第2
5図は第24図に示した対物光学系の諸収差図、第26
図は第24図に示した対物光学系の波面収差図、第27
図は第24図に示した対物レンズ単体での諸収差図、第
28図は第24図に示した対物レンズ単体での波面収差
図である。 第29図は対物光学系の実施例7を示すレンズ図、第3
0図は第29図に示した対物光学系の諸収差図、第31
図は第29図に示した対物光学系の波面収差図、第32
図は第29図に示した対物レンズ単体での諸収差図、第
33図は第29図に示した対物レンズ単体での波面収差
図である。 第34図は対物光学系の実施例8を示すレンズ図、第3
5図は第34図に示した対物光学系の諸収差図、第36
図は第34図に示した対物光学系の波面収差図である。 第37図は対物光学系の実施例9を示すレンズ図、第3
8図は第37図に示した対物光学系の諸収差図、第39
図は第37図に示した対物光学系の波面収差図、第40
図は第37図に示した対物レンズ単体での諸収差図、第
41図は第37図に示した対物レンズ単体での波面収差
図である。 第42図は対物レンズとしてホログラムレンズを用いた
対物光学系の第1の例を示すレンズ図、第43図は対物
レンズとしてホログラムレンズを用いた対物光学系の第
2の例を示すレンズ図である。 第44図は実施例1の対物光学系の接着剤による影響を
考慮した場合の諸収差図である。 図、第46図は第45図に示した対物光学系の接着剤に
よる影響を考慮した諸収差図、第47図は接着剤を考慮
しない諸収差図である。 第48図は対物光学系の実施例11を示すレンズ図、第
49図は第48図に示した対物光学系の接着剤による影
響を考慮した諸収差図である。 第50図は対物光学系の実施例12を示すレンズ図、第
51図は第50図に示した対物光学系の接着剤による影
響を考慮した諸収差図である。 第52図は、従来の光情報記録再生装置の光学系を示す
光路図である。 10・・・光源部 11・・・半導体レーザー 20・・・対物光学系 21・・・対物レンズ 23・・・色収差補正素子 30・・・ビームスプリッタ− 40・・・信号検出光学系 第45図は対物光学系の実施例10を示すレンズ00 第 第 図 図 第 図 第 6 図 NAo、55 AO55 ,7゜ 1.7゜ 、7゜ 球面収差 正弦条件 色収差 倍率色収差 非点収差 歪曲収差 第 タ メリディオナル サジタル 中−0,10 N40.55 NAo、55 1.7゜ 1.7゜ −0,0020,002 球面収差 正弦条件 −0,002 0,002 色収差 −o、ooo+ o、ooo+ 倍率色収差 −0,002 0,002 非点収差 歪曲収差 101− メリディオナル 第 1 図 サジタル 第 2 図 第 14 メリディオナル サジタル NAo、55 NA 0.55 −0.002 0.CX)2 球面収差 正弦条件 −0,0020,002 色収差 −o、ooo + ○q刀 倍率色収差 −0,0020002 非点収差 −O,I O,1% 歪曲収差 103− メリディオナル 第 7 図 サジタル 第 8 図 第 20 図 メリディオ力ル サジタル 第 1 図 第 NAo、55 Nへo、55 1.70 .7゜ 17゜ 一〇、002 0、CX)2 −0.002 0.002 −0.0001 o、oo。 −0,002 0,002 一〇 球面収差 正弦条件 色収差 倍率色収差 非点収差 歪曲収差 105− 第 23 図 第 4 図 メリディオナル サジタル 5 図 NAo、55 NAo、55 1.7゜ 、7゜ 17゜ −0,002 0,002 −0,002 0,002 −0,0 球面収差 正弦条件 色収差 倍 106− 第 26 図 第 8 図 メリディオナル サジタル メリディオナル サジタル 第 NAO,55 NAo、55 7゜ 17゜ 7゜ −0,002 C02 −0,002 002 −0,000 0,0001 −0,002 0,002 一〇 球面収差 正弦条件 色収差 倍率色収差 非点収差 歪曲収差 107− 第 2つ 図 第 1 図 メリディオナル サジタル メリディオナル 第 3 図 サジタル 第 4 図 NAo、55 球面収差 正弦条件 メリディオナル 第 NAo、55 色収差 6 図 第 5 図 1.7゜ 1.7゜ 1.7゜ 倍率色収差 −0,0020,002−0,10 非点収差 歪曲収差 第 9 図 メリディオナル サジタル サジタル 第 40 図 NA 0.55 NAo、55 1.5゜ 1.5゜ 1.5゜ QOO2 0,002 −0,002 0,002 −0,0001 0,0001 −0,002 0o2 01 % 球面収差 正弦条件 色収差 倍率色収差 非点収差 歪曲収差 第 1 図 第 2 図 メリディオナル サジタル 3 第 3 図 第44図 NAo、55 NAo、55 −0.004 0.004 球面収差 正弦条件 −0,0040004 色収差 第46図 NAo、55 N40.55 −0.001 o、oo+ 球面収差 正弦条件 −0,0010,001 色収差 第 5 d+ d2 d3 d4 第 7 NAo、55 NAo、55 −0.001 0.00 球面収差 正弦条件 −0,0010,001 色収差 8 50 第 4つ −0,0010,001 球面収差 正弦条件 −00010,00 色収差 第 NAo、55 NAo、55 球面収差 正弦条件 色収差 手続補正書(自発)
第1実施例を示す光路図、第2図はトラッキングサーボ
とラジアルサーボとの作動を示す説明図、第3図はこの
発明に係る光情報記録再生装置の光学系の第2実施例を
示す光路図、第4図はこの発明に係る光情報記録再生装
置の光学系の第3実施例を示す光路図である。 第5図は対物レンズの具体例を示すレンズ図、第6図は
第5図に示した対物レンズの諸収差図、第7図は第5図
に示した対物レンズの波面収差図、第8図は第5図に示
したレンズの波長変動による集光位置の移動を示すグラ
フである。 第9図は対物光学系の実施例1を示すレンズ図、第10
図は第9図に示した対物光学系の諸収差図、第11図は
第9図に示した対物光学系の波面収差図である。 第12図は対物光学系の実施例2を示すレンズ図、第1
3図は第12図に示した対物光学系の諸収差図、第14
図は第12図に示した対物光学系の波面収差図である。 第15図は対物光学系の実施例3を示すレンズ図、第1
6図は第15図に示した対物光学系の諸収差図、第17
図は第15図に示した対物光学系の波面収差図である。 第18図は対物光学系の実施例4を示すレンズ図、第1
9図は第18図に示した対物光学系の諸収差図、第20
図は第18図に示した対物光学系の波面収差図である。 第21図は対物光学系の実施例5を示すレンズ図、第2
2図は第21図に示した対物光学系の諸収差図、第23
図は第21図に示した対物光学系の波面収差図である。 第24図は対物光学系の実施例6を示すレンズ図、第2
5図は第24図に示した対物光学系の諸収差図、第26
図は第24図に示した対物光学系の波面収差図、第27
図は第24図に示した対物レンズ単体での諸収差図、第
28図は第24図に示した対物レンズ単体での波面収差
図である。 第29図は対物光学系の実施例7を示すレンズ図、第3
0図は第29図に示した対物光学系の諸収差図、第31
図は第29図に示した対物光学系の波面収差図、第32
図は第29図に示した対物レンズ単体での諸収差図、第
33図は第29図に示した対物レンズ単体での波面収差
図である。 第34図は対物光学系の実施例8を示すレンズ図、第3
5図は第34図に示した対物光学系の諸収差図、第36
図は第34図に示した対物光学系の波面収差図である。 第37図は対物光学系の実施例9を示すレンズ図、第3
8図は第37図に示した対物光学系の諸収差図、第39
図は第37図に示した対物光学系の波面収差図、第40
図は第37図に示した対物レンズ単体での諸収差図、第
41図は第37図に示した対物レンズ単体での波面収差
図である。 第42図は対物レンズとしてホログラムレンズを用いた
対物光学系の第1の例を示すレンズ図、第43図は対物
レンズとしてホログラムレンズを用いた対物光学系の第
2の例を示すレンズ図である。 第44図は実施例1の対物光学系の接着剤による影響を
考慮した場合の諸収差図である。 図、第46図は第45図に示した対物光学系の接着剤に
よる影響を考慮した諸収差図、第47図は接着剤を考慮
しない諸収差図である。 第48図は対物光学系の実施例11を示すレンズ図、第
49図は第48図に示した対物光学系の接着剤による影
響を考慮した諸収差図である。 第50図は対物光学系の実施例12を示すレンズ図、第
51図は第50図に示した対物光学系の接着剤による影
響を考慮した諸収差図である。 第52図は、従来の光情報記録再生装置の光学系を示す
光路図である。 10・・・光源部 11・・・半導体レーザー 20・・・対物光学系 21・・・対物レンズ 23・・・色収差補正素子 30・・・ビームスプリッタ− 40・・・信号検出光学系 第45図は対物光学系の実施例10を示すレンズ00 第 第 図 図 第 図 第 6 図 NAo、55 AO55 ,7゜ 1.7゜ 、7゜ 球面収差 正弦条件 色収差 倍率色収差 非点収差 歪曲収差 第 タ メリディオナル サジタル 中−0,10 N40.55 NAo、55 1.7゜ 1.7゜ −0,0020,002 球面収差 正弦条件 −0,002 0,002 色収差 −o、ooo+ o、ooo+ 倍率色収差 −0,002 0,002 非点収差 歪曲収差 101− メリディオナル 第 1 図 サジタル 第 2 図 第 14 メリディオナル サジタル NAo、55 NA 0.55 −0.002 0.CX)2 球面収差 正弦条件 −0,0020,002 色収差 −o、ooo + ○q刀 倍率色収差 −0,0020002 非点収差 −O,I O,1% 歪曲収差 103− メリディオナル 第 7 図 サジタル 第 8 図 第 20 図 メリディオ力ル サジタル 第 1 図 第 NAo、55 Nへo、55 1.70 .7゜ 17゜ 一〇、002 0、CX)2 −0.002 0.002 −0.0001 o、oo。 −0,002 0,002 一〇 球面収差 正弦条件 色収差 倍率色収差 非点収差 歪曲収差 105− 第 23 図 第 4 図 メリディオナル サジタル 5 図 NAo、55 NAo、55 1.7゜ 、7゜ 17゜ −0,002 0,002 −0,002 0,002 −0,0 球面収差 正弦条件 色収差 倍 106− 第 26 図 第 8 図 メリディオナル サジタル メリディオナル サジタル 第 NAO,55 NAo、55 7゜ 17゜ 7゜ −0,002 C02 −0,002 002 −0,000 0,0001 −0,002 0,002 一〇 球面収差 正弦条件 色収差 倍率色収差 非点収差 歪曲収差 107− 第 2つ 図 第 1 図 メリディオナル サジタル メリディオナル 第 3 図 サジタル 第 4 図 NAo、55 球面収差 正弦条件 メリディオナル 第 NAo、55 色収差 6 図 第 5 図 1.7゜ 1.7゜ 1.7゜ 倍率色収差 −0,0020,002−0,10 非点収差 歪曲収差 第 9 図 メリディオナル サジタル サジタル 第 40 図 NA 0.55 NAo、55 1.5゜ 1.5゜ 1.5゜ QOO2 0,002 −0,002 0,002 −0,0001 0,0001 −0,002 0o2 01 % 球面収差 正弦条件 色収差 倍率色収差 非点収差 歪曲収差 第 1 図 第 2 図 メリディオナル サジタル 3 第 3 図 第44図 NAo、55 NAo、55 −0.004 0.004 球面収差 正弦条件 −0,0040004 色収差 第46図 NAo、55 N40.55 −0.001 o、oo+ 球面収差 正弦条件 −0,0010,001 色収差 第 5 d+ d2 d3 d4 第 7 NAo、55 NAo、55 −0.001 0.00 球面収差 正弦条件 −0,0010,001 色収差 8 50 第 4つ −0,0010,001 球面収差 正弦条件 −00010,00 色収差 第 NAo、55 NAo、55 球面収差 正弦条件 色収差 手続補正書(自発)
Claims (25)
- (1)ほぼ平行な光束を発生する光源部と、該光源部か
らの光束を媒体上に集光させる対物レンズと、 媒体で反射された光束を光源部へ向かう光路から分離し
て受光系に導くビームスプリッターと、ほぼパワーを持
たず、前記対物レンズと前記ビームスプリッターとの間
に設けられて前記対物レンズの色収差を補正する色収差
補正素子と、前記対物レンズを少なくともその光軸方向
に独立して駆動する手段とを有することを特徴とする光
情報記録再生装置の光学系。 - (2)前記駆動手段は、前記対物レンズをその光軸方向
、及び光軸に対して垂直な方向に独立して駆動すること
を特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置の光
学系。 - (3)更に前記媒体に対して移動させるヘッドを有し、
前記対物レンズと前記色収差補正素子とは、該ヘッドに
設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光情
報記録再生装置の光学系。 - (4)前記駆動手段は、前記対物レンズをその光軸方向
、及び光軸に対して垂直な方向に独立して駆動すること
を特徴とする請求項3に記載の光情報記録再生装置の光
学系。 - (5)更に、前記媒体に対して移動させるヘッドを有し
、前記対物レンズは、該ヘッドに設けられ、前記色収差
補正素子は、該ヘッド外に設けられていることを特徴と
する請求項1に記載の光情報記録再生装置の光学系。 - (6)前記駆動手段は、前記対物レンズをその光軸方向
、及び光軸に対して垂直な方向に独立して駆動すること
を特徴とする請求項5に記載の光情報記録再生装置の光
学系。 - (7)更に、前記媒体に対して移動させるヘッドを有し
、前記光源部、前記対物光学系、前記受光系、前記ビー
ムスプリッターは該ヘッド内に設けられていることを特
徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置の光学系
。 - (8)前記駆動手段は、前記対物レンズをその光軸方向
、及び光軸に対して垂直な方向に独立して駆動すること
を特徴とする請求項7に記載の光情報記録再生装置の光
学系。 - (9)前記対物レンズは、中心から周辺に向かつて曲率
半径が大きくなる凸の非球面で両面が構成され、曲率半
径が小さい面を光源側に向けて配置されていることを特
徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置の光学系
。 - (10)前記対物レンズはホログラムレンズであること
を特徴とする請求項1に記載の光情報記録再生装置の光
学系。 - (11)前記対物レンズと、前記色収差補正素子とは、
色収差以外の収差については独立して収差補正がなされ
ていることを特徴とする請求項1に記載の光情報記録再
生装置の光学系。 - (12)前記色収差補正素子は、1枚の正レンズと1枚
の負レンズとを貼合わせて構成され、両端面がほぼ平面
であり、正レンズの使用中心波長における屈折率をn_
p、負レンズの屈折率をn_nとして、|n_p−n_
n|×10^5<300 を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光情報記録
再生装置の光学系。 - (13)前記色収差補正素子は、 (n_p_7_8_0−1)(1−ν_n_7_8_0
/ν_p_7_8_0)>0.2但し、 n_n_7_8_0、n_n_8_3_0:波長780
nm、830nmにおける負レンズの屈折率 n_p_7_8_0、n_p_8_3_0:波長780
nm、830nmにおける正レンズの屈折率 ν_n_7_8_0:波長780nm近傍の負レンズの
分散但し、ν_n_7_8_0=n_n_7_8_0/
(n_n_7_8_0−n_n_8_3_0)ν_p_
7_8_0:波長780nm近傍の正レンズの分散但し
、ν_p_7_8_0=n_p_7_8_0/(n_p
_7_8_0−n_p_8_3_0)を満たすことを特
徴とする請求項12に記載の光情報記録再生装置の光学
系。 - (14)前記色収差補正素子は、正レンズの屈折率の波
長に対する勾配をΔn_p/Δλ、負レンズの屈折率の
波長に対する勾配をΔn_n/Δλとして、((Δn_
p/Δλ)−(Δn_n/Δλ))×λ^2>9.0n
mを満たすことを特徴とする請求項12に記載の光情報
記録再生装置の光学系。 - (15)前記色収差補正素子は、正レンズの焦点距離f
_pを、全体の焦点距離をf_oとして、|f_p/f
_o|<0.01 を満たすことを特徴とする請求項12に記載の光情報記
録再生装置の光学系。 - (16)前記色収差補正光学素子は、 |r_a/r_m|>5 |r_1/f|>7 |r_3/f|>7 但し、 r_m:貼合わせ面の曲率半径 r_a:正レンズの非貼合わせ面の曲率半径r_1、r
_3:入出射面の曲率半径 f:対物レンズと色収差補正素子との 合成焦点距離 を満たすことを特徴とする請求項12に記載の光情報記
録再生装置の光学系。 - (17)前記色収差補正素子は、3枚のレンズが貼合わ
せて構成され、第1、第3レンズが同一の極性のパワー
を有し、第2レンズが第1、第3レンズとは異なる極性
のパワーを有し、入出射端面がほぼ平面であり、使用中
心波長での第1レンズの屈折率をn_1、第2レンズの
屈折率をn_2、第3レンズの屈折率をn_3として、 |n_1−n_2|×10^5<300 |n_2−n_3|×10^5<300 の条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光情
報記録再生装置の光学系。 - (18)前記色収差補正素子は、使用中心波長での第1
レンズの屈折率をn_1、第2レンズの屈折率をn_2
、第3レンズの屈折率をn_3、第iレンズの屈折率の
波長に対する変化の勾配をΔn_1/Δλとしたときに
、|{(Δn_1/Δλ+Δn_3/Δλ)/2−(Δ
n_2/Δλ)}・λ^2|>9.0nmを満たすこと
を特徴とする請求項17に記載の光情報記録再生装置の
光学系。 - (19)前記色収差補正素子は、使用中心波長での第1
レンズの屈折率をn_1、第2レンズの屈折率をn_2
、第3レンズの屈折率をn_3として、 n_1=n_3 を満たすことを特徴とする請求項17に記載の光情報記
録再生装置の光学系。 - (20)前記色収差補正素子は、 (n_p_7_8_0−1)(1−ν_n_7_8_0
/ν_p_7_8_0)>0.2但し、 n_n_7_8_0、n_n_8_3_0:波長780
nm、830nmにおける負レンズの屈折率 n_p_7_8_0、n_p_8_3_0:波長780
nm、830nmにおける正レンズの屈折率 ν_n_7_8_0:波長780nm近傍の負レンズの
分散但し、ν_n_7_8_0=n_n_7_8_0/
(n_n_7_8_0−n_n_8_3_0)ν_p_
7_8_0:波長780nm近傍の正レンズの分散但し
、ν_p_7_8_0=n_p_7_8_0/(n_p
_7_8_0−n_p_8_3_0)を満たすことを特
徴とする請求項17に記載の光情報記録再生装置の光学
系。 - (21)前記色収差補正素子は、正レンズの屈折率の波
長に対する勾配をΔn_p/Δλ、負レンズの屈折率の
波長に対する勾配をΔn_n/Δλとして、((Δn_
p/Δλ)−(Δn_n/Δλ))×λ^2>9.0n
mを満たすことを特徴とする請求項17に記載の光情報
記録再生装置の光学系。 - (22)前記色収差補正素子は、正レンズの焦点距離を
f_p、全体の焦点距離をf_oとして、|f_p/f
_o|<0.01 を満たすことを特徴とする請求項17に記載の光情報記
録再生装置の光学系。 - (23)前記色収差補正光学素子は、 |r_1/f|>7 |r_4/f|>7 但し、 r_1、r_4:入出射面の曲率半径 f:対物レンズと色収差補正素子との 合成焦点距離 を満たすことを特徴とする請求項17に記載の光情報記
録再生装置の光学系。 - (24)前記色収差補正素子は、前記第1レンズと第2
レンズとの貼り合せ面の曲率半径をr_2、第2レンズ
と第3レンズとの貼り合わせ面の曲率半径をr_3とし
たときに、 −1.25<r_3/r_2<−0.8 を満たすことを特徴とする請求項17に記載の光情報記
録再生装置の光学系。 - (25)前記色収差補正素子は、前記第1レンズと第2
レンズとの貼り合せ面の曲率半径をr_2、第2レンズ
と第3レンズとの貼り合わせ面の曲率半径をr_3とし
たときに、 r_3=r_2 を満たすことを特徴とする請求項17に記載の光情報記
録再生装置の光学系。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02026368A JP3108695B2 (ja) | 1989-02-09 | 1990-02-06 | 光情報記録再生装置の光学系 |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3077589 | 1989-02-09 | ||
JP1-47590 | 1989-02-28 | ||
JP4759089 | 1989-02-28 | ||
JP1-202558 | 1989-08-03 | ||
JP20255889 | 1989-08-03 | ||
JP1-30775 | 1989-08-24 | ||
JP02026368A JP3108695B2 (ja) | 1989-02-09 | 1990-02-06 | 光情報記録再生装置の光学系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03155514A true JPH03155514A (ja) | 1991-07-03 |
JP3108695B2 JP3108695B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=27458485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02026368A Expired - Fee Related JP3108695B2 (ja) | 1989-02-09 | 1990-02-06 | 光情報記録再生装置の光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3108695B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5629799A (en) * | 1992-07-16 | 1997-05-13 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Chromatic aberration correcting element and its application |
US5633852A (en) * | 1994-03-24 | 1997-05-27 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Optical data recording and reproducing apparatus including chromatic aberration correction |
US5644413A (en) * | 1992-08-07 | 1997-07-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical head for adjusting a positional relation between the information medium and the optical head |
KR100658200B1 (ko) * | 1998-08-07 | 2006-12-21 | 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 광학 주사장치 및 이 장치를 구비한 정보 평면에 정보를판독 및/또는 기록하는 광학장치 |
JP2010054523A (ja) * | 2007-05-09 | 2010-03-11 | Milestone Kk | 撮像レンズ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE60330817D1 (de) | 2002-02-27 | 2010-02-11 | Ricoh Kk | Optischer Lesekopf und optische Informationsverarbeitungsvorrichtung |
-
1990
- 1990-02-06 JP JP02026368A patent/JP3108695B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5969862A (en) * | 1992-07-16 | 1999-10-19 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Chromatic aberration correcting element and its application |
US5914822A (en) * | 1992-07-16 | 1999-06-22 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Chromatic aberration correcting element and its application |
US5629799A (en) * | 1992-07-16 | 1997-05-13 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Chromatic aberration correcting element and its application |
US5796520A (en) * | 1992-07-16 | 1998-08-18 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Chromatic aberration correcting element and its application |
US5838497A (en) * | 1992-07-16 | 1998-11-17 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Chromatic aberration correction element and its application |
US5883744A (en) * | 1992-07-16 | 1999-03-16 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Chromatic aberration correcting element and its application |
US6118597A (en) * | 1992-07-16 | 2000-09-12 | Asahi Kogak Kogyo Kabushiki Kaisha | Chromatic aberration correcting element and its application |
EP0790606A3 (en) * | 1992-08-07 | 1999-04-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical storage apparatus |
US5644413A (en) * | 1992-08-07 | 1997-07-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical head for adjusting a positional relation between the information medium and the optical head |
EP0790605A3 (en) * | 1992-08-07 | 1999-04-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical storage apparatus |
EP1120779A3 (en) * | 1992-08-07 | 2001-08-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical storage apparatus |
US5633852A (en) * | 1994-03-24 | 1997-05-27 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Optical data recording and reproducing apparatus including chromatic aberration correction |
KR100658200B1 (ko) * | 1998-08-07 | 2006-12-21 | 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 광학 주사장치 및 이 장치를 구비한 정보 평면에 정보를판독 및/또는 기록하는 광학장치 |
JP2010054523A (ja) * | 2007-05-09 | 2010-03-11 | Milestone Kk | 撮像レンズ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3108695B2 (ja) | 2000-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5644437A (en) | Optical system of optical information recording/reproducing apparatus | |
US20060039266A1 (en) | Objective lens, light converging optical system, optical pickup apparatus, and recording/reproducing apparatus | |
US6927923B2 (en) | Objective lens, converging optical system, optical pickup apparatus and recording and/or reproducing apparatus | |
JP2000081566A (ja) | 光ヘッド用対物レンズ | |
US20090285079A1 (en) | Objective lens, optical pickup device, and optical recording/reproducing apparatus | |
US20040100703A1 (en) | Objective lens, optical system and optical pickup apparatus | |
US6819504B2 (en) | High NA objective lens for optical pick-up | |
JP2902435B2 (ja) | 光情報記録再生装置用対物レンズ系 | |
JPH03155514A (ja) | 光情報記録再生装置の光学系 | |
US7280444B2 (en) | Objective optical element, optical pickup device, and optical information recording and reproducing device | |
EP1528546A2 (en) | Optical element, optical pickup device and optical information recording and reproducing apparatus | |
JP5300308B2 (ja) | 光ピックアップ用対物レンズ | |
JP2000260056A (ja) | 複合対物レンズ,球面収差補正素子及び光情報記録再生装置 | |
JPH08136801A (ja) | 光情報記録媒体の記録再生装置および光情報記録媒体の記録再生用対物レンズ | |
JP2001194581A (ja) | 対物レンズ及び光ピックアップ装置 | |
JPH0411846B2 (ja) | ||
US7460460B2 (en) | Objective optical system, optical pickup apparatus and optical information recording and reproducing apparatus | |
JP4880686B2 (ja) | カップリングレンズ、光学ヘッドおよび光ディスク装置 | |
US20040150892A1 (en) | Optical system of optical pick-up | |
JP3014311B2 (ja) | ディスク基板厚み可変の対物レンズ系 | |
JPH0140325B2 (ja) | ||
JPS61200518A (ja) | 光情報記録媒体の記録再生用対物レンズ | |
US20070242590A1 (en) | Optical system for optical disc drive | |
JP4144267B2 (ja) | 収差補正光学素子及び光学ピックアップ装置 | |
JPH04163510A (ja) | 光ディスク用対物レンズ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080908 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |