JPH03154628A - 合成樹脂エマルジョン用濡れ剤 - Google Patents

合成樹脂エマルジョン用濡れ剤

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JPH03154628A
JPH03154628A JP1291690A JP29169089A JPH03154628A JP H03154628 A JPH03154628 A JP H03154628A JP 1291690 A JP1291690 A JP 1291690A JP 29169089 A JP29169089 A JP 29169089A JP H03154628 A JPH03154628 A JP H03154628A
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JP
Japan
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emulsion
wetting agent
parts
polyoxyethylene
synthetic resin
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JP1291690A
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English (en)
Inventor
Chiyuuken Ou
王 仲堅
Takashi Ishii
貴 石井
Naomi Nishimura
西村 直美
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Nippon Nyukazai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Nyukazai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は新規な合成樹脂エマルジョン用濡れ剤に関する
ものである。
さらに詳しくは優れた湿潤力を発揮する合成樹脂エマル
ジョン用濡れ剤に関する物である。
[従来技術及び問題点] 近年、エマルジョン型粘着剤、エマルション型接着剤又
はエマルジョン塗料は塗ニスピードの高速化や塗布膜の
薄膜化に伴うハジキ防止効果を狙いとした濡れ剤の市場
要望が活発になってきている。
持にエマルジョン型粘着剤はポリオレフィンフィルム、
シリコーンあるいはフッ素、ワックス等を処理した紙、
ポリエステルフィルム、軟質および硬質塩ビフィルムや
シート、その他低エネルギー表面に塗工されるが、粘着
剤の湿潤力が悪いため、しばしばハジキ現象が起こりト
ラブルの原因となることから濡れ剤は必須とされている
これまでも種々の濡れ剤が使用されてきている8例えば
アニオン型濡れ剤としてはジアルキルスルホ琥珀酸エス
テル塩、長鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテルスルホン酸塩など
、またノニオン型濡れ剤としてはポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、アセチレングリコール系など
が知られているが、いずれも濡れ効果で満足すべきもの
ではないという点で問題があった。特に望ましい濡れ効
果を得るためには使用量を多くしなければならず、その
ために泡立ちや耐水性の低下等の弊害があった。
そのために、少量の使用で優れた湿潤力を持つ濡れ剤の
開発が強く要望されている。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明は合成樹脂エマルジョン製品において、ある種の
濡れ剤を少量使用することにより優れた湿潤力を発揮す
る合成樹脂エマルジョンを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は優れた湿潤力を発揮する合成樹脂エマルジョ
ンを製造するに当たって濡れ剤について鋭意研究を重ね
た結果、−殺伐(I)に示される濡れ剤が有用であるこ
とを見い出し本発明を完成するに至ったものである。
−殺伐<I> 1 [R○(A○)n]pP(0M>q (式中Rは炭素数4〜22のアルキル基、アルケニル基
又は炭素数1〜20を含む置換基で置換されたフェニル
基を表し、Aは炭素数2〜4のアルキレン基を表し、n
は0又は1〜100の整数を表し、p+q=3、p=l
又は2を表し、Mは水素又は塩形成物質である。)−殺
伐(I>で表される代表的な化合物としては、次のよう
なものが例示される。
1)ジ(ポリオキシエチレン(2)2−エチルヘキシル
エーテル)燐酸エステルアンモニウム塩。
2)モノ(ポリオキシエチレン(3)2−エチルヘキシ
ルエーテル)R酸エステルとジ(ポリオキシエチレン(
3)2−エチルヘキシルエーテル)燐酸エステルアンモ
ニウム塩(20/80混合体)3)モノ(ポリオキシエ
チレン(2)ノニルフェニルエーテル)燐酸エステルと
ジ(ノニルフェニルエーテル)燐酸エステル(10/9
0混合体4)ジ(ポリオキシエチレン(3)ラウリルエ
ーテル)燐酸エステルソーダ塩。
5)ジ(2−エチルヘキシル)燐酸エステルソーダ塩。
6)モノ(2−エチルヘキシル)燐酸エステルとジ(2
−エチルヘキシル)燐酸エステル(Is/85混合体) 7)モノ(ポリオキシエチレン(2)ジスチレン化フェ
ニルエーテル)燐酸エステルとジ(ポリオキシエチレン
(2)ジスチレン化フェニルエーテル燐酸エステル(5
/95混合体)8)モノ[(ポリオキシエチレン(2)
ポリオキシプロピレン(1)15.r、2−エチルヘキ
シルエーテル)燐酸エステルとジ[(ポリオキシエチレ
ン(2)ポリオキシプロピレン(1)]t、FA2−エ
チルヘキシルエーテル)燐酸エステル(20/80混合
体)。
9)ジ(ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレ
ン(6)ポリオキシエチレン(2)2−エチルヘキシル
エーテル)燐酸エステルアンモニウム塩。
10)ジ(ポリオキシエチレン(3)2−エチルヘキシ
ルエーテル)燐酸エステルモノエタノールアミン塩。
11)ジ(ポリオキシプロピレン(3)2−エチルヘキ
シルエーテル)燐酸エステルカリウム塩12)モノオレ
イルahエステルとジオレイル燐酸エステル(10/9
0混合体)ソーダ塩。
上記記載例においてポリオキシエチレン(2)はエチレ
ンオキサイドが平均2モル重縮合していることを示し、
ポリオキシプロピレン(6)はプロピレンオキサイドが
平均6モル重縮合していることを示し1.他はこれに準
する。
また燐酸エステル(20/80混合体)はモノ燐酸エス
テル20重量%、ジ燐酸エステル80重量%、を示し、
他はこれに準する。
なお前記−殺伐(I)で示される化合物は帯電防止剤、
乳化重合用乳化剤、化粧品用乳化剤、潤滑剤、防錆剤、
洗浄剤等に特徴ある用途が開発されているが、本発明の
ように合fA樹脂エマルジョン用濡れ剤としての用途が
あることは知られておらず、全く意外なことである。
本発明における濡れ剤、即ち前記−殺伐(I)で表され
る化合物は、公知の方法に従って調製することができる
例えば−殺伐ROH(式中Rは炭素数4〜22のアルキ
ル基、アルケニル基又は炭素数1〜20の置換基等を持
つフェニル基を表す)で示されるアルコールを原料とし
、当該アルコールにアルキレンオキサイドを常法(三共
出版、堀口博著、「新界面活性剤」612〜648頁、
1915年)により付加せしめ付加物とし、該付加物に
燐酸化剤を常法[(油化学、第13巻、第9号、1〜7
頁、1964年)(R,S、Cooper。
J、Am、Oi 1.Chemists−Soc第40
巻、642〜645頁、1963年)(表面、第10巻
、第7号、49〜61頁、1912年)]によって調製
できる。
一般式ROHなる化合物類としては直鎖または分岐の飽
和または不飽和アルコール類及び置換フェノール類が挙
げられ直鎖飽和アルコール類としては、たとえばブチル
アルコール、オクチルアルコール、ドデシルアルコール
、オクタデシルアルコール;分岐飽和アルコールとして
はたとえばイソブチルアルコール、2−エチルヘキサノ
ール、2−オクチルドデカノール;不飽和アルコールと
してはたとえばオレイルアルコール、アリルアルコール
:合成アルコールとしてはたとえばオキソアルコール等
が挙げられる。置換フェノール類としてはたとえば、n
−プチルフェノール、イソブチルフェノール、5ec−
ブチルフェノール、t−プチルフェノル、オクチルフェ
ノール、ノニルフェノール、ドデシルフェノール、クミ
ルフェノール、フェニルフェノール、スチレン化フェノ
ール、ベンジル化フェノール、スチレン化クレゾール、
ベンジル化クレゾール、ジ−t−ブチルフェノール、ジ
オクチルフェノール、ジノニルフェノール、スチレン化
ノニルフェノール、スチレン化オクチルフェノール等が
挙げられる。
塩形成物質としてはアルカリ金属(リチウム、ナトリウ
ム、カリウムなど)、アルカリ土類金属(カルシウム、
マグネシウム、バリウムなど)、アンモニア、アルキル
アミン(メチルアミン、エチルアミン、ジメチルアミン
、トリエチルアミンなど)、アルカノールアミン(モノ
エタノールアミン、ジェタノールアミンなど)、等が挙
げられる。
一般式ROHに付加するアルキレンオキサイド類として
は、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド等が挙げられ、付加する方法としてはそ
れぞれ単独に付加されるもの、あるいはそれらの二つ以
上のものがブロックまたはランダムに任意の割合で付加
されたものでもよい、アルキレンオキシドの平均付加モ
ル数は通常1〜100、好ましくは1〜50である。燐
酸化剤としては、無水燐酸、三塩化燐、オキシ塩化供、
ポリ燐酸などがあげられる。
本発明に係る濡れ剤は表面張力低下能が従来より用いら
れてるアニオン性濡れ剤(ジアルキルスルホ琥珀酸エス
テル塩、長鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、ジ
アルキルナフタレンスルホン酸塩など)ノニオン型濡れ
剤(ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、アセチレングリコ
ールなと)等とは異なり、格段と優れていることが濡れ
性を発揮する特性となっていると思われる。
本発明に係る濡れ剤は合成樹脂エマルジョンに対し任意
であるが、好ましくは合成樹脂エマルジョン100部(
重量基準、以下同じ)に対して0.05〜50部、より
好ましくは0゜1〜3.0部である。
本発明に係る濡れ剤の添加する方法は合成樹脂エマルジ
ョンの製造時の添加しても良いし或いは製造後適当な工
程で添加してもい、いずれにしても少量で満足すべき効
果を与え、低泡性優れた濡れ性を付与する物が得られる
本発明に係る濡れ剤の対象となる合成樹脂エマルジョン
は酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、酢ビ・アクリル樹脂
、酢ビ・塩ビ櫃脂、エチレン・酢ビ樹脂、ポリエチレン
樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ス
チレンアクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル
樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂及びスチレン・ブタジェン、アクリル・ブタ
ジェン、ブチル、等の合成ゴム系のエマルジョンである
[実施例コ 次に実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが本
発明はこれ等の実施例によって限定されるものではない
なお、各側において1部は重量部を表す、ま安定性[1
]  ・調整直後のエマルジョンの安定性を肉眼で観察
し、下記の記号にて 評価。
安定性[ff]:調整7日後のエマルジョンの安定性を
肉眼で観察し、下記の記号に て評価。
○・・・粘度増減、沈澱物生成がない。
×・・粘度増減、沈澱物生成がある。
起 泡 性・調整直後のエマルジョンの起泡性を肉眼で
観察し、下記の記号にて 評価。
O・・・起泡性小 口・・・起泡性中 ×・・・起泡性大 粘 度[+1  ・B型回転粘度計を用いてeorpm
で測定、(単位・センチボイズ) 粘 度[π1 ・B型回転粘度計を用いてGrpmで測
定、(単位二センチボイズ) 増 粘 値・粘度[■1/粘度[+]にて表す。
平 滑 性:調整エマルジョンを剥離紙(シリコーン処
理紙)に3ミルアプリケ ーターで塗布した時の塗膜状態を 肉眼で観察し下記の記号にて評価 O・・・異状がない。
×・・・ピンホール、沈澱物がある。
濡れ性[11:m整エマルジョンを剥離紙(シリコーン
処理紙)に3ミルアプリゲ ータ−で塗布後、室温で乾燥して 得た塗膜のiMh状態を肉眼で観察 し下記の記号にて評価。
◎・・・完全な塗膜を形成し、ハジキ 現象がない。
O・・・完全な塗膜を形成するか、僅 かにハジキ現象がある。
口・・・−様に塗膜を形成するが、部 分的にハジキ現象がある。
Δ・・・−様に塗膜を形成するが、か なりのハジキ現象がある ×・・・塗膜を形成しない 濡れ作目j−調整エマルジョンをか■離紙(シリコーン
処理紙)に3ミルアプリケ ーターで塗布後、直ちにカッター にて切れ目を入れ、室温で乾燥し て得た塗膜の切れ目を測り、下記 の記号にて濡れの評価とした。
◎・・・塗膜の切れ目が1mm以下 O・・・塗膜の切れ目が2mm以下 口・・・塗膜の切れ目が3mm以下 Δ・・・塗−膜の切れ目が5mm以下 ×・・・塗膜の切れ目が5mm以上 附 水 性・調整エマルジョンを剥離紙(シリコーン処
理紙)に3ミルアプリケ ーターで塗布後、室温で乾燥して 得た塗膜に水1滴落とし、その時 の白化状態を下記の記号にて評価 O−・・白化小 口・・・白化中 ×・・・白化大 参考例 1 攪拌機、温度計、還流管を備えた反応器にポリオキシエ
チレン(2)2−エチルヘキシルエーテル654g、無
水燐酸142gを仕込み80°Cにて、5時間L’AP
iエステル化反応を行い、28%アンモニア水64.3
gで中和後、キシレン600gを加え、130°Cにて
5時間加水分解を行なった9次いで脱溶剤、濾過を行い
得られたジ〈ポリオキシエチレン(2)2−エチルヘキ
シルエーテル〉燐酸エステルアンモニウム塩を本発明濡
れ剤とした。モノエステル、ジエステルの重量比はO/
100であった。
参考例 2 撹拌機、温度計、還流管を備えた反応器にポリオキシエ
チレン(2)2−エチルヘキシルエーテル436g、溶
媒トルエン300gを仕込み30℃以下でオキシ塩化燐
153.4g滴下し、次いでトリエチルアミン202g
を滴下する0次いで、同温度で2時間熟成した後、塩を
P別し、r液に水600g加え、95°Cで2時間還流
後分層、脱溶剤を行い、28%アンモニア水64gで中
和して得られたジ(ポリオキシエチレン(2)2−エチ
ルヘキシルエーテル)燐酸エステルアンモニウム塩化合
物を本発明濡れ剤とした。
このモノエステル、ジエステルの重量比は0/100で
あった。
実施例 1 2−エチルへキシルアクリレート90部、酢酸ビニル8
部、アクリル酸2部より成る単量体混合物にアニオン性
乳化剤ニューコール5645F(商品名(日本乳化剤(
株)製〕8部、水45部、過硫酸アンモニウム0.5部
を加え、プレエマルジョンを作った。別に還流冷却器、
温度計、攪拌機を備えた反応釜に水50部を入れ、反応
釜内を窒素置換した後、80″Cに加温し、上記プレエ
マルジョン158.5部を80部5°Cの温度で2時間
で滴下し、滴下終了後、更に同温度に2時間保持して重
合を完結させ、室温まで冷却し酢と・アクリル樹脂エマ
ルジョン分得た。このものの固形分は50.4%、pt
−12,lで粘度45 c p s / 20°Cであ
った。
この樹脂エマルジョン100部に本発明に係わる濡れ剤
ジ(ポリオキシエチレン(2)2−エチルヘキシルエー
テル)燐酸エステルアンモニウム塩1部を加え、アクリ
ル系増粘剤AS−7060(商品名二東亜合成化学工業
(株)製〕2部を加えたのち、10%アンモニア水<p
Hを6.0に調整)を添加し、調整エマルジョンを得た
。かくして得られたエマルジョンの性状と塗膜性能を後
記表1に示す。
実施例 2 本発明に係わる濡れ剤モノ(ポリオキシエチレン(3)
2−エチルヘキシルエーテル)燐酸エステルとジ(ポリ
オキシエチレン(3)2−エチルヘキシルエーテル)燐
酸エステルアンモニウム塩(20/[0混合体)を1部
用いた以外は、実施例1と同様な条件で調整エマルジョ
ンを得な、がくして得られたエマルジョンの性状と塗膜
性能を後記表1に示す。
実施例 3 本発明に係わる濡れ剤モノ(ポリオキシエチレン(2)
ノニルフェニルエーテル)燐酸エステルとジ(ノニルフ
ェニルエーテル)燐酸エステル(10/90混合体)を
1部用いた以外は、実施例1と同様な条件で調整エマル
ジョンを得た。かくして得られたエマルジョンの性状と
塗膜性能を後記表1に示す。
比較例 1 代表的な公知の濡れ剤ジオクチルスルホ琥珀酸ソーダ塩
を1・部用いた以外は、実施例1と同様な条件で調整マ
ルジョンを得た。かくして得られたエマルジョンの性状
と塗膜性能を後記表1に示す。
比較例 2 代表的な公知の濡れ剤ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテルスルホン酸塩を1部用いた以外は、実施例
1と同様な条件で調整マルジョンを得た。かくして得ら
れたエマルジョンの性状と塗膜性能を後記表1に示す。
第1表 第1表の結果より本発明の濡れ剤は、従来の濡れ剤と比
較して、起泡性、耐水性の改善があり、エマルジョンの
増粘値が同一でありながら優れた濡れ効果を発揮するも
のであった。
実施例 4 2−エチルへキシルアクリレート85部、メチルメタク
リレート13部1.メタクリル酸2部よりなる単量体混
合物にアニオン性乳化剤ニューコール707SF (商
品名二日本乳化剤(株)製〕5部、水46.5部、過硫
酸アンモニウム0.5部を加え、プレエマルジョンを作
った。
別に還流冷却器、温度計、攪拌機を備えた反応釜に水5
0部を入れ、反応釜内を窒素置換した後、80℃に加温
し、上記プレエマルジョン152部を80部5°Cの温
度で2時間で滴下し、滴下終了後、更に同温度に2時間
保持して重合を完結させ、室温まで冷却しアクリル樹脂
エマルジョンを得た。このものの固形分は50.5%、
pH2,1で粘度80 c p s / 20 ”Cで
あった。この樹脂エマルジョン100部に本発明に係わ
る濡れ剤ジ(ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテ
ル)燐酸エステルソーダ塩1部添加し、アクリル系増粘
剤AS−7060(商品名・東亜合成化学工業(株)製
〕1部を加えたのち、10%アンモニア水(pHを6.
0に調整)を添加し、調整エマルジョンを得な、がくし
て得られたエマルジョンの性状と塗膜性能を後記表2に
示す。
実施例 5 本発明に係わる濡れ剤ジ(2−エチルヘキシルエーテル
)燐酸エステルソーダ塩を1部用いた以外は、実施例4
と同様な条件で調整エマルジョンを得た。かくして得ら
れたエマルジョンの性状と塗膜性能を後記表2に示す。
実施例 6 本発明に係わる濡れ剤モノ(2−エチルヘキシルエーテ
ル)燐酸エステルとジ(2−エチルヘキシルエーテル)
燐酸エステル(15/80混合体)を1部用いた以外は
、実施例4と同様な条件で調整エマルジョンを得た。か
くして得られたエマルジョンの性状と塗膜性能を後記表
2に示す。
比較例 3 代表的な公知の濡れ剤ドデシルベンゼンスルホン酸ソー
ダ塩を1部用いた以外は、実施例4と同様な条件で調整
エマルジョンを得た。かくして得られたエマルジョンの
性状と塗膜性能を後記表2に示す。
比較例 4 代表的な公知の濡れ剤ジブチルナフタレンスルホン酸ソ
ーダ塩を1部用いた以外は、実施例4と同様な条件で調
整エマルジョンを得た。かくして得られたエマルジョン
の性状と塗膜性能第2表 第2表の結果より本発明の濡れ剤は、従来の濡れ剤と比
較して、起泡性、塗膜の耐水性の改善があり、エマルジ
ョンの増粘値が同一でありながら優れた濡れ効果を発揮
するものであった。
実施例 7 2−エチルへキシルアクリレート82部、スチレン15
部、アクリル酸3部よりなる単量体混合物にアニオン性
乳化剤二ニーコール723SF(商品名:日本乳化剤(
株)製〕10部、水44.5部、過硫酸アンモニウム0
.5部を加え、プレエマルジョンを作った。別に還流冷
却器、温度計、攪拌機を備えた反応釜に水50部を入れ
、反応釜内を窒素置換した後、80°Cに加温し、上記
プレエマルジョン155部を80部5°Cの温度で2時
間で滴下し、滴下終了後、更に同温度に2時間保持して
重合を完結させ、室温まで冷却しスチレン・アクリル樹
脂エマルジョンを得た。このものの固形分は50.4%
、p)l’2.0で粘度120 c p s / 20
℃であった。この樹脂エマルジョン100部に本発明に
係わる濡れ剤モノ(ポリオキシエチレン(2)ジスチレ
ン化フェニルエーテル)燐酸エステルとジ(ポリオキシ
エチレン(2)ジスチレン化フェニルエーテル燐酸エス
テル(5/95混合体)1部添加し、アクリル系増粘剤
AS−7060C商品名:東亜合成化学工業(株)製〕
2部を加えたのち、10%アンモニア水(pHを6.0
に調整)を添加し、調整エマルジョンを得な、かくして
得られたエマルジョンの性状と塗膜性能を後記表3に示
す。
実施例 8 本発明に係わる濡れ荊ジ(ポリオキシエチレン(3)ポ
リオキシプロピレン(6)ポリオキシエチレン(2)2
−エチルヘキシルエーテル)燐酸エステルアンモニウム
塩を1部用いた以外は実施例7と同様な条件で調整エマ
ルジョンを得た。
かくして得られたエマルジョンの性状と塗膜性能を後記
表3に示す。
実施例 9 本発明に係わる濡れ剤モノ[(ポリオキシエチレン(2
)ポリオキシプロピレン(1)]、、ダ、2−エチルヘ
キシルエーテル>g4Bエステルとジ[(ポリオキシエ
チレン(2)ポリオキシプロピレン(1)1+、fJ−
2−エチルヘキシルエーテル)燐酸エステル(20/8
0混合体)を1部用いた以外は、実施例7と同様な条件
で調整エマルジョンを得た。かくして得られたエマルジ
ョンの性状と塗膜性能を後記表3に示す。
比較例 5 代表的な公知の濡れ剤ジオクチルスルホ琥珀酸ソーダ塩
を1部用いた以外は、実施例7と同様な条件で調整エマ
ルジョンを得た。かくして得られたエマルジョンの性状
と塗膜性能を後記表3に示す。
比較例 6 代表的な公知の濡れ剤ジオクチルスルホ琥珀酸ソーダ塩
を2部用いた以外は実施例7と同様な条件で調整エマル
ジョンを得た。かくして得られたエマルジョンの性状と
塗膜性能を後記表第3表 第3表の結果より本発明の濡れ剤は、従来の濡れ剤と比
較して、起泡性、塗膜の耐水性の改善があり、エマルジ
ョンの増粘値が同一でありながら優れた濡れ効果を発揮
するものであった。
実施例 10 2−エチルへキシルアクリレート47部、ブチルアクリ
レート50部、アクリル酸3部よりなる単量体混合物に
アニオン性乳化剤ニューコール560SF (商品名二
日本乳化剤(株〉製〕2部、ノニオン性乳化剤ニューコ
ール512〔商品名:日本乳化剤(株)製〕1部、水5
0部、過硫酸アンモニウム0.5部を加え、プレエマル
ジョンを作った。別に還流冷却器、温度計、攪拌機を備
えた反応釜に水50部を入れ、反応釜内を窒素置換した
後、80℃に加温し、上記プレエマルジョン153部を
80部5°Cの温度で2時間で滴下し、滴下終了後、更
に同温度に2時間保持して重合を完結させ、室温まで冷
却しアクリル樹脂エマルジョンを得た。このものの固形
分は50,1%、pH2,0で粘度45 c p s 
/ 20°Cであった。
この樹脂エマルジョン100部に本発明に係わる濡れ剤
ジ(ポリオキシエチレン(3)2−エチルヘキシルエー
テル)燐酸エステルモノエタノールアミン塩0.5部添
加し、アクリル系増粘剤AS−7060(商品名:東亜
合成化学工業(株)製〕2部を加えたのち、10%アン
モニア水(pHを6.0に調整)を添加し、調整エマル
ジョンを得た。かくして得られたエマルジョンの性状と
塗膜性能を後記表4に示す。
実施例 11 本発明に係わる濡れ剤ジ(ポリオキシプロピレン(3)
2−エチルヘキシルエーテル)燐酸エステルカリウム塩
0.5部用いた以外は実施例10と同様な条件で調整エ
マルジョンを得た。かくして得られたエマルジョンの性
状と塗膜性能を後記表4に示す。
実施例 12 本発明に係わる濡れ剤モノオレイル燐酸エステルとジオ
レイルg(1エステル(10/90混合体)ソーダ塩0
.5部用いた以外は実施例10と同様な条件で調整エマ
ルジョンを得た。かくして得られたエマルジョンの性状
と塗膜性能を後記表4に示す。
比較例 7 代表的な公知の濡れ剤アセチレングリコール系す−フイ
ノール104(商品名:日信化学工業(株)製))0.
5部用いた以外は、実施例10と同様な条件で調整エマ
ルジョンを得た。
かくして得られたエマルジョンの性状と塗膜性能を後記
表4に示す。
比較例 8 代表的な公知の濡れ剤ポリオキシエチレンオクチルフェ
ニルエーテルを0.5部用いた以外は、実施例10と同
様な条件で調整エマルジョンを得た。かくして得られた
エマルジョンの性第4表 第3表の結果より本発明の濡れ剤は、従来の濡れ剤と比
較して、起泡性、塗膜の耐水性の改善があり、エマルジ
ョンの増粘値が同一でありながら優れた濡れ効果を発揮
するものであった。
[発明の効果] 第1.2.3.4表の結果より明らかのように、各種合
成樹脂エマルジョンにおいて本発明に係わる濡れ剤を使
用することにより、従来の濡れ剤にはみられない優れた
濡れ性効果を発揮するものである。
またエマルジョンの起泡性、塗膜の耐水性についても改
善されるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは炭素数4〜22のアルキル基、アルケニル基
    又は炭素数1〜20を含む置換基で置換されたフェニル
    基を表し、Aは炭素数2〜4のアルキレン基を表し、n
    は0又は1〜100の整数を表し、p+q=3、p=1
    又は2の単独、並びにそれらの混合体を表し、Mは水素
    又は塩形成物質である。)で表わされる化合物を特徴と
    する合成樹脂エマルジョン用濡れ剤。 2)pが1と2の混合割合において0:100〜45:
    55重量%であることを特徴とする特許請求の範囲第一
    項記載の化合物。 3)塩形成物質としてアルカリ金属、アルカリ土類金属
    、アンモニア、アミン類、およびアルカノールアミン類
    である特許請求の範囲第一項記載の化合物。
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