JPS6247227B2 - - Google Patents

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JPS6247227B2
JPS6247227B2 JP54166942A JP16694279A JPS6247227B2 JP S6247227 B2 JPS6247227 B2 JP S6247227B2 JP 54166942 A JP54166942 A JP 54166942A JP 16694279 A JP16694279 A JP 16694279A JP S6247227 B2 JPS6247227 B2 JP S6247227B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
soluble
antifogging
surfactant
wiping
Prior art date
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Expired
Application number
JP54166942A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5690876A (en
Inventor
Takeshi Morita
Akira Myagi
Atsushi Ikeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=15840487&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPS6247227(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
Priority to JP16694279A priority Critical patent/JPS5690876A/ja
Publication of JPS5690876A publication Critical patent/JPS5690876A/ja
Publication of JPS6247227B2 publication Critical patent/JPS6247227B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、メガネ、ゴーグルなどに使用され
る水溶性防曇基剤に、ある種のリン酸エステル系
界面活性剤を配合することにより防曇機能を損な
うことなく、拭き取り性を向上させるようにした
防曇剤に関するものである。 従来から防曇性組成物として知られているもの
としては大きく分けて (1) 防曇性を有する樹脂を表面にコーテイングす
るタイプ (2) いわゆる界面活性剤を使用する水溶性タイプ がある。特に(2)における界面活性剤として今日迄
に使用されているものは、アルキルベンゼンスル
フオン酸ナトリウム、同アルカノールアミン塩、
アルキル硫酸エステルナトリウム塩、同アルカノ
ールアミン塩、石鹸、ポリオキシエチレンアルキ
ル硫酸エステルナトリウム、同アルカノールアミ
ン塩などのアニオン界面活性剤、HLBの大きい
水溶性の非イオン界面活性剤例えばポリオキシエ
チレンアルキルフエノールエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
高級脂肪酸エステル、ツインタイプのソルビタン
エステルなどがあり、これらは有機ビルダーとし
てアルカノールアミンや無機ビルダーとしてリン
酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウムなどを配合して
使用されている。 この他、コーテイングメガネの様に表面を樹脂
でコーテイングしたもの、或はゴーグルの様に樹
脂材質そのもので出来ているものに対する防曇効
果を高めるために、例えばポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフ
エノールエーテルなどのHLB値の小さな油溶性
界面活性剤と、例えばポリオキシエチレンアルキ
ルフエノールエーテル、ポリオキシエチレンメチ
ルポリシロキサン(ポリエーテル変性水溶性シリ
コン)などのHLB値の大きな水溶性非イオン界
面活性剤、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルフオン酸トリエタノ
ールアミン塩などのアニオン界面活性剤を組合せ
た界面活性剤を使用した水溶性タイプの防曇剤も
考えられる。 しかし、これ等の水溶性タイプの防曇剤におい
ては拭き取り性が悪く、メガネ、ゴーグル表面に
塗布したものが拭き取りにくいなどの難点があ
る。 この発明は上記実情に鑑み、水溶性タイプの防
曇剤の拭き取り性を向上させることを目的として
鋭意研究の結果、水溶性の防曇基剤に、 (n′,n″はそれぞれ1以上の正整数で、n′+
n″は6以下の正整数) を配合することにより防曇機能を損なうことな
く、拭き取り性を著しく向上させることができる
ことを見出したものである。 上記構造式で表わされる界面活性剤の一例とし
てはジポリオキシエチレンジスチレン化フエノー
ルエーテルリン酸エステル(商品名プライサーフ
AL:第一工業製薬社製)を挙げることができる
が、この発明者等の実験結果によれば水溶性防曇
基剤に、上記構造式で表わされる界面活性剤を配
合することにより拭き取り性が著しく向上する。 なお、上記構造式中、n′,n″はそれぞれ1以上
の正整数で、n′+n″は6以下の正整数である。 n′+n″が6より大きい場合、上記の水溶性防曇
基剤中に配合しても十分な拭き取り性を付与する
ことができない。又n′,n″はエチレンオキサイド
の付加モル数であり、n′,n″の一方が1以下、即
ち0であると、防曇剤の油性が弱まり、この結果
被処理面に対する親和性が弱まり、防曇効果が低
下する。なお、一般にはn′,n″は同じであること
が望ましいが、異なる場合においてもこの発明の
効果には大きな差異を生ずることはない。 この理由としては、本発明に用いられる界面活
性剤はリン酸エステル系の界面活性剤であるが、
一般のリン酸エステル系界面活性剤とは異なり、
特に親油基がジスチレン化フエニルと非常に特殊
なもので、一般のリン酸エステル系界面活性剤の
親油基に比べて芳香環の占める割合がはるかに多
く、更にそれが分岐されている。それ故、この発
明の界面活性剤は後述の如き各種の水溶性の防曇
基剤と馴染み易く、均一に相互溶解し、更にその
多くの芳香族成分により水溶性防曇基剤と混合さ
れた溶液全体の粘性を低下させ、防曇基剤による
粘り気をなくし、それにより拭き取り性が向上す
るものと思われる。 即ち、この発明の防曇剤を被処理面に塗布し拭
き取る場合極めて均一に拭き取ることができるの
で透明な被覆処理ができるのである。 なお、この発明においては上述の界面活性剤を
加えることにより水溶性防曇基剤の防曇効果は失
われることなく、却つて水溶性防曇基剤の成分に
よつては防曇効果が向上することもある。 この発明で水溶性防曇基剤としては、(イ)アニオ
ン界面活性剤、HLB値の大きい水溶性の界面活
性剤、HLB値の小さい油溶性の界面活性剤、グ
リコールエーテル、アルカノールアミン、水、(ロ)
HLB値の小さい油溶性の界面活性剤、アニオン
界面活性剤、アルコール、グリコールエーテル、
アルカノールアミン、水、(ハ)アニオン界面活性
剤、HLB値の大きい水溶性の界面活性剤、アル
コール、アルカノールアミン、水、(ニ)HLB値の
小さい油溶性の界面活性剤、アルコール、水、(ホ)
HLB値の大きい水溶性の界面活性剤、アルカノ
ールアミン、アルコール、水、(ヘ)以上の成分に水
溶性のシリコンオイルを配合したもの等を例示す
ることができる。 また、この発明の界面活性剤はHLBが4〜8
で油溶性であり、これらに水溶性の防曇基剤を配
合することにより水溶液として用いられる。 この場合、前述のようにメガネ、ゴーグル等の
被処理面に塗布し、拭き取る場合、極めて均一に
拭き取ることができるので透明に被覆処理するこ
とができるのである。 更にこの発明の界面活性剤に水溶液のシリコン
オイル、例えばポリエーテル変性メチルポリシロ
キサンを加えることによりこの発明の防曇剤の拭
き取り性をより向上させることができる。 この発明の界面活性剤はPHが4以下で低くアル
カノールアミンを混合することにより防曇剤のPH
を約7〜8の中性にするとともに、この発明の界
面活性剤の溶解を容易にさせることができ、更に
アルカノールアミンの水和性により被覆処理した
被処理面に湿潤性を付与し、防曇性の効果を高め
ることができる。 以下、この発明の実施例を示す。 次の配合例によつて防曇剤を調整し、防曇性、
拭き取り性の試験を行なつた。なお配合割合は全
て重量%である。 配合例 (1) プライサーフAL(第一工業製薬:商品名)
1.0% (ジポリオキシエチレンジスチレン化フエノ
ールエーテルリン酸エステル) 水溶性防曇基剤 ノイゲンEA70(第一工業製薬:商品名)
2.0% (ポリオキシエチレンノニルフエノールエー
テルHLB7、エチレンオキサイドの付加モル数
3.8であるHLBの小さな油溶性界面活性剤) ノイゲンEA170(第一工業製薬:商品名)
4.0% (ポリオキシエチレンノニルフエノールエー
テルHLB17、エチレンオキサイドの付加モル
数25であるHLBの大きな油溶性界面活性剤) ネオゲンR(第一工業製薬:商品名) 2.0% ドデシルベンゼンスルフオン酸ソーダ:水溶
性のアニオン界面活性剤) トリエタノールアミン 3.0% エチレングリコール 1.0% (2) プライサーフAL 1.0% 水溶性防曇基剤 ノイゲンEA80(第一工業製薬:商品名)
3.0% (ポリオキシエチレンノニルフエノールエー
テル:HLB8、エチレンオキサイドの付加モル
数6であるHLBの小さな油溶性の界面活性
剤) ネオゲンT(第一工業製薬:商品名) 0.5% (ドデシルベンゼンスルフオン酸トリエタノ
ールアミン塩:アニオン界面活性剤) ジエタノールアミン 1.0% ジエチレングリコールジエチルエーテル
1.0% グリセリン 1.0% 信越シリコーンKF−352(信越化学:商品
名) 4.5% (ポリエーテル変性メチルオリシロキサン、
水溶性) 水 88.0% 比較例(水溶性防曇基剤のみ) (1) (実施例1との比較) ノイゲンEA70 2.0% ノイゲンEA170 4.0% ネオゲンR 2.0% トリエタノールアミン 3.0% エチレングリコール 1.0% 水 88.0% (2) (実施例2との比較) ノイゲンET77 3.0% ネオゲンT 5.0% グリセリン 1.0% ジエタノールアミン 1.0% エチレングリコールジエチルエーテル 1.0% 水 89.0% 試験方法 1 拭き取り性試験 (a) 3.5cm×15.5cm×0.2cmのテスト板上に上記の
防曇剤を滴下量0.05mlの割合で滴下する。 (b) 次にテスト板上に滴下された防曇剤を一般に
市販されているテイツシユペーパー2枚を用い
て拭き延ばしながら拭き取り、拭き取り回数を
もつて拭き取り性の優劣を定めた。 なお、上記試験においてはテスト板に付着した
防曇剤がテイツシユペーパーで拭き延ばされた時
に、テスト板に拭きむらがなく均一にうすく拭き
延ばされた時点で拭き取りを完了する。ここで拭
き取り回数の判断する基準としてはテスト板を目
視観察して均一になつていると思われる所で止め
る。 2 防曇性試験 (a) 上記のようにして防曇剤の拭き取られたテス
ト板(ガラス板、アクリル板)を室温で2時間
乾燥させる。 (b) 次に防曇性試験は第1図に示すように、内部
に水槽1を有する試験装置内で行われ、上記の
テスト板2,3は試験装置内に天井4に第2図
のようにセツトされる。水槽1内の水はヒータ
5で加熱する。この場合水温は温度計6で、上
記温度は温度計7で測定し、水温50℃、蒸気温
度45℃の条件でテスト板2,3の空気側(外
側)表面温度は常に30℃一定に保ち、この状態
でテスト板2,3の内側に水滴が付着する面積
が防曇剤塗布面積の20%になつた時間を測定し
た。
【表】 上記表中、◎は、拭き取り回数4回以下で拭き
取られたことを示す。 △は、拭き取り回数10回以上で拭き取られたこ
とを示す。 以上の結果より明らかなように、拭き取り性に
ついては水溶性防曇基剤のみからなる比較例(1),
(2)は10回以上拭き取らなければ拭き取ることがで
きないのに対し、水溶性防曇基剤に上述の界面活
性剤を配合してなるこの発明の防曇剤はいずれも
4回以下で拭き取られ、優れた拭き取り性が認め
られた。 なお、防曇性についてもこの発明の防曇剤は界
面活性剤を含有するに拘わらず、比較例(1),(2)に
比べて遜色なく、またはそれ以上の防曇性が認め
られる場合もあつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る防曇剤の防曇性試験
装置の側面図、第2図は−線に沿う断面図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水溶性の防曇基剤に、下記構造式で表わされ
    る界面活性剤を配合してなる防曇剤。 (n′,n″はそれぞれ1以上の正整数で、n′+
    n″は6以下の正整数を示す)
JP16694279A 1979-12-24 1979-12-24 Anti-fogging agent Granted JPS5690876A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16694279A JPS5690876A (en) 1979-12-24 1979-12-24 Anti-fogging agent

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JP16694279A JPS5690876A (en) 1979-12-24 1979-12-24 Anti-fogging agent

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Publication Number Publication Date
JPS5690876A JPS5690876A (en) 1981-07-23
JPS6247227B2 true JPS6247227B2 (ja) 1987-10-07

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ID=15840487

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JP16694279A Granted JPS5690876A (en) 1979-12-24 1979-12-24 Anti-fogging agent

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