JPH03154583A - テレビ受像機一体型画像伝送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はテレビ受像機一体型画像伝送装置、特に電話機
に接続され、電話回線を介して静止画などの画像の送受
信を行う画像伝送装置を用いた装置の構成に関する。

［従来の技術］ 従来から、静止画伝送装置が静止画テレビ電話機として
多く用いられており、この静止画伝送装置は、ビデオカ
メラ及び画像表示器を備え、このビデオカメラで撮像さ
れた自画像や相手画像を送受信し、画像表示器に表示す
ることができる。

第２図には、従来の静止画伝送装置の構成ブロックが示
されており、（１０）は電話回線、外付は電話機に接続
するため、あるいはテープ録画、再生などのための端子
、（１２）は外付は電話機と静止画伝送装置との切換え
などを行う網制御部、（１４）は画素情報を音声帯域の
信号に変調する機能及び上記網制御部（１２）から入力
される音声帯域の信号を制御情報や画素情報などのデジ
タルデータに復調する変復調部、（１６）は復調タイミ
ング作成部、（１８）はＡ／Ｄ変換器、（２０）は画像
伝送の操作を行う操作ボタンに接続される端子、（２２
）は静止画伝送装置内の各ブロックの制御、通信プロト
コルの制御、各操作ボタンの入力検出やその処理等を行
う中央制御部、（２４）は画像情報をデジタルデータの
形で処理する画像制御部、（２６）はビデオカメラが撮
像した画像情報や、回線から伝送されてきた画像情報な
どを記憶する画像メモリ部、（２８）はＡ／Ｄ変換器、
（３０）は電話機の前にいる自分の像を撮像するビデオ
カメラ、（３２）はＤ／Ａ変換器、（３４）は自画像や
相手画像を映し出す画像表示器であり、小型ブラウン間
や液晶デスプレイ等が用いられ、（３６）は電源であり
、ＡＣアダプタ端子から入力される電源を静止画伝送装
置内の各ブロックに供給する。

以上のような構成に劣れば、上記ビデオカメラ（３０）
により撮像された自画像は画像メモリ部（２６）に記憶
されており、外付は電話機から回線を静止画仏像装置に
切換えることにより、自画像は変復調部（１４）、網制
御部（１２）を介して相手の画像伝送装置に伝送される
。また、相手画像は網制御部（１２）から入力され、画
像メモリ（２６）を介して画像表示器（３４）に表示す
ることができる。

一方、第３図には従来のカラーテレビの構成ブロックが
示されており、図において、（３８）は受信アンテナ、
（４０）は選局部、（４２）はテレビ放送波である映像
中間周波信号からから映像信号を受信する映像受信部、
（４４）は映像中間周波信号から音声信号を抽出する音
声受信部、（４６）はスピーカ、（４８）は受像管内の
電子ビームを垂直・水平方向に偏向制御するための同期
偏向部、（５０）は高圧整流回路、（５２）はカラー映
像とするための色信号再生部、（５４）はカラー受像管
である。

このようなカラーテレビによれば、テレビ放送波から選
局された各テレビ局の番組を選択してカラー受像管（５
４）にカラー画像表示できると共に、スピーカ（４６）
から選局した番組の音声を聞くことができる。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、従来の静止画伝送装置では、画像伝送を行わ
ないときはビデオカメラ（３０）が撮像した画像を表示
するか、画像メモリ部（２６）に記憶されている静止画
像を表示するしかなく、画像伝送以外には使用されない
ため、画像表示器（３４）を有効に使用していないとい
う問題があった。

また、従来の静止画伝送装置では、その画面は比較的小
さく、テレビ画面ぐらいの大きさにすることも要請され
ている。

一方、テレビ受像機では比較的大きな画面の画像表示器
を有しており、このテレビの画面を静止画伝送装置とし
ても利用できれば便利となり、また画像表示器を共用す
ることが可能となる。

発明の目的 本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、その目
的は、テレビ受像機の画像表示器を静止画伝送する場合
にも利用し機能性の高いテレビ受像機一体型静止画伝送
装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明に係るテレビ受像機
一体型画像伝送装置は、テレビ放送波の映像を受信する
映像受信部と、テレビ放送波の音声を受信する音声受信
部と、画像を表示する画像表示器と、を含むテレビ受像
機に、画像を撮像するためビデオカメラと、このビデオ
カメラで得られた画像を画像メモリに記憶し、かつ画像
メモリ内の記憶画像を上記画像表示器に表示する処理を
行う画像処理回路と、上記画像メモリ内の画像情報を読
み出して音声帯域の信号に変調すると共に、音声帯域の
信号を画像情報に復調する変復調回路と、上記映像受信
部の出力信号とビデオカメラ及び画像処理装置の出力信
号とを切換える切換え回路と、設けて一体に形成したこ
とを特徴とする。

［作用］ 上記構成によれば、映像受信部及び音声受信部によりテ
レビ放送を受信することができ、ビデオカメラ及び画像
処理回路では自画像や電話の相手画像が得られることに
なる。そして、テレビ画像や静止画は切換え回路により
選択することができ、切換え回路により選択された画像
が画像表示器に出力され表示されることになり、テレビ
画面に電話中の相手の静止画を画像表示することが可能
となる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図には、実施例に係るテレビ受像機一体型画像（静
止画）伝送装置の構成ブロックが示されており、電話回
線、外付は電話機に接続するため、あるいはテープ録画
、再生などのための端子（１０）は網制御部（１２）に
接続され、この網制御部（１２）により外付は電話機と
静止画伝送装置との切換えが行われる。

すなわち、通常は外付は電話機が回線に接続され使用で
きる状態になっており、画像の伝送を行う場合は後述の
中央制御部（２２）からの指示により、網制御部（１２
）は外付は電話機を交流的に回線から切り放し、回線か
らの信号を後述の変復調部（１４）に渡すと共に、変復
調部（１４）からの信号を回線へ送出する。

この場合、上記外付は電話機は直流的には常に回線につ
ながっている。これは、直流回路が切り放されると、交
換機は電話機がオンフックされたものとみなし、回線接
続を切ってしまうこと、電話機の中には回線電流を電源
として作動しているものがあることから、電話機の誤動
作防止のため、電話機を直流的に回線につないでおく必
要があることによる。

上記網制御部（１２）には、変復調部（１４）が接続さ
れており、この変復調部（１４）は後述の中央制御部（
２２）から送られてくる画素情報を、音声帯域の信号に
変調する機能及び網制御部（１２）から入力される音声
帯域の信号を制御情報や画素情報などのデジタルデータ
に復調する機能を有する。この静止画伝送装置の場合、
変復調のフォーマットはＴＴＣ規格に定められたものを
用いている。

また、上記変復調部（１４）では、回線から受信した信
号を復調する場合、受信側の変復調部は送信側の変復調
部の動作タイミングに同期して信号の復調を行う必要が
あり、従って復調タイミング作成部（１６）は、受信し
た信号から送信側変復調の動作タイミングを再生し、こ
れを受信側受。

復調の際に与えており、受信側変復調においては復調タ
イミング作成部（１６）が再生した動作タイミングに従
って受信信号を復調する。

上記変復調部（１４）の後段に設けられたＡ／Ｄ変換器
（１８）は、変復調部（１４）が出力するアナログ信号
をデジタルデータに変換する。すなわち、回線上で伝送
を行う信号はアナログ信号であり、上記変復調部（１４
）もアナログ信号のままで処理を行っているので、画像
受信時にＡ／Ｄ変換を行う。これにより、画像表示処理
がデジタルデータの形で行われることになる。

図示の中央制御部（２２）には、送信、ポーズの確認、
画面の明るさなどを調整する操作ボタン（２０）からの
制御信号が供給され、この中央制御部（２２）には、画
像制御部（２４）　、画像メモリ部（２６）が接続され
ており、上記画像制御部（２４）にはＡ／Ｄ変換器（２
８）を介してビデオカメラ（３０）が接続され、またＤ
／Ａ変換器（３２）が接続される。

上記中央制御部（２２）は、ワンチップマイクロコンピ
ュータ等で構成され、静止画伝送装置内の各ブロックの
制御、通信プロトコルの制御、各操作ボタンの入力検出
や処理等を行っている。画像を伝送する際は、画像メモ
リ部（２６）から画像制御部（２４）を介して順次画素
情報を読み出し、変復調部（１４）に与え、または変復
調部（１４）が復調した画素情報をＡ／Ｄ変換器（１８
）を介して読み出し、画像制御部（２４）を介して順次
画像メモリ部（２６）に書き込むなどの処理を行う。

上記画像制御部（２４）は、中央制御部からの指令によ
り、ビデオカメラ（３０）が撮影した画像情報をデジタ
ルデータの形で処理し、画像メモリ（２６）に書き込み
、一方面像メモリ（２６）内の画像情報を読み出して後
述するカラー受像管（５４）に供給する。

上記画像メモリ部（２６）は、ビデオカメラ（３０）が
撮像した画像情報や、回線から伝送されてきた画像情報
などを記憶しており、ダイナミックＲＡＭ等の半導体メ
モリで構成される。

上記Ａ／Ｄ変換器（２８）は、ビデオカメラ（３０）が
出力する映像信号をデジタルデータの画像情報に変換し
、またＤ／Ａ変換器（３２）は、画像制御部（２４）が
表示のために画像メモリ部（２６）から読み出したデジ
タルデータの画像情報をアナログの映像信号に変換する
。

上記ビデオカメラ（３０）は、光を電気信号に変換する
撮像管や半導体撮像素子（ＣＯＤ、ＭＯ８型カメラなど
）が使用されており、それらを駆動するための回路も含
んでいる。

一方、テレビ受像機側では受信アンテナ（３８）が接続
されている選局部（４０）が設けられており、この選局
部（４０）は受信アンテナ（３８）が捕らえたテレビ放
送波を電気信号に変換し、５８．７５ＭＨｚと５４．２
５ＭＨｚの中間周波信号に変換するチューナと、このチ
ューナが受信する周波数を指定する選局制御回路とから
構成される。この選局制御回路は、マイコンを使用し選
局部を純電子式にしたものが一般的に用いられる。

上記選局部（４０）には、映像受信部（４２）、音声受
信部（４４）、スピーカ（４６）が接続され、上記映像
受信部（４２）には同期偏向部（４８）、色信号再生部
（５２）が接続され、この色信号再生部（５２）にカラ
ー受像管（５４）が接続されており、上記同期偏向部（
４８）、色信号再生部（５２）、カラー受像管（５４）
によって画像表示器が形成される。

上記映像受信部（４２）は、チューナが出力する中間周
波信号を増幅して音声中間周波信号を分離する映像中間
周波増幅回路と、映像中間周波増幅回路が増幅した中間
周波数信号を検波し映像信号を出力する映像検波回路と
、その出力を増幅する第１の映像増幅回路と、映像増幅
回路の信号遅延時間と色復調回路の信号遅延時間との差
を補償するための映像遅延回路と、その出力を増幅する
第２の映像増幅回路とから構成されている。これらの回
路群は、１個のＬＳＩにまとめて形成することができる
。

上記音声受信部（４４）は、映像中間周波増幅回路が中
間周波信号から分離した音声中間周波信号を検波し、Ｆ
Ｍ変調された４、５ＭＨｚの音声中間周波信号に変換す
る４、５ＭＨｚ検波回路と、この信号を増幅する音声中
間周波増幅回路と、増幅された音声中間周波信号をＦＭ
検波し音声信号に変換するＦＭ検波回路と、音声信号を
増幅しスピーカーを駆動する音声増幅回路とから構成さ
れる。

上記同期偏向部（４８）は、上記第１映像増幅回路が出
力する映像信号の中から同期信号を分離する同期分離回
路と、垂直方向の走査を行なう垂直偏向回路と、水平方
向の走査を行なう水平偏向回路とから構成される。この
垂直・水平の両偏向回路の出力は、受像管の偏向コイル
に与えられ受像管内の電子ビームを垂直・水平に走査す
ることになる。

この同期偏向部（４８）に接続されている高圧整流回路
（５０）は、上記水平偏向回路が発生する高電圧を整流
し、受像管の走査に必要な高圧直流電圧を生成する。

上記色信号再生部（５２）は色復調ブロック（５２ａ）
と色同期ブロック（５２ｂ）に分けられ、上記色復調ブ
ロック（５２ａ）は、上記第１の映像増幅回路が出力す
る映像信号を搬送色信号の周波数帯域のみ増幅し、映像
信号の中から搬送色信号を取り出す帯域増幅回路と、搬
送色信号の中から第１の色信号を復調する第１色復調回
路と、同じく第２の色信号を復調する第２色復調回路と
、第１及び第２の色信号から３種類の色差信号を生成す
るマトリックス回路と、色信号を三原色に対応した原色
信号に変換し受像管を駆動する原色出力回路と、から構
成されている。

なお、上記帯域増幅回路から出力される搬送色信号は、
映像信号中の３．５８ＭＨｚ±５００ｋＨｚの帯域に含
まれており、上記第１の色信号は通常色差信号のＲ−Ｙ
信号であり、第２の色信号は通常色差信号Ｂ−Ｙ信号で
ある。

また、上記色同期ブロック（５２ｂ）は、帯域増幅回路
が出力した搬送色信号の中からカラーバースト信号のみ
を取り出し増幅するバースト回路と、増幅されたカラー
バースト信号と色副搬送波発生回路が出力する第２基準
副搬送波との位相を比較し第２基準副搬送波の位相を自
動的に調整するＡＰＣ回路と、第２色復調回路の動作の
基準となる第２基準副搬送波を生成する色副搬送波発生
回路と、第２基準副搬送波の位相をずらして第１色復調
回路の動作の基準となる第１基準副搬送波を生成する移
相回路と、から構成されている。

そして、上記静止画伝送装置側の内部回路とテレビ受像
機側の映像受信部（４２）との間には、切換え回路とし
てスイッチＡ１スイッチＢが設けられており、図示のよ
うに、Ｄ／Ａ変換器（３２）側に受像管に表示する映像
を選択するためのスイッチＡが、Ａ／Ｄ変換器（２８）
側に送信用画像として静止画伝送装置が取り込む映像を
選択するためのスイッチＢが設けられ、スイッチＢ側に
はビデオカメラ（３０）が接続される。

上記スイッチＡにおいて、スイッチＡをＡｌ側に設定す
ることにより静止画像伝送装置側で得られる画面が表示
され、電話回線で伝送された静止画像や画像メモリ内の
静止画像を見ることができ、一方Ａ２側に設定すること
により通常のカラーテレビとして使用できる。

また、スイッチＢにおいては、スイッチをＢｌ側に設定
することによりビデオカメラ（３ｏ）が撮像した映像が
画像メモリ（２６）に入力され、Ｂ２側に設定すること
によりテレビチューナが受信した映像が画像メモリ（２
６）に入力され、テレビ放送の画像を伝送することがで
きる。

実施例は以上の構成からなり、静止画伝送装置（テレビ
電話機）として用いる場合には、スイッチＡをＡｌ側、
スイッチＢをＢｌ側へ切換え、ビデオカメラ（３０）で
撮影して画像メモリ部（２６）内に蓄積されている自画
像や相手画像をカラー受像管（５４）に白黒で表示する
ことができる。

従って、テレビ受像機を静止画伝送装置（テレビ電話機
）としても用いることが可能となる。

一方、スイッチＡをＡ２側へ切換えることにより、選局
部（４０）を介して得られたテレビ映像がカラー受像管
（５４）に表示されることになり、一般のテレビ放送を
見ることができる。

更に、スイッチＡをＡ１側へ切換えた状態でスイッチＢ
を８２へ切換えれば、テレビ画像を電話回線を介して相
手の静止画伝送装置に伝送することも可能となる。

上記実施例では、カラー受像管（５４）に表示する静止
画は白黒であるが、カラー静止画とすることも可能であ
り、また静止画ではなく動画伝送装置の構成を採用して
動画を画像表示するようにしてもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、映像受信部、画
像表示器を有するテレビ受像機に、ビデオカメラ、画像
処理回路、変復調回路並びに上記映像受信部の出力信号
とビデオカメラ及び画像処理回路の出力信号とを切換え
る切換え回路と、設けて一体に形成したので、テレビ電
話機である静止画伝送装置及び一般のテレビの両者の機
能を一台の装置で実現することができ、製品の多様性に
応えた便利な装置を提供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係るテレビ受像機−体型画像
伝送装置の構成を示すブロック図、第２図は従来の静止
画伝送装置の構成を示すブロック図、第３図は従来のテ
レビ受像機の構成を示すブロック図である。 図において、（１２）は網制御部、（１４）は変復調部
、（１６）は復調タイミング作成部、（２２）は中央制
御部、（２４）は画像制御部、（２６）は画像メモリ部
、（２８）はＡ／Ｄ変換器、（３０）はビデオカメラ、
（３２）はＤ／Ａ変換器、（３４）は画像表示器、（３
８）は受信アンテナ、（４０）は選局部、（４２）は映
像受信部、（４４）は音声受信部、（４６）はスピーカ
、（４８）は同期偏向部、（５２）は色信号再生部、（
５４）はカラー受像管、スイッチＡ及びＢは切換え回路
である。 なお、 各図中、 同一符号は同−又は相当部分を 示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　テレビ放送波の映像を受信する映像受信部と、テレビ
   放送波の音声を受信する音声受信部と、画像を表示する
   画像表示器と、を含むテレビ受像機に、画像を撮像する
   ためビデオカメラと、このビデオカメラで得られた画像
   を画像メモリに記憶し、かつ画像メモリ内の記憶画像を
   上記画像表示器に表示する処理を行う画像処理回路と、
   上記画像メモリ内の画像情報を読み出して音声帯域の信
   号に変調すると共に、音声帯域の信号を画像情報に復調
   する変復調回路と、上記映像受信部の出力信号とビデオ
   カメラ及び画像処理装置の出力信号とを切換える切換え
   回路と、設けて一体に形成したテレビ受像機一体型画像
   伝送装置。