JPH03154436A - 電力線搬送通信制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電力線搬送通信を使用し、機器制御を行な
う電力線搬送通信システムにおいてその機器をグループ
化して、制御を行うための電力線搬送通信制御方式に関
するものである。

〔従来の技術〕

第３図は例えば特開昭６０−１１６２４９号公報に示さ
れた構成に基づく電力線搬送通信＃＝；＃システムの構
成ブロック図である。複数の機器を集中的に制御したり
、現在の機器の状態をモニタ監視することを目的として
、各機器を電気的な伝送通信網で結び、互いに制御信号
を伝達し合う通信制御方式の一例として一般家庭内の電
気器具を制御するのに商用１００ｖ電力線を伝送通信路
として用いる方法がある。これは電力線の５０Ｈｚある
いは６０Ｆｌｚ交流電圧上にこれより十分高い周波数の
通信用信号電圧を重畳させて各機器間を通信させるもの
で、制御用の特別配線が不必要なことから設置にともな
う手間や費用が小さいという利点をもつ。第３図におい
て、１は商用１００ｖの電力線であり、一般家庭内に配
線されであるものである。各機器２，３．４，５．６．
７．８は、制御される各電気器具９，１０．１１．１２
゜１３．１４．１５と、電気器具が通電状態（以後ＯＮ
状態と記す）か非通電状Ｂ（以後ＯＦＦ状態と記す）か
を感知するセンサー機能及び他機器と制御信号を送受す
る通信機能を有した各制御モジュール１６．１７．１８
．１９，２０，２１゜２２とを組み合わせたものであり
、それぞれ電力線１に接続されている。各制御モジュー
ル１６゜１７．１Ｂ、１９．２０．２１　２２は互いに
接続された各電気器具９，１０．１１，１２，１３゜１
４．１５の０Ｎ１０ＦＦ状態を検知して所定の制御を行
ない、また電力ｖＡ１を伝送通信路として他機器と通信
する。制御装置２３は機器の一種であり、電力線１に接
続され、各機器と制御信号を送受する通信機能と各機器
に伝送する０Ｎ１０ＦＦ！ＩＪ御信号を発生する制御信
号発生機能と各機器がＯＮ状態かＯＦＦ状態かを表示す
るモニタ表示機能とを有する。また、各機器は、他のａ
ｉ器と識別するために個々にアドレスを持つ。アドレス
は各機器にあらかじめ設定した番号で複数の切替スイッ
チ群２４．２５．２６，２７．２８゜２９．３０．３１
により２進数的にアドレスを設定している。

次に動作について説明する。第３図において、９．１０
．１１が照明機器、１２が映像機器、！３．１４．１５
が事務機器とするとき、ソフトウェア上の照明機器のア
ドレスを１０００００００８〜１０００１１１１Ｂ　、
映像機器のアドレスを１００１００００８〜１００１１
１１１Ｂ　、事務機器のアドレスを１ｏｉｏｏｏｏｏｎ
〜１０１０１１１１、制御徒ｌｌ＃≠＝／のアドレスを
００００００００８とする。例えば、制御装置２３から
制御信号によりＯＦＦ状態にある映像機器１２をＯＮ状
態に変更するとする。制御装置２３は制御要求が生じた
なら、例えば相手先アドレスである１ｏｏｔｏｏｏｏｎ
と自己アドレスである０ＯＯＯＯＯＯＯＢとＯＮ命令と
から成る制御信号を電力線ｌ上に送信する。電力線１上
に送信された制御信号は機器２〜８のいずれにも受信さ
れる。各機器２〜８は制御信号を受信したならまずその
中の相手先アドレスである１００１００００Ｂと自己が
記憶しているアドレスとを比較し、もしこれらが異なる
ものならばこの制御信号を無視し、もし一致していれば
制御信号の命令に従い制御を実行する。すなわちアドレ
ス１００１００ＯＯＢである映像機器１２だけが命令に
従い制御モジュール１９の制御機能によって映像機器１
２はＯＮ状態に変更される。制御モジュール１９は、映
像機器１２がＯＮ状態に変更されたのを確認したなら、
制御装置２３に対し、映像機器１２はＯＮ状態になった
と報知する。すると、制御装置２３は、映像機器１２が
ＯＮ状態にある旨をモニタ表示する。

以上が一連の伝送制御の過程である。

このようなアドレスを用いた通信制御方式では多くの機
器の相互制御をアドレスで自局と相手局を特定できるた
めに一本の伝送通信路で行うことができ、設備的に簡単
に設置できる長所がある。

以上説明した通信制御方式において、複数の機器を一斉
に制御したいという要求が生じた場合には、アドレスを
機器群により一連のアドレスに設定することにより行う
０例えば、照明機器のみすべて点灯させる場合、下位ビ
ットから上位ビットに向って、１．２．３・・・・・・
８桁目と呼ぶと、アドレスの５桁目と６桁目に０表示が
あるものはＯＮという命令により２，３．４の照明機器
のみを点灯させることができる。また、これらが１つの
部屋にあると考えると、この部屋全部ＯＮさせたい場合
には、８桁目に１表示、７桁目にＯ表示があるものはＯ
Ｎという命令により、すべての電気機器をＯＮさせるこ
とができる。このとき、７桁目と８桁目の組合せがＯＯ
はへ部屋、０１は８部屋、１０はＣ部屋、１１は０部屋
と設定した場合、Ｃ部屋の照明機器をすべて点灯させる
とき、アドレス８桁目に１．７桁目、６桁目、５桁目に
Ｏ表示があるものはＯＮという命令により、Ｃ部屋の照
明機器のみすべて点灯させることができる。また、４部
屋の映像機器をすべてＯＮ状態にさせるとき、アドレス
の５桁目に１．６桁目に０表示があるものはＯＮという
命令により、４部屋のすべての映像機器をＯＮ状態にさ
せることができる。このように、４部屋の多機種の電気
機器を同一機種ごとに一斉制御することができる。この
場合、４部屋以上制御することができないが、プログラ
ムの変更によってさらに多くすることができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の電力線搬送通信制御方式は、以上のように構成さ
れているので、アドレス設定の自由度が低（、機器毎に
接続台数の大小が著しい電力線搬送通信システムにおい
ては、アドレス空間の無駄が大きくなる。また、制御信
号を受信する際に、１対１の機器制御を含むすべての制
御信号に対しアドレスで自己に対するものか否かを判断
することができず、制御信号の内容まで解読しなければ
ならないので受信処理が複雑になるなどの問題点があっ
た。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、各機器のアドレス選択を自由に行うことがで
き、機器毎に接続台数の異なる電力線搬送通信システム
にも対応できるとともに、制′４Ｂ信号の受信の際の受
信処理を簡単にすることができる電力線搬送通信制御方
式を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る電力線機送通ｆ３方式において、制御装
置２３は制御要求を生じたならば制御すべき機器を示す
相手先アドレスフィールド３３に一斉同報を示す識別子
を付け、更にその一斉同報の対象となる機器を指定する
ための対象機器識別フィールド３４を設定し、上記識別
子付きの相手先アドレスフィールド３３と上記対象機器
識別フィールド３４とを制御信号に含めて電力線１を介
して複数の機器２〜７に伝送し、制御信号を受信した各
機器２〜７は相手先アドレスフィールド３３に一斉同報
を示す識別子が付いていれば対象機器識別フィールド３
４を参照し、それが自体の対象機器識別フィールドであ
れば制御信号の内容に従って動作することを特徴とする
ものである。

〔作用〕

制御装置２３に制御要求が生じると、相手先アドレスフ
ィールド３３に一斉同報を示す識別子が付けられ、更に
対象機器識別フィールド３４が設定される。上記相手先
アドレスフィールド３３と上記対象機器識別フィールド
３４とは制御信号に含められた電力線１を介して複数の
機器２〜７に伝送される。その制御信号は各機器２〜７
で受信され、相手先アドレスフィールド３３に一斉同報
を示す識別子が付いているか否かが判断され、付いてい
れば対象機器識別フィールド３４が参照され、それが機
器自体の対象機器識別フィールドであれば制御信号の内
容に従ってその機器は動作する。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図にもとづいて説明する。

機器構成を１つ１つの機器を制御する過程は第３図に示
した従来例と同一であり、ここでは省略する。

第１図は本発明の一実施例によりグループ制御の際の制
御信号の構成図である。制御信号は、送信元アドレスを
示す自己ア′ドレスフィールド３２、−斉同報を表わす
識別子の入った相手先アドレスフィールド３３、クルー
プ制御の対象となる機器を指定する対象機器識別フィー
ルド３４および制御の内容を示す制御データフィールド
３５から構成される。

第２図は本発明の一実施例による対象機器識別フィール
ド３４の一構成例であり、本例においてはシステムに接
続される最大機器数が１６台の場合について説明する。

上記対象機器識別フィールド３４は、機器毎にビット対
応でグループ制御の対象となるか否かを指定するもので
ある。このときピントが１であれば制御データフィール
ド３５の内容を実行し、ビットがＯであれば制御データ
フィールド３５の内容を実行しないものとする。

次に動作について説明する。第１図において、９．１０
．１１が照明機器、１２が映像機器、１３．１４．１５
を事務機器とする。照明機器９〜１１のアドレスをＯＯ
Ｈ〜０２Ｈ１映像機器１２のアドレスを０３Ｈ１事務機
器１３〜１５のアドレスを０６Ｈとする。また制御装置
２３のアドレスを８０Ｈとする。このときアドレスＯＯ
Ｈの機器を機器Ｎ１、アドレスＯＩＨの機器を機器Ｎ２
、・・・・・・アドレスＯＦＨの機器を機器Ｎ１６と定
めるものとする。

さて、以上の様に構成した電力線搬送通信システムにお
いてグループ制御を行う場合の動作に関し説明する。こ
こでは第３図に示す制御装置２３から、照明機器９．１
０．１１をグループ化して制御する場合の例につき説明
する。制御装置２３は、制御要求を生じたならば、相手
先アドレスフィールド３３に一斉同報を表わす識別子（
ＦＦＨと定義する）を付け、さらに対象機器識別フィー
ルド３４の照明機器９．１０．１１に対応する機器Ｎｌ
、機器Ｎ２．機器Ｎ３のビットを１にそれぞれセットし
、さらに照明機器９，１０．１１に対する制御データを
制御データフィールド３５に設定して、電力線１上に送
信する。

電力線１上に送信された制御信号は、機器２〜８のいず
れにも受信される。各機器２〜８は制御信号を受信し、
相手先アドレスフィールド３３に一斉同報を表わす識別
子がついていれば、次の対象機器識別フィールド３４を
参照し、自己に設定されているアドレスから定められる
機器番号のビットがセ−／　トされているかどうかを判
断する。対象機器識別フィールド３４の対応ビットが１
にセントされている機器はその制御データ３５の内容に
従って制御を実行する。逆に対象機器識別フィールド３
４の対応ビットがセットされていない機器は、制御デー
タフィールド３５の内容を無視し何も制御を行なわない
。

以上のように上記実施例においては、−斉同報命令に対
象機器識別フィールド３４を設け、制御対象を選択でき
るようにすることによりグループ制御を実現するもので
ある。

また、上記実施例においては、各機器のアドレスの選択
は自由であり、機器種別毎の構成台数に制御を生じない
。さらに、１対１の機器制御に対しては、相手先アドレ
ス３３で通信相手が識別可能であり、制御信号の内容に
まで立入って内容を解読する必要がないため従来に比し
て大幅に受信処理を軽減することができる。

また、上記実施例では１６台までの機器について対象機
器識別フィールド３４で制御していたが、フィールドの
ビット数を長くすることで、制御される機器をさらに多
くすることができることは明白である。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、相手先アドレスフィール
ドに一斉同報を示す識別子を設け、更にその一斉同報の
対象となる機器を指定する対象機器識別フィールドを設
け、制御装置と複数の機器との間の通信を電力線搬送で
行なうようにしたので、各機器のアドレス選択が自由で
機器種別毎の構成台数に制限を生じないでグループ制御
を実現でき、しかも機器毎に接続台数の異なるシステム
にも対応でき、また、グループ制御以外の制御（１゛対
１の機器制御）においては相手先アドレスで通信相手の
識別が可能で、制御Ｉ信号の内容を解読する必要がない
ために従来に比して大幅に受信処理が軽減され、即ち制
御信号の受信の際の受信処理が簡単となり、したがって
通信処理の効率化を図れるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による電力線搬送通信制御
方式においてグループ制御の際の制御信号を示す構成図
、第２図はこの実施例による対象機器識別フィールドの
一例を示す構成図、第３図はこの実施例および従来例の
電力線搬送通信システムの構成プロ７り図である。 １・・・・・・電力線、２〜８・・・・・・機器、２３
・・・・・・制ｆ２１１装置、３３・・・・・・相手先
アドレスフィールド、３４・・・・・・対象機器識別フ
ィールド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　電力線を用いて互いに通信可能な複数の機器と、制御
   信号により上記複数の機器を制御する制御装置とを備え
   た電力線搬送通信システムにおいて、上記制御装置は、
   制御要求を生じたならば制御すべき機器を示す相手先ア
   ドレスフィールドに一斉同報を示す識別子を付け、更に
   その一斉同報の対象となる機器を指定するための対象機
   器識別フィールドを設定し、上記識別子付きの相手先ア
   ドレスフィールドと上記対象機器識別フィールドとを上
   記制御信号に含めて上記電力線を介して上記複数の機器
   に伝送し、上記制御信号を受信した各機器は相手先アド
   レスフィールドに一斉同報を示す識別子が付いていれば
   対象機器識別フィールドを参照し、それが自体の対象機
   器識別フィールドであれば制御信号の内容に従って動作
   することを特徴とする電力線搬送通信制御方式。