JPH0315250Y2 - - Google Patents
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- JPH0315250Y2 JPH0315250Y2 JP1986092944U JP9294486U JPH0315250Y2 JP H0315250 Y2 JPH0315250 Y2 JP H0315250Y2 JP 1986092944 U JP1986092944 U JP 1986092944U JP 9294486 U JP9294486 U JP 9294486U JP H0315250 Y2 JPH0315250 Y2 JP H0315250Y2
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- electrode
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D23/00—Casting processes not provided for in groups B22D1/00 - B22D21/00
- B22D23/06—Melting-down metal, e.g. metal particles, in the mould
- B22D23/10—Electroslag casting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D27/00—Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting
- B22D27/02—Use of electric or magnetic effects
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D27/00—Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting
- B22D27/04—Influencing the temperature of the metal, e.g. by heating or cooling the mould
- B22D27/06—Heating the top discard of ingots
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、エレクトロスラグの押湯加熱装置の
改良に関し、鋳造工場における各種製品の鋳造物
の製作上、殆んどの場合に不可欠とされる押湯を
保温するための装置を使用する産業分野で利用さ
れるものである。
改良に関し、鋳造工場における各種製品の鋳造物
の製作上、殆んどの場合に不可欠とされる押湯を
保温するための装置を使用する産業分野で利用さ
れるものである。
(従来の技術)
従来より、鋳造欠陥の発生防止のため、押湯を
保温するための保温材あるいは保温板が鋳造工場
で広く採用されている。
保温するための保温材あるいは保温板が鋳造工場
で広く採用されている。
また、鋳造欠陥の発生防止のみならず、鋳造組
織の改善をも目的として押湯表面なスラグを媒体
として加熱する方法が特開昭56−41066号公報、
特公昭47−39817号公報等に開示されている。
織の改善をも目的として押湯表面なスラグを媒体
として加熱する方法が特開昭56−41066号公報、
特公昭47−39817号公報等に開示されている。
これらは、いずれもエレクトロ・スラグ・ホツ
ト・トツプ法と呼ばれ、専ら大型鋳造工場におい
て実用化されているのが現状である。
ト・トツプ法と呼ばれ、専ら大型鋳造工場におい
て実用化されているのが現状である。
(考案が解決しようとする問題点)
然るに、上述した従来のエレクトロ・スラグ・
ホツト・トツプ法が適用される鋳造対象物は、専
ら大型鋼塊であり、押湯の直径も大きく、その押
湯表面を十分加熱するためには、極めて大きな電
力を必要とし、例えば特開昭56−41066号におけ
る実施例では鋼塊重量が60トンであり押湯の大き
さは判明しないが、直径約356mmの黒鉛電極3本
を用いて、鋼塊のトン当り230KWHの電力を消
費しており、加熱装置としてはエレクトロ・スラ
グ・リメルテイング(E・S・R)装置と同様な
据付設置式の大型のものであり、鋳造の工程上、
鋳型の設置は常に当該加熱装置の電極稼動範囲下
でなければならない。従つて、適用範囲としても
形状が一定の鋼塊の押湯加熱のみに適用されてい
ることは、前述の特開昭56−41066号及び特公昭
47−39817号公報に夫々記載されている実施例に
照らしても明らかである。
ホツト・トツプ法が適用される鋳造対象物は、専
ら大型鋼塊であり、押湯の直径も大きく、その押
湯表面を十分加熱するためには、極めて大きな電
力を必要とし、例えば特開昭56−41066号におけ
る実施例では鋼塊重量が60トンであり押湯の大き
さは判明しないが、直径約356mmの黒鉛電極3本
を用いて、鋼塊のトン当り230KWHの電力を消
費しており、加熱装置としてはエレクトロ・スラ
グ・リメルテイング(E・S・R)装置と同様な
据付設置式の大型のものであり、鋳造の工程上、
鋳型の設置は常に当該加熱装置の電極稼動範囲下
でなければならない。従つて、適用範囲としても
形状が一定の鋼塊の押湯加熱のみに適用されてい
ることは、前述の特開昭56−41066号及び特公昭
47−39817号公報に夫々記載されている実施例に
照らしても明らかである。
一方、鋳造欠陥防止、鋳造組織の改善、さらに
は押湯体積の減少などの改善目的は、中小規模の
鋳造工場を含めて鋳造技術分野に常に存在し、鋳
造製品の歩留の向上に努力がなされているが、鋳
造物の種類によつては50%という極めて低い歩留
で操業している工場も少くない。従来、製品の鋳
造押湯は、保温材あるいは保温板により、その凝
固の遅延を行つており、エレクトロ・スラグ・ホ
ツト・トツプ法に代表される押湯加熱法は採用さ
れていなかつた。鋼塊の鋳造ではない製品の鋳造
には、鋳造金属が多種にわたることにもよるが、
鋳造形状、単一鋳造重量、押湯の径長、数量等が
千差万別であるため、大型の押湯加熱装置の適用
が不可能であるという重大な問題があつた。
は押湯体積の減少などの改善目的は、中小規模の
鋳造工場を含めて鋳造技術分野に常に存在し、鋳
造製品の歩留の向上に努力がなされているが、鋳
造物の種類によつては50%という極めて低い歩留
で操業している工場も少くない。従来、製品の鋳
造押湯は、保温材あるいは保温板により、その凝
固の遅延を行つており、エレクトロ・スラグ・ホ
ツト・トツプ法に代表される押湯加熱法は採用さ
れていなかつた。鋼塊の鋳造ではない製品の鋳造
には、鋳造金属が多種にわたることにもよるが、
鋳造形状、単一鋳造重量、押湯の径長、数量等が
千差万別であるため、大型の押湯加熱装置の適用
が不可能であるという重大な問題があつた。
本考案は、上記の大型の押湯加熱装置の有する
問題点を解決するために研究開発されたもので、
斯かる大型の押湯加熱装置を適用し得ない各種径
長の押湯、鋳造工場の規模の大小、鋳造鋳型の位
置及び形状に適用でき、或は複数の押湯を具備す
る鋳造装置などの多種多様に亘る製品鋳造用の押
湯の加熱に随時随意に適用できる至便性を備えた
可搬式エレクトロスラグの押湯加熱装置を提供す
ることを目的とするものである。
問題点を解決するために研究開発されたもので、
斯かる大型の押湯加熱装置を適用し得ない各種径
長の押湯、鋳造工場の規模の大小、鋳造鋳型の位
置及び形状に適用でき、或は複数の押湯を具備す
る鋳造装置などの多種多様に亘る製品鋳造用の押
湯の加熱に随時随意に適用できる至便性を備えた
可搬式エレクトロスラグの押湯加熱装置を提供す
ることを目的とするものである。
即ち、本考案が、解決すべき問題点をさらに具
体的に説明すれば、任意の位置にある各種形状の
製品鋳造用の鋳型には、1個あるいは複数個の押
湯が、鋳造技術上、不可欠とされる位置に配設さ
れており、その大きさ乃至直径は、鋼塊の鋳造に
比較して小さいものが多く、ほとんどがφ100〜
φ500mm程度である。これらの押湯が配設されて
いる製品の鋳造物では鋼塊の鋳造と異なり、湯の
鋳型に注入した後、押湯の加熱開始までのタイム
ラグが比較的短く、加熱開始までの準備を敏速に
行う必要があるため、装置をクレーン等によつて
運搬し、かつ電極を押湯中央部にセツトする機械
的操作を行うには時間的に困難であつて、入力に
よる大まかなセツトで速やかに準備完了できるも
のでなければならず、したがつて装置が小型、軽
量であり、また、押湯装置でのセツテイングが極
めて簡単なことが不可欠である。さら、鋼塊鋳造
の場合と異なり、製品鋳造では、形状が複雑な場
合の加熱条件のプログラムを安定させるため、或
は鋳造金属が一般鋼に限られることなく、高合金
鋼、ステンレス鋼、銅合金等と多岐に亘ることを
考慮した場合、加熱条件の安定化を図ることも必
要であつて、本考案は斯かる問題を解決すること
をも目的としている。
体的に説明すれば、任意の位置にある各種形状の
製品鋳造用の鋳型には、1個あるいは複数個の押
湯が、鋳造技術上、不可欠とされる位置に配設さ
れており、その大きさ乃至直径は、鋼塊の鋳造に
比較して小さいものが多く、ほとんどがφ100〜
φ500mm程度である。これらの押湯が配設されて
いる製品の鋳造物では鋼塊の鋳造と異なり、湯の
鋳型に注入した後、押湯の加熱開始までのタイム
ラグが比較的短く、加熱開始までの準備を敏速に
行う必要があるため、装置をクレーン等によつて
運搬し、かつ電極を押湯中央部にセツトする機械
的操作を行うには時間的に困難であつて、入力に
よる大まかなセツトで速やかに準備完了できるも
のでなければならず、したがつて装置が小型、軽
量であり、また、押湯装置でのセツテイングが極
めて簡単なことが不可欠である。さら、鋼塊鋳造
の場合と異なり、製品鋳造では、形状が複雑な場
合の加熱条件のプログラムを安定させるため、或
は鋳造金属が一般鋼に限られることなく、高合金
鋼、ステンレス鋼、銅合金等と多岐に亘ることを
考慮した場合、加熱条件の安定化を図ることも必
要であつて、本考案は斯かる問題を解決すること
をも目的としている。
(問題点を解決するための手段)
上記の目的を達成するために、本考案に係る可
搬式エレクトロスラグの押湯加熱装置は、移動運
搬の容易な軽便性を有する支脚の基部に、下端に
電極ホルダーを設け、且つ外周にネジ部を設けた
電極推進用螺杆から成る所要長さの電極保持部材
を上下に貫通配設すると共に、該電極保持部材に
螺合したナツト部材と該ナツト部材を回転する駆
動モーターから成る電極保持部材の昇降駆動機構
を配設して軽便な可搬式エレクトロスラグの押湯
加熱装置本体を構成し、電源に直流電源を用いて
該直流電源装置からの通電により該エレクトロス
ラグの押湯加熱装置本体を稼動するように構成さ
れている。
搬式エレクトロスラグの押湯加熱装置は、移動運
搬の容易な軽便性を有する支脚の基部に、下端に
電極ホルダーを設け、且つ外周にネジ部を設けた
電極推進用螺杆から成る所要長さの電極保持部材
を上下に貫通配設すると共に、該電極保持部材に
螺合したナツト部材と該ナツト部材を回転する駆
動モーターから成る電極保持部材の昇降駆動機構
を配設して軽便な可搬式エレクトロスラグの押湯
加熱装置本体を構成し、電源に直流電源を用いて
該直流電源装置からの通電により該エレクトロス
ラグの押湯加熱装置本体を稼動するように構成さ
れている。
(作用)
本考案に係る可搬式エレクトロスラグの押湯加
熱装置は、原則的にエレクトロ・スラグ・ホツ
ト・トツプ方式を採用しながらも、移動運搬の容
易な軽便性を有する支脚の基部に、下端に電極ホ
ルダーを設け、且つ外周にネジ部を設けた電極推
進用螺杆から成る所要長さの電極保持部材を上下
に貫通配設すると共に、該電極保持部材に螺合し
たナツト部材と該ナツト部材を回転する駆動モー
ターから成る電極保持部材の昇降駆動機構を配設
して軽便な可搬式エレクトロスラグの押湯加熱装
置本体を構成したので、所要の押湯位置に適宜に
移動配置して所要の押湯加熱を実施できる。
熱装置は、原則的にエレクトロ・スラグ・ホツ
ト・トツプ方式を採用しながらも、移動運搬の容
易な軽便性を有する支脚の基部に、下端に電極ホ
ルダーを設け、且つ外周にネジ部を設けた電極推
進用螺杆から成る所要長さの電極保持部材を上下
に貫通配設すると共に、該電極保持部材に螺合し
たナツト部材と該ナツト部材を回転する駆動モー
ターから成る電極保持部材の昇降駆動機構を配設
して軽便な可搬式エレクトロスラグの押湯加熱装
置本体を構成したので、所要の押湯位置に適宜に
移動配置して所要の押湯加熱を実施できる。
また、電極保持部材に通電する加熱電源として
電気特性的に安定した直流電源を用いたので、連
続的加熱操業における自動制御を安定した状態で
確実に行ない得る作用を有する。
電気特性的に安定した直流電源を用いたので、連
続的加熱操業における自動制御を安定した状態で
確実に行ない得る作用を有する。
(実施例)
以下に、本考案の実施例を添付図面に基いて説
明すれば、本考案に係る可搬式エレクトロスラグ
の押湯加熱装置は、エレクトロスラグの押湯加熱
装置本体Aと直流電源装置Bとから構成されてい
る。
明すれば、本考案に係る可搬式エレクトロスラグ
の押湯加熱装置は、エレクトロスラグの押湯加熱
装置本体Aと直流電源装置Bとから構成されてい
る。
而して、先づ該エレクトロスラグの押湯加熱装
置本体Aは、移動運搬の可能な軽便姓を有する三
脚から成る支脚1の基部に設けた台座2に、該台
座2を上下貫通させて設けた電極保持部材3と、
台座2上に配置した該電極保持部材3を昇降する
駆動機構4とより軽便(重量約20Kg)に構成され
ている。
置本体Aは、移動運搬の可能な軽便姓を有する三
脚から成る支脚1の基部に設けた台座2に、該台
座2を上下貫通させて設けた電極保持部材3と、
台座2上に配置した該電極保持部材3を昇降する
駆動機構4とより軽便(重量約20Kg)に構成され
ている。
上記電極保持部材3は、下端に図示の形状の電
極ホルダー5を固設すると共に、外周にネジ部を
設けた中空の電極推進用螺杆6内に外周面を絶縁
体(スリーブ状又はライナー状)7でカバーした
銅棒から成る給電ブスバー8を嵌挿し、該給電ブ
スバー8の先端を電極ホルダー5に通電可能に取
着けて構成されており、且つ該給電ブスバー8の
上端部に給電ブロツク9を設けると共に、電極ホ
ルダー5の側面にはレバー10により電極を該ホ
ルダーに着脱操作するように構成したスプリング
加圧式の押圧部材11が設けてある。
極ホルダー5を固設すると共に、外周にネジ部を
設けた中空の電極推進用螺杆6内に外周面を絶縁
体(スリーブ状又はライナー状)7でカバーした
銅棒から成る給電ブスバー8を嵌挿し、該給電ブ
スバー8の先端を電極ホルダー5に通電可能に取
着けて構成されており、且つ該給電ブスバー8の
上端部に給電ブロツク9を設けると共に、電極ホ
ルダー5の側面にはレバー10により電極を該ホ
ルダーに着脱操作するように構成したスプリング
加圧式の押圧部材11が設けてある。
また、上記駆動機構4は、駆動モーター12
と、該モーターの回転軸に取着けたギヤー13と
該ギヤー13に噛み合わせるギヤー14を外周に
備えると共に、前記電極保持部材の螺杆6に螺合
するネジ部を内周に備えたナツト部材15から構
成されており、これらのギヤー部材及びナツト部
材はボツクス16内に収容されて台座2上に載置
され、該ナツト部材15に電極保持部材3の螺杆
6を螺挿して軽便に移動運搬できるエレクトロス
ラグの押湯加熱装置本体Aを構成したものであつ
て、第2図において、17は支脚1の高さ調節部
材、18はナツト部材15のボール軸受、19は
ナツト部材15の収容ボツクスを夫々示すもので
ある。
と、該モーターの回転軸に取着けたギヤー13と
該ギヤー13に噛み合わせるギヤー14を外周に
備えると共に、前記電極保持部材の螺杆6に螺合
するネジ部を内周に備えたナツト部材15から構
成されており、これらのギヤー部材及びナツト部
材はボツクス16内に収容されて台座2上に載置
され、該ナツト部材15に電極保持部材3の螺杆
6を螺挿して軽便に移動運搬できるエレクトロス
ラグの押湯加熱装置本体Aを構成したものであつ
て、第2図において、17は支脚1の高さ調節部
材、18はナツト部材15のボール軸受、19は
ナツト部材15の収容ボツクスを夫々示すもので
ある。
次に、直流電源装置Bは、転車20を備えたキ
ヤスター式直流電源ボツクス21と、その上部に
自動通電制御機構を内装したセパレートタイプの
通電制御ボツクス22とから構成されており、該
直流電源を前記押湯加熱装置本体Aの給電ブロツ
ク9及び駆動モーター12にケーブルC1,C2に
より各別に結線接続して可搬式エレクトロスラグ
の押湯加熱装置を構成したもので、図においてD
はアース、Eは鋳型、Fは押湯、Gは湯口、Hは
使用電極を夫々示すものである。
ヤスター式直流電源ボツクス21と、その上部に
自動通電制御機構を内装したセパレートタイプの
通電制御ボツクス22とから構成されており、該
直流電源を前記押湯加熱装置本体Aの給電ブロツ
ク9及び駆動モーター12にケーブルC1,C2に
より各別に結線接続して可搬式エレクトロスラグ
の押湯加熱装置を構成したもので、図においてD
はアース、Eは鋳型、Fは押湯、Gは湯口、Hは
使用電極を夫々示すものである。
なお、上述した自動通電制御機構には公知の制
御機構を使用するのであるが、要は、電極の先端
位置をスラグの位置、状態に応じて常に適正な位
置に保持するために駆動モーター12の回転を自
動的に制御すると共に、押湯の加熱条件(初期の
電流、電圧及び定常の電流、電圧並びに加熱時間
等)を最適に保たせるために給電ブスバー8に対
する通電条件を自動的に制御するように構成され
ているものである。
御機構を使用するのであるが、要は、電極の先端
位置をスラグの位置、状態に応じて常に適正な位
置に保持するために駆動モーター12の回転を自
動的に制御すると共に、押湯の加熱条件(初期の
電流、電圧及び定常の電流、電圧並びに加熱時間
等)を最適に保たせるために給電ブスバー8に対
する通電条件を自動的に制御するように構成され
ているものである。
次に、参考までに使用例について略述する。
使用例 1
鋳型E内には製品重量1850Kgのシリンダー製品
の形状のキヤビテイが形成されており、直径300
mmの押湯F内に、ホルダー5に保持されたφ50
mm、長さ500mmのカーボンからなる非消耗式電極
Hを挿入して次の加熱条件にしたがつて押湯をエ
レクトロ・スラグ加熱した。
の形状のキヤビテイが形成されており、直径300
mmの押湯F内に、ホルダー5に保持されたφ50
mm、長さ500mmのカーボンからなる非消耗式電極
Hを挿入して次の加熱条件にしたがつて押湯をエ
レクトロ・スラグ加熱した。
加熱条件: 初期(加熱開始後5分間)
電流:300A
初期( 同 上 )
電圧:36V
定常電流:150A
定常電圧 30V
定常加熱時間:90分
(使用スラグ:トリベ残査スラグ+CaF2)
使用例 2
鋳型E内には製品重量2600Kgのクランク製品の
キヤビテイが形成されており、直径300mmの押湯
F内に、ホルダー5に保持されたφ25mm、長さ
1800mmの低合金鋼からなる消耗式電極Hを挿入し
て次の加熱条件にしたがつて押湯をエレクトロ・
スラグ加熱した。
キヤビテイが形成されており、直径300mmの押湯
F内に、ホルダー5に保持されたφ25mm、長さ
1800mmの低合金鋼からなる消耗式電極Hを挿入し
て次の加熱条件にしたがつて押湯をエレクトロ・
スラグ加熱した。
尚、使用例1の電極は非消耗式電極であるた
め、約90分の加熱操業でも長さ7〜8mmしか酸化
消耗しなかつたが、本使用例の場合は電極が溶融
して押湯金属になるものであるから、消耗量に応
じて電極も長寸法にする必要があり、また、それ
故に電極を漸次下降させるための自動制御作用が
必要であつた。
め、約90分の加熱操業でも長さ7〜8mmしか酸化
消耗しなかつたが、本使用例の場合は電極が溶融
して押湯金属になるものであるから、消耗量に応
じて電極も長寸法にする必要があり、また、それ
故に電極を漸次下降させるための自動制御作用が
必要であつた。
加熱条件: 初期(加熱開始後5分間)
電流:500A
初期( 同 上 )
電圧:43V
中期(初期加熱終了後10分間)
電流:380A
中期( 同 上 )
電圧:40V
定常電流:280A
定常電圧:35V
定常加熱時間:90分
(使用スラグ:SiO2−MnO−Al2O3−
CaF2系溶接用フラツクス) なお、上記使用例の実施に際して、そのエレク
トロスラグの押湯加熱装置は軽量で移動運搬が容
易であるため、移動設置作業等の操業が極めて簡
便容易であり、電源に直流電源を用いているの
で、漸次沈降する押湯表面を、電気エネルギー入
力を中断することなく、連続的に安定して加熱し
得た。
CaF2系溶接用フラツクス) なお、上記使用例の実施に際して、そのエレク
トロスラグの押湯加熱装置は軽量で移動運搬が容
易であるため、移動設置作業等の操業が極めて簡
便容易であり、電源に直流電源を用いているの
で、漸次沈降する押湯表面を、電気エネルギー入
力を中断することなく、連続的に安定して加熱し
得た。
(考案の効果)
以上詳述したように、本考案は、移動運搬の容
易な軽便性を有する支脚を用いて、該支脚の基部
に、下端に電極ホルダーを設け、且つ外周にネジ
部を設けた電極推進用螺杆から成る所要長さの電
極保持部材を上下に貫通配設すると共に、該電極
保持部材に螺杆したナツト部材と該ナツト部材を
回転する駆動モーターから成る電極保持部材の昇
降駆動機構を配設して軽便な可搬式エレクトロス
ラグの押湯加熱装置本体を構成したので、鋳造工
場の規模、鋳型の位置及び形状等に影響されるこ
となく、作業者の手作業で必要に応じて随時随意
の位置にエレクトロスラグの押湯加熱装置を移動
設置して、所要の押湯を加熱できる多大な利点が
あり、したがつて大型鋼塊の鋳造においてのみ大
規模な設備を据付けて行なつていたエレクトロ・
スラグ加熱方式による押湯の加熱手段を、各種製
品を鋳造する場合にも拡大適用し得て、従来、各
種製品を鋳造する際に使用されていた保温材また
は保温板によるエレクトロスラグの押湯加熱手段
に比較して、各種製品の鋳造能率、鋳造歩留の向
上に著しく寄与できる。
易な軽便性を有する支脚を用いて、該支脚の基部
に、下端に電極ホルダーを設け、且つ外周にネジ
部を設けた電極推進用螺杆から成る所要長さの電
極保持部材を上下に貫通配設すると共に、該電極
保持部材に螺杆したナツト部材と該ナツト部材を
回転する駆動モーターから成る電極保持部材の昇
降駆動機構を配設して軽便な可搬式エレクトロス
ラグの押湯加熱装置本体を構成したので、鋳造工
場の規模、鋳型の位置及び形状等に影響されるこ
となく、作業者の手作業で必要に応じて随時随意
の位置にエレクトロスラグの押湯加熱装置を移動
設置して、所要の押湯を加熱できる多大な利点が
あり、したがつて大型鋼塊の鋳造においてのみ大
規模な設備を据付けて行なつていたエレクトロ・
スラグ加熱方式による押湯の加熱手段を、各種製
品を鋳造する場合にも拡大適用し得て、従来、各
種製品を鋳造する際に使用されていた保温材また
は保温板によるエレクトロスラグの押湯加熱手段
に比較して、各種製品の鋳造能率、鋳造歩留の向
上に著しく寄与できる。
また、本考案ではその螺杆から成る電極保持部
材をモーターにより回転されるナツト部材に螺合
し、該モーターの正逆回転により昇降させるよう
に構成したので、電極の位置の調整を容易且つ正
確に行ない得る点がある。
材をモーターにより回転されるナツト部材に螺合
し、該モーターの正逆回転により昇降させるよう
に構成したので、電極の位置の調整を容易且つ正
確に行ない得る点がある。
さらに、本装置の稼働電源として加熱制御の安
定した直流電源を採用したので、鋼塊と較べて形
状が複雑であり且つ鋳造金属が一般鋼のみでなく
多岐に亘る製品の鋳造を安定した加熱条件下で行
ない得て、鋳造製品の品質を著しく向上できるも
のである。
定した直流電源を採用したので、鋼塊と較べて形
状が複雑であり且つ鋳造金属が一般鋼のみでなく
多岐に亘る製品の鋳造を安定した加熱条件下で行
ない得て、鋳造製品の品質を著しく向上できるも
のである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本装置を製品の鋳造鋳型にセツトした状態の斜視
図、第2図はエレクロトスラグの押湯加熱装置本
体の1部縦断正面図である。 1……支脚、2……基台(台座)、3……電極
保持部材、4……駆動機構、5……電極ホルダ
ー、6……電極推進用螺杆、12……駆動モータ
ー、15……ナツト部材、A……エレクトロスラ
グの押湯加熱装置本体、B……直流電源装置。
本装置を製品の鋳造鋳型にセツトした状態の斜視
図、第2図はエレクロトスラグの押湯加熱装置本
体の1部縦断正面図である。 1……支脚、2……基台(台座)、3……電極
保持部材、4……駆動機構、5……電極ホルダ
ー、6……電極推進用螺杆、12……駆動モータ
ー、15……ナツト部材、A……エレクトロスラ
グの押湯加熱装置本体、B……直流電源装置。
Claims (1)
- 移動運搬の容易な軽便性を有する支脚の基部
に、下端に電極ホルダーを設け、且つ外周にネジ
部を設けた電極推進用螺杆から成る所要長さの電
極保持部材を上下に貫通配設すると共に、該電極
保持部材に螺合したナツト部材と該ナツト部材を
回転する駆動モーターから成る電極保持部材の昇
降駆動機構を配設して軽便な可搬式エレクトロス
ラグの押湯加熱装置本体を構成し、電源に直流電
源を用いて該直流電源装置からの通電により押湯
加熱装置本体を稼動するように構成したことを特
徴とする可搬式エレクトロスラグの押湯加熱装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986092944U JPH0315250Y2 (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 | |
KR2019860015327U KR910009401Y1 (ko) | 1986-06-17 | 1986-10-07 | 가반식(可搬式) 엘렉트로슬래그압탕가열장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986092944U JPH0315250Y2 (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62202944U JPS62202944U (ja) | 1987-12-24 |
JPH0315250Y2 true JPH0315250Y2 (ja) | 1991-04-03 |
Family
ID=30955090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986092944U Expired JPH0315250Y2 (ja) | 1986-06-17 | 1986-06-17 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0315250Y2 (ja) |
KR (1) | KR910009401Y1 (ja) |
-
1986
- 1986-06-17 JP JP1986092944U patent/JPH0315250Y2/ja not_active Expired
- 1986-10-07 KR KR2019860015327U patent/KR910009401Y1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR880000493U (ko) | 1988-02-19 |
KR910009401Y1 (ko) | 1991-12-07 |
JPS62202944U (ja) | 1987-12-24 |
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