JPH0315163Y2 - - Google Patents
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- JPH0315163Y2 JPH0315163Y2 JP1984092175U JP9217584U JPH0315163Y2 JP H0315163 Y2 JPH0315163 Y2 JP H0315163Y2 JP 1984092175 U JP1984092175 U JP 1984092175U JP 9217584 U JP9217584 U JP 9217584U JP H0315163 Y2 JPH0315163 Y2 JP H0315163Y2
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 45
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 21
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Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(技術分野)
本考案は、水や園芸用薬液等の散布を行うため
のノズル体に係り、殊に高位置における下向き散
布に適したノズル体の構造に関する。
のノズル体に係り、殊に高位置における下向き散
布に適したノズル体の構造に関する。
(考案の背景)
例えば自分よりも背丈の高い樹木や高位置にあ
る鉢植え等に、水や薬液をノズル体から吐出させ
て散布するような場合は、その吐出口を下向きに
して下方へ向かつて散布する必要がある。このよ
うに高位置における水や薬液等の下向き散布を可
能としたノズル体として、ノズル体を先端部と後
端部とに分割し、先端部と後端部とを回転自在な
管継手を介して連結して先端部を下方へ屈折自在
としたものがある。しかしながらかかるノズル体
は、先端部と後端部とを管継手を介して十分な通
水面積を確保しつつ回転自在に連結せねばなら
ず、またOリングなどの水洩れ防止手段を必要と
するなどその連結部の構造が複雑であり、かつ長
期間仕様する間にOリングが劣化したり継手部に
がたを生じるなどして水洩れを生じやすくなる等
の欠点があつた。
る鉢植え等に、水や薬液をノズル体から吐出させ
て散布するような場合は、その吐出口を下向きに
して下方へ向かつて散布する必要がある。このよ
うに高位置における水や薬液等の下向き散布を可
能としたノズル体として、ノズル体を先端部と後
端部とに分割し、先端部と後端部とを回転自在な
管継手を介して連結して先端部を下方へ屈折自在
としたものがある。しかしながらかかるノズル体
は、先端部と後端部とを管継手を介して十分な通
水面積を確保しつつ回転自在に連結せねばなら
ず、またOリングなどの水洩れ防止手段を必要と
するなどその連結部の構造が複雑であり、かつ長
期間仕様する間にOリングが劣化したり継手部に
がたを生じるなどして水洩れを生じやすくなる等
の欠点があつた。
(考案の名称)
そこで本考案は、簡単な構成により高位置にお
ける水や薬液の下向き散布を行えるようにしたノ
ズル体、殊に軟質チユーブの屈曲部の通水面積を
確保して円滑な送水を図れるようにしたノズル体
を提供することを目的としてなされたものであ
る。このために本考案は、ノズル体をノズル部と
グリツプ部を回転自在に連結して構成し、軟質チ
ユーブを上記グリツプ部内を貫通させてその先端
部を上記ノズル部に接続したものであり、かくす
ることによりノズル部を回転させて水や薬液等の
噴出角度を自由に調節できるようにし、以つて高
位置における下向き散布を手軽に行えるようにし
たものである。さらに本考案は、上記ノズル部と
グリツプ部の回転中心線上またはその近傍すなわ
ち上記チユーブの屈曲部に対応する上記ノズルと
グリツプ部の連結部内壁面に、上記チユーブが扁
平に変形するなどしてその外径が拡大し、該チユ
ーブの通水面積が小さくなるのを防止するための
手段を設けるようにしたものであり、かくするこ
とにより上記ノズル部を回動させて噴出角度を調
節した際に、上記チユーブが不要に屈折するのを
防止して水や薬液等がノズル部へ向かつて円滑に
流れるようにしたものである。
ける水や薬液の下向き散布を行えるようにしたノ
ズル体、殊に軟質チユーブの屈曲部の通水面積を
確保して円滑な送水を図れるようにしたノズル体
を提供することを目的としてなされたものであ
る。このために本考案は、ノズル体をノズル部と
グリツプ部を回転自在に連結して構成し、軟質チ
ユーブを上記グリツプ部内を貫通させてその先端
部を上記ノズル部に接続したものであり、かくす
ることによりノズル部を回転させて水や薬液等の
噴出角度を自由に調節できるようにし、以つて高
位置における下向き散布を手軽に行えるようにし
たものである。さらに本考案は、上記ノズル部と
グリツプ部の回転中心線上またはその近傍すなわ
ち上記チユーブの屈曲部に対応する上記ノズルと
グリツプ部の連結部内壁面に、上記チユーブが扁
平に変形するなどしてその外径が拡大し、該チユ
ーブの通水面積が小さくなるのを防止するための
手段を設けるようにしたものであり、かくするこ
とにより上記ノズル部を回動させて噴出角度を調
節した際に、上記チユーブが不要に屈折するのを
防止して水や薬液等がノズル部へ向かつて円滑に
流れるようにしたものである。
(実施例)
以下、園芸用電動噴霧器に適用した場合を例に
とり、各図を参照しながら本考案の実施例の説明
を行う。
とり、各図を参照しながら本考案の実施例の説明
を行う。
第1図は本考案に係るノズル体1の分解斜視
図、第2図は組立て状態の側面図、第3図は断面
図であつて、本ノズル体1はノズル部2とグリツ
プ部3に分割して構成されており、ノズル部は後
述する手段によりグリツプ部に回転自在に支持さ
れている。ノズル部2は、先端膨大部2a、縮径
部2b、前動部2c、中胴部2d、後胴部2e、
後端連結部2fを順に連接して構成されており、
その中心部には軸方向に沿つて通水路4が形成さ
れている。膨大部2aには通水溝5,5が切欠形
成されており、また縮径部2bには上記通水路4
に連通する通水孔6,6が形成されており、通水
路4へ送られてきた水や薬液は、該通水孔6,6
から吐出されて上記通水溝5,5を通り、噴霧孔
(後述)へ向かつて流出する。7は前胴部2cに
装着された止水部材としてのOリングである。8
は中胴部2d周胴面に形成されたネジ部であり、
該ネジ部8には略円筒状キヤツプ体9が前進後退
自在に螺着される。
図、第2図は組立て状態の側面図、第3図は断面
図であつて、本ノズル体1はノズル部2とグリツ
プ部3に分割して構成されており、ノズル部は後
述する手段によりグリツプ部に回転自在に支持さ
れている。ノズル部2は、先端膨大部2a、縮径
部2b、前動部2c、中胴部2d、後胴部2e、
後端連結部2fを順に連接して構成されており、
その中心部には軸方向に沿つて通水路4が形成さ
れている。膨大部2aには通水溝5,5が切欠形
成されており、また縮径部2bには上記通水路4
に連通する通水孔6,6が形成されており、通水
路4へ送られてきた水や薬液は、該通水孔6,6
から吐出されて上記通水溝5,5を通り、噴霧孔
(後述)へ向かつて流出する。7は前胴部2cに
装着された止水部材としてのOリングである。8
は中胴部2d周胴面に形成されたネジ部であり、
該ネジ部8には略円筒状キヤツプ体9が前進後退
自在に螺着される。
キヤツプ体9は、前胴部9aとこれよりもやや
大径の後胴部9bを連設して形成されている。前
胴部9aの前端面は円錐状に膨出しており、その
中央には噴霧孔10が形成されている。また前胴
部9aの後部周胴面には、その円周方向に沿つて
上記噴霧孔10よりもやや径大の吐出孔11が多
数形成されている。後胴部9bの内周面には上記
ネジ部8に螺合するネジ部12が形成されてお
り、キヤツプ体9を回転させると、該キヤツプ体
9はノズル部2の長さ方向に沿つて前進後退す
る。13は後胴部9b周胴面に形成された指先の
滑り止め用凹条溝である。14は略円筒状の水や
り用ピースであつて、その前面には大径の吐出口
15が形成されており、上記キヤツプ体9の前胴
部9aに一体もしくは着脱自在に装着される。
大径の後胴部9bを連設して形成されている。前
胴部9aの前端面は円錐状に膨出しており、その
中央には噴霧孔10が形成されている。また前胴
部9aの後部周胴面には、その円周方向に沿つて
上記噴霧孔10よりもやや径大の吐出孔11が多
数形成されている。後胴部9bの内周面には上記
ネジ部8に螺合するネジ部12が形成されてお
り、キヤツプ体9を回転させると、該キヤツプ体
9はノズル部2の長さ方向に沿つて前進後退す
る。13は後胴部9b周胴面に形成された指先の
滑り止め用凹条溝である。14は略円筒状の水や
り用ピースであつて、その前面には大径の吐出口
15が形成されており、上記キヤツプ体9の前胴
部9aに一体もしくは着脱自在に装着される。
ここで例えば鉢植等に水やりを行うような場合
は、第3図aに示すようにキヤツプ体9をその吐
出孔11が上記Oリング7の前方となるまで前進
させると、通水路4へ流れてきた水は通水孔6,
6吐出孔11を通つて破線矢印にて示すように吐
出口15へ向かつて流れ、該吐出口15から吐出
する。また薬液を霧状に散布するときは、第3図
bに示すようにキヤツプ体9をその吐出孔11が
上記Oリング7の後方となるまで後退させれば、
通水路4まで流れてきた薬液は、通水孔6,6、
通水溝5,5を通つて小径の噴霧孔10から霧状
に勢いよく噴出する。
は、第3図aに示すようにキヤツプ体9をその吐
出孔11が上記Oリング7の前方となるまで前進
させると、通水路4へ流れてきた水は通水孔6,
6吐出孔11を通つて破線矢印にて示すように吐
出口15へ向かつて流れ、該吐出口15から吐出
する。また薬液を霧状に散布するときは、第3図
bに示すようにキヤツプ体9をその吐出孔11が
上記Oリング7の後方となるまで後退させれば、
通水路4まで流れてきた薬液は、通水孔6,6、
通水溝5,5を通つて小径の噴霧孔10から霧状
に勢いよく噴出する。
後端連結部2fは略々鞍状の連結板21fと、
該連結板21fの内部にあつて上記通水路4に連
通する連結管22fから成つている。連結板21
fの下部は開放部16となつており、その上部も
略U字状に切除された開放部17となつている。
また連結板21fの両側部後端面は、その下部か
ら上部へ向かつて段階的に傾斜角度が変化する四
段の傾斜面a,a,b,b,c,c,d,dとな
つている。18,18は連結板21fの両側面に
突設されたピン、19,19は上記後胴部2eの
後端両側部から連結部2fへ向かつて延出する弾
性を有する突片、20,20は該突片19,19
の内側に突設された突部である。これらの作用の
詳細は後述する。
該連結板21fの内部にあつて上記通水路4に連
通する連結管22fから成つている。連結板21
fの下部は開放部16となつており、その上部も
略U字状に切除された開放部17となつている。
また連結板21fの両側部後端面は、その下部か
ら上部へ向かつて段階的に傾斜角度が変化する四
段の傾斜面a,a,b,b,c,c,d,dとな
つている。18,18は連結板21fの両側面に
突設されたピン、19,19は上記後胴部2eの
後端両側部から連結部2fへ向かつて延出する弾
性を有する突片、20,20は該突片19,19
の内側に突設された突部である。これらの作用の
詳細は後述する。
29,29は上記チユーブ23がその屈曲方向
と略直交方向に幅広となることを規制する手段と
しての突起であつて、ノズル部2とグリツプ部3
の上記ピン18,18を回転軸とする回転中心線
X−X上またはその近傍、すなわちチユーブ23
の屈曲部に対応する連結板21f内壁面に突設さ
れている。該突起29,29は、上記チユーブ2
3の両側面に当接して該チユーブ23をわずかに
内方にへこませており(第4図a,b参照)、該
チユーブ23が屈曲する際に、該チユーブ23の
外径が横方向に拡大して扁平に屈折し、その通水
面積が小さくなるのを阻止するものである。
と略直交方向に幅広となることを規制する手段と
しての突起であつて、ノズル部2とグリツプ部3
の上記ピン18,18を回転軸とする回転中心線
X−X上またはその近傍、すなわちチユーブ23
の屈曲部に対応する連結板21f内壁面に突設さ
れている。該突起29,29は、上記チユーブ2
3の両側面に当接して該チユーブ23をわずかに
内方にへこませており(第4図a,b参照)、該
チユーブ23が屈曲する際に、該チユーブ23の
外径が横方向に拡大して扁平に屈折し、その通水
面積が小さくなるのを阻止するものである。
グリツプ部3は、先端連結部3aと握り部3b
とを連設して形成されている。先端連結部3aは
略々鞍状体であつて、可撓性合成樹脂から成つて
おり、その下部は開放部29となつている。また
その両側板31a,31aには上記ノズル部2の
後端連結部2fを装入して上記ピン18,18を
回転自在に嵌着し、ノズル部2をグリツプ部3に
回転自在に支持せしめる嵌着孔21,21が形成
されている(第4図a,bも併せて参照)。また
両側板31a,31a先端下部の両側面には、上
記突部20,20を弾性的に嵌着するための嵌着
溝a′,a′,b′,b′,c′,c′,d′,d′が、上記嵌
着孔
21,21を中心とする同一円周上にそれぞれ四
個形成されており、本ノズル体1を組み立てた状
態で、先端連結部3aの側板31a,31aは、
連結板21fと突片19,19により弾性的に挟
持される。22,22は、両側板31a,31a
の上部にその長さ方向に沿つて形成された切欠溝
である。該切欠溝22,22は、連結部3aの上
板32aと両側板31a,31aに垂直方向およ
び水平方向への弾性を付与するために形成された
ものであり、ノズル部2の回動操作や上記ピン1
8,18および突部20,20の嵌着孔21,2
1および嵌着溝a′,a′〜b′,b′への嵌着状態を良
好とするものである。
とを連設して形成されている。先端連結部3aは
略々鞍状体であつて、可撓性合成樹脂から成つて
おり、その下部は開放部29となつている。また
その両側板31a,31aには上記ノズル部2の
後端連結部2fを装入して上記ピン18,18を
回転自在に嵌着し、ノズル部2をグリツプ部3に
回転自在に支持せしめる嵌着孔21,21が形成
されている(第4図a,bも併せて参照)。また
両側板31a,31a先端下部の両側面には、上
記突部20,20を弾性的に嵌着するための嵌着
溝a′,a′,b′,b′,c′,c′,d′,d′が、上記嵌
着孔
21,21を中心とする同一円周上にそれぞれ四
個形成されており、本ノズル体1を組み立てた状
態で、先端連結部3aの側板31a,31aは、
連結板21fと突片19,19により弾性的に挟
持される。22,22は、両側板31a,31a
の上部にその長さ方向に沿つて形成された切欠溝
である。該切欠溝22,22は、連結部3aの上
板32aと両側板31a,31aに垂直方向およ
び水平方向への弾性を付与するために形成された
ものであり、ノズル部2の回動操作や上記ピン1
8,18および突部20,20の嵌着孔21,2
1および嵌着溝a′,a′〜b′,b′への嵌着状態を良
好とするものである。
握り部3bは中空管状体であつて、該握り部3
b内には例えばビニールチユーブなどの屈曲自在
な軟質の送水用チユーブ23が挿入される。該握
り部3bは、これを保持して水や薬液等の散布を
行うものであり、その長さは任意に決定される。
該チユーブ23はグリツプ部3を貫通し、その先
端部は上記連結管22fに接続され、その状態で
チユーブ23の屈曲部は連結部2f,3aにより
覆われて保護される。またその後端部は、その途
中で継手部や他のチユーブ等を介することなく、
電動噴霧器本体(後述)に直接連結される。第5
図に示すように握り部3bの内周面には、その長
さ方向に沿つて突条部24が多数形成されてお
り、上記チユーブ23の外表面は突条部24の上
面に軽く摺接する。該突条部24は、チユーブ2
3外表面と握り部3b内周面との摺接面積を小さ
くして、後述するようにノズル部2を屈曲させる
際に、チユーブ23がグリツプ部3b内を無理な
く摺動できるように形成されたものである。次に
第6図を参照しながら、ノズル部2の屈折手段を
説明する。
b内には例えばビニールチユーブなどの屈曲自在
な軟質の送水用チユーブ23が挿入される。該握
り部3bは、これを保持して水や薬液等の散布を
行うものであり、その長さは任意に決定される。
該チユーブ23はグリツプ部3を貫通し、その先
端部は上記連結管22fに接続され、その状態で
チユーブ23の屈曲部は連結部2f,3aにより
覆われて保護される。またその後端部は、その途
中で継手部や他のチユーブ等を介することなく、
電動噴霧器本体(後述)に直接連結される。第5
図に示すように握り部3bの内周面には、その長
さ方向に沿つて突条部24が多数形成されてお
り、上記チユーブ23の外表面は突条部24の上
面に軽く摺接する。該突条部24は、チユーブ2
3外表面と握り部3b内周面との摺接面積を小さ
くして、後述するようにノズル部2を屈曲させる
際に、チユーブ23がグリツプ部3b内を無理な
く摺動できるように形成されたものである。次に
第6図を参照しながら、ノズル部2の屈折手段を
説明する。
同図aに示すように最上段の傾斜面dが上板3
1aの内壁面に当接している状態で、ノズル部2
はグリツプ部3に平行もしくは略平行であり(第
2図実線も併せて参照)、通常の薬液や水の散布
を行う場合はこの状態で仕様する。この時、突片
19,19の突部20,20は、最上段の嵌着溝
d′,d′に嵌着している。
1aの内壁面に当接している状態で、ノズル部2
はグリツプ部3に平行もしくは略平行であり(第
2図実線も併せて参照)、通常の薬液や水の散布
を行う場合はこの状態で仕様する。この時、突片
19,19の突部20,20は、最上段の嵌着溝
d′,d′に嵌着している。
水や薬液の下向き散布を行うときは、ノズル部
2をピン18,18を中心に時計方向に回動させ
て下方へ屈折させ、水や薬液の噴出角度を調節す
る。すると傾斜面dと傾斜面cの連設部の突部P
が、上板32a内壁面に強く摺接して該上板32
aを上方へわずかに弾性的に屈曲させながら回転
し(同図b参照)、続いて傾斜面cが上板32a
内壁面に当接する(同図鎖線参照)。またこれと
同時に突部20,20は次段の嵌着溝c′,c′に嵌
着する。この状態でノズル部2は下方にわずかに
屈折し(第2図鎖線参照)、またチユーブ23も
わずかに屈曲する。チユーブ23が屈曲する際、
該チユーブ23は横方向に外径が拡大して扁平に
変形しがちであり、そうなると該チユーブ23の
通水面積が小さくなつて噴霧量が減少し、また送
り出し側の内圧が高くなつてポンプに高負荷がか
かつてしまい、故障の原因にもなるから、チユー
ブ23がその屈曲部において扁平に変形するのを
防止する必要がある。しかして本ノズル体1は、
チユーブ23の屈曲部に対応するノズル部2内壁
面に突起29,29を設けているので、チユーブ
23がその屈曲部において外径を拡げながら扁平
に変形するのを防止することができる。またこの
ように突起29,29の端面をチユーブ23に点
当接させれば、その摺接抵抗がチユーブ23の自
然な屈曲の支障となることもない。
2をピン18,18を中心に時計方向に回動させ
て下方へ屈折させ、水や薬液の噴出角度を調節す
る。すると傾斜面dと傾斜面cの連設部の突部P
が、上板32a内壁面に強く摺接して該上板32
aを上方へわずかに弾性的に屈曲させながら回転
し(同図b参照)、続いて傾斜面cが上板32a
内壁面に当接する(同図鎖線参照)。またこれと
同時に突部20,20は次段の嵌着溝c′,c′に嵌
着する。この状態でノズル部2は下方にわずかに
屈折し(第2図鎖線参照)、またチユーブ23も
わずかに屈曲する。チユーブ23が屈曲する際、
該チユーブ23は横方向に外径が拡大して扁平に
変形しがちであり、そうなると該チユーブ23の
通水面積が小さくなつて噴霧量が減少し、また送
り出し側の内圧が高くなつてポンプに高負荷がか
かつてしまい、故障の原因にもなるから、チユー
ブ23がその屈曲部において扁平に変形するのを
防止する必要がある。しかして本ノズル体1は、
チユーブ23の屈曲部に対応するノズル部2内壁
面に突起29,29を設けているので、チユーブ
23がその屈曲部において外径を拡げながら扁平
に変形するのを防止することができる。またこの
ように突起29,29の端面をチユーブ23に点
当接させれば、その摺接抵抗がチユーブ23の自
然な屈曲の支障となることもない。
上板32aと各傾斜面a,a,〜d,dはノズ
ル部2を所定角度に保持させるための節度手段と
なつており、かかる節度手段を設けておけば、屈
曲せるチユーブ23内を勢いよく流れる水や薬液
の流速エネルギーのために、チユーブ23がまつ
すぐの状態に戻ろうとしても、左右両側の各傾斜
面a,a〜d,dが上板32a内壁面にしつかり
と当接しているから、ノズル部2は屈折した状態
を保持してこれを阻止する。なお突片19,19
の突部20,20とこれが嵌着する嵌着溝a′〜
d′も若干の節度効果を有するものであり、クリツ
ク音が発生し、節度の表示効果を高めている。ま
た上記のようにノズル部2を屈折させると、上記
チユーブ23はノズル部2側へわずかに引つ張ら
れながら屈曲するが、上述のようにチユーブ23
は握り部3b内に摺接面積を小さくして挿入され
ているので、無理なくノズル部2側へ摺動するこ
とができる。ノズル部2の屈折角度をさらに大き
くしたいときは、ノズル部2をさらに時計方向へ
回動させればよい(同図c参照)。このようにノ
ズル部2の屈折角度を大きくすると、チユーブ2
3は突起29,29の下方側へ移動する(第4図
b鎖線参照)。またノズル部2を上記と反対方向
に回動させて水平状態に戻せば、チユーブ23は
再び突起29,29の間に入る。すなわち突起2
9,29により、チユーブ23は逃げ部としての
開放部16,25の方向へスムーズに移動し、屈
曲率を小さくすることができる。本実施例では、
ノズル部2は各傾斜面a,a〜b,b、により四
段階に角度調節するようになつているが、二段階
以上であれば何段階に調節できるようにしても
い。なお連結部2e,3aの上部端面26,27
は、ノズル部2の屈折操作時に指先をはさんだ
り、異物がはさみこまれるのを防止するために、
面取りされてテーパ面となつている。
ル部2を所定角度に保持させるための節度手段と
なつており、かかる節度手段を設けておけば、屈
曲せるチユーブ23内を勢いよく流れる水や薬液
の流速エネルギーのために、チユーブ23がまつ
すぐの状態に戻ろうとしても、左右両側の各傾斜
面a,a〜d,dが上板32a内壁面にしつかり
と当接しているから、ノズル部2は屈折した状態
を保持してこれを阻止する。なお突片19,19
の突部20,20とこれが嵌着する嵌着溝a′〜
d′も若干の節度効果を有するものであり、クリツ
ク音が発生し、節度の表示効果を高めている。ま
た上記のようにノズル部2を屈折させると、上記
チユーブ23はノズル部2側へわずかに引つ張ら
れながら屈曲するが、上述のようにチユーブ23
は握り部3b内に摺接面積を小さくして挿入され
ているので、無理なくノズル部2側へ摺動するこ
とができる。ノズル部2の屈折角度をさらに大き
くしたいときは、ノズル部2をさらに時計方向へ
回動させればよい(同図c参照)。このようにノ
ズル部2の屈折角度を大きくすると、チユーブ2
3は突起29,29の下方側へ移動する(第4図
b鎖線参照)。またノズル部2を上記と反対方向
に回動させて水平状態に戻せば、チユーブ23は
再び突起29,29の間に入る。すなわち突起2
9,29により、チユーブ23は逃げ部としての
開放部16,25の方向へスムーズに移動し、屈
曲率を小さくすることができる。本実施例では、
ノズル部2は各傾斜面a,a〜b,b、により四
段階に角度調節するようになつているが、二段階
以上であれば何段階に調節できるようにしても
い。なお連結部2e,3aの上部端面26,27
は、ノズル部2の屈折操作時に指先をはさんだ
り、異物がはさみこまれるのを防止するために、
面取りされてテーパ面となつている。
第7図は、本ノズル体1を使用した液供給部と
しての電動噴霧器30により、鉢植31に薬液散
布を行つている様子を示すものである。32は薬
液タンク、33は本体部、34は把持部、35は
ピストル型スイツチボタンである。36は、本体
部33側壁に設けられた上記チユーブ23の係止
部であり、不使用時にはチユーブ23を該係止部
36に係止しながら本体部33に巻回し、上記握
り部3bを把持部34上部の装着溝37に装着し
て収納する(同図鎖線参照)。上述のようにノズ
ル部2は回転自在であり、したがつて高位置にあ
る鉢植31に薬液を散布する場合は、ノズル部2
を使用しやすい角度に回転屈折させ、握り部3b
を保持して下向き散布を行えばよい。このように
ノズル部2を下方へ屈折させても、チユーブ23
はその屈曲部において突起29,29により扁平
に変形するのを規制されているからその通水面積
は確保され、水や薬液はノズル部2へ向かつて円
滑に流れてノズル部2先端から勢いよく噴出す
る。上述のように握り部3bの長さは自由であつ
て、手にしつかりと保持しうる長さがあればよい
のであるが、なるべく長めにした方が、より高位
置における下向き散布を行うことができる。また
不使用時には、ノズル部2をまつすぐにしておけ
ば、チユーブ23に曲がりぐせがつくのを防止す
ることができる。
しての電動噴霧器30により、鉢植31に薬液散
布を行つている様子を示すものである。32は薬
液タンク、33は本体部、34は把持部、35は
ピストル型スイツチボタンである。36は、本体
部33側壁に設けられた上記チユーブ23の係止
部であり、不使用時にはチユーブ23を該係止部
36に係止しながら本体部33に巻回し、上記握
り部3bを把持部34上部の装着溝37に装着し
て収納する(同図鎖線参照)。上述のようにノズ
ル部2は回転自在であり、したがつて高位置にあ
る鉢植31に薬液を散布する場合は、ノズル部2
を使用しやすい角度に回転屈折させ、握り部3b
を保持して下向き散布を行えばよい。このように
ノズル部2を下方へ屈折させても、チユーブ23
はその屈曲部において突起29,29により扁平
に変形するのを規制されているからその通水面積
は確保され、水や薬液はノズル部2へ向かつて円
滑に流れてノズル部2先端から勢いよく噴出す
る。上述のように握り部3bの長さは自由であつ
て、手にしつかりと保持しうる長さがあればよい
のであるが、なるべく長めにした方が、より高位
置における下向き散布を行うことができる。また
不使用時には、ノズル部2をまつすぐにしておけ
ば、チユーブ23に曲がりぐせがつくのを防止す
ることができる。
(他の実施例)
第8図は本考案の他の実施例を示すものであつ
て、上記突起29,29に替えて横長のリブ2
6,26が形成されており、該リブ26,26に
よりノズル部2屈折時のチユーブ23の外径拡大
は規制される。
て、上記突起29,29に替えて横長のリブ2
6,26が形成されており、該リブ26,26に
よりノズル部2屈折時のチユーブ23の外径拡大
は規制される。
第9図a,bは本考案の更に他の実施例を示す
ものであつて、連結板21fの両側部内壁面2
7,27にチユーブ23の両側部が当接してお
り、該内壁面27,27がチユーブ23の屈曲部
が幅広となるのを規制する手段となつている。こ
のように連結部内壁面27,27によりチユーブ
23の拡大を規制するようにすれば、構造がより
簡単となり、またチユーブ23の外径拡大をより
確実に阻止できる利点がある。上記各実施例から
明らかなように、チユーブ23が幅広に拡大する
のを規制する手段は種々考えられるのであり、要
はチユーブ23が屈曲する際に、該チユーブ23
の外径が屈曲方向と直交方向に拡大して扁平に変
形するのを防止でき、かつチユーブ23の自由な
屈曲の支障にならないものであればよい。また上
記実施例は電動噴霧器30に適用した場合を例に
とつて説明したが、本考案に係るノズル体1は、
手動式噴霧器や給水栓に直接接続して使用する形
式の散水器等にも適用できるものである。
ものであつて、連結板21fの両側部内壁面2
7,27にチユーブ23の両側部が当接してお
り、該内壁面27,27がチユーブ23の屈曲部
が幅広となるのを規制する手段となつている。こ
のように連結部内壁面27,27によりチユーブ
23の拡大を規制するようにすれば、構造がより
簡単となり、またチユーブ23の外径拡大をより
確実に阻止できる利点がある。上記各実施例から
明らかなように、チユーブ23が幅広に拡大する
のを規制する手段は種々考えられるのであり、要
はチユーブ23が屈曲する際に、該チユーブ23
の外径が屈曲方向と直交方向に拡大して扁平に変
形するのを防止でき、かつチユーブ23の自由な
屈曲の支障にならないものであればよい。また上
記実施例は電動噴霧器30に適用した場合を例に
とつて説明したが、本考案に係るノズル体1は、
手動式噴霧器や給水栓に直接接続して使用する形
式の散水器等にも適用できるものである。
(考案の効果)
以上説明したように本考案に係るノズル体1
は、ノズル部2とグリツプ部3とを回転自在に連
結して成り、軟質チユーブ23を上記グリツプ部
3内を貫通させてその先端部を上記ノズル部2に
接続し、かつ上記ノズル部2とグリツプ部3の回
転中心線X−X上またはその近傍の上記ノズル部
2とグリツプ部3との連結部内壁面に、上記チユ
ーブ23が屈曲方向と略直交方向に幅広となるこ
とを規制する手段を設けているので、ノズル部2
を簡単に屈折させてグリツプ部3を保持し、手軽
に高位置における水や薬液の下向き散布を行うこ
とができる。またノズル部2を屈折させる際に
は、チユーブ23の外径が拡大するのを規制され
るから、水や薬液等をノズル部2へ円滑に送つて
勢いよく散布することができる。さらにチユーブ
23の屈曲部に該チユーブ23の継手手段や止水
手段を設ける必要がないから、その構造はきわめ
て簡単であり、かつ水洩れを生じる虞れがない等
の種々の効果がある。
は、ノズル部2とグリツプ部3とを回転自在に連
結して成り、軟質チユーブ23を上記グリツプ部
3内を貫通させてその先端部を上記ノズル部2に
接続し、かつ上記ノズル部2とグリツプ部3の回
転中心線X−X上またはその近傍の上記ノズル部
2とグリツプ部3との連結部内壁面に、上記チユ
ーブ23が屈曲方向と略直交方向に幅広となるこ
とを規制する手段を設けているので、ノズル部2
を簡単に屈折させてグリツプ部3を保持し、手軽
に高位置における水や薬液の下向き散布を行うこ
とができる。またノズル部2を屈折させる際に
は、チユーブ23の外径が拡大するのを規制され
るから、水や薬液等をノズル部2へ円滑に送つて
勢いよく散布することができる。さらにチユーブ
23の屈曲部に該チユーブ23の継手手段や止水
手段を設ける必要がないから、その構造はきわめ
て簡単であり、かつ水洩れを生じる虞れがない等
の種々の効果がある。
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図はノズル体の分解斜視図、第2図は側面図、第
3図a,b、第4図a,b、第5図はそれぞれ断
面図、第6図a,b,cは部分側面図、第7図は
使用中の斜視図、第8図は本考案の他の実施例の
斜視図、第9図a,bは更に他の実施例の斜視図
および断面図である。 1……ノズル体、2……ノズル部、3……グリ
ツプ部、23……軟質チユーブ、X−X……回転
中心線。
図はノズル体の分解斜視図、第2図は側面図、第
3図a,b、第4図a,b、第5図はそれぞれ断
面図、第6図a,b,cは部分側面図、第7図は
使用中の斜視図、第8図は本考案の他の実施例の
斜視図、第9図a,bは更に他の実施例の斜視図
および断面図である。 1……ノズル体、2……ノズル部、3……グリ
ツプ部、23……軟質チユーブ、X−X……回転
中心線。
Claims (1)
- ノズル部2とグリツプ部3とを回転自在に連結
して成り、軟質チユーブ23を上記グリツプ部3
内を貫通させてその先端部を上記ノズル部2に接
続し、かつ上記ノズル部2とグリツプ部3の回転
中心線X−X上またはその近傍の上記ノズル部2
とグリツプ部3との連結部内壁面に、上記チユー
ブ23が屈曲方向と略直交方向に幅広となること
を規制する手段を設けたことを特徴とするノズル
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984092175U JPS618467U (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | ノズル体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984092175U JPS618467U (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | ノズル体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS618467U JPS618467U (ja) | 1986-01-18 |
JPH0315163Y2 true JPH0315163Y2 (ja) | 1991-04-03 |
Family
ID=30648734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984092175U Granted JPS618467U (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | ノズル体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS618467U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6518933B2 (ja) * | 2014-08-06 | 2019-05-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 吸込具及びこれを用いた電気掃除機 |
-
1984
- 1984-06-20 JP JP1984092175U patent/JPS618467U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS618467U (ja) | 1986-01-18 |
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