JPH0314952B2 - - Google Patents

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JPH0314952B2
JPH0314952B2 JP57078526A JP7852682A JPH0314952B2 JP H0314952 B2 JPH0314952 B2 JP H0314952B2 JP 57078526 A JP57078526 A JP 57078526A JP 7852682 A JP7852682 A JP 7852682A JP H0314952 B2 JPH0314952 B2 JP H0314952B2
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Ban Deiesuto Yosefu
Barentei Sarubatore
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Sandoz AG
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Sandoz AG
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はヒドロキシ基含有基材上の染料及び
光学的増白剤の堅牢度特性を改良するたの後処理
方法に関する。
本発明はヒドロキシ基含有繊維を含む基材上の
染料または光学的増白剤の堅牢度特性を改良する
ための方法を提供するものであつて、この方法は
染色され、捺染され、または増白された基材に、 (A) 遊離塩基形または塩形のポリアルキレンポリ
アミンとエピハロヒドリンまたはその前駆体と
の反応生成物、及び (B) 尿素、メラミン、グアナミン、トリアジノ
ン、ウロン、カルバメートまたは酸アミドのN
−メチロール誘導体、 の初期縮合物を、 (C) 上記(B)タイプのN−メチロール化合物を架橋
させるための触媒の存在下に、適用し、ついで
熱硬化工程を実施することを特徴とする。
本発明はさらに新規な組成物として上記成分(A)
及び(B)の初期縮合物を提供する。
成分(A)のためのポリアルキレンポリアミン出発
原料は第一級、第二級または第三級アミン基また
はこれらの組み合わせを含んでいてもよく、好ま
しくは2個の第一級アミノ基を有する。好ましい
ポリアルキレンポリアミンは、下記式を有する
ものである。
上式中、RはC2〜4アルキレンを表わし、R1
水素;フエニル;未置換C1〜4アルキル;または1
個の−OH、−OR2、ハロゲンまたはフエニル
(R2はC1〜4アルキル基である)により置換された
C1〜4アルキルを表わし、nは1〜5の整数を表わ
す。
RまたはR1が分子中に1度以上表われる場合
には、それらは同一のもしくは相異なる意味を有
する。
特に好ましい式のポリアルキレンポリアミン
はジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン、2−アミノエチ
ル−3−アミノプロピルアミン、ジプロピレント
リアミン及びN,N−ビス−(3−アミノプロピ
ル)メチルアミンである。
成分(A)のためのエピハロヒドリン出発原料は好
ましくはエピクロロヒドリンであるけれども、エ
ピクロロヒドリンの前駆体、たとえばジクロロヒ
ドリン(ClCH2・CHOH・CH2Cl)を用いるこ
ともできる。成分(A)は好ましくはエピクロロヒド
リンと上記のポリアルキレンポリアミンの一種、
特にジプロピレントリアミンまたはN,N−ビス
−(3−アミノプロピル)メチルアミンとの反応
によりえられる。1モルのポリアルキレンポリア
ミンを1〜(q+r)モルのエピハロヒドリンま
たは前駆体(ここでqはポリアルキレンポリアミ
ンの分子中の窒素に結合している水素原子の数に
等しい数であり、rは分子中の第一級及び第二級
アミノ基の数である)と反応させるのが適当であ
る。好ましくはエピハロヒドリンのモル数は1〜
qであり、さらに好ましくはrである。数rは好
ましくは3である。
えられる成分(A)は水溶性の高分子量線状ポリ塩
基化合物であり、縮合時間及び反応条件によつて
1000〜30000の分子量を有する。たとえば、ジプ
ロピレントリアミンまたはN,N−ビス−(3−
アミノプロピル)メチルアミンとエピクロルヒド
リンとの1:3のモル比における反応生成物は下
記式で示される繰り返し単位を含む線状ポリマ
ーを与える。
上式中、Xは水素またはメチルを表わし、mは
3〜30の数を表わす。
成分(A)はたとえば米国特許2595935より公知で
あり、この特許に記載の方法により調製される。
この特許に特に記載されていない成分(A)は類似の
方法により調製することができる。好ましくは、
反応はアルカリ性ないし中性の媒体中で実施さ
れ、反応を酸の添加により停止させるときには成
分(A)は塩形で得られる。アニオンはエピハロヒド
リンまたは用いられた酸から誘導されるものであ
る。塩形の成分(A)のアニオンは公知の方法により
相互に交換することもできる。
成分(B)は一般にセルロース繊維用の架橋剤とし
て公知のN−メチロール化合物であり、これらは
セルロース繊維に防しわ仕上げを与えるのに用い
られる。これらの化合物は遊離のN−メチロール
基、N−CH3OH、を含んでいてもよく、あるい
はこれらはエーテル化されていてもよい。好まし
いエーテル誘導体はアルキル基中に1〜4個の炭
素原子を有する低級アルキルエーテルである。
適当なN−メチロール化合物の例は、N,
N′−ジメチロール尿素、N,N′−ジメチロール
尿素ジメチルエーテル、N,N′−テトラメチロ
ールアセチレンジ尿素、N,N′−ジメチロール
プロピレン尿素、4,5−ジヒドロキシ−N,
N′−ジメチロールエチレン尿素、4,5−ジヒ
ドロキシ−N,N′−ジメチロール尿素ジメチル
エーテル、N,N′−ジメチロール−5−ヒドロ
キシプロピレン尿素、N,N′−ジメチロール−
4−メトキシ−5,5−ジメチルプロピレン尿
素、N,N′−ジメチロールエチレン尿素、メト
キシメチルメラミン、ジメチロールアルカンジオ
ールジウレタン、N,N′−ジメチロール−5−
アルキルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン
−2−オン、N,N′−ジメチロールウロン及び
ジメチロールカルバメートである。これらの化合
物は単独でまたは混合物として用いることができ
る。
特に適当なものは耐加水分解性の反応性樹脂前
駆体、たとえばN,N′−ジメチロール−4,5
−ジヒドロキシ−もしくは−4,5−ジメトキシ
−エチレン尿素、N,N′−ジメチロール−4−
メトキシ−5,5−ジメチルプロピレン尿素及び
N,N′−ジメチロールカルバメートであり、所
望ならばエーテル化されていてもよい。好ましい
エーテル形はメチル及びエチルエーテル誘導体で
ある。
適当な触媒(C)はアルミニウム、マグネシウム及
び亜鉛の硝酸塩、硫酸塩、塩化物、テトラフルオ
ロボレート及び二水素正燐酸塩並びにヒドロキシ
塩化アルミニウム、オキシ塩化ジルコニル及びこ
れらのいずれかの混合物を含む。これらの触媒は
また水溶性無機塩、特にアルカリ金属の硫酸塩ま
たはアルカリ土類金属の塩、好ましくは塩化物、
との混合物の形で用いることもできる。特に好ま
しいものは、硫酸ナトリウムまたはカリウム及び
塩化カルシウムである。これらはまたクエン酸の
ごとき有機酸との混合物の形で用いることもでき
る。特に好ましいものは、硫酸ナトリウムまたは
カリウム及び塩化カルシウムである。これらはま
たクエン酸のごとき有機酸との混合物の形で用い
られてもよい。他の適当な触媒は、 (a) アルカリ金属の重亜硫酸塩、 (b) アミンヒドロクロリド、たとえば2−アミノ
−2−メチルプロパノールヒドロクロリド、 (c) 有機酸、たとえばクエン酸、シユウ酸、マレ
イン酸、グリコール酸及びトリクロロ酢酸、 (d) 無機酸、たとえば燐酸及び塩酸、単独または
塩たとえば塩化アンモニウムもしくはカルシウ
ムと共に、及び (e) 無機酸のアンモニウム塩、たとえば硝酸アン
モニウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム及びシユウ酸アンモニウム、及び正燐酸モノ
−及びジ−アンモニウム、 である。これらの触媒のいかなる混合物を用いる
こともできる。
好ましい触媒はアルミニウム、マグネシウムま
たは亜鉛、さらに好ましくはマグネシウム、の硝
酸塩、硫酸塩、塩化物及び二水素正燐酸塩、特に
塩化マグネシウムであり、所望によりアルカリ金
属の硫酸塩、特に硫酸ナトリウムと共に用いても
よい。最適な触媒系の選択は主として成分(B)の性
質及び繊維基材の性質に依存するであろう。そし
て当業者は多くの刊行物から特定の樹脂前駆体及
び基材に対してどの触媒系が好ましいかというこ
とを知るであろう。
本発明はさらに上記に規定した成分(A)及び(B)の
初期縮合物及び前記に規定した触媒(C)を含む、ヒ
ドロキシ基含有繊維を含む染色され、捺染されま
た増白された基材のための後処理剤を提供する。
後処理剤は初期縮合物の形で、すなわち水溶性
でゲル化されておらず、さらに熱硬化時にヒドロ
キシ基含有繊維と反応することのできる反応生成
物として、成分(A)及び(B)を含むのが好ましい。初
期縮合物は(A)及び(B)を水性媒体中、好ましくは一
定の撹拌下に、室温から100℃までの温度、好ま
しくは60〜100℃、さらに好ましくは70〜80℃、
において、3〜6のPH好ましくは4〜5のPHで一
緒に反応させることにより調製することができ
る。反応は反応生成物が不溶性になるかまたはゲ
ルを形成する前に停止され、適当な反応時間は30
〜3時間のオーダーである。好ましくは、成分(A)
は60〜100℃において、撹拌された成分(B)に少し
ずつ添加される。
(A)と(B)との間の反応は触媒(C)の存在下に行つて
もよく、あるいは(C)を(A)と(B)とを一緒に反応させ
た後で添加してもよい。触媒が反応の間に存在す
る場合には、(A)を添加する前に成分(B)中に溶解す
るのが好ましい。
1〜10%((A)+(B)の合計重量に対する重量%)
のシアナミドまたはジシアンジアミド
(DCDA)、好ましくはDCDA、を反応混合物に、
好ましくは反応がおこる前に、添加すると、さら
に安定な生成物がえられるということが見い出さ
れた。
後処理剤中の成分(A)、(B)及び(C)の相対量は存在
する活性成分の乾燥重量に基づいて計算して、5
〜40重量部の(A)、25〜110重量部の(B)及び1〜30
重量部の(C)の範囲内にある。重量比で言うなら
ば、(A):(B):(C)の比は1:0.625〜22:0.025〜6
である。好ましい範囲は10〜40部の(A)、35〜100
部の(B)及び5〜15部の(C)または(A):(B):(C)=1:
0.875〜10:0.125〜1.5である。好ましくは、(C)の
量は(B)の乾燥重量の7.5〜12.5重量%である。
ヒドロキシ基含有基材は、好ましくは、天然も
しくは再生セルロース、特に木綿及びビスコース
レーヨン、を単独でもしくは合成繊維と混合され
て含むセルロース繊維基材である。基材は通常の
方法により染色され、捺染されまたは増白されて
もよく、たとえば染色または増白は吸尽法により
またはパデイングとそれに引き続く熱固着または
冷温保持固着によりまたは、反応性染料の場合に
は、アルカリ性固着により実施されてもよい。
本発明に係るプロセスは、反応性染料及び直接
染料に特に適し、これらのうちでは金属錯塩直接
染料、特に銅錯塩染料、が好ましい。
本発明に係るプロセスは、必要な固着工程を含
む染色または捺染プロセスを行つた基材に対して
実施される。基材は乾燥していてもよく、あるい
は更にピツクアツプができないほどに湿潤されて
いない限り湿つていてもよい。(A)及び(B)の反応生
成物または混合物は、触媒(C)と共に、水性溶液中
で、浸漬、スプレー、泡適用、パデイングまたは
他の通常の適用技術により基材に適用される。好
ましい適用方法は室温におけるパデイングであ
る。
基材に適用される本発明に係る生成物の量は固
着されるべき染料の濃度に大きく依存する。1/
1標準濃度の木綿上の直接染料染色物に対して
は、製品の乾燥重量の70〜100%のピツクアツプ
で適用される場合に、使用量はパデイング液1
当り30〜200gである。好ましくは、この量は湿
潤堅牢度における耐洗濯性の改良と十分な防しわ
性を与えるためには、木綿に対しては70〜140
g/、再生セルロースに対しては100〜200g/
である。セルロース繊維と合成繊維との混合物
に適用する場合には、適用すべき量は基材のセル
ロース含量に基づいて計算される。
パデイング液は更に剛化剤、柔軟剤、摩擦また
は切断強度を改良する剤、汚れ防止剤、疎水化剤
等の如き助剤を、それらが本発明に係る製品と混
合されたときに安定な水溶液を形成することがで
きるかぎりにおいて、含んでいてもよい。
パデイング液の適用後、基材は(B)タイプの化合
物に基づく樹脂処理に通常の如き熱硬化にふされ
る。基材は、たとえば、70〜120℃で乾燥され、
次いで130〜180℃の温度で2〜8分間架橋されて
も良く、あるいは100〜200℃、好ましくは140〜
180℃で、温度に依存して5秒〜8分間、熱処理
することにより乾燥と架橋を同時に行つてもよ
い。好ましいプロセスはパデイングされた基材を
170〜180℃に30秒〜1分間加熱することを含む。
本発明のプロセスについて用いるのに特に適す
る直接染料は下記のものである。
C.I.ダイレクトレツド80、83、84、92、95、
207、211、218、 C.I.ダイレクトイエロー39、50、98、106、
129、 C.I.ダイレクトバイオレツト47、66、95、 C.I.ダイレクトブルー71、77、79、80、85、
90、94、98、217、251、 C.I.ダイレクトグリーン27、31、65、67、 C.I.ダイレクトブラウン103、111、113、116、
220、 C.I.ダイレクトブラツク62、117、118。
また特に適当な反応性染料は次のものである。
C.I.リアクテイブバイオレツト23、 C.I.リアクテイブブルー23、 C.I.リアクテイブブルー79。
直接染料による染色物及び捺染物はしばしば不
十分な洗濯堅牢度を示す。セルロース繊維の表面
に付着された染料は繰り返しの洗濯により繊維か
ら大量に除去され、洗濯液中への染料の浸出は未
染色セルロース材料上への部分的な再吸着を与え
ることがある。
たとえば、金属塩により繊維上で錯体化した
り、繊維上で染料を形成させたり、ホルムアルデ
ヒドで染料及び/または繊維を処理することによ
り、あるいは合成樹脂で含浸したり、カチオン型
助剤で後処理することにより、これらの欠点を克
服する試みが多くなされてきた。カチオン型の後
処理助剤を使用することは特に有効であつた。
以前に用いられた全ての方法の欠点は改良され
た堅牢度が実際に得られるけれども、それらの結
果は一時的なものに過ぎないと言うことである。
カチオン型助剤の後処理のケースにおいても、助
剤は繰り返しの洗濯により繊維から除去され、特
にアルカリ性条件下及び50〜100℃の高温におい
て顕著である。カチオン型助剤の脱落に染色物が
改良された湿潤堅牢度を再び失うということを意
味する。
繊維に対して化学的な結合を形成する反応性染
料の使用により湿潤堅牢度の問題を解消すること
が望まれた。しかしながら、反応性染料の使用の
欠点は、繊維に対して化学的に結合する染料は優
れた洗濯堅牢度を有するけれども、不十分な洗濯
堅牢度を有する残留未固着染料を除去するために
染色後完全に製品を洗浄しなければならないとい
うことである。
本発明に係るセルロース基材の処理は改良され
た湿潤堅牢度特性、特に40〜90℃、特に60℃及び
それ以上の温度におけるアルカリ性条件下の洗濯
を含む洗濯堅牢度の改良、を与える。たとえば、
5g/の石鹸と2g/のソーダとを含む洗濯
液による、1:50の浴比における60℃、30分の繰
り返し洗濯に容易に耐える。
反応性染料による染色物の場合に、未固着染料
の洗濯堅牢度は固着された染料とほぼ同一のレベ
ルまで上昇され、これにより未固着染料を除去す
る必要性がなくなる。
同様に樹脂仕上げがセルロース繊維に与えら
れ、これにより水性またはアルカリ性の媒体にお
ける膨潤性が減少され、したがつてより早く乾燥
が行え、寸法安定性が改良され、防しわ性が向上
される。
下記の例は本発明をさらに説明するためのもの
である。なお例中「部」及び「%」は全て重量で
示し、温度は全て摂氏度で示す。
例 1 (a)(i) 145部のN,N−ビス−(3−アミノプロピ
ル)メチルアミンを700部の水に溶解し、撹
拌下、温度を約40゜に保持するために外部冷
却しながら、277部のエピクロルヒドリンに
より30分間処理した。次に、混合物をその粘
度が顕著に増加するまで(2〜3時間)40゜
で撹拌した。この混合物を次いで室温に冷却
し、外部冷却下に105部の35%塩酸及び60部
の氷酢酸により酸性化した。透明な無色の粘
稠な溶液が得られ、これは約40重量%の固形
分含量を有していた。
(ii) 150部のこの溶液を、7.5部のジシアンジア
ミドと共に、N,N′−ジメチロールジヒド
ロキシジエチレン尿素の50%水溶液150部に
添加した。混合物を均質になるまで撹拌し
た。混合物を70〜80゜で1.5時間撹拌すると、
20゜において30cp(ブルツクフイールド粘度
計)の粘度を有する均質な溶液が得られた。
22部のMgCl2・6H2Oの添加後、生成物を木
綿上の染色物に対する後処理剤として用いる
ことができた。
(b) あるいは、アミノ/エピクロルヒドリン生成
物及びDCDAを添加する前に、22部のMgCl2
6H2Oをジメチロールジヒドロキシエチレン尿
素溶液に溶解し、反応を上記(a)(ii)のごとくして
行つた。
(c) あるいはまた、上記(a)(i)の反応生成物150部、
N,N′−ジメチロールジヒドロキシエチレン
尿素の50%水溶液150部及び22部のMgCl2
6H2Oを、均質な溶液が得られるまで、室温に
おいて一緒に撹拌した。
上記(b)及び(c)の生成物を木綿上の染色物に対す
る後処理剤として用いることもできた。
例 2 92部のジクロロヒドリンを55゜において46部の
ジプロピレントリアミン及び210部の水の溶液に
30分間で添加した。溶液をこの温度で6時間撹拌
し、次いで70部の濃塩酸により酸性化した。
このようにして得られた溶液75部をN,N′−
ジメチロールジヒドロキシエチレン尿素の50%水
溶液390部と共に、混合物が均質になるまで、撹
拌した。温度を10分間で70度に昇温し、反応を30
分間続けた。水溶性の初期縮合物が得られ、これ
は80部のMgCl2・6H2Oの添加後、木綿上の染色
物に対する後処理剤として用いることができた。
例 3及び4 下記の量の試薬(重量部)を用いて例1の操作
を繰り返した。
例3 例4 エピクロルヒドリン 92 92 ジエチレントリアミン 36 − 2−アミノエチル−3−アミ ノプロピルアミン − 41 N,N′−ジメチロールジヒ ドロキシエチレン尿素(50%) 390 390 MgCl2・6H2O 80 80 例 5 染料C.I.ダイレクトブルー90により1/1標準
濃度に染色した木綿布を例1(a)の生成物200g/
を含む水溶液でパデイングし、約80%のピツク
アツプを与えるように絞つた。次に布帛を175〜
180゜のテンターにより、乾燥布帛の架橋時間がこ
の温度で30〜45秒になるように、シヨツク乾燥を
した。
固着された染色物は優れた洗濯堅牢度を有し、
60゜の繰り返し洗濯及び沸点における洗濯にさえ
も耐えた。同時に防しわ性の明らかな改良が得ら
れ、セルロース繊維の膨潤性が減少された。
固着処理された染色物について、スイス基準
SNV 195814(ISO/R105/、1968年、part11
に対応する)に従い、沸点における洗濯堅牢度試
験を行つた。添付布は木綿およびビスコースであ
つた。得られた結果は下記のようであつた。
退色:4級 木綿汚染:5級 ビスコース汚染:4〜5級 固着処理しない染色物について同様に行つた試
験の結果は、下記のようであつた。
退色:2級 木綿汚染:1級またはそれ以下 ビスコース汚染:1級またはそれ以下 また、上記固着処理された染色物について、
ISO/R 105/、part10に従い、60℃におけ
る洗濯堅牢度試験を行つた。添付布として木綿を
用いた。得られた結果は下記のようであつた。
退色:5級 木綿汚染:5級 一方、上記生成物1(a)の水溶液に代えて特開昭
48−20984号公報の式の生成物30g/の水溶
液を用いて得られた固着染色物について、上記と
同様にして60℃の洗濯堅牢度試験を行つたとこ
ろ、下記の結果を得た。
退色:4級 木綿汚染:2級 例1(b)、1(c)及び2〜4の生成物を用いても同
様の結果が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ヒドロキシ基含有繊維を含む基材上の染料ま
    たは光学的増白剤の堅牢度特性を改良するための
    方法であつて、染色され、捺染されまたは増白さ
    れた基材に、 (A) 遊離塩基形または塩形の、下記式、 〔上式中、RはC2〜4アルキレンを表わし、R1
    は水素;フエニル;未置換C1〜4アルキル;また
    は1個の−OH、−OR2、ハロゲンまたはフエ
    ニル(R2はC1〜4アルキル基である)により置
    換されたC1〜4アルキルを表わし、nは1〜5の
    整数を表わす〕 で示されるポリアルキレンポリアミンとエピハ
    ロヒドリンまたはその前駆体との反応により得
    られる、平均分子量1000〜30000の生成物およ
    び (B) 尿素、メラミン、グアナミン、トリアジノ
    ン、ウロン、カルバメートまたは酸アミドのN
    −メチロール誘導体 の、重量比A/B1:0.625〜1:22における初
    期縮合物を、 (C) 上記(B)タイプのN−メチロール化合物を架橋
    させるための触媒 の存在下に適用し、次いで熱硬化工程を実施する
    ことを特徴とする方法。 2 基材が木綿である特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。 3 染料が銅錯塩直接染料である特許請求の範囲
    第1項または2項に記載の方法。 4 熱硬化工程が170〜180℃において30秒〜1分
    間実施される特許請求の範囲第1〜3項のいずれ
    かに記載の方法。 5 (A) 遊離塩基形または塩形の、下記式、 〔上式中、RはC2〜4アルキレンを表わし、R1
    は水素;フエニル;未置換C1〜4アルキル;また
    は1個の−OH、−OR2、ハロゲンまたはフエ
    ニル(R2はC1〜4アルキル基である)により置
    換されたC1〜4アルキルを表わし、nは1〜5の
    整数を表わす〕 で示されるポリアルキレンポリアミンとエピハ
    ロヒドリンまたはその前駆体との反応により得
    られる、平均分子量1000〜30000の生成物およ
    び (B) 尿素、メラミン、グアナミン、トリアジノ
    ン、ウロン、カルバメートまたは酸アミドのN
    −メチロール誘導体 を、重量比A/B1:0.625〜1:22において、 (C) 上記(B)タイプのN−メチロール化合物を架橋
    させるための触媒 の存在下に反応させることにより調製された初期
    縮合物を含む、ヒドロキシ基含有繊維を含む染色
    され、捺染され、または増白された基材のための
    後処理剤。 6 成分(A):(B):(C)の重量比が1:0.625〜22:
    0.025〜6の範囲にある特許請求の範囲第5項記
    載の後処理剤。 7 成分(A):(B):(C)の重量比が1:0.875〜10:
    0.125〜1.5の範囲にある特許請求の範囲第6項記
    載の後処理剤。 8 触媒(C)の量が成分(B)の乾燥重量の7.5〜12.5
    %である特許請求の範囲第5〜7項のいずれかに
    記載の後処理剤。 9 触媒(C)がアルミニウム、マグネシウムまたは
    亜鉛の硝酸塩、硫酸塩、塩化物または二水素正燐
    酸塩である特許請求の範囲第5〜8項のいずれか
    に記載の後処理剤。 10 触媒(C)が塩化マグネシウムである特許請求
    の範囲第9項記載の後処理剤。 11 (A) 遊離塩基形または塩形の、下記式、 〔上式中、RはC2〜4アルキレンを表わし、R1
    は水素;フエニル;未置換C1〜4アルキル;また
    は1個の−OH、−OR2、ハロゲンまたはフエ
    ニル(R2はC1〜4アルキル基である)により置
    換されたC1〜4アルキルを表わし、nは1〜5の
    整数を表わす〕 で示されるポリアルキレンポリアミンとエピハ
    ロヒドリンまたはその前駆体との反応により得
    られる、平均分子量1000〜30000の生成物およ
    び (B) 尿素、メラミン、グアナミン、トリアジノ
    ン、ウロン、カルバメートまたは酸アミドのN
    −メチロール誘導体 の、重量比A/B1:0.625〜1:22における初
    期縮合物と (C) 上記(B)タイプのN−メチロール化合物を架橋
    させるための触媒 との混合物を含む、ヒドロキシ基含有繊維を含む
    染色され、捺染され、または増白された基材のた
    めの後処理剤。 12 成分(A):(B):(C)の重量比が1:0.625〜
    22:0.025〜6の範囲にある特許請求の範囲第1
    1項記載の後処理剤。 13 成分(A):(B):(C)の重量比が1:0.875〜
    10:0.125〜1.5の範囲にある特許請求の範囲第1
    2項記載の後処理剤。 14 触媒(C)の量が成分(B)の乾燥重量の7.5〜
    12.5%である特許請求の範囲第11〜13項のい
    ずれかに記載の後処理剤。 15 触媒(C)がアルミニウム、マグネシウムまた
    は亜鉛の硝酸塩、硫酸塩、塩化物または二水素正
    燐酸塩である特許請求の範囲第11〜14項のい
    ずれかに記載の後処理剤。 16 触媒(C)が塩化マグネシウムである特許請求
    の範囲第15項記載の後処理剤。
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JPS52148282A (en) * 1976-05-31 1977-12-09 Daiwa Kagaku Kougiyou Kk Method of dyeing
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